JP2001071454A - 印刷剤の押出圧力制御装置および方法 - Google Patents

印刷剤の押出圧力制御装置および方法

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JP2001071454A JP25163499A JP25163499A JP2001071454A JP 2001071454 A JP2001071454 A JP 2001071454A JP 25163499 A JP25163499 A JP 25163499A JP 25163499 A JP25163499 A JP 25163499A JP 2001071454 A JP2001071454 A JP 2001071454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリーンに形成された貫通孔の形状等、印刷
パターンに係わらず印刷品質を向上させるスクリーン印
刷装置を提供する。 【解決手段】1回の印刷における印刷動作を印刷範囲に
ついて複数ステップに分割して、それぞれのステップに
適した押出圧力を設定した押出圧力パターンを予め作成
するとともに、その押出圧力パターンに基づいて1回の
印刷中に押出圧力を変化させる押出圧力制御装置を設け
る。さらに、印刷後のプリント基板を撮像してプリント
基板上の印刷剤の量を検出し、その量と押出圧力パター
ンとに基づいて押出圧力を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷ヘッドから印
刷剤を押し出し、スクリーンに形成された貫通孔を通し
て被印刷材に印刷するスクリーン印刷装置において、印
刷剤を押し出す押出圧力を制御する方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平8−48024号公報に
従来のスクリーン印刷装置の一例が示されている。その
スクリーン印刷装置は、 (a)印刷剤を収容してスクリー
ンに向かって開口する印刷剤収容器と、 (b)印刷剤室に
収容された印刷剤を加圧して押し出す印刷剤押出装置と
を含む。印刷剤押出装置は、印刷剤室に摺動可能に嵌合
されて印刷剤を押し出す押出プレートと、その押出プレ
ートを駆動する駆動源としての押出エアシリンダとを有
する。押出エアシリンダに供給されるエアの圧力が、押
出プレートが予め設定された押出圧力で印刷剤室内の印
刷剤を押し出すように、制御装置により制御される。押
出圧力は、例えば、印刷剤の種類や粘度等に応じて設定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および発
明の効果】前述のスクリーン印刷装置においては、1回
の印刷作業における押出圧力が、印刷剤の種類や印刷剤
の粘度に基づいて一定に設定されていた。そのため、ス
クリーンに形成された貫通孔の形状,寸法,向き,分布
密度等の総合である印刷パターンによっては、印刷剤の
量が不十分な部分や、または、印刷剤が過剰に充填され
る部分が生じて、印刷に偏りが生じる可能性があった。
例えば、貫通孔の形状が、印刷剤室開口部の延び方向に
幅の広いものについては、押出圧力が低くても印刷が良
好に行われるのに対して、幅が狭いものについては、押
出圧力が比較的高く設定されなければ印刷が不十分とな
る傾向がある。このように形状,寸法,向き,分布密度
等(以下形状等という)の異なる複数の貫通孔が同一の
スクリーン上に混在する場合に、印刷に偏りが生じ易
い。そのような印刷パターンを印刷する際には、作業者
により押出圧力の調節が慎重に行われていたが、印刷条
件の設定に時間がかかり、さらに、作業者の熟練度によ
り印刷品質の違いが生じていた。
【0004】本発明は、以上の事情を背景とし、一定の
圧力では印刷を良好に行うことが困難であるスクリーン
の印刷パターンについて、印刷品質を向上させることを
課題として為されたものであり、本発明によって、下記
各態様の押出圧力制御装置および方法が得られる。各態
様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、
必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。
これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであ
り、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合せが以
下の態様に限定されると解釈されるべきではない。ま
た、1つの項に複数の事項が記載されている場合、常に
それら事項をすべて一緒に採用しなければならないわけ
ではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも
可能である。 (1)印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに平行な
方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリーム半田
等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された貫通孔
を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷するスクリ
ーン印刷装置において、前記印刷ヘッドから印刷剤を押
し出す押出圧力を制御する押出圧力制御方法であって、
一つの被印刷材の印刷中に前記押出圧力を変化させるこ
とを特徴とする押出圧力制御方法(請求項1)。本項に
記載の押出圧力制御方法においては、1つの被印刷材の
印刷中に押出圧力を変化させ得るので、スクリーンの貫
通孔の形状等に応じて、各部分に好適な押出圧力で印刷
を行い、印刷品質を向上させることが容易となる。な
お、印刷中における押出圧力の変更は、作業者により行
うことは困難であるので、印刷開始前に設定されて、そ
の設定に従って自動的に変化させられるようにすること
が望ましい。さらに、押出圧力の変更は印刷剤の貫通孔
への充填中ではないとき、すなわち、スクリーン印刷装
置の印刷剤を押し出す部分が、スクリーン上であって貫
通孔と対向しない(もしくは対向する貫通孔が少ない)
部分にあるときに行われることが望ましく、その場合は
変更に要する時間は短い方が望ましい。 (2)前記押出圧力の変更を、前記印刷ヘッドとスクリ
ーンとの相対位置に対応して押出圧力が予め定められて
成る圧力パターンに基づいて行う (1)項に記載の押出圧
力制御方法(請求項2)。本項に記載の押出圧力制御方
法においては、押出圧力の変更を予めパターン化して、
そのパターンに基づいて押出圧力を制御するので、作業
者により押出圧力を設定する場合に比較して設定時間を
短縮することができ、作業能率が向上する。さらに、作
業者の熟練度に係わらず印刷品質が安定する。なお、圧
力パターンは、スクリーンの貫通孔の形状等に基づいて
