JP2001068883A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001068883A
JP2001068883A JP24224199A JP24224199A JP2001068883A JP 2001068883 A JP2001068883 A JP 2001068883A JP 24224199 A JP24224199 A JP 24224199A JP 24224199 A JP24224199 A JP 24224199A JP 2001068883 A JP2001068883 A JP 2001068883A
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Japan
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heat
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cooling
personal computer
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Hiroshi Ubukata
浩 生方
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作時に発熱量の多いCPU8に対し優れた
冷却能力を発揮でき且つ機器の薄型化、小型化に適する
冷却機構を備えたノートパソコンを提供する。 【解決手段】 CPU8が搭載されたパソコン本体3
と、パソコン本体3に対し回動自在に設けられ、情報を
可視的に表示するための液晶表示ユニット4と、液晶表
示ユニット4に内蔵された磁気シールド板9と、CPU
8から発生する熱を磁気シールド板9へ移送する第1の
ヒートパイプ10と、液晶表示ユニット4に内蔵され、
対流を発生させて磁気シールド板9を冷却する第2の冷
却ファン17と、パソコン本体3に対し液晶表示ユニッ
ト4を回動自在とするヒンジ機構5内部に設けられ、パ
ソコン本体3内部の雰囲気と液晶表示ユニット4内部の
雰囲気とを混合するためのダクト22とを具備するノー
トパソコン21を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばノートブッ
ク型のパーソナルコンピュータに代表されるような携帯
用に適する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動機器通信のめざましい発展に
伴って、ノートブック型又はモバイル型等、携帯型のパ
ーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と言う)の
普及が著しい。この種のパソコンでは、無論、携帯性が
重要視されることから、常に薄型化、小型化への要望が
ある。また一方で、パソコンに搭載されるCPU(Cent
ral Processing Unit :中央演算処理装置)等の集積回
路部品は、高密度化及び処理速度の高速化が進むにつ
れ、動作時の発熱量が増大する傾向にあり、CPUへの
冷却能力の向上が求められている。
【0003】したがって、このような携帯型パソコンで
は、パソコン内部の限られたスペースを合理的に活用し
つつCPUの冷却機構を如何にして構成するかが今日重
要な課題となっている。
【0004】ところで、このような携帯型パソコンは、
一般に、メイン基板及びキーボード等が搭載されたパソ
コン本体と、パソコン本体に対し回動自在であって可視
的に情報を表示するための表示ユニットとから主に構成
されており、従来のCPUの冷却機構としては、メイン
基板上のCPUから発生した熱を、ヒートパイプを介し
パソコン本体の排気口近傍に設けられたヒートシンクへ
熱輸送し放熱することで、CPUを冷却するもの等が開
発されている。また、他の冷却機構としては、CPU上
面にシリコーン系の熱伝導ゴムを密着させるとともに、
熱伝導ゴムの上部にヒートシンクを密着させ、ファン等
によりこのヒートシンクを強制的に冷却するといった構
造のものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の冷却機構は、前述したようにパソコン本体内
