JP2001069702A - モータ用磁石、モータ、回転体装置、及びモータ用磁石の製造方法 - Google Patents

モータ用磁石、モータ、回転体装置、及びモータ用磁石の製造方法

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JP2001069702A
JP2001069702A JP23655099A JP23655099A JP2001069702A JP 2001069702 A JP2001069702 A JP 2001069702A JP 23655099 A JP23655099 A JP 23655099A JP 23655099 A JP23655099 A JP 23655099A JP 2001069702 A JP2001069702 A JP 2001069702A
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pole
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cuts
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Koji Nitori
幸司 似鳥
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Naoki Kawada
直樹 川和田
Atsushi Ota
敦司 太田
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周面の変位に伴うN極とS極との切り替わり
がおだやかで、ロータを回転ムラを少なく回転でき、低
廉に製造可能なモータ用磁石を提供すること。 【解決手段】 円筒形状であって、その周面周り方向に
N極とS極とが交互に配置形成されており、N極とS極
との境界部32’には、それぞれ、内周面32dと外周
面32e側から側から切り込み32b,32cが形成さ
れているモータ用磁石32。切り込み32b,32cを
入れた円筒形状に形成した磁石部材に、その周面に対向
配置した着磁ヨークで着磁することにより、N極とS極
の境界部32’の磁力を弱めて製造することが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ用磁石、モ
ータ、回転体装置、及びモータ用磁石の製造方法に関
し、更に詳細には、磁石の周面の変位に伴うN極とS極
との切り替わりがおだやかで、ロータを回転ムラを少な
く回転でき、低廉に製造可能なモータ用磁石、モータ、
及び回転体装置、及びモータ用磁石の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、円柱又は円筒状であって、そ
の端面又は周面に周面周り方向にN極とS極とが交互に
形成された磁石(モータ用磁石、以下磁石)は、ハード
ディスクドライブ等の各種ディスク装置、プリンタ等の
回転多面鏡装置、その他の、回転体装置のモータに使用
されている。図8はこのような従来技術の磁石を示す図
であって、(a)は磁石の磁極のようすを示すものであ
り、(b)は(a)に示す磁石の周面における磁力分布
の、周回方向の変化を示すグラフである。従来技術の磁
石132は、図8(a)に示すように、円柱又は円筒形
状であって、その周面周り方向(図中矢印A方向)にN
極とS極とが交互に配置形成されたものである。N極と
S極との境界部132’は、磁石132の軸線X方向に
対して平行に形成されている。この磁石132は、モー
タのロータ及びステータのうちの一方にロータの回転と
同軸に固定されて使用される。モータのロータ及びステ
ータのうちの他方には、複数のコイルが磁石132と対
向するように固定されており、これらのコイルによって
回転磁界が形成されるようになっている。そして、この
コイルによって形成される回転磁界によって磁石132
がその軸線周り方向に付勢され、ロータが回転されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述のような磁
石132においては、図8(b)に示すように、回転に
従ってコイルとの対向位置のN極とS極とが急激に入れ
替わる。そのためモータに用いた場合に、磁石132と
コイルとの吸着と反発が急激に発生するため、ロータの
回転の回転ムラ(コギング)がおこる問題点がある。こ
の回転ムラを低減するために、従来より、近似サイン着
磁やスキュー着磁等の着磁方法により、円柱状や円筒状
に成形した磁石部材に、N極とS極との境界部が磁石部
材の軸線方向と平行にならないように着磁する技術があ
る。
【0004】図9は近似サイン着磁により着磁された磁
石の周面における磁力分布の、周面周り方向の変化を示
すグラフである。近似サイン着磁された磁石では、図8
に示す磁石と同様に、周面は、周面周り方向にN極とS
極とが交互に配置形成され、N極とS極との境界部は、
磁石の軸線X方向に対して平行に形成されている。しか
し、周面の磁力分布は、図9に示すように、周面周り方
向における変位に伴って略サイン曲線状に変化し、N極
