JP2001074252A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2001074252A
JP2001074252A JP24750799A JP24750799A JP2001074252A JP 2001074252 A JP2001074252 A JP 2001074252A JP 24750799 A JP24750799 A JP 24750799A JP 24750799 A JP24750799 A JP 24750799A JP 2001074252 A JP2001074252 A JP 2001074252A
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弘文 仲倉
Tamotsu Izumitani
保 泉谷
Katsuyuki Aihara
勝行 相原
Kazuya Oguri
一也 小栗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は加熱調理器のロースター扉の構成に
おいて、お手入れを簡単にできる使い勝手の非常に良い
機器を提供することを目的とする。 【解決手段】 受皿12を載置し、ロースターケ−ス1
1底面上に収納され、受皿12を水平に保持する支持体
14と、ロースター扉13と連結された連結体16とを
別部品とし、支持体14と連結体16を支持体14後方
で連結体16が回動自在となるように結合し、受皿12
及び支持体14をロースターケース内にて摺動自在な構
成とすることにより、ロースター扉13は下がり、受皿
12は水平に保持され、かつロースター扉13を引き出
した状態で受皿12だけを取り出すことができるように
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器の扉構
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理器の扉構成を図17〜図
19を用いて説明する。1は魚焼き調理等を行うロース
ターケース、2は受皿、3はロースター扉、4は受皿2
を支持しかつロースター扉3と結合しているアーム、5
はロースターケース1内部の両内側面に設けられた凸形
状であり、受皿の天面に当接するように構成されてい
る。アーム4の後端は、ロースター扉3を引き出した際
ロースター扉3が下方へ下がるよう受皿2に係止されて
いる。つまり、受皿2の天面と凸形状5及びアーム4の
上方向の力により、受皿2は水平に引き出されて固定さ
れ、かつロースター扉は下方へ下がり、魚の取り出しや
裏返し等の作業をやりやすくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造においては、ロースターケース1からロースタ
ー扉3を引き出し、受皿2を取り出そうとしたとして
も、ロースター扉3を引き出した際の受皿2の支持に
は、受皿2の後方部がロースターケース1の凸形状5と
アーム4後端のロースター扉3が下がるときに発生する
上方向の力とで挟まれることでなされる。つまり前記の
三部品の関わりがあって初めてなされるので、単純に受
皿2だけを取り出すことのできない構成となっている。
よって、受皿2をロースターケース1から取り出そうと
しても、必要のないロースター扉3及び連結されたアー
ム4と一緒にしか取り出せないので、受皿2だけを洗お
うとしても重たい思いをしなければならないとか、取り
出したロースター扉3及びアーム4の置き場所に困ると
いったように、大変お手入れがしにくいという問題点が
あった。
【0004】そこで、本発明は上記従来の問題点を解決
するもので、加熱調理器におけるお手入れをより簡単に
安全にできる使い勝手の非常に良い機器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、受皿を載置しロースターケ−ス底面上に収
納され、常に受皿を水平方向に保持する支持体とロース
ター扉と連結された連結体とを別部品とし、支持体と連
結体を支持体後方で連結体が回動自在となるように結合
され、受皿及び支持体はロースターケース内を摺動自在
な構成とすることで、ロースター扉を引き出した際、ロ
ースター扉は下がり、かつ受皿は水平に支持体上に載置
されるので、受皿だけをロースター扉に手が触れる事な
く簡単に取り出すことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明によれば、
ロースター扉を引き出した際は、ロースター扉が下が
り、かつ受皿は水平に支持体上に載置され、受皿だけを
ロースター扉に手が触れる事なく簡単に取り出すことが
できる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、特に、ロ
ースター扉と一緒にでも受皿を取り出すことができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、特に、ロ
ースター扉の天面が受皿近傍にまで下がるため、ロース
ター扉を引き出した状態での魚の取り出し等の作業はロ
ースター扉の天面に手を触れることもなく簡単に行え、
また確実にロースター扉を連結体及び支持体で支持でき
る。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、特に、ロ
ースター扉を引き出した際、ロースター扉が下がってか
つ、確実にロースターケースに支持でき、また受皿だけ
の持ち運びやお手入れが簡単にできる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、特に、安
定した受皿の載置ができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図面を参照にしながら説明する。
【0012】図1、図2、図3において11は魚焼き調
理等を行うロースターケース、12は受皿、13はロー
スター扉、14は受皿12を支持している支持体、15
はロースターケース11内部の両内側面に設けられた凸
形状であり、支持体14の後方部上面と当接している。
16はロースター扉13と連結している連結体であり、
支持体14と後方部で回動自在となるよう結合されてい
る。
【0013】次に、この第1の実施例における作用を説
明する。
