JP2001070942A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP2001070942A
JP2001070942A JP29139699A JP29139699A JP2001070942A JP 2001070942 A JP2001070942 A JP 2001070942A JP 29139699 A JP29139699 A JP 29139699A JP 29139699 A JP29139699 A JP 29139699A JP 2001070942 A JP2001070942 A JP 2001070942A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄水器収納室の蓋いの一部を透明性部材で形
成することにより、浄水器の異状をいち早く目視により
確認する。 【構成】 収納室22の蓋い26の前面は収納室の一部
が見える透光部27を形成していて収納室内部を容易に
目視することができる。透光部27は蓋い26の上端部
から下端部に到る縦長矩形状に形成している。収納室2
2には少なくとも1つ以上の発光部材31が設けられ、
浄水器を照明して透光部27からの確認を容易にする。
このような構成をとることにより、透光部をきわだたせ
て浄水器の取扱の重要性を認識させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水を原水とし
て使用し電気分解する電解水生成装置に関するものであ
る。更に詳述すると、装置の筐体の改良に関し、浄水用
カートリッジを収納する収納室に透光部を設け、使用者
が浄水用カートリッジを容易に目視できるようにした電
解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解水生成装置は電解槽供給前の原水中
に含まれる飲料に不適に成分、例えば、汚濁成分などの
微細不純物や細菌どを取り除くため、また、臭気やカル
キなどの有害成分を除去するため、電解槽の流入前に浄
水器を取り付け、水道水などの原水を浄水器に供給し濾
過すると共に有害成分を化学反応せしめて処理し、この
処理した処理水の流路と陽極室に至る流路にミネラル成
分としてカルシウム等のアルカリ土類有機金属塩を添加
したのち、電解槽に流入するように構成している。電解
槽は、電解槽内をイオン透過性隔膜によって陰極室と陽
極室に分域し、それぞれの室内に陰電極と陽電極を設
け、陰陽極室内に供給した原水を電極間に印加した直流
電流の通電によって電気分解し、陰極室からpHの高い
陰極水を、陽極室からpHの低い陽極水を吐水する。
【0003】吐水した陰極水は人体に不足しがちなミネ
ラル成分を補充し、且つ、適度のアルカリ性は人体の酸
性化を防止するのに有効であるとされるため、健康に好
ましい作用をする水としてアルカリイオン水の名称で主
に飲料水等に供される一方、同じに吐水する陽極水はア
ストリンゼン水などとして使われている。
【0004】上記した浄水器は装置の使用と共に次第に
劣化するので、適宜交換する必要があるため、着脱自在
なカートリッジの形態をとり、着脱し易いように装置の
前面部に蓋いで区画された収納室を設置し、随時交換可
能な状態にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓋いは装置の外
郭と同質の樹脂成型部材で造られ、一旦、蓋いを閉塞す
るとカートリッジを見ることはできなかった。他方、カ
ートリッジは原水を送水する配管に直結し、水圧が直に
掛かるため、確実に挿着されなかったり、時間の経過と
共に管口部に挿入されているOリング等が劣化すると、
原水もしくはカートリッジを出た浄水の一部が漏水する
虞れがあり、漏水が僅かな場合には漏水を起こしてから
しばらくたって蓋いの外に水が流れるため装置を一時期
湿潤状態におき、装置の寿命を短縮させる弊害があっ
た。
【0006】また、装置は前記のような作用を行う浄水
器が充分に機能しなくては、その後充分に電解処理をし
たとしても安全な健康によい水を吐水することが期待で
きない。ところが、従来の浄水器を収納した収納室は浄
水器の重要さに比べ貧弱で、単にカートリッジを設置す
る場所に過ぎず、浄水器の重要性を装置使用者に知らし
める意匠形態にはなっていなかった。このため、使用期
限の過ぎたカートリッジが交換されずにそのまま設置さ
