JP2001074120A - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ

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JP2001074120A
JP2001074120A JP29141799A JP29141799A JP2001074120A JP 2001074120 A JP2001074120 A JP 2001074120A JP 29141799 A JP29141799 A JP 29141799A JP 29141799 A JP29141799 A JP 29141799A JP 2001074120 A JP2001074120 A JP 2001074120A
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克彦 伊藤
Yoshiaki Hori
堀  良昭
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】静油圧式無段変速機における可動斜板の駆動制
御用制御モータに対する耐久性を高める。 【解決手段】トルクリミッタ100は油圧モータ側及び
油圧ポンプ側のハウジングに支持された回転軸104
と、その一端に設けられて被動ギヤ69と噛み合う第2
減速ギヤ105と、他端に設けられて出力ギヤ102と
噛み合うとともに、回転軸104上を転動する第1減速
ギヤ106と、この第1減速ギヤ106を外周に形成し
た円筒部材108と回転部材104の間へ交互に重ねて
設けられる第1及び第2の摩擦板109、111及びこ
れらを摩擦係合する方向へ付勢するコイル状のセットス
プリング112、その一端を固定するストッパー113
で構成し、出力ギヤ102と被動ギヤ69の間の伝達ト
ルクがセットスプリング112のセット荷重を越えると
トルクリミッタ100により伝達を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜板式静油圧式
無段変速機の斜板駆動部材において過大トルクの伝達を
遮断するために設けられるトルクリミッタに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−159455号には、エンジ
ンのスタータモータに設ける多板摩擦式トルクリミッタ
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】引例特開平4−159
455に記載されているトクルリミッターはドライブプ
レートを保持する歯車の両端にプレートとスプリングを
保持するストッパーが付いており、歯車側に小組した
後、シャフトに取付ける構造になっているため、ドライ
ブプレート保持部が大きくなりかつ組立てにくい。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係るトルクリミッタは、制御装置の駆動側と
被制御側の間へ設けられるトルクリミッタであって、回
転軸と、その一端に設けられた駆動側からの制御用入力
用ギアと他端に設けられた出力用ギアとを備え、前記入
力用ギアの周辺部を軸方向に張り出して円筒形の摩擦板
保持部を形成し、第1の摩擦板の外周部を係合するとと
もに、前記回転軸に前記第1の摩擦板と交互に挿入され
る第2の摩擦板の内周側を係合する摩擦板保持部を形成
し、これら第1及び第2の摩擦板を軸方向に押圧して伝
達するトルクを決定するセットスプリングと、前記回転
軸に設けた摩擦板とスプリングを所定位置に保持するス
トッパー部材を回転軸上に設けたことを特徴とする
【0005】
【発明の効果】回転軸側に第1及び第2の摩擦板とセッ
トスプリングのストッパーを設けることによって、回転
軸上へ小組できるため、小型で組立てやすいものとな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて4輪バギー
車へ適用された一実施例を説明する。図1はトルクリミ
ッタの断面図、図2は4輪バギー車の車体要部の側面
図、図3はクランク軸及び静油圧式無段変速機の駆動軸
等の各軸と平行な面で切断した内燃機関のパワーユニッ
トの縦断面図、図4は静油圧式無段変速機の断面図、図
5はトルクリミッタを含むその要部を示す図である。
【0007】まず図2により4輪バギー車の全体構造を
概説する。この4輪バギー車は、車体フレーム1の前後
へそれぞれ左右一対づつの前輪2及び後輪3を備え、車
