JP2001070375A - 歩行補助用杖装置 - Google Patents
歩行補助用杖装置Info
- Publication number
- JP2001070375A JP2001070375A JP29573699A JP29573699A JP2001070375A JP 2001070375 A JP2001070375 A JP 2001070375A JP 29573699 A JP29573699 A JP 29573699A JP 29573699 A JP29573699 A JP 29573699A JP 2001070375 A JP2001070375 A JP 2001070375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- floor
- roller
- spring
- walking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rehabilitation Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】杖先を持ち上げることなく摺動的に抵抗少なく
静かに移動し、体位支持時には軽い押し応力で強力な滑
り防止作用を生じせしめることによって、杖歩行や歩行
補助器の安全性を向上する。 【構成】杖部先端を二重構造とし、中心軸部に滑性を有
し、これを囲む外側部を滑り防止素材で形成し、中心軸
部を把手部の押し応力により突出・押し込み自在に構成
する。
静かに移動し、体位支持時には軽い押し応力で強力な滑
り防止作用を生じせしめることによって、杖歩行や歩行
補助器の安全性を向上する。 【構成】杖部先端を二重構造とし、中心軸部に滑性を有
し、これを囲む外側部を滑り防止素材で形成し、中心軸
部を把手部の押し応力により突出・押し込み自在に構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歩行に不安があり杖
を必要とする高齢者・障害者の歩行を、安全に補助しう
る杖や歩行補助装置に関する。
を必要とする高齢者・障害者の歩行を、安全に補助しう
る杖や歩行補助装置に関する。
【0002】
【背景技術】歩行補助用杖の基本的使用方法は、杖によ
る体位の3点支持であり、移動中の杖は可及的に垂直状
とし、杖先端を地表(床面)に近接した状態で支持し、
支点間の移動時にも可及的に垂直状を維持することが安
全上の条件とされている。
る体位の3点支持であり、移動中の杖は可及的に垂直状
とし、杖先端を地表(床面)に近接した状態で支持し、
支点間の移動時にも可及的に垂直状を維持することが安
全上の条件とされている。
【0003】更に先端部は接床時に滑らないことも重要
条件である。この滑り防止目的を達成するため、一般的
に杖先端部に滑り防止用のゴムが種々の形態で取り付け
られている。しかし先端ゴム装着杖は支点移動中、ゴム
部が床面に近接接触した場合ゴムの摩擦作用により、先
端にブレーキ作用がかかるので杖が振れ、垂直支持の安
定性が損なわれ、結果的に体位維持と安全性に悪影響を
及ぼすことになる。
条件である。この滑り防止目的を達成するため、一般的
に杖先端部に滑り防止用のゴムが種々の形態で取り付け
られている。しかし先端ゴム装着杖は支点移動中、ゴム
部が床面に近接接触した場合ゴムの摩擦作用により、先
端にブレーキ作用がかかるので杖が振れ、垂直支持の安
定性が損なわれ、結果的に体位維持と安全性に悪影響を
及ぼすことになる。
【0004】
【発明の開示】本発明は従来の杖使用時に発生するコツ
コツ音や先端移動時杖の持ち上げ中に生ずる姿勢の不安
定な期間ならびに要素を、常に杖先端を床面に摺動的に
移動させることによって抜本的に解決し、体位支持必要
時には使用者の軽い押さえ応力で即時に先端の滑り摺動
作用を解除し、滑りとは逆のブレーキ摩擦作用を強化す
ることを可能とした杖構造を杖先端部の二重構造によっ
て具現化している。
コツ音や先端移動時杖の持ち上げ中に生ずる姿勢の不安
定な期間ならびに要素を、常に杖先端を床面に摺動的に
移動させることによって抜本的に解決し、体位支持必要
時には使用者の軽い押さえ応力で即時に先端の滑り摺動
作用を解除し、滑りとは逆のブレーキ摩擦作用を強化す
ることを可能とした杖構造を杖先端部の二重構造によっ
て具現化している。
【0005】本発明は杖の先端部を中心軸部とその軸部
を囲成する外側部との二重構造とし、中心軸部先端にロ
ーラーまたは他の材料による滑り設計を施し、これを杖
本体内部に可動押し込め得る構造とし、バネを経して本
体に装着している。この中心滑り部はバネ応力を調整す
ることによって、外側部よりの突出度合いを調整し得る
仕組みである。また外側部はゴムまたはエラストマー
等、軟質で摩擦ブレーキ作用の大きな素材で構成し、こ
れを杖本体に装着し、可動的な中心軸部を囲成した構造
である。
を囲成する外側部との二重構造とし、中心軸部先端にロ
ーラーまたは他の材料による滑り設計を施し、これを杖
本体内部に可動押し込め得る構造とし、バネを経して本
体に装着している。この中心滑り部はバネ応力を調整す
ることによって、外側部よりの突出度合いを調整し得る
仕組みである。また外側部はゴムまたはエラストマー
等、軟質で摩擦ブレーキ作用の大きな素材で構成し、こ
れを杖本体に装着し、可動的な中心軸部を囲成した構造