【0014】まず、ロースター扉13をロースターケー
ス11から引き出すことを考える。ロースター扉13を
引き出していくと、ロースター扉13とつながっている
連結体16も引かれる。同時に連結体16と結合してい
る支持体14も引かれ、かつ支持体14上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体14は後方部が、ロースターケース11両内
側面に設けられた凸形状15と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体14上に載置されている受皿12も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、連結体16は支持体
14と後方部で回動自在に結合されているため、ロース
ター扉13を引き出していくと、ロースター扉13の重
みと後方の軸構成により、ロースター扉13は下がって
いく。つまり、受皿12は水平に引き出され、ロースタ
ー扉13は下がって引き出されるのである。そして、受
皿12は支持体14上に載置されているだけで、ロース
ター扉13や連結体16を保持するための役割を担って
はおらず独立しているため、ロースター扉13を引き出
した状態において受皿12だけを単独で取り出すことが
できる。
【0015】よって、ロースター扉を引き出した状態
で、受皿だけの取り出しを可能にするだけでなく、ロー
スター扉が下がっているため、ロースター扉の天面に手
を触れる事なく簡単に取り出すことができるので、ガラ
ス等の重たい部品で構成されているロースター扉と一緒
に取り出す必要がなく重たい思いをしなくていいし、ま
た必要のないロースター扉やアームの置き場所に困るこ
ともなくなるので、手早く簡単に受皿のお手入れや持ち
運びをすることができる。また、ロースター扉を引き出
した状態で、魚を取り出したり、裏返したりする作業を
するときも、ロースター扉の天面は下がっているため、
作業中手がロースター扉に当たるということもなく、簡
単に作業できるので、非常に使い勝手の良い、安全な機
器を提供することができる。
【0016】また、図4のようにロースターケース11
の両内側面に凹形状17を設けて、そこに支持体14の
後方部上面を当接させても同様の効果が得られる。
【0017】実施例1では凸形状を別部品の固定で示し
てあるが、ロースターケースの絞り形状等で凸形状を構
成しても良いしまた、支持体及び連結体は金属棒で示し
てあるが金属の枠体や折り曲げ形状で構成しても良い。
【0018】支持体と連結体との結合においても、蝶番
のような別部品を介して行っても良い。
【0019】そして、実施例1では支持体の保持を水平
で書いているが、若干傾けて支持させても良くその際
は、受皿に落ちてきた油等を意図的に作った受皿内の油
受け部にためることができる。
【0020】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0021】図5、図6、図7、図8において21は魚
焼き調理等を行うロースターケース、22は受皿、23
はロースター扉、24は受皿22を支持している支持
体、25はロースターケース21内部の両内側面に設け
られた凸形状であり、支持体24の後方部上面と当接し
ている。26はロースター扉23と連結している連結体
であり、支持体24と後方部で回動自在となるよう結合
されている。27は支持体24上に設けられているスト
ッパーで連結体26のロースター扉23と垂直な平面が
支持体24上に載置された受皿22の底面より回動軸を
基準として、平行より上方に回動することを防止するよ
うに構成されている。
【0022】次に、この第2の実施例における作用を説
明する。
【0023】まず、ロースター扉23をロースターケー
ス21から引き出したあとを考える。ロースター扉13
を引き出すと実施例1でも述べたように、受皿22は水
平に引き出され、ロースター扉23は下がって引き出さ
れている。そして、それらをロースターケース21内か
ら取り出そうとすると、支持体24後方部に回動自在に
連結体26と結合されているため、支持体24後方部を
軸として連結体26を介してロースター扉23が上昇し
ていく。しかしながら、ロースター扉23とともに上昇
していく連結体26は支持体24上に設けられたストッ
パー27により、上昇していくことを阻まれ、受皿22
の底面と連結体のロースター扉23と垂直な平面がほぼ
平行な状態で止まり、ロースター扉23を取り出した際
に、安定して持ちやすい状態にすることができる。
【0024】よって、ロースター扉とともに連結体、支
持体を介して受皿を取り出しても、連結体はある角度以
上はストッパーにより動かなくなるので、受皿を安定し
た状態で持つことができ、受皿単独では持てないときに
おいても、安全に持ち運びができる使い勝手の良い、安
全な機器を提供することができる。
【0025】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0026】ストッパーは、支持体上にスポット溶接、
ねじ等での締結、ねじ自体で構成させても良い。
【0027】また、実施例2では支持体上にストッパー
を設けているが、連結体下部に設けて支持しても同様の
効果が得られるしまた、ストッパーを別部材で構成して
いるが、支持体との一体部品構成とさせても良い。
【0028】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0029】図9、図10、図11、図12において3
1は魚焼き調理等を行うロースターケース、32は受
皿、33はロースター扉、34は受皿32を支持してい
る支持体、35はロースターケース31内部の両内側面
に設けられた凸形状であり、支持体34の後方部上面と
当接している。36はロースター扉33と連結している
連結体であり、支持体34と後方部で回動自在となるよ
う結合されている。37は連結体36に設けられたスト
ッパーでロースター扉33を引き出した際、ロースター
扉33の天面が受皿32の天面近傍に位置するように構
成されている。
【0030】次に、この第3の実施例における作用を説
明する。
【0031】まず、ロースター扉33をロースターケー
ス31から引き出すことを考える。ロースター扉33を
引き出していくと、ロースター扉33とつながっている