れ使用される場合等があり、結局電解水生成装置の機能
が充分に発揮できないという不都合が生じた。本発明は
収納室の内部とカートリッジの存在を常時装置使用者に
知らしめると共に、収納室の蓋いを重厚にすることによ
り、装置使用者にカートリッジの重要性とその交換の必
要性を喚起しようとしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の電解
水生成装置は、原水を浄水カートリッジを介してイオン
透過性隔膜で陰極室と陽極室に分域した電解槽に流入
し、陰極室と陽極室にそれぞれ設けた陰陽電極に電圧を
印加して電気分解をし、生成した水を吐水管より吐出す
る装置にあって、装置前面に浄水カートリッジを交換す
るための着脱自在の蓋いを設けたものにおいて、上記蓋
いの前面方向に縦長矩形状の透光性を有する透光部があ
ることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2の電解水生成装置は、上
記蓋いの内部に装置の作動に連動する少なくても1つの
照明が具備されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電解水生成装置の
構成とその動作を説明する図である。以下、本発明を、
図面に示した実施例に基づいて説明する。
【0010】図1において、1は原水の供給を行う電磁
弁等の開閉弁であり、2は原水の浄化や濾過を行う浄水
器(カートリッジ)で矢示方向に原水が流れ浄化されて
浄水となる。3は浄水器の吐水配管で、この吐水配管か
ら分岐して流れる配管4と、陽極室に至る流路5との間
にカルシウム等のアルカリ土類有機金属塩をミネラル成
分として添加する添加筒6がある。浄水は電解槽7の下
方管口部8a、8bからイオン透過性隔膜9をもって分
域した陰極10を設けた陰極室11と陽極12を設けた
陽極室13で電気分解されて、それぞれの極室の吐水口
14、15から陰極水および陽極水を吐水する。また、
陰陽極10、11間に直流電圧を供給する電源16や制
御、表示を行う制御手段17がある。なお、18は浄水
器から吐水した浄水の圧力を測定するセンサであり、1
9は吐水量を計測する流量計であり、20は圧力制御手
段である。
【0011】浄水器2は一般に活性炭や活性助剤および
中空糸等を積層状に充填して構成され、使用と共に次第
に劣化するので所定期間が過ぎると交換する必要があ
る。このため、交換し易いように着脱自在のカートリッ
ジとして形成され、開閉自在な蓋いを設けた装置筐体の
前面方向に位置した収納室に保持されている。
【0012】図2は電解水生成装置の本発明に係る外郭
筐体部分を示した外観図であり、部分透明蓋いの第1の
実施例を示す。また、鎖線で示す矢示表示部分は蓋いを
取り除いたときの正面部分図である。
【0013】図2において、装置前面21から見て左側
はカートリッジの収納室22になつていて、蓋い26を
矢示a方向に回動することにより収納室22を開放状態
にすることができる。収納室22には発光部材31が設
けられている。また、前面右辺縦長表示パネル23内下
方部に吐水の性質を表示する制御手段17で制御される
表示部24があり、装置を操作するタッチスイッチ類が
ある。また、装置上面には生成した吐水を吐出する吐水
管25が設けられ、前記した陰極水または陽極水の何れ
か一方を所望によって吐水する。
【0014】カートリッジ2の収納室22を蓋う蓋い2
6の前面は収納室の一部が見える透光部27を形成して
いて収納室内部が容易に目視ですることができる機構と
なっている。図においては、透光部27は蓋い26の上
端部から下端部までを前側中央を凸状の縦長矩形状に形
成し、透光部27の左右の矩形面と中央の矩形面とは透
光度合を変えるため、3分割している。左右の矩形面は
アクリルやポリカーホーネート等の透明部材28で、ま
た、中央の矩形面はアクリルやポリカーホーネート等に
着色剤や蛍光剤等を添加して半透明とした着色透明部材
29で形成されている。このように透明部材を分割する
ことにより、使用者に透光部をきわだたせてその重要性
を認識させることができる。上記において透光部は有機
部材としたが、硝子やFRP等の無機質部材や無機質含
有有機部材を用いてもよいことは勿論である。
【0015】図3は部分透明蓋いの形状を示す第2の実
施例である。
【0016】図3において、透光部27はその断面が前
