JP2001066599A - 液晶装置および投射型表示装置 - Google Patents

液晶装置および投射型表示装置

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JP2001066599A
JP2001066599A JP24162099A JP24162099A JP2001066599A JP 2001066599 A JP2001066599 A JP 2001066599A JP 24162099 A JP24162099 A JP 24162099A JP 24162099 A JP24162099 A JP 24162099A JP 2001066599 A JP2001066599 A JP 2001066599A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光部材の透過偏光軸の向きに起因する色む
ら領域とパネルの視角特性にに起因する色むら領域とが
ずれるように、偏光部材の透過偏光軸を設定することに
より色むらの発生を抑えることができる液晶装置および
投射型表示装置を提供すること。 【解決手段】 投射型表示装置においてライトバルブと
して用いる液晶装置1は、入射側偏光板58、入射側位
相差板96、液晶を挟持したパネル100、出射側位相
差板97、出射側偏光板59がこの順に配置されてい
る。入射側偏光板58の透過偏光軸580は、パネル1
00を製造する際のラビング方向に対して45°の角度
をなす方向に向いており、入射側位相差板96は、入射
側偏光板58を透過してきた光の偏光面を約45°回転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置および投
射型表示装置に関するものである。さらに詳しくは、一
対の基板間で液晶を挟持してなる液晶装置の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一対の基板の間で透過偏光軸が捩じれ配
向した液晶(TN液晶/ツイステッドネマティックモー
ドの液晶など)を用いた液晶装置は、たとえば投射型表
示装置のライトバルブとして用いられている。この投射
型表示装置において、光源から出射された光は、導光系
によって液晶装置(光変調装置)に導かれ、この液晶装
置で光変調された後、投射系からスクリーンに向けて投
射される。
【0003】このような液晶装置において、一対の基板
は所定の隙間を介して貼り合わされてパネルを構成し、
このパネルにおいて一対の基板間に液晶が封入される。
ここで、一対の基板には、それぞれ所定の方向にラビン
グなどの配向処理が施されているので、この基板間に封
入された液晶は、各基板に施された配向処理によって配
向状態が制御されるとともに、各画素毎に基板間に電場
を印加するか否かによって配向状態を制御することがで
きる。
【0004】また、図10に示すように、透過型の液晶
装置1では、パネル100の入射側および出射側のそれ
ぞれに入射側偏光板58および出射側偏光板59が配置
される。従って、投射型表示装置などにおいて、光源か
らの光(矢印Lで示す)は入射側偏光板58によって所
定の直線偏光光に揃えられた後、パネル100に入射
し、パネル100のある領域を透過する直線偏光光は、
透過偏光軸が捩じられてから出射される一方、パネル1
00の他の領域を通過した直線偏光光は、透過偏光軸が
捩じられることなく出射する。それ故、入射側偏光板5
8と出射側偏光板59を互いの透過偏光軸が直交するよ
うに配置しておけば(ノーマリホワイト)、出射側偏光
板59を通過するのは、液晶39によって透過偏光軸が
捩じられた方の直線偏光光のみである。よって、液晶3
9の配向状態を画素毎に制御すれば、任意の情報を表示
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、投射型
表示装置などにおいて、液晶装置1に入射する光は完全
な平行光ではなく、図11(入射側偏光板58および出
射側偏光板59の図示を省略してある)に示すように、
液晶装置1の光入射面に対する法線方向に対して斜めに
傾いた方向からの光も液晶装置1に入射する。ここで、
入射側偏光板58は、図11に視角特性を模式的に示す
ように、入射側偏光板58の透過偏光軸の向きに対応し
て、一点鎖線で示す領域M2から離れる程、色むらが発
生しやすい。従って、パネル100の矩形の画像表示領
域7を投射した画像においては、入射側偏光板58の視
角特性の影響を受けて、角部分7a′に色むらが出やす
いことになる。一方、パネル100も視角特性を有し、
パネル100に入射する光において、光入射面に対する
法線方向Pから大きく傾いた方向から光が入射する領域
ほど色むらが出やすい。ここで、画像表示領域7の各領
域に入射する光を比較すると、画像表示領域7の角部分
7aに対する入射角θ1は、画像表示領域7の辺部分7
b、7cに対する入射角θ2、θ3よりも大きいので、
投射した画像の角部分7a′において色むらが出やす
い。このように、従来の液晶装置1では、入射側偏光板
58の視角特性とパネル100の視角特性に起因する色
むらの出やすい領域が角部分7a′で重なっているの
で、この角部分7a′で緑あるいはマゼンダなどといっ
た色むらが発生してしまう。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
