JP2001066965A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001066965A
JP2001066965A JP24226799A JP24226799A JP2001066965A JP 2001066965 A JP2001066965 A JP 2001066965A JP 24226799 A JP24226799 A JP 24226799A JP 24226799 A JP24226799 A JP 24226799A JP 2001066965 A JP2001066965 A JP 2001066965A
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image forming
test image
timing
recording sheet
sheet
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JP24226799A
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Shiro Tsujioka
史郎 辻岡
Katsufumi Suzuki
活文 鈴木
Takashi Watanabe
隆史 渡辺
Koji Hiramatsu
功次 平松
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Minolta Co Ltd
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナによるテスト画像読み取りを行うこ
となく、記録シート搬送系の不具合を容易に検出するこ
とができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 用紙反転機構50を有する画像形成装置
1において、記録シートSに最初のテスト画像を形成し
た後は、当該記録シートがタイミングローラ32で停止
せず、同一の記録シートに複数回テスト画像が形成され
るように記録シート搬送系を制御しながら、前記記録シ
ート搬送系に不具合があるときは記録シート上に複数回
形成されるテスト画像の当該記録シート上における画像
形成位置がずれるようにPH20による画像形成のタイ
ミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に画像が形成される記録シートを給紙搬送する給
紙搬送系の不具合を検出する技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置の分野において
は、例えば画像が形成される記録シートを搬送する搬送
系の不具合や、現像、転写及び定着などの電子写真プロ
セス各部の不具合などにより、原稿画像に忠実な画像を
形成することができなかったり、画像形成位置のズレな
どが生じる場合があるという問題があり、それらの問題
点に対応するための技術が種々考案されている。その中
の一つに特開平5−22581号公報に開示されている
ものがある。
【0003】上記の従来技術は、前記した電子写真プロ
セス各部の不具合などの原因により、原稿画像に対して
記録シート上に形成される画像が大きくなったり(膨
張)、小さくなったり(収縮)といった現象に対応すべ
く、形成すべき画像のデータのサイズを補正するもので
ある。具体的には、まず、調整用画像をスキャナなどの
画像読取手段で読み取り、読み取って得た画像データに
基づいて、記録シート上に調整用画像を形成する。さら
に、調整用画像が形成された当該記録シートを再度前記
画像読取手段で読み取った上で、最初に読み取った調整
用画像から得られた画像データのサイズと、記録シート
上に形成された調整用画像を読み取って得た画像データ
のサイズとを比較し、比較結果に基づいて、画像形成の
際のデータサイズを補正する。
【0004】記録シート上に形成された調整用画像は、
上記膨張や収縮が発生していなければ、最初に読み取ら
れた調整用画像と略同一の大きさとなるはずであり、前
記比較の結果、両者のデータサイズに差異が生じていれ
ば、上記膨張若しくは収縮が生じていることが検出でき
るから、検出結果に基づいて画像データを補正すること
により、前記電子写真プロセス各部等の不具合による画
像の膨張、収縮を補正し、原稿画像に忠実な画像を再現
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、例えば、(1)調整用画像をスキ
ャナ等の画像読取手段で読み取る必要があるため、例え
ばレーザプリンタなど、画像読取手段を有しない画像形
成装置には適用することができない、(2)画像読取手
段での読み取りを行うに際し、例えばスキャナの光学系
の歪みなども併せて検出してしまう、(3)記録シート
の搬送系に軽微な不具合がある場合、例えば搬送ローラ
が摩耗して記録シートのスリップが生じているような場
合でも、ジャム検出タイマによる検出にかからなければ
その不具合を検出することはできない、などの問題点を
有していた。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、スキャナによる画像読み取りを行
うことなく、記録シート搬送系の不具合を容易に検出す
ることができる画像形成装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置は、同一の記録シートに
複数回の画像形成を行うべく、画像形成を行う位置に複
数回記録シートを搬送する給紙搬送系を備える画像形成
装置であって、前記画像形成を行う位置において、前記
給紙搬送系により搬送される記録シートにテスト画像を
形成するテスト画像形成手段と、前記テスト画像形成手
段が記録シートに最初のテスト画像を形成した後は、当
該記録シートがタイミングローラにより停止されること
なく、当該記録シートに複数回テスト画像が形成される
ように前記給紙搬送系を制御する給紙搬送系制御手段
と、前記給紙搬送系に不具合があるときに前記記録シー
ト上に形成される複数のテスト画像の当該記録シート上
における形成位置がずれるよう、前記テスト画像形成手
段によるテスト画像形成タイミングを制御する画像形成
タイミング制御手段とを備えることを特徴としている。
【0008】この構成においては、同一の記録シートに
複数回テスト画像を形成するに際し、最初のテスト画像
が形成された後は当該記録シートをタイミングローラに
より停止させないように制御すると共に、給紙搬送系に
不具合があるときに記録シートに形成される複数のテス
ト画像の形成位置がずれるように、テスト画像形成タイ
ミングを制御する。ここで、「テスト画像形成タイミン
グ」としては、例えばレーザビームによる像担持体表面
の露光開始タイミングとすることができるが、その他画
像形成プロセスにおいて制御し得るタイミングであれ
ば、本発明の画像形成タイミング制御に利用することは
可能である。
【0009】従って、搬送系に不具合があれば、テスト
画像形成において複数のテスト画像がずれて形成される
こととなるから、排紙された記録シートを目視にて確認
することにより、記録シート搬送系の不具合を容易に検
出することができる。即ち、スキャナによる画像読み取
りを行う必要もなく、従ってスキャナの光学系の歪みを
含めて検出してしまうこともない上、搬送ローラにおい
て記録シートのスリップが生じている場合など、搬送系
の軽微な不具合をも容易に検出することが可能となる。
【0010】ここで、画像形成タイミングの制御方法と
