JP2001066868A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001066868A
JP2001066868A JP24176099A JP24176099A JP2001066868A JP 2001066868 A JP2001066868 A JP 2001066868A JP 24176099 A JP24176099 A JP 24176099A JP 24176099 A JP24176099 A JP 24176099A JP 2001066868 A JP2001066868 A JP 2001066868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
developing
unit
amount
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24176099A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kamei
辰夫 亀井
Hiroyuki Nagashima
博之 永島
Hiromichi Miyoshi
博導 三好
Toichi Matsumura
東一 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP24176099A priority Critical patent/JP2001066868A/ja
Publication of JP2001066868A publication Critical patent/JP2001066868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー量検出手段の光軸調整が不要であると
共に、現像器を公転するときに現像器の姿勢を保持する
必要がなく、回転保持器の構成を簡素化することによっ
て装置の小型化を図ることができ、しかも、正確に現像
器内のトナー量を検知することのできる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 各現像器21y、21m、21及び21
kに設けられ、それぞれの内部に収容されているトナー
の挙動を現しめる検出部と、公転する現像器21y、2
1m、21及び21kの前記検出部に近接して配置され
た検出器29と、検出器29が出力する検出結果の履歴
を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された検出
結果の履歴から各現像器21y、21m、21及び21
kに収容されている前記トナーのそれぞれの量を算出す
る演算手段とを備えた画像形成装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等を用いた複写機、プリンタなどの画像形成
装置に関し、特に複数色の現像剤を用いて多色画像を得
ることのできるカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの性能向
上は著しく、また、カラースキャナ、カラー電子スチル
カメラ、カメラ付きデジタルビデオレコーダなどのカラ
ー画像取り込み装置の普及も急速に進んでいる。このよ
うな状況の中、単色画像だけでなく従来困難であったカ
ラー画像の作成や編集を、誰もが容易に行なうことがで
きるようになってきている。さらに、オフィスなどで作
成する書類やプレゼンテーション資料のカラー化も急速
に進み、カラー複写機やカラープリンタの高画質化及び
高速化がいっそう望まれている。カラープリンタやカラ
ー複写機の印写方式に関しては、数多くの発明、提案が
なされているが、現在、印写の高速性、高画質性、普通
紙対応などで優れていると言われているものに電子写真
印写方式がある。電子写真印写方式は、帯電、露光、現
像の各工程によって像担持体(感光体)上に可視画像
(トナー像)を形成し、そのトナー像を記録材上に転写
し、定着手段によって溶融固着することにより印写を行
なう方式である。この方式を用いれば、複数色の現像剤
(トナー)をそれぞれ収容する複数の現像器を備え、記
録材上に複数色を重ねて転写することにより、フルカラ
ーあるいはマルチカラーの多色印写を行なうこともでき
る。
【0003】図17に、電子写真印写方式を用いたカラ
ー画像形成装置の代表的な装置構成を概略的に示す。図
17に示すカラー画像形成装置は、転写ベルト、感光体
ドラム及び回転保持体に保持された複数の現像器からな
り、各現像器は必要に応じて所定の位置に回転移動する
ように構成されている。
【0004】以下に、図17を用いてカラー画像形成装
置の印写動作について説明する。図17に示すように、
像担持体である感光体ドラム141は、帯電器142に
よって均一に帯電され、光学ユニット143から照射さ
れるレーザ光144によって静電潜像が形成される。イ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックのそれぞれのト
ナーを収容した現像器145y、145m、145c及
び145kのうち所要の現像器が回転移動によって所定
の位置に配置されて、感光体ドラム141に当接する。
これにより、感光体ドラム141上の静電潜像が顕像化
され、感光体ドラム141上にトナー像が形成される。
感光体ドラム141上のトナー像は、感光体ドラム14
1に当接された中間転写材である転写ベルト146上に
転写される。感光体ドラム141は、クリーナ147に
よって残留トナーと不要電荷が除去され、次の帯電工程
に備える。この帯電、現像及び転写の各工程をイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色について順次
行なうことにより、転写ベルト146上に多色トナー画
像が形成される。その後、転写ベルト146上の多色ト
ナー画像は、給紙部148から給紙される記録材149
に再転写され、定着器14Aによって記録材149上に
定着される。
【0005】各色の現像器145y、145m、145
c及び145kは、装置本体に対して着脱可能なカート
リッジ(現像カートリッジ)になっており、それぞれ個
別に着脱可能な状態で回転保持体に保持されている。現
像器は色ごとに装着する位置が決められているため、異
なる色の位置に装着することができないように、外部形
状に差異が設けられている場合があるが、内部構成は同
じである。図18に、現像器の内部構成の概要を示す。
図18に示すように、現像器は、大きく分けて現像部1
51とトナー収容部152とにより構成されている。現
像部151は、現像を行なう現像ローラ153と、現像
ローラ153にトナーを塗布する塗布ローラ154と、
現像ローラ153上のトナーを帯電させると共にトナー
層の厚みを均一化する現像ブレード155とからなる。
トナー収容部152には、トナーを効率良く現像部15
1へ供給するための撹拌羽156が設けられており、こ
の撹拌羽156は図示しない駆動源によって回転駆動さ
れる。フルカラーあるいはマルチカラーの多色印写を行
なう場合、一色でも欠けると、正確な色表現ができなく
なるため、印写動作を開始する前にイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックのそれぞれのトナーが印写に必
要な量だけ残っているかどうかを確認する必要がある。