体フレーム1の中央部にエンジンと変速機を一体に備え
たパワーユニット4が支持されている。パワーユニット
4はクランク軸5を車体の前後方向へ向けて配置する縦
置き形式である。この4輪バギー車は4輪駆動式であ
り、パワーユニット4の下部にクランク軸5と平行に設
けられている出力軸6により、前輪プロペラ軸7を介し
て前輪2を駆動し、後輪プロペラ軸8を介して後輪3を
駆動する。
【0008】パワーユニット4を構成するクランクケー
ス10の前側は前ケースカバー11で覆われ、後部側は
後ケースカバー12で覆われ、これらでパワーユニット
ケースを構成している。クランクケース10はさらに前
ケース10aと後ケース10bとに前後へ分割されてい
る。また、クランクケース10の上部にはシリンダブロ
ック13、シリンダヘッド14及びシリンダヘッドカバ
ー15が取付けられ、シリンダヘッド14の吸気口へは
気化器16が接続され、さらにこの気化器16には後方
からエアクリーナー17が接続されている。シリンダヘ
ッド14の排気口には排気管18が接続されている。
【0009】パワーユニット4の前方にはオイルクーラ
ー20が配置され、送り側ホース21を介してクランク
ケース10に設けられたオイルポンプと通じ、戻り側ホ
ース22を介してクランクケース10内に設けられたオ
イルポンプと通じている。図中の符号23は冷却ファ
ン、24はハンドル、25は燃料タンク、26は鞍乗り
型シートである。27はオイルタンクであり、前ケース
カバー11の前面へ直付けされ、送り側ホース21及び
戻り側ホース22を介してオイルクーラー20と接続す
るとともにパワーユニット4に内蔵されているオイルポ
ンプとも接続している。
【0010】次に、パワーユニットについて詳細に説明
する。符号30はバルブ、31はピストン、32はコン
ロッド、33はクランク軸5の一端に設けられた遠心ク
ラッチ機構の発進クラッチ、34はそのクラッチアウタ
と一体回転するプライマリ駆動ギヤ、35は他端側に設
けられたACGである。クランク軸5は、前ケース10
aと後ケース10bに各一体のジャーナル壁36a,3
6bにおいてメインベアリング37a,37bに軸受け
される。パワーユニット4のエンジン部を構成するクラ
ンクケース10内へ静油圧式無段変速機40を内蔵した
ものであり、静油圧式無段変速機40の長さ方向の略半
分がメインベアリング37a,37b間と重なってい
る。
【0011】静油圧式無段変速機40はプライマリ駆動
ギヤ34と噛み合うプライマリ被動ギヤ41により駆動
される油圧ポンプ42と、その吐出オイルにより駆動し
て、駆動軸43へ変速出力する油圧モータ44を駆動軸
43上へ並設してある。駆動軸43はクランク軸5と平
行に車体の前後方向へ軸線を一致させて配設される。駆
動軸43の軸心には長さ方向へ貫通する油路45が形成
される。プライマリ駆動ギヤ34と静油圧式無段変速機
40は1次減速手段を構成する。駆動軸43のその一端
は有段変速機46のメイン軸47とスプライン結合によ
り直結される。
【0012】メイン軸47には1速駆動ギヤ48と2速
駆動ギヤ52が一体に設けられ、これらのギヤはメイン
軸47と平行するカウンタ軸50上を転動する1速被動
ギヤ51及び2速被動ギヤ52とそれぞれ噛み合う。さ
らに、カウンタ軸50上にはリバース被動ギヤ53が転
動自在に設けられ、図では見えていないが、別軸上で1
速駆動ギヤ48と噛み合うリバースアイドルギヤにより
1速被動ギヤ51及び2速被動ギヤ52と逆方向へ回転
している。
【0013】また、シフタ54,55がカウンタ軸50
上を軸方向移動可能にスプライン結合され、シフタ54
を図において左移動させると1速被動ギヤ51の回転を
カウンタ軸50からその軸端54へ一体に設けられたフ
ァイナル駆動ギヤ56へ伝え、さらにこれと噛み合う出
力軸6上のファイナル被動ギヤ57を介して出力軸6へ
伝える。シフタ55を左方移動させると2速被動ギヤ5
2の回転を同様に出力軸6へ伝えて2速駆動する。さら
にシフタ54を右方移動させるとリバース被動ギヤ53
の回転をカウンタ軸50へ伝えてこれを逆回転させるこ
とにより、出力軸6を逆回転させて後退駆動する。これ
らの有段変速機46及びファイナル駆動ギヤ56、ファ
イナル被動ギヤ57は2次減速手段を構成する。
【0014】なお、メイン軸47の軸心には駆動軸43
の油路45と連通する油路58が貫通形成され、カウン
タ軸50にも同様の油路59が軸心部に形成されてい
る。但し、油路59は内方側が閉じられ、外方側の開口