設定されることが望ましく、さらに、各スクリーンに対
して圧力パターンが予め定められることが望ましい。 (3)前記被印刷材への印刷剤の印刷状態を検出する印
刷状態検出工程と、その印刷状態検出工程の検出結果に
基づいて前記圧力パターンで決まる押出圧力を調整する
押出圧力調整工程とを含む (2)項に記載の押出圧力制御
方法。本項に記載の押出圧力制御方法においては、印刷
が終了した被印刷材の印刷状態に基づいて、次に印刷が
行われる際の押出圧力が調節されるので、初期の圧力パ
ターンの設定に基づいて行われた印刷の品質が不良であ
っても、その後の印刷の品質を向上させることができ
る。なお、印刷状態は、例えば、被印刷材上の印刷剤の
量,印刷剤の形状,厚さ等の少なくとも1つで規定され
る。印刷状態の検出は、印刷作業開始当初のみ行われて
も良いし、毎回行われても良いし、毎回行って一定回数
以上安定した印刷状態が確認されるまで続けられてもよ
い。また、一定回数毎に検出されてもよい。 (4)印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに平行な
方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリーム半田
等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された貫通孔
を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷するスクリ
ーン印刷装置において、前記印刷ヘッドから印刷剤を押
し出す押出圧力を制御する押出圧力制御方法であって、
前記被印刷材への印刷剤の印刷状態を検出する印刷状態
検出工程と、その印刷状態検出工程の検出結果に基づい
て前記押出圧力を自動で調整する押出圧力調整工程とを
含むことを特徴とする押出圧力制御方法(請求項3)。
(3)項に関する前記説明は本項に記載の押出圧力制御方
法にも当てはまる。ただし、この方法においては、押出
圧力は、1回の印刷中は一定とされても、1回の印刷中
に変化させられてもよい。 (5)前記印刷状態検出工程が、前記被印刷材に印刷さ
れた印刷剤を撮像する撮像工程を含む (3)項または (4)
項に記載の押出圧力制御方法。撮像装置により印刷剤を
撮像し、取得された画像データを処理すれば、迅速に印
刷状態を検出することができる。 (6)前記撮像工程が、前記被印刷材に印刷された印刷
剤に平板状の照明光を照射し、その照明光に照らされた
部分の像を撮像する工程を含む (5)項に記載の押出圧力
制御方法。撮像対象物に平板状の照明光を照射すれば、
線状(幅の狭い帯状)の部分が他の部分より明るい像を
形成する。そして、被印刷材に印刷された印刷剤は、被
印刷材の表面から3次元的に盛り上がっているため、そ
の印刷剤および被印刷材の直線状の明るい部分は3次元
的に曲がる。したがって、前記平板状の照明光と交差す
る方向から撮像すれば、直線状の明るい部分の2次元像
を得ることができ、その2次元像は印刷剤の厚さの情報
を含んでいる。よって、1つ以上の2次元像(複数であ
ることが望ましい)のデータを処理することにより印刷
剤の厚さあるいは体積等の情報を得ることができる。2
次元像を数を多くすれば、3次元像に近い情報を取得す
ることが可能となり、印刷剤の3次元形状,3次元寸
法,被印刷材上における位置等の情報を取得することが
可能となる。なお、平板状の照明光を複数同時に照射
し、複数の2次元像を同時に取得してもよく、次項に記
載のように、照明装置と被印刷材とを被印刷材の表面に
平行な方向に相対移動させて、複数の2次元像を異なる
時期に取得してもよい。 (7)前記印刷状態検出工程が、前記平板状の照明光と
前記被印刷材とをその被印刷材の表面に平行な方法に相
対移動させて前記照明光に照らされた部分の像を複数取
得する複数像取得工程と、その複数像取得工程において
取得した複数の像に基づいて前記印刷剤の印刷量を演算
する印刷剤量演算工程とを含む (6)項に記載の押出圧力
制御方法。本項に記載の方法によれば、被印刷材の表面
全体の像を取得して印刷量を演算する場合に比較して、
少ない量のデータの処理により印刷量を取得することが
できるので、印刷状態検出および押出圧力の調節に要す
る時間が比較的短くて済む。この方法は、例えば、特願
平11−226587号に記載の3次元データ取得装置
を用いることにより実施することができる。 (8)クリーム半田等の印刷剤をスクリーンに形成され
た貫通孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷す
るスクリーン印刷装置であって、前記印刷剤を収容する
印刷剤室およびその印刷剤室と連通してスクリーンに向
かって開口する印刷剤吐出口を有する印刷剤収容器と、
前記印刷剤室内に収容された印刷剤を加圧して押し出す
印刷剤押出装置とを含む印刷ヘッドと、その印刷ヘッド
と前記スクリーンおよび被印刷材とをスクリーンに平行
な方向に相対移動させる移動装置と、前記印刷剤押出装
置の押出圧力を制御し、一つの被印刷材の印刷中に押出
圧力を変化させる押出圧力変更部を備えた押出圧力制御
装置とを含むことを特徴とするスクリーン印刷装置(請
求項4)。本項に記載のスクリーン印刷装置によれば、
前記 (1)項に記載の方法を実施することができる。な
お、押出圧力の制御は、実際の押出圧力が検出されて制
御される、所謂フィードバック式制御であっても、オー
プン制御であってもよい。 (9)前記印刷剤吐出口が、前記移動装置による前記ス
クリーンおよび被印刷材と前記印刷ヘッドとの相対移動
方向と交差する方向に直線状に延びており、前記印刷剤
室がその印刷剤吐出口とほぼ同じ長さを有し、前記押出
装置が、前記印刷剤室に実質的に液密に嵌合された加圧
部材と、その加圧部材を前記印刷剤吐出口に向かって駆
動する加圧部材駆動装置とを含む (8)項に記載のスクリ
ーン印刷装置。印刷剤吐出口の長さが短い場合には、例
えば、印刷剤収容室内の印刷剤に直接加圧気体を作用さ
せ、その加圧気体の圧力を制御することにより、押出圧
力を制御してもよいが、印刷剤吐出口の長さが長い場合
にこの方法を採用すると、印刷剤収容室内の印刷剤量が
減少した場合に、印刷剤の一部を貫通する気体通路が形
成されて、押出用の加圧気体が印刷剤吐出口から噴出
し、印刷の続行が不可能になってしまう。印刷剤収容室
に連通する横断面積の小さい加圧室に加圧ピストンを配
設し、その加圧ピストンにより加圧室内の印刷剤を加圧
し、その圧力を印刷剤吐出口全体に及ぼすようにすれ
ば、上記不都合は解消することができるが、印刷剤は粘
性が高いのが普通であるため、長い印刷剤吐出口全体に
圧力を均一に及ぼすことができず、押出圧力制御の効果
も有効に享受することができない。それに対し、本項に
記載のスクリーン印刷装置においては、長い印刷剤吐出
口の全体にわたって印刷剤の押出圧力を均一にすること
ができるため、押出圧力の制御の効果が長い印刷剤吐出
口の全体に現れ、押出圧力制御の効果を特に有効に享受
することができる。 (10)前記加圧部材駆動装置がエアシリンダを含み、
