JP2001069921A - ペット、家畜類の健康フード - Google Patents

ペット、家畜類の健康フード

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JP2001069921A JP28586299A JP28586299A JP2001069921A JP 2001069921 A JP2001069921 A JP 2001069921A JP 28586299 A JP28586299 A JP 28586299A JP 28586299 A JP28586299 A JP 28586299A JP 2001069921 A JP2001069921 A JP 2001069921A
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Shoichi Sano
彰一 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ有用なペット、家畜類の健康フード
を提供する。 【解決手段】 マイタケを含む茸類およびその根茎部、
殊にマイタケの根茎部(マイタケマット)をペット、家
畜類の飼料に混入する。熱水抽出後、その濃縮乾固物を
有機溶剤で抽出してα−アミラーゼインヒビター活性を
有するシラップを得た後、当該抽出物を加熱処理して、
この抽出物をペット、家畜類の飼料に混入しても良い。
ダイエット飼料、抗糖尿用のペット、家畜類の健康フー
ドとして、またその他種々様々な病気の予防、改善に効
果のあるペット、家畜類の健康フードを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茸の子実体ならび
に茸の根茎部、殊にマイタケ子実体およびその根茎部
(通常は非可食部でマイタケマットと称する)をペッ
ト、家畜類のフードに混入して使用する、ペット、家畜
類の健康フードに関する。また、これらのマイタケ類は
熱水抽出後、その濃縮乾固物を有機溶剤で抽出して得ら
れる酵素阻害剤に関し、さらに詳しくはα−アミラーゼ
インヒビター活性を利用する茸、マイタケの子実体およ
び茸根茎部、マイタケマット由来の酵素阻害剤をペッ
ト、家畜類の健康フードに利用するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決すべき課題】ペットや家
畜類も人間と同様、昨今は肥満や糖尿病などの生活習慣
病が見られペットや家畜類を愛育している人にとって、
重大な関心事であり、その防止または解消の必要性が指
摘されている。現在、ダイエット飼料を始め、様々なダ
イエット法が提案されているが、安全かつ有効な抗糖
尿、抗肥満飼料のための有効成分の開発が求められてい
る。
【0003】ペット、家畜類の免疫強化として、ペッ
ト、家畜類の各種病気の予防および便秘改善、糖尿病・
肥満の改善として、その有効なフード・飼料の開発が待
望されている。これらは、マイタケ類の子実体およびマ
イタケマットに含有されているα−アミラーゼインヒビ
ターを初め便秘改善に効果のある食物繊維や免疫強化が
期待できる多糖体を利用することにより、達成されるも
のである。
【0004】一般に、植物の酵素阻害剤は、病原微生物
や害虫から身を守る、由来の防御物質としての役割や、
その組織内に含まれる酵素活性の調整、保護物質などの
機能を持っており、酵素の有るところにはその一方でそ
の阻害剤が存在するものとされている。
【0005】上記のペット、家畜類の肥満の防止の一つ
の手段として、それらに至る生体内の反応に関与する酵
素の活性を阻害する物質を用いることにより、達成し得
る。すなわち、肥満は例えば澱粉のα−アミラーゼによ
る消化を発端としている。従って、これらの酵素の活性
を阻害するα−アミラーゼインヒビターを用いることに
より、上記の目的が達成できると考えられる。具体的に
は、小麦からの抽出物が抗肥満用ダイエット食品として
示されている(白石、化学と生物、27巻、491頁、
1989年)。しかしながら、多くの需要に応えるため
には、より一層有効かつ安全な酵素阻害剤を大量に供給
することが必要であり、その開発が待たれている。
【0006】またさらに、上述のダイエット飼料に加え
て、今日人用に著しく関心の高い病気予防や健康飼料と
しての、茸類殊にマイタケの栽培、使用を考慮したもの
である。現在その使用量は夥しいものがあり、人用にそ
の生または乾燥のマイタケ食品が広く市場に出回ってい
るのに加え、特にその抽出物を健康食品として供給する
ためには、膨大な量のマイタケを使用しなければなら
ず、そのため膨大な量の非可食部分であるマイタケマッ