端は、後ケースカバー12の肉厚内に形成された油路6
0に臨み、メイン軸47を通過したオイルが供給され
る。また、油路60とは別に後ケースカバー12へ設け
た油路により、ACG35及びシリンダヘッド14の動
弁機構へ潤滑する。さらにクランク軸5の軸心部にも油
路62が形成され、前ケースカバー11に設けた油路6
1からオイルを供給され、発進クラッチ33及びクラン
ク軸5の軸受部に対する潤滑をする。
【0015】次に、図4により静油圧式無段変速機40
の構造を概説する。静油圧式無段変速機40を構成する
油圧ポンプ42と油圧モータ44の各ハウジング70及
び71は、それぞれ前ケースカバー11及び前ケース1
0aの各一部として一体に形成され、それぞれにベアリ
ング72,73を介して駆動軸43の両端が回転自在に
支持される。
【0016】油圧ポンプ42は、プライマリ被動ギヤ4
1と一体回転する入力側回転部74が駆動軸43上にベ
アリング75を介して回転自在に支持され、その内側に
駆動軸43の軸線方向と傾斜する固定斜板76がベアリ
ング77,78を介して転動自在に支持されている。こ
の固定斜板76へ先端を摺接する複数のポンプ側プラン
ジャ78が駆動軸43上に設けられるポンプシリンダ7
9に対して、軸回りに環状に配設されたポンププランジ
ャ穴80内を進退してオイルの吸入行程と吐出行程を行
うようになっている。ポンプシリンダ79の外周部はベ
アリング81を介して入力側回転部74を相対回転可能
に支持する。
【0017】一方、油圧モータ44は、ハウジング71
に形成された凹曲面状部82内に略椀状をなす斜板ホル
ダ83が転動自在に支持され、その凹曲面内にベアリン
グ84,85を介して可動斜板86が転動自在に支持さ
れる。この可動斜板86の表面にポンプ側プランジャ7
8と同数のモーター側プランジャ87が、同様に駆動軸
43の軸上に設けられるモーターシリンダ88の軸回り
に環状配列されたモータープランジャ穴89内を進退し
て突出行程と後退行程を行う。
【0018】モーター側プランジャ87はポンプ側プラ
ンジャ78によって吐出された油圧により突出して可動
斜板86の表面を押すことにより、モーターシリンダ8
8を回転させ、モーターシリンダ88の内周面が駆動軸
43の外周とスプライン結合していることにより、プラ
イマリ被動ギヤ41からの入力を駆動軸43へ変速出力
する。この変速比は可動斜板86の傾斜を変化させるこ
とにより調節でき、可動斜板86の傾斜は斜板ホルダ8
3を回動させることにより自在に変化させることができ
る。モーターシリンダ88の外周はベアリング90を介
して、ハウジング71へ回転自在に支持されている。
【0019】ポンプシリンダ79とモーターシリンダ8
8は中央の大径部91で一体化され、ここに放射方向へ
進出するポンプ側弁92とモーター側弁93が2列に並
んで環状に、かつポンプ側プランジャ78及びモーター
側プランジャ87と同数個配設される。各ポンプ側弁9
2及びモーター側弁93は大径部91の内側へ同心円状
に形成されている内側通路94及び外側通路95と、ポ
ンププランジャ穴80及びモータープランジャ穴89と
の連通部を開閉する。
【0020】すなわち、ポンプ側プランジャ78の吸入
行程では、ポンプ側弁92がポンププランジャ穴80と
内側通路94の間を開き、外側通路95の間を閉じ、吐
出行程では逆になる。同様にモーター側プランジャ87
の突出行程では、モーター側弁93がモータープランジ
ャ穴89と外側通路95の間を開き、内側通路94の間
を閉じ、後退行程では逆になる。
【0021】次に、図5により可動斜板86の斜板駆動
機構について説明する。可動斜板86を転動自在に収容
する斜板ホルダ83からハウジング71外へ突出するリ
ンクアーム63の一端をボールネジ64上のスライダ6
5へピン63aで回動自在に連結し、ボールネジ64を
正逆転してスライダ65を左右いずれかへ移動させるこ
とにより、可動斜板86の傾斜を変えることができる。
ボールネジ64は両端をハウジング71と一体のステー
66a、66bへベアリング67,68を介して回転自
在に支持され、ボールネジ64の一端には被動ギヤ69
が取付けられている。
【0022】ボールネジ64のアンカーボディ66b側
を支承するベアリング68のインナーレース部は内側を
プレート120により、外側をボールネジ64の端部に
刻まれた溝に挿入した半割りコッター120a、コッタ
ーリテーナ120bとサークリップ120cにより挟み
込んでボールネジ64に固定される。ベアリング68の