方向に三角柱状の形状を呈する連続した成型物30から
構成されている。成型物30の裏面を荒したり、自体に
気泡等を存在させた半透明部材を用いることもできる。
また、菱形状の棒状物を棒状横面に連続的に接合したす
だれ状成型物などから構成してもよい。
【0017】更に、収納室内を照明することにより、収
納室を見易くするだけでなく、使用者に透光部をきわだ
たせてカートリッジの重要性や交換時期を認識させるこ
とができる。このためには、図2に示したように、装置
の作動と連動して動作する少なくとも1つの発光部材3
1を収納室22に設け照明するのがよい。照明色を着色
透明部材と相対する発色にすることにより、更に透光部
をきわだたせることができる。発光部材としては青、
緑、赤色を発する発色ランプを適宜用いることができる
が、自然発を発するものを用い、照明着色フイルムを透
過させて着色してもよい。
【0018】発光部材の設置位置は収納室22の上部や
サイドに適宜設置することができる。上部の設置におい
ては、カートリッジ全体を浮かびあがらすことができる
ので、カートリッジをきわだたせることができる。ま
た、サイドの設置においては、所望によってカートリッ
ジに記載された交換時期等の表示を部分的に浮かびあが
らすことができるので本件発明目的のカートリッジ交換
の必要性を認識させるのに好都合である。
【0019】発光部材の点灯は陰陽極10、11間に直
流電圧を供給する電源16と連動させ、電源オンと共に
照明することもできるが、制御手段17と連動させ吐水
管25から所望の水が吐水しているときのみ発光部材を
発光して照明することもできる。また、これらを組合
せ、電源オンと共の照明は減光され所望の水が吐水され
ると光量を増強させたり、点滅させることもできる。ま
た、電源オンと共の照明は上部に設置した発光部材で行
い、所望の水が吐水すると共に、サイドに設置した発光
部材が点灯するなど、装置の機能に合わせて点灯を自在
に行うことができる。このような自在な点灯から、例え
ば、装置が陰極室側に堆積したアルカリ土類金属を除去
するための陰陽電極間に逆極性の電圧を印加する逆洗期
間で、吐水管25から所望しない吐水が行われている場
合、照明の変色等から吐水の性質を容易に識別できるよ
うにすることができるので安全性が高められる。
【0020】図4は収納室内を制御手段をもって照明す
るための回路ブロック図である。
【0021】図において、32は表示パネルに設けられ
たコントロールスイッチであり、コントロールスイッチ
の操作による信号が制御手段17に送られる。制御手段
17には装置の使用積算時間をカウントするカウンタや
記憶部材、電解槽通電電流がアルカリ土類金属の陰極室
側流路の付着によって低下した場合、標準電流と比較す
る比較器、それらを制御するCPU等から構成されてい
る。33は水流路の変動を感知すると共に、変動に対応
してバルブ等の開閉したり、電解槽通電電流を制御する
水流路の制御手段であり、電源16、センサ18、流量
計19などが含まれる。コントロールスイッチ32の操
作に対応した表示は表示部24に示されるが、前記した
ような状態の変化を発光部材31の照明の変化をもって
も表示することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の電解水生成装置ではカートリッ
ジ収納室の蓋いの一部を透明性部材で形成し、カートリ
ッジを目視することができるようにしたので、カートリ
ッジが確実に挿着されなかったり、時間の経過と共に管
口部に挿入されているOリング等が劣化して、原水もし
くはカートリッジを出た浄水の一部が漏水したとしても
すぐ気付くことができるので家庭用電解水生成装置を安
全に使用できる。
【0023】カートリッジ収納室の一部を透明性部材で
形成し、且つ、収納室の内部を照明したのでカートリッ
ジの存在をきわだたせ、カートリッジ交換の必要性を認
識させることができる。また収納室を照明することによ
り吐水に清涼感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解水生成装置の構成とその動作を説
明する図である。
【図2】本発明の電解水生成装置の外郭筐体部分を説明
する外観図である。
【図3】本発明の電解水生成装置の部分透明蓋いの形状
を示す図である。
【図4】本発明の電解水生成装置の収納室内を制御手段
をもって照明するための回路ブロック図である。
【符号の説明】