そこで、各現像器のトナー量を検出するための発光器1
4B及び受光器14Cが設けられている。図17におい
ては、マゼンタのトナーを収容した現像器145mがト
ナー量検出位置に配置されている。そして、発光器14
Bが発する光は、検出部157、光路159及び検出部
158を通過して、受光器14Cに照射され、受光器1
4Cは受光した光量に応じたレベルの信号を出力する。
このとき、光路159上にトナーがあると、発光器14
Bが発した光の一部あるいは全部が吸収あるいは反射さ
れ、トナー量の変化によって受光器14Cが出力する信
号レベルが変化する。これにより、トナー量を検出する
ことができる。図19に、トナー量検出の回路ブロック
図の一例を示す。図19に示すように、発光器14B
は、制御装置161によってトナー量検出に必要な光量
を発するように制御される。受光器14Cは、受光した
光量に応じたレベルの信号162を出力する。比較器1
63は、信号162と基準レベル発生器164が出力す
る予め設定された基準レベル信号165とを比較し、そ
の比較結果を検出信号166として制御装置161に出
力する。図20に、トナー量検出の制御フローを示す。
図20に示すように、まず、トナー残量を検出するため
の現像器を所定の位置に配置する(処理171)。図1
7においては、マゼンタのトナーを収容した現像器14
5mが配置されている。次に、発光器14Bを発光させ
る(処理172)。次に、発光器14Bが発した検出光
を受光器14Cによって受光し、受光した光量に応じた
レベルの信号162を比較器163に送る(処理17
3)。次に、受光器14Cが出力する信号レベルと予め
設定された基準レベル信号165とを比較する(処理1
74)。そして、受光器14Cが出力する信号レベルの
方が大きい場合には、現像器内のトナーが無くなってし
まったと判断し、トナーの補充処理を行なう(処理17
5)。一方、受光器14Cが出力する信号レベルの方が
小さい場合には、現像器内にトナーが十分残っていると
判断し、引き続き次の現像器のトナー量検出処理を行な
う。以降、前記制御フローを繰り返すことにより、複数
のそれぞれの現像器に対してトナー残量の検出を行うこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図17に示す
構成の従来の画像形成装置では、受光器14Cが回転保
持器14Dの軸に固定されているため、受光器14Cま
での配線路の確保が組み立て上困難であり、コストの上
昇を引き起こしてしまう。また、現像器の公転運動を妨
げることのない位置に発光器14B及び受光器14Cを
配置する必要があるため、必ずしもトナー量の検出に必
要な光路を確保することができない。さらに、現像器内
のトナーが分布15Aあるいは分布15Bのような場合
には(図18参照)、トナーの量に明らかな差があるに
もかかわらず両者を区別することができず、正確にトナ
ー量の検出を行うことができない。
【0007】また、これらの問題点を解決する技術とし
て、例えば、特開平6−258948号公報等に提案さ
れているものが知られているが、これら従来の技術で
は、いずれも現像器内のトナー分布を検出する必要があ
るため、現像器の姿勢を保持した状態で公転運動しなけ
ればならない。その結果、回転保持器の構成が複雑とな
り、装置の大型化及びコストの上昇を引き起こしてしま
う。また、トナー分布は現像器内で必ずしも一様でない
ため、トナー分布から判断すると、正確にトナー量を検
出することができない場合がある。
【0008】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、トナー量検出手段ま
での配線路を容易に確保することができ、さらに、トナ
ー量検出手段の光軸調整が不要であると共に、現像器を
公転するときに現像器の姿勢を保持する必要がなく、回
転保持器の構成を簡素化することによって装置の小型化
を図ることができ、しかも、正確に現像器内のトナー量
を検知することのできる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置の構成は、複数の現像手
段と、前記各現像手段を保持し公転させる回転保持手段
とを備え、前記回転保持手段を回転させることにより、
前記複数の現像手段の中の所要の現像手段を所定の位置
に配置し、前記所要の現像手段によって像担持体上に形
成された静電潜像を現像するように構成された画像形成
装置であって、前記各現像手段に設けられ、それぞれの
内部に収容されている現像剤の挙動を現しめる第1の検
出部と、公転する前記現像手段の前記第1の検出部に近
接して配置された第1の検出手段と、前記第1の検出手
段が出力する検出結果の履歴を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶された検出結果の履歴から前記各現像
手段に収容されている前記現像剤のそれぞれの量を算出
する演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、前記本発明の画像形成装置の構成に
おいて、現像剤は、例えば、現像手段の公転に伴って検
出部の方へ落下し、前記検出部に堆積するように挙動す
る。
【0011】また、前記本発明の画像形成装置の構成に
おいては、記憶手段は、現像手段が所定の位置に配置さ
れてから一定時間経過後に、第1の検出手段が出力する
検出結果を記憶するのが好ましい。また、この場合に
は、一定時間は、例えば、現像剤が現像手段の公転に伴
って検出部の方へ落下し、前記検出部に堆積するまでの
時間である。
【0012】また、前記本発明の画像形成装置の構成に
おいては、第1の検出手段が出力する検出結果と予め設
定された基準値とを比較することにより、現像手段に収
容されている現像剤が多量であるか少量であるかの別を
順次検知し、最も新しい複数回分の検知結果を記憶し
て、前記現像手段に収容されている前記現像剤が少量で
ある検知頻度を算出するのが好ましい。また、この場合
には、現像手段に収容されている現像剤が少量である検
知頻度が第一の基準頻度以上である場合には前記現像剤
の補充処理を行い、第二の基準頻度以上である場合には
前記現像剤が少量である旨の警告を行うのが好ましい。
また、この場合には、現像手段に収容されている現像剤
が少量である検知頻度を算出した後に、最も新しい複数
個の前記検知頻度を記憶して、同類の前記検知頻度の連
続発生回数を計数するのが好ましい。この場合にはさら
に、第一類の検知頻度の連続発生回数が第一の基準回数
以上である場合には現像剤の補充処理を行い、第二類の
検知頻度の連続発生回数が第二の基準回数以上である場
合には前記現像剤が少量である旨の警告を行うのが好ま
しい。
【0013】また、前記本発明の画像形成装置の構成に
おいては、第1の検出手段が出力する検出結果と予め設
定された基準値とを比較することにより、現像手段に収
容されている現像剤が多量であるか少量であるかの別を
順次検知して、前記現像剤が少量である検知回数を計数
するのが好ましい。また、この場合には、現像剤が少量
である検知回数が第一の基準回以上である場合には現像
剤の補充処理を行い、第二の基準回数以上である場合に
は前記現像剤が少量である旨の警告を行うのが好まし
い。
【0014】また、前記本発明の画像形成装置の構成に
おいては、第1の検出手段が出力する検出結果と予め設
定された基準値とを比較することにより、現像手段に収