部の限られたスペースを駆使した冷却であることから、
冷却能力に限界があり、冷却対象のCPUが高発熱量の
ものとなると十分な冷却効果が得られなかった。また、
同時に、携帯型パソコンのさらなる薄型化、小型化への
要請、及びより高性能な(一般に発熱量の多い)CPU
の携帯型パソコンへの搭載に向けて新たな冷却機構開発
への要請等もあった。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、動作時に比較的発熱量の多くなる集
積回路部品に対し優れた冷却能力を発揮できるとともに
機器の薄型化、小型化に適する冷却機構を備えた電子機
器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子機器は、請求項1に記載されているよ
うに、集積回路部品が搭載された機器本体と、前記機器
本体に対し回動自在に設けられ、情報を可視的に表示す
るための表示ユニットと、前記表示ユニットに内蔵され
た放熱部材と、前記集積回路部品から発生する熱を前記
放熱部材へ移送する熱移送部材と、前記表示ユニットに
内蔵され、強制的に対流を発生させて前記放熱部材を冷
却する冷却手段とを具備することを特徴とする。
【0008】また、本発明の電子機器は、請求項2に記
載されているように、集積回路部品が搭載された機器本
体と、前記機器本体に対し回動自在に設けられ、情報を
可視的に表示するための表示ユニットと、前記表示ユニ
ットに内蔵された放熱板と、前記集積回路部品から発生
する熱を前記放熱板へ移送するヒートパイプと、前記表
示ユニットに内蔵され、強制的に対流を発生させて前記
放熱板を冷却する放熱板冷却ファンとを具備することを
特徴とする。
【0009】これらの発明の電子機器は、機器本体に搭
載された動作時に発熱する例えば中央演算処理装置(C
PU)等の集積回路部品の熱を、表示ユニットに内蔵さ
れた放熱板等の放熱部材へ移送し、加熱されたこの放熱
板等を冷却ファン等により強制的に対流を発生させて冷
却することができる。したがって、これらの発明の電子
機器は、表示ユニットの内部空間をも利用して冷却機構
が構成されていることから、機器の薄型化、小型化に適
した構造であるとともに、機器本体側に配置された冷却
対象の集積回路部品を実質的に表示ユニット側でも冷却
することが可能となるので、集積回路部品に対し優れた
冷却能力を発揮することができる。
【0010】さらに、本発明の電子機器は、請求項3に
記載されているように、請求項1又は2記載の電子機器
において、前記機器本体に対し前記表示ユニットを回動
自在とする回動機構部に設けられ、前記機器本体内部の
雰囲気と前記表示ユニット内部の雰囲気とを混合するた
めの通風孔をさらに具備することを特徴とする。
【0011】この発明の電子機器によれば、表示ユニッ
ト内部の雰囲気を機器本体内部へ通風孔を通じて分散す
ることができるので、表示ユニットの内部空間に加え機
器本体の内部空間を利用して集積回路部品を冷却するこ
とが可能となり、集積回路部品に対しての良好な冷却効
果を発揮することができる。
【0012】また、本発明の電子機器は、請求項4に記
載されているように、請求項1乃至3記載の電子機器に
おいて、前記表示ユニットは、前記冷却手段又は前記放
熱板冷却ファンの発生させる対流により前記表示ユニッ
ト内部へ外気を取込むための表示ユニット吸気孔と、前
記冷却手段又は前記放熱板冷却ファンの発生させる対流
により前記表示ユニット内部の空気を外部へ排出するた
めの表示ユニット排気孔とをさらに具備することを特徴
とする。
【0013】この発明の電子機器は、集積回路部品から
熱が移送された放熱板等を冷却する場合に、表示ユニッ
トに設けられた吸気孔を通じてファンにより表示ユニッ
ト内部へ外気を取込むことができるとともに、放熱板等
から除去した熱を表示ユニットに設けられた排気孔を通
じて表示ユニットの外部に排出することができる。
【0014】さらに、本発明の電子機器は、請求項5に
記載されているように、請求項1乃至4記載の電子機器
において、前記機器本体は、前記集積回路部品の発する
熱を放熱するためのヒートシンクと、前記ヒートシンク
を対流を発生させて冷却するヒートシンク冷却ファン
と、前記ヒートシンク冷却ファンの発生させる対流によ
り前記機器本体内部へ外気を取込むための機器本体吸気