とS極とはなだらかに切り替わる。
【0005】また、図10はスキュー着磁により着磁さ
れた磁石を示す図であって、(a)はスキュー着磁によ
り着磁された磁石の磁極のようすを示すものであり、
(b)は(a)に示す磁石の周面における磁力分布の、
周面周り方向の変化を示すグラフである。スキュー着磁
によると、磁石332は、図10(a)に示すように、
周面においてN極とS極との境界部332’が軸線Xに
対して斜めになるように着磁される。そのため、図10
(b)に示すように、この磁石332の周面の磁力分布
は、周面周り方向における変位に伴って、N極とS極と
所定の変位の間毎にゆっくりと切り替わる。
【0006】しかし、図9や図10に示すような従来技
術の磁石は、いずれも、特殊な着磁ヨークを用いて着磁
をする必要があるため、コストが高騰する欠点がある。
【0007】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたもので、周面の変位に伴うN極とS極との
切り替わりがおだやかで、低廉に製造可能なモータ用磁
石を提供することを第1の目的とする。また、本発明
は、ロータの回転ムラが少なく、低廉に製造可能な、モ
ータ、及び回転体装置を提供することを第2の目的とす
る。更に、本発明は、周面の変位に伴うN極とS極との
切り替わりがおだやかなモータ用磁石を低廉に製造可能
な、モータ用磁石の製造方法を提供することを第3の目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、円柱又は円筒
形状であって、その周面周り方向にN極とS極とが交互
に連続して配置形成されたモータ用磁石であって、周面
及び端面のうちの少なくとも1つの面における前記N極
と前記S極との境界部の全てに、該境界部を切り欠く切
り込みが形成されているモータ用磁石を提供することに
より、前記第1の目的を達成する。上記本発明のモータ
用磁石は、前記N極と前記S極とが、それらどうしの前
記境界部が軸線に対して傾斜するように、着磁されてい
るものとすることができる。
【0009】また、本発明は、ロータ部と、前記ロータ
部を回転可能に支持するステータ部とを備え、前記ロー
タ部及び前記ステータ部のうちの一方に、前記本発明の
モータ用磁石が、前記ロータ部の回転軸線と同軸に固定
され、前記ロータ部及び前記ステータ部のうちの他方
に、前記モータ用磁石を付勢して前記一方を回転させる
回転磁界を形成する複数のコイルが固定されるモータを
提供することにより、前記第2の目的を達成する。
【0010】また、本発明は、前記本発明のモータと、
前記モータにより回転される回転体とを備える回転体装
置を提供することにより、前記第2の目的を達成する。
【0011】本発明は、周面及び端面のうちの少なくと
も1つの面を共通して切り欠く複数の切り込みを有する
円柱状の磁石部材を製造する磁石部材製造行程と、前記
磁石部材製造行程において製造された前記磁石部材に、
前記切り込みによって切り欠かれた前記1つの面側か
ら、前記切り込みを境界として、N極とS極とを交互に
着磁形成させる着磁行程とを含むモータ用磁石の製造方
法を提供することにより、前記第3の目的を達成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明のモータ用磁石の一実施形態を示す概略斜視図であ
る。
【0013】本実施形態のモータ用磁石(以下磁石)3
2は、円柱状の中空部32aを有し該中空部32aが両
端部に開放された円筒形状である。この磁石32は、磁
石材料としてマグネタイトを含む天然磁石、クロム鋼、
高コバルト鋼(KS鋼)等を含む金属磁石、アルニコ
(MK鋼)、Baフェライト、Srフェライト、Pbフ
ェライト、コバルトフェライト、サマリウムコバルト、
ネオジウム鉄ボロンを含むセラミックス磁石等、の従来
より公知の磁石を特に制限することなく用いることがで
きる。そしてこの磁石32の各端部には、それぞれ、磁
石32の内周面32dと外周面32eとの間を亘る切り
込み32b,32cが放射状に円周等分複数箇所に形成
されている。そして、磁石32の内周面32dと外周面
32eとが、これらの切り込み32b,32cによって
切り欠かれている。これらの切り込み32b,32c
は、一方の端部の切り込み32bと他方の端部の切り込
み32cとが、周回り方向(図中矢印A方向)の位置が
同じになるように形成されている。そのため、一方の端
部の各切り込み32bそれぞれと、これらの各切り込み
32bに対応する他方の端部の切り込み(各切り込み3
2bと周回り方向の位置の等しい切り込み)32cとに
よって、磁石32が、軸線Xと平行に、各端部の切り込
み32b,32cと同数の領域に区分されるようになっ
ている。磁石32b,32cの内周面32d及び外周面
32eは、切り込み32b,32cに区分される各領域
の境界部において、切り込み32b,32dによって切
り欠かれて面積が縮小されている。
【0014】そして、一方の端部の各切り込み32bと
それらの切り込み32bに対向する他方の端部の切り込
み32cとによって区分形成される領域それぞれに、N
