JP2001069966A - 細胞分離回収装置 - Google Patents

細胞分離回収装置

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JP2001069966A
JP2001069966A JP24564399A JP24564399A JP2001069966A JP 2001069966 A JP2001069966 A JP 2001069966A JP 24564399 A JP24564399 A JP 24564399A JP 24564399 A JP24564399 A JP 24564399A JP 2001069966 A JP2001069966 A JP 2001069966A
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pressing
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Masaya Sumida
政哉 澄田
Shuji Terajima
修司 寺嶋
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Asahi Medical Co Ltd
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/12Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by pressure
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、細胞回収用の流体を細胞捕
捉手段に流すことによって、捕捉されている細胞を回収
するタイプの細胞分離装置に接続して用いることがで
き、電力等の動力源を使わずに細胞回収手段を押して細
胞回収用の流体を細胞捕捉手段に流し、捕捉されている
細胞を高率に且つ安定して回収することができる装置を
提供することにある。 【解決手段】 細胞捕捉手段1、該細胞捕捉手段に連結
されている細胞回収手段11、12および、該細胞回収
手段に押圧を与える押圧手段18からなる細胞分離回収
装置であって、押圧手段18が圧力伝達手段19と圧力
負荷手段20からなる細胞分離回収装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種細胞液から、特
定の細胞を、細胞捕捉手段に捕捉させた後回収する細胞
分離法に用いる細胞分離回収装置に関する。具体例とし
ては、市販の注射器を用いて細胞回収用流体を当該細胞
捕捉手段に導入する際に、注射器のプランジャーを押す
装置に関する。得られた細胞は造血幹細胞移植療法等、
細胞を用いて行う各種疾病の治療及び免疫学や細胞生物
学等の基礎科学分野で用いることが可能となる。
【0002】
【従来技術】臍帯血幹細胞は、ドナー侵襲皆無の造血幹
細胞移植ソースとして注目を集めており、欧米諸国を中
心にさかんに臨床応用が試みられている。臍帯血幹細胞
は、他の造血幹細胞移植、すなわち、骨髄移植あるいは
末梢血幹細胞移植のようにドナーから採取されてすぐ患
者に移植されることはまれであるので、採取時から使用
時まで保存しておくことが必要である(特に非血縁者間
移植の場合)。臍帯血は凍結保存に際し、解凍後に溶血
する赤血球による副作用を防止し、凍結保存時の体積を
小さくする目的で、有核細胞を分離し、赤血球を除去す
べきであるとされており、現在はほとんどの場合で分離
保存が行われている(南江堂、「末梢血幹細胞移植」、
173ページ)。特公平8−69号公報には、臍帯血を
フィコールハイパキュー法(比重液を用いる遠心分離法
であり、以下これをフィコール法と略す)で分離するた
めのプロトコールの詳細が開示されている。しかしなが
ら、フィコール法は実験室レベルの、非常に煩雑で長時
間を要する操作であるという問題点がある。また、WO
96/17514公報には、ヒドロキシエチルスターチ
を用いて臍帯血中の赤血球を凝集沈降分離し、有核細胞
濃厚液を得るためのバッグシステム、方法及びその方法
により得られた細胞液が開示されている。本法は煩雑な