連結体36も引かれる。同時に連結体36と結合してい
る支持体34も引かれ、かつ支持体34上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体34は後方部が、ロースターケース31両内
側面に設けられた凸形状35と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体34上に載置されている受皿32も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、連結体36は支持体
34と後方部で回動自在に結合されているため、ロース
ター扉33を引き出していくと、ロースター扉33の重
みと後方の軸構成により、ロースター扉33は下がって
いく。つまり、受皿32は水平に引き出され、ロースタ
ー扉33は下がって引き出されるのである。そして、あ
るところまでロースター扉33が引き出されると、連結
体36に設けられたストッパー37が支持体34に当た
り、それ以上連結体36及びロースター扉33が下がら
ないようになり、ロースター扉33が支持されるように
なる。そうなることで、ロースター扉33の天面がほぼ
受皿32の天面と同じ位置で固定され、ある所定値以上
は回動しない安全な機器を提供することができる。
【0032】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0033】ストッパーは、連結体上にスポット溶接、
ねじ等での締結、ねじ自体で構成させても良い。
【0034】また、実施例3では連結上にストッパーを
設けているが、支持体下部に設けて支持しても同様の効
果が得られるしまた、ストッパーを別部材で構成してい
るが、支持体との一体部品構成とさせても良い。
【0035】また、実施例2では支持体上にストッパー
を設けているが、連結体下部に設けて支持しても同様の
効果が得られるしまた、ストッパーを別部材で構成して
いるが、支持体との一体部品構成とさせても良い。
【0036】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0037】図13、図14において41は魚焼き調理
等を行うロースターケース、42は受皿、43はロース
ター扉、44は受皿42を支持している支持体、45は
ロースターケース41内部の両内側面に設けられた凸形
状であり、支持体44の後方部上面と当接している。4
6はロースター扉43と連結している連結体であり支持
体44と後方部で回動自在となるよう結合されている。
47はロースターケース41底面に設けられた凸形状A
で、ロースター扉43を引き出した際、支持体44と係
合する構成となっている。
【0038】次に、この第4の実施例における作用を説
明する。
【0039】まず、ロースター扉43をロースターケー
ス41から引き出すことを考える。ロースター扉43を
引き出していくと、ロースター扉43とつながっている
連結体46も引かれる。同時に連結体46と結合してい
る支持体44も引かれ、かつ支持体44上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体44は後方部が、ロースターケース41両内
側面に設けられた凸形状45と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体44上に載置されている受皿42も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、連結体46は支持体
44と後方部で回動自在に結合されているため、ロース
ター扉43を引き出していくと、ロースター扉43の重
みと後方の軸構成により、ロースター扉43は下がって
いく。つまり、受皿42は水平に引き出され、ロースタ
ー扉43は下がって引き出されるのである。そして、あ
るところまでロースター扉43が引き出されると、ロー
スターケース41底面に設けられた凸形状A47と支持
体44後方部が係合し、かつ支持体44は後方部がロー
スターケース41両内側面に設けられた凸形状45と常
に当接しているため、連結体46が固定され、ロースタ
ー扉43が下がった状態で固定される。
【0040】よって、ロースター扉を引き出した際、支
持体は確実にロースターケースの凸形状と凸形状Aとで
固定されるので、ロースター扉を引き出し、下がっても
安全で、簡単に作業できる非常に使い勝手の良い、安全
な機器を提供することができる。
【0041】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0042】また、実施例4ではロースターケース底面
から凸形状を出しているが、別部材で凸形状を構成させ
ても良い。
【0043】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0044】図15、図16において51は魚焼き調理
等を行うロースターケース、52は受皿、53はロース
ター扉、54は受皿52を支持している支持体、55は
ロースターケース51内部の両内側面に設けられた凸形
状であり、支持体54の後方部上面と当接している。5
6はロースター扉53と連結している連結体であり支持
体54と後方部で回動自在となるよう結合されている。
57は受皿52底面に設けられた溝部で支持体54の軸
58に嵌合している。
【0045】次に、この第5の実施例における作用を説
明する。
【0046】まず、ロースター扉53をロースターケー
ス51から引き出すことを考える。ロースター扉53を
引き出していくと、ロースター扉53とつながっている
連結体56も引かれる。同時に連結体56と結合してい
る支持体54も引かれ、かつ支持体54上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体54は後方部が、ロースターケース51両内
側面に設けられた凸形状55と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体54上に載置されている受皿52も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、受皿52底面には溝
部57が形成され、支持体54の軸58に嵌合している
ため受皿52は支持体54上からずれることがなく、安
定した状態で引き出される。また、ロースター扉53を
