JP2001066907A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001066907A
JP2001066907A JP23979599A JP23979599A JP2001066907A JP 2001066907 A JP2001066907 A JP 2001066907A JP 23979599 A JP23979599 A JP 23979599A JP 23979599 A JP23979599 A JP 23979599A JP 2001066907 A JP2001066907 A JP 2001066907A
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Japan
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belt
image
image forming
endless belt
forming apparatus
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JP23979599A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kato
誠一 加藤
Akira Tateishi
彰 立石
Susumu Kobayashi
進 木林
Satoshi Nishikawa
聰 西川
Ayumi Kawashima
歩 川島
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で生産性が高く、かつ高画質の画像をも
たらす無端ベルトを有する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 トナー像を形成しそのトナー像を最終的
に記録媒体に定着する画像形成装置であって、画像形成
のいずれかの過程に、トナー像を移動させる無端ベルト
を有し、その無端ベルトが、シート状ベルト基材の両端
部を、接着剤を挟んで互いに重ね合わせることにより継
ぎ合わせた継ぎ目部を有するベルトであって、その無端
ベルトの継ぎ目部における該ベルト基材の重ね合わせの
幅が1mm以上かつ6mm以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた、トナーによって画像を形成する、複写機やプリン
タ等の画像形成装置に関し、特に画像形成のいずれかの
過程に、トナー像を移動させる無端ベルトを有する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、およびファク
シミリなどの電子写真方式を用いた画像形成装置では、
無機または有機材料からなる光導電性の感光体上に一様
に電荷を帯電させ、その帯電させた感光体上に画像信号
を変調したレーザ光を照射して除電することで静電潜像
を形成し、その静電潜像の形成された感光体上に上記電
荷と同極性に帯電したトナーを供給することによってそ
の静電潜像部分を現像して可視化したトナー像とし、こ
のトナー像を直接あるいは中間転写体を介して記録紙な
どの記録媒体に静電的に転写し、そのトナー像が転写さ
れた記録媒体を搬送ベルトによって定着部に搬送し、定
着部によってそのトナー像を記録紙に定着する。このよ
うにして記録紙上に所要の画像が形成される。この画像
形成装置には多くの部分で無端ベルトが採用されてお
り、例えば、上述した中間転写体は一般に循環する無端
ベルトからなり、また感光体も無端ベルトからなるもの
が知られている。これらの無端ベルトは、複数のロール
に支えられながら循環的に移動する。
【0003】中間転写体を介した転写では、上記感光体
上に形成されたトナー像は1次転写位置で中間転写体に
転写され、その中間転写体上に転写されたトナー像は、
ベルトの循環によって1次転写位置から2次転写位置ま
で運ばれ、その2次転写位置で記録媒体に転写される。
このような中間転写体が採用された画像形成装置とし
て、特開昭62−206567号に開示されたものが知
られている。この画像形成装置に用いられる中間転写体
用の無端ベルトの作成方法は次の3種類に大別される。
【0004】円筒状の金型を回転させながら、その金
型の内側に半導電性を付与した液状のベルト材料を流し
込み乾燥/硬化させた後、金型から取り出して継ぎ目の
ない無端ベルトとする方法。
【0005】熱可塑性の樹脂を主材料とし半導電性を
付与したベルト材料を、リングダイ等よりチューブ押し
出し成形し、所定の長さに切り取って継ぎ目のない無端
ベルトとする方法。
【0006】予め半導電性を付与した液状のベルト材
料をTダイ等の押し出しコートによりシート状に製膜
し、所定の大きさに切り出し、切り出したシート状のベ
ルト基材の両端部を互いに継ぎ合せて無端ベルトとする
方法。
【0007】の方法は、一般に遠心成形法とよばれる
方法であり、ベルト材料として塗料状の材料を用いるた
め、その塗料状の材料中にカーボン等の導電材料を均一
分散することにより、最終的に生成される無端ベルトに
容易に半導電性を付与できる。しかし、この方法は、製
膜の工程が複雑でかつ長時間を要するため生産性が極め
て悪いといった問題がある。の押し出し成形法は、
の遠心成形法に比べて生産性が優れているものの、ベル
トの主材料として熱可塑性の樹脂を用いるため、この樹
脂にカーボン等の導電材料を混練して、所望の、半導電
性の均一な抵抗値を有するベルトを得ることが難しいと
いった問題がある。
【0008】の方法は、の遠心成形法と同様にベル
ト材料として塗料状の材料を用いるため、最終的に生成
される無端ベルトに半導電性を付与することが比較的容
易であり、またこのの方法は、シート状に連続製膜し
たベルト基材を使用するため、の方法と比べてもこの
の方法による無端ベルトの生産性は極めて優れてい
る。また、このの方法によって作製された無端ベルト
が最も安価である。なお、中間転写体以外の、感光体な
どのベルト基材作製方法としても上記3方法が一般的で
あり、これらの3方法のうちでの方法が、生産性の観
点から見て優れている。しかし、このの方法によって