操作を少なくするという点では従来のフィコール法と比
べ若干の改善となっているが、遠心分離が2回必要であ
るため、やはり長時間作業となる。一方、フィコール法
や赤血球凝集法に代わる造血幹細胞分離法も散見される
ようになった。WO98/32840公報にはフィルタ
ーに捕捉させた回収必要細胞を5mPa・s以上500
mPa・s以下の液体を用いて、回収する方法が開示さ
れている。本法はきわめて単純、短時間の操作であるた
め有用性が高いが、粘度の高い液体を市販の注射器で押
すのは、処理検体数が多い場合、かなりの重労働とな
る。一方、注射器を押す装置(インフュージョンポン
プ)もすでに数多く市販されている。しかしながら、そ
もそも注射器は患者の体内に一定速度で、ゆっくりと薬
液を注入するものであるから、市販のインフュージョン
ポンプもこの用途に使用されるものであり、前述の細胞
回収に用いるという発想はなく、流速もきわめて遅い。
また、動力源が必要という問題点があり、自由に移動し
て用いることはできなかった。ところで、電力等の動力
源を用いずにバネを用いた、いわゆる自動注射器が、特
開平5−245197号公報、特開平7−136263
号公報などで開示されている。しかしながら、これらが
解決しようとする技術課題は、特開平7−136263
号公報に「従来、医療従事者が注射をする場合、注射器
を指で持って注意深く一定の力で薬液の注入を行うよう
にしていたが、指で薬液を人体に注入する操作は、特に
粘度の高い薬液の注入にあっては、大きな押圧力を必要
とするので、注射をする人にとってはかなりの重労働で
あった」と記載されているが如く、「注意深く一定の力
で」が技術課題であり、本願とは全く異なる技術思想で
ある。また、その解決手段も、注射器側に工夫を施した
ものであり、汎用の注射器を用いる方法に関する記載は
一切無い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、細胞
回収用の流体を細胞捕捉手段に流すことによって、捕捉
されている細胞を回収するタイプの細胞分離装置に接続
して用いることができ、電力等の動力源を使わずに細胞
回収手段を押して細胞回収用の流体を細胞捕捉手段に流
し、捕捉されている細胞を高率に且つ安定して回収する
ことができる装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
点を解決すべく、鋭意検討を進めた結果、本発明を完成
するに至った。すなわち本発明は、細胞捕捉手段、該細
胞捕捉手段に連結されている細胞回収手段および、該細
胞回収手段に押圧を与える押圧手段からなる細胞分離回
収装置であって、押圧手段が圧力伝達手段と圧力負荷手
段からなる細胞分離回収装置である。以下、本発明を詳
細に説明する。本発明で言う細胞捕捉手段とは、たとえ
ば回収必要細胞を捕捉する材料を充填した流体流入口と
流体流出口とを有する容器があげられる。ここで、回収
必要細胞を捕捉する材料としては回収必要細胞を実質的
に捕捉できる限り通常用いられている細胞捕捉材であれ
ばいかなる材料も使用できるが、成形性、滅菌性や細胞
毒性が低いという点で好ましいものを例示すると、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル樹
脂、ナイロン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
アクリルアミド、ポリウレタン等の合成高分子、アガロ
ース、セルロース、酢酸セルロース、キチン、キトサ
ン、アルギン酸塩等の天然高分子、ヒドロキシアパタイ
ト、ガラス、アルミナ、チタニア等の無機材料、ステン
レス、チタン、アルミニム等の金属があげられる。ま
た、捕捉材の形状としては、粒状、繊維塊、織布、不織
布、スポンジ状構造体、平板等があげられるが、体積あ
たりの表面積が大きいという点で粒状、繊維塊、織布、
不織布、スポンジ状構造体が好ましく、取り扱い性の点
から、繊維塊、織布、不織布、スポンジ状構造体といっ
た多孔質構造体がさらに好ましく、なかでも不織布、ス
ポンジ状構造体が細胞液の流れ性、製造性の点から最も
好ましい。ここで、回収必要細胞とは分離回収して何ら