容されている現像剤が多量であるか少量であるかの別を
順次検知して、前記現像剤が少量である検知結果の連続
回数を計数するのが好ましい。また、この場合には、現
像剤が少量である検知結果の連続発生回数が第一の基準
回以上である場合には現像剤の補充処理を行い、第二の
基準回数以上である場合には前記現像剤が少量である旨
の警告を行うのが好ましい。
【0015】また、前記本発明の画像形成装置の構成に
おいては、各現像手段に設けられ、それぞれの使用状況
を現しめる第2の検出部と、公転する前記現像手段の前
記第2の検出部に近接して配置された第2の検出手段と
をさらに備え、演算手段は、記憶手段に記憶された検出
結果の履歴と前記第2の検出手段の検出結果とから前記
各現像手段に収容されている前記現像剤のそれぞれの容
量を算出するのが好ましい。また、この場合には、演算
手段は、第2の検出手段の検出結果に基づいて記憶手段
に記憶された検出結果の履歴を無効として処理する期間
を有するのが好ましい。また、この場合には、第1の検
出手段は第2の検出手段の機能を併せ持つのが好まし
い。また、この場合には、第2の検出手段の検出結果に
基づいて現像手段の使用状況を検知し、前記現像手段が
未使用品であると検知した場合には、当該現像器に関す
る過去の検出履歴を記憶手段から消去すると共に、検知
モードをオフにし、前記現像手段が既使用品であると検
知した場合には、第1の検出手段が出力する検出結果と
予め設定された基準値とを比較することにより、現像手
段に収容されている現像剤が多量であるか少量であるか
の別を順次検知し、最も新しい複数回分の検知結果を記
憶して、前記現像手段に収容されている前記現像剤が少
量である検知頻度を算出した後に、最も新しい複数個の
前記検知頻度を記憶して、同類の前記検知頻度の連続発
生回数を計数するのが好ましい。この場合にはさらに、
同類の検知頻度の連続発生回数を計数した後、検知モー
ドがオンであるかオフであるかを判断し、検知モードが
オンになっている場合であって、第一類の検知頻度の連
続発生回数が第一の基準回数以上である場合には現像剤
の補充処理を行い、第二類の検知頻度の連続発生回数が
第二の基準回数以上である場合には前記現像剤が少量で
ある旨の警告を行うのが好ましい。さらには、検知モー
ドがオフである場合には、第三類の検知頻度の連続発生
回数を計数し、前記第三類の検知頻度の連続発生回数が
第三の基準回数以上となった場合には検知モードをオン
にするのが好ましい。また、この場合には、第2の検出
手段の検出結果に基づいて現像手段の使用状況を検知す
る前にカウンタをカウントアップすると共に、現像手段
が未使用品であると検知した場合には、さらにカウンタ
をクリアするのが好ましい。この場合にはさらに、同類
の検知頻度の連続発生回数を計数した後、検知モードが
オンであるかオフであるかを判断し、検知モードがオン
になっている場合であって、第一類の検知頻度の連続発
生回数が第一の基準回数以上である場合には現像剤の補
充処理を行い、第二類の検知頻度の連続発生回数が第二
の基準回数以上である場合には前記現像剤が少量である
旨の警告を行うのが好ましい。さらには、検知モードが
オフである場合には、カウンタの値を計数し、前記カウ
ンタの値が基準値以上となった場合には検知モードをオ
ンにするのが好ましい。
【0016】上記本発明の構成によれば、現像器が公転
運動するときに現像器内で撹拌されるトナーの挙動を観
測し、その観測結果に基づいて現像器内のトナー量を正
確に検出することができる。通常、トナーは粉体である
ため、現像器を公転運動させて姿勢を変化させることに
より、現像器内のトナーを撹絆することができる。所要
の現像器が所定の位置に配置されたときに公転運動は停
止され、その停止するときの回転速度の変化によって現
像器は振動する。現像器内で撹拌されたトナーは、公転
運動停止時の現像器の振動により、現像器の下部方向に
落下し堆積するような振る舞いをする。このトナーが落
下し堆積する様子は、現像器内部のトナー量によって差
異があるため、その差異を検出することにより、現像器
内部のトナー量を正確に求めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに詳細に説明する。
【0018】〈第1の実施の形態〉図2は本発明の一実
施の形態における画像形成装置を示す概略断面図であ
る。図2において、21y、21m、21c及び21k
は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック用の現像
器であり、それぞれ感光体ドラム、現像ローラ、帯電
器、トナー収容部及びトナー回収部によって構成されて
いる。22は回転保持装置であり、この回転保持装置2
2は前記4つの現像器を保持し、所要の現像器を所定の
位置に回転移動させる。23は光学ユニットであり、こ
の光学ユニット23はレーザ光24を現像器内の感光体
ドラムに照射する。現像器内の感光体ドラム上に形成さ
れたトナー像は中間転写ベルト25上に転写されるが、
4つの現像器のそれぞれにおいて転写を繰り返すことに
より、中間転写ベルト25上にフルカラーあるいはマル
チカラーのトナー像を形成することができる。中間転写
ベルト25上に形成されたカラートナー像は、給紙部2
6から給紙される記録用紙27上に再転写され、定着装
置28によって記録用紙27に定着される。以上のよう
に構成され動作する画像形成装置において、4つの現像
器21y、21m、21及び21kは、位置2a、2
b、2c、2dの順に移動する。位置2aは、現像器内
の感光体ドラム上にトナー像を形成し、さらに、中間転
写ベルト25上にトナー像を転写する位置である。位置
2cは、現像器内のトナー量を検出する位置であり、位
置2cに配置された現像器に近接する位置に検出装置2
9が配置されている。図3に、現像器の概略断面図を示
す。図3に示す現像器は、位置2cに配置された状態に
ある。現像器は、大きく分けて感光体ドラム31と、ト
ナー収容部32と、トナー回収部33とにより構成され
ている。さらに、トナー収容部32は、現像ローラ3
4、検出部35及び検出部清掃器36からなる。感光体
ドラム31は帯電器37によって均一に帯電され、レー
ザ光24によって静電潜像が形成される。また、感光体
ドラム31には現像ローラ34によってトナーが塗布さ
れて、トナー像が形成される。感光体ドラム31上のト
ナー像の大部分は中間転写ベルト25に転写されるが、
一部残留したトナーはクリーナ38によって剥離され、
トナー回収部33に回収される。39は現像ローラ34
上のトナーを帯電させると共にトナー層の厚みを均一化
する現像ブレードである。35は現像器内のトナーの挙
動を検出するための検出部である。36は検出部35を
清掃するための清掃器であり、この清掃器36は図示し
ない駆動源によって回転駆動される。現像器が位置2d
に配置されているとき、現像器内のトナーの大部分は収
容部32bに堆積し、現像ローラ34を埋め尽くした状
態となっている。現像器が位置2aに移動、配置された
とき、現像器内のトナーの大部分は収容部32bに堆積
し、このとき清掃器36は図示しない駆動源によって回
転駆動されて検出部35を清掃する。現像器が位置2b
に移動、配置されたとき、現像器内のトナーの大部分は
収容部32aに落下、堆積する。このとき、検出部35
は清掃された状態に保たれている。そして、現像器が位
置2cに移動、配置されたとき、現像器内のトナーの大
