JP2001074317A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001074317A JP24903399A JP24903399A JP2001074317A JP 2001074317 A JP2001074317 A JP 2001074317A JP 24903399 A JP24903399 A JP 24903399A JP 24903399 A JP24903399 A JP 24903399A JP 2001074317 A JP2001074317 A JP 2001074317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイドロフルオロカーボン系の冷媒を用いた
冷凍装置において、ハイドロフルオロカーボンと相互溶
解性のない冷凍機油を用いても、確実に返油できるよう
にする。 【解決手段】 ハイドロフルオロカーボン系の冷媒を用
いて、複数の商品収納庫を個別に冷却する冷凍装置にお
いて、冷凍機油を確実に返油するため、一の商品収納庫
の冷却運転を停止する前に当該冷凍サイクルのみを所定
時間高速で冷媒を流すようにした。また、一定時間以上
連続して複数の商品収納庫を冷却する場合は、順次一の
商品収納庫のみを一定時間冷却するようにして、冷媒を
高速で流すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイドロフルオロ
カーボンを主成分とする冷媒を用いて、複数の商品収納
庫を個別に冷却する冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶飲料を販売する缶自動販売機には、1
台の自動販売機に複数の商品収納庫を設け、各商品収納
庫毎に種々の飲料を収納できるようになっているものが
ある。このような自動販売機では、冷凍サイクルを途中
で分岐して、各商品収納庫それぞれに蒸発器を並列に設
け、各蒸発器の入口側に接続した冷媒電磁弁と、冷凍サ
イクル(コンプレッサ、温度センサ、膨張弁、ファンモ
ータなど)を制御して、商品を冷却・保存できるように
なっている。
【0003】例えば、3個の商品収納庫を有する自動販
売機では、夏場は全部の商品収納庫を冷却してコールド
飲料のみを収納し、冬場は1個の商品収納庫のみを冷却
し他の2個の商品収納庫をヒータで加熱することにより
コールド飲料・ホット飲料の両方を収納するなど、様々
な飲料商品を任意に収納・販売することができる。
【0004】ところで従来、冷媒としてCFC12やH
CFC22を使用した冷凍装置では、コンプレッサに鉱
物油やアルキルベンゼン系油などの冷凍機油を用いてい
た。鉱物油やアルキルベンゼン系油は、CFC12やH
CFC22と相互溶解性があるため、信頼性・耐久性の
高いレベルを持った冷凍装置を実現することができた。
【0005】しかし、CFC12やHCFC22は大気
中に放出されるとオゾン層を破壊するため、オゾン層を
破壊する可能性の少ないハイドロフルオロカーボンを主
成分とする冷媒が、冷凍機に使用されるようになった。
ハイドロフルオロカーボンを主成分とする冷媒に、鉱物
油やアルキルベンゼン系油などの相互溶解性がほとんど
ない冷凍機油を使用すると、コンプレッサから冷媒とと
もに吐出された冷凍機油が冷凍サイクル中に滞留してし
まう場合がある。冷凍機油が冷凍サイクル中に滞留する
と、コンプレッサへの返油が不充分となり、コンプレッ
サ内のオイルレベルが低下して摺動部の摩耗などの不具
合を生じる、という問題があった。
【0006】そこで、ハイドロフルオロカーボンを主成
分とする冷媒を使用する冷凍装置において、冷凍機油を
確実に返油するため様々な方法が試みられている。例え
ば、特開平7−174439号公報には、冷凍サイクル
を構成する冷媒管路の内径を所定値以下にすることによ
り、冷媒の流速を一定以上に保持して、冷凍サイクル中
に冷凍機油が滞留するのを防止する技術が開示されてい
る。
【0007】該冷凍サイクルは、単サイクルの冷凍装置
では有効であるが、例えば上記缶自動販売機のように複
数の商品収納庫を備え、各商品収納庫を個別に冷却する
冷凍装置の場合、通常冷凍サイクルは1台のコンプレッ
サで複数の蒸発器に冷媒を流しているため、同時に複数
の商品収納庫を冷却すると、各蒸発器内を流れる冷媒の
流速が低下してしまう。例えば、同一内径の蒸発器を用
いた冷凍サイクルの場合、蒸発器内の冷媒流速は、1個
の商品収納庫を冷却する時に比べ、2個・3個の商品収