無端ベルトを作製するためには、何らかの手段により上
記のシート状のベルト基材を継ぎ合せる必要がある。
【0009】ベルト基材を継ぎ合わせる代表的な方法と
して、オーバーラップ継ぎ合わせ法がある。この継ぎ合
わせ法は、接着剤を挟んでシートの両端部を互いに重ね
合せて接合し、無端ベルトとするものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなオ
ーバーラップ継ぎ合わせ法によって単に継ぎ合わせられ
た継ぎ目部を有する無端ベルトが例えば中間転写体とし
て採用された場合、この継ぎ目部がロールなどを通過す
る際に、この継ぎ目部の厚み方向の段差およびこの継ぎ
目部の剛性の影響により、この無端ベルトには、速度ム
ラおよび振動が発生し、表面上に形成されるYMCKの
各色の1次転写画像が乱されて色ずれ(レジストレーシ
ョンズレ)や濃度ムラが発生し画質を劣化させるといっ
た問題がある。また、中間転写体に限らず、画像を担持
し、画像の形成、転写、定着などに関わる部材に無端ベ
ルトが採用された場合にも、速度ムラおよび振動の発生
に伴う無端ベルト上の画像の画質が劣化するという問題
がある。
【0011】本発明は、以上の事情に鑑み、安価で生産
性が高く、かつ高画質の画像をもたらす無端ベルトを有
する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、トナー像を形成しそのトナー像を
最終的に記録媒体に定着する画像形成装置であって、画
像形成のいずれかの過程に、トナー像を移動させる無端
ベルトを有し、上記無端ベルトが、シート状ベルト基材
の両端部を、接着剤を挟んで互いに重ね合わせることに
より継ぎ合わせた継ぎ目部を有するベルトであって、そ
の無端ベルトの継ぎ目部におけるそのベルト基材の重ね
合わせの幅が1mm以上かつ6mm以下であることを特
徴とする。
【0013】上記本発明の画像形成装置は、上記無端ベ
ルトの上記継ぎ目部において上記ベルト基材に挟まれた
接着剤の厚みが50μm以下であることが好ましい。
【0014】また、上記本発明の画像形成装置は、上記
継ぎ目部における継ぎ目が、上記無端ベルトの移動方向
に対する垂直線に対し0°以上かつ8°以下の角度をな
すものであることが好ましい。
【0015】また、上記本発明の画像形成装置は、上記
無端ベルトを、表面にトナー像の転写を受けてそのトナ
ー像を所定の2次転写位置に搬送しその2次転写位置に
おいてそのトナー像が記録媒体に転写される中間転写体
ベルトとして用いることができる。
【0016】また、上記本発明の画像形成装置は、上記
無端ベルトを、所定方向に循環するように回転し、所定
位置で表面上に静電潜像が形成され、所定位置でその表
面上にトナーが供給されることによりその静電潜像がト
ナー像として可視化される像担持体ベルトとして用いる
ことができる。
【0017】上記無端ベルトを中間転写体ベルトとして
用いた画像形成装置は、上記ベルト基材が、熱硬化性樹
脂に導電性材料を混合してなるものであることが好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施形態の画像形成
装置の模式図である。
【0020】図1に示す本発明の第1の実施形態の画像
形成装置10は、装置内にトナー像の担持体である感光
体ドラムを各色毎に4台持つ高速/多数枚出力機であ
る。それらの4台の感光体ドラムは、Y(イエロ)用の
感光体ドラム1Y、M(マゼンタ)用の感光体ドラム1
M、C(シアン)用の感光体ドラム1C、K(ブラッ
ク)用の感光体ドラム1Kからなる。また、この画像形
成装置10は、感光体ドラム1KにKトナーを供給する
現像部5K、感光体ドラム1CにCトナーを供給する現
像部5C、感光体ドラム1MにMトナーを供給する現像
部5M、感光体ドラム1YにYトナーを供給する現像部
5Y、感光体ドラム1K上のKトナー像をKトナー用の
1次転写位置で後述する中間転写体ベルト2に転写する
転写電極である1次転写ロール3K、感光体ドラム1C
上のCトナー像をCトナー用の1次転写位置で中間転写
体ベルト2に転写する転写電極である1次転写ロール3
C、感光体ドラム1M上のMトナー像をMトナー用の1
次転写位置で中間転写体ベルト2に転写する転写電極で
ある1次転写ロール3M、感光体ドラム1Y上のYトナ
ー像をYトナー用の1次転写位置で中間転写体ベルト2
に転写する転写電極である1次転写ロール3Y、上記4
台の感光体ドラムおよび上記4つの1次転写ロールそれ
ぞれによってそれぞれの1次転写位置で挟まれながら矢
印A方向に循環するように移動し、それらの各1次転写
位置で転写されたトナーを各1次転写位置から所定の2
次転写位置へ搬送する無端ベルト状の中間転写体ベルト
2、その2次転写位置で、中間転写体ベルト2の、トナ
ー像が担持された表面側に設置され、そのトナー像を転
写媒体である記録紙Pに転写する転写電極である2次転
写ロール4_1、2次転写ロール4_1と中間転写体ベ
ルト2を挟んで対向するように配置されたバックアップ
ロール4_2、バックアップロール4_2に圧接して回
転するコンタクトロール4_3、中間転写体ベルト2を
支持しかつ駆動する駆動ロール7_1、中間転写体ベル
ト2を支持し中間転写体ベルト2の循環をガイドする従
動ロール7_2、中間転写体ベルト2上の残存トナーを
クリーニングするベルトクリーナ6、2次転写位置でト
ナー像が転写された記録紙Pを搬送する搬送ベルト8、
搬送ベルト8によって搬送された記録紙P上のトナー像
を定着する定着部9を有する。
【0021】同図において、感光体ドラム1Yは、時計
方向に回転し、図示しない帯電部によって表面が一様に
帯電される。その帯電された感光体ドラム1Yには、図
示しない画像書き込み部によってレーザが照射されて静
電潜像が形成される。この静電潜像が現像器5Yによっ
て供給されたトナーによってトナー現像されることによ
り、第1色Yのトナー像が形成される。このトナー像
は、感光体ドラム1Yの回転により、中間転写体ベルト
2を挟んで1次転写ロール3Yと近接するYトナー像の
1次転写位置に到り、感光体ドラム1Y上のYトナー像