である。
【0006】
【発明の実施するための最良の形態】本発明の実施例を
図において説明すると、次のごとくである。図1は本発
明の実施例を示す杖の先端部断面図であり、図Aにおい
て回転し得るローラー部(1)は本体(2)より小径管
(3)によって上下スライド状に支持され、無負荷時に
はバネ(4)によって外側部(5)より突出している。
中心部ローラー(1)は軸の潤滑性・摩耗性を考慮し、
キャストナイロン等比較的硬い材料が用いられる。
図において説明すると、次のごとくである。図1は本発
明の実施例を示す杖の先端部断面図であり、図Aにおい
て回転し得るローラー部(1)は本体(2)より小径管
(3)によって上下スライド状に支持され、無負荷時に
はバネ(4)によって外側部(5)より突出している。
中心部ローラー(1)は軸の潤滑性・摩耗性を考慮し、
キャストナイロン等比較的硬い材料が用いられる。
【0007】また図Bのごとく、床面摺動時に抵抗の少
ない材料を用い、先端を曲面・球面状に作られている。
バネ(4)は杖を垂直状に保持した場合、杖の自重では
中心先端部のみが接床し、外側部が接床しないよう、突
出状態を維持している。したがって把手部を経した押さ
え荷重によってのみ図Cのごとくバネが押し込まれ、外
側部が接床する仕組みとなっている
ない材料を用い、先端を曲面・球面状に作られている。
バネ(4)は杖を垂直状に保持した場合、杖の自重では
中心先端部のみが接床し、外側部が接床しないよう、突
出状態を維持している。したがって把手部を経した押さ
え荷重によってのみ図Cのごとくバネが押し込まれ、外
側部が接床する仕組みとなっている
【0008】外側部(5)はウレタンゴム・エラストマ
ー等、摩耗に強くかつ摩擦係数の大きな素材で円錐筒・
キャップ状に作られ、杖本体に接合されている。したが
って、杖使用者が把手に体を支持するための応力を加え
た場合、外側部が即接床し、環状縁部で大きなブレーキ
作用を発揮する。
ー等、摩耗に強くかつ摩擦係数の大きな素材で円錐筒・
キャップ状に作られ、杖本体に接合されている。したが
って、杖使用者が把手に体を支持するための応力を加え
た場合、外側部が即接床し、環状縁部で大きなブレーキ
作用を発揮する。
【0009】本実施例では中心軸先端部ローラー構造を
示したが、ローラーを用いることなく、滑り性の良い他
の素材を用い単純な構造としても、その先端をR形状と
すれば摺動滑り移動に問題なく、製品の簡略化・コスト
低減が図られる。
示したが、ローラーを用いることなく、滑り性の良い他
の素材を用い単純な構造としても、その先端をR形状と
すれば摺動滑り移動に問題なく、製品の簡略化・コスト
低減が図られる。
【0010】また歩行補助器の脚部キャスターに本装置
を装着すれば、補助器に体重を架けるのみで即時に自動
的ブレーキ作用が行なえるので使用時の安全性が向上す
る。
を装着すれば、補助器に体重を架けるのみで即時に自動
的ブレーキ作用が行なえるので使用時の安全性が向上す
る。
【0011】
【作 用】本発明によれば移動時に杖を持ち上げること
なく、次の支点まで床面に摺動的に安定した垂直状で静
かに移動が行なえるので、体位支持に要する従来の杖持
ち上げ移動と、この持ち上げに伴う不安定期間ならびに
労力が減少し、更に支持点の滑り防止作用が向上するこ
とにより、歩行補助効果が向上する。
なく、次の支点まで床面に摺動的に安定した垂直状で静
かに移動が行なえるので、体位支持に要する従来の杖持
ち上げ移動と、この持ち上げに伴う不安定期間ならびに
労力が減少し、更に支持点の滑り防止作用が向上するこ
とにより、歩行補助効果が向上する。
【0012】
【発明の効果】杖を持ち上げることなく、静かに容易に
次の支点への垂直支持移動が行なえ、軽い押し応力で即
時に強力な滑り防止作用が行なえるので、歩行補助用具
としての機能と安全性向上効果がある。
次の支点への垂直支持移動が行なえ、軽い押し応力で即
時に強力な滑り防止作用が行なえるので、歩行補助用具
としての機能と安全性向上効果がある。
【0013】
図1Aは本発明の構成を示すローラー付き先端部の断面
図である。Bは球面先端部の突出接床状態を示す断面図
である。Cは突出部が押し込まれ外側部が接床した状態
の断面図である。
図である。Bは球面先端部の突出接床状態を示す断面図
である。Cは突出部が押し込まれ外側部が接床した状態
の断面図である。
図中、1…先端ローラー部、2…杖本体、3…杖本体内
の小径管、4…バネ、5…外側部。」
の小径管、4…バネ、5…外側部。」
Claims (2)
- 【請求項1】 杖の先端部を中心部とこれを囲成する外
側部の二重構造とし、中心部先端を摩擦の少ない硬質材
料または回転ローラー構造とし、この先端部を杖先より
バネを介して突出する構造とし、突出した中心先端部を
囲成する外側部を床面との接触摩擦抵抗値の大なる弾性
素材で構成し、杖本体に装置した歩行補助用杖装置。 - 【請求項2】 キャスター付き脚部が荷重によってキャ
スターを囲成した滑り止め外側ケース内に収容されるよ