前記押出圧力制御装置がそのエアシリンダへの供給エア
圧を制御する圧力制御装置を含む (9)項に記載のスクリ
ーン印刷装置。本項に記載のスクリーン印刷装置におい
ては、加圧部材を駆動する駆動源としてエアシリンダを
用いるので、加圧部材駆動装置を容易に、しかも、安価
に製造することができる。さらに、圧力制御が容易であ
る。 (11)押出圧力制御装置が、前記押出圧力の変更を、
前記印刷ヘッドとスクリーンとの相対位置に対して予め
定められたパターンに基づいて行うパターン制御部を備
えた (8)項ないし(10)項のいずれか1つに記載のスクリ
ーン印刷装置。本項に記載のスクリーン印刷装置によれ
ば、 (2)項に記載の方法を実施することができる。 (12)前記被印刷材への印刷剤の印刷状態を検出する
印刷状態検出装置と、その印刷状態検出装置の検出結果
に基づいて前記パターン制御部による押出圧力を調整す
る押出圧力調整部とを含む(11)項に記載のスクリーン印
刷装置。本項に記載のスクリーン印刷装置によれば、
(3)項に記載の方法を実施することができる。 (13)クリーム半田等の印刷剤をスクリーンに形成さ
れた貫通孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷
するスクリーン印刷装置であって、前記印刷剤を収容す
る印刷剤室およびその印刷剤室と連通してスクリーンに
向かって開口する印刷剤吐出口を有する印刷剤収容器
と、前記印刷剤室内に収容された印刷剤を加圧して押し
出す印刷剤押出装置とを含む印刷ヘッドと、その印刷ヘ
ッドと前記スクリーンおよび被印刷材とをスクリーンに
平行な方向に相対移動させる移動装置と、前記被印刷材
への印刷剤の印刷状態を検出する印刷状態検出装置と、
その印刷状態検出装置の検出結果に基づいて前記押出圧
力を制御する押出圧力制御装置とを含むスクリーン印刷
装置。本項に記載のスクリーン印刷装置によれば、 (4)
項に記載の方法を実施することができる。 (14)前記印刷状態検出装置が、前記被印刷材に印刷
された印刷剤を撮像する撮像装置を含む(12)項または(1
3)項に記載のスクリーン印刷装置。 (15)前記印刷状態検出装置が、前記撮像装置にから
の画像情報に基づいて前記被印刷材上の印刷剤の量を算
出する印刷剤量算出装置を含む(14)項に記載のスクリー
ン印刷装置。 (16)印刷剤をスクリーンに形成された貫通孔を通し
てプリント配線板等の被印刷材に印刷する際に、印刷剤
を前記スクリーンに向かって押し出す押出圧力を制御す
るために、コンピュータにより実行されるプログラムで
あって、前記押出圧力を前記被印刷材の位置に応じて変
化させるステップを含むプログラムがコンピュータによ
り読み取り可能に記録された記録媒体。本項に記載の記
録媒体によれば、 (1)項に記載の方法を容易に実施する
ことができる。 (17)印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに平行
な方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリーム半
田等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された貫通
孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷するスク
リーン印刷装置において、前記印刷ヘッドから印刷剤を
押し出す押出圧力を制御するために、コンピュータによ
り実行されるプログラムであって、前記押出圧力を制御
するための基礎情報を取得する基礎情報取得ステップ
と、取得した基礎情報に基づいて前記押出圧力を制御す
る押出圧力制御ステップとを含むプログラムがコンピュ
ータにより読み取り可能に記録された押出圧力制御用記
録媒体(請求項5)。上記基礎情報には、例えば、スク
リーンと印刷ヘッドとの相対位置と押出圧力とが関連付
けられた圧力パターン情報や、被印刷材への印刷剤の印
刷状態の検出により取得された印刷状態情報等が含まれ
る。 (18)前記基礎情報が、前記押出圧力を前記被印刷材
の位置に応じて変化させるべきことを表す情報を含む(1
7)項に記載の押出圧力制御用記録媒体。(2)項または
(3)項に記載の特徴を本項の記録媒体に適用することが
できる。 (19)前記基礎情報取得ステップが、前記被印刷材へ
の印刷剤の印刷状態に関する情報を前記基礎情報として
取得する印刷状態検出ステップを含む(17)項または(18)
項に記載の押出圧力制御用記録媒体。(5)項ないし (7)
項のいずれか1つに記載の特徴は本項の記録媒体に適用
可能である。 (20)印刷剤をスクリーンに形成された貫通孔を通し
てプリント配線板等の被印刷材に印刷する際に、印刷剤
を前記スクリーンに向かって押し出す押出圧力を制御す
るために、コンピュータにより実行されるプログラムで
あって、前記押出圧力を制御するための基礎情報を取得
する基礎情報取得ステップと、取得した基礎情報に基づ
いて前記押出圧力を制御する押出圧力制御ステップとを
含むプログラムがコンピュータにより読み取り可能に記
録された押出圧力制御用記録媒体。(2)項ないし (7)項
のいずれか1つに記載の特徴は本項の記録媒体に適用可
能である。 (21)印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに平行
な方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリーム半
田等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された貫通
孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷するスク
リーン印刷装置において、前記印刷ヘッドとスクリーン
との相対移動速度を制御する相対移動速度制御方法であ
って、一つの被印刷材の印刷中に前記相対移動速度を変
化させることを特徴とする相対移動速度制御方法。上記
各項に記載の押出圧力の変更に代えて、あるいはそれと
共に、印刷ヘッドとスクリーンとの相対移動速度を変化
させれば、貫通孔の形状,寸法,向き,分布密度等が各
部ごとに異なる印刷パターンの印刷品質を向上させ、あ
るいは一層向上させることができる。印刷剤の押出圧力
が同じであれば、印刷ヘッドとスクリーンとの相対移動
速度が小さいほど貫通孔への印刷剤の充填が良好にな
る。したがって、印刷不良が生じ易い部分では相対移動
速度を小さくし、印刷不良が生じ難い部分では相対移動
速度を大きくすれば、印刷作業の能率低下を回避しつつ
印刷品質を高めることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態であ
るスクリーン印刷装置10を示す。この装置の構成は、
前記特開平8−48024号公報により知られているス
クリーン印刷装置の構成と多くの部分において実質的に
同じであるので、同じ部分については簡単に説明し、異
なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0006】本実施形態におけるスクリーン印刷装置1
0には、図示しないフレームが設けられている。そのフ
レームは門形を成し、フレームにはスキージユニット1
2が取り付けられている。フレームは、図示しないX軸
スライド上に設けられ、そのX軸スライドがスキージ移
動装置によりX軸方向に移動させられるにつれて、フレ
ームもX軸方向に移動する。本実施形態においては、X
軸方向がスキージ移動方向であり、スクリーン印刷方向
なのである。
【0007】スクリーン印刷装置10の印刷位置にスク
リーン13を支持するスクリーン支持装置(図示省略)
が設けられている。このスクリーン13には、厚さ方向
に貫通する複数の貫通孔14が形成されている。このス
クリーン13に対して、被印刷材としてのプリント配線
板15が、それの一平面であってクリーム半田が塗布さ
れる塗布面16において接触するように配置される。具
体的には、プリント配線板15が図示しない配線板搬送
装置によりスクリーン13の下方位置へ搬入され、図示
しない配線板支持装置の支持面上に位置決めされて支持
された後、スクリーン13が下降させられ、あるいは配
線板支持装置が上昇させられて、プリント配線板15が
スクリーン13に密着あるいは近接させられるのであ
る。印刷に際しては、スキージユニット12がスクリー
ン13のプリント配線板15と反対側の平面である表面
17に押し付けられた状態でスクリーン13に平行に移
動させられる。このとき、スキージユニット12により
貫通孔14にクリーム半田が充填されてプリント配線板
15にクリーム半田が印刷されるのである。
【0008】スキージユニット12はリテーナ19に保
持されており、リテーナ19は図1に二点鎖線で示され
ているガイド18に案内され、図示しない印刷ヘッド昇
降用シリンダにより昇降させられる。リテーナ19に
は、自在継手20を介して接触荷重調節用エアシリンダ
21のピストンロッド22が連結されている。自在継手
20は、一体的に設けられたねじ部24およびねじ部2
4に螺合されたナット26によってリテーナ19に固定
されている。自在継手20にはまた、別のねじ部28が
一体的に設けられ、このねじ部28およびナット30に
より、自在継手20がピストンロッド22と固定されて
いる。
【0009】リテーナ19と接触荷重調節用エアシリン
ダ21のシリンダハウジング32の底壁34との間に
は、ばね部材である圧縮コイルスプリング36が配設さ
れ、シリンダハウジング32を下方へ付勢している。こ
れら圧縮コイルスプリング36と接触荷重調節用エアシ
リンダ21とが互いに共同して、後述する印刷ヘッド3
8のスクリーン13に対する接触荷重を調節する接触荷
重調節装置42を構成している。
【0010】この接触荷重調節装置42については、特
願平10−36311号に詳細に記載されているので、
簡単に説明する。ピストンロッド22に固定のピストン
44は、シリンダハウジング32に気密かつ摺動可能に
嵌合されており、ピストン44の上側にエア室46が形
成され、下側に大気圧室48が形成されている。エア室
46は、図2に示す電磁方向切換弁50および電磁比例
減圧弁52の切換えによりエア源54と大気とに択一的
に連通させられ、シリンダハウジング32に上向きに作
用する力が調節される。
【0011】電磁方向切換弁50はエア室46とエア源
54との間に設けられ、電磁比例減圧弁52は電磁方向
切換弁50とエア源54との間に設けられている。電磁
方向切換弁50の切換えは制御装置56により制御さ
れ、エア室46をエア源54に連通させる状態と電磁比
例減圧弁52に連通させる状態とに切り換えられる。電
磁方向切換弁50がエア室46にエア源54を連通させ
る状態では、シリンダハウジング32はピストン44に
当接する上昇端位置に位置させられる。また、制御装置
56は、後述するように、印刷ヘッド38のスクリーン
13への接触荷重に基づいて電磁比例減圧弁52の励磁
電流を制御し、エア室46の圧力を接触荷重が予め定め
られた設定荷重になるように制御する。
【0012】図1に示すように、シリンダハウジング3
2の下面に直線移動部材58が固定されている。直線移
動部材58により、スキージ移動方向に平行に支持され
た支持軸60には、回動部材62が、スクリーン13に
直角な直線に直角でスクリーン13に平行な別の直線、
すなわちスクリーン印刷方向と平行な直線のまわりに回
動可能に支持されている。
【0013】回動部材62の下面には、接触荷重検出装
置の一種である2個の荷重センサ64を介して印刷ヘッ
ド38が取り付けられている。荷重センサ64および印
刷ヘッド38は、回動部材62とともに、スクリーン印
刷方向に平行な軸線のまわりに回動可能であり、また、
印刷ヘッド昇降用エアシリンダ18および接触荷重調節
用エアシリンダ21により昇降させられる。
【0014】荷重センサ64は、回動部材62と、印刷
ヘッド38の取付部材66との間に、接触荷重調節用エ
アシリンダ21の軸線を対称軸として対称に、かつ、Y
軸方向に並んで設けられている。荷重センサ64の本体
は断面形状が矩形の角柱状を成し、本体の中間部には、
本体を幅方向に貫通する貫通穴が形成されている。荷重
センサ64はそれぞれ長手形状を成し、ブリッジ回路を
構成する4枚の歪ゲージ(図示省略)を有しており、歪
ゲージの歪みがブリッジ回路により電気信号に変化され
るとともに、図示しない信号処理回路を経て前記制御装
置56に供給される。2個の荷重センサ64は、回動部
材62と取付部材66とのY軸方向に隔たった2か所に
おいてそれぞれ、Y軸方向に平行に配設され、長手方向
の一端部の上部において回動部材62に固定され、他端
部の下部において取付部材66に固定されている。荷重
センサ64は、長手方向の他端部と回動部材62との間
および一端部と取付部材66との間にそれぞれ、僅かに
隙間が生ずる状態で取り付けられているのであり、上下
方向の荷重が加えられたとき、歪ゲージに歪みが生ず
る。
【0015】印刷ヘッド38の取付部材66には、印刷
剤収容器68が着脱可能に取り付けられている。印刷剤
収容器68は、スクリーン13に直角な平面に対して傾
斜した状態で取付部材66に保持されており、印刷剤収
容器68は、上方に向かうにしたがって取付部材66か
らスクリーン印刷方向の下流側へ離間する向きに傾斜し
ている。印刷剤収容器68は、長手形状の第一板状部材
70および第二板状部材72を有する。これら第一板状
部材70および第二板状部材72には、側面および下面
に開口し、長手方向に貫通する切欠74,76が形成さ
れている。第一板状部材70および第二板状部材72の
各長手方向の両端部には、側板(図示省略)が固定され
ており、第一板状部材70と第二板状部材72との間に
形成される空間の長手方向における両端を閉塞してい
る。これら第一板状部材70,第二板状部材72,側板
が収容器本体78を構成している。
【0016】この収容器本体78に印刷剤を供給する際
には、第一板状部材70が開放されて印刷剤が供給され