は、この位置で、1次転写ロール3YにYトナー像の極
性と同極性の電圧が印加されることにより静電的に中間
転写体ベルト2に吸着されて、図中矢印Aで示される反
時計方向に回転する中間転写体ベルト2に1次転写され
る。
【0022】以下、第1色Yのトナー像と同様にして、
第2色Mのトナー像、第3色Cのトナー像、第4色Kの
トナー像が、それぞれ感光体ドラム1M、感光体ドラム
1C、感光体ドラム1K上で、第1色Yのトナー像の形
成時から所定の時間間隔ごとに形成される。これらの第
2色〜第4色のトナー像は、それぞれ、中間転写体ベル
ト2上で上記第1色のトナー像の上に順に正確に重ねら
れて転写され、このように転写された第1色〜第4色の
トナー像の重ね合わせにより多重トナー像が形成され、
この中間転写体ベルト2上の多重色トナー像は、中間転
写体ベルト2の循環によって2次転写ロール4_1が設
置された2次転写位置に搬送される。
【0023】2次転写位置の中間転写体ベルト2と2次
転写ロール4_1との間には、図示しない記録紙用トレ
ーに収容された記録紙Pが、所定のタイミングで給送さ
れる。多重トナー像をのせた中間転写体ベルト2が、そ
の2次転写位置で、2次転写ロール4_1およびバック
アップロール4_2により記録紙Pに圧接されつつ、コ
ンタクトロール4_3からバックアップロール4_2を
通して多重トナー像のトナーの極性と同極性の電圧が印
加されることにより、その多重トナー像は、記録紙Pに
2次転写される。
【0024】多重トナー像が転写されたこの記録紙Pは
搬送ベルト8によって定着装置9に搬送される。記録紙
P上の多重トナー像は、その定着装置9によって加圧/
加熱処理されて記録紙P上に定着される。このような定
着によって多重トナー像が記録紙P上に固定された永久
画像が形成され、本実施形態の画像形成装置による画像
形成は完了する。なお、記録紙Pへ転写されずに中間転
写体ベルト2に残った多重トナー像の残留トナーは、2
次転写位置の下流に設けられたベルトクリーナ6によっ
て除去され、中間転写体ベルト2は再び1次転写に備え
たクリーンな状態に復帰する。また、2次転写ロール4
_1は図示しないブラシクリーニングにより、転写時に
付着したトナー粒子や紙紛等の異物が除去される。
【0025】この画像形成装置10の中間転写体ベルト
2は、オーバーラップ継ぎ合わせ法によって継ぎ合わさ
れている、本発明の無端ベルトに相当する。以下に、オ
ーバーラップ継ぎ合わせ法によって形成された無端ベル
トの特徴について述べる。
【0026】図2は、オーバーラップ継ぎ合わせ法によ
って形成された無端ベルトの概略図である。
【0027】この図に示すように、オーバーラップ継ぎ
合わせ法によって形成された無端ベルトは、シート状ベ
ルト基材の両端部を互いに重ね合わせて継ぎ合わせた継
ぎ目部Lを有するベルトである。このようなシート状ベ
ルト基材は、安価で大量生産が可能である。特に2mを
超える周長を持つ無端ベルトは遠心成形法やリングダイ
によるチューブ押し出し成形法では製作が困難である
が、このオーバーラップ継ぎ合わせ法では、容易に製作
することが可能となる。
【0028】図3は、オーバーラップ継ぎ合わせ法によ
って形成された無端ベルトの継ぎ目部の断面形状を示す
図である。
【0029】図3に示すように、オーバーラップ継ぎ合
わせ法によって形成された無端ベルトの継ぎ目部Lは、
シート状ベルト基材の両端部が重ね代をとって接着剤S
を挟んで重ね合わされている。ここでは、ベルト基材が
厚みtを持ち、重ね代が重ね合わせ幅wで形成され、ベ
ルト基材で挟まれた接着剤Sが厚みdを有するものとす
る。この無端ベルト、重ね代の部分で、段差h(基材の
厚みt +接着剤の厚みd)を持つ。
【0030】このような無端ベルトは、駆動ロールの回
転によって移動する際、継ぎ目部が上述のロール類を通
過するときに振動が発生しやすい。またこの無端ベルト
では、継ぎ目部が上記ロール上に乗り上げて単位時間当
たりの無端ベルトの移動距離xがx−Δxと微小距離Δ
xだけ小さくなることによる速度ムラが発生するおそれ
がある。このような無端ベルトがそのまま、カラー複写
機やカラープリンタの中間転写体として使用された場合
には、この無端ベルト上にYMCKの4色のトナーを重
ねる際に上記速度ムラに伴う微小距離Δxの分の色ずれ
(レジストレーションのズレ)や濃度ムラの発生につな
がる。
【0031】本発明の第1の実施形態の中間転写体ベル
ト2は、このようなオーバーラップ継ぎ合わせ法によっ
て形成された無端ベルトであって、継ぎ目部の、重ね合
わせ幅wが1mm以上かつ6mm以下、さらに好ましく
は1mm以上かつ4mm以下となるよう調整されたもの
である。このように調整された中間転写体ベルト2は、
後に実施例で示すように継ぎ目部での十分な接着強度を
有するものであるとともに、上記微小距離Δxが小さく
なり、この微小距離Δxの減少により上記速度ムラ、色
ずれ(レジストレーションのズレ)、および濃度ムラが
抑えられる。これらのムラおよびズレは、継ぎ目無しの
無端ベルト並に小さな値に抑えることもできる。
【0032】また、この中間転写体ベルト2はさらに、
接着剤の厚みdが50μm以下となるものであることが
好ましく、15μm以上かつ30μm以下となるよう調
整されたものであるとさらに好ましい。このように調整
された中間転写体ベルト2は、接着剤の厚みdの調整が
されていないものと比較して、上記微小距離Δxがさら
に小さくなり、この微小距離Δxの十分な減少により、
上記速度ムラ、色ずれ、および濃度ムラがさらに抑えら
れ、トナー像や最終的に形成される画像の画質が向上す
る。
【0033】図4は、オーバーラップ継ぎ合わせ法によ
って形成された無端ベルトの継ぎ目部の傾きを示す図で
ある。
【0034】この図に示されるように、オーバーラップ
継ぎ合わせ法によって形成された無端ベルトは、上記継
ぎ目部がこの無端ベルトの移動方向に対する垂直線と角
度θをなすものであってもよい。このように継ぎ目部に
角度を設けることにより、その継ぎ目部が各ロールを通
過する際に、徐々にロールに乗り上げ、徐々にロールか
ら離れていくため速度ムラおよび振動が緩和され色ずれ
や濃度ムラと言った画質劣化の原因を最小限に抑えるこ
