JP2001073081A - 低降伏比高張力鋼棒とその製造方法 - Google Patents

低降伏比高張力鋼棒とその製造方法

Info

Publication number
JP2001073081A
JP2001073081A JP24794899A JP24794899A JP2001073081A JP 2001073081 A JP2001073081 A JP 2001073081A JP 24794899 A JP24794899 A JP 24794899A JP 24794899 A JP24794899 A JP 24794899A JP 2001073081 A JP2001073081 A JP 2001073081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
steel
pearlite
steel rod
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24794899A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ishikawa
肇 石川
Atsuhiko Yoshie
淳彦 吉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP24794899A priority Critical patent/JP2001073081A/ja
Publication of JP2001073081A publication Critical patent/JP2001073081A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポット溶接性および耐遅れ破壊の優れたP
C鋼材の製造方法に関するものである。 【解決手段】 重量%で、C:0.20〜0.40%、
Si:0.5〜2.0%、Mn:0.3〜2.0%、
P:0.03%以下、S:0.02%以下、Al:0.
005%以下、Ti:0.005〜0.05%、B:
0.0005〜0.005%、O:0.0005〜0.
005%、を含有する鋳片に熱間圧延した線材をオース
テナイト領域から、300〜500℃の温度領域に急冷
後3〜180秒で恒温保持し、直ちに急冷または放冷す
ることにより旧オーステナイト粒径が30μm以下のマ
ルテンサイトまたはベイナイトと5〜15%のフェライ
トまたはパーライトであり、旧オーステナイト粒界のフ
ェライトまたはパーライトの占有率が50%以上の複合
組織を有する低YR高張力鋼線とその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接性の
優れたPC(プレストレスコンクリート)鋼材およびそ
の製造方法に関するものであり、特に引張強さ1000
MPa 以上の強度レベルで高い延性を有する高張力鋼棒と
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートパイルのなかでも剛性およ
び曲げ強さの向上、コンクリートのひび割れ防止の目的
でコンクリートに圧縮をあたえて強化するものはPCパ
イルと称され以下の方法で製造される。まず、円周上に
並列に配したPC鋼材に軟鋼線を螺旋状に巻き付けた後
(以後螺旋筋と称す)、PC鋼材と螺旋筋の交点を固定
して円筒状の籠片型補強体(以下補強体と略称)を製造
する。次いでこの補強体を型枠に導入し、補強体を構成
するPC鋼材の両端を固定して引張強さの70%前後の
応力で緊張する。型枠内に注入したコンクリートが固化
した後にPC鋼材の緊張力が除去され、同時にコンクリ
ートに圧縮力が付与されてPCパイルが製造される。こ
の製造工程中、補強体の組立を自動化するために、溶接
性の良好な低中炭素鋼の熱処理強化型PC鋼材が使用さ
れ、PC鋼材と螺旋筋の固定はスポット溶接により行わ
れる。
【0003】近年、鋼構造物の巨大化に伴ない、その部
材に使用される鋼材は益々高強度化する傾向にある。例
えば、コンクリートパイルに主筋として使用されるPC
鋼棒はJIS G3109に規定されるように引張強さ
1420MPa 以上とされている。一般に、線材の強度と
延性はその性質が相反するもので高張力鋼ほど伸びで代
表される延性は低下する。特に一様伸びの値は極端に低
下する。現在、多く使用されているPC鋼棒は熱間圧延
材を焼入焼戻することによって所定の強度、延性が付与
