JP2001073734A - 船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置 - Google Patents
船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置Info
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- JP2001073734A JP2001073734A JP25256899A JP25256899A JP2001073734A JP 2001073734 A JP2001073734 A JP 2001073734A JP 25256899 A JP25256899 A JP 25256899A JP 25256899 A JP25256899 A JP 25256899A JP 2001073734 A JP2001073734 A JP 2001073734A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】タイミングチェーンを誘導するシュー部材の上
面側にエンジンオイルが残留することを防止し、シュー
部材の機能低下やエンジンオイルの劣化を防止するとと
もに、シュー部材の剛性を良好に確保する。 【解決手段】シュー部材(テンションシュー42)の上
に降り注ぐエンジンオイルがシュー部材(42)の上面
側に残留することを防ぐオイル残留防止形状を設けた。
このオイル残留防止形状としては、水平方向の剛性を確
保する水平伸展部45Aと、鉛直方向の剛性を確保する
鉛直伸展部45B,45Cとを備えてシュー部材(シュ
ーベース45)を構成し、水平伸展部45Aの少なくと
も一側で鉛直伸展部45B,45Cの高さを水平伸展部
45Aの高さに合わせることにより、例えばシュー部材
(シューベース45)の縦断面形状を下方に開口する略
コ字形状に形成した。
面側にエンジンオイルが残留することを防止し、シュー
部材の機能低下やエンジンオイルの劣化を防止するとと
もに、シュー部材の剛性を良好に確保する。 【解決手段】シュー部材(テンションシュー42)の上
に降り注ぐエンジンオイルがシュー部材(42)の上面
側に残留することを防ぐオイル残留防止形状を設けた。
このオイル残留防止形状としては、水平方向の剛性を確
保する水平伸展部45Aと、鉛直方向の剛性を確保する
鉛直伸展部45B,45Cとを備えてシュー部材(シュ
ーベース45)を構成し、水平伸展部45Aの少なくと
も一側で鉛直伸展部45B,45Cの高さを水平伸展部
45Aの高さに合わせることにより、例えばシュー部材
(シューベース45)の縦断面形状を下方に開口する略
コ字形状に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦起きに搭載され
た船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーンを
誘導する船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェ
ーン誘導装置に関するものである。
た船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーンを
誘導する船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェ
ーン誘導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、船外機のエンジンは、そのクラ
ンク軸が鉛直方向を向くように縦起きに搭載される。4
サイクルエンジンの場合は、クランク軸の回転がタイミ
ングチェーンまたはタイミングベルトによってカム軸に
伝達されるが、タイミングチェーンによる場合は、タイ
ミングチェーンをエンジンの下面側に設け、エンジン内
部を潤滑し終わったエンジンオイルをタイミングチェー
ンの上に自然落下させてタイミングチェーンの潤滑を行
っている。
ンク軸が鉛直方向を向くように縦起きに搭載される。4
サイクルエンジンの場合は、クランク軸の回転がタイミ
ングチェーンまたはタイミングベルトによってカム軸に
伝達されるが、タイミングチェーンによる場合は、タイ
ミングチェーンをエンジンの下面側に設け、エンジン内
部を潤滑し終わったエンジンオイルをタイミングチェー
ンの上に自然落下させてタイミングチェーンの潤滑を行
っている。
【0003】また、このようにタイミングチェーンを用
いる場合には、そのチェーンテンションを適正に保つと
同時にタイミングチェーンの走行を安定させるタイミン
グチェーン誘導装置が併設される。これは、タイミング
チェーンの緩み側と張り側のチェーンラインに側方か
ら、それぞれ橇状のテンションシューとガイドシューを
当てがい、上記テンションシューをエンジン内の油圧や
ばね付勢力等を利用して緩み側のチェーンラインに押し
当てることにより、タイミングチェーンの弛みを吸収し
てチェーン走行の安定化を図るものである。