とができる。
【0035】上記の、重ね合わせ幅wおよび接着剤の厚
みdが調整された中間転写体ベルト2がこのように継ぎ
合わせ部に角度が設けられたものである場合、この角度
θをさらに大きくすると上記画質劣化がさらに抑えられ
るが、中間転写体ベルト2上に1次転写画像を形成する
領域が狭くなってしまう。また、この角度θを小さくす
ると上記画質劣化防止の効果が小さくなってしまう。こ
れらの事情から、また以下に実施例で示すように、この
中間転写体ベルト2は、この中間転写体ベルト2の移動
方向に対する垂直線に対し0°以上かつ8°以下の角度
をなすように調整されたものであることが好ましく、2
°以上かつ4°以下の角度をなすよう調整されたもので
あることがさらに好ましい。
【0036】なお、この第1の実施形態の画像形成装置
10の搬送ベルト8に、ここで述べた、重ね合わせ幅
w、接着剤の厚みd、および上記角度θが調整された無
端ベルトを採用することもできる。
【0037】図5は本発明の第2の実施形態の画像形成
装置の模式図である。
【0038】同図に示される画像形成装置20は、上記
の画像形成装置10とは異なり1台の感光体ドラム11
を備えた中低速出力機である。この画像形成装置20
は、感光体ドラム11にKトナーを供給する現像部15
K、感光体ドラム11にCトナーを供給する現像部15
C、感光体ドラム11にMトナーを供給する現像部15
M、感光体ドラム11にYトナーを供給する現像部15
Y、感光体ドラム11上のトナー像を所定の1次転写位
置で後述する中間転写体ベルト12に転写する転写電極
である1次転写ロール13、上記感光体ドラム11およ
び上記1次転写ロール13によって上記1次転写位置で
挟まれながら矢印B方向に循環するように移動し、その
1次転写位置で転写されたトナーをその1次転写位置か
ら所定の2次転写位置へ搬送する無端ベルト状の中間転
写体ベルト12を有する。また、この画像形成装置20
は、上記画像形成装置10と同様に、2次転写位置の、
中間転写体ベルト12のトナー像が担持された表面側に
設置され、そのトナー像を転写媒体である記録紙Pに転
写する転写電極である2次転写ロール14_1、2次転
写ロール14_1と中間転写体ベルト12を挟んで対向
するように配置されたバックアップロール14_2、バ
ックアップロール14_2に圧接して回転するコンタク
トロール14_3、中間転写体ベルト12を支持しかつ
駆動する駆動ロール17_1、中間転写体ベルト12を
支持し中間転写体ベルト12の循環をガイドする従動ロ
ール17_2、中間転写体ベルト12上の残存トナーを
クリーニングするベルトクリーナ16、2次転写位置で
転写された記録紙P上のトナー像を定着する定着部19
を有する。
【0039】同図において、感光体ドラム11は時計方
向に回転し、図示しない帯電部でその表面が一様に帯電
される。帯電された感光体ドラム11には、レーザ書き
込み装置などの画像書き込み手段により第一色(例えば
Y)の静電潜像が形成される。
【0040】この静電潜像が現像器15Yによってトナ
ー現像されることにより、第1色Yのトナー像が形成さ
れる。このトナー像は、感光体ドラム11の回転により
1次転写部に到り、1次転写ロール13からこのトナー
像に逆極性の電圧が印加されることにより、静電的に中
間転写体ベルト12に吸着されて、矢印Bで示される方
向に循環的に回転する中間転写体ベルト12に1次転写
される。
【0041】以下、同様にして所定の時間間隔で、現像
部15Mによって感光体ドラム11上形成された第2色
Mのトナー像が、中間転写体ベルト12上に形成された
上記第1色Yのトナー像上に正確に重なり合うように転
写され、現像部15Cによって感光体ドラム11上形成
された第3色Cのトナー像が、中間転写体ベルト12上
に形成された2色のトナー像上に正確に重なり合うよう
に転写され、現像部15Kによって感光体ドラム11上
形成された第4色Kのトナー像が、中間転写体ベルト1
2上に形成された3色のトナー像上に正確に重なり合う
ように転写されて、中間転写体ベルト12上に4色から
なる多重トナー像が形成される。
【0042】この多重トナー像が記録紙Pに転写され、
その転写された記録紙Pが定着される過程は、搬送ベル
トによる搬送がないことを除けば上記の画像形成装置1
0の転写、定着過程と同様に進められる。
【0043】この第2の実施形態の画像形成装置20の
中間転写体ベルト12にも、上記第1の実施形態の画像
形成装置10の中間転写体ベルト2と同様な条件で、重
ね合わせ幅w、接着剤の厚みd、および上記角度θが調
整された無端ベルトが採用される。このように調整され
た中間転写体ベルト12では、上記中間転写体ベルト2
と同様に、速度ムラが抑えられ、またこの中間転写体ベ
ルト12上のトナー像の色ずれや濃度ムラの発生が抑え
られる。
【0044】この中間転写体ベルト12や上記中間転写
体ベルト2のベルト基材は、ボリイミドなどの熱硬化性
樹脂に、金属酸化物、カーボンブラック、導電性樹脂な
どの導電性材料を混合したたものであることが好まし
い。
【0045】図6は本発明の第3の実施形態の画像形成
装置の模式図である。
【0046】同図に示される第3の実施形態の画像形成
装置30は、上記第2の実施形態の画像形成装置20と
は、感光体ドラム11の代わりに感光体ベルト21を備
えた点においてのみ異なる。この感光体ベルト21は、
本発明の像担持体ベルトに相当し、複数のロールによっ
て支持され、それらのロールのうちの1つである駆動ロ
ール22によって同図の時計回り方向に循環的に回転す
る無担ベルトであって、互いに対向する、1次転写ロー
ル13と上記複数のロールのうちの1つであるバックア
ップロール23とによって1次転写位置で中間転写体ベ
ルト12とともに挟まれている。この感光体ベルト21
は、上記感光体ドラム11と同様にして、所定位置で表
面上に静電潜像が形成され、所定位置で表面上に各現像
部によってトナーが供給されることによりその静電潜像
がトナー像として可視化される。上記感光体ドラム11
上のトナー像と同様に、このようなトナー像は、この感
光体ベルト21の表面に各色ごとに形成され、画像形成
