JP2001073722A - ローラ式ロッカアーム - Google Patents
ローラ式ロッカアームInfo
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- Gears, Cams (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
を低減でき、潤滑油の供給も容易にできるローラ式ロッ
カアームを供する。 【解決手段】 揺動枢支部31a(32a)から延出した揺
動アーム31b(32b)の先端に回転自在に軸支されたロ
ーラ33(34)がカム35a(35b)と接して揺動するロー
ラ式ロッカアームにおいて、揺動アーム31b(32b)が
ローラ33(34)の片側にのみ設けられ、その先端に一体
に形成された支軸31c(32c)がローラ33(34)を軸支
するローラ式ロッカアーム。
Description
においてカムにより揺動してバルブの開閉を行うロッカ
アームに関する。
部がカムに接して揺動するので、カムとの接触部のフリ
クションを低減するために揺動アームの端部にローラを
回転自在に支持するようにしたローラ式ロッカアームが
既に提案されている。
枢支部から延出した揺動アームの端部が二股に分岐して
両分岐肢間に挟まれて支持ピンに軸支されてローラが設
けられている。
されるように、揺動アームの端部に設けられる貫通孔
に、回転自在に挿通支持されたピンの突出する両端部分
にそれぞれローラが嵌着される例がある。
ロッカアームの場合、揺動アームがローラを両側から挟
むようにして両持ち支持するので、揺動アームの端部の
重量が増し、動弁系の慣性ロスが大きい。また支持ピン
に回転自在に支持されるローラへの潤滑油の供給が両側
の分岐肢によって妨げられて難しい。
動アームの先端に2個のローラが設けられて、揺動アー
ムの端部の重量が増し、動弁系の慣性ロスが大きい。さ
らに2個のローラを一体に連結する支持ピンを回転自在
に支持する揺動アームの貫通孔への潤滑油の供給も両側
のローラによって妨げられて難しい。
で、その目的とする処は、揺動アームの軽量化を図り動
弁系の慣性ロスを低減でき、潤滑油の供給も容易にでき
るローラ式ロッカアームを供する点にある。
達成するために、本発明は、揺動枢支部から延出した揺
動アームの先端に回転自在に軸支されたローラがカムと
接して揺動するローラ式ロッカアームにおいて、前記揺
動アームが前記ローラの片側にのみ設けられ、その先端
に一体に形成された支軸が前記ローラを軸支するローラ
式ロッカアームとした。
るので、揺動アームの軽量化を図り動弁系の慣性ロスを
低減できる。またローラを軸支する支軸が揺動アーム先
端に一体に形成されるので、別体の支軸を揺動アームに
確実に固着したり、回転自在に取付けるのに比べ、取付
部を小型軽量化できる。
けられるので、ローラの揺動アームのない側から潤滑油
の供給が容易にできるとともに、メンテナンス性が良
い。
ーラ式ロッカアームにおいて、前記ローラがベアリング
であることを特徴とする。カムと接触するローラの回転
が円滑になされるので、カムとの接触部のフリクション
をより低減することができる。
ーラ式ロッカアームにおいて、前記ローラが前記揺動ア
ームと反対側に設けられたガイド壁に沿って揺動するこ
とを特徴とする。
端に軸支され、ローラの揺動アームと反対側に沿ってガ
イド壁が存在するので、ガイド壁がローラの抜けを防止
し、別途ローラの抜け止め部材が不要でより軽量化を図
って動弁系の慣性ロスを更に低減できるとともに、メン
テナンス性も良い。
ついて図1ないし図3に図示し説明する。本実施の形態
に係る内燃機関1は、自動二輪車に搭載される単気筒4
サイクルのSOHC(シングル・オーバ・ヘッド・カム
シャフト)型の内燃機関である。
ランクケース2,シリンダ3,シリンダヘッド4,シリン
ダヘッドカバー5のブロックに分かれ、この順に略前方