いる場合には、そのチェーンテンションを適正に保つと
同時にタイミングチェーンの走行を安定させるタイミン
グチェーン誘導装置が併設される。これは、タイミング
チェーンの緩み側と張り側のチェーンラインに側方か
ら、それぞれ橇状のテンションシューとガイドシューを
当てがい、上記テンションシューをエンジン内の油圧や
ばね付勢力等を利用して緩み側のチェーンラインに押し
当てることにより、タイミングチェーンの弛みを吸収し
てチェーン走行の安定化を図るものである。
【0004】図7は、一般的なテンションシューおよび
ガイドシューの構造を示す縦断面図である。テンション
シューおよびガイドシューは、アルミ合金等で形成され
たシューベース101に合成樹脂やゴム等で形成された
シューライニング102が一体化されており、シューラ
イニング102がタイミングチェーン103に当てがわ
れる。シューライニング102の縦断面形状はタイミン
グチェーン103が外れにくいように浅い『コ』字形に
造形され、シューベース101の縦断面形状は剛性を確
保するために『H』字形に造形される。
ガイドシューの構造を示す縦断面図である。テンション
シューおよびガイドシューは、アルミ合金等で形成され
たシューベース101に合成樹脂やゴム等で形成された
シューライニング102が一体化されており、シューラ
イニング102がタイミングチェーン103に当てがわ
れる。シューライニング102の縦断面形状はタイミン
グチェーン103が外れにくいように浅い『コ』字形に
造形され、シューベース101の縦断面形状は剛性を確
保するために『H』字形に造形される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにシューベース101の縦断面形状が『H』字形に
造形されているため、タイミングチェーン103の上に
自然落下するエンジンオイルがシューベース101上面
の凹部104に残留し、この残留オイルが経年劣化して
その劣化成分(スラッジ)が凹部104に堆積し、テン
ションシューおよびガイドシューの重量を増大させる。
特にテンションシューはチェーンテンションの変動に伴
うチェーンラインの動きに追従して回動するようになっ
ているため、上記重量増により追従性が損なわれて機能
が大幅に低下する。しかも、凹部104に残留する古い
エンジンオイルにより他のエンジンオイルの劣化が早ま
る懸念がある。
ようにシューベース101の縦断面形状が『H』字形に
造形されているため、タイミングチェーン103の上に
自然落下するエンジンオイルがシューベース101上面
の凹部104に残留し、この残留オイルが経年劣化して
その劣化成分(スラッジ)が凹部104に堆積し、テン
ションシューおよびガイドシューの重量を増大させる。
特にテンションシューはチェーンテンションの変動に伴
うチェーンラインの動きに追従して回動するようになっ
ているため、上記重量増により追従性が損なわれて機能
が大幅に低下する。しかも、凹部104に残留する古い
エンジンオイルにより他のエンジンオイルの劣化が早ま
る懸念がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するべくなされ
たものであり、タイミングチェーンを誘導するシュー部
材の上面側にエンジンオイルが残留することを防止し、
シュー部材の機能低下やエンジンオイルの劣化を防止す
るとともに、シュー部材の剛性を良好に確保できる船外
機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置
を提供することを目的とする。
たものであり、タイミングチェーンを誘導するシュー部
材の上面側にエンジンオイルが残留することを防止し、
シュー部材の機能低下やエンジンオイルの劣化を防止す
るとともに、シュー部材の剛性を良好に確保できる船外
機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る船外機用4サイクルエンジンのタイミ
ングチェーン誘導装置は、特許請求の範囲の請求項1に
記載したように、鉛直方向に軸支されたクランク軸の回
転をカム軸に伝達するタイミングチェーンに側方から橇
状のシュー部材を当てがって上記タイミングチェーンを
誘導する船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェ
ーン誘導装置において、上記シュー部材の上に降り注ぐ
エンジンオイルがシュー部材の上面側に残留することを
防ぐオイル残留防止形状をシュー部材に設けたことを特
徴とする。
め、本発明に係る船外機用4サイクルエンジンのタイミ
ングチェーン誘導装置は、特許請求の範囲の請求項1に
記載したように、鉛直方向に軸支されたクランク軸の回
転をカム軸に伝達するタイミングチェーンに側方から橇
状のシュー部材を当てがって上記タイミングチェーンを
誘導する船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェ
ーン誘導装置において、上記シュー部材の上に降り注ぐ
エンジンオイルがシュー部材の上面側に残留することを