トを、産業廃棄物として廃棄しているのが実情であり、
その処分に困惑を来しているものである。その推定量
は、栽培量が月に数千tであり、廃棄部分がその約10
分の1の数百tと推測され、その殆どが焼却処分されて
いる現状であり、その新規用途開発が望まれており、当
事者の研究課題になっている。
【0007】本発明者らは、上記の課題を解決すべく、
マイタケ本体ならびに通常廃棄処分とされている、非可
食部分である茸類例えばマイタケの根茎部(マイタケマ
ット)にはα−アミラーゼが、その可食部分よりも多く
に存在することに着目し、従ってこれらのインヒビター
すなわちα−アミラーゼインヒビターも高割合で存在す
るものとの仮定のもと、鋭意検討した結果、ペット、家
畜類の健康フードとして上記目的を達成することができ
たものである。
【0008】またさらに、本発明者らはこれらの抽出物
を加熱処理することにより、なおさらにそのインヒビタ
ー活性が飛躍的に高まることを見いだし、本発明を完成
させたものである。
【0009】このようにして得られたインヒビター活性
区分には食物繊維や多糖体が壊れることなく残されてお
り、これら単独もしくは協力しあって効果が期待できる
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、野生および/または栽培の茸お
よび/またはその根茎部を主成分とするペット、家畜類
の健康フードである。
【0011】また請求項2に記載の発明は、野生および
/または栽培のマイタケおよび/またはその根茎部(マ
イタケマット)を主成分とするペット、家畜類の健康フ
ードである。
【0012】また請求項3に記載の発明は、野生および
/または栽培の茸および/またはその根茎部を熱水抽出
した、当該抽出物を主成分とするペット、家畜類の健康
フードである。
【0013】また請求項4に記載の発明は、野生および
/または栽培のマイタケおよび/またはその根茎部(マ
イタケマット)を熱水抽出した、当該抽出物を主成分と
するペット、家畜類の健康フードである。
【0014】また請求項5に記載の発明は、熱水抽出
後、当該抽出液を濃縮乾固し、次いでメタノール、エタ
ノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
およびその混合物またはそれらと水との混合物から選択
される溶剤を用いて抽出を行うことを特徴とする請求項
1〜4に記載のペット、家畜類の健康フードである。
【0015】また請求項6に記載の発明は、前記抽出後
に当該抽出物を加温ないし加熱処理することを特徴とす
る請求項1〜5に記載のペット、家畜類の健康フードで
ある。
【0016】また請求項7に記載の発明は、前記加熱処
理は50℃〜120℃で、0.5時間〜5時間行われる
ことを特徴とする請求項6に記載のペット、家畜類の健
康フードである。
【0017】また請求項8に記載の発明は、前記飼料を
既存のペットフード及び家畜飼料に混練混入することを
特徴とする請求項1乃至2に記載のペット、家畜類の健
康フードである。
【0018】また請求項9に記載の発明は、前記抽出物
を既存のペットフード及び家畜飼料に添加混入すること
を特徴とする請求項3乃至4に記載のペット、家畜類の
健康フードである。
【0019】また請求項10に記載の発明は、請求項1
〜9に記載の酵素阻害剤を含有するペット、家畜類の健
康フードである。
【0020】また請求項11に記載の発明は、請求項1
〜10に記載の酵素阻害剤を含有する抗肥満ペット、家
畜類の健康フードである。
【0021】また請求項12に記載の発明は、請求項1
〜11に記載の酵素阻害剤を含有する抗糖尿ペット、家
畜類の健康フードである。
【0022】
【発明の実施の形態】一般に、ペット、家畜類の肥満、
糖尿病は、人と同様にみられ、殊に糖尿病は、血糖値の
上昇ならびに尿糖の顕れに(尿検査による)より明らか
になっている。また、その兆候としては、多飲・多尿が
見られる。通常、例えば犬の場合には血糖値の基準値・
正常値としては50〜135位とされており、この血糖
値がこの基準を越え且つ尿糖が顕れた場合には、糖尿病
と診断され治療による改善が必要となってくる。その治
療改善としては、毎日の一定量の運動や炭水化物を抑え
且つタンパク質に富んだ食餌が望まれている。しかしな
がら、改善が見られない場合には、人同様に、インスリ
ン投与(ペット類の種類や大きさなどにより種々様々な
インスリンが考慮される)による治療が必要となる。こ
の発明によるペット、家畜類の健康フードは、日頃の食
餌により、抗肥満・抗糖尿ならびに病気にかかり難いペ
ット、家畜類の体質を作らんとし、更には、種々様々な
病気の改善を図らんとするものである。