納庫を同時に冷却すると、それぞれ2分の1・3分の1
になる。冷媒流速が低速のままで冷凍サイクルを運転す
ると、冷凍機油が冷媒管路内に滞留してしまい、適正量
の冷凍機油がコンプレッサに返油されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、ハイドロフルオ
ロカーボン系の冷媒を使用して、複数の商品収納庫内を
個別に冷却する冷凍装置において、冷媒管路内での冷凍
機油の滞留防止をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、ハイドロフルオロカーボンを主成分とする冷媒と、
鉱物油やアルキルベンゼン系油などの冷凍機油を用い
て、複数の商品収納庫を個別に冷却する冷凍装置であっ
て、コンプレッサ、凝縮器、各商品収納庫に設けられ並
列に接続された蒸発器と、各蒸発器の入口側に設けられ
た冷媒電磁弁と、各商品収納庫内の温度を検出する温度
センサと、各温度センサの検出温度に基づいて各冷媒電
磁弁を開閉制御する制御部とを備え、この制御部からの
信号に基づいて複数の冷媒電磁弁を開放して、複数の商
品収納庫を同時に冷却している状態から一の冷媒電磁弁
を閉塞する場合、一旦該冷媒電磁弁のみを開放し所定時
間経過後閉塞することを特徴とするものである。
【0010】請求項2にかかる発明は、ハイドロフルオ
ロカーボンを主成分とする冷媒と、鉱物油やアルキルベ
ンゼン系油などの冷凍機油を用いて、複数の商品収納庫
を個別に冷却する冷凍装置であって、コンプレッサ、凝
縮器、各商品収納庫に設けられ並列に接続された蒸発器
と、各蒸発器の入口側に設けられた冷媒電磁弁と、各冷
媒電磁弁を開閉制御する制御部とを備え、この制御部か
らの信号に基づいて複数の冷媒電磁弁を同時に所定時間
以上連続して開放した場合、順次一の冷媒電磁弁のみを
個別に開放することを特徴とするものである。
【0011】請求項3にかかる発明は、ハイドロフルオ
ロカーボンを主成分とする冷媒と、鉱物油やアルキルベ
ンゼン系油などの冷凍機油を用いて、複数の商品収納庫
を個別に冷却する冷凍装置であって、コンプレッサ、凝
縮器、各商品収納庫に設けられ並列に接続された蒸発器
と、各蒸発器の入口側に設けられた冷媒電磁弁と、各商
品収納庫内の温度を検出する温度センサと、各温度セン
サの検出温度に基づいて各冷媒電磁弁を開閉制御する制
御部とを備え、この制御部からの信号に基づいて複数の
冷媒電磁弁を同時に所定時間以上連続して開放した場
合、順次一の冷媒電磁弁のみを個別に開放することを特
徴とするものである。
【0012】請求項4にかかる発明は、蒸発器個数と、
冷媒を圧縮する働きをするコンプレッサ内で摺動部の摩
耗などを防止している冷凍機油の返油特性数値、蒸発温
度に影響する外気温度係数を加味して所定時間を設定す
ることも可能なことを特徴とするものでる。
【0013】請求項5にかかる発明は、商品収納庫を一
のみを冷却運転している場合は、当該商品収納庫内の温
度を検出する温度センサの検出温度に基づいて冷媒電磁
弁を開閉制御する制御部からの信号に基づいて冷媒電磁
弁を閉塞する際に、所定時間経過させず冷媒電磁弁を閉
塞することを特徴とするものでる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。
【0015】図1は、本発明の実施の形態にかかる冷凍
装置の構成図であって、コンプレッサ1、凝縮器2、ド
ライヤ3、膨張弁4、冷媒電磁弁5・6・7、蒸発器8
・9・10、チェック弁14、アキュムレータ15及び
これらを連結する冷媒管路20で構成される。各蒸発器
8・9・10は並列に配管接続され、各蒸発器8・9・
10の入口側に各冷媒電磁弁5・6・7が直列に配管接
続されている。蒸発器8・9・10は、それぞれ第1、
第2及び第3の商品収納庫(図示せず)に設けられてい
る。また、18は凝縮器ファンモータ18Mにより駆動
する凝縮器用の送風機、19は蒸発器ファンモータ19
Mにより駆動する蒸発器用の送風機である。11・12
・13は、それぞれ第1、第2及び第3の商品収納庫内
の温度を検出し、検出信号を後述する制御部16に出力
する温度センサである。冷媒は、ハイドロフルオロカー
ボンを主成分とするものを、冷凍機油はハイドロフルオ
ロカーボンと相互溶解性のない鉱物油やアルキルベンゼ
ン系油を、それぞれ用いている。第1、第2及び第3の
商品収納庫内を冷却する場合、コンプレッサ1で圧縮さ
れた冷媒は、冷凍機油とともに凝縮器2で凝縮され、ド