して、例えば、前記画像形成タイミング制御手段は、記
録シートが前記給紙搬送系における所定の位置を通過し
たことを検出する検出手段を含み、最初のテスト画像を
形成する前に前記記録シートが前記所定の位置を通過し
たタイミングを基準として、二度目以降のテスト画像
が、前記給紙搬送系に不具合がなければ最初のテスト画
像が形成された記録シートの面と同一の面における略同
一位置に形成されるようにテスト画像形成のタイミング
を制御することができる。この方法によれば、搬送系に
不具合がある場合には、同一の記録シートの同一面に複
数回テスト画像を形成した場合において、テスト画像が
順次ずれて形成されることとなるため、目視にて搬送系
の不具合を容易に検出することができる。
【0011】また、前記画像形成タイミング制御手段
は、記録シートが前記給紙搬送系における所定の位置を
通過したことを検出する検出手段を含み、二度目以降の
テスト画像が、前記給紙搬送系に不具合がなければ最初
のテスト画像が形成された記録シートの面と同一の面に
おける略同一位置に形成されるように、一度前のテスト
画像形成の際に前記記録シートが前記所定の位置を通過
したタイミングを基準としてテスト画像形成のタイミン
グを制御することもできる。この方法によれば、一度前
のテスト画像形成において、記録シートが所定位置を通
過したタイミングを基準として次回のテスト画像形成タ
イミングを制御するので、複数のテスト画像が順次ずれ
て形成されるわけではなく、二度目以降に形成されるテ
スト画像は、通常ほぼ同一の位置に形成されることとな
る。従って、搬送系を記録シートが周回する1サイクル
中において発生する位置ズレ量を容易に検出することが
できる。
【0012】また、前記テスト画像形成手段は、記録シ
ートの主走査方向又は副走査方向の少なくとも一方向の
中心位置を基準として、少なくとも一方向に対称形とな
るテスト画像を形成し、前記画像形成タイミング制御手
段は、少なくとも二度目のテスト画像が、前記給紙搬送
系に不具合がなければ最初のテスト画像が形成された記
録シートの面と異なる面における略同一位置に形成され
るようにテスト画像形成のタイミングを制御するように
してもよい。記録シートの同一面に複数回テスト画像を
形成した方が一般に目視による確認は行いやすいが、記
録シートの材質等によっては、両面にテスト画像を形成
しても、記録シートを透かしてみることで、搬送系の不
具合を検出することができるからである。
【0013】以上のような画像形成タイミング制御の方
法として、具体的には、前記画像形成タイミング制御手
段は、記録シートが、前記給紙搬送系により、一度前記
画像形成を行う位置に搬送されてから再度同じ位置に搬
送されるまでに要するべき基準時間の情報を保持する基
準時間情報保持手段と、前記基準時間情報保持手段に保
持された情報に基づいて、画像形成タイミングの制御に
必要な値を算出する算出手段と、前記算出手段により算
出された値に基づいてテスト画像形成のタイミングを制
御する制御手段とを含むようにすることができる。な
お、この基準時間情報保持手段に保持される情報は、予
めROM等の記憶手段に記憶しておくことがより好まし
い。例えば、工場出荷前などに、実際に記録シートを搬
送して検出された時間をEEPROM等の記憶手段に格
納することも可能ではあるが、初期不良等の原因によ
り、正確な値が取得できない可能性もあるからである。
【0014】また、前記画像形成タイミング制御手段
は、記録シートが、前記給紙搬送系における複数箇所の
所定位置を通過したことをそれぞれ検出する複数の検出
手段と、前記複数の検出手段が設けられた複数箇所の所
定位置の間において、記録シートの通過に要するべき基
準時間の情報を保持する基準時間情報保持手段と、前記
検出手段が設けられた複数の所定位置のいずれかを選択
する選択手段と、前記基準時間情報保持手段に保持され
た情報に基づいて、前記選択手段により選択された所定
位置を画像形成タイミング制御の基準位置とした場合に
おいて、画像形成タイミングの制御に必要な値を算出す
る算出手段と、前記算出手段により算出された値に基づ
いてテスト画像形成のタイミングを制御する制御手段と
を含むようにすることもできる。この構成によれば、選
択手段により画像形成タイミング制御の基準位置を選択
し、複数の基準位置を用いて検査を行うことにより、給
紙搬送系の前記複数箇所の所定の位置の間において、ど
の位置とどの位置との間で不具合が生じているかを特定
することも可能となる。
【0015】また、前記テスト画像形成手段は、当該テ
スト画像の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方
の中心位置を示す図形を含むテスト画像を形成すること
が好ましい。給紙搬送系の不具合により、記録シートに
対する画像形成位置の中心がずれていたり、傾いていた
場合に、それらを容易に検出することができるからであ
る。
【0016】また、本発明の目的は、同一の記録シート
に複数回の画像形成を行うべく、画像形成を行う位置に
複数回記録シートを搬送する給紙搬送系を備える画像形
成装置であって、記録シートがタイミングローラにより
停止されることなく、所定の速度で前記給紙搬送系によ
り搬送されるように前記給紙搬送系を制御する給紙搬送
系制御手段と、記録シートが、前記給紙搬送系における
複数箇所の所定位置を通過したことをそれぞれ検出する
複数の検出手段と、前記複数の検出手段が設けられた複
数箇所の所定位置の間において、記録シートの通過に要
するべき基準時間の情報を保持する基準時間情報保持手
段と、前記検出手段による検出結果と、前記基準時間情
報保持手段に保持されている情報とから、前記給紙搬送
系の不具合を表す値を算出する算出手段と、前記算出手
段により算出された値に基づいて、前記給紙搬送系の不
具合に関する情報を出力する出力手段とを備えることを
特徴とする画像形成装置によっても達成することができ
る。この構成においては、記録シート上にテスト画像を
形成する必要がなくなるという特徴がある。なお、上記
出力手段としては、操作パネルに表示するような方法の
他、プリントアウトや音声の出力など種々の方法が考え
られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1) (1)画像形成システムの構成 図1は、本発明の画像形成装置の一適用例である画像形
成システムの構成を示す図である。同図に示されるよう
に、この画像形成システムは、画像形成装置1と、パー
ソナル・コンピュータ(以下、「パソコン」という。)
2とにより構成されており、パソコン2から送信された
画像データに基づいて画像形成装置1において画像が形
成されるようになっている。なお、ここで説明する画像
形成装置1は、イメージスキャナ等の画像読取手段を有
しないものであるが、本発明は、画像読取手段を備える
画像形成装置に適用することも可能である。
【0018】画像形成装置1は、CPU101を中心と
して構成される制御部100を備えている。制御部10
0は、CPU101に、各種制御プログラムやテスト画
像のデータなどが予め格納されているROM102、前
記制御プログラムの作業領域などとして用いられるRA
M103、画像形成枚数の累積値などが格納されるEE
PROM104が接続されており、各種制御プログラム
がCPU101において実行されることにより、本発明
の制御を実現するものである。
【0019】パソコン2から受信した画像データは、制
御部100において種々の公知の画像処理が施された
