JP2001072165A - 紙製ディスク収納ケース及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙を使用することにより、コストダウンを図
ると共に、印刷を可能とし、且つ容易に焼却廃棄するこ
とが可能であるとことに加えて、収納体の開閉を繰り返
しても背部に印刷されたタイトル等が読めなくなること
のないディスク収納ケースを提供する。 【解決手段】 横方向に延びた折り目線によってベース
部とカバー部と折曲片部とに分けられ、かつカバー部が
切り込みによって分割されている紙製のブランクを用い
てディスク収納ケースを製造する方法において、ブラン
クを折り目線に沿って折り曲げて、表側表装紙及び裏側
表装紙を貼り付けた後に、溝および平らな背部を形成す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク等のディスク状記録媒体を収容するための、紙製のデ
ィスク収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ディスクを収納するケースは、プ
ラスチックの成型によって作られた薄い箱状の収納部材
と、その一端に蝶番を介して回動可能に取り付けられた
蓋とを備え、且つ前記収納部材には、ディスクを収容す
る円形の凹部と、その中央に形成されディスク中央孔に
嵌合させるためのロック等を備えてものであった。しか
し、かかる従来のディスク収納ケースは、プラスチック
製の成型品であるため、コストがかかるという問題があ
った。また、印刷を施すことが困難であるので、宣伝、
説明等のためには印刷した紙を中に入れることが必要で
あり、この点からもコスト高となっていた。更に、廃棄
する際焼却が困難であるので、環境問題を生じるという
問題もあった。

【０００３】そこで、紙を素材とした各種のディスク収
納ケースが提供されており、背部を中心に開閉できるブ
ックタイプの収納ケースは、１包装単位で複数枚のディ
スクが収納できたり、歌詞等の印刷物を同時に包装で
き、便利なので歓迎されているが、従来のブックタイプ
の収納ケースは、図５に示すようなスジ押し機によって
製品表面に凸型１４ｂを、製品裏面に凹型１４ａを押し
付けて背部分を形成するので、背部は断面円弧状にな
り、かつ製品表面に凸型１４ｂを押し付けることにによ
るスジが表れ、また収納部の開閉を繰り返すと背部に皺
や折れ目が生じ、同部に印刷されているタイトル等が読
めなくなると問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたもので、紙を使用することにより、コ
ストダウンを図ると共に、印刷を可能とし、且つ容易に
焼却廃棄することが可能であるとことに加えて、背部表
面にスジが発生せず、収納体の開閉を繰り返しても背部
に印刷されたタイトル等が読めなくなることのないディ
スク収納ケースを提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のディスク収納ケ
ースは、ディスク収納部と隣接するディスク収納部又は
表紙部との間を平らな背部にしたことを特徴とし、ま
た、背部とディスク収納部又は表紙部との境に、易開閉
用の溝を裏面若しくは表面に形成したことを特徴とし、
さらには、平らな背部の幅を、ディスク収納部と表紙部
を重ね合わせた厚さに略等しい幅（ディスク収納部と表
紙部及び／又はディスク収納部を重ね合わせた厚みに相
当する幅）したことを特徴とするディスク収納ケースで
ある。また、本発明のディスク収納ケースの製造方法
は、横方向に延びた折り目線によってベース部とカバー
部と折曲片部とに分け、かつカバー部が切り込みによっ
て分割されており、必要に応じて溝形成部にスジが形成
されているブランクを用いてディスク収納ケースを製造
する方法であって、ブランクを折り目線に沿って折り曲
げて、表側表装紙を包み込むように貼り付け、次いで裏
側表装紙を貼り付けた後に、スジ押し機により背部とデ
ィスク収納部又は表紙部との境に易開閉用の溝を形成す
ることを特徴とディスク収納ケースの製造方法である。
本発明のディスク収納ケースは、二つ折りのいわゆるブ
ックタイプのものでも三つ折りタイプのものでもよく、
二つ折りタイプでは一方をディスク収納部とし他方をデ
ィスク収納部又は表紙部とし、また三つ折りタイプでは
中間部を表紙部とし、両側部の一方をディスク収納部と
し他方をディスク収納部又は表紙部とするものである。