ライヤ3、膨張弁4を通過した後、3つに分岐された管
路それぞれに分配される。次に、冷媒電磁弁5・6・7
を通過して蒸発器8・9・10で気化し、蒸発器用の送
風機19の運転により冷気が循環して、第1、第2及び
第3の商品収納庫内が冷却される。蒸発器8・9・10
を通過した冷媒は、チェック弁14、アキュムレータ1
5を介してコンプレッサ1に戻るようになっている。
【0016】図2は、本発明の実施の形態にかかる冷凍
装置の冷凍システムの制御ブロック図である。制御部1
6は、起動スイッチ17のON・OFF信号、温度セン
サ11・12・13の検出信号に基づき、コンプレッサ
1、膨張弁4、冷媒電磁弁5・6・7、凝縮器ファンモ
ータ18M、蒸発器ファンモータ19Mを制御してい
る。
【0017】図3は、第1の実施の形態にかかる冷凍装
置の運転状態を示すタイムチャート図である。第1及び
第2の商品収容庫内が冷却運転中であり、各商品収容庫
内の温度が設定値以上になっている状態では温度センサ
11・12がONになり、制御部16に検出信号が出力
されている。この検出信号に基づき、制御部16から制
御信号が出力され、コンプレッサ1が作動(ONにな
り)し、冷媒電磁弁5・6が開放された状態(ON)に
なっている。このためコンプレッサ1で圧縮された冷媒
は、冷媒電磁弁5・6を介して、蒸発器8・9に送出さ
れ、第1及び第2の商品収納庫内が冷却されている。こ
の状態から時刻T1にて温度センサ11がOFFになる
(第1の商品収納庫内の温度が設定値以下になる)と、
まず制御部16から第2の商品収納庫内を冷却する冷凍
サイクルの冷媒電磁弁6へ制御信号が出力され冷媒電磁
弁6が閉塞し、冷媒電磁弁5のみが開放され、蒸発器8
の管路内を冷媒が高速で流れる。時刻T1から時間tだ
け経過して時刻T2になると、第1の商品収納庫側の冷
媒電磁弁5を閉塞し、同時に冷媒電磁弁6を開放して、
第2の商品収納庫のみを冷却する。第2の商品収納庫の
みが冷却されている状態で、冷媒は蒸発器9の管路内を
高速で流れており、時刻T3にて温度センサ12がOF
Fになると、冷媒電磁弁6を閉塞する。
【0018】以上のように冷媒電磁弁を制御することに
より、商品収納庫内の温度が設定値以下に下がると、当
該商品収納庫の対応した冷媒電磁弁を閉塞する前に、対
応した蒸発器へ一定時間高速で冷媒を流し、蒸発器に滞
留していた冷凍機油を蒸発器から流出させることができ
る。この結果、ハイドロフルオロカーボンを主成分とす
る冷媒と相互溶解性のない冷凍機油を用いても、冷凍機
油が冷媒管路内に滞留してしまい、コンプレッサへの返
油が不充分となり、コンプレッサ内のオイルレベルが低
下して摺動部の摩耗などの不具合を生じることを防ぐこ
とができる。
【0019】次に、第2の実施の形態を図4に基づいて
説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる冷凍装置
の運転状態を示すタイムチャート図である。冷凍サイク
ルが停止して各商品収容庫内の温度が設定値以上になっ
ている状態で、時刻T4にて起動スイッチ17(図2参
照)を入れる(ONする)と、第1、第2及び第3の商
品収納庫の温度センサ11・12・13がONになる。
温度センサ11・12・13から出力される検出信号に
基づいて、制御部16から制御信号が出力され、コンプ
レッサ1が作動し、同時に冷媒電磁弁5・6・7が開放
される。所定時間冷凍サイクルを運転した後、時刻T5
にていずれの商品収納庫内の温度も設定値以下にならな
いとき、例えば第1の商品収納庫内の温度が最も高いと
きは、まず冷媒電磁弁6・7を閉塞して、第2及び第3
の商品収納庫の冷却を停止し、冷媒電磁弁5のみを開放
した状態で第1の商品収納庫のみを冷却する。時間tだ
け経過した後、時刻T6にて冷媒電磁弁5を閉塞し、同
時に冷媒電磁弁6を開放し、第2の商品収納庫のみを冷
却する。次の時間t経過後、時刻T7にて冷媒電磁弁6
を閉塞し、同時に冷媒電磁弁7を開放し、第3の商品収
納庫のみを冷却する。さらに時間t経過後、時刻T8に
て冷媒電磁弁5・6を開放し、第1、第2及び第3の商
品収納庫を同時に冷却する。温度センサ11・12・1
3がONしている状態が続くと、上記の動作を繰り返
す。
【0020】いずれかの商品収納庫内の温度が設定値以
下になり温度センサがOFFになった場合、例えば温度
センサ13がOFFになると、冷媒電磁弁5・6を閉塞
し、蒸発器10のみに冷媒を流し時間t経過後、冷媒電
磁弁7を閉塞すると同時に冷媒電磁弁5・6を開放し、