偏光部材の透過偏光軸の向きをパネルの視角特性に適合
させた構成を採用することにより色むらの発生を抑える
ことができる液晶装置および投射型表示装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、一対の基板間に液晶が挟持されてなる
パネルと、前記パネルの光入射側に配置された入射側偏
光部材とを有する液晶装置おいて、前記入射側偏光部材
に起因する前記パネルから出射された光の色むらの発生
領域と、前記パネルに起因する前記パネルから出射され
た光の色むらの発生領域とがずれるように、前記入射側
偏光部材の透過偏光軸が設置されており、前記入射側偏
光部材を通った光の偏光面と前記パネルの入射側の配向
処理の方向とをそろえるための光学補償部材を有するこ
とを特徴とする。
【0008】このように光学補償部材をパネルと入射側
偏光部材との間に入れることにより、入射側偏光部材の
視覚特性に起因して色むらがでやすい領域と、パネルの
視覚特性に起因して色むらが出やすい領域とをずらすこ
とができ、色むらを目立たなくさせることができるので
ある。
【0009】また、本発明を適用した液晶装置は、一対
の基板間に液晶を挟持してなるパネルと、前記パネルの
光入射側に配置された入射側偏光部材とを有する液晶装
置おいて、前記パネルの矩形型の画像表示領域の一辺と
約45°をなすように前記入射側偏光部材の透過偏光軸
が設置されており、前記入射側偏光部材を通った光の偏
光面と前記パネルの入射側の配向処理の方向とをそろえ
るための光学補償部材を有することを特徴とする。
【0010】このように光学補償部材をパネルと入射側
偏光部材との間に入れ、入射側偏光部材の透過偏光軸と
パネルの矩形型の画像表示領域の一辺とに約45°の角
度を持たすことにより、色むらを目立たなくさせること
ができるのである。
【0011】また、本発明を適用した液晶装置は、さら
に、前記パネルの入射側の配向処理の方向は前記パネル
の矩形型の画像表示領域の一辺に対して平行であること
を特徴とする。このようにすることにより、パネルへの
配向処理の均一性を保つ構造でありながらも、入射側偏
光部材との間に光学補償部材を入れることにより、入射
側偏光部材の視覚特性に起因して色むらがでやすい領域
と、パネルの視覚特性に起因して色むらが出やすい領域
とをずらすことができ、色むらを目立たなくさせること
ができるのである。
【0012】また、本発明を適用した液晶装置は、さら
に、前記入射側偏光部材の透過光軸と前記パネルの入射
側の配向処理の方向とは約45°ずれていることが好ま
しい。このようにすると、入射側偏光部材の視覚特性に
起因して色むらがでやすい領域と、パネルの視覚特性に
起因して色むらが出やすい領域とを最大限にずらすこと
ができる。
【0013】本発明において、さらに、前記パネルと出
射側偏光部材との間には、前記パネルを透過してきた光
の偏光面を約45°回転させる出射側光学補償部材が配
置される場合がある。この場合に、前記出射側偏光部材
は、該出射側偏光部材の透過偏光軸が前記入射側偏光部
材の透過偏光軸に対して約90°の角度を成すように配
置すればよい。
【0014】本発明を適用した液晶装置は、たとえば、
光源と、光変調装置と、該光変調装置に前記光源からの
光を導く導光系と、前記光変調装置で光変調された光を
投射する投射系とを有する投射型表示装置において、前
記光変調装置として用いるのに適している。
【0015】また、本発明を適用した液晶装置は、光源
と、各色光用の光変調装置と、前記光源から出射された
光を色分離系によって赤色光、緑色光および青色光に分
離するとともに、色分離された各色光をそれぞれ前記光
変調装置に導く導光系と、前記光変調装置で光変調され
た各色の光を合成する色合成系と、該色合成系で合成さ
れた光を投射する投射系とを有する液晶装置において、
前記各色光用の光変調装置のうちの少なくとも1つに用
いることができる。
【0016】この場合に、本発明を適用した液晶装置
を、赤色光、緑色光および青色光用の前記光変調装置の
うち、緑色光用の光変調装置、または青色光用の光変調
装置として用いることが好ましい。すなわち、光学補償
部材を付加した液晶装置については必要最小限、すなわ
ち、視感性が最も高い緑色光用の光変調装置、または光
による温度上昇のために視覚特性の低下が起こりやすい
青色光用の光変調装置として用い、その他の光変調装置
としては、光学補償部材を用いない従来の液晶装置を用
いてもよい。
【0017】また、この種の投射側表示装置において、
赤色光、緑色光および青色光用の前記光変調装置のう
ち、緑色光用および青色光用の光変調装置として用いて
もよい。すなわち、光学補償部材を付加した液晶装置に
ついては必要最小限、すなわち、色むらがもっとも目立
ちやすい緑色光用の光変調装置、および緑色光の次に色
むらが目立ちやすい青色光用の光変調装置として用い、
赤色光用の光変調装置については、光学補償部材を用い
ない従来の液晶装置を用いてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0019】[実施の形態1] (投射型表示装置の構成)図1を参照して、本発明を適
用した液晶装置を用いた投射型表示装置の構成を説明す
る。
【0020】図1において、投射型表示装置1100で