2 浄水器(カートリッジ) 7 電解槽 25 吐水管 26 蓋い 27 透光部 31 発光部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月21日(1999.12.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電解水生成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水を原水とし
て使用し電気分解する電解水生成装置に関するものであ
る。更に詳述すると、装置の筐体の改良に関し、浄水用
カートリッジを収納する収納室に透光部を設け、使用者
が浄水用カートリッジを容易に目視できるようにした電
解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解水生成装置は電解槽供給前の原水中
に含まれる飲料に不適に成分、例えば、汚濁成分などの
微細不純物や細菌どを取り除くため、また、臭気やカル
キなどの有害成分を除去するため、電解槽の流入前に浄
水器を取り付け、水道水などの原水を浄水器に供給し濾
過すると共に有害成分を化学反応せしめて処理し、この
処理した処理水の流路と陽極室に至る流路にミネラル成
分としてカルシウム等のアルカリ土類有機金属塩を添加
したのち、電解槽に流入するように構成している。電解
槽は、電解槽内をイオン透過性隔膜によって陰極室と陽
極室に分域し、それぞれの室内に陰電極と陽電極を設
け、陰陽極室内に供給した原水を電極間に印加した直流
電流の通電によって電気分解し、陰極室からpHの高い
陰極水を、陽極室からpHの低い陽極水を吐水する。
【0003】吐水した陰極水は人体に不足しがちなミネ
ラル成分を補充し、且つ、適度のアルカリ性は人体の酸
性化を防止するのに有効であるとされるため、健康に好
ましい作用をする水としてアルカリイオン水の名称で主
に飲料水等に供される一方、同に吐水する陽極水はア
ストリンゼン水などとして使われている。
【0004】上記した浄水器は装置の使用と共に次第に
劣化するので、適宜交換する必要があるため、着脱自在
なカートリッジの形態をとり、着脱し易いように装置の
前面部に蓋いで区画された収納室を設置し、随時交換可
能な状態にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓋いは装置の外
郭と同質の樹脂成型部材で造られ、一旦、蓋いを閉塞す
るとカートリッジを見ることはできなかった。他方、カ
ートリッジは原水を送水する配管に直結し、水圧が直に
掛かるため、確実に挿着されなかったり、時間の経過と
共に管口部に挿入されているOリング等が劣化すると、
原水もしくはカートリッジを出た浄水の一部が漏水する
虞れがあり、漏水が僅かな場合には漏水を起こしてから
しばらくたって蓋いの外に水が流れるため装置を一時期
湿潤状態におき、装置の寿命を短縮させる弊害があっ
た。
【0006】また、装置は前記のような作用を行う浄水
器が充分に機能しなくては、その後充分に電解処理をし
たとしても安全な健康によい水を吐水することが期待で
きない。ところが、従来の浄水器を収納した収納室は浄
水器の重要さに比べ貧弱で、単にカートリッジを設置す
る場所に過ぎず、浄水器の重要性を装置使用者に知らし
める意匠形態にはなっていなかった。このため、使用期
限の過ぎたカートリッジが交換されずにそのまま設置さ
れ使用される場合等があり、結局電解水生成装置の機能
が充分に発揮できないという不都合が生じた。本発明は
収納室の内部とカートリッジの存在を常時装置使用者に
知らしめると共に、収納室の蓋いを重厚にすることによ
り、装置使用者にカートリッジの重要性とその交換の必
要性を喚起しようとしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電解水生成装置
は、開閉可能な蓋いを有する浄水カートリッジ収納室を
設けた電解水生成装置において、上記蓋いの一部に上記
収納室内の浄水カートリッジの目視用透光部を設けたこ
とを特徴とする。
【0008】本発明において、上記透光部は蓋いの上端
部から下端部までのほぼ中央部を凸状の縦長矩形状に形
成し、該中央部とその左右の縦長矩形状部とは透光度合
を異なるようにしてもよい。或いは、上記収納室に照明
手段を設けてもよい。更には、上記照明手段は、浄水カ
ートリッジに記載された表示を照明するように設けるの