されている。しかしながら、このような焼戻マルテンサ
イト組織で高強度化を図ると一様伸びは約3%程度にな
る。一様伸びが低い値である場合、コンクリート構造物
に地震などの大きな衝撃荷重が加わるとPC鋼棒が破断
し、もはや鉄筋としての役割を果たさない。
【0004】特開平8−158010号公報では、高S
i−Al系でフェライトを含有する組織で高一様伸び化
を図っている。しかしながら、高Si−Al系では熱処
理時に通電性を低下させるスケールが多量に生成しスポ
ット溶接性が低下する。また、特開昭62−6613号
公報では、マルテンサイト、ベイナイトと残留オーステ
ナイトで高張力鋼の高一様伸び化を図っている。しかし
ながら、近年コンクリート構造物の耐震性を確保するた
めに高一様伸びと同様に低降伏比(YR:以下YRとい
う。)が要求される傾向にあるが、特開昭62−661
3号公報では低YRに関する検討は行っていない。
【0005】このため、スポット溶接性の可能な耐遅れ
破壊特性の良好な高一様伸びでかつ低YRな高張力鋼が
コンクリート構造物の耐震性の確保の観点から求められ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンクリートポール、
パイルなどのコンクリート構造物に使用されるPC鋼材
の場合には、一般に約1200MPa 以上の強度が要求さ
れている。このような高張力鋼で高一様伸びとスポット
溶接性の両特性を満足するために、本発明者らは材質特
性(遅れ破壊、リラクゼーション、一様伸び特性および
YR)とスポット溶接性におよぼす製造条件の影響の詳
細な検討を実施した。
【0007】1200MPa 以上の高強度鋼の遅れ破壊で
は、一般に粒界破壊による遅れ破壊を起こしやすい。こ
のため、遅れ破壊を抑制するために粒界を軟化させる必
要があり、粒界フェライトまたはパーライトを生成させ
ることにより遅れ破壊を抑制する。ただし、粒界フェラ
イトまたはパーライトが均一に生成する必要がある。例
えば、中心部のみに粒界フェライトが生成すると表層部
の遅れ破壊感受性は上昇する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高張力鋼に微
細なオーステナイトを300〜500℃までの温度領域
で恒温保持し、旧オーステナイト粒界にフェライトまた
はパーライトを変態させることにより高延性化をはか
り、残部をマルテンサイトまたはベイナイト変態させる
ことにより高張力化を図ることにある。延性を確保する
ためには旧オーステナイト粒界のフェライトまたはパー
ライトの生成量が重要となる。
【0009】図1に示すように恒温変態時間を短くする
と低YR化が図れる。これは恒温変態時間を短くすると
マルテンサイト分率を上昇し降伏が起こりやすくするた
めである。また、スポット溶接において良い溶接性を確
保するためには、発明者らは溶接性におよぼす合金元素
の影響の詳細な検討を実施した。Siは旧オーステナイ
ト粒界のフェライト生成には効果があるが、その増加に
ともない表層での鋼表面に生成するスケールが多量でタ
イトに生成し、スポット溶接時の通電性を低下させるた
めスポット溶接性は低下する。また、高Si系ではスポ
ット溶接部の溶融部にSi酸化物が生成しスポット溶接
部の強度を低下させる。本発明の要旨は次のとおりであ
る。
【0010】(1)重量%で、C:0.2〜0.4%、
Si:0.5〜2.0%、Mn:0.3〜2.0%、
P:0.03%以下、S:0.02%以下、Al:0.
005%以下、Ti:0.005〜0.05%、B:
0.0005〜0.005%、O:0.0005〜0.
005%、を含有し、残部が鉄及び不可避不純物からな
り、旧オーステナイト粒径が30μm以下のマルテンサ
イトまたはベイナイトと5〜15%のフェライトまたは
パーライトであり、旧オーステナイト粒界のフェライト
またはパーライトの占有率が50%以上の複合組織を有
するスポット溶接性及び耐遅れ破壊特性の優れ、かつ高
一様伸びに優れた特性を有することを特徴とする低降伏
比高張力鋼棒。
【0011】(2)さらに鋼材成分として、重量%で、
Nb:0.005〜0.05%、V:0.005〜0.
060%、の1種または2種を含有することを特徴とす
る上記(1)記載の低降伏比高張力鋼棒。
【0012】(3)さらに鋼材成分として、重量%で、
Cu:0.05〜1.0%、Ni:0.05〜1.0
%、Cr:0.05〜1.0%、Mo:0.05〜0.