は、透過型の液晶装置1からなる液晶表示モジュールが
各々R(赤色光)、G(緑色光)、B(青色光)用のラ
イトバルブ100R、100G、100B(光変調装
置)として用いられている。この投射型表示装置110
0において、メタルハライドランプ等の白色光源のラン
プユニット1102(光源)から投射光が発せられる
と、この光は、以下に説明する色分離系を含む導光系を
介してライトバルブ100R、100Gおよび100B
に導かれる。すなわち、導光系において、ランプユニッ
ト1102からの投射光は、色分離系を構成する3枚の
ミラー1106および2枚のダイクロイックミラー11
08によって、RGBの3原色に対応する光成分R、
G、Bに分けられ、各色に対応するライトバルブ100
R、100G、100Bに各々導かれる。この際、特に
B光は、長い光路による光損失を防ぐために、入射レン
ズ1122、リレーレンズ1123および出射レンズ1
124からなるリレーレンズ系1121を介して導かれ
る。
【0021】そして、ライトバルブ100R、100G
および100Bにより各々変調された3原色に対応する
光成分は、ダイクロイックプリズム1112により再度
合成された後、投射レンズ1114(投射系)を介して
スクリーン1120にカラー画像として拡大投射され
る。
【0022】(液晶装置の構成)図1に示す投射型表示
装置1100において、3つのライトバルブ100R、
100G、100Bを構成する液晶装置1はいずれも、
図2、図3および図4に示すパネルを用いて構成されて
いる。
【0023】図2および図3はそれぞれ、液晶装置1に
用いたパネルを対向基板の側からみた平面図、および図
2のH−H′線で切断したときのパネルの断面図であ
る。図4は、パネルの構成を模式的に示すブロック図で
ある。なお、図2および図3、図4には、パネルの向き
を時計における時刻に相当する数字で表わしてある。
【0024】図2および図3において、液晶装置1(ラ
イトバルブ100R、100G、100B)に用いたパ
ネル100は、画素電極8がマトリクス状に形成された
アクティブマトリクス基板30と、対向電極22および
遮光膜25が形成された対向基板20と、これらの基板
20、30間に封入、挟持されている液晶39とから概
略構成されている。アクティブマトリクス基板30と対
向基板20とは、対向基板20の外周縁に沿って形成さ
れたギャップ材含有のシール材52によって所定の間隙
を介して貼り合わされている。アクティブマトリクス基
板30と対向基板20との間には、ギャップ材含有のシ
ール材52によって液晶封入領域38が区画形成され、
この内側に液晶39が封入されている。シール材52と
しては、エポキシ樹脂や各種の紫外線硬化樹脂などを用
いることができる。ギャップ材としては、約2μm〜約
10μmの無機あるいは有機質のファイバ若しくは球を
用いることができる。アクティブマトリクス基板30お
よび対向基板20の表面にはポリイミド樹脂などからな
る配向膜46、47が形成されている。
【0025】対向基板20はアクティブマトリクス基板
30よりも小さく、アクティブマトリクス基板30の周
辺部分は、対向基板20の外周縁よりはみ出た状態に貼
り合わされる。従って、アクティブマトリクス基板30
の駆動回路(走査線駆動回路70やデータ線駆動回路6
0)や入出力端子45は対向基板20から露出した状態
にある。
【0026】シール材52は部分的に途切れて液晶注入
口241が構成されている。従って、対向基板20とア
クティブマトリクス基板30とを貼り合わせた後、液晶
注入口241から液晶39を封入し、しかる後に、液晶
注入口241を封止剤242で塞ぐ。なお、対向基板2
0には、シール材52の内側において横長の長方形に画
像表示領域7を見切りするための表示見切り用の遮光膜
55も形成されている。対向基板20のコーナー部のい
ずれにも、アクティブマトリクス基板30と対向基板2
0との間で電気的導通をとるための上下導通材56が形
成されている。
【0027】このように構成したパネル100におい
て、画像表示領域7を構成するマトリクス状に形成され
た複数の画素は、図4に示すように、画素電極8、およ
びこの画素電極8を制御するためのTFT10とから構
成され、画像信号が供給されるデータ線90がTFT1
0のソースに電気的接続されている。このデータ線90
には、画像信号S1、S2、…、Snが順次供給され
る。また、走査線91を介してTFT10のゲート電極
にはパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmが、この
順に線順次で印加するように構成されている。画素電極
8は、TFT10のドレインに電気的接続されており、
TFT10を一定期間だけそのスイッチを閉じることに
より、データ線90から供給される画像信号S1、S
2、…、Snを所定のタイミングで書き込む。画素電極
8を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S
1、S2、…、Snは、対向基板20に形成された対向
電極22との間で一定期間保持される。ここで、保持さ
れた画像信号がリークするのを防ぐために、画素電極8
と対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容