る。具体的には、第一板状部材70と第二板状部材72
との連結が開放されて、第一板状部材70の上部が第二
板状部材72から遠ざけられて収容器本体78が開放さ
れる。第一板状部材70が、上方に向かうにしたがって
第二板状部材72からスクリーン印刷方向の下流側へ離
間する向きに傾斜させられて、その状態において、図示
しない印刷剤供給装置により、印刷剤が収容器に供給さ
れる。
【0017】第一板状部材70に形成された前記切欠7
4内には、ゴム製のスキージ80が固定されており、第
二板状部材72に形成された切欠76内には、金属製の
薄板から成る別のスキージ82が固定されている。これ
らスキージ80,82の長手方向の両端間の隙間も前記
側板により閉塞されている。このようにスキージ80,
82が、第一板状部材70および第二板状部材72に固
定された状態では、第一板状部材70,第二板状部材7
2,側板,スキージ80,82が印刷剤室84を形成す
る。
【0018】スキージ80の先端部分には、スクリーン
13に平行な約1mmの平面が形成されている。その平面
と、スキージ82の先端部の内側面との間に印刷剤吐出
口86がスクリーン13の印刷ヘッド38側の面である
表面17に向かって開口している。この印刷剤吐出口8
6は前記印刷剤室84に連通しており、かつ、印刷剤室
84と同一の長さ(スクリーン13の幅方向の寸法)を
有している。
【0019】前述の回動部材62には、さらに、それの
スクリーン印刷方向において下流側の側面に、印刷剤押
出装置としての半田加圧装置90が固定されている。し
たがって、半田加圧装置90は、回動部材62とともに
スクリーン印刷方向に平行な軸線まわりに回動可能であ
る。半田加圧装置90は、回動部材62に、印刷ヘッド
38の傾斜方向と平行な方向に傾斜して固定された支持
部材92を備え、その支持部材92に押出エアシリンダ
94のシリンダハウジング96が固定されている。この
押出エアシリンダ94のピストンロッド98はシリンダ
ハウジング96から下方へ突出させられ、そのピストン
ロッド98の突出端部に固定された保持部材100によ
り押出プレート102が保持されている。押出プレート
102は、前記印刷剤収容器68の印刷剤室84の延長
上の位置に保持されている。
【0020】押出プレート102は印刷剤室84に摺動
可能に嵌合する寸法を有し、押出エアシリンダ94によ
って昇降させられるとき、上昇端位置においてもそれの
下端部が印刷剤室84から離脱しないようにされてい
る。押出プレート102にはそれを厚さ方向に貫通する
開口104が形成されている。
【0021】押出プレート102の下端部106に印刷
剤室84の壁面と押出プレート102との隙間にクリー
ム半田が侵入することを防止するゴム,軟質合成樹脂等
のゴム状弾性物質から成るシール部材108が取り付け
られている。シール部材108は横断面形状がV字形を
成し、押出プレート102の下端面に形成されたV溝に
取り付けられている。シール部材108は下方に向かう
にしたがって第一板状部材70,第二板状部材72に接
近する2つの側壁を有している。シール部材108の内
側には棒部材110が配設されている。棒部材110
は、押出プレート102の長手方向に同じ長さで延びて
いて、押出プレート102に固定されている。具体的に
は、押出プレート102の前記開口104から前記V溝
まで貫通する貫通孔が複数個形成されており、これら貫
通孔にそれぞれ挿通された小ねじ112が、シール部材
108を貫通して棒部材110の雌ねじ穴に螺合される
ことにより、棒部材110がシール部材108を押出プ
レート102に固定しているのである。
【0022】図3に示すように、押出エアシリンダ94
は2個のエア室114,116を備えており、これらエ
ア室114,116が電磁方向切換弁120の切換えに
より択一的にエア源54と大気とにに連通させられるこ
とによって、ピストン118が昇降させられる。エア室
114と電磁方向切換弁120との間に電磁比例減圧弁
122が設けられている。押出プレート102を押し出
す側のエア室114に供給されるエアの圧力が押出圧力
センサ124により検出され、その検出結果に基づいて
制御装置56が電磁比例減圧弁122の励磁電流を制御
することにより、エア室114のエア圧力が、押出プレ
ート102が印刷剤室84内のクリーム半田を予め設定
された押出圧力で押し出す高さに制御される。
【0023】図4に示すように、制御装置56は、CP
U130,ROM132,RAM134等を備えたコン
ピュータ136を主体として構成されている。制御装置
56の入力側には荷重センサ64および押出圧力センサ
124が接続され、出力側は電磁方向切換弁50,12
0および電磁比例減圧弁52,122が接続されてい
る。
【0024】次に作動を説明する。スクリーン印刷時に
は、プリント配線板15がスクリーン13の裏面に接触
または近接させられる。次いで、リテーナ19および印
刷ヘッド38が図示しない印刷ヘッド昇降用エアシリン
ダにより下降させられ、リテーナ19が下降端位置まで
下降させられた後、そのリテーナ19に対して印刷ヘッ
ド38がさらに接触荷重調節用エアシリンダ21により
下降させられて、スキージ80,82がスクリーン13
の表面17に接触させられる。
【0025】印刷剤吐出口86をスクリーン13に接触
させるべく印刷ヘッド38を下降させるとき、制御装置
56は荷重センサ64の出力信号に基づいて接触荷重調
節用エアシリンダ21への供給エア圧を制御し、印刷剤
吐出口86のスクリーン13への接触荷重を設定荷重に
制御する。接触後、押出エアシリンダ94により押出プ
レート102が駆動され、クリーム半田に押出圧力が加
えられる。しかし、印刷剤収容器68の印刷剤吐出口8
6はスクリーン13により閉塞されているため、クリー
ム半田は吐出されず、適度に加圧される。この状態で印
刷ヘッド38がスクリーン13に沿って移動させられれ
ば、印刷剤室84内のクリーム半田は、印刷剤吐出口8
6のスクリーン印刷方向において下流側に位置するスキ
ージ80により印刷剤室84からの流出を防止され、上
流側に位置するスキージ82によりスクリーン13上面
から掻き取られ、印刷剤室84内に収容された状態を保
って印刷剤収容器68の移動と共にスクリーン13上を
移動する。そして、印刷剤吐出口86がスクリーン13
の貫通孔14に対向する毎に、それに対応するクリーム
半田が貫通孔14内に押し込まれ、余分のクリーム半田
は印刷剤吐出口86の上流側に位置するスキージ82に
より掻き取られて貫通孔14いっぱいに充填される。印
刷ヘッド38は、収容したクリーム半田を加圧して貫通
孔14に充填し、被印刷材に付着させて塗布する加圧式
印刷ヘッドないし加圧式塗布ヘッドなのであり、このよ
うにプリント配線板15にクリーム半田をスクリーン印
刷する工程が印刷工程である。
【0026】押出プレート102はクリーム半田を押し
出すに従って下降させられるが、押出エアシリンダ94
の押出側のエア室114の圧力は押出圧力センサ124
により検出され、クリーム半田が予め設定された圧力で
