JP2001073833A - リーンバーンエンジンの制御装置 - Google Patents
リーンバーンエンジンの制御装置Info
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- JP2001073833A JP2001073833A JP25147599A JP25147599A JP2001073833A JP 2001073833 A JP2001073833 A JP 2001073833A JP 25147599 A JP25147599 A JP 25147599A JP 25147599 A JP25147599 A JP 25147599A JP 2001073833 A JP2001073833 A JP 2001073833A
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】リーンバーンエンジンでの定速走行制御におい
て、リーンバーン状態を長く維持できるようにする。 【解決手段】スロットル弁開度を自動調整する定速走行
装置および運転状態に応じて空燃比を決定する空燃比決
定手段を備えたリーンバーンエンジンの制御装置におい
て、定速走行制御中は、吸気管圧力がリーンバーン解除
しきい値を超えてから所定時間後にリーンバーン解除信
号を出力する吸気管圧力監視手段を備え、空燃比決定手
段は、リーンバーン解除信号に応答してリーンバーンを
解除する。また、もう一つの態様では、走行負荷を計測
する手段を備え、定速走行中は、走行負荷に応じてリー
ンバーン解除しきい値を選択する。さらに別の態様で
は、リーンバーン状態で定速走行制御中は、重いフィル
タをかけた吸気管圧力の値がリーンバーン解除しきい値
を超えるときリーンバーンを解除する。
て、リーンバーン状態を長く維持できるようにする。 【解決手段】スロットル弁開度を自動調整する定速走行
装置および運転状態に応じて空燃比を決定する空燃比決
定手段を備えたリーンバーンエンジンの制御装置におい
て、定速走行制御中は、吸気管圧力がリーンバーン解除
しきい値を超えてから所定時間後にリーンバーン解除信
号を出力する吸気管圧力監視手段を備え、空燃比決定手
段は、リーンバーン解除信号に応答してリーンバーンを
解除する。また、もう一つの態様では、走行負荷を計測
する手段を備え、定速走行中は、走行負荷に応じてリー
ンバーン解除しきい値を選択する。さらに別の態様で
は、リーンバーン状態で定速走行制御中は、重いフィル
タをかけた吸気管圧力の値がリーンバーン解除しきい値
を超えるときリーンバーンを解除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユーザが設定す
る速度で自動車が走行するよう自動的にスロットル弁開
度を調整するオートクルーズ装置、すなわち定速走行装
置に関し、より具体的には所定の負荷領域でリーンバー
ン運転される自動車での使用に適した定速走行装置に関
する。
る速度で自動車が走行するよう自動的にスロットル弁開
度を調整するオートクルーズ装置、すなわち定速走行装
置に関し、より具体的には所定の負荷領域でリーンバー
ン運転される自動車での使用に適した定速走行装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】定速走行装置は、たとえば特開平11-786
01号公報に記載されており、オートマチックトランスミ
ッション、マニュアルトランスミッションのいずれにつ
いても実用化されており、ドライバーがセットボタンを
操作して設定した車速を目標車速として、クルーズアク
チュエータまたはDBWモータを介してスロットル弁の
開度を制御する。また、ドライバーがリジュームボタン
を押したときは、既に記憶している車速を目標車速とし
て制御を開始する。
01号公報に記載されており、オートマチックトランスミ
ッション、マニュアルトランスミッションのいずれにつ
いても実用化されており、ドライバーがセットボタンを
操作して設定した車速を目標車速として、クルーズアク
チュエータまたはDBWモータを介してスロットル弁の
開度を制御する。また、ドライバーがリジュームボタン
を押したときは、既に記憶している車速を目標車速とし
て制御を開始する。
【0003】定速走行装置に付加される追従走行機能
は、自車両の前に定速走行を妨げる先行車が存在すると
き、これを検出し、スロットル弁、変速シフト、または
ブレーキ等を用いて減速制御を行い、安全車間を確保し
ながらスロットル弁開度の制御を行う。
は、自車両の前に定速走行を妨げる先行車が存在すると
き、これを検出し、スロットル弁、変速シフト、または
ブレーキ等を用いて減速制御を行い、安全車間を確保し
ながらスロットル弁開度の制御を行う。
【0004】一方、リーンバーンエンジンは、エンジン
回転数、スロットル弁開度、吸気管圧力から車両の挙動
および負荷の判定を行い、現状の走行を維持するのにリ
ーンバーン運転で十分なトルクが得られると判断される
と、希薄空燃比での運転に切り替える。その後の走行
で、エンジン回転数、スロットル弁開度、吸気管圧力な
どの変化から希薄空燃比ではトルク不足になると判断さ
れると、理論空燃比での運転に戻される。
回転数、スロットル弁開度、吸気管圧力から車両の挙動
および負荷の判定を行い、現状の走行を維持するのにリ
ーンバーン運転で十分なトルクが得られると判断される
と、希薄空燃比での運転に切り替える。その後の走行
で、エンジン回転数、スロットル弁開度、吸気管圧力な
どの変化から希薄空燃比ではトルク不足になると判断さ
れると、理論空燃比での運転に戻される。
【0005】特許第2778392号公報には、リーンバーン
エンジン搭載車に自動定速走行装置を使用するに際し、
自動定速走行装置の作動状態を検出し、これに応じてエ
ンジンの安定度(回転変動率)の目標レベルを変更する
ことが記載されている。具体的には、自動定速走行装置
がオン状態のときは、エンジンの安定度が悪化してもド
ライバーにはさほど不快感を与えることがないので、エ
ンジン安定度の目標レベルを不安定側に設定し、これに
より空燃比を通常のリーン側空燃比よりさらにリーンに
して、燃費を向上させることが記載されている。
エンジン搭載車に自動定速走行装置を使用するに際し、
自動定速走行装置の作動状態を検出し、これに応じてエ
ンジンの安定度(回転変動率)の目標レベルを変更する
ことが記載されている。具体的には、自動定速走行装置
がオン状態のときは、エンジンの安定度が悪化してもド
ライバーにはさほど不快感を与えることがないので、エ
ンジン安定度の目標レベルを不安定側に設定し、これに
より空燃比を通常のリーン側空燃比よりさらにリーンに
して、燃費を向上させることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に定速走行制御
は、車速の落ち込みに対し、ドライバーがアクセル操作
しているときよりも機敏にスロットル弁を微調整する。
したがって、定速走行装置をリーンバーンエンジンに適
用すると、リーンバーンに切り替わったときの車速の落
ち込みや、リーンバーン走行中の起伏の変化による車速
低下に対しても素早くスロットル弁開度の調整が行われ
るが、エンジンはリーンバーン状態にあり、エンジント
ルクが不足気味であるから、スロットル弁開度が増して
も車速が十分変化しないので、さらにスロットル弁を開
く結果となり、スロットル弁が開きすぎてしまうことに
なる。
は、車速の落ち込みに対し、ドライバーがアクセル操作
しているときよりも機敏にスロットル弁を微調整する。
したがって、定速走行装置をリーンバーンエンジンに適