第1及び第2の商品収納庫を冷却する。次に、第1及び
第2の商品収納庫を同時に所定時間以上冷却する場合
は、冷媒電磁弁5・6を交互に閉塞・開放を繰り返す。
さらにこの状態から、一方の商品収納庫内の温度が設定
値以下になると、第1の実施の形態の動作により、当該
商品収納庫に対応する冷媒電磁弁を閉塞する。
【0021】複数の商品収納庫を同時に一定時間以上冷
却する場合、所定時間毎に個別の蒸発器へ順次冷媒を流
し個別の商品収納庫のみを冷却するため、所定時間個々
の蒸発器へ高速で冷媒を流すことができる。この結果、
ハイドロフルオロカーボンを主成分とする冷媒と相互溶
解性のない冷凍機油を用いても、冷媒管路内に冷凍機油
が長期間滞留することがない。なお、設定温度に最も近
い商品収納庫から順次冷却を停止するなど、冷却する順
序をあらかじめ設定しておけばよい。
【0022】また、本実施の形態では、各冷媒電磁弁5
・6・7を開放する時間tを一定としているが、冷媒電
磁弁毎異なる時間に設定してもよい。
【0023】また、各冷媒電磁弁5・6・7を閉塞、開
放する順序は本実施例の順序通りでなくてもよい。
【0024】冷凍サイクル運転所定時間は、あらかじめ
冷媒管路の蒸発器個数と返油特性数値を把握し安全率を
加味して設定した時間(例えば1〜12時間)であり、
外気温度の変化による蒸発温度の変化特性、コンプレッ
サ特性、冷媒管路の内径による冷媒流速の変化特性、等
を考慮して最適時間を決める。
【0025】冷媒電磁弁を開放する時間tは、冷凍サイ
クル運転所定時間と同様に、あらかじめ返油特性数値を
把握し安全率を加味して設定した時間(例えば1〜30
分間)であり、外気温度の変化による蒸発温度の変化特
性、コンプレッサ特性、冷媒管路の内径による冷媒流速
の変化特性、等を考慮して最適時間を決める。また、時
間tは、確実に冷媒管路内の冷凍機油をコンプレッサに
返油する時間範囲で、できるだけ短い時間が望ましい。
【0026】膨張弁の変わりにキャピラリィチューブを
使用した場合も同様の制御方法で冷媒管路内での冷凍機
油の滞留防止を図ることができる。
【0027】商品収納庫を一のみ冷却する場合は、所定
時間経過させず冷媒電磁弁を閉塞することもできる。こ
の結果、商品収納庫内の温度が設定値以下になると同時
に冷凍サイクル運転を停止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
イドロフルオロカーボンを主成分とする冷媒と、鉱物油
やアルキルベンゼン系油などの冷凍機油を用いて、複数
の商品収納庫を個別に冷却する冷凍装置において、コン
プレッサ、凝縮器、複数の冷媒管路を備え、各商品収納
庫に設けられた蒸発器と、各蒸発器の入口側に設けられ
た冷媒電磁弁と、各商品収納庫内の温度を検出する温度
センサと、各温度センサの検出温度に基づいて各冷媒電
磁弁を開閉制御する制御部とを備え、この制御部からの
信号に基づいて複数の冷媒電磁弁を開放して、複数の商
品収納庫を同時に冷却している状態から一の冷媒電磁弁
を閉塞する場合、一旦該冷媒電磁弁のみを開放し所定時
間経過後閉塞するようにしたから、当該商品収納庫に対
応した冷媒管路蒸発器内の冷媒流速が高速になる。これ
により、ハイドロフルオロカーボンを主成分とする冷媒
と相互溶解性のない冷凍機油を用いても、確実に冷媒管
路内の冷凍機油をコンプレッサに戻すことができるた
め、冷媒管路内に冷凍機油が滞留することがない。ま
た、複数の冷媒電磁弁を同時に開放して複数の蒸発器へ
同時に冷媒を流し、複数の商品収納庫を一定時間以上同
時に冷却する場合、順次一の冷媒電磁弁を個別に開放
し、順次各冷媒管路蒸発器内の冷媒速度を高速にするこ
とによって、同様の効果が得られる。
【0029】したがって、コンプレッサのオイルレベル
の低下を防止でき、コンプレッサの摺動部の油膜切れを
防ぎ、冷凍能力の低下を押さえるとともに、長期にわた
り安定して冷凍システムを運転できる。
【0030】また、従来のCFC12やHCFC22を
冷媒として使用する冷凍装置に対して最小限の変更で、
ハイドロフルオロカーボンを主成分とする冷媒を用いる
冷凍装置に改造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる冷凍装置の構成図
である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる冷凍装置の冷凍シ
ステムの制御ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる冷凍装置の運転状態