【０００６】

【作用】ディスク収納部と隣接するディスク収納部又は
表紙部との間を平らな背部にし、溝を背部とディスク収
納部又は表紙部との境に形成し収納部又は表紙部と背部
との間を折り曲げることにより、背部にスジが形成され
ることなく、かつ収納部の開閉を繰り返しても背部に皺
や折れ目が生じることなく、同部に印刷されているタイ
トル等が読めなくなるということも回避できる。ディス
ク収納部は開口しているので、該開口をを引き拡げてデ
ィスクを出し入れする。また製造にあったては、ブラン
クを折り目線に沿って折り曲げて、表側表装紙及び裏側
表装紙を貼り付けた後に、製品の裏面より溝を形成すの
で製品の背部にスジが発生することがない。また、必要
に応じて表面に溝を形成しても、溝はディスク収納部又
は表紙部と平らな背部の境に形成されるので背部を汚す
ことなく、しかもその際は、予めかじめブランクの裏面
にスジが形成されているので、溝は小さく目立たない。

【０００７】

【実施例】添付の図を用いて本発明を更に詳細に説明す
る。本実施例においては、中央を表紙部とし左右をディ
スク収納部とした三つ折りタイプをて主として説明する
が、後述のように、三つ折りであっても収納部を一方に
設けたものや、二つ折りにして左右にディスク収納部を
形成しても、二つ折りにして一方のみを収納部にしても
良く、また、細部の構成は、本発明は実施例として記載
したものに特定されるものではない。本発明においてブ
ランク１に使用される板紙は、後述するようにディスク
収納ケースとして仕上げて製品として場合に、ディスク
を保護し得るよう適度な剛性を備えたものであれば如何
なるものでもよく、好ましくは厚みが０．２〜１．０ｍ
ｍ程度、更に好ましくは０．３〜０．５ｍｍ程度のもの
が使用される。また、好適な板紙の主な種類としては、
例えば、マニラボールや白ボール等の白板紙、或いは、
コートボール等を挙げることができるが、本発明では、
ブランクを表装紙で覆うので、厚み及び剛性があれば上
記の紙類以外の紙を使用することが可能である。

【０００８】図１に示すように、本実施例のディスク収
納ケースＡは、表紙部Ａ１と、内表紙を兼ねる内側ディ
スク収納部Ａ２と、外表紙を兼ねる外側ディスク収納部
Ａ３とで構成されており、ディスク収納ケースＡの主体
をなす図２に示すブランク１には、折り曲げを容易とす
るようにスジ押し機等により折り目線１０、１１が形成
されており、これらの折り目線は横方向に延び、折り目
線１０はブランク２をベース部２とカバー部３とに分
け、折れ目線１１はブランク１をベース部２と折曲片部
４に分けている。また、必要に応じて後述の溝を形成す
る部分に予め溝形成用スジ１７、１８を表面又は裏面に
形成することが好ましい。

【０００９】図２に示すように、ベース部２は、中央に
表紙部Ａ１の一面を形成する中央部２ａと、中央部の右
側に、表紙部Ａ１に内側ディスク収納部Ａ２を重ね合わ
せた厚さに等しい幅の背部形成部を介して設けられた、
内表紙を兼ねた内側ディスク収納部Ａ２の一面を形成す
る部分２ｂと、中央部２ａの左側に、表紙部Ａ１に内側
及び外側のディスク収納部Ａ２とＡ３を重ね合わせた厚
さに等しい幅の背部形成部を介して設けられた外表紙を
兼ねた外側ディスク収納部Ａ３の一面を形成する部分２
ｃとで形成されている。

【００１０】また、カバー部３は、ベース部２の一側に
設けられてベース部２と重なり合わされてディス収納部
Ａ２とＡ３を構成するものであり、先端部に台形の切り
込み５が形成され、ベース部２の中央部２ａに重なって
表紙部Ａ１を構成する中央部３ａと、中央部３ａの右側
に、表紙部Ａ１に内側ディスク収納部Ａ２を重ね合わせ
た厚さに略等しい幅の切り込み６を介して設けられた、
内側ディスク収納部Ａ２の一面を形成する部分３ｂと、
中央部３ａの左側に、表紙部Ａ１に内側及び外側のディ
スク収納部Ａ２及びＡ３を重ね合わせた厚さに略等しい
幅の切り込み７を介して設けられた外側ディスク収納部
Ａ３の一面を形成する部分３ｃとで形成されている。