用すると、リーンバーンに切り替わったときの車速の落
ち込みや、リーンバーン走行中の起伏の変化による車速
低下に対しても素早くスロットル弁開度の調整が行われ
るが、エンジンはリーンバーン状態にあり、エンジント
ルクが不足気味であるから、スロットル弁開度が増して
も車速が十分変化しないので、さらにスロットル弁を開
く結果となり、スロットル弁が開きすぎてしまうことに
なる。
【0007】一方、リーンバーンエンジンのエンジン電
子制御ユニット(エンジンECU)は、定速走行がセッ
トされていない走行状態において、スロットル弁の開度
が変化しこれに伴って吸気管圧力が変化すると、加速要
求に対してトルク不足であると判断し、リーンバーン運
転を解除し理論空燃比での運転に切り替える。定速走行
がセットされた走行状態において、上記のようなスロッ
トル弁開度の変化があると、エンジンECUは、加速要
求に対してトルク不足であると判断し、リーンバーン運
転を解除して理論空燃比での運転に切り替えてしまい、
リーンバーン運転が持続しない、あるいはリーンバーン
と理論空燃比燃焼(ストイキ)とのハンチングを生じる
という問題が存在する。
子制御ユニット(エンジンECU)は、定速走行がセッ
トされていない走行状態において、スロットル弁の開度
が変化しこれに伴って吸気管圧力が変化すると、加速要
求に対してトルク不足であると判断し、リーンバーン運
転を解除し理論空燃比での運転に切り替える。定速走行
がセットされた走行状態において、上記のようなスロッ
トル弁開度の変化があると、エンジンECUは、加速要
求に対してトルク不足であると判断し、リーンバーン運
転を解除して理論空燃比での運転に切り替えてしまい、
リーンバーン運転が持続しない、あるいはリーンバーン
と理論空燃比燃焼(ストイキ)とのハンチングを生じる
という問題が存在する。
【0008】したがって、この発明は、このような問題
を解決することを目的とする。
を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1に記載の発明は、設定された速度で走
行するようスロットル弁開度を自動調整する定速走行装
置および運転状態に応じて空燃比を決定する空燃比決定
手段を備えたリーンバーンエンジンの制御装置であっ
て、吸気管圧力を監視し、定速走行制御中は、吸気管圧
力がリーンバーン解除しきい値を超えてから所定時間後
にリーンバーン解除信号を出力する吸気管圧力監視手段
を備え、前記空燃比決定手段は、前記リーンバーン解除
信号に応答してリーンバーンを解除するという構成をと
る。
るため、請求項1に記載の発明は、設定された速度で走
行するようスロットル弁開度を自動調整する定速走行装
置および運転状態に応じて空燃比を決定する空燃比決定
手段を備えたリーンバーンエンジンの制御装置であっ
て、吸気管圧力を監視し、定速走行制御中は、吸気管圧
力がリーンバーン解除しきい値を超えてから所定時間後
にリーンバーン解除信号を出力する吸気管圧力監視手段
を備え、前記空燃比決定手段は、前記リーンバーン解除
信号に応答してリーンバーンを解除するという構成をと
る。
【0010】このような構成をとることにより、リーン
バーンでの定速走行制御中に吸気管圧力が上昇してリー
ンバーン解除しきい値を越えても、所定時間はリーンバ
ーン状態を維持するので、この所定時間内に運転状態が
リーンバーンに適した状態に戻るときは、短時間の内に
リーンバーン、ストイキ、リーンバーンとエンジンの燃
焼状態を切り替えることなく、リーンバーンを継続する
ことができ、定速走行の快適さを向上させることができ
る。
バーンでの定速走行制御中に吸気管圧力が上昇してリー
ンバーン解除しきい値を越えても、所定時間はリーンバ
ーン状態を維持するので、この所定時間内に運転状態が
リーンバーンに適した状態に戻るときは、短時間の内に
リーンバーン、ストイキ、リーンバーンとエンジンの燃
焼状態を切り替えることなく、リーンバーンを継続する
ことができ、定速走行の快適さを向上させることができ
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、設定され
た速度で走行するようスロットル弁開度を自動調整する
定速走行装置を備えたリーンバーンエンジンの制御装置
であって、走行負荷を計測する手段と、吸気管圧力を監
視し、該吸気管圧力がリーンバーン解除しきい値を超え
たときリーンバーン解除信号を出力する吸気管圧力監視
手段と、前記リーンバーン解除信号に応答してリーンバ
ーンを解除する空燃比決定手段と、定速走行中は、前記
走行負荷に応じて前記リーンバーン解除しきい値を選択
する手段と、を備えるリーンバーンエンジンを備えると
いう構成をとる。
た速度で走行するようスロットル弁開度を自動調整する
定速走行装置を備えたリーンバーンエンジンの制御装置
であって、走行負荷を計測する手段と、吸気管圧力を監
視し、該吸気管圧力がリーンバーン解除しきい値を超え
たときリーンバーン解除信号を出力する吸気管圧力監視
手段と、前記リーンバーン解除信号に応答してリーンバ
ーンを解除する空燃比決定手段と、定速走行中は、前記
走行負荷に応じて前記リーンバーン解除しきい値を選択
する手段と、を備えるリーンバーンエンジンを備えると
いう構成をとる。
【0012】この発明によると、車両の走行負荷に応じ
てリーンバーン解除しきい値を持ち換え、走行負荷の増
加によって吸気管圧力が上昇してもリーンバーン解除し
きい値を超えにくくするので、短時間の負荷変動によっ
てリーンバーン状態が解除される現象を低減することが
できる。
てリーンバーン解除しきい値を持ち換え、走行負荷の増
加によって吸気管圧力が上昇してもリーンバーン解除し
きい値を超えにくくするので、短時間の負荷変動によっ
てリーンバーン状態が解除される現象を低減することが
できる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、設定され
た速度で走行するようスロットル弁開度を自動調整する
定速走行装置を備えたリーンバーンエンジンの制御装置
であって、吸気管圧力を監視し、吸気管圧力がリーンバ
ーン解除しきい値を超えたときリーンバーン解除信号を
出力する吸気管圧力監視手段と、吸気管圧力の計測値に
重いフィルタをかけるフィルタ手段と、を備え、リーン
バーン状態で定速走行制御中は、前記吸気管圧力監視手
段は前記重いフィルタをかけられた吸気管圧力が前記リ
ーンバーン解除しきい値を超えるときリーンバーン解除
信号を出力するという構成をとる。
た速度で走行するようスロットル弁開度を自動調整する
定速走行装置を備えたリーンバーンエンジンの制御装置
であって、吸気管圧力を監視し、吸気管圧力がリーンバ
ーン解除しきい値を超えたときリーンバーン解除信号を
出力する吸気管圧力監視手段と、吸気管圧力の計測値に
重いフィルタをかけるフィルタ手段と、を備え、リーン
バーン状態で定速走行制御中は、前記吸気管圧力監視手
段は前記重いフィルタをかけられた吸気管圧力が前記リ
ーンバーン解除しきい値を超えるときリーンバーン解除
信号を出力するという構成をとる。
【0014】この発明によると、リーンバーン状態で定
速走行制御中は、吸気管圧力センサから得られる圧力値
に重いフィルタをかける、すなわち刻々検出される圧力
値を複数のサンプリング回数にわたって平均して移動平
均値を算出し、この値を吸気管圧力の値として吸気管圧
力監視手段に提供するので、瞬間的な圧力上昇によって
リーンバーンが解除されることがなく、リーンバーン状
態をより長く維持することができる。この移動平均値の
算出にあたっては、瞬間的なピーク圧力値を切り捨てる
ようにするとより効果的である。