う構成した特許請求項1記載の歩行補助器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29573699A JP2001070375A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 歩行補助用杖装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29573699A JP2001070375A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 歩行補助用杖装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001070375A true JP2001070375A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17824514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29573699A Pending JP2001070375A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 歩行補助用杖装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001070375A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014009742A2 (en) * | 2012-07-12 | 2014-01-16 | Nottingham Rehab Limited | Walking frame and foot therefor |
KR101830199B1 (ko) * | 2016-12-02 | 2018-02-21 | 이재하 | 목발의 보행 보조 수단 |
CN114869032A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-08-09 | 吕志珍 | 一种可调节伸缩防滑拐杖 |
-
1999
- 1999-09-08 JP JP29573699A patent/JP2001070375A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014009742A2 (en) * | 2012-07-12 | 2014-01-16 | Nottingham Rehab Limited | Walking frame and foot therefor |
WO2014009742A3 (en) * | 2012-07-12 | 2014-03-20 | Nottingham Rehab Limited | Walking frame and foot therefor |
KR101830199B1 (ko) * | 2016-12-02 | 2018-02-21 | 이재하 | 목발의 보행 보조 수단 |
CN114869032A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-08-09 | 吕志珍 | 一种可调节伸缩防滑拐杖 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0750897B1 (en) | Walker with glide assembly | |
US7665754B2 (en) | Propulsion unit for wheelchairs | |
EP1516609A1 (en) | Wheelchair useable as walking stick | |
US20140261594A1 (en) | Wheeled support cane | |
JP4098800B2 (ja) | 杖 | |
WO2014113981A1 (zh) | 助行器 | |
CA2500896A1 (en) | Glide cap for walker | |
WO2008018114A1 (fr) | Aide à la marche | |
JP5829892B2 (ja) | 歩行補助具の制動装置 | |
KR200457329Y1 (ko) | 핸드브레이크장치를 갖춘 보행보조기 | |
JP2001070375A (ja) | 歩行補助用杖装置 | |
TWI719352B (zh) | 助行器 | |
JP2007244535A (ja) | 杖 | |
KR101900418B1 (ko) | 접어서 부피를 감소시킬 수 있는 보행 보조기 | |
JP2011161210A (ja) | 補助支持脚付き杖 | |
KR20220122135A (ko) | 노약자 보행보조기 | |
US20120260958A1 (en) | Assistive walking cane | |
JP2002078837A (ja) | 室内カーリング用疑似ストーンと該疑似ストーン操作用スティック | |
JP4675507B2 (ja) | 衝撃吸収性に優れた杖 | |
US20230271448A1 (en) | Anti-rolling wheel | |
JP3205612U (ja) | 歩行補助用杖 | |
KR101589940B1 (ko) | 보행 보조장치 | |
US11484102B2 (en) | Walking cane having integral gripping mechanism | |
JP3939284B2 (ja) | 四輪歩行杖 | |
US11583105B2 (en) | Walker device |