【0023】本発明のペット、家畜類の健康フードは、
その主成分として酵素阻害剤を含有するものである。こ
の酵素阻害剤は、野生および/または栽培の茸、あるい
は野生および/または栽培のマイタケおよび/またはそ
の根茎部を使用するものである。また、それらを熱水抽
出後、その濃縮乾固物を有機溶剤で抽出したα−アミラ
ーゼインヒビターから成るものであり、本発明の目的か
ら、本発明の酵素阻害剤には、酵素阻害活性を含有する
あらゆる茸類およびその根茎部からの抽出物が含まれ
る。典型例としては、マイタケが挙げられる。マイタケ
は、その可食部は勿論のこと、その根茎部も、通常は非
可食部でマイタケマットと称されており、上述したよう
に、マイタケにおいては、可食部分よりも非可食部分の
方が高割合で酵素阻害剤活性が有することが判明した。
これらの抽出画分には抗肥満や抗糖尿作用があることが
分かった。
【0024】なおさらに、これらの抽出物を加温、加熱
処理することにより、さらにα−アミラーゼが失活し、
結果的にα−アミラーゼインヒビター活性がさらに高ま
ることが判明した。
【0025】これに鑑み、これらをペット、家畜類のフ
ード・飼料に混入した場合(前記フード・飼料を市販の
フード・飼料に混練混入又は前記抽出物を添加混入)に
は、ペット、家畜類の免疫力の強化につながり、ペッ
ト、家畜類の種々様々な病気の予防や改善に有効な作用
があるものである。
【0026】本発明の酵素阻害剤を含有するペット、家
畜類の健康フードを得るには、野生および/または栽培
の茸、マイタケおよび/またはそれらの根茎部(マイタ
ケの場合はマイタケマットと称されている)をそのまま
で従来のペット、家畜類の飼料に混入して用いる。いず
れも小片に刻み適当な溶剤で抽出しても良い。本発明の
目的には、生の茸類および/またはその根茎部、マイタ
ケマットの他、それらの乾燥品も使用できる。また、抽
出効率を良くするため材料をミキサーなどを用いて粉砕
しても良い。熱水抽出後の抽出溶剤としては、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコールなどのアルコール類が挙げられ、その混合物ま
たはそれらと水との混合物を選択し得る。抽出効率やペ
ット、家畜類への安全性を考慮してエタノールを使用す
ることが好ましい。
【0027】アルコール類の含水度は材料の含水率によ
って異なり、例えば乾燥品を用いた場合、50〜80%
程度のアルコールで抽出できるが、収穫直後の水分含量
の高い茸の根茎部、マイタケマットが原料である場合に
は、無水アルコールで抽出するのが好ましい。材料に対
する抽出溶剤の割合は、材料100gに対して抽出溶剤
300ml〜1000ml程度である。抽出温度、時間
には特に制限はなく、通常室温から抽出溶媒の沸騰温度
の間である。抽出に要する期間も、原料、抽出温度、溶
剤の種類、使用量および溶剤に含まれる水の量などによ
り変化するが、室温の場合、通常1〜10日程度、溶剤
の沸騰温度の場合、数十分ないし数時間、通常1時間程
度で十分である。このようにして抽出した溶液を、ガー
ゼなどで荒く濾過した後、さらに濾紙、ガラスフィルタ
ーなどを使用して濾過し、次いで減圧にて溶媒を溜去す
れば、目的の酵素阻害剤のシラップが得られる。本シラ
ップはそのままもしくは凍結乾燥粉末として、従来のペ
ット、家畜類の飼料に混入すれば良い。
【0028】さらに、上記の抽出物を必要に応じて加温
ないし加熱する。上記の工程によりα−アミラーゼイン
ヒビターは抽出されるが、若干の対応酵素も随伴するの
で、これらの加温ないし加熱によって、熱に不安定な対
応酵素を失活させる。
【0029】なお、前記抽出方法に関する詳細は、本出
願人の平成11年7月30日付け出願の明細書に記載の
通りである。
【0030】本発明の茸、マイタケおよび/またはその
根茎部、マイタケマットから得られたシラップまたは凍
結乾燥粉末を、ペット、家畜類の飼料に混入すれば、そ
のα−アミラーゼインヒビター活性によるダイエット飼
料が得られ、抗肥満飼料や抗糖尿飼料、免疫力強化のペ
ット、家畜類の飼料が得られる。
【0031】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて説明する。実施例1 マイタケマット200gを細かく切断後、これに市販の
ペットフード300gおよび精製水300mlを加えて
ミキシングして混練混入し、ペットの健康フードを得
た。
【0032】実施例2 マイタケマット200gを細かく切断後、エタノール1
lを加え室温に5日間浸漬する。これを濾過し、その濾
液を減圧濃縮し、得られた黄褐色のシラップに精製水1
00mlを加え、50℃、30分加温後再び濾過し、そ