かの用途に用いる細胞を言い、具体的には末梢血、骨
髄、臍帯血(臍帯血管から採取されたものだけでなく、
胎盤血管から採取されたものも含む)、リンパ液及びこ
れらに遠心分離等何らかの処理を施したもの、あるいは
各種臓器や組織から抽出した細胞を何らかの液体に再浮
遊させたものに存在する細胞であり、例えば、以下が例
示されるが、これらに限定されるものではない。白血
球、顆粒球、好中球、好塩基球、好酸球、骨髄球、赤芽
球、リンパ球、Tリンパ球、ヘルパーTリンパ球、細胞
傷害性Tリンパ球、サプレッサーTリンパ球、Bリンパ
球、NK細胞、NKT細胞、単球、マクロファージ、樹
状細胞、破骨細胞、骨芽細胞、骨細胞、造血幹/前駆細
胞(以下、造血幹細胞と略す)、線維芽細胞、軟骨芽細
胞、間葉系幹/前駆細胞(stroma stem c
ell)、赤血球、血小板、巨核球。
【0005】本発明で言う細胞回収手段とは押圧により
変形可能で細胞回収用の流体を細胞回収手段から細胞捕
捉手段にむけて排出できるものであればいかなるものも
使用できるが、好ましいものとして、注射器、血液バッ
グがあげられ、注射器が特に好ましい。注射器の場合、
押圧により注射器の外筒に挿入されているプランジャー
を押すことにより流体が排出され、また血液バッグの場
合、押圧によりバッグが押しつぶされることで流体が排
出される。本発明で言う細胞回収手段に押圧を与える押
圧手段は圧力伝達手段と圧力負荷手段からなる。圧力伝
達手段としてはピストン、平板などがあり、圧力負荷手
段としては、例えばコイルばねや板ばねなどの機械ば
ね、圧縮されたガスがあげられる。それぞれの圧力は使
用する細胞捕捉手段の仕様や回収液の種類によって適宜
設定する。ガス圧の場合、一般的には1〜10kgf/
cm である。これにより概ね10〜200cm/m
in程度の線速が得られる。また、圧縮気体の種類とし
ては爆発性、可燃性がなく安価なものが好ましく、空
気、窒素、炭酸ガス、アルゴンなどがあげられる。細胞
回収用の流体とは細胞に悪影響を及ぼすものでなければ
いかなる流体も使用でき、例えば液体では生理食塩水、
D―PBS(ダルベッコリン酸塩緩衝液)、HBSS
(ハンクス液)等の緩衝液、RPMI1640などの培
地があげられる。またこれらの液体には栄養補給、細胞
膜保護、抗凝固作用付与、粘度向上(回収率の向上に有
効な場合がある)等の必要に応じ、デキストラン、ヒド
ロキシエチルデンプン、アルブミン、グロブリン、グル
コース、サッカロース、トレハロース、グロブリン、C
PD(citrate−phosphate−dext
rose)、ACD(acid−citrate−de
xtrose)、EDTA、ヘパリン等を添加してもよ
い。気体としては空気、窒素、炭酸ガス、アルゴンなど
があげられる。また、液体と気体の混合物としてもよ
い。本発明で言う注射器は、一般に市販されている外筒
とプランジャーからなる注射器であればよく、その容量
は使用する細胞捕捉手段の容量等により適宜選択する
が、一般的には5ml〜100mlである。また、その
材質はガラスとプラスチックがあるが、ガラスは破損の
可能性があるためプラスチックが好ましい。プラスチッ
ク注射器の先端の形状はルアーロック口(オス)とスリ
ップ口があるが、固定性の面から、ルアー口がより好ま
しい。なお、本発明による押圧手段は、用途が細胞分離
回収装置に限定されることなく、市販の注射器に接続し
て加圧濾過を行う、いわゆるシリンジフィルターの濾過
の際にも好適に用いることができる。
【0006】
【実施例】以下に実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【実施例1】1.細胞分離装置 容器外寸(縦×横×厚み)41×41×18mmで液体
流出口と液体流入口を対角線上に持つポリカーボネート
製容器の入口側に平均繊維径2.3μmのポリエステル
不織布18枚を、出口側に平均繊維径12μmのポリエ
ステル不織布16枚を充填し細胞捕捉手段とした。な
お、充填密度は0.2g/cm 、有効濾過面積1
2.25cm 、有効濾過長12.4mmであった。
この細胞捕捉手段1の入口側には先端がスパイク2で、