35%、の1種または2種以上を含有することを特徴と
する上記(1)または(2)記載の低降伏比高張力鋼
棒。
【0013】(4)さらに鋼材成分として、重量%で、
Ca:0.0005〜0.005%、REM:0.00
05〜0.005%、Mg:0.0005〜0.007
%、の1種または2種以上を含有することを特徴とする
上記(1)〜(3)のいずれかの項に記載の低降伏比高
張力鋼棒。
【0014】(5)上記(1)〜(4)のいずれかの項
に記載の成分を有する鋳片を、熱間圧延により線材と
し、次いで該線材をオーステナイト領域から300〜5
00℃の温度領域に急冷し、この温度域で3〜180秒
恒温保持し、直ちに急冷または放冷することを特徴とす
る低降伏比高張力鋼棒の製造方法。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による低降伏比高張力鋼棒
に用いる化学成分について以下の通りに規定する。 C:Cはマルテンサイトまたはベイナイトの強度を高め
るために添加するが、0.2%未満ではその効果は少な
い。一方、Cを過量に添加するとスポット溶接部の硬さ
が高くなり溶接割れ感受性が上昇するため、その上限を
0.4%とする。
【0016】Si:Siは旧オーステナイト粒界のフェ
ライト生成のために必須の元素であり、0.5%未満で
はその効果は少ない。一方、Si量が2.0%超になる
と補強体製造上安定してスポット溶接を実施することが
困難になる。このため、上限を2.0%とした。 Mn:Mnは一様伸びと焼入性の向上のために必要であ
る。0.3%未満ではその効果はない。2.0%超添加
にしても強度改善効果は飽和する。また、中心偏析部に
ミクロマルテンサイトを生成し延伸性を低下させる。M
n量は0.3〜2.0の範囲とする。
【0017】P:Pは粒界に偏析し粒界脆化を起こしや
すくするため、0.03%以下にする必要がある。不純
物元素であるPは極力低減することが望ましい。 S:SもPと同様に粒界に偏析し粒界脆化を起こしやす
くするため、0.01%以下にする必要がある。不純物
元素であるSは極力低減することが望ましい。 Al:Alが0.005%を超えるとスポット溶接部に
粗大なAl2 Oが生成し溶接強度を低下させる。そのた
め上限を0.005%とした。
【0018】Ti:TiはTi析出物のピニング効果に
より組織を微細化する。そのためには0.005%以上
の添加が必要である。しかし、0.05%超添加すると
粗大なTiNが多量に析出するため材質特性を劣化させ
る。このため、上限を0.05%とした。 B:Bは0.0005%未満では焼入性の向上が十分で
ないために0.0005%を下限値とした。しかし、
0.05%を超えると効果は飽和するため上限値を0.
005%とした。
【0019】O:Oは酸化物によるピニング効果により
組織を微細化する。0.001%以上の添加が必要であ
る。しかしながら、0.005%超添加すると粗大な酸
化物が生成し材質特性が低下する。このため、添加範囲
を0.001〜0.005%とする。 本発明は上記基本元素の他は残部がFeおよび不可避不
純物とするものであるがさらに、特性向上を図るために
以下に規定する元素の1種または2種以上を含有する。
【0020】Nb:NbはNb析出物のピニング効果に
よりオーステナイト粒を微細化し延性を向上させる。そ
のためには0.005%以上の添加が必要である。しか
しながら、0.05%超添加するとスポット溶接部の硬
さを上昇させ溶接割れ感受性を上昇させる。このためN
bの適正範囲を0.005〜0.05%とした。 V:Vは炭窒化物を析出させγ粒を微細化し強度、延性
を向上させる。そのためには0.005%以上の添加が
必要であり、下限値を0.005%とした。しかし多量
の添加では効果が飽和するため上限値を0.060%と
した。
【0021】Cu:Cuは0.05%未満では焼入性の
向上が十分でないために0.05%を下限値とした。し
かし、1.0%を超えると熱間割れを引き起こすため上
限値を1.0%とした。 Ni:Niは0.05%未満では焼入性の向上が十分で
ないために0.05%を下限値とした。しかし、1.0
%を超えると効果は飽和するため上限値を1.0%とし
た。
【0022】Cr:Crは固溶強化、焼入性向上のため
に鋼の強度を上昇させるが、0.05%以下では効果が
不十分である。しかし、1.0%を超えると効果は飽和
するため上限値を1.0%とした。 Mo:Moはリラクセーション特性を向上させるために
有効な元素である。しかしながら、少なくとも0.05
%以上添加しないとその効果は認められない。また、
0.35%超添加するとスポット溶接部の割れ感受性が
上昇する。そのためMoの成分範囲を0.05〜0.3
5%までとした。
【0023】Ca:Caは組織を微細化するために有効
な元素である。0.0005未満では効果がないため
0.0005%を下限値とした。しかし、0.005%
を超えると清浄度が低下するとともに介在物が粗大化す
るため上限値を0.005%とした。 REM:REMもCaと同様に組織を微細化するために
有効な元素である。0.0005未満では効果がないた
め0.0005%を下限値とした。しかし、0.005
%を超えると清浄度が低下するとともに介在物が粗大化
するため上限値を0.005%とした。
【0024】Mg:Mgは鋼は鋼中で微細な酸化物を生