ロースターケース51から取り出した後についても、ロ
ースター扉53ごと持ち運びする際受皿52は支持体5
4に嵌合されているため、安定して移動できる。但し、
上下方向には着脱自在のため取りはずしは容易である。
【0047】よって、受皿が安定して支持される安全な
機器を提供する。
【0048】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0049】実施例5では、受皿に溝部を設けて支持体
の軸と嵌合させたが、別部材を受皿の底面につけて構成
させてもいいし、また受皿側に凸形状を設けて、支持体
にはめ込み部(雌側)を構成させて嵌合させても良い。
【0050】また、受皿の底でなく、受皿のフランジ部
と支持体を外嵌合させて支持する構成でも同様の効果が
得られる。
【0051】
【発明の効果】以上にように、請求項1記載の発明によ
れば、受皿を載置しロースターケ−ス底面上に収納さ
れ、常に受皿を水平方向に保持する支持体とロースター
扉と連結された連結体とを別部品とし、支持体と連結体
を支持体後方で連結体が回動自在となるように結合さ
れ、受皿及び支持体はロースターケース内を摺動自在な
構成とすることで、ロースター扉を引き出した際は、ロ
ースター扉が下がり、かつ受皿は水平に支持体上に載置
されるので、受皿だけの取り出しを可能にするだけでな
く、ロースター扉が下がっているため、ロースター扉の
天面に手を触れる事なく簡単に取り出すことができ、ガ
ラス等の重たい部品で構成されているロースター扉と一
緒に取り出す必要がなく重たい思いをしなくていいし、
また必要のないロースター扉やアームの置き場所に困る
ことがないため、手早く簡単に受皿のお手入れや持ち運
びができる。その上、ロースター扉を引き出した際は、
ロースター扉は下がっているため、ロースター扉に触れ
ずに魚の取り出しや裏返し等の作業ができることによ
り、持ち運びやお手入れが簡単にできる使い勝手の良
く、安全な機器を提供することができる。
【0052】また、請求項2記載の発明によれば、特
に、支持体には、連結体のロースター扉と垂直な平面が
支持体上に載置された受皿の底面より回動軸を基準とし
て、平行より上方に回動することを防止するストッパー
を設けたことにより、ロースター扉と一緒にでも受皿を
取り出すことができ、その際安定した受皿の支持ができ
るため、使い勝手の良い、受皿の落とすことのない安全
な機器を提供することができる。
【0053】また、請求項3記載の発明によれば、特
に、連結体には、ロースター扉を引き出した際、ロース
ター扉の天面が受皿の天面近傍に位置するようストッパ
ーを設けたことにより、ロースター扉の天面が受皿近傍
にまで下がるため、魚の取り出し等は非常にやりやす
く、また確実にロースター扉をその位置で支持できるの
で、使い勝手の良い、安全性の高い機器を提供すること
ができる。
【0054】また、請求項4記載の発明によれば、特
に、ロースターケース底面には、ロースター扉を引き出
した際支持体と係合する凸形状を設けたことにより、ロ
ースター扉が下がってかつ、確実にロースターケースに
支持、固定できるため、お手入れが簡単にできる、安全
性の高い機器を提供することができる。
【0055】また、請求項5記載の発明によれば、特
に、受皿には、支持体と嵌合形状を設けたことにより、
ロースター扉を引き出す途中だけでなく、ロースター扉
をロースターケースから取り出した後でも、受皿と支持
体との嵌合により安定した受皿の載置ができるため、使
い勝手の良い、受皿を落とすことのない安全な機器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の加熱調理器のロースター扉
開放時の断面図
【図2】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面図
【図3】同、加熱調理器の分解斜視図
【図4】同、加熱調理器の別の分解斜視図
【図5】本発明の実施例2の加熱調理器のロースター扉
開放時の断面図
【図6】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面図
【図7】同、加熱調理器の分解斜視図
【図8】同、加熱調理器のロースター扉の要部斜視図
【図9】本発明の実施例3の加熱調理器のロースター扉
開放時の断面図
【図10】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面
【図11】同、加熱調理器の分解斜視図
【図12】同、加熱調理器のロースター扉の要部斜視図
【図13】本発明の実施例4の加熱調理器のロースター
扉開放時の断面図
【図14】同、加熱調理器の分解斜視図
【図15】本発明の実施例5の加熱調理器のロースター
扉開放時の断面図
【図16】同、加熱調理器の分解斜視図
【図17】従来の加熱調理器のロースター扉開放時の断
面図
【図18】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面
【図19】同、加熱調理器のロースター扉開放時の斜視
【符号の説明】
11、21、31、41、51 ロースターケース 12、22、32、42、52 受皿 13、23、33、43、53 ロースター扉 14、24、34、44、54 支持体 15、25、35、45、55 凸形状 16、26、36、46、56 連結体 17 凹形状 27、37 ストッパー 47 凸形状A 57 溝部 58 軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月7日(2000.7.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 加熱調理器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器の扉構
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理器の扉構成を図17〜図
19を用いて説明する。1は魚焼き調理等を行うロース
ターケース、2は受皿、3はロースター扉、4は受皿2
を支持しかつロースター扉3と結合しているアーム、5
はロースターケース1内部の両内側面に設けられた凸形
状であり、受皿の天面に当接するように構成されてい