後、露光制御部105に送られ、当該露光制御部105
により、プリントヘッド(以下、「PH」と表記す
る。)20に配されているレーザダイオード(以下、
「LD」と表記する。)の駆動信号が生成される。この
駆動信号に基づいて、PH20内のLDが駆動され、射
出されたレーザビームが後述する感光体ドラム表面を露
光する。露光制御部105は、パソコン2から画像デー
タが送信された場合だけではなく、ROM102に記憶
されているテスト画像のデータに従ってテスト画像の形
成を行う場合も、同様の露光制御を行う。
【0020】なお、制御部100は、画像形成装置1の
見やすい位置に設置された操作パネルOPと接続されて
おり、操作パネルOPを介してユーザからの指示入力を
受け付けたり、ユーザへのメッセージなどの表示を行う
ことができる。また、詳細な図示は省略するが、制御部
100は、後述する画像形成装置1各部、即ち、画像形
成ユニットや搬送系などを含む各部の動作を統一的に制
御し、パソコン2から送信された画像データに基づく画
像形成や、テスト画像の形成、及びテスト画像を用いた
搬送系検査等を実現させる。
【0021】(2)画像形成装置1の全体構成 図2は、本実施の形態の画像形成装置1の全体構成を示
す概略断面図である。以下、同図を参照しながら画像形
成装置1において記録シート(以下、実施の形態の説明
においては、記録シートの一例として転写用紙を用いた
場合について説明する。)に画像形成を行う部分、及び
転写用紙を搬送する部分(転写用紙の両面に画像形成す
るための用紙反転機構50を含む。以下、記録シートを
給紙搬送する機構を指して「給紙搬送系」という。)等
の構成について説明する。
【0022】本実施の形態の給紙搬送系は、転写用紙が
格納されている給紙カセット30から、給紙ローラ31
により一枚ずつ給紙された転写用紙Sを給紙ガイド41
に沿って搬送し、画像形成ユニット10などにより当該
転写用紙Sに画像を形成した後、排紙トレイ34に排紙
する公知のものである。給紙カセット30から給紙され
た転写用紙Sは、用紙の傾きや給紙のタイミングのずれ
などを吸収すべくタイミングローラ32の手前で一旦停
止する。この際のタイミングセンサSE1部分への転写
用紙Sの突入により、タイミングセンサSE1がオンと
なり、転写用紙Sの全体がタイミングセンサSE1部分
から離脱することによりタイミングセンサSE1はオフ
となる。なお、タイミングセンサSE1(以下で説明す
る他のセンサも同様である。)等の各センサについて
は、通常利用されているものと同様であるから、詳細な
説明は省略する。
【0023】タイミングセンサSE1がオンとなったタ
イミングを基準として、所定時間の経過後に、転写用紙
Sはタイミングローラ32により搬送され、画像形成ユ
ニット10の画像形成部分へと送られる。なお、以下、
タイミングローラ32を一旦停止させる場合において、
タイミングセンサSE1がオンとなってから、タイミン
グローラ32による転写用紙Sの搬送を開始するまでの
タイマ値をTsと表記する。
【0024】画像形成ユニット10は、感光体ドラム1
1の周面に沿って、帯電チャージャ12、現像器13、
及び転写ローラ14などが順次配された周知のものであ
る。即ち、残留トナーが不図示のクリーニングブレード
にて除去された感光体ドラム11表面が、帯電チャージ
ャ12により一様に帯電された状態で、前述のPH20
からのレーザビームによる露光を受けることにより、感
光体ドラム11表面に形成すべき画像(テスト画像を含
む。)の静電潜像が形成される。
【0025】形成された静電潜像は、現像器13により
トナー像として可視像化され、当該トナー像が転写ロー
ラ14の作用で、搬送される転写用紙Sに転写される。
その後、定着器15によりトナー像が転写用紙S上に定
着されることで、転写用紙S上に画像が形成される。転
写用紙Sの片面のみに画像形成を行う場合には、当該画
像が形成された転写用紙Sは、排紙センサSE2を通過
し、そのまま排紙ローラ33により排紙トレイ34上に
排紙される。
【0026】なお、本実施の形態の画像形成装置1は、
用紙反転機構50を備えており、これを用いて転写用紙
Sの両面に画像を形成することもできるようになってい
る。用紙反転機構50を構成する部分としては、再給紙
径路42上に搬送ローラ35、36及び入口センサSE
3、排出センサSE4が配されている。用紙反転機構5
0を用いて転写用紙両面への画像形成を行う場合には、
転写用紙Sの全体が定着器15及び排紙センサSE2部
分などを通過し、排紙ローラ33の間に転写用紙Sの後
末端部分が存している状態、即ち、転写用紙Sが排紙ト
レイ34上に排紙されてはいない状態で排紙ローラ33
を反転させることにより、転写用紙Sを再給紙径路42
側へと導入する。再給紙径路42へと導入された転写用
紙は、制御部100によりその回転速度が一定に制御さ
れる搬送ローラ35、36により順次搬送され、再度給
紙カセット30からの用紙搬送径路に合流して、裏面の
画像形成に供されるが、このときに転写用紙の表裏が反
転されることとなる。なお、再給紙径路42への転写用
紙の入り口(定着器15からの用紙搬送径路との合流位
置部分)は、例えば、再給紙径路42への入口部分の大
きさを多少下方に拡張しておくことなどにより、排紙ロ
ーラ33を反転させた場合に、転写用紙Sが排紙センサ
SE2の側に逆流しないように構成されている。
【0027】さて、転写用紙Sの両面に通常の画像形成
を行う場合は、裏面への画像形成の際にも、転写用紙S
をタイミングローラ32の手前で一旦停止させる。従っ
て、この場合も表面に画像形成を行う場合と同様、タイ
ミングセンサSE1がオンとなったタイミングを基準と
して、前記所定時間Tsの経過後にタイミングローラ3
2による転写用紙Sの搬送を再開する。転写用紙Sの裏
面には、表面に画像を形成したときと同様に画像が形
成、定着され、用紙両面に画像が形成された状態で、最
終的に排紙トレイ34へと排紙されることになる。
【0028】(3)制御部100の処理内容 次に、本実施の形態の画像形成装置1において、給紙搬
送系の不具合の検査(以下、「給紙搬送系検査」とい
う。)を行う場合の制御部100の処理内容について説
明する。図3は、本実施の形態の給紙搬送系検査におけ
る制御部100の処理内容の一例を示すフローチャート
である。
【0029】同図に示される処理は、例えば、ユーザか
ら操作パネルOPを介して給紙搬送系検査の指示がなさ
れたこと等を受けて開始される。まず、制御部100
は、給紙搬送系に設けられている各センサSE1からS
E4の間の基準移動時間に関する情報(以下、単に「基
準移動時間」という。)を読み出す(S101)。基準
移動時間とは、タイミングローラ32を停止させること
なく、所定の速度で転写用紙Sを搬送する場合におい
て、転写用紙Sが各センサSE1〜SE4の間を通過す
るために要する時間である。基準移動時間は、本実施の
形態では、予めROM102に記憶されているものとす
る。
【0030】図4に、基準移動時間の内容の一例を示
す。同図の左欄はどのセンサの間の基準移動時間である
かを示し、当該センサ間における基準移動時間がその右
欄に記憶されている。同図左欄の(i)は、タイミング
センサSE1がオンとなってから排紙センサSE2がオ
ンとなるまでの間であることを表しており、対応する右
欄の値T1は、タイミングローラ32を停止させない場
合において、転写用紙Sが搬送径路を通過した場合に、
タイミングセンサSE1がオンとなってから排紙センサ
SE2がオンとなるまでに要する時間を記憶している。
