JP2001073312A - 舗装用廃材の現場再生システム - Google Patents

舗装用廃材の現場再生システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本復旧用としての条件を備えた加熱合材を現
場において容易に得ることが可能な舗装用廃材の現場再
生システムを提供する。 【解決手段】 舗装用廃材Hをその廃材が出された現場
において再生処理するシステムであって、軸線方向の一
方端が開口された回転可能なドラム1と、上記開口近傍
に配置され、該開口の中心部を覆い得る大きさを有する
開閉可能な蓋部材2と、上記ドラム1内を間接加熱する
熱源4とを備え、上記ドラム1内に導入された舗装用廃
材Hを間接加熱により再生すると共に再生後のドラム1
内での舗装用廃材Hを保温することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装用廃材の現場
再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】マンホールの設置工事やガス管あるいは
水道管などの配管の埋設工事、さらには既設埋設管の修
理補修や点検作業を行う際には、アスファルトコンクリ
ートの舗装面を一旦壊して路盤を露出させ、開削する必
要がある。
【0003】従来、開削のためにアスファルトコンクリ
ートを壊す場合には、掘削位置決定後、コンクリートカ
ッターによって表層アスファルトコンクリートを切削
し、その後、切削した範囲のアスファルトコンクリート
をエンジンブレーカにより破砕し、破砕したアスファル
トコンクリート塊(アスコン塊)を廃材として処理する
ことが行われることが多い。このような舗装用廃材は工
事現場から再生プラントに運搬され、加熱再生処理に用
いられるようになっている。
【0004】一方、アスファルト舗装面を復旧する際に
は、常温合材や加熱合材が用いられる。常温合材は常温
で運搬、保管および施工ができるので簡便性に富むとい
う利点がある反面、施工初期における安定性や耐久性に
劣るという欠点がある。これに対し、加熱合材は、粗骨
材,細骨材,フィラおよびアスファルトを所定割合で混
合したうえで加熱された混合物で、安定性や耐久性に優
れている。このため、本復旧用の合材としては、加熱合
材の使用が望まれている。
【0005】加熱合材としては、基層に粗粒度アスコン
が用いられ、表層には密粒度および細粒度アスコンが用
いられており、一般に、敷きならし後に実施される転圧
時の最適温度が摂氏110〜140度とされ、強度低下
を招かないように温度管理が施されるようになってい
る。従来、この加熱合材を用いて掘削現場でアスファル
ト路面の復旧を行う場合には、加熱合材が路盤構築の完
了時間に合わせてダンプトラックにより工場から掘削現
場に配送されて、即施工に供される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】舗装面開削時に発生す
るアスファルトコンクリートをそのまま廃材として処分
してしまうと、近年要望が高まっている環境保全にそぐ
わなくなる虞がある。しかも、本復旧のために新たな加
熱合材を取り入れる場合には、運搬の手間だけではな
く、購入費なども含めて舗装コストが上昇する虞があ
る。
【0007】そこで、アスファルトコンクリート塊、い
わゆる廃材を現場において再生することが提案されてい
る(例えば、特開昭59−404号公報)。上記公報に
は、回転ドラム内に導入されたアスコン廃材をバーナの
炎に接触させて加熱溶融し、アスファルト廃材の再生を
行う方法が開示されている。しかし、上記公報に開示さ
れているような方法によって再生された加熱合材は、舗
装面の本復旧用とするには不十分であった。すなわち、
本復旧用の加熱合材として求められる特性の一つに針入
度が挙げられるが、加熱再生処理のみを用いた加熱合材
では上述した本復旧用としての針入度が得られないのが
現状である。この理由としては、次のことが考えられ
る。本復旧用の加熱合材には、粗骨材、細骨材さらには
フィラ及びアスファルトが所定割合により混合されてお
り、安定性や耐久性を確保するようになっている。しか
し、現場にて加熱再生処理されただけのアスコン廃材に