量40が付加されてる。このように蓄積容量40を形成
する方法としては、容量を形成するための配線である容
量線92を設けても良いし、前段の走査線91との間で
容量を形成しても良い。
【0028】(アクティブマトリクス基板の構成)図5
は、この液晶装置1に用いたアクティブマトリクス基板
30の画素領域の一部を抜き出して示す平面図、図6
は、図5のA−A′線におけるアクティブマトリクス基
板30の断面図(遮光膜の図示を省略してある)であ
る。なお、図5および図6にも、図2などに示す方向と
対応させるために、時計における時刻に相当する数字を
付してある。
【0029】図5に示すように、いずれの画素において
も、複数の透明な画素電極8がマトリクス状に形成され
ており、画素電極9の縦横の境界に沿って、データ線9
0、走査線91および容量線92が形成されている。デ
ータ線90は、液晶装置1の12時−6時の方向に延設
され、走査線91および容量線92は、液晶装置1の3
時−9時の方向に延設されている。
【0030】データ線90は、ポリシリコン膜等の半導
体層のうち、ソース領域16にコンタクトホールを介し
て電気的に接続し、画素電極8は、ドレイン領域17に
コンタクトホールを介して電気的に接続している。ま
た、チャネル領域15に対向するように走査線91が延
びている。なお、蓄積容量40は、画素スイッチング用
のTFT10を形成するためのシリコン膜10a(半導
体膜/図5に斜線を付した領域)の延設部分に相当する
シリコン膜40a(半導体膜/図5に斜線を付した領
域)を導電化したものを下電極41とし、この下電極4
1に対して容量線92が上電極として重なった構造にな
っている。
【0031】このように構成した画素のA−A′線にお
ける断面は、基本的には図6に示すように表される。ま
ず、アクティブマトリクス基板30の表面には下地絶縁
膜301の上に島状のシリコン膜10a、40aが形成
されている。また、シリコン膜10aの表面にはゲート
絶縁膜13が形成され、このゲート絶縁膜13の上に走
査線91(ゲート電極)が形成されている。シリコン膜
10aのうち、走査線91に対してゲート絶縁膜13を
介して対峙する領域がチャネル領域15になっている。
このチャネル領域15に対して一方側には、低濃度ソー
ス領域161および高濃度ソース領域162を備えるソ
ース領域16が形成され、他方側には低濃度ドレイン領
域171および高濃度ドレイン領域172を備えるドレ
イン領域17が形成されている。このように構成された
画素スイッチング用のTFT10の表面側には、第1層
間絶縁膜18および第2層間絶縁膜19が形成され、第
1層間絶縁膜18の表面に形成されたデータ線90は、
第1層間絶縁膜18に形成されたコンタクトホールを介
して高濃度ソース領域162に電気的に接続している。
また、画素電極8は、第1層間絶縁膜18および第2層
間絶縁膜19に形成されたコンタクトホールを介して高
濃度ドレイン領域162に電気的に接続している。ま
た、高濃度ドレイン領域172から延設されたシリコン
膜40aには低濃度領域からなる下電極41が形成さ
れ、この下電極41に対しては、ゲート絶縁膜13と同
時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して容量線92が
対向している。このようにして蓄積容量40が形成され
ている。
【0032】ここで、アクティブマトリクス基板30の
表面では、データ線90と隣接する画素の間にはデータ
線90に起因する段差900が形成され、この段差90
0は、データ線90に沿って12時−6時の方向に延び
ている。また、アクティブマトリクス基板30の表面で
は、走査線91に沿っても段差910が形成され、この
段差910は、走査線91に沿って3時−9時の方向に
延びている。
【0033】(パネル1の製造方法)このように構成し
た液晶装置1のパネル100を製造する際には、周知の
半導体プロセスを利用して、アクティブマトリクス基板
30および対向基板20のそれぞれに各構成要素を形成
した後、図2および図5に矢印B1、B2で示すよう
に、アクティブマトリクス基板30および対向基板20
のそれぞれに配向処理としてのラビング処理を施す。
【0034】本形態では、アクティブマトリクス基板3
0に形成した配向膜46の表面に対しては、画像表示領
域7の一辺に平行な方向、たとえば、画像表示領域7の
辺部分7bに対して90°を成す方向(12時−6時の
方向)にラビング処理を行い、対向基板20に形成した
配向膜47の表面に対しても、画像表示領域7の一辺に
平行な方向、たとえば画像表示領域7の辺部分7bに対
して180°を成す方向(9時−3時の方向)ラビング
処理を行う。
【0035】次に、シール材52によって所定の隙間を
介して、アクティブマトリクス基板30と対向基板20
とを貼り合わす。次に、シール材52の途切れ部分であ
る液晶注入口241からアクティブマトリクス基板30
と対向基板20との間に液晶39(TN液晶/ツイステ
ッドネマティックモードの液晶)を封入し、しかる後
に、液晶注入口241を封止剤242で塞ぐ(図2を参
照)。
【0036】その結果、アクティブマトリクス基板30
と対向基板20との間に液晶39を充填した状態におい
て、液晶39は、アクティブマトリクス基板30と対向
基板20との間で長軸方向が90°捩じれる。すなわ