速走行制御中は、吸気管圧力センサから得られる圧力値
に重いフィルタをかける、すなわち刻々検出される圧力
値を複数のサンプリング回数にわたって平均して移動平
均値を算出し、この値を吸気管圧力の値として吸気管圧
力監視手段に提供するので、瞬間的な圧力上昇によって
リーンバーンが解除されることがなく、リーンバーン状
態をより長く維持することができる。この移動平均値の
算出にあたっては、瞬間的なピーク圧力値を切り捨てる
ようにするとより効果的である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、エンジン1と、これを制
御するエンジン電子制御ユニット(エンジン制御装
置)、すなわちエンジンECU30および定速走行装置
40の構成の概略を示すブロック図である。エンジンE
CU30は、マイクロコンピュータおよびこれに付随す
る回路素子で構成され、各種センサからの信号を受け取
る入力インターフェイス、中央演算処理装置(以下「CPU」
という)、実行するプログラムおよびデータを格納するR
OM(読み取り専用メモリ)、実行時の作業領域を提供
し演算結果などを記憶するRAM(ランダムアクセスメ
モリ)、およびエンジン各部に制御信号を送る出力イン
ターフェイスを備える。図1ではこのようなハードウェ
ア構成をふまえてエンジンECU30を機能ブロックで
示してある。
御するエンジン電子制御ユニット(エンジン制御装
置)、すなわちエンジンECU30および定速走行装置
40の構成の概略を示すブロック図である。エンジンE
CU30は、マイクロコンピュータおよびこれに付随す
る回路素子で構成され、各種センサからの信号を受け取
る入力インターフェイス、中央演算処理装置(以下「CPU」
という)、実行するプログラムおよびデータを格納するR
OM(読み取り専用メモリ)、実行時の作業領域を提供
し演算結果などを記憶するRAM(ランダムアクセスメ
モリ)、およびエンジン各部に制御信号を送る出力イン
ターフェイスを備える。図1ではこのようなハードウェ
ア構成をふまえてエンジンECU30を機能ブロックで
示してある。
【0016】エンジン1の吸気管9にはスロットル弁1
5が配置されている。スロットル弁15にはスロットル
弁開度(θTH)センサ23が設けられており、このスロッ
トル弁15の開度に応じた電気信号をエンジンECU3
0の運転状態検出部31に送る。
5が配置されている。スロットル弁15にはスロットル
弁開度(θTH)センサ23が設けられており、このスロッ
トル弁15の開度に応じた電気信号をエンジンECU3
0の運転状態検出部31に送る。
【0017】スロットル弁15の下流のサージタンク1
0には吸気管圧力(Pb)センサ13が設けられており、
吸気管圧力信号をエンジンECU30の運転状態検出部
31に送る。エンジン回転数(Ne)センサ25が、エンジ
ン1のカム軸またはクランク軸に取り付けられ、エンジン
の回転数を示すNE信号を運転状態検出部31に送る。
0には吸気管圧力(Pb)センサ13が設けられており、
吸気管圧力信号をエンジンECU30の運転状態検出部
31に送る。エンジン回転数(Ne)センサ25が、エンジ
ン1のカム軸またはクランク軸に取り付けられ、エンジン
の回転数を示すNE信号を運転状態検出部31に送る。
【0018】また、車両の車速VCARを検出する車速セン
サ26およびアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセ
ル開度」という)θAPを検出するアクセル開度センサ27
からの検出信号が運転状態検出部31に送られる。
サ26およびアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセ
ル開度」という)θAPを検出するアクセル開度センサ27
からの検出信号が運転状態検出部31に送られる。
【0019】エンジン1の排気マニホールドに広域空燃
比(LAF)センサ22が設けられている。広域空燃比センサ
22は、空燃比の広域にわたって排気ガス中の酸素濃度
にほぼ比例する電気信号を出力しエンジンECU30の
運転状態検出部31に供給する。これにより、エンジン
ECU30は、広い空燃比領域にわたって空燃比のフィ
ードバック制御を行わうことができる。エンジン1の排
気管16には、排気ガス中のHC,CO,NOx等の浄化を行う三
元触媒特性を併せもつリーンNOx触媒19が装着され
ている。
比(LAF)センサ22が設けられている。広域空燃比センサ
22は、空燃比の広域にわたって排気ガス中の酸素濃度
にほぼ比例する電気信号を出力しエンジンECU30の
運転状態検出部31に供給する。これにより、エンジン
ECU30は、広い空燃比領域にわたって空燃比のフィ
ードバック制御を行わうことができる。エンジン1の排
気管16には、排気ガス中のHC,CO,NOx等の浄化を行う三
元触媒特性を併せもつリーンNOx触媒19が装着され
ている。
【0020】空燃比決定部33は、運転状態検出部31
から得られるエンジン回転数Neおよび吸気管圧力Pbをパ
ラメータとしてエンジンECU30のROMに格納され
ている空燃比マップを参照して負荷状況に適した空燃比
を決定する。空燃比は、理論空燃比(14.7)よりリッチ
な領域からリーンバーン運転の代表的な空燃比22まで広
域にわたって制御することができる。空燃比決定部33
は、リーンバーン状態にあるときは、次に説明する負圧
監視部32からリーンバーン解除信号を受け取るまで
は、リーンバーン状態を維持する。
から得られるエンジン回転数Neおよび吸気管圧力Pbをパ
ラメータとしてエンジンECU30のROMに格納され
ている空燃比マップを参照して負荷状況に適した空燃比
を決定する。空燃比は、理論空燃比(14.7)よりリッチ
な領域からリーンバーン運転の代表的な空燃比22まで広
域にわたって制御することができる。空燃比決定部33
は、リーンバーン状態にあるときは、次に説明する負圧
監視部32からリーンバーン解除信号を受け取るまで
は、リーンバーン状態を維持する。
【0021】この発明の一実施形態では、負圧監視部3
2(吸気管圧力監視手段)が吸気管圧力を監視し、定速
走行制御中は、吸気管圧力がリーンバーン解除しきい値
を超えた状態が所定時間継続するとき、リーンバーン解
除信号を出力する。ここでの所定時間は、たとえば2秒
から8秒である。この所定時間内に運転状態が変化し吸
気管圧力がリーンバーン解除しきい値より下になると、
負圧監視部32は、リーンバーン解除信号を発生しな
い。
2(吸気管圧力監視手段)が吸気管圧力を監視し、定速
走行制御中は、吸気管圧力がリーンバーン解除しきい値
を超えた状態が所定時間継続するとき、リーンバーン解
除信号を出力する。ここでの所定時間は、たとえば2秒
から8秒である。この所定時間内に運転状態が変化し吸
気管圧力がリーンバーン解除しきい値より下になると、
負圧監視部32は、リーンバーン解除信号を発生しな
い。
【0022】したがって、負荷の変動によって一時的に
吸気管圧力がリーンバーン解除しきい値を超え、すぐに
またリーンバーン運転可能な状態にもどるようなとき、
エンジンの状態をリーンバーン、ストイキ、リーンバー
ンと短時間のうちに切り換える現象を解消することがで
きる。
吸気管圧力がリーンバーン解除しきい値を超え、すぐに
またリーンバーン運転可能な状態にもどるようなとき、
エンジンの状態をリーンバーン、ストイキ、リーンバー
ンと短時間のうちに切り換える現象を解消することがで
きる。
【0023】ここで、リーンバーン解除しきい値は、エ
ンジンECU30がリーンバーン運転を解除して理論空
燃比運転に移るしきい値としての負圧Pbであり、たと
