JP2001074119A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2001074119A
JP2001074119A JP24945799A JP24945799A JP2001074119A JP 2001074119 A JP2001074119 A JP 2001074119A JP 24945799 A JP24945799 A JP 24945799A JP 24945799 A JP24945799 A JP 24945799A JP 2001074119 A JP2001074119 A JP 2001074119A
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JP
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bearing
power transmission
transmission device
rotating
compressor
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JP24945799A
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Makoto Ito
伊藤  誠
Takuo Sakai
拓生 酒井
Akira Kishibuchi
昭 岸淵
Yasuo Tabuchi
泰生 田渕
Manabu Saeki
学 佐伯
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールベアリング4の耐久寿命を長期化する
ことのできるリミッター機構付きのコンプレッサプーリ
装置を提供する。 【解決手段】 Vプーリ20、ロータ21および駆動側
プレート22を有する駆動側回転体2と、ハブ23およ
び従動側プレート24を有する従動側回転体3と、駆動
側プレート22と従動側プレート24との間に保持され
たゴムハブ25と、駆動側回転体2を回転自在に支持す
るボールベアリング4とを備えたリミッター機構付きの
コンプレッサプーリ装置において、コンプレッサのハウ
ジング1と駆動側回転体2との間に、ボールベアリング
4を覆う軸受防水カバー5を設けることにより、コンプ
レッサの体格を増大させることなく、より簡易的な構成
で、コンプレッサに被水した水の、ボールベアリング
4、特に内輪41付近への浸入を抑制し、ボール43の
軌道面の腐食を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動源から回転装
置の回転軸に回転動力を伝達する動力伝達装置に関する
もので、特に軸受への水の浸入を防止することのできる
動力伝達装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、図12ないし図14に示した
ように、例えば冷凍サイクルのコンプレッサに具備され
て、エンジンの回転動力をコンプレッサのシャフトに伝
達する動力伝達装置が提案されている。
【0003】これらの動力伝達装置は、エンジンから回
転動力が伝達されるプーリ101、201を有するロー
タ102、202とコンプレッサのシャフト103、2
03に連結するハブ部材104、204との間に電磁ク
ラッチ機構を持っていない。このため、動力伝達装置に
は、シャフト103、203がロックした場合に、ロー
タ102、202からゴムダンパー105、205を経
てハブ部材104、204への回転動力の伝達を遮断す
ることのできるリミッター機構が設けられている。
【0004】ここで、近年、車両のエンジンルームにお
いては、エンジン補機類の増加で高密度化している。こ
のため、車両に搭載されたエンジンから回転動力が伝達
されるコンプレッサは、他のエンジン補機類等との干渉
を避けるために、エンジンの下方に追いやられて装着さ
れたり、4輪駆動車等のRV(レジャーカー)の増加に
より水路走行の機会が増えたりする等、コンプレッサが
車輪の跳ね上げる強い水流に晒され易くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の動力
伝達装置においては、電磁クラッチ機構の電磁コイルを