アウターレース部はアンカーボディ66b及びプレート
120eで挟み込まれ、スラスト方向の位置決め固定が
なされる。
【0023】ボールベアリング64の他方を支承するベ
アリング67のインナーレース部は内側をプレート12
1dにより、外側を被動ギヤ69で挟み込まれ、その外
側を反対側同様に半割りコッター121a、コッターリ
テーナ121b、サークリップ121cで固定されてい
る。
【0024】この被動ギヤ69はトルクリミッタ100
を介して電動モータ101の出力ギヤ102により駆動
される。すなわちトルクリミッタ100は、図1に詳細
を示すように、両端を油圧ポンプ41側のハウジング1
03及び油圧モータ44側のステー66aに支持された
回転軸104を備え、その一端に被動ギヤ69と噛み合
いかつこれより小径の第2減速ギヤ105を設け、他端
に電動モータ101の出力ギヤ102と噛み合いかつこ
れにより大径の第1減速ギヤ106を設けてある。
【0025】第1減速ギヤ106はベアリング107に
より回転軸91上へ転動自在に支持される円筒部材10
8を備え、その回転軸104と平行する筒部へ外周側が
係合する第1の摩擦板109と、回転軸104上のDカ
ット面110とDの穴が係合する第2の摩擦板111を
軸方向へ交互に重ね、相互が摩擦結合するように第2減
速ギヤ105側よりコイルスプリングからなるセットス
プリング112で押しつけてその一端をストッパー11
3で固定にしてなる摩擦板クラッチ機構が設けられてい
る。122は摩擦板111の移動を規制するストッパー
部材である。
【0026】したがって、電動モータ101の出力ギヤ
102と被動ギヤ69の間で、セットスプリング112
のセット荷重内となるトルクを伝達する通常の状態で
は、出力ギヤ102の回転は、第1減速ギヤ106から
第1及び第2摩擦板109、111を介して回転軸10
4へ伝達され、さらに第2減速ギヤ105から被動ギヤ
69を介してボールネジ64へ伝達される。
【0027】その結果、ボールネジ64が回転すると、
それに応じてスライダ65が移動し、リンクアーム63
を介して斜板ホルダ83を回動させることにより、その
内側に支持されている可動斜板86の傾斜を変化させ、
変速比を調節するようになっている。また、出力ギヤ1
02と被動ギヤ69間の伝達トルクがセットスプリング
112のセット荷重を越えると、第1及び第2摩擦板1
09、111が滑り、第1減速ギヤ106の回転が回転
軸104へ伝達されず遮断されるようになっている。
【0028】なお、電動モータ101は油圧ポンプ41
側のハウジング103に支持され、別に設けられた制御
部により必要な変速比を得るように、正逆回転並びに回
転量を制御される。また、図中の符号114は回転軸1
04を支持するためその軸心部を貫通して両端をハウジ
ング103及びステー66aに固定される支持軸であ
る。
【0029】次に、本実施例の作用を説明する。モータ
ー側からの過大なトルクがギヤ106側から第2減速ギ
ヤ105へかかると、出力ギヤ102と被動ギヤ106
間の伝達トルクはセットスプリング112のセット荷重
を越えるので、第1及び第2摩擦板109、111が滑
り、モーター側からの過大トルクの伝達を遮断する。こ
のため、トルクリミッタ100の存在により、ボールネ
ジ64に対する過大負荷を避け、ボールネジ64の耐久
性を向上させることができる。
【0030】しかも、本実施例のトルクリミッタ100
は、回転軸104の軸方向同一側から全構成部品を組み
付けることができ、かつ予め回転軸104へ小組してお
くことができる。特に、セットスプリング112をコイ
ルスプリングとしたので、従来の皿ばねのように外輪側
を固定することによる装置の大型化を回避できる。この
ため、トルクリミッタ100を極めて簡単な構造で組立
易くかつコンパクトに設けることができる。そのうえ、
電動モータ101による制御機構へ用いることにより、
モータ制御が容易になる。
【0031】また、ボールネジ64に発生したスラスト
荷重はベアリング68のインナーレース部がコッター1
20aとプレート120dによってボールネジ64に固
定され、アウターレース部はプレート120eによって
アンカーボディ66bに固定されているため、図5にお
いて、ボールネジ64上に生ずる左方向のスラスト力は
コッター120a、ベアリング68を介してアンカーボ
ディ66bに、右方向のスラスト力はプレート120
d、ベアリング68を介してアンカーボディ66bに伝
わり、ボールネジ64に働くスラスト力は全てベアリン