えば大気圧より60mmHg低い値である。
ンジンECU30がリーンバーン運転を解除して理論空
燃比運転に移るしきい値としての負圧Pbであり、たと
えば大気圧より60mmHg低い値である。
【0024】燃料噴射制御部35は、運転状態検出部3
1から送られてくる吸気管圧力Pbおよびエンジン回転数
Ne、ならびに空燃比決定部33から送られてくる目標空
燃比に基づいてROMに格納されている三次元マップを
参照して燃料の基本噴射時間を求める。インジェクタ1
1の弁が開かれる時間、すなわち燃料噴射時間は、この
基本噴射時間に、そのときのエンジン状態、運転状態を
反映した補正係数をかけて決定される。
1から送られてくる吸気管圧力Pbおよびエンジン回転数
Ne、ならびに空燃比決定部33から送られてくる目標空
燃比に基づいてROMに格納されている三次元マップを
参照して燃料の基本噴射時間を求める。インジェクタ1
1の弁が開かれる時間、すなわち燃料噴射時間は、この
基本噴射時間に、そのときのエンジン状態、運転状態を
反映した補正係数をかけて決定される。
【0025】点火時期制御部37は、運転状態検出部3
1から送られてくるエンジン運転パラメータに基づいて
点火時期を制御する信号をディストリビュータに送り、
点火プラグ4の点火を制御する。
1から送られてくるエンジン運転パラメータに基づいて
点火時期を制御する信号をディストリビュータに送り、
点火プラグ4の点火を制御する。
【0026】走行負荷計測部39は、運転状態検出部3
1で検出される車速およびスロットル弁開度に基づいて
車両の走行負荷を計測する。走行負荷は、加速抵抗、コ
ーナリング抵抗、空力抵抗、転がり抵抗、および勾配抵
抗の和であるが、この実施例では、車速およびスロット
ル弁開度に基づいて算出する登坂勾配を示すパラメータ
PNOおよび降坂勾配を示すパラメータPKUで走行負
荷を表す。
1で検出される車速およびスロットル弁開度に基づいて
車両の走行負荷を計測する。走行負荷は、加速抵抗、コ
ーナリング抵抗、空力抵抗、転がり抵抗、および勾配抵
抗の和であるが、この実施例では、車速およびスロット
ル弁開度に基づいて算出する登坂勾配を示すパラメータ
PNOおよび降坂勾配を示すパラメータPKUで走行負
荷を表す。
【0027】走行負荷の算出手法は、本出願人による出
願に係る特開平5−71625号公報などに詳しく記載
されているが、図6を参照して概略を説明する。エンジ
ンECU30のROMには、予め設定した特性に従って
3速で平坦路を走行するときの、車速V、スロットル弁
開度θTH、およびこの車速Vおよびスロットル弁開度θ
THの状態で得られる加速度の関係を示す三次元マップを
格納している。予測加速度算出部61が、現時点の車速
Vおよびスロットル弁開度をパラメータとして三次元マ
ップから現時点における予測加速度を得る。
願に係る特開平5−71625号公報などに詳しく記載
されているが、図6を参照して概略を説明する。エンジ
ンECU30のROMには、予め設定した特性に従って
3速で平坦路を走行するときの、車速V、スロットル弁
開度θTH、およびこの車速Vおよびスロットル弁開度θ
THの状態で得られる加速度の関係を示す三次元マップを
格納している。予測加速度算出部61が、現時点の車速
Vおよびスロットル弁開度をパラメータとして三次元マ
ップから現時点における予測加速度を得る。
【0028】実加速度算出部62は、車速Vの1階差分
値から車両に生じている実際の加速度を求め、これに変
速シフトの位置(1速、2速、3速、4速)に応じた補
正係数をかけて3速相当の値に修正する。
値から車両に生じている実際の加速度を求め、これに変
速シフトの位置(1速、2速、3速、4速)に応じた補
正係数をかけて3速相当の値に修正する。
【0029】比較部63は、予測加速度算出部61で得
られる予測加速度と、実加速度算出部62で得られる実
加速度との差分の平均値を算出する。この実施例では、
この平均値を走行負荷として用い、正であれば登坂勾配
を示すパラメータPNOとなり、負であれば降坂勾配を
示すパラメータPKUとなる。
られる予測加速度と、実加速度算出部62で得られる実
加速度との差分の平均値を算出する。この実施例では、
この平均値を走行負荷として用い、正であれば登坂勾配
を示すパラメータPNOとなり、負であれば降坂勾配を
示すパラメータPKUとなる。
【0030】この発明の一つの実施形態によると、空燃
比決定部33は、走行負荷計測部39から走行負荷を示
す信号を受け取り、この走行負荷に応じてリーンバーン
解除しきい値を選択する。たとえば、平坦な道路を走行
している時はリーンバーン解除しきい値を大気圧760mmH
gより60mmHg低い値に設定し、ゆるやかな登坂勾配に相
当する負荷が計測されるときは、大気圧より40mmHg低い
値をリーンバーンしきい値とする。このようにすること
によって、負荷のわずかな増加によって直ちにリーンバ
ーンが解除される現象を低減することができる。
比決定部33は、走行負荷計測部39から走行負荷を示
す信号を受け取り、この走行負荷に応じてリーンバーン
解除しきい値を選択する。たとえば、平坦な道路を走行
している時はリーンバーン解除しきい値を大気圧760mmH
gより60mmHg低い値に設定し、ゆるやかな登坂勾配に相
当する負荷が計測されるときは、大気圧より40mmHg低い
値をリーンバーンしきい値とする。このようにすること
によって、負荷のわずかな増加によって直ちにリーンバ
ーンが解除される現象を低減することができる。
【0031】加速要求監視部38は、アクセル開度セン
サ27から送られてくるアクセル開度を監視し、アクセ
ル開度が加速方向に所定値以上変化(たとえば10度以
上変化)したことを検出すると、空燃比決定部33に信
号を送り、空燃比決定部33はこの信号に応答して、一
実施形態では非クルーズ時のリーンバーン解除条件を適
用する。またもう一つの実施形態では、空燃比決定部3
3は、加速要求監視部38からの信号に応答して直ちに
リーンバーンを解除して理論空燃比に設定する。
サ27から送られてくるアクセル開度を監視し、アクセ
ル開度が加速方向に所定値以上変化(たとえば10度以
上変化)したことを検出すると、空燃比決定部33に信
号を送り、空燃比決定部33はこの信号に応答して、一
実施形態では非クルーズ時のリーンバーン解除条件を適
用する。またもう一つの実施形態では、空燃比決定部3
3は、加速要求監視部38からの信号に応答して直ちに
リーンバーンを解除して理論空燃比に設定する。
【0032】定速走行電子制御ユニット40(定速走行
装置)は、ハードウェア的にはマイクロコンピュータお
よびこれに付随する回路素子で構成され、プロセッサ
(CPU)、プログラムおよびデータを格納する読み取
り専用メモリ(ROM)および演算の作業領域および一
時記憶領域を提供するランダム・アクセス・メモリ(R
AM)、入力インターフェイスおよび出力インターフェ
イスを備える電子制御ユニット(ECU)である。図1
では、このような構成をふまえて定速走行電子制御ユニ
ット40、すなわち定速走行ECU40を機能ブロック
で示してある。
装置)は、ハードウェア的にはマイクロコンピュータお
よびこれに付随する回路素子で構成され、プロセッサ
(CPU)、プログラムおよびデータを格納する読み取
り専用メモリ(ROM)および演算の作業領域および一
時記憶領域を提供するランダム・アクセス・メモリ(R
AM)、入力インターフェイスおよび出力インターフェ
イスを備える電子制御ユニット(ECU)である。図1
では、このような構成をふまえて定速走行電子制御ユニ
ット40、すなわち定速走行ECU40を機能ブロック
で示してある。