る。アーム4の後端は、ロースター扉3を引き出した際
ロースター扉3が下方へ下がるよう受皿2に係止されて
いる。つまり、受皿2の天面と凸形状5及びアーム4の
上方向の力により、受皿2は水平に引き出されて固定さ
れ、かつロースター扉は下方へ下がり、魚の取り出しや
裏返し等の作業をやりやすくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造においては、ロースターケース1からロースタ
ー扉3を引き出し、受皿2を取り出そうとしたとして
も、ロースター扉3を引き出した際の受皿2の支持に
は、受皿2の後方部がロースターケース1の凸形状5と
アーム4後端のロースター扉3が下がるときに発生する
上方向の力とで挟まれることでなされる。つまり前記の
三部品の関わりがあって初めてなされるので、単純に受
皿2だけを取り出すことのできない構成となっている。
よって、受皿2をロースターケース1から取り出そうと
しても、必要のないロースター扉3及び連結されたアー
ム4と一緒にしか取り出せないので、受皿2だけを洗お
うとしても重たい思いをしなければならないとか、取り
出したロースター扉3及びアーム4の置き場所に困ると
いったように、大変お手入れがしにくいという問題点が
あった。
【0004】そこで、本発明は上記従来の問題点を解決
するもので、加熱調理器におけるお手入れをより簡単に
安全にできる使い勝手の非常に良い機器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、受皿を載置しロースターケ−ス底面上に収
納され、常に受皿を水平方向に保持する支持体とロース
ター扉と連結された連結体とを別部品とし、支持体と連
結体を支持体後方で連結体が回動自在となるように結合
され、受皿及び支持体はロースターケース内を摺動自在
な構成とすることで、ロースター扉を引き出した際、ロ
ースター扉は下がり、かつ受皿は水平に支持体上に載置
されるので、受皿だけをロースター扉に手が触れる事な
く簡単に取り出すことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明によれば、
ロースター扉を引き出した際は、ロースター扉が下が
り、かつ受皿は水平に支持体上に載置され、受皿だけを
ロースター扉に手が触れる事なく簡単に取り出すことが
できる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、特に、ロ
ースター扉と一緒にでも受皿を取り出すことができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、特に、ロ
ースター扉の天面が受皿近傍にまで下がるため、ロース
ター扉を引き出した状態での魚の取り出し等の作業はロ
ースター扉の天面に手を触れることもなく簡単に行え、
また確実にロースター扉を連結体及び支持体で支持でき
る。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、特に、ロ
ースター扉を引き出した際、ロースター扉が下がってか
つ、確実にロースターケースに支持でき、また受皿だけ
の持ち運びやお手入れが簡単にできる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、特に、安
定した受皿の載置ができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図面を参照にしながら説明する。
【0012】図1、図2、図3において11は魚焼き調
理等を行うロースターケース、12は受皿、13はロー
スター扉、14は受皿12を支持している支持体、15
はロースターケース11内部の両内側面に設けられた凸
形状であり、支持体14の後方部上面と当接し、かつ受
皿12のフランジ部18よりも下方に位置している。1
6はロースター扉13と連結している連結体であり、支
持体14と後方部で回動自在となるよう結合されてい
る。
【0013】次に、この第1の実施例における作用を説
明する。
【0014】まず、ロースター扉13をロースターケー
ス11から引き出すことを考える。ロースター扉13を
引き出していくと、ロースター扉13とつながっている
連結体16も引かれる。同時に連結体16と結合してい
る支持体14も引かれ、かつ支持体14上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体14は後方部が、ロースターケース11両内
側面に設けられた凸形状15と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体14上に載置されている受皿12も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、連結体16は支持体
14と後方部で回動自在に結合されているため、ロース
ター扉13を引き出していくと、ロースター扉13の重
みと後方の軸構成により、ロースター扉13は下がって
いく。つまり、受皿12は水平に引き出され、ロースタ
ー扉13は下がって引き出されるのである。そして、受
皿12は支持体14上に載置されているだけで、ロース
ター扉13や連結体16を保持するための役割を担って
はおらず独立しているため、ロースター扉13を引き出
した状態において受皿12だけを単独で取り出すことが
できる。
【0015】よって、ロースター扉を引き出した状態
で、受皿だけの取り出しを可能にするだけでなく、ロー
スター扉が下がっているため、ロースター扉の天面に手
を触れる事なく簡単に取り出すことができるので、ガラ
ス等の重たい部品で構成されているロースター扉と一緒
に取り出す必要がなく重たい思いをしなくていいし、ま
た必要のないロースター扉やアームの置き場所に困るこ
ともなくなるので、手早く簡単に受皿のお手入れや持ち
運びをすることができる。また、ロースター扉を引き出
した状態で、魚を取り出したり、裏返したりする作業を
するときも、ロースター扉の天面は下がっているため、
作業中手がロースター扉に当たるということもなく、簡
単に作業できるので、非常に使い勝手の良い、安全な機
器を提供することができる。
【0016】また、図4のようにロースターケース11
の両内側面に凹形状17を設けて、そこに支持体14の
後方部上面を当接させても同様の効果が得られる。