グ68のみを介してアンカーボディ66bに伝わり、反
対側のベアリング67、アンカーボディ66aにはスラ
スト力が働かず、ベアリング67、アンカーボディ66
aの強度を低く抑えることができ、軽量化と低コスト化
を図ることができる。
【0032】さらに、スライダー65がプレート121
dに突き当たったとき、その荷重はボールネジ64の反
力をスライダー65が受け、その荷重は121d、ベア
リング67のインナーレース部、被動ギヤ69、コッタ
ー121aを介してボールネジ64に伝えられるため、
ボールネジ64の内力として処理される。反対側のプレ
ート120dにスライダー65が突き当たった場合も同
様にその荷重はボールネジ64の内力として処理され
る。
【0033】両端のプレートに突き当たった場合に発生
する荷重は全てボールネジ64の内力として処理される
ため、ベアリング67,68を受けているアンカーボデ
ィ66bの強度を低く抑えることができ、軽量化と低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトルクリミッタを示す断面図
【図2】実施例の適用された4輪バギー車の車体要部側
面図
【図3】その内燃機関のパワーユニットの縦断面図
【図4】その静油圧式無段変速機を示す断面図
【図5】その要部を示す断面図
【符号の説明】
4:パワーユニット、5:クランク軸、6:出力軸、4
0:静油圧式無段変速機、41:油圧ポンプ、44:油
圧モータ、85:可動斜板ホルダ、86:可動斜板、6
3:リンクアーム、64:ボールネジ、65:スライ
ダ、69:被動ギヤ、100:トルクリミッタ、10
2:出力ギヤ、104:回転軸、105:第2減速ギ
ヤ、106:第1減速ギヤ、109:第1摩擦板、11
1:第2摩擦板、112:セットスプリング、113:
ストッパー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月17日(1999.9.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係るトルクリミッタは、制御装置の駆動側と
被制御側の間へ設けられるトルクリミッタであって、回
転軸と、その一端に設けられた駆動側からの制御用入力
用ギアと他端に設けられた出力用ギアとを備え、前記入
力用ギアの周辺部を軸方向に張り出して円筒形の摩擦板
保持部を形成し、第1の摩擦板の外周部を係合するとと
もに、前記回転軸に前記第1の摩擦板と交互に挿入され
る第2の摩擦板の内周側を係合する摩擦板保持部を形成
し、これら第1及び第2の摩擦板を軸方向に押圧して伝
達するトルクを決定するセットスプリングと、前記回転
軸に設けた摩擦板とスプリングを所定位置に保持するス
トッパー部材を回転軸上に設けたことを特徴とする
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定容量の斜板式油圧ポンプと可変容量の斜
    板式油圧モーターとの間に油圧閉回路を形成してなる静
    油圧式無段変速機の斜板駆動部材のトルクリミッタにお
    いて、制御装置の駆動側と被制御側の間へ設けられるト
    ルクリミッタであって、回転軸と、その一端に設けられ
    た駆動側からの入力用ギアと他端に設けられた出力用ギ
    アとを備え、前記入力用ギアの周辺部を軸方向に張り出
    して円筒形の摩擦板保持部を形成し、第1の摩擦板の外
    周部を係合するとともに、前記回転軸に前記第1の摩擦
    板と交互に挿入される第2の摩擦板の内周側を係合する
    摩擦板保持部を形成し、これら第1及び第2の摩擦板を
    軸方向に押圧して伝達するトルクを決定するセットスプ
    リングと、前記回転軸に設けた摩擦板とスプリングを所
    定位置に保持するストッパー部材を回転軸上に設けたこ
    とを特徴とするトルクリミッタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007095822A1 (fr) * 2006-02-22 2007-08-30 Guangzhou Panyu Huanan Motors Group Co., Ltd. Limiteur de couple
CN107208703A (zh) * 2015-02-16 2017-09-26 美蓓亚三美株式会社 扭矩限制器以及驱动装置

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