なお、用紙サイズとしては、例えばA4サイズの縦置き
(用紙の長辺が用紙搬送方向と平行となる向き)を用い
ることができるが、基準移動時間は、例えば用紙サイ
ズ、用紙方向ごとに保持しておき、給紙搬送系検査の際
に用紙サイズなどを指定するようにしてもよい。また、
本実施の形態では基準移動時間を予めROM102に記
憶しておくようにしたが、例えば、工場出荷前などに実
際に用紙を搬送させて、各センサによる検出結果から基
準移動時間を検出し、検出結果をEEPROM104に
格納することも可能である。しかし、例えば初期不良が
あった場合などには、正確な値が取得できない可能性も
有り得るので、基準移動時間としては、正確な値をRO
M102に予め記憶しておくことが好ましい。
【0031】図4左欄の(ii)は、排紙センサSE2が
オンとなってから排紙センサSE2がオフとなるまでの
基準移動時間であることを表しており、対応する基準移
動時間、即ち、転写用紙Sが排紙センサSE2に検出さ
れるようになる位置から、排紙センサSE2により検出
されなくなる位置まで搬送されるのに要する時間が右欄
(T2)に記憶されている。
【0032】以下、(iii)は、排紙センサSE2がオ
フとなってから入口センサSE3がオンとなるまで(排
紙ローラ33の反転に要する時間を含む。)、(iv)
は、入口センサSE3がオンとなってから排出センサS
E4がオンとなるまで、(v)は、排出センサSE4が
オンとなってから再びタイミングセンサSE1がオンと
なるまでの基準移動時間であることを意味している。右
欄の値T3からT5については、上記T1、T2と同様
に考えることができるので詳細な説明は省略する。
【0033】図3のフローチャートに戻って、制御部1
00は、読み出した基準移動時間に基づいて画像形成タ
イミング(以下、「画像形成開始タイミング」ともい
う。)を算出する(S102)。本実施の形態では、画
像形成開始タイミングとして、予めROM102に記憶
されたテスト画像のデータに基づくLDによるレーザビ
ーム射出開始タイミングを算出するが、他の方法も考え
られる。以下、本実施の形態における画像形成タイミン
グの算出方法について詳細に説明する。
【0034】本実施の形態においては、同一の転写用紙
Sの同一面上に、同一のテスト画像を複数回重ね合せて
画像形成するように制御することにより、目視にて容易
に給紙搬送系の不具合を検出することを可能とする。即
ち、転写用紙Sを途中で停止させることなく、複数回搬
送径路を循環させた場合に、上記した画像形成開始タイ
ミング、即ちレーザビームの射出開始タイミングを適切
に制御することにより、給紙搬送系が正常である場合に
転写用紙S上のほぼ同一の位置にテスト画像が形成され
るようにすれば、給紙搬送系に不具合がある場合には、
テスト画像が、転写用紙S上において位置ずれして形成
されることになり、従って、目視にて容易に給紙搬送系
の不具合を検出することができるようになるからであ
る。
【0035】本実施の形態では、転写用紙Sの搬送にお
いて最初にタイミングセンサSE1がオンとなったタイ
ミングを基準として、n回目のテスト画像形成における
画像形成開始タイミングを算出する。算出された値を例
えばタイマ値として設定し、当該タイマ値がカウントさ
れるごとに、PH20によるレーザビームの射出が開始
されるように制御することで、給紙搬送系に不具合がな
い場合に同一の転写用紙上の略同一の位置に複数回テス
ト画像を形成させるように制御することができる。な
お、以下、記載が冗長となるのを避けるため、「給紙搬
送系に不具合がない場合に略同一位置にテスト画像が形
成される」ことを、単に「略同一位置にテスト画像が形
成される」と表現する。もっとも、略同一位置にテスト
画像が形成されるように制御する方法については、本実
施の形態の方法だけでなく、他の実施の形態で説明する
方法など、種々の方法が可能である。
【0036】まず、一回目のテスト画像形成時の画像形
成開始タイミングの算出について説明する。ここで、一
回目のテスト画像形成前には、タイミングセンサSE1
がオンとなった後、一旦タイミングローラ32を停止さ
せる必要があるから、一回目のテスト画像形成における
レーザビーム射出タイミングの算出は、先に説明した通
常の画像形成と同様に行うことができる。即ち、タイミ
ングセンサSE1がオンとなったタイミングから、タイ
ミングローラ32を停止させるとした場合における上記
レーザビームの射出を開始するまでの基準時間である前
記Tsの経過後に画像形成を開始すればよい。なお、本
実施の形態では、Tsの値は予めROM102に記憶さ
れているものとする。
【0037】次に、二回目以降のテスト画像形成の開始
タイミングについて説明する。二回目以降の画像形成開
始タイミングの算出のためには、前記基準移動時間の情
報(図4参照)の(i)から(v)までに対応する値(T
1〜T5)を全て読み出し、これらを加算する。加算し
た結果は、給紙搬送系に不具合がない場合において、タ
イミングローラ32を停止させることなく、その他の搬
送ローラ等も全て所定の速度にて駆動する状態に保った
場合に、転写用紙Sにより一旦タイミングセンサSE1
がオンとなってから、搬送径路を一回循環した転写用紙
Sにより再度、タイミングセンサSE1がオンとなるま
での基準時間を表すこととなるから、結局、タイミング
ローラ32を停止させない場合に、転写用紙Sが、搬送
径路、再給紙径路を一周する基準時間を表すこととなる
(以下、この搬送径路一周分の基準時間(T1からT5
までの総和)をTcと表す。)。
【0038】本実施の形態では、最初のテスト画像形成
前にタイミングセンサSE1がオンとなったタイミング
を基準として、以後転写用紙Sを停止させることなく給
紙搬送系内を循環させた場合に、同一の転写用紙Sの同
一の面の略同一位置にテスト画像が形成されるように制
御する。従って、一度転写用紙Sの表面にテスト画像を
形成した後は、当該転写用紙Sについて、用紙反転機構
50を少なくとも二回通過させる必要があるから、二回
目の画像形成開始タイミングは、一回目と同様に最初の
タイミングセンサSE1がオンとなったタイミングを基
準として、前記Tsに、搬送系を循環させる回数分だけ
前記サイクル時間Tcを加算した値となる。即ち、二回
目以降(n回目)のテスト画像形成の開始タイミング
は、以下の(式1)にて示される時間Tnの経過後とな
る。
【0039】 Tn=Tc*2*(n−1)+Ts (n≧2) …(式1) もっとも、(式1)は、一回目のテスト画像形成の場合
(n=1)の場合にも妥当するから、結局、n回目の画
像形成開始タイミングは、(式1)にて算出することが
できることになる。制御部100は以上のように算出さ
れたn回目の画像形成開始タイミング(レーザビームの
射出開始タイミングを制御するためのタイマ値)を、順
次RAM103に格納する。なお、nの値としては、2
以上であれば、何回行うようにしてもよい。
【0040】以上のように、画像形成開始タイミング
(タイマ値)の算出を終了すると、給紙ローラ31を制
御して転写用紙Sの給紙をスタートし(S103)、タ
イミングセンサSE1がオンとなったのを検出して(S
104:Yes)、タイマをスタートさせる(S10
5)。その後、タイマ値が、ステップS102にてRA
M103に格納された所定の値となるごとに(S10
6:Yes)、PH20からレーザビームを射出してテ
スト画像を形成する(S107)。図5にテスト画像の
一例を示す。同図に示されたような画像データに基づく
画像形成方法の詳細については周知の内容であるから詳