極とS極とが磁石32の周回り方向に交互に形成されて
いる。その結果、この磁石32の内周面32d及び外周
面32eには、N極とS極とが周面周り方向に交互に形
成されている。N極とS極との境界部32’は、軸線X
と平行に形成されている。
【0015】次に、上述の実施形態の磁石32の製造方
法であって、本発明の磁石の製造方法の一例について説
明する。図2は、上述の本実施形態の磁石32の製造の
行程を示す概略説明図である。まず、従来同様に、磁石
材料と必要に応じてバインダ等の他の材料とを用いて、
各材料に応じた手法によって形成された、円筒状の磁石
部材の原部材M’を用意する(図2(a))。この原部
材は、従来より円筒状の磁石を製造する場合に着磁前の
部材(磁石部材)として使用されるものであり、クロム
鋼や高コバルト鋼等では焼入硬化法による鍛造、アルニ
コやMK鋼等の鍛造磁石では析出硬化法による鍛造、ア
ルニコや希土類磁石、フェライト磁石等では焼結、希土
類粉末とプラスチックとではプラスチック成形、希土類
粉末とゴムではゴム形成等、材料に応じた従来より公知
の手法により形成されたものを特に制限することなくを
採用する。
【0016】そして、円筒状の原部材M’の、各端部そ
れぞれに、原部材M’の内周面32dと外周面32eと
の間を亘る切り込み32b,32dを放射状に複数形成
して磁石部材Mを形成する。これらの切り込み32b,
32cは、一方の端部の切り込み32bと他方の端部の
切り込み32cとが、周回り方向の位置が同じになるよ
うに形成する(磁石部材製造工程)(図2(b))。こ
のとき、一方の端部の切り込み32bどうし、及び他方
の端部の切り込み32cどうしは、すべて等間隔となる
ように形成することが好ましい。円筒状の原部材M’に
切り込み32b,32cを形成する手法としては、エン
ドミル等を用いて切削加工により切り込み32b,32
cを切削形成する手法を採用することができる。
【0017】上述の磁石部材製造工程によって、一方の
端部の各切り込み32bそれぞれと、これらの各切り込
み32bに対応する他方の端部の切り込み(各切り込み
32bと周回り方向の位置が等しい切り込み)32cと
で、磁石部材Mが、軸線X方向に平行に、各端の切り込
み32b,32dと同数の領域に区分される。また、切
り込み32b,32dは、内周面と外周面との間を亘っ
ているため、この内周面32dと外周面32eとは、切
り込み32b,32cによって切り欠かれ、切り込み3
2b,32cによって区分される領域の境界部において
縮小され、切り込み32b,32cの入っていない状態
よりも面積が小さくなっている。また、一方の端部側の
端面は、区分される領域の境界部が、切り込み32bに
よってアキシャル方向(磁石部材Mの厚み方向)の中心
側へ後退しており、この端面を形成する平面上の面積
(アキシャル方向の最も外方の平面の面積)は、切り込
み32bの入っていない状態よりも減少されている。他
方の端部側の端面は、区分される領域の境界部が、切り
込み32cによってアキシャル方向の中心側へ後退して
おり、この端面を形成する平面上の面積(アキシャル方
向の最も外方の平面の面積)は、切り込み32cの入っ
ていない状態よりも減少されている。
【0018】続いて、磁石部材製造行程において切り込
み32b,32cを形成された磁石部材Mの内周面それ
ぞれに対向させ磁石部材Mを間にして、磁石部材Mに着
磁を行う着磁装置の着磁ヨークYを配置する。この着磁
ヨークYは、着磁のための鉄心Y’が、切り込み32
b,32dで形成される区分に対向し、磁石部材Mの隣
接する区分どうし間で異なる極を着磁するように、配置
する。そして、区分毎に交互にN極とS極とを着磁させ
る(着磁行程)(図2(c))。このとき、磁石部材M
では、着磁ヨークYに近接する外周面32e及び内周面
32dの面積が、一方の端部の切り込み32bと他方の
端部の切り込み32cとを結ぶ部分で減少されている。
従って、切り込み32b,32cにより形成される各区
分の境界部では着磁が弱くなり、着磁によって、N極と
S極との境界部での磁力は弱くなる。この着磁行程によ
って、円筒形状であって、その内周面32d及び外周面
32eには、周面周り方向にN極とS極とが交互に配置
形成されており、N極とS極との境界部32’には、そ
れぞれ、同一の端部側から切り込み32b,32dが形
成されている磁石32が製造され(図2(d))、本実
施形態の磁石の製造が終了する。
【0019】図3は、上述の磁石の製造方法によって製
造された本実施形態の磁石32の、外周面32e及び内
周面32dにおける磁力分布の、周面周り方向の変化を
示すグラフである。この図3に示すように、上述の本実
施形態の磁石の製造方法によって製造された本実施形態
の磁石32では、N極とS極とが外周面32e及び内周
面32dにおいて、周面周り方向に、交互にN極とS極
とが配置され、且つN極とS極との境界部32’におい
て、磁力が弱くなっている。従って、周面の変位に伴う
N極とS極との切り替わりがおだやかである。
【0020】このように、本実施形態の磁石32では、