成しオーステナイトを細粒にするため、0.0005%
以上添加する。しかし、Mgで0.007%超添加する
と酸化物が粗大化し伸線加工性を低下させる。そのた
め、上限を0.007%とする。次に組織を規定した理
由を下記に述べる。
【0025】強度確保のためにベイナイトおよびマルテ
ンサイトの複合組織とし、延性を確保するためにはベイ
ナイトおよびフェライトとパーライトの複合組織とする
必要がある。このため、恒温変態時に粒界フェライトま
たはパーライトとベイナイトを生成させ、恒温変態後の
急冷により過冷オーステナイトをマルテンサイトに変態
させる。粒界フェライトとパーライトの量が少ないと一
様伸びを確保することが困難であり、粒界フェライトと
パーライトの生成量を5%以上とした。マルテンサイト
またはベイナイトの生成率が低下すると強度不足とな
る。また、マルテンサイト生成率の低下は低YRをはか
れない。そのため、粒界フェライトとパーライトの生成
量には上限があり15%以下とする必要がある。
【0026】低降伏比を得るためには組織の微細化を図
り、フェライトまたはパーライト変態のサイトを多く生
成させるためオーステナイト粒径を細粒にする必要があ
る。そのためにはオーステナイト粒径を30μmとする
必要がある。オーステナイトの細粒化のためには介在物
が微細に分散するビレット鋳造法が望ましい。また、N
b等の合金元素の添加も有効であるが、オーステナイト
領域に加熱後、冷却中に850℃以上の温度域で比較的
大圧下で圧延にすることによりオーステナイトが微細化
することも可能である。また、加熱速度を速くすること
もオーステナイトの細粒化には有効である。望ましくは
50℃/s以上が良好である。
【0027】マルテンサイト等の硬化組織内に粗大なフ
ェライトが生成しても高一様伸びは図れない。高一様化
のためにはフェライトとパーライトを組織内に均一に分
散する必要がある。本発明ではビレット鋳造法によりオ
ーステナイトの細粒化と均一化によって、その後の恒温
変態時にその粒界にフェライトとパーライトを生成させ
ることで見かけ上、分散化させることができる。分散化
の指標として粒界フェライトまたはパーライトの占有率
が50%以上とする必要がある。
【0028】次に、前述した低降伏比高張力鋼棒を製造
するための熱処理条件を限定した理由を述べる。500
℃以上の温度で恒温変態させると組織はパーライト主体
の組織となり、所定の強度が得られない。一方、300
℃以下の温度域では過冷オーステナイトはほとんどが直
ちにマルテンサイトに変態し、延性に有効な粒界フェラ
イトまたはパーライトを生成させない。恒温変態時間を
長くするとフェライトまたはパーライトの生成量が増え
強度が低下する。また、マルテンサイト分率が低下する
ために低YR化がはかれない。そのため恒温変態時間を
180秒以下とする必要がある。一方、3秒未満すると
フェライトまたはパーライトの生成量が低下し、一様伸
びが低下する。本発明ではこのときの冷却速度に付いて
は規定しないが、冷却速度を遅くするとベイナイト生成
率が著しく上昇するため冷却速度は望ましくは50℃/
秒以上がよい。
【0029】なお、溶接部の材質特性確保として一様伸
びを向上させるためには溶接後熱処理(PWHT)を実
施しても何ら問題ない。
【0030】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 (実施例1)表1の供試鋼の化学成分、製造条件、機械
的性質およびスポット溶接性を示す。引張試験の一様伸
びの評価方法はGLを30dとし破断位置およびその両
隣を除いた長さから算出された一様伸びの平均値を示し
た。本発明鋼の鋼1〜8では材質特性を満足した。
【0031】鋼9,10は適切な鋼成分ではないので、
機械的性質が確保できなかった。鋼9はSi量が多いた
めスポット溶接部の付着力が低下した。鋼10はAl量
が高いため一様伸びが低下した。鋼11〜14は製造条
件が適切でないために材質特性が得られない。鋼11は
恒温変態温度が低いため耐遅れ破壊特性が低下した。鋼
12では恒温変態温度が高いため強度が低下した。鋼1
3では恒温変態時間が短いため一様伸びが低下した。鋼
14では恒温変態時間が長いためマルテンサイト分率が
減少し低YR化がはかれない。鋼15はフェライト分率
が高く強度が低下した。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、引張強度
1000MPa 以上の強度レベルで高い延性を有する溶接
性と耐遅れ破壊特性に優れた低降伏比高強度PC鋼線用
鋼材を提供することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4K032 AA00 AA01 AA02 AA05 AA08 AA11 AA14 AA16 AA19 AA22 AA23 AA26 AA27 AA29 AA31 AA32 AA35 AA36 AA40 BA02 CD06 4K043 AA02 AB00 AB01 AB02 AB04 AB07 AB10 AB13 AB15 AB18 AB21 AB22 AB25 AB26 AB27 AB28 AB29 AB30 AB33 BA04 BA06 EA07 FA03 FA13 HA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C:0.2〜0.4%、 Si:0.5〜2.0%、 Mn:0.3〜2.0%、 P:0.03%以下、 S:0.02%以下、 Al:0.005%以下、 Ti:0.005〜0.05%、 B:0.0005〜0.005%、 O:0.0005〜0.005%、 を含有し、残部が鉄及び不可避不純物からなり、旧オー