孔と、前記ヒートシンク冷却ファンの発生させる対流に
より前記機器本体内部の空気を外部へ排出するための機
器本体排気孔とをさらに具備することを特徴とする。
【0015】この発明の電子機器は、請求項4記載の電
子機器等の構成に加え、機器本体側において、集積回路
部品の発する熱を放熱するためのヒートシンクを、機器
本体に設けられた吸気孔を介しファンにより外気を取入
れつつ冷却できる。さらに、この発明の電子機器は、ヒ
ートシンクから除去した熱を、機器本体に設けられた排
気孔を通じてファンにより表示ユニットの外部に排出す
ることができる。したがって、この発明の電子機器によ
れば、機器本体側と表示ユニット側とのそれぞれで、集
積回路部品の発する熱を分散し放熱できるので、集積回
路部品に対しての冷却能力を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施形態に係るノー
トブック型のパーソナルコンピュータ(以下、「ノート
パソコン」と言う)を示す斜視図である。
【0018】同図に示すように、このノートパソコン1
は、ハードディスク、メイン基板、及びキーボード2等
が搭載されたパソコン本体3と、パソコン本体3上面の
キーボード2を介して入力された情報等をユーザに対し
可視的に表示する液晶表示ユニット4とから主に構成さ
れている。
【0019】このノートパソコン1は、パソコン本体3
に対し液晶表示ユニット4がヒンジ機構5を介して回動
自在に支持されており、図2に示すように液晶表示ユニ
ット4の液晶画面6とキーボード2とを対向させ、コン
パクトにまとめた状態とする携帯状態と、図1に示すよ
うに液晶表示ユニット4の液晶画面6をキーボード2か
ら離間させ、起立させた姿勢にする操作状態とを作り出
すことができる。
【0020】さらに、図3に示すように、パソコン本体
3の内部には、前述したメイン基板7が組込まれてお
り、このメイン基板7上には、RAM、ROM等のLS
Iや、また、RAMから命令を取出し演算処理や信号の
入出力制御を行うための集積回路部品であるCPU(中
央演算処理装置)8等の各種電子部品が実装されてい
る。
【0021】ここで、本実施形態のノートパソコン1に
設けられたCPU8を冷却するための冷却機構につい
て、ノートパソコン1の平面断面図、正面断面図及び側
面断面図をそれぞれ示す図4(a)、図4(b)及び図
4(c)を用いて詳述する。
【0022】液晶表示ユニット4には、ノイズ遮蔽機能
に加え、放熱部材(放熱板)としての機能も有するアル
ミニュウム製の磁気シールド板9が内蔵されている。さ
らに、液晶表示ユニット4内部とパソコン本体3内部と
には、ヒンジ機構5の内部を通じて、いわゆるサーモサ
イホン式の第1のヒートパイプ10が設けられている。
例えば銅等の熱伝導性に優れる材料で形成されたこの第
1のヒートパイプ10は、CPU8から発生する熱を磁
気シールド板9へ移送することができる。
【0023】詳述すると、この第1のヒートパイプ10
は、大径のパイプの内径と小径のパイプの外径とが摺動
可能に嵌合された二重管構造(ツーピース)であって、
パソコン本体3に対しての液晶表示ユニット4の回動動
作に追従できるように、ヒンジ機構5の内部において、
液晶表示ユニット4の回動軸方向で嵌合している(図4
では省略)。さらに、第1のヒートパイプ10は、内部
の雰囲気を減圧できるように、両端が封止されており、
その内部に例えば純水等の蒸発性及び凝縮性を有する熱
移送用液体が適量封入されている。また、第1のヒート
パイプ10の内面には、その全長に渡って毛細管作用を
有する適当な含浸性材料が被着されている。
【0024】また、パソコン本体3には、パソコン本体
3側において、このような第1のヒートパイプ10の下
面とCPU8の上面との間に、CPU8の動作時の熱が
効率良く第1のヒートパイプ10に伝わるように、アル
ミニウム等で形成された伝熱ブロック11が設けられて
いる。さらに、パソコン本体3には、CPU8とパソコ
ン本体3の側面に形成された排気孔12との間に第1の
冷却ファン13が設けられている。また、パソコン本体
3には、この第1の冷却ファン13と排気孔12と間
に、伝熱ブロック11及び第2のヒートパイプ14を介
して熱輸送されたCPU8の動作時の熱を放熱するヒー