部分は収容部32cに落下、堆積し、検出部35はトナ
ーが充填された状態となる。回転保持装置22が回転す
ることにより、各現像器は上記した姿勢の変化を繰り返
すため、現像器内のトナーは十分に撹拌され、ほぼ均一
に堆積する。図1は図3の線3aにおける断面図であ
る。図1において、29aは検出器29を構成する発光
器、29bは検出器29を構成する受光器である。発光
器29aが発した検出光は、光路11に沿って進み、反
射板12aで反射して検出部35内に導かれる。検出部
35を透過した検出光は、反射板12bで反射して受光
器29bに導かれる。このため、検出部35は光を透過
させる部材で構成されている必要がある。図1の二点鎖
線13で示すように十分なトナーがあるとき、検出部3
5内にはトナーが十分に充填され、発光器29aが発す
る検出光を吸収あるいは反射するため、受光器29bに
検出光は到達しない。図1の実線14で示すようにトナ
ーがほとんどないとき、検出部35内にはトナーが充填
されず、かつ、検出部35は清掃器36によって清掃さ
れているため、発光器29aが発した検出光は検出部3
5を透過して受光器29bに到達する。従って、現像器
内に十分なトナーがあるときには、受光器29bは常に
光を受光しない状態となり、トナーがないときには、受
光器29bは常に光を受光する状態となる。また、トナ
ー量が少なくなってきたときには、受光器29bは受光
と非受光の状態を不規則に生ずることとなる。この様子
を図4に示す。図4は現像器内のトナー量と受光器29
bが受光する割合、つまり、トナー少発生率との関係を
示すグラフである。現像器内にトナーが十分にあるとき
には、検出部35にトナーが充填され、受光器29bは
常に非受光状態となるため、トナー少発生率は0%であ
る。この様子を図4のグラフ41a及び42に示す。そ
の後、トナー量が減少するにしたがって検出部35に充
填されるトナー量は少なくなり、受光器29bは受光と
非受光の状態を不規則に生じ、トナー少発生率は次第に
高くなってくる。この様子を図4のグラフ43に示す。
そして、現像器内のトナーがほとんどなくなってしまう
と、検出部35にほとんどトナーが充填されなくなり、
受光器29bは常に受光状態になるため、トナー少発生
率は100%となる。この様子を図4のグラフ44に示
す。グラフ43から明らかなように、現像器内のトナー
量が少なくなってくると、トナー量とトナー少発生率と
の間には相関関係が現れてくるため、トナー少発生率を
検出することにより、現像器内のトナー量を正確に知る
ことができる。一般に、現像器のトナー量検出において
は、トナーが完全になくなってしまう前の少ないトナー
量を正確に検出することが重要であり、現像器の使用開
始時から使用終了時までの全期間にわたってトナー量を
正確に検出することは必ずしも必要でない。
【0019】図5に、上記のように機能するトナー量検
出の回路ブロック図の一例を示す。図5に示すように、
発光器29aは、検出に必要な光量を発するように、制
御装置51によって制御される。受光器29bは受光し
た光量に応じた信号を出力する。比較器52は、受光器
29bから入力された信号と、基準レベル発生器53か
ら入力された信号のレベルとを比較して、その比較結果
を出力する。RAMなどの記憶装置54は、比較装置5
2から入力された比較結果を複数個記憶する。演算装置
55は、記憶装置54が記憶した複数個の比較結果に基
づいて現像器内のトナー量を算出し、その算出結果を制
御装置51に伝える。
【0020】図6に、トナー量検出の制御フローを示
す。図6に示すように、まず、トナー残量を検出する現
像器を位置2cに配置した後(処理61)、発光器29
aを発光させる(処理62)。次に、発光器29aが発
した検出光を受光器29bによって受光し、受光した光
量に応じたレベルの信号を比較器52に送る(処理6
3)。次に、受光器29bが出力する信号レベルと予め
基準レベル発生器53において設定された基準レベルと
を比較する(処理64)。受光器29bの信号レベルの
方が大きい場合には、現像器内のトナーが少量であると
検知し(処理65)、例えば『1』という値を記憶装置
54に記憶する。一方、受光器29bの信号レベルの方
が小さい場合には、現像器内のトナーが多量であると検
知し(処理66)、例えば『0』という値を記憶装置5
4に記憶する。最も新しい複数回分の検知結果を記憶装
置54に記憶し、その記憶結果からトナー少検出頻度を
算出し、その算出したトナー少検出頻度を、記憶装置5
4とは異なる別のRAMなどの記憶装置に記憶する(処
理67)。この場合、上記処理を繰り返し行なうことに
より、トナー少検出頻度の精度を高くすることができ
る。例えば、5回分の検知結果を記憶するように定めた
場合、記憶した5回分の検知結果の中にトナー少量の検
知結果が2回あるときは、トナー少検出頻度を2/5と
算出する。そして、このトナー少検出頻度を記憶し、次
の新たな5回の検知結果を記憶し、以下同様の処理を繰
り返し行なう。以上の処理を繰り返し行なうことによ
り、複数個のトナー少検出頻度を、記憶装置54とは異
なる別の記憶装置に記憶することができる。そして、同
類のトナー少検出頻度が連続して発生する回数を計数す
ることにより(処理68、69及び6A)、現像器に対
する処理を選択し、実行することができる。例えば、ト
ナー少検出頻度5/5を第一類、2/5以上を第二類と
したとき、第一類が4回以上連続して発生した場合に
は、現像器内のトナーはほとんど残っていないと判断す
ることができるので、トナーの補充を促す旨のメッセー
ジを表示したり、あるいは、新しい現像器に交換する旨
を表示する処理を実行する(処理6B)。また、第二類
が3回以上連続して発生した場合には、トナーの量を表
示したり、トナーがかなり減っている旨のメッセージを
表示したり、あるいは、近いうちにトナーが無くなって
しまう旨を表示する処理を実行する(処理6C)。
【0021】尚、現像器内部の機構構成、あるいは、ト
ナーの流動性の差異により、トナー量を検出する現像器
が所定の位置2cに配置されても、即時に収容部32c
にトナーが落下、堆積しない場合がある。このような場
合には、現像器内に十分なトナーがあるにもかかわらず
『トナー少』であると誤検知する可能性があり、トナー
量検知の精度が著しく損なわれてしまう。そこで、トナ
ー量を検出する現像器が所定の位置2cに配置されてか
ら一定時間(約500msec)経過後に、受光器29
bの出力する信号を処理することにより、誤検知を防止
して正確なトナー量検知を行なうことができる。
【0022】また、本実施の形態においては、同類のト
ナー少検出頻度が連続して発生する回数を計数すること
により、現像器内のトナー量を検知し、所要の処理を実
行するようにしているが(図6の処理68以降参照)、
連続回数の計数は必ずしも必要ではなく、トナー少検出
頻度から所要の処理を選択し、実行してもよい。この場
合の制御フローを図7に示す。例えば、第一の基準頻度
を5/5、第二の基準頻度を3/5としたとき、処理6
7によって算出したトナー少検出頻度が3/5(第二の
基準頻度)以上となった場合には、トナーの量を表示し
たり、トナーがかなり減っている旨のメッセージを表示
したり、あるいは、近いうちにトナーがなくなってしま
う旨を表示する処理を実行する(処理72、処理6
C)。さらにトナー少検出頻度が5/5(第一の基準頻
度)以上となった場合には、現像器内のトナーはほとん