磁石32の各端部それぞれに、磁石32の内周面32d
と外周面32eとの間を亘る切り込み32b,32cが
放射状に複数形成されており、一方の端部の切り込み3
2bと他方の端部の切り込み32cとが、周回り方向の
位置が同じになるように形成されている。従って、一方
の端部の切り込み32bそれぞれとこれらの各切り込み
32bに対応する他方の端部の切り込み32cとによっ
て区分形成される領域それぞれに、従来同様の着磁ヨー
クYを用いて外周面32e側や内周面32d側からN極
とS極とを軸線周り方向に交互に着磁して磁極を形成す
ることができる。本実施形態の磁石32では、磁石32
の内周面32dと外周面32eとの間を亘る切り込み3
2b,32dが両端面側から互いに周回り方向の位置が
同じになるように複数形成され、内周面32d及び外周
面32eの面積が、切り込み32b,32dによって区
分形成される領域の境界部32’において減少されてい
る。従って、着磁装置の着磁ヨークYを内周面32dや
外周面32eに対向させて配置して切り込み32b,3
2cによる区分毎にN極とS極とを交互に着磁して本実
施形態の磁石32を形成することにより、N極とS極と
の境界部32’の磁力を弱く形成することができる。そ
して、周面周り方向の変位におけるN極とS極との切り
替わりをおだやかにすることができる。
【0021】本実施形態の磁石の製造方法では、磁石部
材製造工程によって、円筒状の原部材M’の、各端面そ
れぞれに予め原部材M’の内周面と外周面との間を亘る
切り込み32b,32dを、各端部それぞれの切り込み
32b,32dどうしが周回り方向の同一位置となるよ
うに形成した後、この切り込み32b,32dによって
区分形成される領域毎にN極とS極とが周回り方向に交
互となるように着磁する。従って、本実施形態の磁石の
製造方法によると、磁石部材MのN極とS極との境界部
において面積の狭くなっている内周面32dや外周面3
2eに着磁ヨークYを対向させて着磁することによっ
て、境界部における着磁ヨークY近接面(内周面32d
又は外周面32e)の面積が狭くなり、磁石部材Mの境
界部における着磁ヨークYによる着磁が弱くなる。従っ
て、N極とS極の境界部32’において磁力が弱く、周
面周り方向の変位におけるN極とS極との切り替わりの
穏やかな磁石32を製造することができる。また、本実
施形態の磁石の製造方法によれば、磁石部材製造工程に
よって、予め円筒状の各端面それぞれに切り込み32
b,32cを形成してN極及びS極の境界部の被着磁力
を弱めた磁石部材Mを用いている。従って、特殊な着磁
ヨークを用いる必要がなく、磁石の製造のためのコスト
を極端に高騰させることなく、N極とS極の境界部3
2’において磁力が弱く、周面周り方向の変位における
N極とS極との切り替わりの穏やかな磁石32を製造す
ることができる。
【0022】次に、本発明のモータの一実施形態とし
て、上述の磁石32を用いたモータについて説明する。
図4は本発明のモータの一実施形態の構成を示す断面図
である。
【0023】本実施形態のモータは、図4に示すよう
に、中空部である支持穴11aを有する外筒部材として
のステータ部10と、このステータ部10の支持穴11
a内においてステータ部10に対して相対的に回転可能
に配設される柱状部材としてのシャフト21を有し、ハ
ードディスクを担持するロータ部20と、ロータ部20
をステータ部10に支持された状態で回転させるモータ
部30とを備えている。
【0024】ロータ部20は、前記シャフト21と、一
端が閉塞されて閉塞面22aが形成された円筒状部材2
2とを備えており、シャフト21は、円筒状部材22の
閉塞面22aに一端を固定され、円筒状部材22の内側
に円筒状部材22と同軸に配置されている。シャフト2
1は、軸線方向の略中央部に、全周に亘ってラジアル方
向に張出形成されたプレート部23を有しており、この
プレート部23のラジアル方向に広がる平面(ラジアル
面)には、スラスト方向の動圧を発生させる動圧発生手
段としてのへリングボーン溝25b,25cが形成され
ている。また、シャフト21の、円筒状部材22の閉塞
面22aに固定されていない側の端の近傍の外周面に
は、ラジアル方向の動圧を発生させる動圧発生手段とし
て、シャフト21の全周を巡る2列の斜線状の溝25a
が形成されている。
【0025】円筒状部材22周端部(閉塞面22aと逆
側の開放された端部)は、外方へむけてラジアル方向に
張り出しており、円筒状部材22の外周と、この周端部
上とに複数枚のハードディスクが円筒状部材22と同軸
固定されるようになっている。
【0026】ステータ部10は、一端面の側から軸線方
向に支持穴11aが形成された円柱状のステータ本体1
1と、このステータ本体の前記一端面の近傍において支
持穴に嵌合される係止リング12とを備えている。ステ
ータ本体11の支持穴11aは、支持穴11aの底側か
らステータ本体11の一端側へいく順番に、最も径の小
さい底部11b、底部11bよりも大きな径の中間部1
1c、中間部11cよりも大きな径で外部に連通する開
放部11dと、3段階に径が大きくなる円柱状に形成さ
れている。係止リング12は、中央に孔を有する円板形