押し出されるようにエア圧力が制御されるため、クリー
ム半田が減少しても常に設定された押出圧力でクリーム
半田が押し出され、設定された押込圧力でクリーム半田
が貫通孔14に押し込まれ、プリント配線板15に付着
させられる。1枚のプリント配線板15の印刷終了後、
印刷ヘッド38が上昇させられて印刷剤吐出口86がス
クリーン13から離間させられる。
【0027】コンピュータ136のROM132に、図
5にフローチャートで示す押出圧力制御プログラムが格
納されており、その押出圧力制御プログラムに従って押
出用エアシリンダのエア圧力が制御される。このプログ
ラムは、印刷開始が指示されてから1回の印刷が終了す
るまで繰り返し実行されて、予め定められた押出圧力パ
ターンと、印刷ヘッド38(厳密には印刷剤吐出口86
のスクリーン印刷方向における中央位置)とスクリーン
13およびプリント配線板15との相対位置とに基づい
て押出エアシリンダ94を制御する。押出圧力パターン
は、1回の印刷における印刷動作が複数ステップ(本実
施形態においては5ステップ)に分割され、それぞれの
ステップについて印刷ヘッド38とスクリーン13との
相対移動距離、本実施形態では印刷ヘッド38の移動距
離と、押出圧力と、印刷ヘッド38の移動速度が互いに
関連付けて設定されている。スクリーン印刷方向におけ
る印刷ヘッド38の各移動範囲と押出圧力と移動速度と
が関連づけられたものであるプッシャーシーケンスは、
具体的には、図6に示すようなテーブルとして記憶され
ている。このテーブルにおいて、STEP1ないし5が
順に処理されるべく順序付けられている。各ステップが
開始される座標がY(*0.01mm)欄に示され、各ス
テップにおいて設定された押出圧力がPUSHER(*
0.1(kgf/cm2 ))欄に示され、各ステップにおける
印刷ヘッド38の移動速度がSPEED(mm/sec)の欄に
示されている。
【0028】実際の印刷動作における押出圧力の変化を
縦軸とし、印刷すべき範囲である印刷ストロークを横軸
としたグラフを図7に示す。本実施形態においては、押
出圧力の標準値は、20(*0.1kgf/cm2 )に設定さ
れており、印刷中に、実際の押出圧力の値が、プッシャ
ーシーケンスの設定値に係わらず標準値を下回ることが
ないようにされている。本実施形態においては、ステッ
プ1は、座標35000(*0.01mm)の点から開始
される。その際、押出圧力が20(*0.1kgf/cm2
に設定されており、この値が維持された状態において印
刷が行われる。なお、本実施形態においては、印刷ヘッ
ド38の移動速度は、ステップ1からステップ3まで
は、通常の移動速度である100(mm/sec)に設定されて
いる。次に、ステップ2は、座標16000(*0.0
1mm)から開始されて、押出圧力は25(*0.1kgf/
cm2)に設定されている。座標15000(*0.01m
m)から開始されるステップ3は、印刷する必要がない
範囲であるので押出圧力の設定値が0(*0.1kgf/cm
2 )とされているが、前述のように、標準値が20(*
0.1kgf/cm2 )であるので、実際にはクリーム半田が
20(*0.1kgf/cm2 )に加圧された状態で、印刷ヘ
ッド38が移動させられる。ステップ4において押出圧
力が30(*0.1kgf/cm2 )とされ、移動速度が50
(mm/sec)とされている。印刷ヘッド38が座標1000
0〜−1000(*0.01mm)まで移動する間その状
態が維持される。最後にステップ5において押出圧力が
0(*0.1kgf/cm2 )とされて、1回の印刷が終了す
る。本実施形態においては、印刷剤が充填されにくい部
分において、印刷剤を押し出す押出圧力が高くされると
ともに、印刷ヘッド38の移動速度が減速されるので、
印刷品質が向上される。
【0029】次に、押出圧力制御プログラムについて、
図5に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
このフローチャートは、1回の印刷動作がN個のステッ
プから成るものとして作成されている。説明の便宜上ス
テップの総数Nが5であるとして以下に説明する。
【0030】この押出圧力制御プログラムは、印刷開始
が指示されるとともに実行される。プログラムが実行さ
れると、まず、印刷ヘッド38が下降してスクリーン1
3に接触することが待たれる。ステップS1(以下、単
にS1と称する。他のステップについても同じ)におい
てフラグFが0であるか否かが判定される。フラグF
は、0で印刷ヘッド38がスクリーン13に接触してい
ないことを示し、1でスクリーン13に接触しているこ
とを示す。本プログラムの1回の印刷における最初の実
行において、フラグFは初期値で0とされているので、
S1の判定はYESとなる。S2において、印刷ヘッド
38が下降して、既にスクリーン13に接触しているか
否かが判定される。荷重センサ64により検出された接
触荷重が規定値以上である場合は、印刷ヘッド38がス
クリーン13に接触しているとして、制御装置56にお
いてスクリーン接触が検出される。接触荷重が規定値未
満であれば印刷ヘッド38がスクリーン13に接触して
いないので、S2の判定はNOとなり、本プログラムの
1回の実行が終了する。印刷開始が指示されてから、印
刷ヘッド38がスクリーン13に接触したことが検出さ
れるまでS1とS2とが繰り返し実行されるのである。
接触が検出されるとS2の判定はYESとなり、S3に
おいてフラグFが1とされるとともに、今回実行される
ステップの番号nが1に設定される。以後、1回の印刷
が終了するまでS2およびS3がスキップされる。
【0031】次に、S4において、フラグFn が0であ
るか否かが判定される。フラグFnは、各ステップにつ
いてそれぞれ設定されており、本実施形態においては、
1ないしF5 の5個のフラグが設定されている。これ
らフラグFn は、それぞれ0のとき、そのフラグに対応
するステップの印刷が開始されていないことを示し、1
のとき、そのステップの印刷が既に開始されていること
を示す。これらフラグFn の初期値は全て0とされてい
る。今回のプログラムの実行においては、n=1である
ので、S4においてF1 が0であるか否かが判定され
る。F1 =0であれば、S4の判定がYESとなる。
【0032】次にS5において、今回の印刷されるステ
ップn(n=1)がプログラマブル化対応しているか否
かが判定される。プログラマブル化対応していなけれ
ば、S5の判定はNOとなり、S6がスキップされてS
7に進む。これに対して、プログラマブル化対応してい
る場合は、S5の判定がYESとなり、S6において図
6に示すプッシャーシーケンスが参照されて、ステップ
1の印刷範囲と、押出圧力と、印刷ヘッド38の移動速
度とが読み出される。
【0033】S7において、S6において読み出された
印刷ヘッド38の移動速度である印刷速度が設定され
る。本実施形態においては、各ステップ毎に印刷ヘッド
38の移動速度を変更することができるのである。次