ど残っていないと判断することができるので、トナーの
補充を促す旨のメッセージを表示したり、あるいは、新
しい現像器に交換する旨を表示する処理を実行する(処
理71、処理6B)。尚、図7中、図6と同じ処理につ
いては同一符号を付し、その説明を省略する。
【0023】また、本実施の形態においては、トナー少
検出頻度を算出しているが(図6の処理67参照)、ト
ナー少検出頻度を算出することは必ずしも必要ではな
く、トナー少検出回数を計数し、その計数結果から所要
の処理を選択し、実行してもよい。この場合の制御フロ
ーを図8に示す。例えば、第一の基準回数を2000
回、第二の基準回数を1000回としたとき、処理81
によって計数したトナー少検出回数が1000回(第二
の基準回数)以上となった場合には、トナーの量を表示
したり、トナーがかなり減っている旨のメッセージを表
示したり、あるいは、近いうちにトナーが無くなってし
まう旨を表示する処理を実行する(処理83、処理6
C)。さらにトナー少検出回数が2000回(第一の基
準回数)以上となった場合には、現像器内のトナーはほ
とんど残っていないと判断することができるので、トナ
ーの補充を促す旨のメッセージを表示したり、あるい
は、新しい現像器に交換する旨を表示する処理を実行す
る(処理82、処理6B)。尚、図8中、図6と同じ処
理については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0024】また、トナー少検出が連続して発生する回
数を計数し、その計数結果から所要の処理を選択し、実
行してもよい。この場合の制御フローを図9に示す。例
えば、第一の基準回数を1000回、第二の基準回数を
500回としたとき、処理91によって計数したトナー
少検出の連続発生回数が500回(第二の基準回数)以
上となった場合には、トナーの量を表示したり、トナー
がかなり減っている旨のメッセージを表示したり、ある
いは、近いうちにトナーが無くなってしまう旨を表示す
る処理を実行する(処理93、処理6C)。さらにトナ
ー少検出の連続発生回数が1000回(第一の基準回
数)以上となった場合には、現像器内のトナーはほとん
ど残っていないと判断することができるので、トナーの
補充を促す旨のメッセージを表示したり、あるいは、新
しい現像器に交換する旨を表示する処理を実行する(処
理92、処理6B)。尚、図9中、図6と同じ処理につ
いては同一符号を付し、その説明を省略する。
【0025】〈第2の実施の形態〉上記第1の実施の形
態においては、次のように仮定されている。すなわち、
現像器内にトナーが十分にあるときは、検出部35にト
ナーが充填されるためにトナー少発生率は0%となり、
その後、トナーの量が減少するにしたがって検出部35
に充填されるトナー量が少なくなって受光器29bは受
光と非受光の状態を不規則に生じ、トナー少発生率は次
第に高くなる。そして、現像器内のトナーがほとんどな
くなってしまうと、検出部35にはほとんどトナーが充
填されなくなり、トナー少発生率は100%になる。
【0026】しかし、現像器内部の機構構成、あるい
は、トナーの流動性の差異により、トナー少発生率は必
ずしも図4のグラフ41aのようには変化せず、グラフ
41bのように変化する場合がある。例えば、未使用の
現像器が装着されたときには、即時に収容部32cにト
ナーが落下、堆積しない場合がある。そして、この場合
には、現像器内に十分なトナーがあるにもかかわらず、
『トナー少量』であると誤検知する可能性があり、トナ
ー量検知の精度が著しく損なわれてしまう。
【0027】そこで、グラフ41bで示す期間における
トナー量の誤検知を無効とするために、未使用の現像器
が装着されたことを検知する手段を設ける必要がある。
図10に、未使用の現像器が装着されたことを検知する
手段が設けられた現像器の概略断面図を示す。図10に
おいて、トナー量検出部は上記第1の実施の形態と同じ
であるため、その説明は省略する(図1参照)。図10
中、101は現像器が未使用であることを検知するため
の反射板であり、この反射板101は当該現像器が初め
て使用される時に隠蔽されるように構成されている。1
02は第二の発光器である。103は第二の受光器であ
り、この第二の受光器103は第二の発光器102が発
し反射板101で反射された検出光を受光し、受光の有
無に応じた信号を出力する。
【0028】図11に、以上のように構成されたトナー
量検出の回路ブロック図の一例を示す。尚、図11中、
図5と同じ部分については同一符号を付し、その説明を
省略する。図11に示すように、第二の発光器102
は、検出に必要な光量を発するように、制御装置51に
よって制御される。第二の受光器103は、受光の有無
を信号に変換して記憶装置54に伝える。
【0029】図12及び図13に、トナー量検出の制御
フローを示す。図12及び図13に示すように、まず、
トナー残量を検出する現像器を位置2cに配置する(処
理61)。次に、当該現像器が未使用品(新品)である
かどうかを判断する(処理121)。すなわち、第二の
発光器102を発光し、第二の受光器103が『受光あ
り』との信号を出力した場合には、当該現像器は未使用
品(新品)であると検知される。そして、この場合に
は、この現像器に関する過去の検出履歴を記憶装置54
から消去する(処理122)と共に、トナー少検出を無
効にするために検知モードをオフにする(処理12
3)。一方、第二の受光器103が『受光なし』との信
号を出力した場合には、当該現像器は既使用品であると
判断され、処理62へ移行する。そして、上記第1の実
施の形態と同様に処理62から処理68までを実行した
後、検知モードがオンになっているかどうかを判断する
(処理124)。検知モードがオンになっている場合に
は、上記第1の実施の形態と同様に、処理69から処理
6Cまでを実行する。一方、検知モードがオフの場合に
は、第三類のトナー少検出頻度の連続発生回数を計数
し、連続回数が第三の基準回数以上であるかどうかを判
断する(処理125)。連続回数が第三の基準回数以上
となった場合には、検知モードをオンにする(処理12
6)。例えば、トナー少検出頻度0/5を第三類とした
とき、第三類が4回以上連続して発生した場合には、現
像器はトナー量検出の準備ができたと判断し、検知モー
ドをオンに設定し、以降、上記第1の実施の形態と同様
に、トナー量の検知を実行する。
【0030】尚、本実施の形態においては、第三類のト
ナー少検出頻度が連続する回数を計数することにより、
検知モードをオンに設定しているが、検知モードがオフ
になってからの現像器の使用回数を計数することによ
り、検知モードをオンに設定するようにしてもよい。こ
の場合の制御フローを図14及び図15に示す。尚、上
記した処理と同じ処理については説明を省略する。図1
4及び図15に示すように、現像器が未使用品(新品)
であるかどうかを判断(処理121参照)する前に、カ
ウンタをカウントアップし現像器の使用回数を計数する
(処理131)。処理121において現像器が未使用品
(新品)であると判断した場合には、この現像器に関す
る過去の検出履歴を記憶装置54から消去すると共に
(処理122)、トナー少検出を無効にするために検知
モードをオフにし(処理123)、さらに、現像器使用
回数カウンタをクリアする(処理132)。そして、上
記と同様に処理62から処理124までを実行した後、