防ぐオイル残留防止形状をシュー部材に設けたことを特
徴とする。
【0008】また、本発明に係る船外機用4サイクルエ
ンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項2に記
載したように、請求項1の構成において、前記シュー部
材を、水平方向の剛性を確保する水平伸展部と、鉛直方
向の剛性を確保する鉛直伸展部とを備えて構成し、上記
水平伸展部の少なくとも一側で上記鉛直伸展部の高さを
上記水平伸展部の高さに合わせて前記オイル残留防止形
状とした。
ンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項2に記
載したように、請求項1の構成において、前記シュー部
材を、水平方向の剛性を確保する水平伸展部と、鉛直方
向の剛性を確保する鉛直伸展部とを備えて構成し、上記
水平伸展部の少なくとも一側で上記鉛直伸展部の高さを
上記水平伸展部の高さに合わせて前記オイル残留防止形
状とした。
【0009】さらに、本発明に係る船外機用4サイクル
エンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項3に
記載したように、請求項2の構成において、前記シュー
部材の縦断面形状を、前記水平伸展部と前記鉛直伸展部
とを備えて下方に開口する略『コ』字形状に形成した。
エンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項3に
記載したように、請求項2の構成において、前記シュー
部材の縦断面形状を、前記水平伸展部と前記鉛直伸展部
とを備えて下方に開口する略『コ』字形状に形成した。
【0010】そして、本発明に係る船外機用4サイクル
エンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項4に
記載したように、請求項2の構成において、前記シュー
部材の縦断面形状を、前記水平伸展部と前記鉛直伸展部
とを備えて下方に開口する略『h』字形状に形成した。
エンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項4に
記載したように、請求項2の構成において、前記シュー
部材の縦断面形状を、前記水平伸展部と前記鉛直伸展部
とを備えて下方に開口する略『h』字形状に形成した。
【0011】また、本発明に係る船外機用4サイクルエ
ンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項5に記
載したように、請求項1の構成において、前記シュー部
材を、水平方向の剛性を確保する水平伸展部と、鉛直方
向の剛性を確保する鉛直伸展部とを備えて上下方向に開
口する略『H』字形状の縦断面形状を持つように構成
し、上記水平伸展部にオイル排出孔を穿設して前記オイ
ル残留防止形状とした。
ンジンのタイミングチェーン誘導装置は、請求項5に記
載したように、請求項1の構成において、前記シュー部
材を、水平方向の剛性を確保する水平伸展部と、鉛直方
向の剛性を確保する鉛直伸展部とを備えて上下方向に開
口する略『H』字形状の縦断面形状を持つように構成
し、上記水平伸展部にオイル排出孔を穿設して前記オイ
ル残留防止形状とした。
【0012】請求項1のようなオイル残留防止形状をシ
ュー部材に設けることにより、シュー部材の上に降り注
ぐエンジンオイルがシュー部材の上面側に残留しなくな
るので、シュー部材の重量増に伴う機能低下やエンジン
オイルの劣化を防止することができる。
ュー部材に設けることにより、シュー部材の上に降り注
ぐエンジンオイルがシュー部材の上面側に残留しなくな
るので、シュー部材の重量増に伴う機能低下やエンジン
オイルの劣化を防止することができる。
【0013】また、請求項2〜5のように構成すること
により、上記効果に加えてシュー部材の剛性を良好に確
保することができる。
により、上記効果に加えてシュー部材の剛性を良好に確
保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用さ
れた船外機の一例を示す左側面図であり、向かって左側
が前方(船体側)、右側が後方である。
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用さ
れた船外機の一例を示す左側面図であり、向かって左側
が前方(船体側)、右側が後方である。
【0015】この船外機1の最上部に搭載されているエ
ンジン2は、例えば直列4気筒の4サイクルDOHCエ
ンジンであり、そのクランク軸3とカム軸4,5が鉛直
方向を向くするように縦置きに略平板状のエンジンホル
ダー7の上に固定されている。また、エンジンホルダー
7の下面にはオイルパン8が固定され、オイルパン8の
下部にドライブハウジング9とギヤハウジング10が順
に固定されている。さらに、エンジンホルダー7とドラ
イブハウジング9の前部に船体設置用のクランプブラケ
ット11が設けられている。