保持するステータを持たないため、コンプレッサのハウ
ンジグ110、210が被水すると、プーリ101、2
01とコンプレッサのハウンジグ110、210との隙
間から、ロータ102、202を回転自在に支持するた
めのボールベアリング(ラジアル玉軸受)120、22
0付近に直接水が浸入し、更に、ボールベアリング12
0、220の内部に水が浸入してボール等の転動体12
1、221が転動する軌道面を腐食させてしまい、ボー
ルベアリング120、220の耐久寿命を低下させると
いう問題が生じている。
【0006】また、仮にボールベアリング120、22
0として、ハウジングの小径のスリーブ部111、21
1の外周に固定される内輪122、222とプーリ10
1、201と共に回転する外輪123、223との軸方
向の両側にシールドまたはシールを取り付けたシールド
軸受またはシール軸受を採用したとしても、コンプレッ
サのハウジング110、210の形状が円筒形状であ
り、しかもベアリング側の小径のスリーブ部111、2
11とハウジング110、210とを連結する連結部1
12、212の形状が略円錐台形状である。
【0007】このため、図12ないし図14に示したよ
うに、コンプレッサのハウジング110、210の外壁
面に被った水がシールド軸受またはシール軸受の内輪1
22、222付近に流れ込み易い。これにより、回転す
るシールドまたはシールと固定された内輪122、22
2との隙間より水が浸入し、軌道面を腐食させてしま
い、シールド軸受またはシール軸受の耐久寿命を低下さ
せるという問題が生じている。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、軸受への水の浸入を抑
制することにより、転動体の軌道面の腐食を防止して、
軸受の耐久寿命を長期化することのできる動力伝達装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、回転装置と駆動側回転体との間に軸受防水手段
を設けることにより、回転装置に被った水が回転装置の
小径部側、つまり軸受に流れ込み難い。それによって、
小径部の外周に設けられた軸受内に水が浸入することは
なく、ボール等の転動体が転動する軌道面が腐食するこ
とはない。このため、軸受の耐久寿命を長寿命化するこ
とができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、回転装置
の一端面より突出するように軸受防水カバーを設けるこ
とで、その軸受防水カバーによって軸受の外周側を覆う
ことにより、回転装置に被った水を、回転装置の小径部
側、つまり軸受に流れ込み難くしている。また、請求項
3に記載の発明によれば、軸受防水カバーは、駆動側回
転体側より回転装置の一端面側に向かう程、外径が小さ
くなるような所定の傾斜角度を持つ筒状部を有してい
る。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、駆動側回
転体より回転装置の一端面に向けて突出するように、つ
まり回転装置の一端面にできる限り近づけるように防水
壁を設け、この防水壁と回転装置の一端面との間に絞り
部を形成することにより、回転装置に被った水が軸受に
流れ込み難くなると共に、勢いのある被水が軸受に直接
浸入し難くなる。これにより、軸受への水の浸入を抑制
できる。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、回転装置
の一端面より軸受の外周側を覆う側に向けて突出するよ
うに第1防水壁を設け、駆動側回転体より回転装置の一
端面に向けて突出するように第2防水壁を設け、更に、
第1防水壁と第2防水壁とを部分的に重ね合うように配
設することにより、勢いのある被水が軸受に直接浸入す
ることを防止することで、軸受への水の浸入を抑制でき
る。また、請求項6に記載の発明によれば、第1防水壁
と第2防水壁との径方向の隙間をS、第1防水壁と第2
防水壁との部分的な重なりをLとしたとき、0mm<S
≦2mm、およびL≧3mmを満足することを特徴とし
ている。
【0013】請求項7に記載の発明によれば、回転装置
と小径部との間に、小径部側より回転装置の一端面側に
向かう程、外径が小さくなるような所定の傾斜角度を持
つ防水溝を設けることにより、軸受への水の浸入を防止