検知モードがオフの場合には、カウンタの値(現像器使
用回数)が予め定めた基準値以上であるかどうかを判断
する(処理133)。カウンタの値(現像器使用回数)
が予め定めた基準値以上となった場合には、検知モード
をオンに設定する(処理126)。
【0031】また、上記第1の実施の形態の場合と同様
に、トナー量を検出するための現像器が所定の位置2c
に配置されてから一定時間経過後に、受光器29bの出
力する信号を処理するようにすれば、誤検知を防止して
正確なトナー量検知を行なうことができる。
【0032】また、本実施の形態においては、発光器2
9aと第二の発光器102が異なる発光器である場合を
例に挙げて説明したが、両者を一つの発光器で構成して
も同様の効果を得ることができる。図16に、未使用の
現像器が装着されたことを検知する手段が設けられた現
像器の他の例を示す。図16に示すように、現像器が未
使用であることを検知するための反射板101は、図1
0の場合と異なり、発光器29aに近接して設けられて
いる。これにより、発光器29aに第二の発光器102
の機能を併せ持たせることができるので、第二の発光器
102を省略することができる。また、その結果、トナ
ー残量を検知するためのセンサと現像器が新品であるか
どうかを検知するためのセンサを一体化することができ
る。
【0033】また、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、フルカラーあるいはマルチカラー印刷を行なう
場合の動作について説明している。上記実施の形態の場
合、印刷動作を行なう現像器は位置2aに配置され、ト
ナー量を検出するための現像器は位置2cに配置されて
いる。従って、単色印刷を連続して行なう場合のよう
に、特定の現像器を位置2aに長期間配置し続けると、
トナー量の減少を検出できないことが危倶される。しか
し、予め定めた印刷回数ごと、あるいは、予め定めた時
間経過ごとに前記現像器をトナー量検出位置2cに配置
させて、トナー量を検知するようにすれば、フルカラー
あるいはマルチカラー印刷を行なう場合と同様に、正確
にトナー量を検知することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像器内のトナーの落下、堆積運動を検出し、その運動
の変化履歴を記憶することにより、精度の高いトナー量
の検出を行なうことができる。また、現像器を移動させ
るときに、現像器の姿勢を維持する必要がないため、現
像器を保持、回転させる機構を簡素化することができ、
さらに、現像器自体の姿勢が変化するため、現像器内の
トナーを撹拌する手段を設ける必要もなく、現像器及び
装置全体の小型化及びコストの低減を図ることができ
る。また、トナー量の検出に必要な発光器及び受光器を
一箇所に集結し装置本体側に取り付けることが可能であ
るため、工数のかかる光軸調整作業を不要とすることが
できると共に、配線材の線路確保も容易となるので、組
立性の向上及びコストの低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における現像器を示
す断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置を示す断面図
【図3】本発明の第1の実施の形態における現像器を示
す構成断面図
【図4】本発明の第1及び第2の実施の形態におけるト
ナー量とトナー少発生率との関係を示すグラフ
【図5】本発明の第1の実施の形態における制御回路ブ
ロック図
【図6】本発明の第1の実施の形態における第1の制御
フロー
【図7】本発明の第1の実施の形態における第2の制御
フロー
【図8】本発明の第1の実施の形態における第3の制御
フロー
【図9】本発明の第1の実施の形態における第4の制御
フロー
【図10】本発明の第2の実施の形態における現像器を
示す断面図
【図11】本発明の第2の実施の形態における制御回路
ブロック図
【図12】本発明の第2の実施の形態における第1の制
御フローの前半部分を示す図
【図13】本発明の第2の実施の形態における第1の制
御フローの後半部分を示す図
【図14】本発明の第2の実施の形態における第2の制
御フローの前半部分を示す図
【図15】本発明の第2の実施の形態における第2の制
御フローの後半部分を示す図
【図16】本発明の第2の実施の形態における現像器の
他の例を示す断面図
【図17】従来技術における画像形成装置を示す断面図
【図18】従来技術における画像形成装置の現像器を示
す構成断面図
【図19】従来技術における画像形成装置の制御回路ブ
ロック図
【図20】従来技術における画像形成装置の制御フロー
【符号の説明】
2a、2b、2c、2d 現像器の位置 11 光路 12a、12b 反射板 13、14 トナー量を示す線 14A 定着装置 14B 発光器 14C 受光器 14D 回転保持装置 15A、15B トナー量を示す線 21y イエロー用の現像器 21m マゼンタ用の現像器 21c シアン用の現像器 21k ブラック用の現像器 22 回転保持装置 23 光学ユニット 24 光路 25 中間転写ベルト 26 給紙部 27 記録用紙 28 定着装置 29 検出器 31 感光体ドラム 32、32a、32b、32c トナー収容部 33 トナー回収部 34 現像ローラ 35 検出部 36 清掃器 37 帯電器 38 クリーナ 39 現像ブレード 51 制御装置 52 比較器 53 基準レベル発生器 54 記憶装置 55 演算装置 101 反射板 102 第二の発光器 103 第二の受光器 141 感光体ドラム 142 帯電器 143 光学ユニット 144 光路 145y イエロー用の現像器 145m マゼンタ用の現像器 145c シアン用の現像器 145k ブラック用の現像器 146 中間転写ベルト 147 クリーナ 148 給紙部 149 記録用紙 151 現像部 152 トナー収容部 153 現像ローラ 154 塗布ローラ 155 現像ブレード 156 撹拌羽 157、158 検出部 159 光路 161 制御装置 162 信号 163 比較器 164 基準レベル発生器 165 信号 166 信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永島 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三好 博導 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 (72)発明者 松村 東一 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DA44 DD02 DE02 DE07 EC06 ED10 EE07 EE08 GB03 HB13 HB20 ZA07 2H030 AD01 BB02 BB24 BB38 BB42 2H077 AD02 AD06 AD13 DA15 DA45 DA64 DA91 DB01 DB10 GA13

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の現像手段と、前記各現像手段を保
    持し公転させる回転保持手段とを備え、前記回転保持手
    段を回転させることにより、前記複数の現像手段の中の
    所要の現像手段を所定の位置に配置し、前記所要の現像
    手段によって像担持体上に形成された静電潜像を現像す