は、上述した安定性や耐久性を得るための条件が整えら
れていない。従って、本復旧用の加熱合材としての特性
の最も重要な要素である針入度が得られず、本復旧用と
して採用することが難しい。
【0008】一方、現場での加熱再生処理においては、
アスファルトに直接炎が接触するため、アスファルトの
劣化が進行し易くなり、これによっても上記針入度が低
下してしまう結果となる。さらに、従来実施されている
再生処理工場から現場までの新たな加熱合材の運搬に際
しては転圧時での最適温度に維持管理される必要があ
る。翻って、現場での再生においても同様な温度管理が
必要となるが、このための装置構造を採用しようとする
と、再生処理以外の面でのコスト上昇を招くことにな
る。
【0009】本発明の目的は、上記従来の舗装用廃材の
現場再生システムにおける問題に鑑み、本復旧用として
の条件を備えた加熱合材を現場において容易に得ること
が可能な舗装用廃材の現場再生システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、舗装用廃材をその廃材が出
された現場において再生処理するシステムであって、軸
線方向の一方端が開口された回転可能なドラムと、上記
開口近傍に配置され、該開口の中心部を覆い得る大きさ
を有する開閉可能な蓋部材と、上記ドラム内を間接加熱
する熱源とを備え、上記ドラム内に導入された舗装用廃
材を間接加熱により再生すると共に再生後のドラム内で
の舗装用廃材を保温することを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、上記熱源の間接加
熱による再生時、本復旧用舗装材としての針入度が得ら
れる割合の再生用添加剤が加えられることを特徴として
いる。
【0012】請求項3記載の発明は、前記熱源には、前
記ドラム内に熱風のみを噴射可能な構成が備えられてい
ることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、上記ドラムには、
再生処理されて本復旧用舗装材とされた舗装用廃材の温
度を検知する手段が設けられ、該温度検知手段は、上記
熱源の駆動制御部に接続され、該駆動制御部は、再生処
理時での温度管理および再生処理後の舗装用廃材の温度
が転圧時の温度に維持されるように上記熱源の作動制御
を行うことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1乃至3記載の発明では、舗装用廃材が
発生する場所での再生処理が可能となる。特に、ドラム
内に導入された舗装用廃材は、再生添加剤を加えること
により本復旧用舗装材としての針入度が得られる状態と
され、さらに、加熱の際にも直接火炎に曝されることが
ないので、再生処理時でのアスファルトの劣化が防止さ
れ、保温時での劣化も防止できる。
【0015】請求項4記載の発明では、熱源の駆動制御
部によって再生処理後の舗装用廃材の温度管理が行える
ので、転圧の際に加熱合材の強度低下が発生するのを防
止することができる。
【0016】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。図1は、本発明実施例による現場再生処理システ
ムに用いられる構成を説明するためのブロック図であ
る。図1において、舗装用廃材が発生する現場には、再
生処理のための加熱処理が可能なドラム1が設置され
る。ドラム1は、可動式あるいはトラックなどに搭載さ
れて移動可能なものであり、軸方向一方端が開口されて
回転可能な構造を有している。上記開口は蓋部材2によ
って開閉できるようになっている。
【0017】ドラム1は、その外周囲を支持ハウジング
部材3によって覆われており、この支持ハウジング3
は、図中、二点鎖線で示すように、支持脚部3Aに対し
てヒンジ結合されることにより傾動可能な構造を備えて
いる。支持ハウジング3は、傾動可能であることによ
り、内部に位置するドラム1を水平態位および傾斜態位
にそれぞれ設定できるようになっている。ドラム1の水
平態位時は再生処理時および保温時に相当し、傾斜態位
は再生処理された本復旧用舗装材を注ぎ出す時に相当し
ている。支持ハウジング3はドラム1の開口側に対応す
る端部が開放されており、ドラム1の開口との間には本