できる。また、請求項8に記載の発明によれば、回転装
置の一端面または小径部の外周面と駆動側回転体の内周
との間を略液密的に保つための環状のシール部材を設け
ることにより、軸受への水の浸入を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態の構成〕図1ない
し図3は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は
リミッター機構を具備したコンプレッサプーリ装置を示
した図である。
【0015】本実施形態のコンプレッサプーリ装置は、
エンジン(本発明の駆動源に相当する)を搭載する自動
車等の車両のエンジンルーム内に配設されて、エンジン
補機(以下コンプレッサと言う)へエンジンの回転動力
を伝達する動力伝達装置で、後記するリミッター機構を
備えている。
【0016】ここで、本実施形態で使用されるコンプレ
ッサは、本発明の回転装置に相当するもので、車両用空
調装置の冷凍サイクルの一構成部品である。このコンプ
レッサは、シャフト10を回転させることにより吸入し
た冷媒を圧縮し吐出する冷媒圧縮部(図示せず)と、0
%容量まで冷媒の吐出容量を変化させることが可能な吐
出容量可変手段(図示せず)と、冷媒圧縮部および吐出
容量可変手段を収容する円筒形状のコンプレッサハウジ
ング(以下ハウジングと略す)1とから構成された可変
容量型冷媒圧縮機である。
【0017】ハウジング1は、大径の円筒状部分で、例
えばコンプレッサプーリ装置側から順に、フロントハウ
ジング、シリンダおよびリヤハウジング等よりなる。こ
のハウジング1の前端面には、中央部より軸方向外方側
に突出するように円筒形状のスリーブ部11が一体的に
形成されている。
【0018】スリーブ部11は、本発明の回転装置の小
径部に相当するハウジング1の径小の円筒状部分で、外
周側においてボールベアリング4を保持する軸受保持部
である。なお、スリーブ部11の外周には、ボールベア
リング4を係止するためのサークリップ12が嵌め込ま
れる環状溝13が形成されている。また、ハウジング1
の前端面とスリーブ部11との間には、前方に向かって
外径が小さくなる略円錐台形状の連結部14が設けられ
ている。
【0019】本実施形態のコンプレッサプーリ装置は、
エンジンの運転時に常時回転する駆動側回転体2と、こ
の駆動側回転体2に回転駆動される従動側回転体3と、
駆動側回転体を回転自在に支持するためのボールベアリ
ング4と、コンプレッサに被った水がボールベアリング
4へ浸入することを防止するための軸受防水カバー5と
を備えている。
【0020】ここで、駆動側回転体2は、Vプーリ2
0、ロータ(軸受保持部)21および駆動側プレート2
2よりなる。また、従動側回転体3は、ハブ23および
従動側プレート24よりなる。また、駆動側プレート2
2と従動側プレート24との間には、複数個(本例では
4個)のゴムハブ25が保持されている。
【0021】Vプーリ20の外周には、多段式のVベル
ト(図示せず)が掛けられている。そのVベルトは、エ
ンジンのクランク軸に取り付けられたクランクプーリ
(図示せず)に掛け渡されている。なお、Vベルトは、
コンプレッサプーリ装置だけでなく、他のエンジン補機
類(例えばオルタネータ、エンジン冷却装置のウォータ
ポンプ、パワーステアリング装置の油圧ポンプ等)のV
プーリ装置にも共掛けされていても良い。
【0022】Vプーリ20は、鉄系の金属製で、最も外
径側に、Vベルトの内周面に形成された複数のV字状溝
部に対応した複数のV字状溝部31を有している。ロー
タ21は、鉄系の金属製で、略円筒形状に形成されて、
Vプーリ20に溶接等の接合手段を用いて接合されて、
内周側にボールベアリング4を保持する軸受保持部を構
成している。駆動側プレート22は、鉄系の金属製で、
Vプーリ20の前端面にリベット32を用いて接合され
ており、内周側に略円筒形状のフランジ部33を有して
いる。
【0023】ハブ23は、鉄系の金属製で、コンプレッ
サのシャフト10の先端部の外周に嵌め合わされてい
る。ハブ23の内周には、シャフト10の先端部の外周
に形成された外周スプラインに係合する内周スプライン
が形成されている。また、ハブ23の内周には、シャフ
ト10の先端部に形成された内周ねじ部(図示せず)に