途中に細胞回収バッグ6への分岐を有する三方活栓4を
有するチューブを接続した。また、細胞捕捉手段1の出
口側には途中に三方活栓5を有し、末端がドレインバッ
グ3に接続されるチューブを接続し図1に示す細胞分離
装置とした。 2.原料血液 3種類の約150mlの臍帯血(抗凝固剤28mlを含
む)をそれぞれ3等分して、200ml血液バッグに入
れ、本実施例と後の比較例に用いた。 3.機械バネ式押圧手段 図3に示す機械バネ式押圧手段を作製した。図3におい
て7はバネの力で移動し注射器のプランジャーを押すピ
ストンである。8はバネを伸長させるためのレバーであ
り、これを持ち上げることでバネを伸長させる。また、
伸長状態で固定するロック手段を具備している。9はバ
ネであり、本実施例ではバネ定数0.032kgf、最
大長さ329mm、自由長さ150.4mmの引っ張り
コイルバネ(昌和発条社製SH20−08)を用いた。
10は注射器の外筒を固定する注射器押さえであり、注
射器外筒の突起部がひっかかるようになっており、蝶つ
がいにより開閉可能である。11は注射器のプランジャ
ーであり、12の注射器外筒に嵌合されている。11お
よび12で本発明の細胞回収手段を構成している。な
お、バネが伸長されて固定されている状態で7のピスト
ンに接触している。 4.細胞回収操作 1.で作製した細胞分離装置のスパイク2に2.の臍帯
血入りバッグを接続した。三方活栓4は臍帯血入りバッ
グと細胞捕捉手段のみが連通する方向に、三方活栓5は
細胞捕捉手段とドレインバッグのみが連通する方向にし
て臍帯血を細胞捕捉手段1に落差で通液し、濾過した。
次に三方活栓5に細胞回収手段としてデキストラン40
注(ミドリ十字社製 商品名デキストラン40注−ミド
リ)25mlを入れた30ml注射器(ルアーロック
口)を接続し、三方活栓5は注射器と細胞捕捉手段1の
みが連通する方向にし、三方活栓4は細胞捕捉手段1と
細胞回収バッグ6のみが連通する方向にした。この注射
器付き細胞分離装置を、バネをレバーを用いて引き上げ
伸長状態にしてある(レバーをロック手段に固定)機械
バネ式押圧手段(図3)にセットした。次に、レバーを
ロック手段からはずし、バネの収縮力によりプランジャ
ーに押し付けられているピストン(押し板)を押す(図
4)ことで細胞捕捉手段1に捕捉されている細胞を回収
バッグ6に回収した。 5.分析 白血球数を多項目自動血球分析装置(シスメックス社S
F3000)を用いて測定し、白血球回収率を算出し
た。 6.結果 3種類の臍帯血について行った結果のまとめを表1に示
す。
【表1】
【0007】
【比較例1】実施例1で用いた機械バネ式押圧手段を用
いず、手で注射器のプランジャーを力一杯押す以外は実
施例1と同様な実験を行った。なお、人によるバラツキ
を見るために、操作者をA、B二人で行った。結果のま
とめを表2に示す。
【表2】 白血球回収率についてのまとめを表3に示す。手で押し
て回収した場合、個人差が大きいが、本発明による機械
バネ式押圧手段を用いると平均値も高く、またバラツキ
も小さいことが分かる。
【表3】
【0008】
【実施例2】1.細胞分離装置 実施例1と同様の細胞分離装置を用いた。 2.原料血液 約150mlの臍帯血(抗凝固剤28mlを含む)を3
等分して、それぞれ200ml血液バッグに入れ、本実
施例に用いた。 3.ガス圧式押圧手段 図5に示すガス圧を用いる押圧手段を作製した。図5に
おいて10は注射器の外筒12を固定する注射器押さえ
であり、注射器外筒の突起部がひっかかるようになって
おり、蝶つがいにより開閉可能である。11は注射器の
プランジャーであり、12の注射器外筒に嵌合されてい
る。11および12で本発明の細胞回収手段を構成して
いる。13はボンベであり、本実施例では日本炭酸瓦斯
社製「ブローオフ用CO カートリッジ」(容量74
g)を用いた。14はバルブでありボンベとエアシリン
ダー間の開閉を行う。本実施例ではSMC社製メカニカ
ルバルブVZM450を用いた。15はエアシリンダー
であり注射器のプランジャー11に接触して押すピスト
ン16を具備する。本実施例ではSMC社製エアシリン
ダーCM2B20−100(最高圧力10.2kgf/