復旧用舗装材を注ぎ出す際のガイド板3Bが設けられて
いる。
【0018】ドラム1に装備されている蓋部材2は、ド
ラム1の軸線方向に沿って移動することができ、開口か
ら離れることで開口の口縁部に外気を取り込むことがで
きる隙間Sを形成できるようになっている。この隙間S
は、後述する熱源4によって加熱された周辺空気が熱風
となってドラム1内に入り込む通路として、また、注ぎ
出す際の通路としてそれぞれ機能するようになってい
る。
【0019】蓋部材2の近傍には、ドラム1内に導入さ
れた舗装用廃材(便宜上、符号Hで示す)を加熱するた
めの熱源4が配置されている。本実施例では、熱源4と
してプロパンガスを燃料とするガスバーナが用いられて
おり、その火炎は蓋部材2に向けて放射されるようにな
っている。従って、蓋部材2に向けて放射された火炎は
その周辺空気を加熱し、火炎の放射方向に沿って熱風と
なった周辺空気を上記隙間Sを迂回させてドラム1内に
移動させるようになっている。
【0020】一方、ドラム1の内部には、再生処理され
た舗装用廃材Hの温度を検知するための温度検知センサ
5が周方向に沿って複数箇所に設けられており、この温
度検知センサ5は、熱源4の駆動制御部(図1では、制
御部と表記してある)6に電気的接続されている。駆動
制御部6は、ドラム1内に導入された舗装用廃材Hの再
生処理温度の管理および再生処理後に行われる転圧時ま
での温度管理を行うためのもであり、熱源4として用い
られるガスバーナでの火炎放射量を制御するようになっ
ている。すなわち、熱源4には、プロパンガスの供給量
を調整するための弁部材4Aが設けられており、この弁
部材4Aの開度が上記駆動制御部6からの信号によって
調整制御される。これにより、熱源4で発生する熱量が
駆動制御部6によって調整されることになる。
【0021】上記駆動制御部6では、ドラム1内に導入
された舗装用廃材Hの温度管理条件として次の条件が設
定されている。すなわち、再生処理時には摂氏185°
以内の温度で10分間程度の加熱が行えるようにする。
その後、加熱停止状態を3〜5分程度維持して自然冷却
により摂氏170°程度まで冷却した後、再生添加剤が
加えられた時点から添加剤が混合されるまでの間、3〜
5分程度経過した時点での温度が敷きならし時に必要な
摂氏110〜185°、好ましくは、転圧時での温度に
相当する摂氏110〜40°に維持されるようになって
いる。図2は、上記温度管理に関するタイミングチャー
トであり、同図に示した時間は、本復旧用舗装材として
の規格を満たした舗装材が得られるまでの再生処理時間
に相当している。このような温度管理を可能にするため
に、駆動制御部6では、熱源4に装備されている弁部材
4Aの開度を調整して火炎の大きさを調整し、火炎の周
辺空気の温度を変化させるようになっている。
【0022】本実施例は以上のような構成を用いて次の
手順により再生処理が実行される。図3は、図2に示し
たタイミングチャートに基づく処理工程を説明するため
のフローチャートであり、同図において、ドラム1内に
舗装用廃材Hが導入されるとドラム1が回転され、これ
に合わせて熱源4が着火される(ST1)。着火後のド
ラム1内での舗装用廃材Hの温度が検知され、その温度
が摂氏185°であるかどうか判別される(ST2)。
ドラム1内での廃材温度が所定温度に達している場合に
は、その温度を所定時間維持し(ST3)、舗装用廃材
Hの加熱処理が継続された後、加熱が停止される(ST
4)。
【0023】加熱停止時間が判別されるとともにそのと
きの温度が検知され(ST5、ST6)、仮に温度の低
下が判別された場合(ステップST6において符号Lで
示す判別結果)には、熱源4を駆動制御して温度を所定
温度に維持する(ST7)。ステップST7での熱源着
火処理は、上述したように、駆動制御部6による着火操
作も含めて熱源4での火炎の放射量を変化させる制御が
実行される。ステップST6、7での処理によって舗装
用廃材Hが所定温度(170°)に維持され、この温度
状態が所定時間経過すると、再生添加剤が加えられる
(ST8)。この場合の再生添加剤としては、再生され
た舗装用廃材Hが本復旧用舗装材としての針入度が得ら
れるように、粗粒度、密粒度、細粒度および解粒度の各