を示すタイムチャート図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる冷凍装置の運転状態
を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 凝縮器 3 ドライヤ 4 膨張弁 5 冷媒電磁弁 6 冷媒電磁弁 7 冷媒電磁弁 8 蒸発器 9 蒸発器 10 蒸発器 11 温度センサ 12 温度センサ 13 温度センサ 14 チェック弁 15 アキュムレータ 16 制御部 18 凝縮器用送風機 18M 凝縮器ファンモータ 19 蒸発器用送風機 19M 蒸発器ファンモータ 20 冷媒管路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイドロフルオロカーボンを主成分とす
    る冷媒と、鉱物油やアルキルベンゼン系油などの冷凍機
    油を用いて、複数の商品収納庫を個別に冷却する冷凍装
    置であって、コンプレッサ、凝縮器、各商品収納庫に設
    けられ並列に接続された蒸発器と、各蒸発器の入口側に
    設けられた冷媒電磁弁と、各商品収納庫内の温度を検出
    する温度センサと、各温度センサの検出温度に基づいて
    各冷媒電磁弁を開閉制御する制御部とを備え、この制御
    部からの信号に基づいて複数の冷媒電磁弁を開放して、
    複数の商品収納庫を同時に冷却している状態から一の冷
    媒電磁弁を閉塞する場合、一旦該冷媒電磁弁のみを開放
    し所定時間経過後閉塞することを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 ハイドロフルオロカーボンを主成分とす
    る冷媒と、鉱物油やアルキルベンゼン系油などの冷凍機
    油を用いて、複数の商品収納庫を個別に冷却する冷凍装
    置であって、コンプレッサ、凝縮器、各商品収納庫に設
    けられ並列に接続された蒸発器と、各蒸発器の入口側に
    設けられた冷媒電磁弁と、各冷媒電磁弁を開閉制御する
    制御部とを備え、この制御部からの信号に基づいて複数
    の冷媒電磁弁を同時に所定時間以上連続して開放した場
    合、順次一の冷媒電磁弁のみを個別に開放することを特
    徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 ハイドロフルオロカーボンを主成分とす
    る冷媒と、鉱物油やアルキルベンゼン系油などの冷凍機
    油を用いて、複数の商品収納庫を個別に冷却する冷凍装
    置であって、コンプレッサ、凝縮器、各商品収納庫に設
    けられ並列に接続された蒸発器と、各蒸発器の入口側に
    設けられた冷媒電磁弁と、各商品収納庫内の温度を検出
    する温度センサと、各温度センサの検出温度に基づいて
    各冷媒電磁弁を開閉制御する制御部とを備え、この制御
    部からの信号に基づいて複数の冷媒電磁弁を同時に所定
    時間以上連続して開放した場合、順次一の冷媒電磁弁の
    みを個別に開放することを特徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間は、蒸発器個数と、冷媒を
    圧縮する働きをするコンプレッサ内で摺動部の摩耗など
    を防止している冷凍機油の返油特性数値、蒸発温度に影
    響する外気温度係数を加味して設定することも可能なこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷凍
    装置。
  5. 【請求項5】 前記商品収納庫を一のみを冷却運転して
    いる場合は、当該商品収納庫内の温度を検出する温度セ
    ンサの検出温度に基づいて冷媒電磁弁を開閉制御する制
    御部からの信号に基づいて冷媒電磁弁を閉塞する際に、
    所定時間経過させず冷媒電磁弁を閉塞することを特徴と
    する請求項1または3に記載の冷凍装置。
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JP2014190649A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Fujitsu General Ltd 冷凍サイクル装置

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