ち、液晶39は、90°のツイスト角をもって捩じれ配
向する。
【0037】(液晶装置1の構成)図7は、本形態の液
晶装置1の構成を示す分解斜視図である。
【0038】上記のように構成したパネル100を用い
て液晶装置1を構成する際には、図7に示すように、パ
ネル100の入射側および出射側に入射側偏光板58
(入射側偏光部材)および出射側偏光板59(出射側偏
光部材)が配置される。ここで、入射側偏光板58の透
過偏光軸580の向きは、対向基板20に対するラビン
グ処理の方向(矢印B2で示す方向)に対して角度をも
っており、45°の角度をなす方向に向いているのが好
ましい。また、出射側偏光板59の透過偏光軸590
は、入射側偏光板58の透過偏光軸580に対して90
°の角度を成す方向に向いているので、アクティブマト
リクス基板30に対するラビング処理の方向(矢印B1
で示す方向)に対して45°の角度をなしている。
【0039】また、本形態の液晶装置1では、パネル1
00と入射側偏光板58との間には、この入射側偏光板
58を透過してきた光の偏光面が対向基板の配向処理の
方向とそろうように、光の偏光面を約45°回転させる
光学補償部材としての入射側位相差板96が配置されて
いる。さらに、本形態の液晶装置1では、パネル100
と出射側偏光板59との間には、パネル100を透過し
てきた光の偏光面を約45°回転させる光学補償板とし
ての出射側位相差板97が配置されている。
【0040】このように構成した液晶装置1において、
光源からの光(矢印Lで示す)は、まず、入射側偏光板
58において、パネル100の画像表示領域7の辺部分
7bに対して、パネル100に向かって時計周りに45
°傾いた方向の直線偏光光に揃えられた後、入射側位相
差板96に矢印961で示す光として入射する。次に、
入射側位相差板96では、入射した光の偏光面が45°
回転させられ、パネル100の画像表示領域7の辺部分
7bに対して、パネル100に向かって時計周りに90
°傾いた光(矢印962で示す)としてパネル100に
入射する(矢印101で示す)。ここで、入射側位相差
板96により、偏光面が、対向基板20のラビング処理
の方向B2にそろえられている。このパネル100に入
射した光のうち、液晶に電圧が印加されていない画素に
入射した光は、矢印102で示す光のように、透過偏光
軸が90°捩じられた後、出射側位相差板97に出射さ
れる。次に、この出射側位相差板97に入射した光(矢
印971で示す)は、反時計周りに45°の角度を回転
させれらた光(矢印972で示す)として出射側偏光板
59に入射する。ここで、出射側偏光板59の透過偏光
軸590は、画像表示領域7の辺7部分bに対して反時
計周りに45°の角度を向いているので、この出射側偏
光板59を透過していく。なお、出射光を出射側偏光板
59により反時計周りに45°回転させているのは、出
射光の偏光面を方向をダイクロイックプリズムの光学特
性に合わせるためである。
【0041】これに対して、パネル100に入射した光
のうち、液晶に電圧が印加された画素に入射した光は、
透過偏光軸が90°捩じられないまま出射されるので、
出射側偏光板59に吸収、遮断され、液晶装置1から出
射されない。
【0042】このような制御は、パネル100において
画素毎に液晶に印加する電場を印加するか否かによって
行うことができる。従って、液晶装置1では、入射した
光が透過するか否かを画素毎に制御できるので、与えら
れた画像情報(画像信号)に基づいて変調する光変調装
置として機能する。それ故、図1に示す投射型表示装置
1100では、3つのライトバルブ100R、100
G、100Bに入射した各色光は、与えられた画像情報
に従って変調されてライトバルブ100R、100G、
100Bから出射される。
【0043】(本形態の効果)図8を参照して、本形態
の液晶装置1の効果を説明する。図8は、本発明を適用
した液晶装置1において、入射側偏光板の視角特性に起
因する色むらの発生領域と、パネルの視角特性に起因す
る色むらの発生領域との位置関係を示す説明図である。
【0044】このように構成した本形態の液晶装置1に
おいて、図1に示す投射型表示装置1100などでは、
図8(入射側偏光板58および出射側偏光板59の図示
を省略してある)に示すように、完全な平行光ではな
く、液晶装置1の光入射面に対する法線方向に対して斜
めに傾いた方向からの光が液晶装置1に入射する。従っ
て、入射側偏光板58は、入射側偏光板58の透過偏光
軸の向きに対応して、図8に一点鎖線で示す領域M1か
ら遠ざかる領域で色むらを発生させる傾向にある。それ
故、入射側偏光板58の視角特性に起因する色むらは、
投射した画像の辺部分7b′、7c′に発生する傾向に
ある。これに対して、パネル100の視角特性に起因す
る色むらは、入射角が大きな領域に発生する傾向にあ
る。ここで、画像表示領域7の角部分7aに対する入射
角θ1は、画像表示領域7の辺部分7b′、7c′に対
する入射角θ2、θ3よりも大きいので、投射した画像
の角部分7a′において色むらが出やすい。このよう
に、本形態の液晶装置1では、入射側偏光板58の視角
特性とパネル100の視角特性に起因する色むらの出や
すい領域が角部分7a′と辺部分7b′、7c′であ
り、互いにずれているので、角部分7a′および辺部分
7b′、7c′のいずれにも色むらが発生しにくい。