ンジン2は、例えば直列4気筒の4サイクルDOHCエ
ンジンであり、そのクランク軸3とカム軸4,5が鉛直
方向を向くするように縦置きに略平板状のエンジンホル
ダー7の上に固定されている。また、エンジンホルダー
7の下面にはオイルパン8が固定され、オイルパン8の
下部にドライブハウジング9とギヤハウジング10が順
に固定されている。さらに、エンジンホルダー7とドラ
イブハウジング9の前部に船体設置用のクランプブラケ
ット11が設けられている。
【0016】エンジン2は、図2の下面図にも示すよう
に、前方から順に、クランクケース13とシリンダーブ
ロック14とシリンダーヘッド15とヘッドカバー16
が配列されて形作られ、クランク軸3はクランクケース
13とシリンダーブロック14の間に軸支され、2本の
カム軸4,5はシリンダーヘッド15とヘッドカバー1
6の間に軸支される。なお、進行方向右側のカム軸4が
吸気側カム軸、進行方向左側のカム軸5が排気側カム軸
である。
に、前方から順に、クランクケース13とシリンダーブ
ロック14とシリンダーヘッド15とヘッドカバー16
が配列されて形作られ、クランク軸3はクランクケース
13とシリンダーブロック14の間に軸支され、2本の
カム軸4,5はシリンダーヘッド15とヘッドカバー1
6の間に軸支される。なお、進行方向右側のカム軸4が
吸気側カム軸、進行方向左側のカム軸5が排気側カム軸
である。
【0017】また、シリンダーブロック14の内部に
は、前後方向に水平に延びる4つの気筒(シリンダーボ
ア)18が上下1列に形成され、各気筒18内に摺動自
在に挿入されたピストン19がコンロッド20でクラン
ク軸3のクランクピン3aに連接され、各気筒18内に
おけるピストン19の往復によりクランク軸3が回転す
る。なお、エンジン2全体とエンジンホルダー7とオイ
ルパン8の部分が合成樹脂製のエンジンカバー21に覆
われて防水される。
は、前後方向に水平に延びる4つの気筒(シリンダーボ
ア)18が上下1列に形成され、各気筒18内に摺動自
在に挿入されたピストン19がコンロッド20でクラン
ク軸3のクランクピン3aに連接され、各気筒18内に
おけるピストン19の往復によりクランク軸3が回転す
る。なお、エンジン2全体とエンジンホルダー7とオイ
ルパン8の部分が合成樹脂製のエンジンカバー21に覆
われて防水される。
【0018】一方、エンジンホルダー7とオイルパン8
とドライブハウジング9とギヤハウジング10の内部を
縦貫するようにドライブ軸23が軸支されている。この
ドライブ軸23は、クランク軸3の軸線に対しやや後方
にオフセットされており、その上端にドリブンギヤ24
が回転一体に設けられている。そして、クランク軸3の
下端に回転一体に設けられたドライブギヤ25がドリブ
ンギヤ24に噛合しているため、クランク軸3の回転が
ドライブ軸23に伝達される。
とドライブハウジング9とギヤハウジング10の内部を
縦貫するようにドライブ軸23が軸支されている。この
ドライブ軸23は、クランク軸3の軸線に対しやや後方
にオフセットされており、その上端にドリブンギヤ24
が回転一体に設けられている。そして、クランク軸3の
下端に回転一体に設けられたドライブギヤ25がドリブ
ンギヤ24に噛合しているため、クランク軸3の回転が
ドライブ軸23に伝達される。
【0019】他方、ギヤハウジング10内にはプロペラ
軸27が水平(前後)方向に軸支され、その後端にスク
リュープロペラ28が回転一体に設けられ、プロペラ軸
27とドライブ軸23とが交わる部分にベベルギヤ機構
29とクラッチシフター30が設けられている。ドライ
ブ軸23の回転はベベルギヤ機構29を介してプロペラ
軸27に伝達され、スクリュープロペラ28が回転駆動
されて推進力が発生する。また、クラッチシフター30
により、常に一定方向に回転するドライブ軸23の回転
が正逆方向に切り換えられてプロペラ軸27に伝達さ
れ、船外機1(船体)の前進、後進が選定される。
軸27が水平(前後)方向に軸支され、その後端にスク
リュープロペラ28が回転一体に設けられ、プロペラ軸
27とドライブ軸23とが交わる部分にベベルギヤ機構
29とクラッチシフター30が設けられている。ドライ
ブ軸23の回転はベベルギヤ機構29を介してプロペラ
軸27に伝達され、スクリュープロペラ28が回転駆動
されて推進力が発生する。また、クラッチシフター30
により、常に一定方向に回転するドライブ軸23の回転
が正逆方向に切り換えられてプロペラ軸27に伝達さ
れ、船外機1(船体)の前進、後進が選定される。
【0020】ところで、ドライブ軸23の上端に設けら
れたドリブンギヤ24の下面にはドライブスプロケット
32が回転一体に設けられ、このドライブスプロケット
32と、カム軸4,5の下端にそれぞれ回転一体に設け
られたドリブンスプロケット33,34との間にタイミ
ングチェーン35が巻装されている。このため、ドライ
ブ軸23の回転、即ちクランク軸3の回転がカム軸に
4,5に伝達される。カム軸4,5が回転すると、シリ
ンダーヘッド15内に設置された図示しない動弁装置が
駆動され、図示しない吸気バルブおよび排気バルブによ