に重ね合わされて組付けられている。
ャフト10の後方にミッション室が形成され、メインシャ
フト11がギア12,13の噛合及びクラッチ14を介して動力
伝達可能に配置され、同メインシャフト11の後方にカウ
ンタシャフト15がギア群を介して動力伝達可能に配置さ
れている。
内をピストン20が往復動し、ピストン20とクランクシャ
フト10のクランクピン21との間をコネクティングロッド
22が連結している。
だ燃焼室に開口した吸気ポートから吸気通路23が上方に
延び気化器24に接続され、同じく燃焼室に開口した排気
ポートから排気通路25が下方へ延びている。
臨ませた吸気バルブ27と排気バルブ28が摺動自在に支持
され、同吸気バルブ27と排気バルブ28をそれぞれ駆動す
るのにローラ式ロッカアーム31,32がそれぞれロッカア
ームシャフト29,30に揺動自在に枢支されて設けられて
おり、ローラ式ロッカアーム31,32は1本のカムシャフ
ト35のカム35a,35bにより所定のタイミングで揺動さ
れ、吸気バルブ27と排気バルブ28を開閉駆動させる。
との間にタイミングチェーン(図示せず)が架渡され、
クランクシャフト10の回転がタイミングチェーンを介し
てカムシャフト35を回転して動弁系を駆動する。
状のものであり、一方のローラ式ロッカアーム31を基準
に説明する(図2及び図3を参照)。ローラ式ロッカア
ーム31(32)は、ロッカアームシャフト29(30)に貫通
枢支される揺動枢支部31a(32a)から機関内側に力点
側揺動アーム31b(32b)が延出し、機関外側に作用点
側揺動アーム31c(32c)が延出している。
枢支部31a(32a)の軸方向中央箇所より軸方向に垂直
に延出し、先端の作用端部がバルブ27(28)のバルブス
テム上端に当接して押し下げるよう作用する。
支部31a(32a)の軸方向の一方に偏った箇所から軸方
向に垂直に延出し、先端が軸方向に屈曲して支軸31d
(32d)を一体に形成しており、同支軸31d(32d)に
ボールベアリングであるローラ33(34)が軸支されてい
る。なおボールベアリングのほかニードルベアリングで
もよい。
d)が力点側揺動アーム31b(32b)の先端に一体に形
成されるので、別体の支軸を揺動アームに確実に固着し
たり、回転自在に取付けるのに比べ、取付部を小型軽量
化できる。
d(32d)に嵌合し、アウタレースがカムシャフト35の
カム35a(35b)に接し、ローラ33(34)の回転により
フリクションを低減する。
中央位置にある作用点側揺動アーム31c(32c)より軸
方向にずれており、その力点側揺動アーム31b(32b)
の先端に軸支されるローラ33(34)は、作用点側揺動ア
ーム31c(32c)と略同じ軸方向中央位置付近に位置す
る。
ーム31b(32b)により片持ち支持され、ローラ33(3
4)の片側にのみ力点側揺動アーム31b(32b)があ
る。したがって両持ち支持に比べ力点側揺動アーム31b
(32b)の軽量化を図ることができ、動弁系の慣性ロス
を低減することができる。
が、図2に示すようにシリンダヘッド4の前後の内壁4
a,4b間に架設されたロッカアームシャフト29,30に
それぞれ枢支される。
ローラ33(34)がカムシャフト35の直上に位置する姿勢
で、ロッカアームシャフト29(30)に外挿されたスプリ
ング37,38により付勢されて一方の内壁4a(4b)に
当接されて位置決めされている。
29,30を支持する支持部間の中央位置にガイド壁41(4
2)が形成されている。ガイド壁41(42)は壁面がロー
ラ33(34)に沿って近接して形成されている。
31d(32d)に嵌合したローラ33(34)の側面は、支軸
31d(32d)の先端面と略同一面にあり、同側面に近接
してガイド壁41(42)が位置しているので、ローラ33
(34)はガイド壁41(42)に規制されて支軸31d(32
d)から抜け落ちることが防止されている。