トシンク15が配設されている。なお、第2のヒートパ
イプ14も第1のヒートパイプ14と同様、サーモサイ
ホン式のヒートパイプである。第1の冷却ファン13
は、この第1の冷却ファン13及びCPU8を挟んで排
気孔12と対向するパソコン本体3の側面に設けられた
吸気孔16から外気を吸気しつつヒートシンク15を冷
却し、熱風を排気孔12より放出する。
【0025】一方、液晶表示ユニット4には、伝熱ブロ
ック11及び第1のヒートパイプ10を介して移送され
たCPU8の動作時の熱を放熱する磁気シールド板9
を、液晶表示ユニット4内で対流を発生させ冷却する第
2の冷却ファン17が設けられている。この第2の冷却
ファン17は、液晶表示ユニット4の側面に設けられた
吸気孔18から外気を吸気しつつ磁気シールド板9を実
質的に冷却し、熱風を排気孔19より放出する。また、
磁気シールド板9は、第1のヒートパイプ10から熱授
受を効率良く行うために、第1のヒートパイプ10との
密着性が高くなるようヒートパイプ10の外形に巻きつ
けられてカシメられている。
【0026】次に、このように構成された本実施形態の
ノートパソコン1の有する冷却機構によりCPU8が冷
却される場合について説明する。
【0027】ノートパソコン1の稼働によりパソコン本
体3内においてCPU8が発熱すると、この熱が伝熱ブ
ロック11を介して第1、第2のヒートパイプ10、1
4の一端部に伝達され、各ヒートパイプの内面の含浸性
材料に含浸されている熱移送用液体が蒸発して蒸気とな
る。この蒸気は、それぞれパイプ10、14の内部空間
を通って各パイプの他端部に在る磁気シールド板9又は
ヒートシンク15へ移送される。さらに、磁気シールド
板9及びヒートシンク15に接合されているパイプ1
0、14の他端部は、第1の冷却ファン13及び第2の
冷却ファン17がそれぞれ強制的に発生させる対流によ
って冷却される。
【0028】この際、パソコン本体3及び液晶表示ユニ
ット4にそれぞれ設けられた吸気孔16、18を介し第
1、第2の冷却ファン13、17により外気を取入れつ
つ磁気シールド板9及びヒートシンク15をそれぞれ冷
却できる。さらに、磁気シールド板9及びヒートシンク
15から除去した熱を、パソコン本体3及び液晶表示ユ
ニット4にそれぞれ設けられた排気孔12、19を通じ
て第1、第2の冷却ファン13、17によりノートパソ
コン1の外部に排出することができる。これにより、パ
ソコン本体3側及び液晶表示ユニット4側とのそれぞれ
で、CPU8の発する熱を分散し放熱できる。
【0029】結果として、各パイプ10、14の内部の
蒸気が冷却されると、その蒸気が凝縮して液体に戻り、
その液体が各パイプ内面の含浸性材料に吸収されて、毛
細管作用により第1、第2のヒートパイプ10、14の
一端部、すなわちCPU8の在る位置へ戻される。この
ようにして、サーモサイホン式の伝熱サイクルが反復さ
れることにより、CPU8が冷却される。
【0030】既述したように、本実施形態のノートパソ
コン1は、パソコン本体3に搭載された動作時に発熱す
るCPU8の熱を、液晶表示ユニット4に内蔵された磁
気シールド板9へ移送し、加熱されたこの磁気シールド
板9を第2の冷却ファン17により冷却することができ
る。したがって、ノートパソコン1は、液晶表示ユニッ
ト4の内部空間をも利用して冷却機構が構成されている
ことから、機器の薄型化、小型化に適した構造であると
ともに、パソコン本体3側に配置されたCPU8を、実
質的に液晶表示ユニット4側でも冷却することが可能と
なるので、CPU8に対し優れた冷却能力を発揮するこ
とができる。
【0031】また、本実施形態のノートパソコン1は、
パソコン本体3及び液晶表示ユニット4にそれぞれ設け
られた吸気孔16、18を介し第1、第2の冷却ファン
13、17により外気を取入れつつ磁気シールド板9及
びヒートシンク15をそれぞれ冷却できる。さらに、磁
気シールド板9及びヒートシンク15から除去した熱
を、パソコン本体3及び液晶表示ユニット4にそれぞれ
設けられた排気孔12、19を通じて冷却ファン13、
17によりノートパソコン1の外部に排出することがで
きる。したがって、パソコン本体3側及び液晶表示ユニ
ット4側とのそれぞれで、CPU8の発する熱を分散し
放熱できるので、CPU8に対しての冷却能力の向上を
図ることができる。