【００１１】さらに、折曲片部４は、ブランク１の各部
を折れ目線１１に沿ってを折り畳んだとき、ブランクの
上下縁が収納部及び表紙部の縁部にならないようにする
ためのものであり、折曲片部４を構成する中央折曲片部
４ａと右側折曲片部４ｂとの間には、表紙部Ａ１に内側
ディスク収納部Ａ２を重ね合わせた厚さに等しい幅の切
り込み８を、同じく中央折曲片部４ａと左側折曲片部４
ｃとの間には、表紙部Ａ１に内側及び外側のディスク収
納部Ａ２とＡ３を重ね合わせた厚さに等しい幅の切り込
み９を介して、ベース部２の構成部２ａ、２ｂ、２ｃの
上縁から突出し、先端部に折れ目線１０に沿って折り曲
げた時に、カバー部５に設けた切り込み５にはまり込
み、ベース部２の構成部２ａ、２ｂ、２ｃ重なり合う寸
法に形成されている。更に、溝を形成する部分に相当す
るディスク収納部又は表紙部を背部との境には、必要に
応じてスジ１７、１８を形成してもよく、該スジはミゾ
を裏側に設ける場合は表側に、溝を表側から設ける場合
には裏側に形成する。特に、溝を表側から設ける場合に
は、溝を小さくするためにも該筋は必要である。

【００１２】また、折り畳んだブランク１を包むように
貼り付ける表側表装紙１２は、折り畳んだブランクの周
縁より延出した上下左右の折り返し部を有し、上辺の折
り返し部の延出量は、ブランクのベース部に貼り付けて
折り曲げた表側表装紙が、カバー部と折曲片部のはめ合
わせた部分を覆うに十分な量とし、折り畳んだブランク
に対応する範囲に、絵柄や写真、或いは収納するディス
クの収録内容の説明、宣伝文等を印刷し、さらに、背に
対応する部分には、収納するディスクのタイトル等を印
刷し、後述のように、折り畳んだブランクの大きさに合
わせて裁断しておく。同様に、裏側表装紙１３も、絵柄
や写真、或いは収納するディスクの収録内容の説明、宣
伝文等を印刷し、折り畳んだブランクの上下幅より稍小
さめに裁断しておく。

【００１３】上記のブランク、表装紙及び裏表紙を用い
て該実施例のディスク収納ケースＡを製造するには、原
紙を図２に示す形状のブランク１に打ち抜き、折り目線
１０、１１を形成し、易開閉性の機能を高めるために必
要により溝形成部にスジ１７、１８設けたブランク１
を、カバー部３を折り目線１０に沿って折り曲げベース
部２に重ね、次いで折曲片部４を折り目線１１に沿って
折り曲げ、先端部をカバー部３の切り込み５にはめ合わ
せ、図３に示すベース部２ａが図で裏側、製品で表側に
なる二層構造の芯部を形成する。ディスク収納部１５
は、図６に示すように、該二層構造の芯部に形成される
空間であえり、該空間には開口１６が形成されている。
易開閉性の機能を高めるために必要により設けられるス
ジ１７、１８は、後に溝形成工程で溝付け加工が施され
るので合計２回の背部成形加工が行われることとなる。

【００１４】上記工程を経て得た芯材に、表側表装紙の
タイトル印刷部が芯部の背相当部分に合わせ、少なくと
も表側表装紙１２の上下の延出部が芯部の上下縁からは
み出した状態でベース部２に貼り付け、上の延出部を芯
部の上縁に沿ってカバー部３側に折り曲げ、カバー部３
と折曲片部４のはめ合わせた部分を覆うように貼り付
け、さらに、下の延出部を芯部の下縁に沿ってカバー部
３側に折り曲げ、カバー部３に貼り付ける、即ち包み込
むように貼り付ける。次いで、折り曲げ貼り付けられた
表側表装紙１２のカバー部３側に折り曲げて貼り付けら
れた表側表装紙１２部分と、折り曲げられた表装紙間の
カバー部３とに、芯部より稍小さめな裏側表装紙１３を
貼り付ける。