捩じ込まれる固定用ボルト34の軸部が挿通する挿通孔
35が形成されている。これにより、ハブ23の内周部
分が固定用ボルト34の頭部(六角部)によってシャフ
ト10の先端部に締め付けられることにより、ハブ23
とシャフト10とが固定される。
【0024】従動側プレート24は、鉄系の金属製で、
ハブ23の前端面にリベット36を用いて接合されてお
り、外周側に異径筒形状のフランジ部37を有してい
る。このフランジ部37は、駆動側プレート22のフラ
ンジ部33との間にゴムハブ25を保持するための周方
向に等間隔で複数個(本例では4個)の凹部(凸部)3
8を有している。
【0025】複数個のゴムハブ25は、例えば塩素化ブ
チルゴム製で、内周側が駆動側プレート22のフランジ
部33の外周に熱溶着等により固定されている。そし
て、ゴムハブ25の外周側には、従動側プレート24の
フランジ部37の内周に形成された凹部38内に嵌め込
まれる凸状の嵌合部(図示せず)が形成されている。
【0026】本実施形態のリミッター機構は、駆動側プ
レート22のフランジ部33、従動側プレート24のフ
ランジ部37および複数個のゴムハブ25により構成さ
れて、コンプレッサのシャフト10のロック等の過負荷
時に、コンプレッサのシャフト10への伝達トルクが設
定値以上になると、複数個のゴムハブ25の嵌合部がフ
ランジ部33に削り取られることにより、Vプーリ20
からハブ23への回転動力の伝達を遮断することで、エ
ンジンからコンプレッサのシャフト10への動力伝達経
路を遮断する。
【0027】ボールベアリング4は、ハウジング1のス
リーブ部11の外周側に保持固定された内輪41、コン
プレッサプーリ装置のロータ21の内周側に保持固定さ
れた外輪42、内輪41の外周と外輪42の内周とに形
成された軌道面を滑動する転動体としての多数のボール
(鋼球、玉)43、および軌道面側への異物の浸入を防
止するための2個のベアリングシール44等から構成さ
れたラジアル玉軸受である。
【0028】内輪41は、サークリップ12の後端面と
連結部14の前端面(段差部分)との間に保持されて、
固定部材であるスリーブ部11の外周に固定されてい
る。外輪42は、ロータ21の内周側にかしめ等により
保持固定されて、回転部材であるVプーリ20およびロ
ータ21と共に回転する。ベアリングシール44は、外
輪42の内周に形成されたシール溝に嵌め込まれ(固定
され)、内輪41の外周に形成されたシール溝に嵌め込
まれている。
【0029】軸受防水カバー5は、例えば金属製で、ハ
ウジング1の前端面に複数個の固定用ねじ29により締
め付け固定される円環板形状の取付部50、およびこの
取付部50の内周よりVプーリ20側に突出するように
設けられた円錐台筒形状のカバー部51を有している。
【0030】カバー部51は、ボールベアリング4の外
周側を覆うように、しかもVプーリ20およびロータ2
1と重なり合うように設けられて、取付部50との間に
略V字形状の断面を有する排水溝52を形成している。
そして、カバー部51は、Vプーリ20側よりハウジン
グ1の前端面に向かう程、外径が小さくなるような所定
の傾斜角度(勾配:例えば10°)を有している。
【0031】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
のコンプレッサプーリ装置の作用を図1に基づいて簡単
に説明する。
【0032】一般にエンジンの下部側にコンプレッサが
搭載され、且つアンダーカバーが付いていない自動車等
の車両では、エンジンの下部からの車輪の跳ね上げ等に
よりコンプレッサが水飛沫を浴び易い。このため、コン
プレッサのハウジング1が被水した際に、ハウジング1
の前端面側に流れた水は、コンプレッサプーリ装置のV
プーリ20とコンプレッサのハウジング1との間に流れ
込む。
【0033】そして、Vプーリ20とハウジング1との
間に流れ込んだ水は、ボールベアリング4の外周側を覆
うように、しかもVプーリ20およびロータ21と重な
り合うように設けられた軸受防水カバー5のカバー部5
1上に落下する。そして、カバー部51上に落下した水
は、カバー部51が所定の傾斜角度(例えば10°)の
勾配を有するため、カバー部51に沿って排水溝52の
最もコンプレッサに近い側に流れる。そして、排水溝5