装置30の中間転写体12上にそれらのトナー像が順次
転写されて、その中間転写体ベルト12上に多重トナー
像が形成される。なお、この感光体ベルト21は、中間
転写体ベルトが採用されない画像形成装置で使用するこ
ともできる。
【0047】この第3の実施形態の画像形成装置30の
感光体ベルト21にも、上記第1の実施形態の画像形成
装置10の中間転写体ベルト2と同様な条件で、重ね合
わせ幅w、接着剤の厚みd、および上記角度θが調整さ
れた無端ベルトが採用される。このように調整された感
光体ベルト21では、上記中間転写体ベルト12と同様
に、速度ムラが抑えられ、この感光体ベルト21上のト
ナー像が中間転写体ベルト12などの上に転写される際
に、色ずれや濃度ムラの発生が抑えられる。
【0048】なお、オーバーラップ継ぎ合わせ法による
ベルト基材の継ぎ合わせに使用する接着剤は、接着後の
状態で弾性を有することが必要である。これは接着剤を
挟んで張り合せて無端ベルトとした中間転写体ベルト、
感光体ベルト、搬送ベルト等が、回転/駆動する際に図
1、図5、図6に示す複数のロールに接触してもベルト
基材自体と同等の追従性および変形性を持つことが要求
されるからである。
【0049】上記弾性を有する接着剤としては、一液性
の常温硬化型または熱硬化型、二液性の熱硬化型、さら
にシート状のホットメルト型(熱可塑または熱硬化型)
等種々の接着剤が使用可能である。無端ベルト作製時の
周長設定、両端部の位置合わせ等の加工精度、張り合わ
せ部の接着強度および接着作業性を考慮すると、一液性
の常温硬化型やシート状のホットメルト型(熱可塑また
は熱硬化型)が適している。
【0050】一液性の常温硬化型接着剤としては、コニ
シ(株)製の特殊変成シリコーンポリマーを主成分とす
るサイレックス100、セメダイン(株)製のシリル基
含有特殊ポリマーを主成分とするスーパーXNo.80
08等を上げることができる。
【0051】また、シート状のホットメルト型接着剤と
しては、ソニーケミカル(株)製の熱可塑型ポリエステ
ル系接着剤D3600、(株)スリーボンド製の熱硬化
型ゴム変性エポキシ系接着剤TB1650等を上げるこ
とができる。
【0052】
【実施例】以下に本発明の画像形成装置の実施例を示
す。
【0053】本実施例の画像形成装置で用いられる無端
ベルトは、図3に示すようなオーバーラップ継ぎ合わせ
法によって形成されたIBTベルトである。ベルト基材
は予めポリアミック酸に半導電性を付与した高粘度の液
状ベルト材料をTダイ等の押し出しコートによりシート
状に製膜/加熱硬化させて成形したポリイミドを主樹脂
としたフィルムであり、このベルト基材を適当な大きさ
に切り出し、その切り出したベルト基材の両端部を接着
剤を挟んで互いに張り合せて無端ベルトとした。なお、
この無端ベルトのベルト基材の厚みtは80μmであ
る。ここでは、ベルト基材の両端部を張り合わせる接着
剤として、上述したセメダイン(株)製のスーパーXN
o.8008(一液性の常温硬化型接着剤)を使用し
た。
【0054】本実施例では、図3に示す無端ベルトの継
ぎ目部の段差hに関する、接着剤の厚みd、重ね合せ幅
w、および図4に示す継ぎ目部が無端ベルトの移動方向
に対する垂直線となす角度θについて、上記段差hによ
る画像の位置ズレ量を測定し、その位置ズレに伴う、色
ずれや濃度ムラといった画質故障にかかわる項目につい
て検討を行った。また、この位置ズレ量の測定の他に、
予備実験として、接着剤の厚みdおよび重ね合わせ幅w
に対する継ぎ目部の接着強度の測定を行った。
【0055】<接着剤の厚みdについて>上述した、フ
ィルムの厚さが80μmの無端ベルトにおける、継ぎ目
部の重ね合せ幅wを10mmとし、接着剤の厚みdを振
ってその継ぎ目部の接着強度を測定した。試験片はダン
ベル型試験片で、継ぎ目部が試験片の中央にくるように
JISK62513号に準拠して(試験部幅5mm)作
製した。引張り試験機はAIKOH ENGINEER
ING製のデジタル式荷重測定器を用い、試験スピード
は10mm/分で行った。測定結果を図7に示す。
【0056】図7は、接着剤の厚みに対する接着強度の
関係を示すグラフである。
【0057】同図の横軸は、継ぎ目部の接着剤の厚みd
(μm)を表し、同図の縦軸は、その継ぎ目部の接着強
度(kgf/5mm幅)、すなわち無端ベルトの継ぎ目
部が破壊された強度を表す。この接着強度は、接着剤の
厚みdが5μmから15μmに増加するにつれて3kg
fから5kgfへと単調に増大し、厚みdが15μmか
ら110μmの間では、この接着強度は、4.5kgf
から5.6kgfの範囲に収まる。ここで、一般に画像
形成装置内に張架された無端ベルトにかかる張力は5m
m幅に換算すると0.2kgf以下と小さいため、この
無端ベルトの継ぎ目部の接着強度は、接着剤の厚みdに
よらず常にこの0.2kgf以下という張力以上の値を
とるとわかった。また、無端ベルトのフィルム自体の破
壊強度はフィルム厚さ80μm、幅5mmの場合に4.
9kgf〜5.6kgfであるため、この無端ベルト
は、接着剤の厚みdが少なくとも15μm以上の場合
に、ベルト基材の破壊強度とほぼ同等な接着強度を持つ
こと、言い換えれば一体成形された継ぎ目のないベルト
と同等な強度を持つことがわかった。
【0058】<重ね合せ部の幅wについて>次に、無端
ベルトの継ぎ目部における接着剤の厚みdを、25±5
μmに設定して、その継ぎ目部の重ね合わせ幅wを1m
m〜15mmと振り、その継ぎ目部の接着強度を測定し
た。この25±5μmという接着剤の厚みdは、図7に
示した測定結果において、無端ベルトの継ぎ目部の接着
強度が無端ベルトの基材フィルム自体の破壊強度とほぼ
同じ接着強度を示した厚みである。試験サンプル作製方
法、試験方法は図7に示す接着剤の厚みdを振った接着
強度の測定の場合と同じである。
【0059】図8は、重ね合わせ幅に対する接着強度の
関係を示すグラフである。
【0060】同図の横軸は、無端ベルトの継ぎ目部の重
ね合わせ幅w(mm)を表し、同図の縦軸は、その継ぎ
目部の接着強度(kgf/5mm幅)を表す。この接着
強度は、重ね合わせ幅wが1mmで2.5kgf〜3.