アスコンさらには複数種のギャップアスコンが用いられ
る。再生添加剤の添加率は、8%以上に設定され、この
根拠は次の通りである。図4は舗装用廃材(図ではアス
コン廃材と表記してある)のうちで、使用経年が5年未
満の数年の場合と、5年程度の場合と、5年以上の
場合とを対象とし、再生添加剤の添加率を5%の場合
と10%の場合とで針入度(1/10mm)を観察した
表図であり、この表図をグラフ化した図が図5である。
図4および図5から明らかなように、再生添加剤を少な
くとも8%の添加率で添加した場合には、再生後の本復
旧用舗装材としての針入度(35度)を満足することが
本発明者の実験によって確認された。この場合でのアス
ファルト量(AS.量)は、アスファルト舗装要綱に基
づく加熱アスファルト混合物の標準配合に適合させて設
定されている。上記再生添加剤の添加率による針入度
は、図6に示すように、舗装廃材再生利用技術指針(日
本道路協会発行)からも明らかなように、再生材、つま
り本復旧用舗装材としての規定を満たしている。
【0024】再生添加剤の混合期間中は舗装材の温度が
検知されて温度が管理され(ST9,ST10)、混合
期間に相当する時間が経過すると(ST11)、敷きな
らし(敷設)のために注ぎ出すことができる。ステップ
ST9,10の処理により注ぎ出しが可能とされた舗装
材は、針入度において再生材としての規定値を満足して
おり、施工の際の組織安定性や耐久性においても舗装材
として十分なものであるので、再生処理を行った現場で
転圧に供することができる。
【0025】上記実施例によれば、ドラム1内の舗装用
廃材Hが直接熱源4からの火炎と接触しないので、アス
ファルトの劣化を防止することができる。この間接加熱
に関してはドラム1自体を対象として加熱することも考
えられる。しかし、熱風を用いた場合には熱風によって
ドラム1自体も加熱されるので、舗装用廃材Hは内部空
間内での熱授受とドラムとの接触面からの熱授受とが作
用として得られるので、これら相乗した熱授受により再
生時間を短縮することが可能となる。
【0026】一方、図1に示した実施例においては、ド
ラム2の内部に対して熱風を送り込むことを前提として
熱源4を配置した例を示したが、このような構成とする
ことに限らず、ドラム2の内外に対して熱風を送り込む
ようにすることも可能である。図7は、この場合の構成
を示す図であり、同図において支持部材3におけるドラ
ム2の開口端と反対側の端部には、支持部材3の一部を
開閉可能に形成した蓋部材3Cが設けられている。蓋部
材3Cの外部には、熱源4’が設けられており、この熱
源4’はドラム1の内部を対象として熱風を送り込む熱
源4と同様に、駆動制御部6によって動作制御されるよ
うになっており、この熱源4’により発生した熱風はド
ラム1の外周囲に送り込まれるようになっている。駆動
制御部6では、熱源4,4’同士を次の手順で動作制御
するようになっている。すなわち、ドラム1内の舗装用
廃材Hを再生処理する場合には両方の熱源4,4’を作
動させ、再生処理後における保温時には熱源4’を作動
させる。この場合の温度管理は、上述した実施例、つま
り、図3に示したフローチャートを基準にして熱源4,
4’のいずれかあるいは両方が作動制御される。尚、図
中、符号4A’は、図1に示した場合と同様な弁部材を
示している。従って、再生処理時にはドラム1の内部空
間および外周囲に対してそれぞれ熱風が送り込まれるこ
とで舗装用廃材Hの再生処理が促進され、再生処理後の
保温時には、放熱部分であるドラム1の外周面が熱風に
より保温されるので、温度低下を抑制して敷きならしや
転圧に必要な温度を維持させることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1乃至3記載の発明によれば、舗
装用廃材が発生する場所での再生処理が可能となる。特
に、ドラム内に導入された舗装用廃材は、再生添加剤を
加えることにより本復旧用舗装材としての針入度が得ら
れる状態とされ、さらに、加熱の際にも直接火炎に曝さ
れることがないので、再生処理時でのアスファルトの劣
化が防止され、さらに保温時での劣化も防止できる。こ
れにより、廃材の発生をなくすと共に、舗装用の加熱合
材を新たに購入したり運搬に要するコストを低減するこ