状であり、支持穴11aの開放部11dに嵌着されてい
る。
【0027】そして支持穴11aに、ロータ部20のシ
ャフト21が、閉塞面22aに固定されていない側の端
部を底部11b側にして装着され、係止リング12の孔
を貫通している。ロータ部20のプレート部23は中間
部11c内に配置されている。この結果、ロータ部20
はステータ部10によって、ステータ部10対して、回
転自在に支持されている。支持穴11aにおいて、シャ
フト21とステータ本体11との間には潤滑用でありま
た動圧発生のための流体としてのオイルが満たされてい
る。
【0028】モータ部30は、ステータ本体11の外周
壁に固着され通電によりこの外周壁の周囲を回る回転磁
界を形成する固定子コイル31と、円筒状部材22の内
周壁に円筒状部材22と同軸に固定された上述の実施形
態の磁石32とを備えている。磁石32は、固定子コイ
ル31によって形成される回転磁界とスラスト方向位置
が同じになるように配置されており、通電された固定子
コイル31によって回転磁界が形成されると、この回転
磁界によって磁石が付勢され、ロータ部20が一定の方
向に回転されるようになっている。そして、ロータ部2
0が回転すると、へリングボーン溝25b,25cによ
って、プレート23のラジアル面と、係止リング12及
びステータ本体11の対向部との間にオイルが巻き込ま
れてスラスト方向の動圧が発生し、また、2列の斜線状
の溝25aによって、シャフト21の閉塞面22aに固
定されていない側の端の近傍の外周面とステータ部10
との対向部にオイルが巻き込まれてラジアル方向の動圧
が発生するようになっている。
【0029】そして、低速回転時には、ロータ部20は
ステータ本体11に摺接しながら回転し、オイルを押し
分けながら回転する。回転が高速になるに従って、ロー
タ部20とステータ本体11との間においては、動圧発
生溝25a,25b,25cにより発生する流体動圧が
増加し、所定以上の回転速度では、流体動圧によりロー
タ部20がステータ部材から浮上し、ステータ部10と
非接触の状態で回転する。
【0030】本実施形態のモータは、ロータマグネット
として上述の本実施形態の磁石32を採用しているの
で、回転時のロータの回転ムラ(コギング)が少なく、
かつ低廉に製造することが可能である。
【0031】次に本発明の回転体装置の一実施形態とし
て、上述のモータを採用した回転体装置について説明す
る。図5は本発明の回転体装置の一実施形態としてのハ
ードディスクドライブを示す図であり、(a)は斜視
図、(b)は軸線方向断面図である。図5に示すよう
に、この回転体装置(ハードディスクドライブ)は、上
述した本実施形態のモータ1を備えており、モータ1の
ステータ本体11の他端面(支持穴11aの形成されて
いない側の面)側がハードディスクドライブのフレーム
Fに嵌め込み固定されるようになっている。そして円筒
状部材22の周縁部にハードディスク80が支持されて
シャフト21と共に回転されるようになっている。
【0032】本実施形態のハードディスクドライブで
は、上述の本実施形態のモータ1のロータ部20によっ
てハードディスク80を担持回転させる。そのため、低
廉なコストで製造し、ロータ部20及びハードディスク
の回転ムラを少なく抑えることができる。そして、記録
密度の大きなディスクについても高い信頼性で書き込み
や読み出しを行うことが可能である。
【0033】尚、本発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て適宜変更が可能である。例えば、上述の実施形態で
は、切り込み32b,32dは磁石32の2つの端面の
両方に形成されているが、一方の端部及び他方の端部の
いずれかのみに切り込みが形成された磁石とすることも
できる。この場合は、この切り込みから軸線Xと平行に
または軸線Xに傾斜状に区分した領域毎にN極とS極を
着磁することによって、内周面32d及び外周面32e
の面積がN極とS極との境界部32dにおいて減少し、
着磁による磁力が弱くなり、ある程度上述の実施形態と
同様の効果を得ることができる。ただし、切り込みを両
方の端部に形成した方が、内周面32d及び外周面32
eの着磁力が境界部において、より減少するため、好ま
しい。
【0034】また、上述の実施形態及び変形例の磁石3
2では、全ての境界部32’が、一端部の切り込み32
bと他端部の切り込み32cの両方によって切り欠かれ
ているが、全ての境界部に、切り込み32bと切り込み
32cとのうち少なくともいずれか一方が形成されてい
れば、内周面32dや外周面32eの面積が全ての境界
部32’において減少され、着磁による磁力が少なくな
り、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、1つおきまたは2つおきの各境界部32’に一
端部の切り込み32bが形成され、残りの境界部32’
には他端部の切り込み32cが形成されていてもよい。
また、一端部の切り込み32bを形成する境界部32’
をランダムに決定し他の境界部32’には他端部の切り