    るように構成された画像形成装置であって、前記各現像
    手段に設けられ、それぞれの内部に収容されている現像
    剤の挙動を現しめる第1の検出部と、公転する前記現像
    手段の前記第1の検出部に近接して配置された第1の検
    出手段と、前記第1の検出手段が出力する検出結果の履
    歴を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された検
    出結果の履歴から前記各現像手段に収容されている前記
    現像剤のそれぞれの量を算出する演算手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 現像剤は、現像手段の公転に伴って検出
    部の方へ落下し、前記検出部に堆積するように挙動する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、現像手段が所定の位置に配
    置されてから一定時間経過後に、第1の検出手段が出力
    する検出結果を記憶する請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 一定時間は、現像剤が現像手段の公転に
    伴って検出部の方へ落下し、前記検出部に堆積するまで
    の時間である請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第1の検出手段が出力する検出結果と予
    め設定された基準値とを比較することにより、現像手段
    に収容されている現像剤が多量であるか少量であるかの
    別を順次検知し、最も新しい複数回分の検知結果を記憶
    して、前記現像手段に収容されている前記現像剤が少量
    である検知頻度を算出する請求項1に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 現像手段に収容されている現像剤が少量
    である検知頻度が第一の基準頻度以上である場合には前
    記現像剤の補充処理を行い、第二の基準頻度以上である
    場合には前記現像剤が少量である旨の警告を行う請求項
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 現像手段に収容されている現像剤が少量
    である検知頻度を算出した後に、最も新しい複数個の前
    記検知頻度を記憶して、同類の前記検知頻度の連続発生
    回数を計数する請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 第一類の検知頻度の連続発生回数が第一
    の基準回数以上である場合には現像剤の補充処理を行
    い、第二類の検知頻度の連続発生回数が第二の基準回数
    以上である場合には前記現像剤が少量である旨の警告を
    行う請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 第1の検出手段が出力する検出結果と予
    め設定された基準値とを比較することにより、現像手段
    に収容されている現像剤が多量であるか少量であるかの
    別を順次検知して、前記現像剤が少量である検知回数を
    計数する請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 現像剤が少量である検知回数が第一の
    基準回以上である場合には現像剤の補充処理を行い、第
    二の基準回数以上である場合には前記現像剤が少量であ
    る旨の警告を行う請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 第1の検出手段が出力する検出結果と
    予め設定された基準値とを比較することにより、現像手
    段に収容されている現像剤が多量であるか少量であるか
    の別を順次検知して、前記現像剤が少量である検知結果
    の連続回数を計数する請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 現像剤が少量である検知結果の連続発
    生回数が第一の基準回以上である場合には現像剤の補充
    処理を行い、第二の基準回数以上である場合には前記現
    像剤が少量である旨の警告を行う請求項11に記載の画
    像形成装置。
  13. 【請求項13】 各現像手段に設けられ、それぞれの使
    用状況を現しめる第2の検出部と、公転する前記現像手
    段の前記第2の検出部に近接して配置された第2の検出
    手段とをさらに備え、演算手段は、記憶手段に記憶され
    た検出結果の履歴と前記第2の検出手段の検出結果とか
    ら前記各現像手段に収容されている前記現像剤のそれぞ
    れの容量を算出する請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 演算手段は、第2の検出手段の検出結
    果に基づいて記憶手段に記憶された検出結果の履歴を無
    効として処理する期間を有する請求項13に記載の画像
    形成装置。
  15. 【請求項15】 第1の検出手段は第2の検出手段の機
    能を併せ持つ請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 第2の検出手段の検出結果に基づいて
    現像手段の使用状況を検知し、前記現像手段が未使用品
    であると検知した場合には、当該現像器に関する過去の
    検出履歴を記憶手段から消去すると共に、検知モードを
    オフにし、前記現像手段が既使用品であると検知した場
    合には、第1の検出手段が出力する検出結果と予め設定
    された基準値とを比較することにより、現像手段に収容
    されている現像剤が多量であるか少量であるかの別を順
    次検知し、最も新しい複数回分の検知結果を記憶して、
    前記現像手段に収容されている前記現像剤が少量である
    検知頻度を算出した後に、最も新しい複数個の前記検知
    頻度を記憶して、同類の前記検知頻度の連続発生回数を
    計数する請求項13に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 同類の検知頻度の連続発生回数を計数
    した後、検知モードがオンであるかオフであるかを判断
    し、検知モードがオンになっている場合であって、第一
    類の検知頻度の連続発生回数が第一の基準回数以上であ
    る場合には現像剤の補充処理を行い、第二類の検知頻度
    の連続発生回数が第二の基準回数以上である場合には前
    記現像剤が少量である旨の警告を行う請求項16に記載
    の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 検知モードがオフである場合には、第
    三類の検知頻度の連続発生回数を計数し、前記第三類の
    検知頻度の連続発生回数が第三の基準回数以上となった
    場合には検知モードをオンにする請求項17に記載の画
    像形成装置。
  19. 【請求項19】 第2の検出手段の検出結果に基づいて
    現像手段の使用状況を検知する前にカウンタをカウント
    アップすると共に、現像手段が未使用品であると検知し