【００１５】次いで、前記の工程で得られた中間製品
に、図４に示すスジ押し機を用いて易開閉用の溝を形成
しる。中間製品をスジ押し機の凹型１４ａの上に、表装
紙を貼り付けた芯材をベース部側を下に、カバー部側を
上にしてセットし、図４に示すスジ押し機の凸型１４ｃ
を切り込み６の縁部に沿って押し付け、ベース部の紙材
を裏面より圧縮して溝を形成し、その後、得られた溝付
き中間製品を右側ディスク収納部が表紙部に重なり、さ
らにその上に左側ディスク収納部が重なるように、両側
縁部を裁断して仕上げる。切断により、左右の収納部に
は開口１６を有し、ベース部２とカバー部３との中間に
空間、即ちディスク収納部を形成する。

【００１６】上記実施例は、左右に収納部を形成した例
を説明したが、右側のみを収納部にして、左側を表紙と
することもできる。この場合には、表紙部を構成するブ
ランクの各部片は事前に規定の大きさに形成し、表側表
装紙は心材の上下縁と同時に表紙部も左縁側もカバー部
側に折り曲げて包み込むように貼り付けると、心材の縁
部も表装紙で覆われ、強度的にも装飾的にも優れたもの
が得られる。また、上記実施例は、三つ折りであって、
背表紙部の左右にディスク収納部を形成した例を示した
が、二つ折りにして左右に収納部を形成することも、二
つ折りにして一方を収納部にして他方を表紙部にするこ
ともでき、その際の心材の縁部の処理は三つ折りにした
ものと同様に行う。図６に左にディスク収納部を右に表
紙部を有する二つ折り紙製ディスク収納ケースの断面図
を示し、１５はディスク収納部を１６は開口を示す。

【００１７】以上のように本実施例のディスク収納ケー
スＡは、１枚の板紙からなるブランク１と表装紙で構成
しているので、材料費が安く、従来のプラスチック成型
品に比べて大幅なコストダウンを図ることができる。ま
た、ブランク１を折り畳んで構成しているので、従来の
箱状のプラスチック成型品に比べて厚さを薄くすること
ができ、輸送や保管に便利である。更に、材料が紙製で
あるので、印刷が容易であり、きれいな絵柄や写真、或
いは説明、宣伝文等を印刷することができる。また、廃
棄の際に焼却できるので、環境問題を起こすことがない
等の種々の利点を有している。

【００１８】ディスク収納ケースは、ディスク収納部と
隣接するディスク収納部又は表紙部との間を平らな背部
にしたので、長期わたり表紙部の開閉を繰り返しても、
ディスク収納ケースの背部には皺や折れ目が生じること
がなく、背部に印刷された収納したディスクのタイトル
等が読めなくなることはなく、さらに、背部とディスク
収納部又は表紙部との境に易開閉用の溝を製品裏面から
形成すると、製品表面にスジ押し機によるスジが発生せ
ず、表紙部の開閉はその溝に沿って行われるので、表紙
部の開閉に伴う背部の損傷はより確実に防ぐことができ
る。更に、溝を製品表面に形成する場合は、溝形成部の
裏面にスジが設けてあるので小さな溝でよく、また溝は
表面でもディスク収納部又は表紙部と背部との境に形成
されているので特に目立つことはない。

【００１９】以上に説明した実施例のディスク収納ケー
スＡは通常のコンパクトディスクの収納に好適である
が、コンパクトディスク以外、例えばＬＰ盤、Ｓ盤など
のディスク状記憶媒体の収納に利用してもよいことは言
うまでもなく、種々の寸法のディスクの収納ケースに適
用でき、それらのディスク収納ケースの寸法は収容する
ディスクの直径に応じて適宜定めればよいが、従来使用
されているプラスチック製のケースと同等の外形寸法と
することもできる。このような外形寸法を採用すると、
従来のプラスチック製のケースと一緒に並べて保管する
際に好都合である。