【0032】なお、本実施形態のノートパソコン1に設
けられた冷却機構は、パソコン1全体を統括して制御す
るCPU8を冷却するものであったが、CPU8と同
様、動作時に発熱量の多い例えばメモリコントローラと
しての機能を実現する、いわゆるチップセットのノース
ブリッジ、又は液晶表示ユニット4の液晶画面6に表示
される画像情報を制御するためのグラフィックチップ等
を冷却するものであってもよい。
【0033】また、本実施形態では本発明をノートパソ
コンに適用した場合について説明したが、ノートブック
型のワードプロセッサ又はモバイル型のパソコン等、携
帯に適する各種電子機器に本発明を適用することができ
る。
【0034】さらに、本実施形態の第1のヒートパイプ
10は、ヒンジ機構5の内部において、大径のパイプの
内径と小径のパイプの外径とが摺動可能に嵌合された二
重管構造であったが、2本のヒートパイプの外形どうし
を接触させて伝熱できるとともに、パソコン本体3に対
しての液晶表示ユニット4の回動動作に追従できるよう
に構成された専用のヒートパイプ接続コネクタをヒンジ
機構5の内部に設けても良い。
【0035】また、本実施形態では、液晶表示ユニット
4内の放熱部材(放熱板)として磁気シールド板9を適
用した場合について説明したが、液晶表示ユニット4内
の設計的なレイアウトを考慮した上で、磁気シールド板
9に代えて、専用のヒートシンクを用いるようにしても
良い。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この実施形態のノートパソコン21は、平面断
面図、正面断面図及び側面断面図として図5(a)、図
5(b)及び図5(c)にそれぞれ示すように、第1の
実施形態のノートパソコン1に加え、パソコン本体3内
部の雰囲気と液晶表示ユニット4内部の雰囲気とを混合
するための通風孔としてのダクト22をヒンジ機構5内
部に備えている。
【0037】すなわち、本実施形態のノートパソコン2
1によれば、液晶表示ユニット4側の冷却ファン17に
より対流を発生させ、液晶表示ユニット4内部の雰囲気
をパソコン本体3内部へダクト22を通じて分散するこ
とができるので、液晶表示ユニット4の内部空間に加
え、パソコン本体3の内部空間を利用して、より効率良
くCPU8を冷却することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2に
記載した電子機器は、機器本体に搭載された動作時に発
熱する例えば中央演算処理装置(CPU)等の集積回路
部品の熱を、表示ユニットに内蔵された放熱板等の放熱
部材へ移送し、加熱されたこの放熱板等を冷却ファン等
により強制的に対流を発生させて冷却することができ
る。したがって、これらの発明の電子機器は、表示ユニ
ットの内部空間をも利用して冷却機構が構成されている
ことから、機器の薄型化、小型化に適した構造であると
ともに、機器本体側に配置された演算処理装置等を実質
的に表示ユニット側でも冷却することが可能となるの
で、演算処理装置等の集積回路部品に対し優れた冷却能
力を発揮することができる。
【0039】また、請求項3に記載した電子機器によれ
ば、表示ユニット内部の雰囲気を機器本体内部へ通風孔
を通じて分散することができるので、表示ユニットの内
部空間に加え機器本体の内部空間を利用して集積回路部
品を冷却することが可能となり、集積回路部品に対して
の良好な冷却効果を発揮することができる。
【0040】さらに、請求項4に記載した電子機器は、
集積回路部品から熱が移送された放熱板等を冷却する場
合に、表示ユニットに設けられた吸気孔を通じてファン
により表示ユニット内部へ外気を取込むことができると
ともに、放熱板等から除去した熱を表示ユニットに設け
られた排気孔を通じて表示ユニットの外部に排出するこ
とができ、集積回路部品に対しての冷却効果を向上させ
ることができる。
【0041】また、請求項5に記載した電子機器は、請
求項4記載の電子機器等の構成に加え、機器本体側にお
いて、集積回路部品の発する熱を放熱するためのヒート
シンクを、機器本体に設けられた吸気孔を介しファンに
より外気を取入れつつ冷却できる。さらに、この発明の
電子機器は、ヒートシンクから除去した熱を、機器本体
に設けられた排気孔を通じてファンにより表示ユニット