が好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電解水生成装置の
構成とその動作を説明する図である。以下、本発明を、
図面に示した実施例に基づいて説明する。
【0010】図1において、1は原水の供給を行う電磁
弁等の開閉弁であり、2は原水の浄化や濾過を行う浄水
器(カートリッジ)で矢示方向に原水が流れ浄化されて
浄水となる。3は浄水器の吐水配管で、この吐水配管か
ら分岐して流れる配管4と、陽極室に至る流路5との間
にカルシウム等のアルカリ土類有機金属塩をミネラル成
分として添加する添加筒6がある。浄水は電解槽7の下
方管口部8a、8bからイオン透過性隔膜9をもって分
域した陰極10を設けた陰極室11と陽極12を設けた
陽極室13で電気分解されて、それぞれの極室の吐水口
14、15から陰極水および陽極水を吐水する。また、
陰陽極10、11間に直流電圧を供給する電源16や制
御、表示を行う制御手段17がある。なお、18は浄水
器から吐水した浄水の圧力を測定するセンサであり、1
9は吐水量を計測する流量計であり、20は圧力制御手
段である。
【0011】浄水器2は一般に活性炭や活性助剤および
中空糸等を積層状に充填して構成され、使用と共に次第
に劣化するので所定期間が過ぎると交換する必要があ
る。このため、交換し易いように着脱自在のカートリッ
ジとして形成され、開閉自在な蓋いを設けた装置筐体の
前面方向に位置した収納室に保持されている。
【0012】図2は電解水生成装置の本発明に係る外郭
筐体部分を示した外観図であり、部分透明蓋いの第1の
実施例を示す。また、鎖線で示す矢示表示部分は蓋いを
取り除いたときの正面部分図である。
【0013】図2において、装置前面21から見て左側
はカートリッジの収納室22になつていて、蓋い26を
矢示a方向に回動することにより収納室22を開放状態
にすることができる。収納室22には発光部材31が設
けられている。また、前面右辺縦長表示パネル23内下
方部に吐水の性質を表示する制御手段17で制御される
表示部24があり、装置を操作するタッチスイッチ類が
ある。また、装置上面には生成した吐水を吐出する吐水
管25が設けられ、前記した陰極水または陽極水の何れ
か一方を所望によって吐水する。
【0014】カートリッジ2の収納室22を蓋う蓋い2
6の前面は収納室の一部が見える透光部27を形成して
いて収納室内部が容易に目視ですることができる機構と
なっている。図においては、透光部27は蓋い26の上
端部から下端部までを前側中央を凸状の縦長矩形状に形
成し、透光部27の左右の矩形面と中央の矩形面とは透
光度合を変えるため、3分割している。左右の矩形面は
アクリルやポリカーホーネート等の透明部材28で、ま
た、中央の矩形面はアクリルやポリカーホーネート等に
着色剤や蛍光剤等を添加して半透明とした着色透明部材
29で形成されている。このように透明部材を分割する
ことにより、使用者に透光部をきわだたせてその重要性
を認識させることができる。上記において透光部は有機
部材としたが、硝子やFRP等の無機質部材や無機質含
有有機部材を用いてもよいことは勿論である。
【0015】図3は部分透明蓋いの形状を示す第2の実
施例である。
【0016】図3において、透光部27はその断面が前
方向に三角柱状の形状を呈する連続した成型物30から
構成されている。成型物30の裏面を荒したり、自体に
気泡等を存在させた半透明部材を用いることもできる。
また、菱形状の棒状物を棒状横面に連続的に接合したす
だれ状成型物などから構成してもよい。
【0017】更に、収納室内を照明することにより、収
納室を見易くするだけでなく、使用者に透光部をきわだ
たせてカートリッジの重要性や交換時期を認識させるこ
とができる。このためには、図2に示したように、装置
の作動と連動して動作する少なくとも1つの発光部材3
1を収納室22に設け照明するのがよい。照明色を着色
透明部材と相対する発色にすることにより、更に透光部
をきわだたせることができる。発光部材としては青、
緑、赤色を発する発色ランプを適宜用いることができる
が、自然を発するものを用い、照明着色フイルムを透
過させて着色してもよい。
【0018】発光部材の設置位置は収納室22の上部や
サイドに適宜設置することができる。上部の設置におい
ては、カートリッジ全体を浮かびあがらすことができる