    た場合には、さらにカウンタをクリアする請求項16に
    記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 同類の検知頻度の連続発生回数を計数
    した後、検知モードがオンであるかオフであるかを判断
    し、検知モードがオンになっている場合であって、第一
    類の検知頻度の連続発生回数が第一の基準回数以上であ
    る場合には現像剤の補充処理を行い、第二類の検知頻度
    の連続発生回数が第二の基準回数以上である場合には前
    記現像剤が少量である旨の警告を行う請求項19に記載
    の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 検知モードがオフである場合には、カ
    ウンタの値を計数し、前記カウンタの値が基準値以上と
    なった場合には検知モードをオンにする請求項20に記
    載の画像形成装置。
JP24176099A 1999-08-27 1999-08-27 画像形成装置 Pending JP2001066868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24176099A JP2001066868A (ja) 1999-08-27 1999-08-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24176099A JP2001066868A (ja) 1999-08-27 1999-08-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001066868A true JP2001066868A (ja) 2001-03-16

Family

ID=17079131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24176099A Pending JP2001066868A (ja) 1999-08-27 1999-08-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001066868A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256598A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007256597A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009086528A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2017181986A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、現像剤収容部の交換規制の解除方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256598A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007256597A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP4505426B2 (ja) * 2006-03-23 2010-07-21 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP4568244B2 (ja) * 2006-03-23 2010-10-27 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2009086528A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4530023B2 (ja) * 2007-10-02 2010-08-25 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US8019245B2 (en) 2007-10-02 2011-09-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device, and method and computer readable medium therefor
JP2017181986A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、現像剤収容部の交換規制の解除方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4684624B2 (ja) 画像形成装置
US4646679A (en) Developing apparatus
US8150277B2 (en) Image forming apparatus with system for replenishing a plurality of toner cartridges
JP3780171B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
CN106415401B (zh) 图像形成设备的可更换单元的色粉水平感测
JP2000112218A (ja) 現像剤収納容器及び現像装置
JP4137025B2 (ja) 現像剤補給手段、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
CN110068998B (zh) 显影装置及具有该显影装置的图像形成装置
JP2001066868A (ja) 画像形成装置
JP3916263B2 (ja) 現像器のトナー残量検出装置
JP2006106514A (ja) 画像形成装置
US6181886B1 (en) Toner replenishment and collection apparatus and method
JP2006259539A (ja) トナー残量表示方法
JP2003131479A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2003241500A (ja) 現像剤残量検出装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2001305845A (ja) 画像形成装置
JP2003076126A (ja) 画像形成装置
JP3303607B2 (ja) 回転型現像装置
JP2008164748A (ja) 現像器ユニット
JPH11344908A (ja) 画像形成装置に着脱可能なカ―トリッジ、画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JP3308138B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2002174946A (ja) 現像剤補給装置
JP2000227707A (ja) 画像形成装置
JP7468048B2 (ja) 現像剤補給装置および画像形成装置
JP2007328241A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070208