の外部に排出することができる。したがって、この発明
の電子機器によれば、機器本体側と表示ユニット側との
それぞれで、集積回路部品の発する熱を分散し放熱でき
るので、集積回路部品に対しての冷却能力を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るノートパソコン
を示す斜視図。
【図2】図1のノートパソコンを携帯状態に変形させた
場合の斜視図。
【図3】図1のノートパソコンの内部構造を示す断面
図。
【図4】図1のノートパソコンのCPUの冷却機構を示
す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るノートパソコン
のCPUの冷却機構を示す図。
【符号の説明】
1、21……ノートパソコン 3……パソコン本体 4……液晶表示ユニット 5……ヒンジ機構 8……CPU(中央演算処理装置) 9……磁気シールド板 10……第1のヒートパイプ 11……伝熱ブロック 12、19……排気孔 13……第1の冷却ファン 14……第2のヒートパイプ 15……ヒートシンク 16、18……吸気孔 17……第2の冷却ファン 22……ダクト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路部品が搭載された機器本体と、 前記機器本体に対し回動自在に設けられ、情報を可視的
    に表示するための表示ユニットと、 前記表示ユニットに内蔵された放熱部材と、 前記集積回路部品から発生する熱を前記放熱部材へ移送
    する熱移送部材と、 前記表示ユニットに内蔵され、強制的に対流を発生させ
    て前記放熱部材を冷却する冷却手段とを具備することを
    特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 集積回路部品が搭載された機器本体と、 前記機器本体に対し回動自在に設けられ、情報を可視的
    に表示するための表示ユニットと、 前記表示ユニットに内蔵された放熱板と、 前記集積回路部品から発生する熱を前記放熱板へ移送す
    るヒートパイプと、 前記表示ユニットに内蔵され、強制的に対流を発生させ
    て前記放熱板を冷却する放熱板冷却ファンとを具備する
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子機器におい
    て、 前記機器本体に対し前記表示ユニットを回動自在とする
    回動機構部に設けられ、前記機器本体内部の雰囲気と前
    記表示ユニット内部の雰囲気とを混合するための通風孔
    をさらに具備することを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の電子機器におい
    て、 前記表示ユニットは、 前記冷却手段又は前記放熱板冷却ファンの発生させる対
    流により前記表示ユニット内部へ外気を取込むための表
    示ユニット吸気孔と、 前記冷却手段又は前記放熱板冷却ファンの発生させる対
    流により前記表示ユニット内部の空気を外部へ排出する
    ための表示ユニット排気孔とをさらに具備することを特
    徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の電子機器におい
    て、 前記機器本体は、 前記集積回路部品の発する熱を放熱するためのヒートシ
    ンクと、 前記ヒートシンクを対流を発生させて冷却するヒートシ
    ンク冷却ファンと、 前記ヒートシンク冷却ファンの発生させる対流により前
    記機器本体内部へ外気を取込むための機器本体吸気孔
    と、 前記ヒートシンク冷却ファンの発生させる対流により前
    記機器本体内部の空気を外部へ排出するための機器本体
    排気孔とをさらに具備することを特徴とする電子機器。
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JP2015502610A (ja) * 2011-11-30 2015-01-22 グーグル インコーポレイテッド ヒートシンク要素としてのノートブックの金属ヒンジ

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