細な説明は省略する。
【0041】そして、テスト画像形成の回数をカウント
する変数nに1を加算し(S108)、画像形成が終了
した転写用紙Sを、用紙反転機構50の動作により二回
反転させる(S109)。この二回の反転により、再度
の画像形成に際しては、一度前の画像形成でテスト画像
が形成された面と同じ面に重ね合わされてテスト画像が
形成されることとなる。その後も所定のタイミングとな
るごとに(S110:Yes)テスト画像を形成し(S
111)、カウンタnに1を加算する(S112)。
【0042】そして前記変数nの値が予め設定された2
以上の所定の値(テスト画像を重ね合せて形成すべき回
数)を上回るまで(S113:Yes)テスト画像の形
成を行った後、転写用紙Sを排出する(S114)。変
数nの値が所定の値以下である場合には(S113:N
o)、ステップS109へと戻って、二回の用紙反転と
テスト画像の形成を繰り返す。最終的に、利用者は、排
出された用紙を目視にて検査することにより、給紙搬送
系の不具合を検出することができる。上記に説明したよ
うな画像形成開始タイミングの算出を行って複数回のテ
スト画像の形成を行った場合、給紙搬送系に不具合がな
ければ、テスト画像はほぼ正確に重なり合って形成され
るはずだからである。
【0043】図5に示したようなテスト画像を、本実施
の形態にて説明したような方法で複数回重ね合せて転写
した場合の画像形成結果の例を図6に示す。図6(a)
は給紙搬送系に不具合がない場合の例であり、テスト画
像がほぼ重なり合って形成されるが、給紙搬送系に不具
合がある場合には、図6(b)に示されるように、テス
ト画像がずれて形成されることとなる。従って、以上に
説明したような給紙搬送系の検査を行うことにより、ス
キャナを有しない画像形成装置においても容易に給紙搬
送系の検査を行うことができるようになる。もっとも、
前記したように、スキャナを有する画像形成装置におい
ても、本発明の給紙搬送系検査を行うことが可能なこと
は言うまでもない。
【0044】また、本実施の形態の給紙搬送系検査は、
複数回形成されたテスト画像の重なり具合から、給紙搬
送系の不具合を検出するものであるから、テスト画像も
図5の例に限定されるものではなく、極端にいうならば
如何なる画像を用いることも可能である。もっとも、図
5に示したように、例えば、主走査方向及び副走査方
向、又はそれらの少なくとも一方において、センター位
置を表す線分などの図形を含むテスト画像を用いると、
例えば、搬送系の不具合による通紙センターのずれを容
易に検出することができるし、少なくとも線分、曲線等
を含むテスト画像を用いれば搬送系の不具合による転写
用紙の傾きを検出することもできる。図7(b)は給紙
搬送系の不具合による転写用紙Sの傾きが検出された例
である。
【0045】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。第1の実施の形態では、画
像形成タイミングを算出する際に、第1回目のテスト画
像形成前においてタイミングセンサSE1がオンとなっ
たタイミングを基準として、n回分の画像形成タイミン
グの算出を行ったが、第1の実施の形態の方法を用いる
と、n回のテスト画像形成を行った場合、当該n回の画
像形成による位置ズレが全て蓄積されてテスト画像の形
成位置に現れることとなる。より具体的には、給紙搬送
系に不具合がある場合、n回のテスト画像形成位置は毎
回異なることとなり、給紙搬送系の不具合は検出できる
ものの、給紙搬送系を一回循環する場合の画像形成位置
のずれがどの程度かを確認することが煩雑となる場合も
有り得ることから、本実施の形態では、n回目のテスト
画像形成のタイミングを、n−1回目のテスト画像形成
の際にタイミングセンサSE1がオンとなったタイミン
グを基準として決定することにより、給紙搬送系1サイ
クルに生じる位置ズレを容易に確認できるようにする場
合について説明する。
【0046】図8は、本実施の形態における制御部10
0の処理内容の一例を示すフローチャートである。同図
に示されるように、本実施の形態における制御部100
の処理内容は、第1の実施の形態にて説明したものと共
通する点も多いが、画像形成タイミングの算出方法や、
タイマ設定の手法などが第1の実施の形態と異なってい
るので、以下、異なる点を中心として説明する。
【0047】本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様に基準移動時間を読み出し(S201)、画像形成タ
イミングの算出を行う(S202)。この画像形成タイ
ミングの算出方法が第1の実施の形態と異なっているの
で、以下に詳細に説明する。本実施の形態では、テスト
画像形成タイミングの基準となるタイミングを、その一
度前のテスト画像形成の際にタイミングローラ32がオ
ンとなったタイミングとする。より具体的には、n回目
のテスト画像形成開始タイミングを、n−1回目のテス
ト画像形成の際に転写用紙SがタイミングセンサSE1
を通過して、タイミングセンサSE1がオンとなったタ
イミングを基準とするように算出する。
【0048】従って、1回目及び2回目のテスト画像形
成タイミングは第1の実施の形態と同様の方法にて算出
されるが、3回目以降のテスト画像形成タイミングの算
出の方法はそれとは異なってくる。2回目以降のテスト
画像形成においては、タイミングセンサSE1がオンと
なった後、タイミングローラ32が停止しないからであ
る。
【0049】従って、例えば3回目のテスト画像形成
は、2回目のテスト画像形成の直前にタイミングセンサ
SE1がオンとなったタイミングにタイマをスタートさ
せ、以下の(式2)にて表されるタイマ値のカウント終
了後に3回目の画像形成のためのレーザビーム射出をス
タートさせる。 Tn=Tc*2+Tw (n≧3) …(式2) ここで、Twとは、タイミングローラ32を停止させな
い場合において、タイミングセンサSE1がオンとなっ
たタイミングからレーザビームの射出を開始するまでの
タイマ値を意味し、予め計測若しくは算出されてROM
102に記憶されている値である。以後、例えば4回目
のテスト画像形成のタイミングは、3回目のテスト画像
形成時におけるタイミングセンサSE1のオンのタイミ
ングを基準として、上記(式2)と同一のタイマ値を用
いて制御することが可能であるし、以後、何回テスト画
像を形成するとしても同様である。従って、本実施の形
態のステップS202では、タイマ値として、第1の実
施の形態で説明した(式1)により算出される1回目及
び2回目のテスト画像形成タイミングに加えて、上記
(式2)にて算出される3回目以降のテスト画像形成タ
イミング(タイマ値)を算出しRAM103に格納す
る。
【0050】その後、転写用紙Sの給紙をスタートし
(S203)、タイミングセンサSE1がオンとなった
ときに(S204:Yes)、画像形成タイミング制御
用の最初のタイマをスタートさせる(S205)。その
後、上記したように一回目のテスト画像形成に対応する
タイマ値がカウントされるのを待って(S206:Ye
s)、レーザビームを射出し、テスト画像を形成する
(S207)。
【0051】1回目のテスト画像形成が終了すると、テ
スト画像形成回数を保持するカウンタnに1を加算し
(S208)、用紙反転機構50により転写用紙Sを2
回反転させる(S209)。本実施の形態では、この2
回反転終了後のタイミングセンサSE1のオンのタイミ
ングで(S210:Yes)、先の画像形成タイミング
制御に用いたタイマとは別のタイマをスタートさせる