に、S8において、先に読み出された押出圧力に基づい
て、押出エアシリンダ94に供給するエア圧力が制御さ
れて、クリーム半田が加圧される。S9において、今回
印刷すべき第1ステップの印刷開始が指示され、S10
において、フラグF1 が1とされる。次にS11におい
て、第1ステップの印刷が終了したか否かが判定され
る。印刷ヘッド38が第1ステップの終了座標に到達し
ていなければ、S11の判定はNOとなり、本プログラ
ムの1回の実行が終了する。第1ステップの印刷が終了
するまで、S1,S4およびS11が繰り返し実行され
る。第1ステップの印刷が終了すると、S11の判定は
YESとなり、S12において、最終ステップの実行が
終了したか否かが判定される。具体的には、今回実行さ
れたステップの番号nがステップの総数N以上であるか
否かが判定される。今回実行されたステップの番号nが
N以上であれば、1回の印刷が終了したとしてS12の
判定がYESとなり、S14において全てのフラグF,
n が初期値0とされて、1回の印刷が終了する。これ
に対して、今回実行されたステップの番号nがN未満で
あれば、まだ印刷が終了していないので、ステップの番
号nが更新されてn+1が新たなステップの番号nとし
て取得され、次のステップに移る。以上で本プログラム
の1回の実行が終了する。
【0034】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、スキージ移動装置が「移動装置」を構成
し、押出エアシリンダ94と、押出プレート102と、
制御装置56のコンピュータ136のうち押出圧力制御
プログラムを実行する部分とが共同して「押出圧力制御
装置」を構成し、押出圧力制御プログラムのうちS5お
よびS6が「基礎情報取得ステップ」を構成し、S8が
「押出圧力制御ステップ」を構成している。
【0035】本実施形態のスクリーン印刷装置によれ
ば、予め設定された押出パターンに基づいて、クリーム
半田を押し出す押出圧力を変化させることにより、プリ
ント配線板へのクリーム半田の印刷品質を向上させるこ
とが容易となる。さらに、押出圧力が比較的高くされる
部分において、印刷ヘッド38の移動速度を低下させる
ことにより、印刷効率を損なうことなく、印刷品質を向
上させることが容易となる。
【0036】上記実施形態においては、クリーム半田を
押し出す押出圧力が予め設定されて制御装置56のコン
ピュータ136のROM132に格納されたプッシャー
パターンに基づいて設定されていた。これに対して、ス
クリーン印刷装置10に印刷されたプリント配線板15
の印刷状態を検出する印刷状態検出装置が設けられ、そ
の印刷状態検出装置の検出結果に基づいて、押出圧力の
調節が行われるようにしてもよい。この装置によれば、
1つのスクリーン13により、最初に行われる印刷につ
いては、上記実施形態と同様にプッシャーパターンに基
づいて押出圧力が設定されるが、2回目以降の印刷が行
われる前に、それ以前に行われた印刷(ここでは最初の
印刷)の印刷状態が検出され、その結果に基づいてプッ
シャーパターンの押出圧力の値が調節されるのである。
【0037】この装置においては、上記実施形態のスク
リーン印刷装置10に、印刷が行われる印刷場所とは異
なる位置に印刷後のプリント配線板15の印刷状態を検
出する図示しない印刷状態検出装置が設けられている。
印刷状態検査装置は、本願出願人の出願に係る特願平1
1−226586号公報に記載の印刷状態検査装置と同
様に構成されているので、簡単に説明する。
【0038】印刷状態検出装置は、スリットから平行光
を放射し、あるいは実質的にそれに等しい平板状の照明
光を放射する照明装置(以下、スリット光源と略称す
る)および2次元撮像装置を有する。スリット光源と2
次元撮像装置とが保持体に一体的に保持されて、水平面
内において90度回転可能に保持されている。スリット
光源は、本実施形態では、半導体レーザ装置と、その半
導体レーザ装置から放射される光束の直径を拡大し、か
つ、断面が概して円形の平行光束に変換するビームエク
スパンダと、ビームエクスパンダにより変換された平行
光束を平板状のスリット光に変換するスリット板とを含
み、平板状のスリット光を放射する。スリット板を交換
することにより、スリット幅が異なる種々のスリット光
を放射することができる。平板状照明光を放射し得る他
の装置(シリンドリカルレンズ,非球面レンズ等の1個
またはそれらの組み合わせで構成したものはその一例で
ある)を用いてもよい。
【0039】2次元撮像装置は、本実施形態では、面で
像を撮像するCCDカメラにより構成されている。CC
Dカメラは、固体イメージセンサの一種であるCCD
(電荷結合素子)と結像レンズを含むレンズ系とを備え
ている。CCDは、一平面上に多数の微小な受光素子が
配列されており、各受光素子の受光状態に応じた電気信
号を発生させる。
【0040】保持体は、スリット光源および2次元撮像
装置を、スリット光源の光軸が、プリント配線板15の
水平な表面への垂線に対して、例えば45度の角度で傾
斜し、2次元撮像装置の光軸がプリント配線板15の表
面と直交する向きに、すなわち表面への垂線に対して平
行となる向きに保持するとともに、それらの光軸が互い
に交差する相対位置に保持している。2次元撮像装置の
光軸は表面に対して直角であって、表面への垂線に対し
てなす角度は0度であり、スリット光源と2次元撮像装
置とは、それらの光軸が表面への垂線に対して互いに異
なる角度をなす状態で保持体により保持されている。ま
た、保持体は、スリット光源と2次元撮像装置との各光
軸が、プリント配線板15の表面に印刷されたクリーム
半田を、表面に対して45度傾斜した切断平面で切断し
た切断面の真中において交差するように設けられてい
る。スリット光源および2次元撮像装置は、撮像のため
に撮像位置に位置するプリント配線板15の表面に印刷
されたクリーム半田を撮像する。撮像は、スリット光源
および2次元撮像装置とプリント配線板15とを、プリ
ント配線板15の表面に平行な方向に相対移動させつつ
一定時間間隔で複数回行われ、印刷された各クリーム半
田に対して複数の2次元像が得られる。
【0041】制御装置56において、複数の2次元像デ
ータと、スリット光源および2次元撮像装置とプリント
配線板15との相対移動速度および撮像時間間隔にと基
づいて、クリーム半田の3次元像データが演算され、3
次元像データメモリに記憶される。この3次元像データ
に基づいて3次元データ、例えばクリーム半田の高さの
平均値,体積(印刷量)等が演算される。クリーム半田
の量の不足は、クリーム半田の平面視の印刷形状に欠け
がある場合は勿論、平面視の印刷形状に欠けはないが、
高さが少なくとも一部において不足する場合も含む。ク
リーム半田の量の過剰についても同様である。
【0042】これらの検査結果に基づいて、押出圧力の
値が調節される。すなわち、印刷剤の量が過剰である場
合は、押出圧力が減少させられ、印刷剤の量が不足して
いる場合は、押出圧力が増加させられて、次回以降の印
刷が実行される。押出圧力の増減は、印刷剤の過不足量