り吸気ポートと排気ポート(非図示)が所定のタイミン
グで開閉される。
れたドリブンギヤ24の下面にはドライブスプロケット
32が回転一体に設けられ、このドライブスプロケット
32と、カム軸4,5の下端にそれぞれ回転一体に設け
られたドリブンスプロケット33,34との間にタイミ
ングチェーン35が巻装されている。このため、ドライ
ブ軸23の回転、即ちクランク軸3の回転がカム軸に
4,5に伝達される。カム軸4,5が回転すると、シリ
ンダーヘッド15内に設置された図示しない動弁装置が
駆動され、図示しない吸気バルブおよび排気バルブによ
り吸気ポートと排気ポート(非図示)が所定のタイミン
グで開閉される。
【0021】また、エンジン2の下面にはオイルポンプ
37が設けられており、このオイルポンプ37の主軸に
設けられたポンプドリブンギヤ38が、カム軸5側のド
リブンスプロケット34下面に設けられたポンプドライ
ブギヤ39に噛み合うため、エンジン2の作動とともに
オイルポンプ37が駆動され、オイルパン8内に貯溜さ
れているエンジンオイルが汲み上げられてエンジン2の
内部に圧送される。エンジン2の内部を潤滑し終わった
エンジンオイルは、エンジン2の下面に開設された多数
のオイル戻し孔から下方に落下し、オイルパン8に戻さ
れる。
37が設けられており、このオイルポンプ37の主軸に
設けられたポンプドリブンギヤ38が、カム軸5側のド
リブンスプロケット34下面に設けられたポンプドライ
ブギヤ39に噛み合うため、エンジン2の作動とともに
オイルポンプ37が駆動され、オイルパン8内に貯溜さ
れているエンジンオイルが汲み上げられてエンジン2の
内部に圧送される。エンジン2の内部を潤滑し終わった
エンジンオイルは、エンジン2の下面に開設された多数
のオイル戻し孔から下方に落下し、オイルパン8に戻さ
れる。
【0022】また、エンジン2には、タイミングチェー
ン35の走行を誘導するタイミングチェーン誘導装置4
1が設置されている。この装置41は、タイミングチェ
ーン35の緩み側のチェーンライン35aと張り側のチ
ェーンライン35bに、それぞれ外側方から橇状のテン
ションシュー42とガイドシュー43を当てがい、テン
ションシュー42を緩み側のチェーンライン35aに押
し当てることにより、タイミングチェーン35の弛みを
吸収してチェーン走行の安定化を図るものである。
ン35の走行を誘導するタイミングチェーン誘導装置4
1が設置されている。この装置41は、タイミングチェ
ーン35の緩み側のチェーンライン35aと張り側のチ
ェーンライン35bに、それぞれ外側方から橇状のテン
ションシュー42とガイドシュー43を当てがい、テン
ションシュー42を緩み側のチェーンライン35aに押
し当てることにより、タイミングチェーン35の弛みを
吸収してチェーン走行の安定化を図るものである。
【0023】テンションシュー42は、図3および図4
に示すように、例えばアルミ合金や硬質な合成樹脂等で
形成されたシューベース45に、比較的軟質な合成樹脂
やゴム等で形成されたシューライニング46が一体化さ
れており、シューベース45の一端に設けられたピボッ
ト孔47の部分がピボットボルト48(図2参照)によ
りシリンダーヘッド15の下面に締結され、このピボッ
トボルト48を軸にテンションシュー42は回動自在と
される。
に示すように、例えばアルミ合金や硬質な合成樹脂等で
形成されたシューベース45に、比較的軟質な合成樹脂
やゴム等で形成されたシューライニング46が一体化さ
れており、シューベース45の一端に設けられたピボッ
ト孔47の部分がピボットボルト48(図2参照)によ
りシリンダーヘッド15の下面に締結され、このピボッ
トボルト48を軸にテンションシュー42は回動自在と
される。
【0024】シューベース45の自由端側にはクッショ
ン部材49(図3参照)が設けられ、このクッション部
材49に隣接するようにテンションアジャスター51
(図2参照)が設置されている。テンションアジャスタ
ー51は、例えばシリンダーブロック14の下面に固定
され、エンジン2内の油圧が加わることにより、その押
圧子52が延びてクッション部材49を押圧するように
構成されている。
ン部材49(図3参照)が設けられ、このクッション部
材49に隣接するようにテンションアジャスター51
(図2参照)が設置されている。テンションアジャスタ
ー51は、例えばシリンダーブロック14の下面に固定
され、エンジン2内の油圧が加わることにより、その押
圧子52が延びてクッション部材49を押圧するように
構成されている。
【0025】押圧子52によりクッション部材49が押
圧されると、テンションシュー42のシューライニング
46が緩み側のチェーンライン35aに押し付けられて
タイミングチェーン35の弛みが吸収される。エンジン
2の回転数変動に伴いタイミングチェーン35のチェー
ンテンションが変化すると、テンションシュー42がピ
ボットボルト48を軸に回動し、常に緩み側のチェーン
ライン35aの動きに追従してチェーンテンションを適