【0017】実施例1では凸形状を別部品の固定で示し
てあるが、ロースターケースの絞り形状等で凸形状を構
成しても良いしまた、支持体及び連結体は金属棒で示し
てあるが金属の枠体や折り曲げ形状で構成しても良い。
【0018】支持体と連結体との結合においても、蝶番
のような別部品を介して行っても良い。
【0019】そして、実施例1では支持体の保持を水平
で書いているが、若干傾けて支持させても良くその際
は、受皿に落ちてきた油等を意図的に作った受皿内の油
受け部にためることができる。
【0020】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0021】図5、図6、図7、図8において21は魚
焼き調理等を行うロースターケース、22は受皿、23
はロースター扉、24は受皿22を支持している支持
体、25はロースターケース21内部の両内側面に設け
られた凸形状であり、支持体24の後方部上面と当接
、かつ受皿22のフランジ部28よりも下方に位置し
ている。26はロースター扉23と連結している連結体
であり、支持体24と後方部で回動自在となるよう結合
されている。27は支持体24上に設けられているスト
ッパーで連結体26のロースター扉23と垂直な平面が
支持体24上に載置された受皿22の底面より回動軸を
基準として、平行より上方に回動することを防止するよ
うに構成されている。
【0022】次に、この第2の実施例における作用を説
明する。
【0023】まず、ロースター扉23をロースターケー
ス21から引き出したあとを考える。ロースター扉13
を引き出すと実施例1でも述べたように、受皿22は水
平に引き出され、ロースター扉23は下がって引き出さ
れている。そして、それらをロースターケース21内か
ら取り出そうとすると、支持体24後方部に回動自在に
連結体26と結合されているため、支持体24後方部を
軸として連結体26を介してロースター扉23が上昇し
ていく。しかしながら、ロースター扉23とともに上昇
していく連結体26は支持体24上に設けられたストッ
パー27により、上昇していくことを阻まれ、受皿22
の底面と連結体のロースター扉23と垂直な平面がほぼ
平行な状態で止まり、ロースター扉23を取り出した際
に、安定して持ちやすい状態にすることができる。
【0024】よって、ロースター扉とともに連結体、支
持体を介して受皿を取り出しても、連結体はある角度以
上はストッパーにより動かなくなるので、受皿を安定し
た状態で持つことができ、受皿単独では持てないときに
おいても、安全に持ち運びができる使い勝手の良い、安
全な機器を提供することができる。
【0025】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0026】ストッパーは、支持体上にスポット溶接、
ねじ等での締結、ねじ自体で構成させても良い。
【0027】また、実施例2では支持体上にストッパー
を設けているが、連結体下部に設けて支持しても同様の
効果が得られるしまた、ストッパーを別部材で構成して
いるが、支持体との一体部品構成とさせても良い。
【0028】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0029】図9、図10、図11、図12において3
1は魚焼き調理等を行うロースターケース、32は受
皿、33はロースター扉、34は受皿32を支持してい
る支持体、35はロースターケース31内部の両内側面
に設けられた凸形状であり、支持体34の後方部上面と
当接し、かつ受皿32のフランジ部38よりも下方に位
置している。36はロースター扉33と連結している連
結体であり、支持体34と後方部で回動自在となるよう
結合されている。37は連結体36に設けられたストッ
パーでロースター扉33を引き出した際、ロースター扉
33の天面が受皿32の天面近傍に位置するように構成
されている。
【0030】次に、この第3の実施例における作用を説
明する。
【0031】まず、ロースター扉33をロースターケー
ス31から引き出すことを考える。ロースター扉33を
引き出していくと、ロースター扉33とつながっている
連結体36も引かれる。同時に連結体36と結合してい
る支持体34も引かれ、かつ支持体34上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体34は後方部が、ロースターケース31両内
側面に設けられた凸形状35と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体34上に載置されている受皿32も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、連結体36は支持体
34と後方部で回動自在に結合されているため、ロース
ター扉33を引き出していくと、ロースター扉33の重
みと後方の軸構成により、ロースター扉33は下がって
いく。つまり、受皿32は水平に引き出され、ロースタ
ー扉33は下がって引き出されるのである。そして、あ
るところまでロースター扉33が引き出されると、連結
体36に設けられたストッパー37が支持体34に当た
り、それ以上連結体36及びロースター扉33が下がら
ないようになり、ロースター扉33が支持されるように
なる。そうなることで、ロースター扉33の天面がほぼ
受皿32の天面と同じ位置で固定され、ある所定値以上
は回動しない安全な機器を提供することができる。
【0032】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0033】ストッパーは、連結体上にスポット溶接、
ねじ等での締結、ねじ自体で構成させても良い。
【0034】また、実施例3では連結上にストッパーを
設けているが、支持体下部に設けて支持しても同様の効
果が得られるしまた、ストッパーを別部材で構成してい
るが、支持体との一体部品構成とさせても良い。
【0035】また、実施例2では支持体上にストッパー
を設けているが、連結体下部に設けて支持しても同様の
効果が得られるしまた、ストッパーを別部材で構成して
いるが、支持体との一体部品構成とさせても良い。
【0036】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0037】図13、図14において41は魚焼き調理