【0045】また、本形態では、このような色むら対策
を行うにあたって、入射側偏光板58の透過偏光軸を4
5°の方向に向かせ、かつ、入射側偏光板58とパネル
100との間に入射側位相差板91を配置するだけであ
る。従って、パネル100に入射する光の偏光面を、パ
ネル100を製造するときの配向処理の方向(画像表示
領域7の辺部分7bに対して90°あるいは180°の
方向)に容易に対応させることができる。
【0046】また、本形態では、アクティブマトリクス
基板30および対向基板20のそれぞれにラビング処理
を施す際に、アクティブマトリクス基板30に対して
は、データ線90の延設方向に沿って12時の方向から
6時の方向(画素表示領域7の辺部分7bに対して90
°の方向)に向けてラビングを行い、対向基板20に対
しては9時の方向から3時の方向(画素表示領域7の辺
部分7bに対して180°の方向)に向けてラビング行
う。従って、アクティブマトリクス基板30に対してラ
ビング処理を行うとき、アクティブマトリクス基板30
の表面にデータ線90に起因する段差900(図6を参
照)や凹凸があっても、このような段差900や凹凸
は、アクティブマトリクス基板30にラビングを均一に
行うことを妨げない。それ故、アクティブマトリクス基
板30の全面にラビングを均一に行うことができるの
で、液晶装置1において、液晶39の配向不良に起因す
る表示のぬけがデータ線90に沿って起こるという不具
合が発生しない。
【0047】なお、アクティブマトリクス基板30に対
するラビングを、走査線91の延設方向に沿って9時の
方向から3時の方向(画素表示領域7の辺部分7bに対
して180°の方向)に向けて行い、対向基板20に対
するラビングを、12時の方向から6時の方向(画素表
示領域7の辺部分7bに対して90°の方向)に向けて
行ってもよい。この場合には、アクティブマトリクス基
板30に対してラビング処理を行うとき、アクティブマ
トリクス基板30の表面に走査線91に起因する段差9
10(図6を参照)や凹凸があっても、このような段差
910や凹凸は、アクティブマトリクス基板30にラビ
ングを均一に行うことを妨げない。
【0048】[実施の形態2]図9は、本形態の液晶装
置の要部を示す分解斜視図である。なお、本形態の液晶
装置は、基本的な従来の液晶装置と同様であるため、対
応する要素には共通の符号を付してそれらの詳細な説明
を省略する。
【0049】図9に示すように、本形態の液晶装置1で
も、パネル100の入射側および出射側に入射側偏光板
58および出射側偏光板59がそれぞれ配置されてい
る。ここで、入射側偏光板58の透過偏光軸580の向
きは、対向基板20に対するラビング処理の方向(矢印
B2で示す方向)に対して角度を持っており、45°の
角度をなす方向に向いているのが好ましい。また、出射
側偏光板59の透過偏光軸590は、入射側偏光板58
の透過偏光軸580に対して45°の角度を成す方向に
向いているので、アクティブマトリクス基板30に対す
るラビング処理の方向(矢印B1で示す方向)と180
°の角度をなしている。
【0050】また、本形態の液晶装置1では、パネル1
00と入射側偏光板58との間には、この入射側偏光板
58を透過してきた光の偏光面が対向基板の配向方向と
そろうように、光の偏光面を約45°回転させる光学補
償部材としての入射側位相差板96が配置されている。
但し、本形態では、実施の形態1と違って、パネル10
0と出射側偏光板59との間には光学補償板(出射側位
相差板)が配置されていない。
【0051】このように構成した液晶装置1において、
光源からの光(矢印Lで示す)は、まず、入射側偏光板
58において、パネル100の画像表示領域7の辺部分
7bに対して、パネル100に向かって時計周りに45
°傾いた方向の直線偏光光に揃えられた後、入射側位相
差板96に矢印961で示す光として入射する。次に、
入射側位相差板96では、入射した光の偏光面が45°
回転させられ、パネル100の画像表示領域7の辺部分
7bに対して、パネル100に向かって時計周りに90
°傾いた光(矢印962で示す)としてパネル100に
入射する(矢印101で示す)。ここで、入射側位相差
板96により、偏光面が、対向基板のラビング処理の方
向B2にそろえられている。このパネル100に入射し
た光のうち、液晶に電圧が印加されていない画素に入射
した光は、矢印102で示す光のように、透過偏光軸が
90°捩じられた後、出射側偏光板92に出射される。
ここで、出射側偏光板59の透過偏光軸590は、画像
表示領域7の辺7部分bに対して90°の角度を成す方
向に向いているので、この出射側偏光板59を透過して
いく。
【0052】これに対して、パネル100に入射した光
のうち、液晶に電圧が印加された画素に入射した光は、
透過偏光軸が90°捩じられないまま出射されるので、
出射側偏光板59に吸収、遮断され、液晶装置1から出
射されない。
【0053】このように構成した液晶装置1を図1に示
す投射型表示装置に用いた場合においても、実施の形態
1において図8を参照して説明したように、入射側偏光
板58の視角特性に起因する色むらは、入射側偏光板5
8の透過偏光軸の向きに対応して、図8に一点鎖線で示
す領域M1から遠ざかる領域、すなわち、投射した画像
の辺部分7b′、7c′に発生する傾向にある。これに
対して、パネル100の視角特性に起因する色むらは、