(S211)。このように別のタイマを用いる必要があ
るのは、先にカウントを開始したタイマは、2回目のテ
スト画像形成を行うためのタイミングをカウントするた
めに用いられており、本ステップで当該タイマのカウン
ト値をクリアするわけにはいかないからである。
【0052】即ち、ステップS211で別タイマをスタ
ートさせた後、先にカウントを開始したタイマが、2回
目のテスト画像形成を行うためのタイミングをカウント
したことを検出して(S212:Yes)、レーザビー
ムを射出し、2回目のテスト画像形成を行う(S21
3)と共に、カウンタnに1を加算する(S214)。
なお、テスト画像の形成を2回で終了する場合には、ス
テップS211において別のタイマを起動する必要はな
いため、ステップS210及びS211はスキップす
る。
【0053】以上の処理により2回目のテスト画像形成
が終了すると、図9のフローチャートへと移行する。図
9のフローチャートでは、カウンタnの値が所定の値を
超えたか否かを判定する(S215)。この所定の値
は、第1の実施の形態と同様、テスト画像を形成すべき
回数を示すものであり、当該所定の値を超えていた場合
には(S215:Yes)、テスト画像が形成された用
紙を排紙トレイ34へと排紙して(S216)、処理を
終了する。所定の値を超えていない場合には(S21
5:No)、さらにテスト画像を形成すべく、図8のフ
ローチャートへと戻り、転写用紙Sを2回反転させる
(S209)。そして、その後、タイミングセンサSE
1がオンとなったタイミングで別のタイマ(当該時点に
おいて画像形成タイミングの制御に用いられているタイ
マと別のタイマ)をスタートさせ(S211)、テスト
画像の形成を継続する。
【0054】以上のような処理を行うことにより、給紙
搬送系の1サイクルの用紙搬送にて生じる位置ズレを容
易に検出することができるようになる。 (実施の形態3)次に本発明の第3の実施の形態につい
て説明する。第1及び第2の実施の形態では、画像形成
タイミングの基準をタイミングセンサSE1がオンとな
ったタイミングとしたが、上記各実施の形態の方法で
は、給紙搬送系のどの部分に不具合が発生しているかを
特定することはできない。本実施の形態では、給紙搬送
系のどの部分に不具合が発生しているかを特定する場合
の方法について説明する。
【0055】本実施の形態では、テスト画像形成開始タ
イミングの基準として、他のセンサがオンとなったタイ
ミングを用いた場合についてもテスト画像の形成を行う
ことにより、不具合発生位置の特定を可能としている。
ここで、まず、本実施の形態における不具合の発生場所
の特定の考え方について説明する。即ち、排紙センサS
E2がオンとなったタイミングを基準としてテスト画像
の形成を行った場合を考える。なお、排紙センサSE2
がオンとなったタイミングを基準としてテスト画像の形
成を行うとは、排紙センサSE2がオンとなったタイミ
ングでタイマをスタートさせ、所定のタイマ値のカウン
トが終了したタイミングでレーザビームの射出を開始す
ることをいう。従って、画像形成タイミングの算出方法
は上記各実施の形態とは異なるものとする必要がある。
【0056】例えば第1の実施の形態の方法を用いてタ
イミングセンサSE1がオンとなったタイミングを基準
として複数回テスト画像を形成した場合に不具合が検出
されたにもかかわらず、排紙センサSE2を基準として
複数回テスト画像を形成した場合に不具合が検出されな
かったとすれば、不具合はタイミングセンサSE1と排
紙センサSE2との間で生じていると特定することがで
きる。
【0057】排紙センサSE2を基準とした場合にも不
具合が検出されたとすれば、次には入口センサSE3を
基準として給紙搬送系検査を行えばよい。入口センサS
E3を基準として検査を行った場合に不具合が検出され
なかったとすれば、排紙センサSE2と入口センサSE
3との間の位置で不具合が生じていると特定することが
できるからである。以後、排出センサSE4を基準とし
て検査を行うようにしてもよいことは勿論である。
【0058】もっとも、上記のように基準となるセンサ
を順次変更していくには、画像形成タイミングの算出の
方法が問題となる。そこで本実施の形態では、画像形成
タイミングの算出に際して、図4に示した基準移動時間
から、基準となるセンサから後の部分についての基準移
動時間のみを取り出してタイマ値の算出を行う。具体的
には、例えば排紙センサSE2がオンとなったタイミン
グを基準として複数回のテスト画像の形成を行うのであ
れば、図4に示したテーブルのT2〜T5までの基準移
動時間を読み出して加算し、加算結果を上記Tcの値と
考える。
【0059】排紙センサSE2がオンとなったタイミン
グを基準としてテスト画像の形成を行う場合、テスト画
像形成の前にはタイミングローラ32を停止させないの
が通常であると考えられるから(式2)を適用し、上記
Tcの値にTwを加算して画像形成開始タイミングを算
出できる。しかし、給紙直後、最初のテスト画像を排紙
センサSE2を基準として行うとすれば、少なくとも1
回目と2回目のテスト画像形成タイミングについては
(式1)を適用する必要がある。
【0060】このように算出された画像形成開始タイミ
ングをタイマに設定し、排紙センサSE2がオンとなっ
たタイミングから当該タイマのカウントを開始し、タイ
マのカウントが終了したときに、レーザビームの射出を
開始することで、排紙センサSE2を基準としたテスト
画像の形成を実現することができる。他のセンサ(入口
センサSE3や排出センサSE4)を用いた場合も同様
である。
【0061】なお、本実施の形態の手法を用いた変形例
には種々のものが考えられる。即ち、最初はタイミング
センサSE1を基準として複数回(例えば2回)テスト
画像を形成、次に、例えばテスト画像の濃度を変更し
て、排紙センサSE2を基準としてテスト画像を複数回
(例えば2回)形成するなど、同一の転写用紙Sにテス
ト画像を形成するに際して、テスト画像形成タイミング
の基準となるセンサを変更していくようにすることも可
能であるし(基準となるセンサをどのような順序で変更
するかも任意としてよい。)、基準位置ごとに転写用紙
を変えるようにしてもよい。後者の場合には、例えば操
作パネルOPを介して利用者が基準となるセンサを選択
するようにすることも考えられるし、転写用紙の枚数を
カウントして、転写用紙ごとに自動的に基準となるセン
サを切り換えるようにしてもよい。
【0062】(実施の形態4)次に、本発明の第4の実
施の形態について説明する。本実施の形態では、排出さ
れた用紙を目視にて検査することにより給紙搬送系の不
具合を検出するだけでなく、実際に生じている給紙搬送
系の不具合を転写用紙の実際の移動時間のバラツキを表
す数値として算出する場合の処理について説明する。
【0063】図10及び図11は、本実施の形態におけ
る制御部100の処理内容の一例を示すフローチャート
である。同図に示される内容は、第1の実施の形態で説
明した内容、即ち、最初のテスト画像形成前に転写用紙
SがタイミングセンサSE1を通過したタイミングを基
準としてテスト画像の形成を行う場合に、本実施の形態
のバラツキ算出を適用した場合の例を示すものであり、
従って、図10に示される処理内容は、ほとんどが第1
の実施の形態において説明した内容(図3参照)と共通
している。
【0064】しかしながら、本実施の形態では、ステッ
プS309において転写用紙Sを2回反転させるに際し
て、転写用紙Sの実際の移動時間(以下、「実移動時
間」という。)を計測する点が異なっている。この実移