等を行うロースターケース、42は受皿、43はロース
ター扉、44は受皿42を支持している支持体、45は
ロースターケース41内部の両内側面に設けられた凸形
状であり、支持体44の後方部上面と当接し、かつ受皿
42のフランジ部48よりも下方に位置している。46
はロースター扉43と連結している連結体であり支持体
44と後方部で回動自在となるよう結合されている。4
7はロースターケース41底面に設けられた凸形状A
で、ロースター扉43を引き出した際、支持体44と係
合する構成となっている。
【0038】次に、この第4の実施例における作用を説
明する。
【0039】まず、ロースター扉43をロースターケー
ス41から引き出すことを考える。ロースター扉43を
引き出していくと、ロースター扉43とつながっている
連結体46も引かれる。同時に連結体46と結合してい
る支持体44も引かれ、かつ支持体44上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体44は後方部が、ロースターケース41両内
側面に設けられた凸形状45と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体44上に載置されている受皿42も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、連結体46は支持体
44と後方部で回動自在に結合されているため、ロース
ター扉43を引き出していくと、ロースター扉43の重
みと後方の軸構成により、ロースター扉43は下がって
いく。つまり、受皿42は水平に引き出され、ロースタ
ー扉43は下がって引き出されるのである。そして、あ
るところまでロースター扉43が引き出されると、ロー
スターケース41底面に設けられた凸形状A47と支持
体44後方部が係合し、かつ支持体44は後方部がロー
スターケース41両内側面に設けられた凸形状45と常
に当接しているため、連結体46が固定され、ロースタ
ー扉43が下がった状態で固定される。
【0040】よって、ロースター扉を引き出した際、支
持体は確実にロースターケースの凸形状と凸形状Aとで
固定されるので、ロースター扉を引き出し、下がっても
安全で、簡単に作業できる非常に使い勝手の良い、安全
な機器を提供することができる。
【0041】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0042】また、実施例4ではロースターケース底面
から凸形状を出しているが、別部材で凸形状を構成させ
ても良い。
【0043】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。
【0044】図15、図16において51は魚焼き調理
等を行うロースターケース、52は受皿、53はロース
ター扉、54は受皿52を支持している支持体、55は
ロースターケース51内部の両内側面に設けられた凸形
状であり、支持体54の後方部上面と当接し、かつ受皿
52のフランジ部59よりも下方に位置している。56
はロースター扉53と連結している連結体であり支持体
54と後方部で回動自在となるよう結合されている。5
7は受皿52底面に設けられた溝部で支持体54の軸5
8に嵌合している。
【0045】次に、この第5の実施例における作用を説
明する。
【0046】まず、ロースター扉53をロースターケー
ス51から引き出すことを考える。ロースター扉53を
引き出していくと、ロースター扉53とつながっている
連結体56も引かれる。同時に連結体56と結合してい
る支持体54も引かれ、かつ支持体54上に載置されて
いる受皿も引き出されていく。なおも引き出していく
と、支持体54は後方部が、ロースターケース51両内
側面に設けられた凸形状55と常に当接しているため、
水平方向を保ったまま引き出されてくる。したがって、
支持体54上に載置されている受皿52も水平方向を保
ったまま引き出される。ところが、受皿52底面には溝
部57が形成され、支持体54の軸58に嵌合している
ため受皿52は支持体54上からずれることがなく、安
定した状態で引き出される。また、ロースター扉53を
ロースターケース51から取り出した後についても、ロ
ースター扉53ごと持ち運びする際受皿52は支持体5
4に嵌合されているため、安定して移動できる。但し、
上下方向には着脱自在のため取りはずしは容易である。
【0047】よって、受皿が安定して支持される安全な
機器を提供する。
【0048】当然のことながら、実施例1に示した同様
の効果をも得られる。
【0049】実施例5では、受皿に溝部を設けて支持体
の軸と嵌合させたが、別部材を受皿の底面につけて構成
させてもいいし、また受皿側に凸形状を設けて、支持体
にはめ込み部(雌側)を構成させて嵌合させても良い。
【0050】また、受皿の底でなく、受皿のフランジ部
と支持体を外嵌合させて支持する構成でも同様の効果が
得られる。
【0051】
【発明の効果】以上にように、請求項1記載の発明によ
れば、受皿を載置しロースターケ−ス底面上に収納さ
れ、常に受皿を水平方向に保持する支持体とロースター
扉と連結された連結体とを別部品とし、支持体と連結体
を支持体後方で連結体が回動自在となるように結合さ
れ、受皿及び支持体はロースターケース内を摺動自在な
構成とすることで、ロースター扉を引き出した際は、ロ
ースター扉が下がり、かつ受皿は水平に支持体上に載置
されるので、受皿だけの取り出しを可能にするだけでな
く、ロースター扉が下がっているため、ロースター扉の
天面に手を触れる事なく簡単に取り出すことができ、ガ
ラス等の重たい部品で構成されているロースター扉と一
緒に取り出す必要がなく重たい思いをしなくていいし、
また必要のないロースター扉やアームの置き場所に困る
ことがないため、手早く簡単に受皿のお手入れや持ち運
びができる。その上、ロースター扉を引き出した際は、
ロースター扉は下がっているため、ロースター扉に触れ
ずに魚の取り出しや裏返し等の作業ができることによ
り、持ち運びやお手入れが簡単にできる使い勝手の良
く、安全な機器を提供することができる。
【0052】また、請求項2記載の発明によれば、特
に、支持体には、連結体のロースター扉と垂直な平面が
支持体上に載置された受皿の底面より回動軸を基準とし
て、平行より上方に回動することを防止するストッパー