2の最もコンプレッサに近い側に流れ込んだ水は、排水
溝52に沿ってコンプレッサの下方に落下することによ
り、コンプレッサが被った水のボールベアリング4への
浸入を防止することができる。
【0034】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態のリミッター機構を具備したコンプレッサプー
リ装置は、ボールベアリング4の外輪42の外周側を覆
うように、しかもVプーリ20およびロータ21と重な
り合うように軸受防水カバー5を設けることで、コンプ
レッサやコンプレッサプーリ装置の体格を増大させるこ
となく、現状の構成に軸受防水カバー5を追加するとい
う簡易な構造で、ボールベアリング4の内部への被水、
特にボールベアリング4に水が勢いを持ってストレート
に浸入することを防止することができる。それによっ
て、ボール43が転動する内輪41や外輪42の軌道面
の腐食を防止することができるので、ボールベアリング
4の耐久寿命を長寿命化することができる。
【0035】〔第1実施形態の注水試験結果〕次に、図
2はプーリ301、ベアリング302、プレート30
3、固定用ボルト304および軸受防水カバー305を
有する注水試験装置(対策品)と、プーリ301、ベア
リング302およびプレート303を有し、固定用ボル
ト304および軸受防水カバー305を持たない注水試
験装置(従来品)とにノズル306から水を注入して、
ベアリング302への水浸入量がどのように異なるかに
ついて調査した注水試験を示したもので、その実験結果
を図3のグラフに示した。
【0036】但し、ノズル306を、プーリ301から
10mmの位置に設置し、プーリ301の回転速度を5
000rpmに設定して、注水試験を行った。この図3
のグラフからも確認できるように、対策品は従来品に対
してベアリング302への水浸入量が著しく少ないこと
が分かる。
【0037】〔第2実施形態〕図4および図5は本発明
の第2実施形態を示したもので、図4はコンプレッサプ
ーリ装置を示した図である。
【0038】本実施形態では、ボールベアリング4の外
周側を覆う略円筒形状の第1防水壁53、およびコンプ
レッサのハウジング1の前端面との軸方向隙間を狭くす
る略円筒形状の第2防水壁(本発明の防水壁に相当す
る)54によってラビリンス(迷路)を構成している。
すなわち、これらの第1、第2防水壁53、54をハウ
ジング1およびロータ21に一体的に設けることによ
り、低コスト、省スペースでボールベアリング4に水が
勢いを持ってストレートに浸入することを防止すること
ができる。
【0039】第1防水壁53は、コンプレッサのハウジ
ング1の前端面より前方側(ロータ21側)向けて突出
するように設けられている。また、第2防水壁54は、
ロータ21の後端面よりハウジング1の前端面に向けて
突出するように設けられて、第1防水壁53に部分的に
重ね合わされている。すなわち、第2防水壁54は、コ
ンプレッサのハウジング1の前端面にできる限り近づけ
るように設置されて、コンプレッサのハウジング1の前
端面との間に絞り部(軸方向隙間)55を形成してい
る。
【0040】〔第2実施形態の注水試験結果〕次に、ハ
ウジング1の第1防水壁53とロータ21の第2防水壁
54との重なり度合(ラップ)、および第1防水壁53
と第2防水壁54との径方向隙間を種々変化させて、ボ
ールベアリング4への水浸入量がどのように変化するか
について調査した注水試験について説明する。注水試験
は、ラップおよび径方向隙間を変化させ、ボールベアリ
ング4への水浸入量について調査したもので、その実験
結果を図5に示した。
【0041】但し、○は良好、△はやや良好、×は不良
を示す。この図5からも確認できるように、第1防水壁
53と第2防水壁54との径方向隙間が3mmを越える
と、ボールベアリング4への水浸入量が増加する傾向に
あることが分かる。また、第1防水壁53と第2防水壁
54とのラップが3mm以下になると、ボールベアリン
グ4への水浸入量が増加する傾向にあることが分かる。
【0042】そして、第1防水壁53と第2防水壁54
との径方向隙間が2mm以下の範囲では、ボールベアリ
ング4への水浸入量が非常に少なく、特に1mm以下の
範囲ではボールベアリング4への水浸入量が最も少ない
傾向にあることが分かる。また、第1防水壁53と第2