cm )を用いた。 4.細胞回収操作 1.で作製した細胞分離装置のスパイクに2.の臍帯血
入りバッグを接続した。三方活栓4は臍帯血入りバッグ
と細胞捕捉手段1のみが連通する方向に、三方活栓5は
細胞捕捉手段とドレインバッグのみが連通する方向にし
て臍帯血を細胞捕捉手段1に落差で通液し、濾過した。
次に細胞回収手段として三方活栓5にデキストラン40
注(ミドリ十字社製 商品名デキストラン40注−ミド
リ)25mlを入れた30ml注射器(ルアーロック
口)を接続し、三方活栓5は注射器と細胞捕捉手段1の
みが連通する方向にし、細胞三方活栓4を細胞捕捉手段
1と細胞回収バッグ6のみが連通する方向にした。この
注射器付き細胞分離装置を、エアシリンダーのピストン
が引かれている状態(ボンベからの回路が閉の状態)に
してあるガス圧式押圧手段(図5)にセットした(図
2)。なお、ボンベの2次圧力は減圧弁17により4k
gf/cm にセットした。次に、バルブ14を使い
ボンベからの回路を開の状態にして、エアシリンダー1
5のピストン16で注射器のプランジャーを押す(図
6)ことで細胞捕捉手段に捕捉されている細胞を回収バ
ッグに回収した。 5.分析 実施例1と同様の分析を行った。 6.結果 同一臍帯血を3分割して行った結果のまとめを表4に示
す。
【表4】 白血球回収率が高値でバラツキも少ないことが分かる。
【0009】
【発明の効果】以上示したように本発明によれば電力等
の動力源を使わずに細胞を高率にかつ安定して回収する
ことができるので、臨床現場での省力化に貢献するとこ
ろ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細胞分離回収装置の模式図である。
【図2】実施例2でガス圧式押圧手段に細胞分離装置を
セットした状態の模式図である。
【図3】実施例1で用いた機械バネ式押圧手段のバネ伸
長状態の模式図である。
【図4】実施例1で用いた機械バネ式押圧手段のバネ収
縮状態(注射器を押した後)の模式図である
【図5】実施例2で用いたガス圧式押圧手段のエアシリ
ンダーにガス圧がかかっていない状態(エアシリンダー
のピストンが引かれている状態)の模式図である。
【図6】実施例2で用いたガス圧式押圧手段のエアシリ
ンダーにガス圧がかかりピストンが押された状態の模式
図である。
【符号の説明】 1 細胞捕捉手段 2 スパイク 3 ドレインバッグ 4 三方活栓 5 三方活栓 6 細胞回収バッグ 7 ピストン(押し板) 8 レバー 9 バネ 10 注射器押さえ 11 注射器(プランジャー) 12 注射器(外筒) 13 ボンベ 14 バルブ 15 エアシリンダー(本体) 16 エアシリンダー(ピストン) 17 減圧弁 18 押圧手段 19 圧力伝達手段 20 圧力負荷手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細胞捕捉手段、該細胞捕捉手段に連結され
    ている細胞回収手段および、該細胞回収手段に押圧を与
    える押圧手段からなる細胞分離回収装置であって、押圧
    手段が圧力伝達手段と圧力負荷手段からなる細胞分離回
    収装置。
  2. 【請求項2】押圧手段がピストンと圧力負荷手段からな
    る請求項1記載の細胞分離回収装置。
  3. 【請求項3】圧力負荷手段が機械バネまたは圧縮された
    ガスである請求項1記載の細胞分離回収装置。
  4. 【請求項4】細胞回収手段が注射器である請求項1〜3
    記載の細胞分離回収装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120457A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Kaneka Corp プライミング装置機能付き細胞分離装置およびそれを用いたプライミング法。
WO2016087972A1 (en) * 2014-12-03 2016-06-09 Bend Research Inc. Disposable cell removal system

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