    ステナイト粒径が30μm以下のマルテンサイトまたは
    ベイナイトと5〜15%のフェライトまたはパーライト
    であり、旧オーステナイト粒界のフェライトまたはパー
    ライトの占有率が50%以上の複合組織を有するスポッ
    ト溶接性及び耐遅れ破壊特性の優れ、かつ高一様伸びに
    優れた特性を有することを特徴とする低降伏比高張力鋼
    棒。
  2. 【請求項2】 さらに鋼材成分として、重量%で、 Nb:0.005〜0.05%、 V:0.005〜0.060%、 の1種または2種を含有することを特徴とする請求項1
    記載の低降伏比高張力鋼棒。
  3. 【請求項3】 さらに鋼材成分として、重量%で、 Cu:0.05〜1.0%、 Ni:0.05〜1.0%、 Cr:0.05〜1.0%、 Mo:0.05〜0.35%、 の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求
    項1または2記載の低降伏比高張力鋼棒。
  4. 【請求項4】 さらに鋼材成分として、重量%で、 Ca:0.0005〜0.005%、 REM:0.0005〜0.005%、 Mg:0.0005〜0.007%、 の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかの項に記載の低降伏比高張力鋼棒。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の成
    分を有する鋳片を、熱間圧延により線材とし、次いで該
    線材をオーステナイト領域から300〜500℃の温度
    領域に急冷し、この温度域で3〜180秒恒温保持し、
    直ちに急冷または放冷することを特徴とする低降伏比高
    張力鋼棒の製造方法。
JP24794899A 1999-09-01 1999-09-01 低降伏比高張力鋼棒とその製造方法 Withdrawn JP2001073081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24794899A JP2001073081A (ja) 1999-09-01 1999-09-01 低降伏比高張力鋼棒とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24794899A JP2001073081A (ja) 1999-09-01 1999-09-01 低降伏比高張力鋼棒とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001073081A true JP2001073081A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17170939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24794899A Withdrawn JP2001073081A (ja) 1999-09-01 1999-09-01 低降伏比高張力鋼棒とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001073081A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1428895A1 (en) * 2002-12-09 2004-06-16 Illinois Tool Works Inc. Steel strap composition
KR100475945B1 (ko) * 2002-05-06 2005-03-10 현대자동차주식회사 퍼얼라이트 조직이 포함된 고장력강판의 열처리 방법
CN103757530A (zh) * 2014-01-24 2014-04-30 宝山钢铁股份有限公司 抗拉强度≥1250MPa的薄带连铸经济性超高强捆带及其制造方法
CN105401074A (zh) * 2014-09-04 2016-03-16 Posco公司 高强度线材和钢丝及其制造方法
CN105401081A (zh) * 2014-09-04 2016-03-16 Posco公司 拉伸性优异的高强度线材和高强度钢丝及线材的制造方法
JP2017504721A (ja) * 2013-12-24 2017-02-09 アルセロールミタル・ワイヤ・フランス 高い疲労強度および水素脆性に対する耐性を有する冷間圧延鋼線ならびに該鋼線が組み込まれる可撓性導管の補強
US10383462B2 (en) 2016-08-02 2019-08-20 A.G.K., Ltd. Safety hook