に応じて行われてもよいし、設定範囲を越えている際
に、過不足の量に係わらず一定の値だけ増加・減少させ
られるようにしてもよい。なお、印刷状態の検査は、印
刷作業当初のみ行われても良いし、毎回行われてもよい
し、毎回行って、一定回数以上安定した印刷状態が確認
されるまで続けられてもよい。また、一定回数毎に検査
が行われてもよい。
【0043】この印刷状態検出装置を有するスクリーン
印刷装置によれば、押出圧力パターンと、印刷状態検出
結果との両方に基づいて押出圧力を調節することによ
り、最初に設定された押出圧力が多少不適切であった場
合でも、スクリーン印刷を繰り返すうちに印刷品質を向
上させることができる。
【0044】また、当初は押出圧力パターンが設定され
ず、押出圧力が全印刷領域について均一とされており、
スクリーン印刷が繰り返されるうちに印刷状態検出装置
による印刷状態検出結果に基づいて、押出圧力が各印刷
位置に対して適宜変更されるようにすることも可能であ
り、押出圧力が全印刷領域について均一のまま印刷状態
検出結果に基づいて一斉に変更されるようにすることも
可能である。これらは請求項3に係る発明の実施形態で
ある。
【0045】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および発
明の効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者
の知識に基づいて種々の変更,改良を施した形態で実施
することができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である印刷剤の押出圧力制
御装置を備え、また、押出圧力制御方法が実施されるス
クリーン印刷装置の主要な部分を示す部分断面図であ
る。
【図2】上記スクリーン印刷装置における接触荷重調節
用エアシリンダの制御回路を示す回路図である。
【図3】上記スクリーン印刷装置における押出エアシリ
ンダの制御回路を示す回路図である。
【図4】上記スクリーン印刷装置の電気制御部を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の一実施形態における押出圧力制御プロ
グラムを示すフローチャートである。
【図6】上記押出圧力制御プログラムによる押出圧力パ
ターンの一例を示すテーブルである。
【図7】上記一実施形態における押出圧力の変化を示す
グラフである。
【符号の簡単な説明】 10:スクリーン印刷装置 12:スキージユニット
90:半田加圧装置 94:押出エアシリンダ
102:押出プレート 124:押出圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 達美 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 (72)発明者 水野 学 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FC04 FC07 FD02 FD17 FD19 FD22 FD27 FD31 FD32 FD35 FD37 5E319 BB05 CD29 CD51 5E343 BB72 DD03 FF04 FF13 GG06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに
    平行な方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリー
    ム半田等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された
    貫通孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷する
    スクリーン印刷装置において、前記印刷ヘッドから印刷
    剤を押し出す押出圧力を制御する押出圧力制御方法であ
    って、 一つの被印刷材の印刷中に前記押出圧力を変化させるこ
    とを特徴とする押出圧力制御方法。
  2. 【請求項2】前記押出圧力の変更を、前記印刷ヘッドと
    スクリーンとの相対位置に対応して押出圧力が予め定め
    られて成る圧力パターンに基づいて行う請求項1に記載
    の押出圧力制御方法。
  3. 【請求項3】印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに
    平行な方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリー
    ム半田等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された
    貫通孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷する
    スクリーン印刷装置において、前記印刷ヘッドから印刷
    剤を押し出す押出圧力を制御する押出圧力制御方法であ
    って、 前記被印刷材への印刷剤の印刷状態を検出する印刷状態
    検出工程と、 その印刷状態検出工程の検出結果に基づいて前記押出圧
    力を自動で調整する押出圧力調整工程とを含むことを特
    徴とする押出圧力制御方法。
  4. 【請求項4】クリーム半田等の印刷剤をスクリーンに形
    成された貫通孔を通してプリント配線板等の被印刷材に
    印刷するスクリーン印刷装置であって、 前記印刷剤を収容する印刷剤室およびその印刷剤室と連
    通してスクリーンに向かって開口する印刷剤吐出口を有
    する印刷剤収容器と、前記印刷剤室内に収容された印刷
    剤を加圧して押し出す印刷剤押出装置とを含む印刷ヘッ
    ドと、 その印刷ヘッドと前記スクリーンおよび被印刷材とをス
    クリーンに平行な方向に相対移動させる移動装置と、 前記印刷剤押出装置の押出圧力を制御し、一つの被印刷
    材の印刷中に押出圧力を変化させる押出圧力変更部を備
    えた押出圧力制御装置とを含むことを特徴とするスクリ
    ーン印刷装置。
  5. 【請求項5】印刷ヘッドとスクリーンとをスクリーンに
    平行な方向に相対移動させつつ、印刷ヘッドからクリー
    ム半田等の印刷剤を押し出し、スクリーンに形成された
    貫通孔を通してプリント配線板等の被印刷材に印刷する
    スクリーン印刷装置において、前記印刷ヘッドから印刷
    剤を押し出す押出圧力を制御するために、コンピュータ
    により実行されるプログラムであって、 前記押出圧力を制御するための基礎情報を取得する基礎
    情報取得ステップと、 取得した基礎情報に基づいて前記押出圧力を制御する押
    出圧力制御ステップとを含むプログラムがコンピュータ
    により読み取り可能に記録された押出圧力制御用記録媒
    体。
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