動時間計測処理は、要するに、転写用紙Sが実際に給紙
搬送系を循環する際に各センサにより実際に検出される
タイミングを取得し、転写用紙Sが実際に各センサ間を
移動した時間を計測する処理である。計測された値は、
順次RAM103に格納される。
【0065】ステップS314でテスト画像の形成が終
了した転写用紙Sを排紙トレイ34に排紙した後、図1
1のフローチャートへと移行し、転写用紙Sの実移動時
間のバラツキσを算出する(S315)。このバラツキ
σの算出は、基準移動時間(図4参照)をも参照しなが
ら、実移動時間が基準移動時間とどの程度異なっている
かを算出することにより行う。具体的には、例えば、複
数回のテスト画像形成により複数回計測された各センサ
間の実移動時間と基準移動時間から、両者の差分の二乗
を求め、前記複数回についての総和を取るなどの方法が
考えられるが、他の方法も可能である。
【0066】算出されたバラツキσの値が所定値を超え
た場合には(S316:Yes)、給紙搬送系の異常を
警告する(S317)。異常警告の方法としては、例え
ば操作パネルOPに備えられている液晶パネル等の表示
手段にメッセージを表示したり、ビープ音の出力や音声
データの出力などが考えられるが、他にも種々の方法が
可能である。また、実際に算出されたバラツキσの値を
プリント出力するようにしてもよい。この際に、各セン
サ間におけるバラツキσを、その位置ごとに分類して出
力すれば、給紙搬送系のどの位置に不具合が生じている
かを特定することも可能となる。
【0067】なお、本実施の形態では、第1の実施の形
態の如くテスト画像の形成を併用する場合の処理内容に
ついて説明したが、本実施の形態のバラツキ算出に本質
的に必要なのは転写用紙Sの通過が各センサによる検出
されることであるから、必ずしもテスト画像を形成する
必要はなく、極端な場合には転写用紙Sを一回だけ循環
させ、検出された値を基準移動時間と比較するようにし
ても構わない。
【0068】<変形例>以上、本発明の種々の実施の形
態について説明してきたが、本発明の内容が、上記実施
の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であ
り、例えば、以下のような変形例を考えることができ
る。 (1)上記実施の形態では、テスト画像の一例として、
図5に示したテスト画像を用いたが、第1の実施の形態
でも述べたように、このテスト画像に限定されるわけで
なく、例えば、通紙搬送系の不具合を検出するだけであ
れば、例えば任意の位置に一又は複数の線分を配置した
テスト画像など、種々のテスト画像を用いることが可能
である。一方、図5に示したように主走査方向又は副走
査方向の少なくとも一方の中心位置に線分を配置したテ
スト画像を用いることにより、転写用紙Sの通紙センタ
ーのズレなどを目視にて検出することも可能となる。
【0069】(2)また、上記実施の形態では、転写用
紙Sの同一の面に複数回テスト画像を形成するようにし
たが、転写用紙Sの両面にテスト画像を形成し、転写用
紙Sを透かして見ることで、給紙搬送系の不具合を検出
するようにすることもできる。この場合について、例え
ば第1の実施の形態に適用した場合の具体的な方法につ
いて説明すると、例えば、図3のフローチャートのステ
ップS102における画像形成開始タイミングの算出の
際に、上記(式1)に替えて下記の(式1’)を用いる
ようにすることが考えられる。
【0070】 Tn=Tc*(n−1)+Ts …(式1’) なお、上記(式1’)にも示されるように、転写用紙S
の両面にテスト画像を形成する場合には、原則として、
給紙搬送系の1サイクル分の基準移動時間の分だけ、画
像形成開始タイミングを減算して算出すればよいため、
第1の実施の形態だけでなく、他の実施の形態(式2を
用いる場合)に適用することも容易である。
【0071】もっとも、転写用紙Sの両面にテスト画像
を形成する場合には、テスト画像を、転写用紙Sの中心
位置を基準として、上下対称(用紙を縦置きとした場
合)、若しくは左右対称(用紙を横置きとした場合)の
画像とすることが好ましい。テスト画像形成後に転写用
紙Sを透かしてみることにより給紙搬送系の不具合を検
出するに際し、上記対称形のテスト画像を用いておけ
ば、表面と裏面とにそれぞれテスト画像を形成する際
に、レーザビームによる画像書込み位置を変更する必要
がなくなるからである。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る画
像形成装置によれば、同一の記録シートに複数回の画像
形成を行うべく、画像形成を行う位置に複数回記録シー
トを搬送する給紙搬送系を備える画像形成装置であっ
て、前記画像形成を行う位置において、前記給紙搬送系
により搬送される記録シートにテスト画像を形成するテ
スト画像形成手段と、前記テスト画像形成手段が記録シ
ートに最初のテスト画像を形成した後は、当該記録シー
トがタイミングローラにより停止されることなく、当該
記録シートに複数回テスト画像が形成されるように前記
給紙搬送系を制御する給紙搬送系制御手段と、前記給紙
搬送系に不具合があるときに前記記録シート上に形成さ
れる複数のテスト画像の当該記録シート上における形成
位置がずれるよう、前記テスト画像形成手段によるテス
ト画像形成タイミングを制御する画像形成タイミング制
御手段とを備えているので、スキャナを用いてテスト画
像を読み取る必要がなくなり、また最終的に排紙された
記録シート上に形成されたテスト画像を確認することに
より、目視にて容易に給紙搬送系の不具合を検出するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一適用例である画像形
成システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の画像形成装置1の全体構
成を示す概略断面図である。
【図3】第1の実施の形態の給紙搬送系検査における制
御部100の処理内容の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】基準移動時間の内容の一例を示す図である。
【図5】テスト画像の一例を示す図である。
【図6】給紙搬送系検査におけるテスト画像形成結果の
例を示す図である。
【図7】給紙搬送系検査におけるテスト画像形成結果の
他の例を示す図である。
【図8】第2の実施の形態の給紙搬送系検査における制
御部100の処理内容の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】第2の実施の形態の給紙搬送系検査における制
御部100の処理内容の一例を示すフローチャートであ
る。
【図10】第4の実施の形態の給紙搬送系検査における
制御部100の処理内容の一例を示すフローチャートで
ある。
【図11】第4の実施の形態の給紙搬送系検査における
制御部100の処理内容の一例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 パーソナル・コンピュータ 10 画像形成ユニット 11 感光体ドラム 12 帯電チャージャ 13 現像器 14 転写ローラ 15 定着器 20 プリントヘッド 30 給紙カセット 31 給紙ローラ 32 タイミングローラ 33 排紙ローラ 34 排紙トレイ 35、36 搬送ローラ 41 給紙ガイド 42 再給紙径路 50 用紙反転機構 100 制御部 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 EEPROM 105 露光制御部 SE1 タイミングセンサ SE2 排紙センサ SE3 入口センサ SE4 排出センサ