【0033】この実施形態では、定速走行ECU40
は、エンジンECU30に電気的に接続されてエンジン
ECU30から各種のデータの提供を受けるものとして
示してあるが、定速走行ECU40にエンジンECU3
0の運転状態検出部31と同様の運転状態検出部を設
け、定速走行制御に必要なデータを定速走行ECU40
が直接各種のセンサから取得するようにしてもよい。
は、エンジンECU30に電気的に接続されてエンジン
ECU30から各種のデータの提供を受けるものとして
示してあるが、定速走行ECU40にエンジンECU3
0の運転状態検出部31と同様の運転状態検出部を設
け、定速走行制御に必要なデータを定速走行ECU40
が直接各種のセンサから取得するようにしてもよい。
【0034】セット・リジュームスイッチ49は、ステ
アリング(ハンドル)付近に設けられたボタン状のスイ
ッチで、定速走行の際の目標速度を設定するためのもの
である。走行中に所望の速度に達したときにセット・リ
ジュームスイッチ49のセットボタンを押すと、そのと
きの速度が目標速度として目標車速記憶部41に記憶さ
れ、定速走行ECU40が定速走行制御を開始する。
アリング(ハンドル)付近に設けられたボタン状のスイ
ッチで、定速走行の際の目標速度を設定するためのもの
である。走行中に所望の速度に達したときにセット・リ
ジュームスイッチ49のセットボタンを押すと、そのと
きの速度が目標速度として目標車速記憶部41に記憶さ
れ、定速走行ECU40が定速走行制御を開始する。
【0035】また、ブレーキ操作をするなどして定速走
行からはずれた後、再び定速走行に入るときも同様にセ
ット・リジュームスイッチ49のセットボタンを押す。
これにより、定速走行ECU40は、目標車速記憶部4
1に記憶されている目標速度に従った定速走行になるよ
うスロットル弁を制御する。また、セット・リジューム
スイッチ49のリジュームボタンを押し続けると車両が
加速し、所望の車速になったところでボタンを離すと、
そのときの車速が目標速度として新たに目標車速記憶部
41に記憶され、この車速を目標として定速走行制御が
行われる。
行からはずれた後、再び定速走行に入るときも同様にセ
ット・リジュームスイッチ49のセットボタンを押す。
これにより、定速走行ECU40は、目標車速記憶部4
1に記憶されている目標速度に従った定速走行になるよ
うスロットル弁を制御する。また、セット・リジューム
スイッチ49のリジュームボタンを押し続けると車両が
加速し、所望の車速になったところでボタンを離すと、
そのときの車速が目標速度として新たに目標車速記憶部
41に記憶され、この車速を目標として定速走行制御が
行われる。
【0036】車速偏差算出部43は、車速センサ26で
検出される実車速を目標車速記憶部41に記憶される目
標車速と比較し、その差を示す信号をスロットル弁開度
制御部47に送る。スロットル弁開度制御部は、この偏
差信号に応答し、実車速が目標車速より低ければ、スロ
ットル弁15の開度を大きくする方向にスロットル弁ア
クチュエータ50を駆動し、実車速が目標車速より高け
れば、スロットル弁15の開度を小さくする方向にスロ
ットル弁アクチュエータ50を駆動する。
検出される実車速を目標車速記憶部41に記憶される目
標車速と比較し、その差を示す信号をスロットル弁開度
制御部47に送る。スロットル弁開度制御部は、この偏
差信号に応答し、実車速が目標車速より低ければ、スロ
ットル弁15の開度を大きくする方向にスロットル弁ア
クチュエータ50を駆動し、実車速が目標車速より高け
れば、スロットル弁15の開度を小さくする方向にスロ
ットル弁アクチュエータ50を駆動する。
【0037】図2は、この発明のさらにもう一つの実施
形態を示すブロック図で、図1と同じ構成要素は同じ参
照番号で示してある。
形態を示すブロック図で、図1と同じ構成要素は同じ参
照番号で示してある。
【0038】負圧フィルタ34は、吸気管圧力センサ1
3が検出する吸気管圧力Pbを複数のサンプリング回数
(たとえば、100ミリ秒ごとのサンプリングを5回)に
わたって平均した移動平均値を算出するが、その際5つ
のサンプリング値のうち、1つまたは2つのピーク値を
捨てて残りの3回または4回のサンプリング値の平均を
とる。
3が検出する吸気管圧力Pbを複数のサンプリング回数
(たとえば、100ミリ秒ごとのサンプリングを5回)に
わたって平均した移動平均値を算出するが、その際5つ
のサンプリング値のうち、1つまたは2つのピーク値を
捨てて残りの3回または4回のサンプリング値の平均を
とる。
【0039】負圧監視部32は、負圧フィルタ34から
送られてくる吸気管圧力を監視し、吸気管圧力Pbがリ
ーンバーン解除しきい値に達すると、リーンバーン解除
信号を空燃比決定部33に送る。このようにリーンバー
ン解除しきい値と比較される吸気管圧力に重いフィルタ
がかけられ、瞬間的なピークの影響が抑えられているの
で、吸気管圧力の瞬間的な高揚によってリーンバーンが
解除される現象を低減し、リーンバーンをより長く持続
させることができる。
送られてくる吸気管圧力を監視し、吸気管圧力Pbがリ
ーンバーン解除しきい値に達すると、リーンバーン解除
信号を空燃比決定部33に送る。このようにリーンバー
ン解除しきい値と比較される吸気管圧力に重いフィルタ
がかけられ、瞬間的なピークの影響が抑えられているの
で、吸気管圧力の瞬間的な高揚によってリーンバーンが
解除される現象を低減し、リーンバーンをより長く持続
させることができる。
【0040】図3は、図1に示すこの発明の一実施形態
のプロセスの流れの一例を示すフローチャートである。
吸気管圧力センサ13の出力を読みとって吸気管圧力を
計測し(202)、リーンバーンフラグを点検してリー
ンバーン中であれば(204)ステップ205に進みク
ルーズフラグを点検してクルーズ(定速走行制御)中か
どうか判断する。クルーズフラグは、セット・リジュー
ムスイッチ49によって定速走行制御がセットされると
き1にセットされ、定速走行制御を脱したときゼロにク
リアされる。
のプロセスの流れの一例を示すフローチャートである。
吸気管圧力センサ13の出力を読みとって吸気管圧力を
計測し(202)、リーンバーンフラグを点検してリー
ンバーン中であれば(204)ステップ205に進みク
ルーズフラグを点検してクルーズ(定速走行制御)中か
どうか判断する。クルーズフラグは、セット・リジュー
ムスイッチ49によって定速走行制御がセットされると
き1にセットされ、定速走行制御を脱したときゼロにク
リアされる。
【0041】クルーズ制御中であれば、ステップ207
に進みドライバーがアクセルを踏み込んでいるかどうか
を加速要求監視部38がアクセル開度センサ27の出力
に基づいて判断し、アクセルが踏まれていない、すなわ
ちドライバーが加速を要求していないときは、車速偏差
算出部43が算出する目標車速と実車速との差がしきい
値、たとえば目標車速の10%以上かどうかを判定し(2
08)、しきい値を超えていなければ定速走行制御での
加速要求はそれほど大きくないので、ステップ209に
進む。
に進みドライバーがアクセルを踏み込んでいるかどうか
を加速要求監視部38がアクセル開度センサ27の出力
に基づいて判断し、アクセルが踏まれていない、すなわ
ちドライバーが加速を要求していないときは、車速偏差
算出部43が算出する目標車速と実車速との差がしきい
値、たとえば目標車速の10%以上かどうかを判定し(2
08)、しきい値を超えていなければ定速走行制御での
加速要求はそれほど大きくないので、ステップ209に
進む。
【0042】ステップ209では、ステップ202で計
測した吸気管圧力(負圧)がリーンバーン解除しきい値