3kgf程度あり、重ね合わせ幅wが2mm〜15mm
の間では、この接着強度は、4.2kgfから5.4k
gfの範囲に収まる。このように継ぎ目部の接着強度は
重ね合せ幅wが1mmであっても、装置内に張架したと
きに重ね合せ部に要求される、5mm幅換算で0.2k
gf以上という接着強度の基準を満足している。さら
に、上述したように無端ベルトのフィルム自体の破壊強
度はフィルム厚さ80μm、幅5mmの場合に4.9k
gf〜5.6kgfであるため、この無端ベルトは、重
ね合わせ幅wが少なくとも2mm以上であれば、ベルト
基材の破壊強度とほぼ同等な接着強度を持ち、一体成形
された継ぎ目のないベルトとほぼ同等な強度を持つこと
がわかった。
【0061】<画像の位置ズレ量の測定方法>次に、本
実施例の画像形成装置に組み込まれた無端ベルト上に担
持された画像の位置ズレ量の測定方法について述べる。
【0062】その画像の、プロセス方向(中間転写体ベ
ルト2,12の回転方向)の位置ズレ量は、図1、図2
に示す画像形成装置の、中間転写体ベルト2,12の継
ぎ目部がドライブロール7_1,17_1を通過する前
後の位置変動の差分から求め、この位置変動はドライブ
ロール7_1,17_1に取り付けたエンコーダ出力と
ロール7_2,17_2に取り付けられたエンコーダ出
力から速度変動を計測し求めた。
【0063】ラテラル方向(中間転写体ベルト2,12
の幅方向)の位置ズレ量は、図1、図2に示す画像形成
装置の、ドライブロール7_1,17_1とロール7_
2,17_2近傍の2ヵ所にエッジセンサーを取り付
け、予め計測しておいた中間転写体ベルト2,12のエ
ッジ部の形状プロファイルと比較しその差分から求め
た。
【0064】<実施例1>図1に示す、YMCK各色用
の4台の現像器と4台の感光体とを有する画像形成装置
10の中間転写体ベルト2として、接着剤の厚みdを2
5±5μm、45±5μm(フィルム基材の厚みを含め
た段差hは、それぞれの厚みの場合に105±5μm、
125±5μm)に設定し、重ね合せ幅wと継ぎ目部の
傾きの角度θの組み合わせを様々な値に設定した、様々
な構成条件の無端ベルトをそれぞれ採用した場合の、そ
れらの無端ベルト上の画像の位置ズレについて詳細な検
討を行った。
【0065】この中間転写体ベルト2における、継ぎ目
部の影響による画像の位置ズレ量は、この中間転写体ベ
ルト2が使用された画像形成装置10によって形成され
た画像の予備的な官能評価の結果から、プロセス方向/
ラテラル方向とも45μm以下であることが望ましく、
高画質を目指すのであれば20μm以下であることが好
ましいことが判明しており、これらの位置ズレ量を基準
として、中間転写体ベルト2の継ぎ目部の好ましい構成
条件が割り出される。この位置ズレは、カラー複写機、
カラープリンタにおけるYMCKの4色の色ずれにつな
がるものであり、この位置ズレ量が抑えられれば色ずれ
も小さく抑えられる。
【0066】なお、この中間転写体ベルト2としては、
幅が362mmで周長が2111.1mmのものを採用
した。このような幅および周長を有する中間転写体ベル
ト2には、プロセス方向に対して横置きでA4紙8枚を
同時にこのベルト上に並べることが可能であり、また縦
置きでA3紙4枚を同時にこのベルト上に並べることが
可能である。
【0067】まず、接着剤の厚みdが25±5μmの場
合の、画像のプロセス方向の位置ズレ量の測定結果につ
いて述べる。
【0068】図9は、重ね合わせ幅に対するプロセス方
向の位置ズレ量の測定結果を示すグラフである。
【0069】同図の横軸は、中間転写体ベルト2の継ぎ
目部の重ね合わせ幅w(mm)を示し、同図の縦軸は、
中間転写体ベルト2上に担持された画像の位置ズレ量
(μm)を示す。本測定方法におけるプロセス方向の位
置ズレ量測定限界は10μmである。この位置ズレ量の
測定は、3mm〜15mmのうちの6通りの重ね合わせ
幅wそれぞれにおいて、継ぎ目部の傾きの、0°〜8°
のうちの6通りの角度θに対して行われた。画像の位置
ズレ量は、重ね合わせ幅wが3mmの場合には、角度θ
=0°〜8°で10μm〜13μm程度と小さく、重ね
合わせ幅wが3mmから15mmと増加するにつれてこ
の画像の位置ズレ量は単調に増大し、重ね合わせ幅wが
15mmの場合に、角度θ=0°で82μm、角度θ=
1°で69μm、角度θ=2°で54μm、角度θ=4
°〜8°で46μmとなる。
【0070】図9に示すこのような結果より、これらの
画像の位置ズレ量が、上述した45μm以下という好ま
しい位置ズレ量となるには、 ・重ね合せ幅wが10mm以下の場合は、継ぎ目部の傾
きの角度θが2°以上 ・重ね合せ幅wが5mm以下の場合は、継ぎ目部の傾き
の角度θが0°以上 であればよいとわかる。また、これらの画像の位置ズレ
量が上述した20μm以下というさらに好ましい位置ズ
レ量となるには、 ・重ね合せ幅wが5mm以下の場合は、継ぎ目部の傾き
の角度θが2°以上 ・重ね合せ幅wが4mm以下の場合は、継ぎ目部の傾き
の角度θが1°以上 ・重ね合せ幅wが3mm以下の場合は、継ぎ目部の傾き
の角度θが0°以上 であればよいとわかるまた、上記結果より、このプロセ
ス方向の位置ズレ量は、重ね合せ部の傾きの角度θが大
きいほど小さくなる傾向にあるが、4°を超えるとその
効果は飽和する。重ね合せ部の傾きの角度θを大きくす
ると同じ画像領域を確保しようとした場合、中間転写体
ベルト2の周長を長くすることが必要となり、装置も大
型化しコストアップとなるため、この角度θは4°以下
に抑えられることが好ましい。
【0071】次にラテラル方向の位置ズレ量の測定結果
について述べる。
【0072】図10は、重ね合わせ幅に対するラテラル
方向の位置ズレ量の測定結果を示す図である。
【0073】図9の横軸および縦軸と同じく、図10の
横軸は重ね合わせ幅w(mm)を示し、図10の縦軸
は、画像の位置ズレ量(μm)を示す。本測定方法にお
けるラテラル方向の位置ズレ量測定限界は20μmであ
る。この位置ズレ量の測定は、4mm〜10mmのうち
の4通りの重ね合わせ幅wそれぞれにおいて、継ぎ目部
のの傾きの、0°〜8°のうちの6通りの角度θに対し
て行われた。このラテラル方向の画像の位置ズレ量は角
度θにほとんど依存しない。その画像の位置ズレ量は、
重ね合わせ幅wが4mmの場合には測定限界近くの20
μm〜23μmと小さく、継ぎ目部の傾きの角度θが0
°〜4°で画像の位置ズレ量は20μmとなり、4°を
越えて8°に到ると、画像の位置ズレ量は20μmから
増大して23μmとなった。また、重ね合わせ幅wが4
mmから10mmと増加するにつれてこの画像の位置ズ
レ量は単調に増大し、重ね合わせ幅wが10mmでは、
100μm〜105μmという大きな値となった。
【0074】図10に示すこのような結果から、これら
の画像の位置ズレ量が、上述した45μm以下という好
