JP2001071165A - レーザトーチの取り付け構造 - Google Patents

レーザトーチの取り付け構造

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JP2001071165A
JP2001071165A JP24890099A JP24890099A JP2001071165A JP 2001071165 A JP2001071165 A JP 2001071165A JP 24890099 A JP24890099 A JP 24890099A JP 24890099 A JP24890099 A JP 24890099A JP 2001071165 A JP2001071165 A JP 2001071165A
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JP
Japan
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torch
laser torch
laser
holder
magnet
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JP24890099A
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English (en)
Inventor
Koji Kitayama
孝司 北山
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザトーチの保持力を調整できるととも
に、交換及び位置決めが簡単なレーザトーチの取り付け
構造を提供する。 【解決手段】 ノズル12をノズルホルダ13に取り付
けたレーザトーチ11は、トーチホルダ2のテーパ凹面
4と、ノズルホルダ13のテーパ面21との嵌め合いに
より、取り付けと同時に鉛直軸線が合致して位置決めが
できる。そして、トーチホルダ2のマグネット6と、ノ
ズルホルダ13のマグネット18間に吸引力を作用させ
て、トーチホルダ2に取り付けたレーザトーチ11を保
持する。また、マグネット6,18の対向間隔を調整ネ
ジ17により調整して、マグネット6,18の吸引力に
よるレーザトーチ11の保持力を、最適な保持力に調整
することができる。マグネット18の代わりに電磁石を
配設してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザトーチの取り付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機に対するティーチング時
に、レーザトーチがワークや治具等と干渉したとき損傷
しないように、該レーザトーチが揺動したり退避できる
ように保持する構成とした提案が、実開平5−6549
0号公報、特開平6−182569号公報及び特開平7
−178546号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に記載された構成は、何れもレーザトーチが取り付
け部材やブラケットにより取り付けられた状態で、揺動
したり退避できるように保持する構成となっている。こ
のため、ワーク等と干渉してレーザトーチが変形したり
損傷してしまった場合には、取り付け部材やブラケット
からレーザトーチを外して交換しなければならず、面倒
であるとともにレーザ光の精度合わせに時間が掛かる
等、加工ラインの復旧が迅速に行えないという問題点が
ある。また、レーザトーチの保持力を調整できる構成で
はない。本発明は上記した問題点を解決するためになさ
れたもので、レーザトーチの保持力を調整できるととも
に、交換及び位置決めが簡単なレーザトーチの取り付け
構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の請求項1に記載のレーザトーチの取り付け
構造は、トーチホルダの先端部に位置決め部を設け、該
位置決め部にレーザトーチの後端部を位置決めするとと
もに、該レーザトーチとトーチホルダの双方若しくは何
れか一方に配設したマグネットの吸引力により、前記レ
ーザトーチを保持し、前記マグネット間、マグネットと
レーザトーチ間若しくはマグネットとトーチホルダ間の
対向間隔を可変として、前記マグネットの吸引力による
レーザトーチの保持力を調整可能としたことを特徴とす
る。
【0005】請求項2に記載の本発明のレーザトーチの
取り付け構造は、トーチホルダの先端部に位置決め部を
設け、該位置決め部にレーザトーチの後端部を位置決め
するとともに、該レーザトーチとトーチホルダの双方若
しくは何れか一方に配設した電磁石の吸引力により、前
記レーザトーチを保持し、前記電磁石への通電制御によ
りレーザトーチの保持力を調整可能としたことを特徴と
する。
【0006】請求項3に記載の本発明のレーザトーチの
取り付け構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成に
おいて、前記トーチホルダの位置決め部を、先端に向か
って広がるテーパ凹面とし、前記レーザトーチの後端外
周に前記テーパ凹面と同じ勾配で後端に向かって狭まる
テーパ面を形成し、該テーパ面と前記テーパ凹面との嵌
め合いにより位置決めするようにしたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載のレーザトーチ
の取り付け構造によれば、マグネット間、マグネットと
レーザトーチ間若しくはマグネットとトーチホルダ間の
対向間隔を可変として、マグネットの吸引力によるレー
ザトーチの保持力を調整可能としたから、最適な保持力
に調整することができる。
【0008】請求項2に記載のレーザトーチの取り付け
構造によれば、通電制御により電磁石の吸引力を変えて
レーザトーチの保持力を調整する。従って、レーザ加工
中の低速移動時には保持力を弱くして、ワーク等と干渉
したとき容易にレーザトーチが揺動したり退避したりし
て、変形したり損傷することを防止できる。また、非加
工時の高速移動時には保持力を強めて、急激な加減速を
行ってもレーザトーチが脱落することがないようにでき
る。また、該保持力は移動中でも調整することが可能で
ある。
【0009】請求項3に記載のレーザトーチの取り付け
構造によれば、トーチホルダの先端部のテーパ凹面と、
レーザトーチの後端部のテーパ面との嵌め合いにより、
取り付けと同時に位置決めができるとともに、トーチホ