部材を設ける必要がなく、より軽量化を図って動弁系の
慣性ロスを更に低減できる。またボールベアリングであ
るローラ33(34)のガイド壁41(42)に対向する側面が
開放されているので、潤滑油の供給が容易にできる。
いずに支軸31d(32d)に嵌合されているだけなので、
ローラ式ロッカアーム31(32)をスプリング37(38)に
抗してロッカアームシャフト29(30)に沿って移動すれ
ばローラ33(34)がガイド壁41(42)から離れて取り外
しが容易となりメンテナンスが簡単にできる。またロー
ラの交換も簡単で、外径の異なるローラを用いることで
バルブのリフト量も調整できる。
アーム31,32が、ローラ33,34間の内側に力点側揺動ア
ーム31b,32bを対向させるように配置しているので、
ローラ33,34間の距離が所定距離以上に限定されるが、
図4に示すローラ式ロッカアーム51,52のように支軸51
d,52dによりローラ53,54を片持ち支持する向きを前
記実施の形態のローラ式ロッカアーム31,32と逆にすれ
ば、ローラ53,54が直接対向することになり、ローラ5
3,54間の距離をさらに小さく設定することができ、シ
リンダヘッドの設計の自由度が拡大するとともに、ロッ
カアームの広範囲な使用汎用性を確保することができ
る。
壁55を介装し、ローラ式ロッカアーム51,52は、互いに
近づく方向にスプリング等により付勢され、所定位置で
壁面等により位置決めされるようになっている。
であるローラのインナレースを、力点側揺動アームと一
体の支軸に圧入して位置を固定してもよい。またボルト
を支軸にしてローラのインナレースを力点側揺動アーム
の端部に螺着するようにしてもよい。
アーム61では揺動枢支部61aから延出した力点側揺動ア
ーム61bが片持ち支持するローラ63は、インナレースが
力点側揺動アーム61bの先端支軸61dに圧入されるとと
もに、インナレースを貫通して突出した支軸61dの端部
にCリング(またはサークリップ)65を係合し、ローラ
63の抜け止めとする。
61dに圧入し、Cリング65で抜け止めすることで、前記
実施の形態に示すガイド壁を必要とせず、シリンダヘッ
ドの設計の自由度を更に拡大し、広汎な使用汎用性を備
えることができる。
図である。
面とした平面図である。
配置状態を示す一部断面とした部分平面図である。
ムの一部断面とした平面図である。
…シリンダヘッド、5…シリンダヘッドカバー、5…ケ
ースカバー、6…ケースカバー、7…クラッチカバー、
10…クランクシャフト、11…メインシャフト、12,13…
ギア、14…クラッチ、15…カウンタシャフト、20…ピス
トン、21…クランクピン、22…コネクティングロッド、
23…吸気通路、24…気化器、25…排気通路、27…吸気バ
ルブ、28…排気バルブ、29,30…ロッカアームシャフ
ト、31,32…ローラ式ロッカアーム、33,34…ローラ、
35…カムシャフト、37,38…スプリング、41,42…ガイ
ド壁、51,52…ローラ式ロッカアーム、53,54…ロー
ラ、55…ガイド壁、61…ローラ式ロッカアーム、63…ロ
ーラ、65…Cリング。
Claims (3)
- 【請求項1】 揺動枢支部から延出した揺動アームの先
端に回転自在に軸支されたローラがカムと接して揺動す
るローラ式ロッカアームにおいて、 前記揺動アームが前記ローラの片側にのみ設けられ、そ
の先端に一体に形成された支軸が前記ローラを軸支する
ことを特徴とするローラ式ロッカアーム。 - 【請求項2】 前記ローラがベアリングであることを特
徴とする請求項1記載のローラ式ロッカアーム。 - 【請求項3】 前記ローラが前記揺動アームと反対側に
設けられたガイド壁に沿って揺動することを特徴とする
請求項1記載のローラ式ロッカアーム。
Priority Applications (3)
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