【００２０】

【発明の効果】本発明のディスク収納ケースは、ブラン
ク及び表装紙が紙製であるので、印刷が容易であり且つ
焼却処理することができ、従来のプラスチックの場合の
ように環境問題を引き起こすことがない。また、継続使
用しても、タイトル等を表示した背部に皺や折れ目が生
じることがないので、長期の使用しても、タイトル等の
確認が可能である。本発明のディスク収納ケースの製造
方法によれば、ディスク収納ケースは、１枚の平坦な紙
製のブランクから作られ、そのブランクに設けている折
り返し部を折り返し、その上に表装紙及び裏表装紙を貼
り付け、次いでスジ押し機で易開閉用溝を形成するとい
う簡単な作業によって製造可能であり、容易に、しかも
安価に製造できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のディスク収納ケースの一例の斜視図で
ある。

【図２】本発明のディスク収納ケースの一例を作成する
ブランクの展開図である。

【図３】本発明のブランクの一例を折り畳んだ状態を示
す斜視図である。

【図４】本発明のディスク収納ケースの一例の背部の製
造工程及び構造を示す要部断面図であり、（イ）は実施
例で用いたものであり、（ロ）及び（ハ）は他の実施態
様を示す。

【図５】従来のディスク収納ケースの背部の製造工程を
示す要部断面図である。

【図６】本発明の二つ折りディスク収納ケースの一例の
断面図である。

【符号の説明】

Ａ ディスク収納ケース Ａ１ 表紙部 Ａ２ 内表紙（右側ディスク収納部） Ａ３ 外表紙（左側ディスク収納部） １ ブランク ２ ベース部 ３ カバー部 ４ 折曲片部 ５ カバー部に設けた切り込み ６、７ カバー部構成部間に設けた切り込み ８、９ 折曲片部間に設けた切り込み １０、１１ 折り目線 １２ 表側表装紙 １３ 裏側表装紙 １４ スジ押し機 １４ａ 凹型 １４ｂ 凸型 １４ｃ、ｄ 凸型 １５ ディスク収納部 １６ 開口 １７、１８ 溝形成部に設けたスジ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディスク収納部と隣接するディスク収納
   部又は表紙部との間を平らな背部にしたことを特徴とす
   る紙製ディスク収納ケース。
2. 【請求項２】 背部とディスク収納部又は表紙部との境
   に、易開閉用の溝を形成したことを特徴とする請求項１
   記載の紙製ディスク収納ケース。
3. 【請求項３】 易開閉用の溝を形成したことを裏面に形
   成したことを特徴とする請求項２記載の紙製ディスク収
   納ケース。
4. 【請求項４】 紙製ディスク収納ケースが、ディスク収
   納部と、表紙部又はデスク収納部とを有する二つ折りで
   あり、平らな背部の幅が、ディスク収納部と表紙部又は
   デスク収納部を重ね合わせた厚さに略等しくしたことを
   特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の紙製ディス
   ク収納ケース。
5. 【請求項５】 紙製ディスク収納ケースが、表紙部と、
   左右の一方又は両方にディスク収納部とを有する三つ折
   りであり、一方の平らな背部の幅が、ディスク収納部と
   表紙部又はデスク収納部を重ね合わせた厚さに略等し
   く、他方の幅が三つ折り部を重ね併せた厚さに略等しい
   くしたことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載
   の紙製ディスク収納ケース。
6. 【請求項６】 横方向に延びた折り目線によってベース
   部とカバー部と折曲片部とに分けられ、かつカバー部が
   切り込みによって分割されている紙製のブランクを用い
   てディスク収納ケースを製造する方法であって、ブラン
   クを折り目線に沿って折り曲げて、表側表装紙を包むよ
   うに貼り付け、次いで裏側表装紙を貼り付けた後に、背
   部と表紙部又はデスク収納部との境に易開閉用の溝を形
   成することを特徴とする紙製ディスク収納ケースの製造
   方法。
7. 【請求項７】 ブランクの易開閉用の溝形成部分に、予
   め筋を形成することを特徴とするする請求項６記載の紙
   製ディスク収納ケースの製造方法。