入射角が大きな辺部分7b′、7c′で発生する傾向に
あって、入射側偏光板58の視角特性に起因する色むら
と発生しやすい領域がずれている。それ故、本形態で
も、角部分7a′および辺部分7b′、7c′のいずれ
にも色むらが発生しにくい。また、本形態では、このよ
うな色むら対策を行うにあたって、入射側偏光板58の
透過偏光軸を45°の方向に向かせ、かつ、入射側偏光
板58とパネル100との間に入射側光学補償部材91
を配置するだけである。従って、パネル100に入射す
る光の偏光面を、パネル100を製造するときの配向処
理の方向(画像表示領域7の辺部分7bに対して90°
あるいは180°の方向)に容易に対応させることがで
きるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0054】さらに、本形態では、実施の形態1と違っ
て、入射側位相差板96のみを配置し、出射側には位相
差板を配置しない。従って、本形態によれば、位相差板
に起因するコントラスト低下を最小限に抑えることがで
きるので、コントラストの高い表示を行うことができ
る。
【0055】[その他の実施の形態]上記形態では、光
源からの光を3色に分離して各々、対応する3枚のライ
トバルブ(液晶装置1/光変調装置)に入射させる構成
の投射型表示装置1100において、赤色光、緑色光お
よび青色光のいずれの色光用のライトバルブにも、本発
明を適用した位相差板付きの液晶装置1を用いた。しか
し、位相差板の使用枚数を削減することを目的に、赤色
光、緑色光および青色光用の3枚のライトバルブのう
ち、色むらが目立ちやすいライトバルブのみに本発明を
適用した位相差板付きの液晶装置1を用い、他の光用の
ライトバルブについては、位相差板を付加しない従来の
液晶装置を用いてもよい。
【0056】例えば、緑色に関しては、視感度が高くか
つ光による温度上昇のために視覚特性の低下が起こりや
すく、また青色に関しては、光による温度上昇のために
視覚特性の低下が起こりやすいので、緑色及び青色の一
方もしくは両方に本発明を適用した位相差板付きの液晶
装置1を用い、他のライトバルブについては、位相差板
を付加しない従来の液晶装置を用いてもよい。
【0057】さらに、本発明を適用した液晶装置1につ
いては、光源からの光を3色に分離して各々、対応する
3枚のライトバルブ(液晶装置)に入射させる投射型表
示装置に限らず、カラーフィルタを形成した液晶装置を
ライトバルブに用いて、1枚のライトバルブでカラー表
示を行う投射型表示装置などに用いてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液晶
装置および投射型表示装置では、入射側偏光部材の視角
特性に起因して色むらが出やすい領域と、パネルの視角
特性に起因して色むらが出やすい領域とをずらしてある
ので、投射した画像の角部分に色むらの発生を抑えるこ
とができる。また、色むらの発生を抑えることを目的
に、入射側偏光部材の透過偏光軸を傾けても入射側偏光
部材とパネルとの間には光学補償部材を配置したので、
パネルに入射する光の偏光面を所定の方向に向かせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】投射型表示装置の光学系の構成を示す概略平面
図である。
【図2】図1に示す投射型表示装置においてライトバル
ブ(光変調装置)として用いた液晶装置のパネルを対向
基板の方からみた平面図である。
【図3】図2のH−H′線で切断したときのパネルの断
面図である。
【図4】図2に示す液晶装置に用いたアクティブマトリ
クス基板の構成を示すブロック図である。
【図5】図2に示す液晶装置に用いたアクティブマトリ
クス基板の画素領域の一部を抜き出して示す平面図であ
る。
【図6】図5のA−A′線におけるアクティブマトリク
ス基板の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る液晶装置の構成を
示す分解斜視図である。
【図8】本発明を適用した液晶装置において、入射側偏
光板の視角特性に起因する色むらの発生領域と、パネル
の視角特性に起因する色むらの発生領域との位置関係を
示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る液晶装置の構成を
示す分解斜視図である。
【図10】従来の液晶装置の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図11】従来の液晶装置において、入射側偏光板の視
角特性に起因する色むらの発生領域と、パネルの視角特