防水壁54とのラップが3mm以上の範囲では、ボール
ベアリング4への水浸入量が非常に少なく、特に5mm
以上の範囲ではボールベアリング4への水浸入量が最も
少ない傾向にあることが分かる。
【0043】したがって、第1防水壁53と第2防水壁
54との径方向隙間をS、第1防水壁53と第2防水壁
54とのラップをLとしたとき、0mm<S≦2mm、
およびL≧3mmが望ましく、0mm<S≦1mm、お
よび5mm≦Lが最も望ましい。
【0044】〔第3実施形態〕図6および図7は本発明
の第3実施形態を示したもので、図6および図7はコン
プレッサプーリ装置を示した図である。
【0045】本実施形態のコンプレッサプーリ装置は、
エンジンの運転時に常時回転するVプーリ60と、この
Vプーリ60に回転駆動されるハブ61と、Vプーリ6
0とハブ61との間に保持された複数個(本例では4
個)のゴムダンパー62と、Vプーリ60を回転自在に
支持するためのボールベアリング7と、コンプレッサに
被った水がボールベアリング7へ浸入することを防止す
るための軸受防水手段とを備えている。
【0046】Vプーリ60は、本発明の駆動側回転体に
相当するもので、例えばフェノール系樹脂等の熱硬化性
樹脂または鉄等の金属により所定の形状に一体成形され
ている。このVプーリ60の外径部には、Vベルトの内
周形状に対応した複数のV字状溝部63が形成されてい
る。また、Vプーリ60の内周側には、ボールベアリン
グ7を保持する略円筒形状の軸受保持部64が設けられ
ている。
【0047】ハブ61は、本発明の従動側回転体に相当
するもので、例えばナイロン樹脂等の熱可塑性樹脂また
はフェノール系樹脂等の熱硬化性樹脂製により所定の形
状に一体成形されている。このハブ61は、コンプレッ
サのシャフト10の先端部の外周にスプライン嵌合する
鉄等の金属製のインナーハブ65をインサート成形して
いる。そして、ハブ61の側壁部66の外周側には、V
プーリ60に設けられた複数個(本例では4個)の貫通
穴60aに嵌め込まれる複数個(本例では4個)の凸部
61aが一体的に形成されている。
【0048】ゴムダンパー62は、略U字形状の断面ま
たは略円環形状の断面を有し、ハブ61の後端面より後
方側に突出する凸部61aの外周面とVプーリ60の側
壁部を軸方向に貫通するように設けられた貫通穴60a
の内周面との間に形成された凹部内にそれぞれ圧入また
は接着等により装着されている。
【0049】本実施形態のリミッター機構は、Vプーリ
60の貫通穴60a、ハブ61の凸部61aおよび複数
個のゴムダンパー62により構成されて、コンプレッサ
のシャフト10のロック等の過負荷時に、コンプレッサ
のシャフト10への伝達トルクが設定値以上になると、
ハブ61の凸部61aが側壁部66より分離することに
より、Vプーリ60からハブ61への回転動力の伝達を
遮断することで、エンジンからコンプレッサのシャフト
10への動力伝達経路を遮断する。
【0050】ボールベアリング7は、ハウジング1のス
リーブ部11の外周側に保持固定された内輪71、コン
プレッサプーリ装置のVプーリ60の内周側に保持固定
された外輪72、内輪71の外周と外輪72の内周とに
形成された軌道面を滑動する転動体としての多数のボー
ル(鋼球、玉)73、および軌道面側への異物の浸入を
防止するための2個のベアリングシール74等から構成
されたラジアル玉軸受である。なお、内輪71は、サー
クリップ12と段差部15との間に係止されている。
【0051】本実施形態では、ハウジング1の前端面と
スリーブ部11との間に設けられた略円筒形状の連結部
16の外周に形成された排水溝91によって軸受防水手
段を構成している。また、排水溝91を形成した連結部
16の外径部16aとVプーリ60の軸受保持部64の
内径部64aとの径方向の隙間を小さくした円筒状のシ
ール部92を設けている。
【0052】したがって、コンプレッサのハウジング1
に被った水は、その表面に沿って流れ、連結部16の外
周に設けた排水溝91に流れ込み、排水溝91を伝って
下方に流れ出る。これにより、水はボールベアリング
7、特に内輪71付近に流れ込み難くなる。さらに、連
結部16の外径部16aと軸受保持部64の内径部64
aとで、それらの隙間を略液密化することが可能な円筒
状のシール部92を構成することにより、更に水がボー