正値に調整する。なお、シューライニング46の縦断面
形状は浅い『コ』字形にされてタイミングチェーン35
が外れにくいようにされている。
圧されると、テンションシュー42のシューライニング
46が緩み側のチェーンライン35aに押し付けられて
タイミングチェーン35の弛みが吸収される。エンジン
2の回転数変動に伴いタイミングチェーン35のチェー
ンテンションが変化すると、テンションシュー42がピ
ボットボルト48を軸に回動し、常に緩み側のチェーン
ライン35aの動きに追従してチェーンテンションを適
正値に調整する。なお、シューライニング46の縦断面
形状は浅い『コ』字形にされてタイミングチェーン35
が外れにくいようにされている。
【0026】また、ガイドシュー43もテンションシュ
ー42と同様に、金属製のシューベース54に比較的軟
質な合成樹脂やゴム製のシューライニング55が一体化
されたもので、シューベース54の後端部と中間部が、
それぞれボルト56と57でシリンダーヘッド15とシ
リンダーブロック14の下面に固定されている。ガイド
シュー43は、張り側のチェーンライン35bに向かっ
て凸となるように浅く湾曲しており、張り側のチェーン
ライン35bをガイドしてチェーン走行を安定化させ
る。
ー42と同様に、金属製のシューベース54に比較的軟
質な合成樹脂やゴム製のシューライニング55が一体化
されたもので、シューベース54の後端部と中間部が、
それぞれボルト56と57でシリンダーヘッド15とシ
リンダーブロック14の下面に固定されている。ガイド
シュー43は、張り側のチェーンライン35bに向かっ
て凸となるように浅く湾曲しており、張り側のチェーン
ライン35bをガイドしてチェーン走行を安定化させ
る。
【0027】タイミングチェーン誘導装置41には、エ
ンジン2を潤滑し終えたエンジンオイルが上方から降り
注ぎ、これによってタイミングチェーン35と、テンシ
ョンシュー42およびガイドシュー43との間が潤滑さ
れる。そして、テンションシュー42には、このように
上方から降り注ぐエンジンオイルがテンションシュー4
2の上面側に残留することを防ぐオイル残留防止形状が
設けられている。
ンジン2を潤滑し終えたエンジンオイルが上方から降り
注ぎ、これによってタイミングチェーン35と、テンシ
ョンシュー42およびガイドシュー43との間が潤滑さ
れる。そして、テンションシュー42には、このように
上方から降り注ぐエンジンオイルがテンションシュー4
2の上面側に残留することを防ぐオイル残留防止形状が
設けられている。
【0028】即ち、テンションシュー42のシューベー
ス45は、図4および図5に示すように、水平方向の剛
性を確保する水平伸展部45Aと、鉛直方向の剛性を確
保する鉛直伸展部45B,45Cとを備えて形成されて
おり、水平伸展部45Aの少なくとも一側で鉛直伸展部
45B,45Cの高さを水平伸展部45Aの高さに合わ
せることによってオイル残留防止形状を構築している。
ス45は、図4および図5に示すように、水平方向の剛
性を確保する水平伸展部45Aと、鉛直方向の剛性を確
保する鉛直伸展部45B,45Cとを備えて形成されて
おり、水平伸展部45Aの少なくとも一側で鉛直伸展部
45B,45Cの高さを水平伸展部45Aの高さに合わ
せることによってオイル残留防止形状を構築している。
【0029】例えば、図4に示す第1実施形態では、水
平伸展部45Aの両縁から鉛直伸展部45B,45Cを
垂下させるようにし、シューベース45の縦断面形状を
下方に開口する略『コ』字形状に形成している。そし
て、タイミングチェーン35側の鉛直伸展部45Bの外
側面にシューライニング46を設けている。
平伸展部45Aの両縁から鉛直伸展部45B,45Cを
垂下させるようにし、シューベース45の縦断面形状を
下方に開口する略『コ』字形状に形成している。そし
て、タイミングチェーン35側の鉛直伸展部45Bの外
側面にシューライニング46を設けている。
【0030】また、図5に示す第2実施形態では、鉛直
伸展部45B,45Cの高さを異ならせて下端を揃え、
鉛直伸展部45Bの中間と鉛直伸展部45Cの上端とを
繋ぐように水平伸展部45Aを配置することにより、シ
ューベース45の縦断面形状を下方に開口する略『h』
字形状に形成しており、タイミングチェーン35側の鉛
直伸展部45Bの外側面にシューライニング46を設け
ている。なお、図5中に二点鎖線で示すように、反タイ
ミングチェーン35側の鉛直伸展部45Cを削除し、シ
ューベース45の縦断面形状を横倒しの略『T』字形状
に形成する等の形状変更を加えても良い。
伸展部45B,45Cの高さを異ならせて下端を揃え、
鉛直伸展部45Bの中間と鉛直伸展部45Cの上端とを
繋ぐように水平伸展部45Aを配置することにより、シ
ューベース45の縦断面形状を下方に開口する略『h』
字形状に形成しており、タイミングチェーン35側の鉛
直伸展部45Bの外側面にシューライニング46を設け
ている。なお、図5中に二点鎖線で示すように、反タイ
ミングチェーン35側の鉛直伸展部45Cを削除し、シ
ューベース45の縦断面形状を横倒しの略『T』字形状