込みを形成してもよい。このような例として、各境界部
32’のうち2つおきに一端部の切り込み32bを形成
し残りに他端部の切り込み32cを形成した磁石を図6
に示す。
【0035】上述の実施形態及び各変形例の磁石32に
おいては、切り込みが各端部に8個ずつ形成されて多極
磁石となっているが、切り込みの数はこれに限られるも
のではなく、2個以上であればよい。そして、磁石は2
極磁石でも多極磁石であってもよい。
【0036】上述の実施形態及び各変形例の磁石32に
おいては、一方の端部の切り込み32bと他方の端部の
切り込み32cとによって軸線xと平行に区切られた区
分にN極とS極とが着磁されているが、境界部が軸線に
対して傾斜するように区切った区分に着磁して、N極と
S極とが、それらどうしの境界部が軸線に対して傾斜す
るように着磁されている、いわゆるスキュー着磁された
磁石とすることもできる。この場合、一方の端部の切り
込みと他方の端部の切り込みとは、周回り方向の位置が
同じになるように形成されていても、一方の端部の切り
込みに対して他方の端部の切り込みが所定角度分ずつ周
回り方向にずれて形成されていてもよい。このようにス
キュー着磁された磁石の場合は、製造にスキュー着磁用
のヨークが必要となるが、スキュー着磁と、切り込みに
よるN極とS極との境界部の着磁力の減少とによって、
周面周り方向の変位におけるN極とS極との切り替わり
を一層おだやかにすることが可能である。
【0037】上述の実施形態及び各変形例のモータ1で
は、固定子コイル31は磁石32の内周面32dに対向
配置されているが、外周面32eに対向配置させたアウ
ターロータ式のモータとすることもできる。また、固定
子コイル31を磁石32の端面と対向配置したアキシャ
ルギャップ式のモータ1とすることもできる。この場
合、回転磁界を形成する固定子コイル31と磁石32と
の距離が切り込み32b,32cによってN極とS極と
の境界部32’で大きくなるため、この点からも、N極
とS極との境界部32’における磁力が弱まり、一層回
転ムラを減少することができる。
【0038】上述の実施形態及び変形例の磁石32で
は、切り込み32b,32cは、それぞれ一方の端部又
は他方の端部を亘って内周面32dと外周面32eの両
方を切り欠くように形成されているが、切り込み32
b,32cが一方の端部や他方の端部の途中まで形成さ
れ、切り込み32b,32cによって内周面32dと外
周面32eのうちの一方のみが切り欠かれているものと
することもできる。このような磁石においては、内周面
32d及び外周面32eのうちの切り込み32b,32
cに切りかかれている面に着磁ヨークYを対向配置して
着磁し、内周面多極又は外周面多極の磁石とすることが
できる。これにより、上述の実施形態及び変形例と同様
の効果を得られる内周面多極や外周面多極の磁石を、切
り込み形成の手間を少なく効率よく得ることができる。
但し、外周面32eのみが着磁されている磁石は、上述
の実施形態のようなロータ部20がステータ部10の外
方において回転するアウターロータ式のモータには使用
できず、インナーロータ式のモータに使用される。
【0039】上述の実施形態及び各変形例の磁石32で
は、切り込みは両端部側から形成されているが、内周面
32d及び外周面32eのうちの少なくとも一方側から
形成してもよい。この場合には、内周面32d及び外周
面32eのうちの切り込みの形成されている側に着磁ヨ
ークYを対向させて着磁を行うことにより、境界部のう
ち切り込みの部分が着磁ヨークYから後退し、着磁ヨー
クYに近接する近接周面の面積(外周面側から着磁をす
る場合にはラジアル方向の最も外方の周面上の面積、内
周面側から着磁をする場合はラジアル方向の最も内方の
周面上の面積)が、切り込みの入っていない状態よりも
減少されているので、着磁ヨークYによる着磁が境界部
において弱められ、上述の実施形態及び変形例と同様の
効果を得ることができる。このような変形例の一例とし
ては、切り込みを内周面32d側から形成したもの(内
周面側から着磁をすることにより、境界部の着磁を弱め
ることができる)、切り込みを外周面32e側から形成
したもの(外周面側から着磁をすることにより、境界部
の着磁を弱めることができる)、切り込みを内周面32
dと外周面32eの両側から形成したもの(内周面側ま
たは外周面側のいずれかから着磁をすることにより、境
界部の着磁を弱めることができる)が挙げられる。図7
に、切り込み32b’,32c’を、内周面32d側と
外周面32e側の両側から形成した磁石を示す。また、
内周面32d及び外周面32eのうちの少なくとも一方
側から切り込みが形成されている磁石の場合には、内周
面32d及び外周面32eのうちの切り込みの入ってい
る前記一方側に、回転磁界を形成する固定子コイル31
を対向配置すると、磁石32の前記一方の面とモータの
固定子コイル31との距離がN極とS極との境界部3
2’で大きくなり、磁石32と固定子コイル31との間
での引力や斥力がこの境界部32’で減少するため、こ
の点からも、回転ムラを減少することができる。尚、こ
の効果は、着磁が切り込みの入っていない側から行った