以上であるかどうかを判断し、リーンバーン解除しきい
値以上であれば、しきい値を超えてから所定時間が経過
したかどうかを点検し(210)、所定時間が経過して
いれば、空燃比決定部33にリーンバーン解除信号を送
ってリーンバーンを解除し(212)、理論空燃比での
運転に移る。ステップ212では、所定時間の計測をす
るタイマーが初期化される。カウントダウン式のタイマ
ーを使用するときは、初期値として所定時間をセット
し、カウンタ値ゼロが所定時間の経過を示す。
測した吸気管圧力(負圧)がリーンバーン解除しきい値
以上であるかどうかを判断し、リーンバーン解除しきい
値以上であれば、しきい値を超えてから所定時間が経過
したかどうかを点検し(210)、所定時間が経過して
いれば、空燃比決定部33にリーンバーン解除信号を送
ってリーンバーンを解除し(212)、理論空燃比での
運転に移る。ステップ212では、所定時間の計測をす
るタイマーが初期化される。カウントダウン式のタイマ
ーを使用するときは、初期値として所定時間をセット
し、カウンタ値ゼロが所定時間の経過を示す。
【0043】ここでの所定時間は、前述のようにたとえ
ば2秒から8秒に設定される。この時間をあまりに長く
設定すると、たとえば車が上り勾配にかかったときのよ
うに走行負荷が増大したとき、定速走行制御装置40が
目標車速で走行するためスロットル弁開度を大きくし、
したがって吸気管圧力が上昇してリーンバーン解除しき
い値を超えてもリーンバーン運転が継続される時間が長
いので、車速が大きく目標車速からはずれ、リーンバー
ンが解除されて理論空燃比運転に移った後、定速走行制
御によって急加速を生じるなど、ドライバーにとって不
快な走行状態を生じることになる。
ば2秒から8秒に設定される。この時間をあまりに長く
設定すると、たとえば車が上り勾配にかかったときのよ
うに走行負荷が増大したとき、定速走行制御装置40が
目標車速で走行するためスロットル弁開度を大きくし、
したがって吸気管圧力が上昇してリーンバーン解除しき
い値を超えてもリーンバーン運転が継続される時間が長
いので、車速が大きく目標車速からはずれ、リーンバー
ンが解除されて理論空燃比運転に移った後、定速走行制
御によって急加速を生じるなど、ドライバーにとって不
快な走行状態を生じることになる。
【0044】一方、この所定時間をあまりに短く設定す
ると、ごく一時的な負荷の増加によってリーンバーンが
解除され、この一時的な負荷の増加が解消すると再びリ
ーンバーンに復帰することになり、短時間のうちに運転
状態を変化させ、快適さを低減させる原因となる。した
がって、この所定時間は、これらの要因のバランスをと
って設定される。
ると、ごく一時的な負荷の増加によってリーンバーンが
解除され、この一時的な負荷の増加が解消すると再びリ
ーンバーンに復帰することになり、短時間のうちに運転
状態を変化させ、快適さを低減させる原因となる。した
がって、この所定時間は、これらの要因のバランスをと
って設定される。
【0045】ステップ210で所定時間が経過していな
いときは、所定時間の経過を計測するタイマーを進ませ
(211)、プロセスを終了する(214)。このプロ
セスは、たとえば100ミリ秒ごとに実行される。
いときは、所定時間の経過を計測するタイマーを進ませ
(211)、プロセスを終了する(214)。このプロ
セスは、たとえば100ミリ秒ごとに実行される。
【0046】ステップ204に戻り、リーンバーン中で
なければ、所定時間の経過を計測するタイマーを初期化
して(213)プロセスを終了する。また、ステップ2
05において、クルーズ制御中でなければ、吸気管圧力
(負圧)がリーンバーン解除しきい値以上になったかど
うかを点検し(206)、しきい値以上になっていれ
ば、負圧監視部32が空燃比決定部33にリーンバーン
解除信号を送り、リーンバーンが解除される(21
2)。ステップ212では、タイマーの初期化も行われ
る。ステップ206で吸気管圧力がリーンバーン解除し
きい値以上でなければ、ステップ213に進み、タイマ
ーを初期化してプロセスを終了する。
なければ、所定時間の経過を計測するタイマーを初期化
して(213)プロセスを終了する。また、ステップ2
05において、クルーズ制御中でなければ、吸気管圧力
(負圧)がリーンバーン解除しきい値以上になったかど
うかを点検し(206)、しきい値以上になっていれ
ば、負圧監視部32が空燃比決定部33にリーンバーン
解除信号を送り、リーンバーンが解除される(21
2)。ステップ212では、タイマーの初期化も行われ
る。ステップ206で吸気管圧力がリーンバーン解除し
きい値以上でなければ、ステップ213に進み、タイマ
ーを初期化してプロセスを終了する。
【0047】ステップ207でアクセル操作が検出され
たとき、およびステップ208で加速要求がしきい値以
上であるときは、ステップ212に進みリーンバーンを
解除し、タイマーを初期化する。ステップ209で吸気
管圧力(負圧)がリーンバーン解除しきい値未満である
ときは、ステップ213に進みタイマーの初期化を行っ
てプロセスを終了する。
たとき、およびステップ208で加速要求がしきい値以
上であるときは、ステップ212に進みリーンバーンを
解除し、タイマーを初期化する。ステップ209で吸気
管圧力(負圧)がリーンバーン解除しきい値未満である
ときは、ステップ213に進みタイマーの初期化を行っ
てプロセスを終了する。
【0048】次に図4および図1を参照してこの発明の
もう一つの実施形態のプロセスを説明する。吸気管圧力
センサ13の出力に基づいて運転状態検出部31が吸気
管圧力(負圧)を計測し(402)、走行負荷計測部3
9が運転状態検出部31で検出される種々のパラメータ
に基づいて車の走行負荷を計測する(403)。
もう一つの実施形態のプロセスを説明する。吸気管圧力
センサ13の出力に基づいて運転状態検出部31が吸気
管圧力(負圧)を計測し(402)、走行負荷計測部3
9が運転状態検出部31で検出される種々のパラメータ
に基づいて車の走行負荷を計測する(403)。
【0049】定速走行装置40が作動中かどうか、すな
わちセット・リジュームスイッチ49によって定速走行
装置40がセットされクルーズ制御中かどうか点検し
(405)、クルーズ制御中であればアクセル操作があ
るかどうかをアクセル開度センサ27の出力に基づいて
加速要求監視部38が判断し(406)、アクセル操作
がなければ、車速偏差算出部43が算出する目標車速と
実車速との偏差に基づく加速要求がしきい値、たとえば
目標車速の10%、以上であるかどうかを加速要求監視部
38が判断し、しきい値未満であれば、空燃比決定部3
3は、走行負荷計測部39からのデータに基づいて走行
負荷に応じた吸気管圧力に関するリーンバーン解除しき
い値を選択する(408)。たとえば、平坦な道路を走
行している時はリーンバーン解除しきい値を大気圧760m
mHgより60mmHg低い値に設定し、ゆるやかな登坂勾配に
相当する負荷が計測されるときは、大気圧より40mmHg低
い値をリーンバーンしきい値とする。このようにするこ
とによって、負荷のわずかな増加によって直ちにリーン
バーンが解除される現象を低減することができる。
わちセット・リジュームスイッチ49によって定速走行
装置40がセットされクルーズ制御中かどうか点検し
(405)、クルーズ制御中であればアクセル操作があ
るかどうかをアクセル開度センサ27の出力に基づいて
加速要求監視部38が判断し(406)、アクセル操作
がなければ、車速偏差算出部43が算出する目標車速と
実車速との偏差に基づく加速要求がしきい値、たとえば