ので、カートリッジをきわだたせることができる。ま
た、サイドの設置においては、所望によってカートリッ
ジに記載された交換時期等の表示を部分的に浮かびあが
らすことができるので本件発明目的のカートリッジ交換
の必要性を認識させるのに好都合である。
【0019】発光部材の点灯は陰陽極10、11間に直
流電圧を供給する電源16と連動させ、電源オンと共に
照明することもできるが、制御手段17と連動させ吐水
管25から所望の水が吐水しているときのみ発光部材を
発光して照明することもできる。また、これらを組合
せ、電源オンと共の照明は減光され所望の水が吐水され
ると光量を増強させたり、点滅させることもできる。ま
た、電源オンと共の照明は上部に設置した発光部材で行
い、所望の水が吐水すると共に、サイドに設置した発光
部材が点灯するなど、装置の機能に合わせて点灯を自在
に行うことができる。このような自在な点灯から、例え
ば、装置が陰極室側に堆積したアルカリ土類金属を除去
するための陰陽電極間に逆極性の電圧を印加する逆洗期
間で、吐水管25から所望しない吐水が行われている場
合、照明の変色等から吐水の性質を容易に識別できるよ
うにすることができるので安全性が高められる。
【0020】図4は収納室内を制御手段をもって照明す
るための回路ブロック図である。
【0021】図において、32は表示パネルに設けられ
たコントロールスイッチであり、コントロールスイッチ
の操作による信号が制御手段17に送られる。制御手段
17には装置の使用積算時間をカウントするカウンタや
記憶部材、電解槽通電電流がアルカリ土類金属の陰極室
側流路の付着によって低下した場合、標準電流と比較す
る比較器、それらを制御するCPU等から構成されてい
る。33は水流路の変動を感知すると共に、変動に対応
してバルブ等の開閉をしたり、電解槽通電電流を制御す
る水流路の制御手段であり、電源16、センサ18、流
量計19などが含まれる。コントロールスイッチ32の
操作に対応した表示は表示部24に示されるが、前記し
たような状態の変化を発光部材31の照明の変化をもっ
ても表示することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の電解水生成装置ではカートリッ
ジ収納室の蓋いの一部を透明性部材で形成し、カートリ
ッジを目視することができるようにしたので、カートリ
ッジが確実に挿着されなかったり、時間の経過と共に管
口部に挿入されているOリング等が劣化して、原水もし
くはカートリッジを出た浄水の一部が漏水したとしても
すぐ気付くことができるので家庭用電解水生成装置を安
全に使用できる。
【0023】カートリッジ収納室の一部を透明性部材で
形成し、且つ、収納室の内部を照明したのでカートリッ
ジの存在をきわだたせ、カートリッジ交換の必要性を認
識させることができる。また収納室を照明することによ
り吐水に清涼感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解水生成装置の構成とその動作を説
明する図である。
【図2】本発明の電解水生成装置の外郭筐体部分を説明
する外観図である。
【図3】本発明の電解水生成装置の部分透明蓋いの形状
を示す図である。
【図4】本発明の電解水生成装置の収納室内を制御手段
をもって照明するための回路ブロック図である。
【符号の説明】 2 浄水器(カートリッジ) 7 電解槽 25 吐水管 26 蓋い 27 透光部 31 発光部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水を浄水カートリッジを介してイオン
    透過性隔膜で陰極室と陽極室に分域した電解槽に流入
    し、陰極室と陽極室にそれぞれ設けた陰陽電極に電圧を
    印加して電気分解をし、生成した水を吐水管より吐出す
    る装置にあって、装置前面に浄水カートリッジを交換す
    るための着脱自在の蓋いを設けたものにおいて、 上記蓋いの前面方向に縦長矩形状の透光性を有する透光
    部があることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 【請求項2】 上記蓋いの内部に装置の作動に連動する
    少なくても1つの照明が具備されている請求項1記載の
    電解水生成装置。
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