り、着磁後に切り込みを形成して、境界部において磁力
が弱められていない場合でも、得ることができる。
【0040】上述の実施形態及び各変形例の磁石32
は、磁石材料等から円筒状の原部材M’を形成し、エン
ドミル等を用いて切削加工によりこの原部材M’に切り
込み32b,32cまたは切り込み32b’,32c’
を形成しているが、磁石材料等を直接切り込みを入れた
形状に型抜き焼成等により形成して磁石部材Mとしても
よい。
【0041】上述の実施形態及び各変形例のモータ1で
は、ロータ部20はステータ部10にオイル動圧軸受け
により軸受けされているが、軸受け手段はこれに限られ
るものではなく、エア動圧軸受け、静圧軸受け、転がり
軸受け、すべり軸受け等とすることもできる。また、動
圧軸受けの場合、動圧発生用の溝25a,25b,25
cを設けるのではなく、スリーブ20の外周壁に突起を
形成しベースの嵌入部10aに嵌入された状態で内周壁
に勾配が形成されるようにするいわゆる非真円平軸受け
としたり、軸受けリング52に代えて複数のセグメント
を配設するいわゆるセグメント軸受けとすることもでき
る。更に、上述の実施形態及び変形例においては動圧発
生手段(へリングボーン溝25b,25c及び斜線状の
溝25a)はいずれもロータ部20に形成されている
が、スラスト方向の動圧発生用の動圧発生手段及びラジ
アル方向の動圧発生用の動圧発生手段のうちの一方また
は両方をステータ部10に形成してもよい。また、動圧
発生用の溝25a,25b,25cの形状は上述のもの
に限られるものではなく、例えば、動圧発生用の溝25
aとして、斜線状の溝に代えて、スパイラル溝、へリン
グボーン溝その他の形状の溝を形成してもよい。また、
動圧発生用の溝25b,25cとして、へリングボーン
溝に代えて、スパイラル溝その他の種々の形状の溝を形
成することもできる。上記の実施形態及び各変形例では
シャフト21とステータ本体11との間は、動圧発生の
流体としてのオイルが満たされているが、オイルに限ら
れるものではなく、空気や水とすることもできる。
【0042】上述の実施形態及び各変形例のモータ1
は、磁石32が固定子コイル31に対して半径方向外方
に配置されたアウターロータ式となっているが、これに
限られるものではなく、インナーロータ式のモータとす
ることもできる。但し、インナーロータ式のモータの場
合には、磁石の外周面32eに着磁されていることが必
要である。上述の実施形態及び各変形例のモータ1は、
磁石32と固定子コイル31とがラジアル方向で対向す
るラジアルギャップ式のモータとなっているが、磁石3
2と固定子コイル31とがスラスト方向で対向するアキ
シャルギャップ式のモータとすることができる。
【0043】尚、本明細書中において、ロータ部20が
回転する場合の「回転」とは、ステータ部10に対する
相対的な回転を意味する。従って、本発明には、ロータ
部20は外部の部材に対しては固定され、ステータ10
が外部に対しては回転するようなモータや回転体装置も
含まれる。
【0044】上述の実施形態及び各変形例においては、
ハードディスク装置は、複数枚のディスクを支持し回転
するものとなっているが、ディスクを1枚のみ支持して
回転するものとすることもできる。上述の実施形態及び
各変形例においては、回転体装置はハードディスクドラ
イブとなっているが、これに限られるものではなく、C
D−ROMドライブ等の他のディスクドライブや、例え
ば、スピンドルモータのスピンドルにポリゴンミラーを
取り付けてなる回転多面鏡装置、その他の装置とするこ
ともできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁石
によれば、周面の変位に伴うN極とS極との切り替わり
がおだやかで、低廉に製造することが可能である。
【0046】本発明に係るモータによれば、ロータの回
転ムラが少なく、低廉に製造することが可能である。
【0047】本発明に係る回転体装置によれば、ロータ
の回転ムラが少なく、低廉に製造することが可能であ
る。
【0048】本発明にかかるモータ用磁石の製造方法に
よれば、特殊な着磁ヨークを必要とせず、低コストで、
周面の変位に伴うN極とS極との切り替わりがおだやか
なモータ用磁石を製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ用磁石の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1のモータ用磁石の製造の行程を示す概略説
明図である。
【図3】図1のモータ用磁石の、外周面及び内周面にお
ける磁力分布の、周面周り方向の変化を示すグラフであ
る。
【図4】本発明のモータの一実施形態の構成を示す断面
図である。
【図5】本発明の回転体装置の一実施形態としてのハー
ドディスクドライブを示す図であり、(a)は斜視図、
(b)は軸線方向断面図である。
【図6】本発明のモータ用磁石の他の実施形態を示す斜
視図である。
【図7】本発明のモータ用磁石の他の実施形態を示す斜
視図である。
【図8】従来技術のモータ用磁石の一例を示す図であっ