WO2021000729A1 (zh) * 2019-07-02 2021-01-07 常熟市龙腾特种钢有限公司 一种不易脆断的预应力混凝土钢棒用钢及其生产方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475945B1 (ko) * 2002-05-06 2005-03-10 현대자동차주식회사 퍼얼라이트 조직이 포함된 고장력강판의 열처리 방법
EP1428895A1 (en) * 2002-12-09 2004-06-16 Illinois Tool Works Inc. Steel strap composition
AU2003266787B2 (en) * 2002-12-09 2005-02-10 Signode International Ip Holdings Llc Steel strap composition
JP2017504721A (ja) * 2013-12-24 2017-02-09 アルセロールミタル・ワイヤ・フランス 高い疲労強度および水素脆性に対する耐性を有する冷間圧延鋼線ならびに該鋼線が組み込まれる可撓性導管の補強
US10550448B2 (en) 2013-12-24 2020-02-04 Arcelormittal Wire France Cold rolled steel wire, method and reinforcement of flexible conduits
US11408049B2 (en) 2013-12-24 2022-08-09 Arcelormittal Wire France Cold rolled steel wire, method and reinforcement of flexible conduits
CN103757530A (zh) * 2014-01-24 2014-04-30 宝山钢铁股份有限公司 抗拉强度≥1250MPa的薄带连铸经济性超高强捆带及其制造方法
CN105401074A (zh) * 2014-09-04 2016-03-16 Posco公司 高强度线材和钢丝及其制造方法
CN105401081A (zh) * 2014-09-04 2016-03-16 Posco公司 拉伸性优异的高强度线材和高强度钢丝及线材的制造方法
US10383462B2 (en) 2016-08-02 2019-08-20 A.G.K., Ltd. Safety hook
WO2021000729A1 (zh) * 2019-07-02 2021-01-07 常熟市龙腾特种钢有限公司 一种不易脆断的预应力混凝土钢棒用钢及其生产方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5005543B2 (ja) 焼入れ性、熱間加工性および疲労強度に優れた高強度厚肉電縫溶接鋼管およびその製造方法
JPH06306543A (ja) 耐遅れ破壊特性に優れた高強度pc棒線とその製造方法
JP4347999B2 (ja) 捩り疲労特性に優れた高周波焼入れ用鋼ならびに高周波焼入れ部品
JP2001073081A (ja) 低降伏比高張力鋼棒とその製造方法
JP2001164337A (ja) 遅れ破壊特性の優れた高張力鋼材及びその製造方法
JP3233828B2 (ja) スポット溶接部の遅れ破壊特性の優れた高強度pc鋼棒およびその製造方法
JPH10298648A (ja) 高一様伸び低降伏比高張力鋼材の製造方法
JP3153071B2 (ja) 耐遅れ破壊特性に優れた高強度鋼棒およびその製造方法
JPH06128631A (ja) 低温靱性の優れた高マンガン超高張力鋼の製造方法
JP3153072B2 (ja) 耐遅れ破壊特性に優れた高強度鋼棒およびその製造方法
JP6459556B2 (ja) 建築用低降伏比鋼板およびその製造方法
JPH10298664A (ja) 高一様伸び低降伏比高張力鋼材の製造方法
JPH06336648A (ja) 耐遅れ破壊特性に優れた高強度pc棒線とその製造方法
JP4477762B2 (ja) 高強度圧延pc鋼棒およびその製造方法
JP2001073080A (ja) 遅れ破壊特性の優れた高張力鋼材及びその製造方法
JP3894148B2 (ja) 低降伏比低温用鋼およびその製造方法
JP3217589B2 (ja) 耐遅れ破壊特性に優れた高強度鋼棒およびその製造方法
JPH1053814A (ja) 溶接性に優れた高強度熱延鋼材及びこれを用いた高強度鋼線並びに高強度棒鋼
EP0708183A1 (en) High-carbon steel rod wire or steel wire excellent in workability in wire drawing and process for producing the same
JP3182141B2 (ja) 溶接性に優れた高強度高延性せん断補強筋用熱間圧延鋼材及びその製造方法
JPH0570890A (ja) 耐遅れ破壊特性に優れた高強度ボルト用鋼
JPH11270531A (ja) 遅れ破壊特性の優れた高強度ボルトおよびその製造方法
JPH05255738A (ja) 耐遅れ破壊特性の優れた機械構造用鋼の製造方法
JP2001115231A (ja) 高張力鋼棒及びその製造方法
JP2003268493A (ja) 一様伸びの優れたpc鋼棒及びpcパイルのpc鋼棒

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107