に形成する等の形状変更を加えても良い。
【0031】また、図6に示す第3実施形態では、水平
伸展部45Dと鉛直伸展部45E,45Fによりシュー
ベース45の縦断面形状を上下方向に開口する略『H』
字形状としており、タイミングチェーン35側の鉛直伸
展部45Eの外側面にシューライニング46を設けると
ともに、水平伸展部45Dに1〜複数のオイル排出孔6
0を穿設してオイル残留防止形状としている。なお、オ
イル排出孔60やこれに相当する切欠等を反タイミング
チェーン35側の鉛直伸展部45Fの上半分に形成する
等しても良い。
伸展部45Dと鉛直伸展部45E,45Fによりシュー
ベース45の縦断面形状を上下方向に開口する略『H』
字形状としており、タイミングチェーン35側の鉛直伸
展部45Eの外側面にシューライニング46を設けると
ともに、水平伸展部45Dに1〜複数のオイル排出孔6
0を穿設してオイル残留防止形状としている。なお、オ
イル排出孔60やこれに相当する切欠等を反タイミング
チェーン35側の鉛直伸展部45Fの上半分に形成する
等しても良い。
【0032】図4の第1実施形態および図5の第2実施
形態に示すようにテンションシュー42を構成すれば、
テンションシュー42の上面に凹部が形成されないた
め、テンションシュー42の上に降り注いだエンジンオ
イルが水平伸展部45Aの上面から流れ去り、テンショ
ンシュー42(水平伸展部45A)の上には残留しな
い。また、図6の第3実施形態に示すようにテンション
シュー42を構成した場合も、上方から降り注いだエン
ジンオイルがオイル排出孔60から下方に流れ去るの
で、テンションシュー42(水平伸展部45D)の上に
は残留しない。
形態に示すようにテンションシュー42を構成すれば、
テンションシュー42の上面に凹部が形成されないた
め、テンションシュー42の上に降り注いだエンジンオ
イルが水平伸展部45Aの上面から流れ去り、テンショ
ンシュー42(水平伸展部45A)の上には残留しな
い。また、図6の第3実施形態に示すようにテンション
シュー42を構成した場合も、上方から降り注いだエン
ジンオイルがオイル排出孔60から下方に流れ去るの
で、テンションシュー42(水平伸展部45D)の上に
は残留しない。
【0033】したがって、テンションシュー42の上に
残留したエンジンオイルが経年劣化し、その劣化成分が
テンションシュー42上に堆積するという懸念がなく、
テンションシュー42の重量増大に伴うチェーン追従性
の劣化といった機能低下や他のエンジンオイルの早期劣
化を効果的に防止することができる。しかも、シューベ
ース45の縦断面形状が『コ』字形、『h』字形、
『H』字形等の曲げ剛性の高い形状にされているため、
テンションシュー42の剛性を良好に確保することがで
きる。
残留したエンジンオイルが経年劣化し、その劣化成分が
テンションシュー42上に堆積するという懸念がなく、
テンションシュー42の重量増大に伴うチェーン追従性
の劣化といった機能低下や他のエンジンオイルの早期劣
化を効果的に防止することができる。しかも、シューベ
ース45の縦断面形状が『コ』字形、『h』字形、
『H』字形等の曲げ剛性の高い形状にされているため、
テンションシュー42の剛性を良好に確保することがで
きる。
【0034】なお、ガイドシュー43にもテンションシ
ュー42と同様なオイル残留防止形状を付与することに
より同様な効果を得ることができる。また、シューベー
ス45,54の縦断面形状は上記形状のみに限定されな
い。要するに、テンションシュー42やガイドシュー4
3の上に降り注ぐエンジンオイルが残留しない形状にシ
ューベース45,54を形成すれば良い。
ュー42と同様なオイル残留防止形状を付与することに
より同様な効果を得ることができる。また、シューベー
ス45,54の縦断面形状は上記形状のみに限定されな
い。要するに、テンションシュー42やガイドシュー4
3の上に降り注ぐエンジンオイルが残留しない形状にシ
ューベース45,54を形成すれば良い。
【0035】さらに、上記実施形態では、テンションシ
ュー42およびガイドシュー43が、それぞれシューベ
ース45,54とシューライニング46,55との組み
合わせにより構成されているが、シューベースとシュー
ライニングとが一体化されたものにも上記実施形態を適
用することができる。
ュー42およびガイドシュー43が、それぞれシューベ
ース45,54とシューライニング46,55との組み
合わせにより構成されているが、シューベースとシュー
ライニングとが一体化されたものにも上記実施形態を適
用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る船
外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装
置によれば、タイミングチェーンを誘導するシュー部材
の上面側にエンジンオイルが残留することを防止し、シ
ュー部材の重量増に起因する機能低下やエンジンオイル
の劣化を防止するとともに、シュー部材の剛性を良好に