目標車速の10%、以上であるかどうかを加速要求監視部
38が判断し、しきい値未満であれば、空燃比決定部3
3は、走行負荷計測部39からのデータに基づいて走行
負荷に応じた吸気管圧力に関するリーンバーン解除しき
い値を選択する(408)。たとえば、平坦な道路を走
行している時はリーンバーン解除しきい値を大気圧760m
mHgより60mmHg低い値に設定し、ゆるやかな登坂勾配に
相当する負荷が計測されるときは、大気圧より40mmHg低
い値をリーンバーンしきい値とする。このようにするこ
とによって、負荷のわずかな増加によって直ちにリーン
バーンが解除される現象を低減することができる。
【0050】ステップ405においてクルーズ制御中で
ないとき、ステップ406においてアクセル操作が検出
されるとき、およびステップ407において加速要求が
しきい値以上であるときは、ステップ409に進み、非
クルーズ時の吸気管圧力に関するリーンバーン解除しき
い値を選択する。非クルーズ時のリーンバーン解除しき
い値は、たとえば大気圧より90mmHg低い値に設定されて
いる。こうして、非クルーズ時は、エンジン制御装置が
負荷状況、ドライバーの加速要求など応答してリーンバ
ーン状態から理論空燃比状態に迅速に移行するようにす
る。
ないとき、ステップ406においてアクセル操作が検出
されるとき、およびステップ407において加速要求が
しきい値以上であるときは、ステップ409に進み、非
クルーズ時の吸気管圧力に関するリーンバーン解除しき
い値を選択する。非クルーズ時のリーンバーン解除しき
い値は、たとえば大気圧より90mmHg低い値に設定されて
いる。こうして、非クルーズ時は、エンジン制御装置が
負荷状況、ドライバーの加速要求など応答してリーンバ
ーン状態から理論空燃比状態に迅速に移行するようにす
る。
【0051】こうしてリーンバーン解除しきい値が選択
された後、リーンバーン中からどうかをリーンバーンフ
ラグを点検して判断し(410)、リーンバーン中であ
れば、負圧監視部が吸気管圧力(負圧)がリーンバーン
解除しきい値以上であるかどうかを判断し(411)、
しきい値以上であれば、空燃比決定部33にリーンバー
ン解除信号を送ってリーンバーンを解除する(41
2)。
された後、リーンバーン中からどうかをリーンバーンフ
ラグを点検して判断し(410)、リーンバーン中であ
れば、負圧監視部が吸気管圧力(負圧)がリーンバーン
解除しきい値以上であるかどうかを判断し(411)、
しきい値以上であれば、空燃比決定部33にリーンバー
ン解除信号を送ってリーンバーンを解除する(41
2)。
【0052】ステップ410でリーンバーン中でないと
き、ステップ411で負圧がリーンバーン解除しきい値
未満であるときは、プロセスを終了する(413)。こ
のプロセスは、たとえば100ミリ秒ごとに繰り返され
る。
き、ステップ411で負圧がリーンバーン解除しきい値
未満であるときは、プロセスを終了する(413)。こ
のプロセスは、たとえば100ミリ秒ごとに繰り返され
る。
【0053】次に図5および図2を参照してこの発明の
さらにもう一つの実施形態のプロセスを説明する。吸気
管圧力センサ13の出力に基づいて運転状態検出部31
が吸気管圧力の計測を行い(502)、クルーズ制御中
かどうか定速走行装置40を点検し(504)、クルー
ズ制御中であれば、アクセル開度センサ27の出力に基
づいてドライバーがアクセル操作をしているかどうか加
速要求監視部38が判断する(505)。アクセル操作
がなされていなければ、定速走行制御による加速要求が
しきい値、たとえば目標車速の10%、以上であるかどう
かが加速要求監視部38で判断され(506)、加速要
求がしきい値未満であれば、吸気管圧力センサ13の出
力に重いフィルタをかけた値を負圧監視部32による監
視対象である吸気管圧力(負圧)として選択する(50
7)。
さらにもう一つの実施形態のプロセスを説明する。吸気
管圧力センサ13の出力に基づいて運転状態検出部31
が吸気管圧力の計測を行い(502)、クルーズ制御中
かどうか定速走行装置40を点検し(504)、クルー
ズ制御中であれば、アクセル開度センサ27の出力に基
づいてドライバーがアクセル操作をしているかどうか加
速要求監視部38が判断する(505)。アクセル操作
がなされていなければ、定速走行制御による加速要求が
しきい値、たとえば目標車速の10%、以上であるかどう
かが加速要求監視部38で判断され(506)、加速要
求がしきい値未満であれば、吸気管圧力センサ13の出
力に重いフィルタをかけた値を負圧監視部32による監
視対象である吸気管圧力(負圧)として選択する(50
7)。
【0054】重いフィルタは、図2の負圧フィルタ部3
4によってかけられる。負圧フィルタ34は、吸気管圧
力センサ13が検出する吸気管圧力Pbを複数のサンプ
リング回数(たとえば、100ミリ秒ごとのサンプリング
を5回)にわたって平均した移動平均値を算出するが、
その際5つのサンプリング値のうち、1つまたは2つの
ピーク値を捨てて残りの3回または4回のサンプリング
値の平均をとる。こうして、負圧フィルタ部34は、吸
気管圧力センサ13の出力値をローパスフィルタに通し
たかのような値を出力する。
4によってかけられる。負圧フィルタ34は、吸気管圧
力センサ13が検出する吸気管圧力Pbを複数のサンプ
リング回数(たとえば、100ミリ秒ごとのサンプリング
を5回)にわたって平均した移動平均値を算出するが、
その際5つのサンプリング値のうち、1つまたは2つの
ピーク値を捨てて残りの3回または4回のサンプリング
値の平均をとる。こうして、負圧フィルタ部34は、吸
気管圧力センサ13の出力値をローパスフィルタに通し
たかのような値を出力する。
【0055】ステップ504でクルーズ制御中でないと
き、ステップ505でアクセル操作が検出されるとき、
ステップ506で加速要求がしきい値以上であるとき
は、ステップ508に進み、非クルーズ時の負圧値が選
択される。すなわち、重いフィルタを通す処理を行わな
いで、たとえば吸気管圧力Pbの連続する2回または3
回のサンプル値の単純な移動平均を負圧監視部32によ
る監視対象の吸気管圧力として選択する。
き、ステップ505でアクセル操作が検出されるとき、
ステップ506で加速要求がしきい値以上であるとき
は、ステップ508に進み、非クルーズ時の負圧値が選
択される。すなわち、重いフィルタを通す処理を行わな
いで、たとえば吸気管圧力Pbの連続する2回または3
回のサンプル値の単純な移動平均を負圧監視部32によ
る監視対象の吸気管圧力として選択する。
【0056】こうして負圧値が選択されると、リーンバ
ーンフラグを点検し(509)、リーンバーン中であれ
ば、上述のようにして選択された吸気管圧力(負圧)値
がリーンバーン解除しきい値以上であるかどうか負圧監
視部32が判断する(510)。吸気管圧力値がリーン
バーン解除しきい値以上であれば、負圧監視部32がリ
ーンバーン解除信号を空燃比決定部33に送り、リーン
バーンが解除され理論空燃比での運転に移行する(51
1)。ステップ509でリーンバーン中でないとき、ス
テップ510で吸気管圧力(負圧)値がリーンバーン解
除しきい値未満であるときは、プロセスを終了する(5
12)。このプロセスも図3および図4のプロセスと同
様に、たとえば100ミリ秒ごとに繰り返される。
ーンフラグを点検し(509)、リーンバーン中であれ
ば、上述のようにして選択された吸気管圧力(負圧)値
がリーンバーン解除しきい値以上であるかどうか負圧監
視部32が判断する(510)。吸気管圧力値がリーン
バーン解除しきい値以上であれば、負圧監視部32がリ
ーンバーン解除信号を空燃比決定部33に送り、リーン