ましい位置ズレ量となるには、 ・重ね合せ幅wが6mm以下であればよく、継ぎ目部の
傾きの角度θには依存しなかった。また、上述した20
μm以下というさらに好ましい位置ズレ量を実現するに
は、 ・重ね合せ幅wが4mm以下の場合に、継ぎ目部の傾き
の角度が4°以下であればよいということがわかる。
【0075】なお、これらの位置ズレの測定を行う際
に、これらの様々な中間転写体ベルト2を有する画像形
成装置10によって、同時にYMCK各色ハーフトーン
による絵出しを行い目視により画像の濃度ムラの確認を
行った。ここで言う濃度ムラとはプロセス方向に発生す
る縞状の濃淡のことである。
【0076】この確認の結果、接着剤の厚みdが25±
5μmであり、上記位置ズレ量が45μm以下となるよ
うな、重ね合わせ幅wおよび継ぎ目部の傾きの角度θを
有する中間転写体ベルト2を有する画像形成装置10に
対しては、画像の濃度ムラの発生は見られなかった。
【0077】次に、接着剤の厚みdを45±5μmに設
定し、接着剤の厚みdが25±5μmの場合と同様に画
像の位置ズレおよび画像の濃度ムラの評価を行った。こ
の評価の結果を接着剤厚みdが25±5μmの場合の結
果とともに表1にまとめる。
【0078】
【表1】
【0079】表1は、左側の欄から、測定に使用された
無端ベルトの継ぎ目部の接着剤の厚みd(25±5μ
m、45±5μm)、許容される好ましい位置ズレ量
(45μm、20μm)、位置ズレの方向(プロセス方
向、ラテラル方向)、継ぎ目部の構成、画像濃度ムラの
状況を表す。この表は、継ぎ目部の接着剤の厚みdを有
する無端ベルトに対して、同表に示す、所定の位置ズレ
の方向に対する所定の位置ズレ量の条件を満たすには、
その継ぎ目部の構成のうちの、重ね合わせ幅wと継ぎ目
部の傾きの角度θが同表に示す条件を満たす必要がある
ことを示し、その条件を満たした無端ベルトを中間転写
体ベルト2として備えた画像形成装置によって形成され
た画像の画像濃度ムラの状況を示している。
【0080】接着剤の厚みdが25±5μmの場合の結
果は、先に述べたので再び繰り返すことはしない。接着
剤の厚みdが45±5μmの場合の結果は、プロセス方
向の位置ズレ量を45μm以下という好ましい量に抑え
るためには、 ・重ね合わせ幅wが3mm以下で、継ぎ目部の傾きの角
度θが2度以上であればよく、また、ラテラル方向の位
置ズレ量を45μm以下の好ましい量に抑えるために
は、 ・重ね合わせ幅wが2mm以下で、継ぎ目部の傾きの角
度θが4°以下であればよいという結果が得られた。こ
の場合には、許容範囲内にある多少の画像濃度ムラが見
られた。また、プロセス方向およびラテラル方向のいず
れの方向にも、位置ズレ量を20μm以下の好ましい量
に抑えることはできなかった。
【0081】<実施例2>図5に示す、YMCK各色用
の4台の現像器と1台の感光体とを有する画像形成装置
20の中間転写体ベルト12として、実施例1と同様
に、接着剤の厚みd、重ね合わせ幅w、および継ぎ目部
の傾きの角度θの組み合わせを様々な値に設定した無端
ベルトをそれぞれ採用した場合の、それらの無端ベルト
上の画像の位置ズレについて詳細な検討を行った。使用
した中間転写体ベルト2は、幅が364.8mmで周長
が527.8mmである。このような幅および周長を有
する中間転写体ベルト2には、プロセス方向に対して横
置きでA4紙2枚を同時にこのベルト上に並べることが
可能であり、また縦置きでA3紙1枚を同時にこのベル
ト上に並べることが可能である。
【0082】このように中間転写体ベルト12として様
々な無端ベルトが採用された画像形成装置20におけ
る、「重ね合せ幅wと画像の位置ズレ量(プロセス方
向)」、「重ね合せ幅wと画像の位置ズレ量(ラテラル方
向)」についての結果は、それぞれ図9、図10に示す
結果と同等な結果が得られた。
【0083】ただし、このような1台の感光体を有する
タイプの画像形成装置20では、中間転写体ベルト12
の継ぎ目部がドライブロール17_1上を通過するタイ
ミングは、中間転写体ベルト12上にYMCK各色のト
ナー像を形成するタイミングと同期するため、継ぎ目部
がドライブロール11上を通過する際の速度変動は最終
的に得られたYMCK各色のトナー像間の位置変動には
つながらない。
【0084】しかしながら、継ぎ目部の構成によって
は、中間転写体ベルト12の継ぎ目部がドライブロール
17_2上を通過する際やベルトクリーナ16に触れる
際に中間転写体ベルト12に微少な振動が発生し、中間
転写体ベルト12上に転写された画像の一部が乱れる場
合(YMCK各色のトナー像でほぼ同一個所)がある。
この画像の乱れの結果を表2にまとめる。
【0085】
【表2】
【0086】表2に示すように、接着剤の厚みdが25
±5μmの場合には、重ね合わせ幅wが4mm以下でか
つ継ぎ目部の傾きの角度θが2°以上の場合には、この
画像の乱れはほとんど判別できないが、重ね合わせ幅w
が4mm〜10mmでかつ継ぎ目部の傾きの角度θが2
°以上の場合には、軽微な乱れが見られた。また、接着
剤の厚みdが45±5μmの場合には、重ね合わせ幅w
が10mm以下でかつ継ぎ目部の傾きの角度θが2°以
上の場合には、画像の乱れが目視で判別できた。
【0087】また、この画像形成装置20のような中低
速出力機では低コスト/小型化することが必要であり、
画像を形成できない重ね合せ部は小さい方がよいため、
継ぎ目部の傾きの角度θは4°以下であることが好まし
い。
【0088】以上の実施例1および実施例2より、無端
ベルト上の画像の位置ズレ量をプロセス方向およびラテ
ラル方向のいずれの方向に対しても45μm以下に抑え
ることができるのは、その無端ベルトの重ね合わせ幅w
を6mm以下の大きさにした場合であるとわかる。さら
に、上述した予備実験より、この無端ベルトは、接着強
度の観点からみて、重ね合わせ幅wが1mm以上である
ことが好ましいとわかる。また、実施例1および実施例
2に示したように、実際に上記位置ズレ量を45μm以
下に抑えた例が、継ぎ目部の傾きの角度θが0°以上か
つ8°以下の場合にあげられているので、無端ベルトの
継ぎ目部の傾きの角度θは0°以上かつ8°以下である
ことが好ましいとわかる。また、実施例1および実施例
2で、接着剤の厚みdが50μm以下の場合に実際に上
記位置ズレ量が45μm以下に抑えられており、上記位
置ズレ量は接着剤の厚みdが小さいほど抑えられるの
で、無端ベルトの継ぎ目部の接着剤の厚みdは50μm
以下であることが好ましいとわかる。
【0089】さらに、以上の実施例1および実施例2に
示したように、無端ベルト上の画像の位置ズレ量をプロ
セス方向およびラテラル方向のいずれの方向に対しても
20μm以下に抑えることができるのは、その無端ベル
トの重ね合わせ幅wを4mm以下の場合であったので、
無端ベルトの重ね合わせ幅wは1mm以上かつ4mm以