ルベアリング7、特に内輪71付近に流れ込み難くして
いる。
【0053】〔第4実施形態〕図8および図9は本発明
の第4実施形態を示したもので、図8および図9はコン
プレッサプーリ装置を示した図である。
【0054】本実施形態では、略横U字形状の断面を有
する円環状のシール部材8によって軸受防水手段を構成
している。このシール部材8は、例えばフェノール系樹
脂等の熱硬化性樹脂製により所定の形状に一体成形され
ているか、あるいは薄い鉄板またはアルミニウム板をプ
レス成形することにより形成されている。
【0055】そして、シール部材8は、ハウジング1の
円筒形状の連結部17の外径部17aとVプーリ60の
軸受保持部64の内径部64aとの間に圧入することに
より装着されている。したがって、ハウジング1の連結
部17とVプーリ60の軸受保持部64との間にシール
部材8を圧入することにより、コンプレッサのハウジン
グ1に被った水がボールベアリング7、特に内輪71付
近に浸入することを防止できる。
【0056】〔第5実施形態〕図10および図11は本
発明の第5実施形態を示したもので、図10および図1
1はコンプレッサプーリ装置を示した図である。
【0057】本実施形態では、略横U字形状の断面を有
する円環状のシール部材9によって軸受防水手段を構成
している。このシール部材9は、例えばフェノール系樹
脂等の熱硬化性樹脂製により所定の形状に一体成形され
ているか、あるいは薄い鉄板またはアルミニウム板をプ
レス成形することにより形成されている。
【0058】そして、シール部材9は、ハウジング1の
円筒形状の連結部17の外径部17aとVプーリ60の
軸受保持部64の内径部64aとの間に圧入され、且つ
内周側がボールベアリング7の内輪71を介してサーク
リップ12と段差部15との間に係止されることにより
固定されている。したがって、ハウジング1の連結部1
7とVプーリ60の軸受保持部64との間にシール部材
9を固定することにより、コンプレッサのハウジング1
に被った水がボールベアリング7、特に内輪71付近に
浸入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンプレッサプーリ装置を示した断面図である
(第1実施形態)。
【図2】注水試験装置を示した模式図である(第1実施
形態)。
【図3】注水試験の結果を示したグラフである(第1実
施形態)。
【図4】コンプレッサプーリ装置を示した断面図である
(第2実施形態)。
【図5】注水試験の結果を示した模式図である(第2実
施形態)。
【図6】コンプレッサプーリ装置を示した断面図である
(第3実施形態)。
【図7】図6のコンプレッサプーリ装置を拡大した断面
図である(第3実施形態)。
【図8】コンプレッサプーリ装置を示した断面図である
(第4実施形態)。
【図9】図8のコンプレッサプーリ装置を拡大した断面
図である(第4実施形態)。
【図10】コンプレッサプーリ装置を示した断面図であ
る(第5実施形態)。
【図11】図10のコンプレッサプーリ装置を拡大した
断面図である(第5実施形態)。
【図12】コンプレッサプーリ装置を示した断面図であ
る(従来の技術)。
【図13】コンプレッサプーリ装置を示した断面図であ
る(従来の技術)。
【図14】図13のコンプレッサプーリ装置を拡大した
断面図である(従来の技術)。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 駆動側回転体 3 従動側回転体 4 ボールベアリング(軸受) 5 軸受防水カバー(軸受防水手段) 10 シャフト(回転軸) 11 スリーブ部(回転装置の小径部) 20 Vプーリ 21 ロータ 22 駆動側プレート(駆動側回転体) 23 ハブ 24 従動側プレート(従動側回転体) 25 ゴムハブ 41 内輪 42 外輪 43 ボール(転動体) 44 ベアリングシール 53 第1防水壁 54 第2防水壁(防水壁) 55 絞り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸淵 昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 田渕 泰生 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 佐伯 学 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H076 AA05 BB10 BB14 BB17 BB26 BB43 BB45 BB50 CC12 CC17 CC36 CC61