とが可能となる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、熱源の駆動
制御部によって再生処理後の舗装用廃材の温度管理が行
えるので、転圧の際に加熱合材の強度低下が発生するの
を防止することができる。しかも、温度検知を利用して
再生処理時での温度管理も可能となるので、作業者の経
験などに頼らずも廃材からの舗装剤の再生処理を可能に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による舗装用廃材の現場再生シス
テムに用いられる構成を説明するための模式図である。
【図2】本発明実施例による舗装用廃材の現場再生シス
テムにおいて実施される温度管理を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】図2に示したタイミングチャートに基づき、本
発明実施例による舗装用廃材の現場再生システムの手順
を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明実施例による舗装用廃材の現場再生シス
テムにおいて実施される再生添加剤の添加率と針入度と
の実験結果を示す表図である。
【図5】図4に示した実験結果を表すグラフである。
【図6】舗装廃材再生利用技術指針(日本道路協会発
行)に基づく密粒度アスファルト混合物の基準値を説明
するための表図である。
【図7】図1に示した再生システムの一部変形構成を説
明するための模式図である。
【符号の説明】
1 ドラム 2 蓋部材 3 支持ハウジング 3A 支持脚部 3B ガイド板 4、4’ 熱源 4A、4A’ 弁 5 温度検知センサ 6 駆動制御部 H 舗装用廃材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装用廃材をその廃材が出された現場に
    おいて再生処理するシステムであって、 軸線方向の一方端が開口された回転可能なドラムと、 上記開口近傍に配置され、該開口の中心部を覆い得る大
    きさを有する開閉可能な蓋部材と、 上記ドラム内を間接加熱する熱源とを備え、 上記ドラム内に導入された舗装用廃材を間接加熱により
    再生すると共に再生後のドラム内での舗装用廃材を保温
    することを特徴とする舗装用廃材の現場再生システム。
  2. 【請求項2】 上記熱源の間接加熱による再生時、本復
    旧用舗装材としての針入度が得られる割合の再生用添加
    剤が加えられることを特徴とする請求項1記載の舗装用
    廃材の現場再生システム。
  3. 【請求項3】 前記熱源には、前記ドラム内に熱風のみ
    を噴射可能な構成が備えられていることを特徴とする請
    求項1記載の舗装用廃材の現場再生システム。
  4. 【請求項4】 上記ドラムには、再生処理されて本復旧
    用舗装材とされた舗装用廃材の温度を検知する手段が設
    けられ、該温度検知手段は、上記熱源の駆動制御部に接
    続され、該駆動制御部は、再生処理時での温度管理およ
    び再生処理後の舗装用廃材の温度が転圧時の温度に維持
    されるように上記熱源の作動制御を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の舗装用廃材の現場再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017125112A1 (en) * 2016-01-19 2017-07-27 Preheacon Aps Dryer for preparation of industrial use aggregate material

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WO2017125112A1 (en) * 2016-01-19 2017-07-27 Preheacon Aps Dryer for preparation of industrial use aggregate material

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