下であることがさらに好ましいとわかる。また、実施例
1および実施例2に示したように、継ぎ目部の傾きの角
度θが0°以上かつ4°以下の場合に上記位置ズレ量が
20μm以下に実際に抑えられており、さらに実施例2
で示したように画像の乱れを抑えるためにはその角度θ
は2°以上であることが好ましいため、無端ベルトの継
ぎ目部の傾きの角度θは2°以上かつ4°以下であるこ
とがさらに好ましいとわかる。また、実施例1および実
施例2より、接着剤の厚みdが30μm以下の場合に実
際に上記位置ズレ量が20μm以下となっており、さら
に上記予備実験から15μm以上接着剤の厚みdを有す
る無端ベルトは一体成形された継ぎ目のないベルトと同
等の破壊強度を有するので、無端ベルトの継ぎ目部の接
着剤の厚みdは15μm以上かつ30μm以下であるこ
とがさらに好ましいとわかる。
【0090】本実施例で調べた、オーバーラッピング法
で形成された中間転写体ベルトの画像の位置ズレ量は、
上述した重ね合わせ幅w、接着剤の厚みd、および継ぎ
目部の傾きの角度θといった継ぎ目部の構成によって左
右されると考えられるので、重ね合わせ幅w、接着剤の
厚みd、および継ぎ目部の傾きの角度θに関しての上述
した好ましい構成条件は、中間転写体ベルトに限らず、
上記感光体ベルト21等の、オーバーラッピング法で重
ね合わせられた一般の無端ベルトに適用できる。
【0091】以上述べたように、オーバーラッピング法
によって形成された安価で大量生産可能な無端ベルト
は、画像形成装置に適用された場合に、継ぎ目部の構成
を上述した適切なものに調整されることによって、YM
CK4色の色ずれや、濃度ムラ、画像の乱れの発生とい
った画質を劣化させることが無く、上記構成をさらに適
切に調整すると、一体成形された継ぎ目のない無端ベル
トと同等の性能を示すことがわかった。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安価で生産性が高く、かつ高画質の画像をもたらす無端
ベルトを有する画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像形成装置の模式
図である。
【図2】オーバーラップ継ぎ合わせ法によって形成され
た無端ベルトの概略図である。
【図3】オーバーラップ継ぎ合わせ法によって形成され
た無端ベルトの継ぎ目部の断面形状を示す図である。
【図4】オーバーラップ継ぎ合わせ法によって形成され
た無端ベルトの継ぎ目部の傾きを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の画像形成装置の模式
図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の画像形成装置の模式
図である。
【図7】接着剤の厚みに対する接着強度の関係を示すグ
ラフである。
【図8】重ね合わせ幅に対する接着強度の関係を示すグ
ラフである。
【図9】重ね合わせ幅に対するプロセス方向の位置ズレ
量の測定結果を示すグラフである。
【図10】重ね合わせ幅に対するラテラル方向の位置ズ
レ量の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1Y Y用の感光体ドラム 1M M用の感光体ドラム 1C C用の感光体ドラム 1K K用の感光体ドラム 2,12 中間転写体ベルト 5Y,15Y 現像部 5M,15M 現像部 5C,15C 現像部 5K,15K 現像部 3Y,3M,3C,3K,13 1次転写ロール 4_1,14_1 2次転写ロール 4_2,14_2 バックアップロール 4_3,14_3 コンタクトロール 7_1,17_1 駆動ロール 7_2,17_2 従動ロール 6,16 ベルトクリーナ 8 搬送ベルト 9,19 定着部 10,20,30 画像形成装置 11 感光体ドラム 21 感光体ベルト 22 駆動ロール 23 バックアップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 352 G03G 21/00 352 (72)発明者 木林 進 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 西川 聰 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 川島 歩 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H032 BA09 BA23 2H035 CA05 CB06 CE03 3J049 AA01 BF07 BH04 CA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を形成し該トナー像を最終的に
    記録媒体に定着する画像形成装置において、 画像形成のいずれかの過程に、トナー像を移動させる無
    端ベルトを有し、 前記無端ベルトが、シート状ベルト基材の両端部を、接
    着剤を挟んで互いに重ね合わせることにより継ぎ合わせ
    た継ぎ目部を有するベルトであって、該無端ベルトの継
    ぎ目部における該ベルト基材の重ね合わせの幅が1mm
    以上かつ6mm以下であることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記無端ベルトの前記継ぎ目部において
    前記ベルト基材に挟まれた接着剤の厚みが50μm以下
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記継ぎ目部における継ぎ目が、前記無
    端ベルトの移動方向に対する垂直線に対し0°以上かつ
    8°以下の角度をなすものであることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記無端ベルトが、表面にトナー像の転
    写を受けて該トナー像を所定の2次転写位置に搬送し該
    2次転写位置において該トナー像が記録媒体に転写され
    る中間転写体ベルトであることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記無端ベルトが、所定方向に循環する
    ように回転し、所定位置で表面上に静電潜像が形成さ
    れ、所定位置で該表面上にトナーが供給されることによ
    り該静電潜像がトナー像として可視化される像担持体ベ
    ルトであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ベルト基材が、熱硬化性樹脂に導電
    性材料を混合してなるものであることを特徴とする請求
    項4記載の画像形成装置。
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