て、(a)は磁石の磁極のようすを示すものであり、
(b)は(a)に示す磁石の周面における磁力分布の、
周面周り方向の変化を示すグラフである。
【図9】従来技術のモータ用磁石の他の例の周面におけ
る磁力分布の、周面周り方向の変化を示すグラフであ
る。
【図10】従来技術のモータ用磁石の他の例を示す図で
あって、(a)は磁石の磁極のようすを示すものであ
り、(b)は(a)に示す磁石の周面における磁力分布
の、周面周り方向の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 モータ 10 ステータ部 11 ステータ本体 11a 支持穴 12 係止リング 20 ロータ部 21 シャフト 22 円筒状部材 23 プレート部 25a 斜線状の溝 25b ヘリングボーン溝 25c ヘリングボーン溝 30 モータ部 31 固定子コイル 32 磁石 32b (一方の端部の)切り込み 32b’(外周面の)切り込み 32c (他方の端部の)切り込み 32c’(内周面の)切り込み 32d 内周面 32e 外周面 80 ハードディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川和田 直樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 エス アイアイ・マイクロプレシジョン株式会社 内 (72)発明者 太田 敦司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 エス アイアイ・マイクロプレシジョン株式会社 内 Fターム(参考) 5H607 BB01 BB14 BB17 CC01 DD02 DD16 EE10 GG09 GG12 5H622 AA02 CA01 CA05 CA14 CB04 DD01 DD02 DD03 DD05 PP10 PP20 QB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱又は円筒形状であって、その周面周
    り方向にN極とS極とが交互に連続して配置形成された
    モータ用磁石であって、 周面及び端面のうちの少なくとも1つの面における前記
    N極と前記S極との境界部の全てに、該境界部を切り欠
    く切り込みが形成されていること特徴とするモータ用磁
    石。
  2. 【請求項2】 前記N極と前記S極とは、それらどうし
    の前記境界部が軸線に対して傾斜するように、着磁され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のモータ用磁
    石。
  3. 【請求項3】 ロータ部と、前記ロータ部を回転可能に
    支持するステータ部とを備え、 前記ロータ部及び前記ステータ部のうちの一方に、請求
    項1または請求項2に記載のモータ用磁石が、前記ロー
    タ部の回転軸線と同軸に固定され、 前記ロータ部及び前記ステータ部のうちの他方に、前記
    モータ用磁石を付勢して前記一方を回転させる回転磁界
    を形成する複数のコイルが固定されることを特徴とする
    モータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータと、 前記モータにより回転される回転体とを備えることを特
    徴とする回転体装置。
  5. 【請求項5】 周面及び端面のうちの少なくとも1つの
    面を共通して切り欠く複数の切り込みを有する円柱状の
    磁石部材を製造する磁石部材製造行程と、 前記磁石部材製造行程において製造された前記磁石部材
    に、前記切り込みによって切り欠かれた前記1つの面側
    から、前記切り込みを境界として、N極とS極とを交互
    に着磁形成させる着磁行程とを含むことを特徴とするモ
    ータ用磁石の製造方法。
JP23655099A 1999-08-24 1999-08-24 モータ用磁石、モータ、回転体装置、及びモータ用磁石の製造方法 Pending JP2001069702A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703727B2 (en) * 2000-10-26 2004-03-09 Magnequench, Inc. Notched magnet for use in voice coil actuators
JP2009124832A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Tokyo Micro:Kk ロータマグネット及びそれを有するモータ並びにその製造方法
WO2012098797A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 Ntn株式会社 モータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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