ルダとレーザトーチ間に作用するマグネット又は電磁石
の吸引力により、トーチホルダに取り付けたレーザトー
チが保持される。従って、レーザトーチの交換が簡単に
できるとともに、レーザ光の精度合わせが必要ないか
ら、加工ラインの復旧を迅速に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を添付図面を参照して説明する。図1は、レーザ
加工機のトーチ部の外観構成図、図2は要部の拡大断面
図である。レーザ加工機1の下端部には、レーザトーチ
11を取り付けるためのトーチホルダ2が設けられてい
る。トーチホルダ2は、鉛直方向に中心孔3を形成した
筒体であって、レーザ発信器(図示しない)から照射さ
れるレーザ光を導くようになっている。中心孔3は、そ
の下端口縁に下端に向かって広がるテーパ凹面4が形成
されている。さらに、トーチホルダ2の先端には、外周
にフランジ5が形成されている。該フランジ5の下面に
は、径方向で対称する位置に複数個のマグネット6が取
り付けられている。
【0011】レーザトーチ11は、ノズル12と該ノズ
ル12を取り付けたノズルホルダ13とから構成されて
いる。ノズル12は、下端に向かって窄まる細長い円錐
形に形成され、ノズルホルダ13に装着した集光レンズ
(図示しない)により集光されるレーザ光を、先端のノ
ズル孔14から被加工物に照射する。ノズルホルダ13
は、両側にアシストガスの注入部15が形成されてい
る。該注入部15から注入されるアシストガスは、ノズ
ル12のノズル孔14からレーザ光の照射位置に供給さ
れる。
【0012】ノズルホルダ13の上端部には、上記トー
チホルダ2のフランジ5に対向させたフランジ16が形
成されている。該フランジ16には、フランジ5に取り
付けたマグネット6に対向する位置に、調整ネジ17が
設けられていて、その上端にマグネット18が取り付け
られている。調整ネジ17は、ダブルナット19により
ロックする。ノズルホルダ13の上端の管軸部20の外
周には、上記トーチホルダ2のテーパ凹面4と同じ勾配
のテーパ面21が形成されている。
【0013】上記ノズル12をノズルホルダ13に取り
付けたレーザトーチ11は、トーチホルダ2のテーパ凹
面4と、ノズルホルダ13のテーパ面21との嵌め合い
により、取り付けと同時に鉛直軸線が合致して位置決め
ができる。そして、トーチホルダ2のマグネット6と、
ノズルホルダ13のマグネット18間に吸引力を作用さ
せて、トーチホルダ2に取り付けたレーザトーチ11を
保持する。従って、レーザトーチ11の交換が簡単にで
きるとともに、レーザ光の精度合わせが必要ないから、
加工ラインの復旧を迅速に行うことができる。
【0014】また、マグネット6,18の対向間隔Gを
調整ネジ17により調節し、マグネット6,18の吸引
力によるレーザトーチ11の保持力を最適に調整するこ
とができる。尚、上記したマグネット6の代わりに磁性
体を取り付けて、調整ネジ17により対向間隔Gを調節
し、磁性体とマグネット18間に作用する吸引力を調整
するようにしてもよい。
【0015】(第2実施形態)第2実施形態は図3に示
すように、マグネット18の代わりに電磁石28を配設
したものである。電磁石28に対する通電制御により電
磁石28の吸引力によるレーザトーチ11の保持力を最
適に調整する。レーザ加工中のレーザトーチ11の低速
移動時には保持力を弱くして、ワーク等と干渉したとき
容易にレーザトーチ11が揺動したり退避したりして、
変形したり損傷することを防止できるとともに、非加工
時の高速移動時には保持力を強めて、急激な加減速を行
ってもレーザトーチ11が脱落することがないようにで
きる。また、該保持力は移動中でも調整することが可能
である。上記電磁石28は、フランジ5側との対向間隔
を調節できないように設けてもよい。
【0016】尚、レーザトーチの取り付け構造として、
第1実施形態のマグネット6を用いる形態と、第2実施
形態の電磁石2を用いる形態とを組み合わせて用いるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るレーザ加工機のトーチ部の
外観構成図である。
【図2】同、要部の拡大断面図である。
【図3】第2実施形態に係るトーチ部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2...トーチホルダ 4...テーパ凹面 6,18...マグネット 11...レーザトーチ 13...ノズルホルダ 17...調整ネジ 21...テーパ面 28...電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーチホルダの先端部に位置決め部を設
    け、該位置決め部にレーザトーチの後端部を位置決めす
    るとともに、該レーザトーチとトーチホルダの双方若し
    くは何れか一方に配設したマグネットの吸引力により、
    前記レーザトーチを保持し、前記マグネット間、マグネ
    ットとレーザトーチ間若しくはマグネットとトーチホル
    ダ間の対向間隔を可変として、前記マグネットの吸引力
    によるレーザトーチの保持力を調整可能としたことを特
    徴とするレーザトーチの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 トーチホルダの先端部に位置決め部を設
    け、該位置決め部にレーザトーチの後端部を位置決めす
    るとともに、該レーザトーチとトーチホルダの双方若し
    くは何れか一方に配設した電磁石の吸引力により、前記
    レーザトーチを保持し、前記電磁石への通電制御により
    レーザトーチの保持力を調整可能としたことを特徴とす
    るレーザトーチの取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記トーチホルダの位置決め部を、先端
    に向かって広がるテーパ凹面とし、前記レーザトーチの
    後端外周に前記テーパ凹面と同じ勾配で後端に向かって
    狭まるテーパ面を形成し、該テーパ面と前記テーパ凹面
    との嵌め合いにより位置決めするようにしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のレーザトーチの取
    り付け構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20061107