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 隆史 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 平松 功次 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 KK04 KK13 2H027 DA09 DC03 DE07 EC03 ED04 EE02 GA30 GB07 HA07 HA08 HA12 2H072 AA03 AA18 AA29 AB07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の記録シートに複数回の画像形成を
    行うべく、画像形成を行う位置に複数回記録シートを搬
    送する給紙搬送系を備える画像形成装置であって、 前記画像形成を行う位置において、前記給紙搬送系によ
    り搬送される記録シートにテスト画像を形成するテスト
    画像形成手段と、 前記テスト画像形成手段が記録シートに最初のテスト画
    像を形成した後は、当該記録シートがタイミングローラ
    により停止されることなく、当該記録シートに複数回テ
    スト画像が形成されるように前記給紙搬送系を制御する
    給紙搬送系制御手段と、 前記給紙搬送系に不具合があるときに前記記録シート上
    に形成される複数のテスト画像の当該記録シート上にお
    ける形成位置がずれるよう、前記テスト画像形成手段に
    よるテスト画像形成タイミングを制御する画像形成タイ
    ミング制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成タイミング制御手段は、 記録シートが前記給紙搬送系における所定の位置を通過
    したことを検出する検出手段を含み、 最初のテスト画像を形成する前に前記記録シートが前記
    所定の位置を通過したタイミングを基準として、二度目
    以降のテスト画像が、前記給紙搬送系に不具合がなけれ
    ば最初のテスト画像が形成された記録シートの面と同一
    の面における略同一位置に形成されるようにテスト画像
    形成のタイミングを制御することを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成タイミング制御手段は、 記録シートが前記給紙搬送系における所定の位置を通過
    したことを検出する検出手段を含み、 二度目以降のテスト画像が、前記給紙搬送系に不具合が
    なければ最初のテスト画像が形成された記録シートの面
    と同一の面における略同一位置に形成されるように、一
    度前のテスト画像形成の際に前記記録シートが前記所定
    の位置を通過したタイミングを基準としてテスト画像形
    成のタイミングを制御することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記テスト画像形成手段は、 記録シートの主走査方向又は副走査方向の少なくとも一
    方向の中心位置を基準として、少なくとも一方向に対称
    形となるテスト画像を形成し、 前記画像形成タイミング制御手段は、 少なくとも二度目のテスト画像が、前記給紙搬送系に不
    具合がなければ最初のテスト画像が形成された記録シー
    トの面と異なる面における略同一位置に形成されるよう
    にテスト画像形成のタイミングを制御することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成タイミング制御手段は、 記録シートが、前記給紙搬送系により、一度前記画像形
    成を行う位置に搬送されてから再度同じ位置に搬送され
    るまでに要するべき基準時間の情報を保持する基準時間
    情報保持手段と、 前記基準時間情報保持手段に保持された情報に基づい
    て、画像形成タイミングの制御に必要な値を算出する算
    出手段と、 前記算出手段により算出された値に基づいてテスト画像
    形成のタイミングを制御する制御手段とを含むことを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成タイミング制御手段は、 記録シートが、前記給紙搬送系における複数箇所の所定
    位置を通過したことをそれぞれ検出する複数の検出手段
    と、 前記複数の検出手段が設けられた複数箇所の所定位置の
    間において、記録シートの通過に要するべき基準時間の
    情報を保持する基準時間情報保持手段と、 前記検出手段が設けられた複数の所定位置のいずれかを
    選択する選択手段と、 前記基準時間情報保持手段に保持された情報に基づい
    て、前記選択手段により選択された所定位置を画像形成
    タイミング制御の基準位置とした場合において、画像形
    成タイミングの制御に必要な値を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された値に基づいてテスト画像
    形成のタイミングを制御する制御手段とを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記テスト画像形成手段は、 当該テスト画像の主走査方向及び副走査方向の少なくと
    も一方の中心位置を示す図形を含むテスト画像を形成す
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 同一の記録シートに複数回の画像形成を
    行うべく、画像形成を行う位置に複数回記録シートを搬
    送する給紙搬送系を備える画像形成装置であって、 記録シートがタイミングローラにより停止されることな
    く、所定の速度で前記給紙搬送系により搬送されるよう
    に前記給紙搬送系を制御する給紙搬送系制御手段と、 記録シートが、前記給紙搬送系における複数箇所の所定
    位置を通過したことをそれぞれ検出する複数の検出手段
    と、 前記複数の検出手段が設けられた複数箇所の所定位置の
    間において、記録シートの通過に要するべき基準時間の
    情報を保持する基準時間情報保持手段と、 前記検出手段による検出結果と、前記基準時間情報保持
    手段に保持されている情報とから、前記給紙搬送系の不
    具合を表す値を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された値に基づいて、前記給紙
    搬送系の不具合に関する情報を出力する出力手段とを備
    えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326399A (ja) * 2001-04-30 2002-11-12 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及び画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002326399A (ja) * 2001-04-30 2002-11-12 Toshiba Tec Corp 画像形成装置及び画像形成方法

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