の濾液を減圧濃縮すると目的のシラップ2gが得られ
る。これをペットの飼料100gに添加混入してペット
の健康フードを得た。
【0033】実施例3 マイタケマット200gを細かく切断後、エタノール1
lを加え、40℃の恒温槽に24時間放置後、実施例1
に準じて処理すれば目的のシラップ3gが得られる。こ
れをペットの飼料100gに添加混入してしてペットの
健康フードを得た。
【0034】実施例4 マイタケマット200gを細かく切断後、エタノール1
lを加え、40℃の恒温槽に24時間放置後、濾過し、
その濾液を減圧濃縮し得られたシラップに精製水100
mlに溶解後、透析膜に入れて24時間流水透析を行
う。透析内液を70℃、30分加熱後、減圧下濃縮乾固
すれば目的のシラップ1gが得られる。これをペットの
飼料100gに添加混入してペットの健康フードが得ら
れた。
【0035】試験例1 マイタケマット抽出物のα−ア
ミラーゼインヒビター活性 9本の試験管に水1mlづつを入れ、この最初の試験管
に1mlのα−アミラーゼ(0.5%水溶液、細菌由
来、和光純薬)を加えてよく混合する。その内、1ml
を2番目の試験管に入れて混合し、その1mlをさらに
3番目の試験管に加え混合する。この操作を順次繰り返
し、9本目の試験管までの希釈系列を作る。なお、9本
目の液の1mlは捨てる。水を加えず、アミラーゼ溶液
1mlのみの試験管も用意して0本目とする。以上を氷
水中に冷却しておく。次に各試験管に1%可溶性澱粉液
5mlづつを加え、全部加え終わった後一斉に40°C
の恒温槽に置き、1時間酵素反応を行う。次に試験管を
氷水中に入れて冷却する。冷却後、試験管の高さの80
%程度まで水を加え、この上に0.1Nヨード液1滴を
加えてヨード澱粉反応による呈色(青紫色〜赤色)を見
る。実施例1で得られた抽出液1ml+9mlの溶液を
上記水1mlの代わりに各試験管に入れ、同様に酵素反
応を行い、ヨード澱粉反応による呈色を見る。その結果
は次の表1の通りであった。なお、●はヨード澱粉反応
陽性を、○は陰性を表す。
【0036】
表1加熱処理:80℃、30分 表1に見られるように、マット部は可食部に比べてα−
アミラーゼインヒビター活性が高い。また加熱によりα
−アミラーゼインヒビター活性は上昇する。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイタ
ケを含む茸類の子実体に加え、主に、通常その殆どが大
量に焼却、廃棄処分とされる茸の根茎部および/または
マイタケマットを利用するので、現況の社会的要請や産
業行政に合致するものである。また、これらの抽出液に
含まれるα−アミラーゼインヒビター活性の利用によ
り、ペットや家畜類の肥満や糖尿病を抑止する作用を効
ずることが可能で、更にまた、免疫力の強化された種々
様々な病気の予防や改善に有効な、広くペット、家畜類
の健康フードとして利用することができる効果がある。
【0038】また、請求項1の発明によれば、野生およ
び/または栽培の茸および/またはその根茎部を主成分
とするペット、家畜類の健康フードであるので、広く、
野生および/または栽培の茸の根茎部も利用することが
でき、茸由来の成分を含有するペット、家畜類の健康フ
ードを得ることができ、上記の効果がある。
【0039】また、請求項2の発明によれば、野生およ
び/または栽培のマイタケおよび/またはその根茎部
(マイタケマット)を主成分とするペット、家畜類の健
康フードであるので、広く、野生および/または栽培の
マイタケのマットも利用することができ、マイタケ由来
の成分を含有するペット、家畜類の健康フードを得るこ
とができ、上記の効果がある。
【0040】また、請求項3の発明によれば、野生およ
び/または栽培の茸および/またはその根茎部を熱水抽
出した、当該抽出物を主成分とするペット、家畜類の健
康フードであるので、広く、野生および/または栽培の
マイタケの根茎部も利用することができ、熱水抽出した
α−アミラーゼインヒビターから成る酵素阻害剤含有の
ペット、家畜類の健康フードを得ることができ、上記の
効果がある。
【0041】また、請求項4の発明によれば、野生およ
び/または栽培のマイタケおよび/またはその根茎部
(マイタケマット)を熱水抽出した、当該抽出物を主成
分とするペット、家畜類の健康フードであるので、広
く、野生および/または栽培のマイタケの根茎部も利用
することができ、マイタケ由来のα−アミラーゼインヒ
ビターから成る酵素阻害剤含有のペット、家畜類の健康
フードを得ることができ、上記の効果がある。
【0042】また請求項5に記載の発明は、熱水抽出
後、当該抽出液を濃縮乾固し、次いでメタノール、エタ
ノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
およびその混合物またはそれらと水との混合物から選択
される溶剤を用いて抽出を行うことを特徴とする請求項
1〜4に記載のペット、家畜類の健康フードであるの
で、その抽出がより適切に行われ、上記の効果がある。
【0043】また請求項6に記載の発明は、前記抽出後
に当該抽出物を加温ないし加熱処理することを特徴とす
る請求項1〜5に記載のペット、家畜類の健康フードで
あるので、対応酵素をより失活させることができ、上記
の効果がある。
【0044】また請求項7に記載の発明は、前記加熱処
理は50℃〜120℃で、0.5時間〜5時間行われる
ことを特徴とする請求項6に記載のペット、家畜類の健
康フードであるので、対応酵素をより適切且つ確実に失
活させることができ、上記の効果がある。
【0045】また請求項8に記載の発明は、前記飼料を
既存のペットフード及び家畜飼料に混練混入することを
特徴とする請求項1乃至2に記載のペット、家畜類の健
康フードであるので、手軽に市販のペットフードや家畜
飼料に上記の作用効果を付与することが出来る効果があ
る。
【0046】また請求項9に記載の発明は、前記抽出物
を既存のペットフード及び家畜飼料に添加混入すること
を特徴とする請求項3乃至4に記載のペット、家畜類の
健康フードであるので、手軽且つ確実に市販のペットフ
ードや家畜飼料に上記の作用効果を付与することが出来
る効果がある。
【0047】また請求項10に記載の発明は、請求項1
〜9に記載の酵素阻害剤を含有するペット、家畜類の健
康フードであるので、広く免疫力を強化して、ペット、
家畜類の病気予防や病気改善に効果がある。
【0048】また請求項11に記載の発明は、請求項1
〜10に記載の酵素阻害剤を含有する抗肥満ペット、家
畜類の健康フードであるので、適切なダイエット作用が
あるダイエット飼料が得られる効果がある。
【0049】また請求項12に記載の発明は、請求項1
〜11に記載の酵素阻害剤を含有する抗糖尿ペット、家
畜類の健康フードであるので、適切な抗糖尿作用がある
抗糖尿飼料が得られる効果がある。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野生および/または栽培の茸および/ま
    たはその根茎部を主成分とするペット、家畜類の健康フ
    ード。
  2. 【請求項2】 野生および/または栽培のマイタケおよ
    び/またはその根茎部(マイタケマット)を主成分とす
    るペット、家畜類の健康フード。
  3. 【請求項3】 野生および/または栽培の茸および/ま
    たはその根茎部を熱水抽出した、当該抽出物を主成分と
    するペット、家畜類の健康フード。
  4. 【請求項4】 野生および/または栽培のマイタケおよ
    び/またはその根茎部(マイタケマット)を熱水抽出し
    た、当該抽出物を主成分とするペット、家畜類の健康フ
    ード。
  5. 【請求項5】 熱水抽出後、当該抽出液を濃縮乾固し、
    次いでメタノール、エタノール、プロピルアルコール、
    イソプロピルアルコールおよびその混合物またはそれら
    と水との混合物から選択される溶剤を用いて抽出を行う
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載のペット、家畜類
    の健康フード。
  6. 【請求項6】 前記抽出後に当該抽出物を加温ないし加
    熱処理することを特徴とする請求項1〜5に記載のペッ
    ト、家畜類の健康フード。
  7. 【請求項7】 前記加熱処理は50℃〜120℃で、
    0.5時間〜5時間行われることを特徴とする請求項6
    に記載のペット、家畜類の健康フード。
  8. 【請求項8】 前記飼料を既存のペットフード及び家畜
    飼料に混練混入することを特徴とする請求項1乃至2に
    記載のペット、家畜類の健康フード。
  9. 【請求項9】 前記抽出物を既存のペットフード及び家
    畜飼料に添加混入することを特徴とする請求項3乃至4
    に記載のペット、家畜類の健康フード。
  10. 【請求項10】請求項1〜9に記載の酵素阻害剤を含有
    するペット、家畜類の健康フード。
  11. 【請求項11】請求項1〜10に記載の酵素阻害剤を含
    有する抗肥満ペット、家畜類の健康フード。
  12. 【請求項12】請求項1〜11に記載の酵素阻害剤を含
    有する抗糖尿ペット、家畜類の健康フード。
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