性に起因する色むらの発生領域との位置関係を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 液晶装置 7 画像表示領域 8 画素電極 10 画素スイッチング用のTFT 20 対向基板 22 対向電極 30 アクティブマトリクス基板 39 液晶 40 液晶封入領域 52 シール材 55 表示見切り用の遮光膜 56 上下導通材 58 入射側偏光板(入射側偏光部材) 59 出射側偏光板(出射側偏光部材) 60 データ線駆動回路 70 走査線駆動回路 90 データ線 91 走査線 96 入射側位相差板(入射側光学補償部材) 97 出射側位相差板(出射側光学補償部材) 100 パネル 100R、100G、100B ライトバルブ 1100 投射型表示装置 1102 ランプユニット(光源) 1106 ミラー 1108 ダイクロイックミラー 1112 ダイクロイックプリズム 1114 投射レンズ(投射系) 1120 スクリーン 1121 リレーレンズ系 1122 入射レンズ 1123 リレーレンズ 1124 出射レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA15 HA08 HA13 HA14 HA16 HA20 HA28 JA05 KA11 KA17 MA04 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA10Z FA11X FA11Z FA34Z FA41Z FD09 FD13 GA13 HA07 KA03 LA20 MA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に液晶を挟持してなるパネ
    ルと、前記パネルの光入射側に配置された入射側偏光部
    材とを有する液晶装置おいて、 前記入射側偏光部材に起因する前記パネルから出射され
    た光の色むらの発生領域と、前記パネルに起因する前記
    パネルから出射された光の色むらの発生領域とがずれる
    ように、前記入射側偏光部材の透過偏光軸が設置されて
    おり、 前記入射側偏光部材を通った光の偏光面と前記パネルの
    入射側の配向処理の方向とをそろえるための光学補償部
    材を有することを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 一対の基板間に液晶を挟持してなるパネ
    ルと、前記パネルの光入射側に配置された入射側偏光部
    材とを有する液晶装置おいて、 前記パネルの矩形型の画像表示領域の一辺と約45°を
    なすように前記入射側偏光部材の透過偏光軸が設置され
    ており、 前記入射側偏光部材を通った光の偏光面と前記パネルの
    入射側の配向処理の方向とをそろえるための光学補償部
    材を有することを特徴とする液晶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記パネル
    の入射側の配向処理の方向は前記パネルの矩形型の画像
    表示領域の一辺に対して平行であることを特徴とする液
    晶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3において、前記入射側
    偏光部材の透過光軸と前記パネルの入射側の配向処理の
    方向とは約45°ずれていることを特徴とする請求項1
    または2記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    さらに、前記パネルと出射側偏光部材との間に、前記パ
    ネルを透過してきた光の偏光面を約45°回転させる出
    射側光学補償部材が配置されていることを特徴とする液
    晶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに規定する
    液晶装置を用いた投射側表示装置において、光源と、光
    変調装置と、該光変調装置に前記光源からの光を導く導
    光系と、前記光変調装置で光変調された光を投射する投
    射系とを有し、前記光変調装置として前記液晶装置が用
    いられていることを特徴とする投射型表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに規定する
    液晶装置を用いた投射側表示装置において、光源と、各
    色光用の光変調装置と、前記光源から出射された光を色
    分離系によって赤色光、緑色光および青色光に分離する
    とともに、色分離された各色光をそれぞれ前記光変調装
    置に導く導光系と、前記光変調装置で光変調された各色
    の光を合成する色合成系と、該色合成系で合成された光
    を投射する投射系とを有し、前記各色光用の光変調装置
    のうちの少なくとも1つとして前記液晶装置が用いられ
    ていることを特徴とする投射型表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記液晶装置は、赤
    色光、緑色光および青色光用の前記光変調装置のうち、
    緑色光用の光変調装置として用いられていることを特徴
    とする投射型表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記液晶装置は、赤
    色光、緑色光および青色光用の前記光変調装置のうち、
    青色光用の光変調装置として用いられていることを特徴
    とする投射型表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記液晶装置は、
    赤色光、緑色光および青色光用の前記光変調装置のう
    ち、緑色光用および青色光用の光変調装置として用いら
    れていることを特徴とする投射型表示装置。
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