確保することができる。
外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装
置によれば、タイミングチェーンを誘導するシュー部材
の上面側にエンジンオイルが残留することを防止し、シ
ュー部材の重量増に起因する機能低下やエンジンオイル
の劣化を防止するとともに、シュー部材の剛性を良好に
確保することができる。
【図1】本発明が適用された船外機の一例を示す左側面
図。
図。
【図2】図1のII−II矢視によるエンジンの下面
図。
図。
【図3】テンションシューの単体下面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿うテンションシューの
縦断面により本発明の第1実施形態を示す図。
縦断面により本発明の第1実施形態を示す図。
【図5】本発明の第2実施形態を示すテンションシュー
の縦断面図。
の縦断面図。
【図6】本発明の第3実施形態を示すテンションシュー
の縦断面図。
の縦断面図。
【図7】従来の技術を示すテンションシューの縦断面
図。
図。
1 船外機 2 エンジン 3 クランク軸 4,5 カム軸 35 タイミングチェーン 41 タイミングチェーン誘導装置 42 シュー部材としてのテンションシュー 43 シュー部材としてのガイドシュー 45 シューベース 46 シューライニング 45A,45D 水平伸展部 45B,45C,45E,45F 鉛直伸展部 60 オイル排出孔
Claims (5)
- 【請求項1】 鉛直方向に軸支されたクランク軸の回転
をカム軸に伝達するタイミングチェーンに側方から橇状
のシュー部材を当てがって上記タイミングチェーンを誘
導する船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェー
ン誘導装置において、上記シュー部材(42)の上に降
り注ぐエンジンオイルがシュー部材(42)の上面側に
残留することを防ぐオイル残留防止形状をシュー部材
(42)に設けたことを特徴とする船外機用4サイクル
エンジンのタイミングチェーン誘導装置。 - 【請求項2】 前記シュー部材(42)を、水平方向の
剛性を確保する水平伸展部45Aと、鉛直方向の剛性を
確保する鉛直伸展部45B,45Cとを備えて構成し、
上記水平伸展部45Aの少なくとも一側で上記鉛直伸展
部45B,45Cの高さを上記水平伸展部45Aの高さ
に合わせて前記オイル残留防止形状とした請求項1に記
載の船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン
誘導装置。 - 【請求項3】 前記シュー部材(42)の縦断面形状
を、前記水平伸展部45Aと前記鉛直伸展部45B,4
5Cとを備えて下方に開口する略『コ』字形状に形成し
た請求項2に記載の船外機用4サイクルエンジンのタイ
ミングチェーン誘導装置。 - 【請求項4】 前記シュー部材(42)の縦断面形状
を、前記水平伸展部45Aと前記鉛直伸展部45B,4
5Cとを備えて下方に開口する略『h』字形状に形成し
た請求項2に記載の船外機用4サイクルエンジンのタイ
ミングチェーン誘導装置。 - 【請求項5】 前記シュー部材(42)を、水平方向の
剛性を確保する水平伸展部45Dと、鉛直方向の剛性を
確保する鉛直伸展部45E,45Fとを備えて上下方向
に開口する略『H』字形状の縦断面形状を持つように構
成し、上記水平伸展部45Dにオイル排出孔60を穿設
して前記オイル残留防止形状とした請求項1に記載の船
外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25256899A JP2001073734A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25256899A JP2001073734A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001073734A true JP2001073734A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17239197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25256899A Pending JP2001073734A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 船外機用4サイクルエンジンのタイミングチェーン誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001073734A (ja) |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25256899A patent/JP2001073734A/ja active Pending
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