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源から、一端面より軸方向外方側に突
    出するように小径部が設けられた回転装置の回転軸へ回
    転動力を伝達する動力伝達装置であって、 (a)前記回転装置の一端面よりも一端側で、且つ前記
    小径部よりも外周側に回転自在に配された駆動側回転体
    と、 (b)前記回転装置の回転軸に連結され、前記駆動側回
    転体から回転動力が伝達される従動側回転体と、 (c)前記回転装置の回転軸の過負荷時に、前記駆動側
    回転体から前記従動側回転体への回転動力の伝達を遮断
    するリミッター機構と、 (d)前記回転装置の小径部の外周において前記駆動側
    回転体を回転自在に支持するための軸受と、 (e)前記回転装置と前記駆動側回転体との間に配され
    て、前記回転装置に被った水が前記軸受に到達すること
    を抑制する軸受防水手段とを備えたことを特徴とする動
    力伝達装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の動力伝達装置において、 前記軸受防水手段は、前記回転装置の一端面より突出す
    るように設けられた軸受防水カバーであり、 前記軸受防水カバーは、前記軸受の外周側を覆うように
    設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の動力伝達装置において、 前記軸受防水カバーは、前記駆動側回転体側より前記回
    転装置の一端面に向かう程、外径が小さくなるような所
    定の傾斜角度を持つ筒状部を有することを特徴とする動
    力伝達装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の動力伝達装置において、 前記軸受防水手段は、前記駆動側回転体より前記回転装
    置の一端面に向けて突出するように設けられて、前記回
    転装置の一端面との間に絞り部を形成する防水壁を有す
    ることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の動力伝達装置において、 前記軸受防水手段は、前記回転装置の一端面より前記軸
    受の外周側を覆うように設けられた第1防水壁、および
    この第1防水壁に部分的に重ね合わされ、前記駆動側回
    転体より前記回転装置の一端面に向けて突出するように
    設けられた第2防水壁を有することを特徴とする動力伝
    達装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の動力伝達装置において、 前記第1防水壁と前記第2防水壁との径方向の隙間を
    S、 前記第1防水壁と前記第2防水壁との部分的な重なりを
    Lとしたとき、 0mm<S≦2mm、 L≧3mm を満足することを特徴とする動力伝達装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の動力伝達装置において、 前記軸受防水手段は、前記回転装置の一端面と前記小径
    部との間に設けられて、前記小径部側より前記回転装置
    の一端面側に向かう程、外径が小さくなるような所定の
    傾斜角度を持つ防水溝であることを特徴とする動力伝達
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の動力伝達装置において、 前記軸受防水手段は、前記回転装置の一端面または前記
    小径部の外周面と前記駆動側回転体の内周との間を略液
    密的に保つための環状のシール部材であることを特徴と
    する動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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