を設けたことにより、ロースター扉と一緒にでも受皿を
取り出すことができ、その際安定した受皿の支持ができ
るため、使い勝手の良い、受皿の落とすことのない安全
な機器を提供することができる。
【0053】また、請求項3記載の発明によれば、特
に、連結体には、ロースター扉を引き出した際、ロース
ター扉の天面が受皿の天面近傍に位置するようストッパ
ーを設けたことにより、ロースター扉の天面が受皿近傍
にまで下がるため、魚の取り出し等は非常にやりやす
く、また確実にロースター扉をその位置で支持できるの
で、使い勝手の良い、安全性の高い機器を提供すること
ができる。
【0054】また、請求項4記載の発明によれば、特
に、ロースターケース底面には、ロースター扉を引き出
した際支持体と係合する凸形状を設けたことにより、ロ
ースター扉が下がってかつ、確実にロースターケースに
支持、固定できるため、お手入れが簡単にできる、安全
性の高い機器を提供することができる。
【0055】また、請求項5記載の発明によれば、特
に、受皿には、支持体と嵌合形状を設けたことにより、
ロースター扉を引き出す途中だけでなく、ロースター扉
をロースターケースから取り出した後でも、受皿と支持
体との嵌合により安定した受皿の載置ができるため、使
い勝手の良い、受皿を落とすことのない安全な機器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の加熱調理器のロースター扉
開放時の断面図
【図2】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面図
【図3】同、加熱調理器の分解斜視図
【図4】同、加熱調理器の別の分解斜視図
【図5】本発明の実施例2の加熱調理器のロースター扉
開放時の断面図
【図6】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面図
【図7】同、加熱調理器の分解斜視図
【図8】同、加熱調理器のロースター扉の要部斜視図
【図9】本発明の実施例3の加熱調理器のロースター扉
開放時の断面図
【図10】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面
【図11】同、加熱調理器の分解斜視図
【図12】同、加熱調理器のロースター扉の要部斜視図
【図13】本発明の実施例4の加熱調理器のロースター
扉開放時の断面図
【図14】同、加熱調理器の分解斜視図
【図15】本発明の実施例5の加熱調理器のロースター
扉開放時の断面図
【図16】同、加熱調理器の分解斜視図
【図17】従来の加熱調理器のロースター扉開放時の断
面図
【図18】同、加熱調理器のロースター扉収納時の断面
【図19】同、加熱調理器のロースター扉開放時の斜視
【符号の説明】 11、21、31、41、51 ロースターケース 12、22、32、42、52 受皿 13、23、33、43、53 ロースター扉 14、24、34、44、54 支持体 15、25、35、45、55 凸形状 16、26、36、46、56 連結体 17 凹形状18、28、38、48、59 フランジ部 27、37 ストッパー 47 凸形状A 57 溝部 58 軸
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図12】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図17】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図18】
【図14】
【図15】
【図16】
【図19】
フロントページの続き (72)発明者 泉谷 保 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 相原 勝行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小栗 一也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B040 AA03 AA08 AB02 AC01 AD04 CA05 CA15 EA19 EB14 GA01 GD04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を有するロースターケース
    と、前記ロースターケ−ス底面上に収納される支持体
    と、前記支持体上に載置される受皿と、前記ロースター
    ケース開口部に位置する前後に開閉自在なロースター扉
    と、前記ロースター扉と連結された連結体とを備え、前
    記ロースターケース両内側面には前記支持体後方部上面
    と当接し、前記ロースター扉を引き出した際、前記支持
    体が保持されるように設けられた凹あるいは凸形状を有
    し、かつ前記支持体と前記連結体は前記支持体後方で前
    記連結体が回動自在となるように結合され、前記受皿及
    び前記支持体が前記ロースターケース内を摺動自在な構
    成とし、前記ロースター扉を引き出し下がった状態で前
    記受皿が着脱自在となることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 支持体には、連結体のロースター扉と垂
    直な平面が前記支持体上に載置された受皿の底面より回
    動軸を基準として、平行より上方に回動することを防止
    するストッパーを設けた請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 連結体には、ロースター扉を引き出した
    際、前記ロースター扉の天面が受皿の天面近傍に位置す
    るようストッパーを設けた請求項1または2記載の加熱
    調理器。
  4. 【請求項4】 ロースターケース底面には、ロースター
    扉を引き出した際、支持体と係合する凸形状を設けた請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 受皿には、支持体と嵌合形状を設けた請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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