バーンが解除され理論空燃比での運転に移行する(51
1)。ステップ509でリーンバーン中でないとき、ス
テップ510で吸気管圧力(負圧)値がリーンバーン解
除しきい値未満であるときは、プロセスを終了する(5
12)。このプロセスも図3および図4のプロセスと同
様に、たとえば100ミリ秒ごとに繰り返される。
【0057】このようにこの実施形態によると、クルー
ズ制御中は、負圧監視部32が監視対象とする吸気管圧
力(負圧)として、吸気管圧力センサ13の出力に重い
フィルタをかけた値が用いられ、したがって瞬間的な吸
気管圧力の高揚の影響を受けないので、吸気管圧力値が
リーンバーン解除しきい値を超える状態が抑制され、リ
ーンバーン状態を安定して継続することが可能になる。
ズ制御中は、負圧監視部32が監視対象とする吸気管圧
力(負圧)として、吸気管圧力センサ13の出力に重い
フィルタをかけた値が用いられ、したがって瞬間的な吸
気管圧力の高揚の影響を受けないので、吸気管圧力値が
リーンバーン解除しきい値を超える状態が抑制され、リ
ーンバーン状態を安定して継続することが可能になる。
【0058】以上にこの発明をいくつかの実施形態につ
いて説明したが、この発明は、このような実施形態に限
定されるものではない。また、プロセスの説明をフロー
チャートを用いて説明したが、このフローチャートおよ
びプロセスの説明は、プロセスの順序を限定するもので
はなく、あくまでも一例としてプロセスを示したにすぎ
ない。
いて説明したが、この発明は、このような実施形態に限
定されるものではない。また、プロセスの説明をフロー
チャートを用いて説明したが、このフローチャートおよ
びプロセスの説明は、プロセスの順序を限定するもので
はなく、あくまでも一例としてプロセスを示したにすぎ
ない。
【0059】
【発明の効果】この発明によると、リーンバーンでの定
速走行制御中にリーンバーン状態を比較的長く維持する
ことができる。
速走行制御中にリーンバーン状態を比較的長く維持する
ことができる。
【図1】この発明の一実施形態の概念図。
【図2】この発明のもう一つの実施形態の概念図。
【図3】この発明の一実施形態のプロセスのフローチャ
ート。
ート。
【図4】この発明の他の実施形態のプロセスのフローチ
ャート。
ャート。
【図5】この発明のもう一つの実施形態のプロセスのフ
ローチャート。
ローチャート。
【図6】走行負荷の計測装置の一実施例を示すブロック
図。
図。
30 エンジンECU(エンジン制御装置) 32 負圧監視部(吸気管圧力監視手段) 33 空燃比決定部(空燃比決定手段) 34 負圧フィルタ 38 加速要求監視部 39 走行負荷計測部(走行負荷計測手段) 40 定速走行ECU(定速走行装置) 43 車速偏差算出部 47 スロットル弁開度制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 公士 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 小谷 秀昭 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D044 AA41 AA47 AB01 AC03 AC05 AC08 AC16 AC26 AC39 AC57 AD01 AD04 AD06 AE03 AE04 AE07 AE18 AE22 AE25 3G093 AA01 BA02 BA23 CB00 CB10 DA01 DA03 DA06 DA11 DB05 DB18 DB23 EA04 EA09 FA01 FA02 FA07 FA11 FA12 FB00 3G301 HA01 HA15 JA03 JA06 JA07 KA21 KB02 KB07 LA03 LB02 MA01 MA11 NA01 NA06 NA08 NB02 NB03 NB06 NB07 NB11 NC02 NC08 ND03 NE00 NE14 NE15 NE23 PA07Z PA11Z PD04A PD04Z PE01Z PF01Z PF03Z
Claims (3)
- 【請求項1】設定された速度で走行するようスロットル
弁開度を自動調整する定速走行装置および運転状態に応
じて空燃比を決定する空燃比決定手段を備えたリーンバ
ーンエンジンの制御装置であって、 吸気管圧力を監視し、定速走行制御中は、吸気管圧力が
リーンバーン解除しきい値を超えてから所定時間後にリ
ーンバーン解除信号を出力する吸気管圧力監視手段を備
え、 前記空燃比決定手段は、前記リーンバーン解除信号に応
答してリーンバーンを解除するようにしたリーンバーン
エンジンの制御装置。 - 【請求項2】設定された速度で走行するようスロットル
弁開度を自動調整する定速走行装置を備えたリーンバー
ンエンジンの制御装置であって、 走行負荷を計測する手段と、 吸気管圧力を監視し、該吸気管圧力がリーンバーン解除
しきい値を超えたときリーンバーン解除信号を出力する
吸気管圧力監視手段と、 前記リーンバーン解除信号に応答してリーンバーンを解
除する空燃比決定手段と、 定速走行中は、前記走行負荷に応じて前記リーンバーン
解除しきい値を選択する手段と、 を備えるリーンバーンエンジンの制御装置。 - 【請求項3】設定された速度で走行するようスロットル
弁開度を自動調整する定速走行装置を備えたリーンバー
ンエンジンの制御装置であって、 吸気管圧力を監視し、吸気管圧力がリーンバーン解除し
きい値を超えたときリーンバーン解除信号を出力する吸
気管圧力監視手段と、 吸気管圧力の計測値に重いフィルタをかけるフィルタ手
段と、を備え、 リーンバーン状態で定速走行制御中は、前記吸気管圧力
監視手段は前記重いフィルタをかけられた吸気管圧力が
前記リーンバーン解除しきい値を超えるときリーンバー
ン解除信号を出力するようにしたリーンバーンエンジン
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25147599A JP2001073833A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | リーンバーンエンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25147599A JP2001073833A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | リーンバーンエンジンの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001073833A true JP2001073833A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17223377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25147599A Pending JP2001073833A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | リーンバーンエンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001073833A (ja) |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25147599A patent/JP2001073833A/ja active Pending
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