JP2001066570A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001066570A
JP2001066570A JP24419299A JP24419299A JP2001066570A JP 2001066570 A JP2001066570 A JP 2001066570A JP 24419299 A JP24419299 A JP 24419299A JP 24419299 A JP24419299 A JP 24419299A JP 2001066570 A JP2001066570 A JP 2001066570A
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backlight
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level
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Masahito Hara
將人 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】しきい値付近での光照度の変動ならびに瞬間的
または間欠的な光照度の変動に対して視認性を損なわな
いで、周囲の光照度に応じてバックライトを制御できる
ようになした高信頼性の液晶表示装置を提供する。 【解決手段】液晶表示装置1のバックライト7に対し光
検知部22、電圧比較回路部23、点灯制御信号生成回
路部24、バックライト制御回路部25を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半透過型液晶パネル
に設けたバックライトに対し自動的に点灯または消灯を
おこなうようになした半透過型の液晶表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は小型もしくは中型
の携帯情報端末やノートパソコンの他に、大型かつ高精
細のモニターにまで使用されている。さらに携帯情報端
末においては、屋外・屋内の双方に使用できる半透過型
液晶表示装置が開発されている。
【0003】この半透過型液晶表示装置によれば、太陽
光、蛍光灯などの外部照明によって反射型の装置として
用いる場合(反射モード)と、バックライトを内部照明
として装着した透過型の装置として用いる場合(透過モ
ード)があり、双方の機能を併せもたせるために、半透
過膜を使用する技術が提示されている(特開平8−29
2413号参照)。
【0004】この半透過型液晶表示装置においては、暗
い場所にて表示させるにはバックライトを点灯させ、透
過モードとなし、周囲が明るい場合には、バックライト
を消灯して、外光を入射させ、半透過膜にて反射させる
ことで、反射モードとなすものである。
【0005】また、バックライトの制御技術も提案され
ている(特開平3−226716号参照)。この制御技
術によれば、光センサにより検出した信号を、ある判定
基準レベルと比較し、明るい場所ではバックライトを消
灯させ、暗い場所では点灯させるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−226716号にて提案の技術を半透過型液晶表示
装置に適用し、自動的に点灯または消灯しようとした場
合、光センサにより検出した信号を判定基準レベルと比
較し、この比較結果を直にバックライトの制御に使用し
ていることで、下記のような課題が生じていた。
【0007】すなわち、周囲の明るさがON/OFFの
しきい値付近にある場合、わずかの照度変化に対しON
/OFFをおこなうことで、実際にはバックライトの点
滅という現象が発生していた。
【0008】この課題に対し比較回路にヒステリシス特
性をもたせることが容易に想到されるが、その場合にお
いても、物理的な移動等で光センサに瞬間に陰が生じた
り、あるいは間欠的に周囲の明るさが変化する等の変動
があると、これに対応して即座にバックライトが反応
し、瞬間的にバックライトが点灯したり、間欠的にバッ
クライトが点灯と消灯を繰り返したりする現象が発生
し、これにより、視認性が著しく低下していた。
【0009】したがって本発明は叙上に鑑みて完成され
たものであり、その目的はしきい値付近での光照度の変
動ならびに瞬間的または間欠的な光照度の変動に対して
視認性を損なわないで、周囲の光照度に応じてバックラ
イトを制御できるようになした高信頼性の液晶表示装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、2つの基板間に液晶を介在させてなる液晶パネルに
半透過膜およびバックライトを配設して、反射型および
透過型の双方に使用されるように構成した半透過型の構
造において、バックライトに対し下記(イ)〜(ニ)を
設けたことを特徴とする。
【0011】(イ)周囲の明暗度を測定する光検知部 (ロ)上記光検知部の出力電圧レベルを基準電圧レベル
と対比して所定の電圧レベルにより出力せしめる回路を
具備する電圧比較回路部 (ハ)ワンショットマルチバイブレータならびにNAN
DゲートまたはANDゲートにより構成して、上記電圧
比較回路部が出力する所定の電圧レベルが一定期間にて
非パルスであれば、電圧比較回路部の所定の電圧レベル
が出力され、パルスであれば、他の所定の電圧レベルが
出力されるように規定した点灯制御信号生成回路部 (ニ)上記点灯制御信号生成回路部の出力レベルに応じ
てバックライトを点灯または消灯する制御手段を有する
バックライト制御回路部
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示装置を図
1〜図4により詳述する。図1と図2は本発明の液晶表
示装置の概略構成を示す。また、図3はバックライトに
設けた(イ)〜(ニ)からなる点灯制御部材の主たる構
成を示し、図4はこの点灯制御部材の動作タイミングを
示す。
【0013】最初に液晶表示装置の概略構成を説明す
る。液晶表示装置の構成 図1は一例としての半透過型のSTNタイプ液晶表示装
置1の断面図であり、図2は液晶表示装置1の液晶パネ
ル2の要部拡大断面図である。
【0014】液晶表示装置1によれば、液晶パネル2の
一方主面上にポリカーボネイトなどからなる位相差板3
とヨウ素系の偏光板4とを順次積み重ね、他方主面上に
ポリカーボネイトなどからなる位相差板5とヨウ素系の
偏光板6とを順次積み重ねる。これらはアクリル系の材
料からなる粘着材を用いて貼り付ける。さらに偏光板6
上にバックライト7を配設している。
【0015】液晶パネル2において、8、9はそれぞれ
セグメント側のガラス基板およびコモン側のガラス基板
であって、ガラス基板8上には多数平行に配列したIT
Oからなる透明電極10と、SiO2 からなる絶縁層1
1と、一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる
配向膜12とを順次形成している。
【0016】また、ガラス基板9の内面に半透過膜13
を形成し、半透過膜13の上にカラーフィルタ14とブ
ラックマトリックス15とを形成している。カラーフィ
ルタ14は画素ごとに配し、各カラーフィルタ14間に
クロム金属もしくは感光性レジストのブラックマトリッ
クス15とを形成している。
【0017】半透過膜13は光透過性と光反射性の双方
の特性を具備しており、しかも、2枚の偏光板の間に挟
んだ時に位相差を生じないようにする。
【0018】このような半透過膜13として、たとえば
高屈折率層と低屈折率層とを交互に積層したものがあ
り、双方の間にて屈折率差があれば、どのように材料で
もって構成してもよいが、高屈折率層の屈折率の範囲は
2.0〜2.8がよく、TiO2 、ZrO2 、SnO2
などで構成するとよい。これに対する低屈折率層の屈折
率の範囲は1.3〜1.6がよく、たとえばSiO2
AlF3 、CaF2 、MgF2 などで構成するとよい。
【0019】上記積層構造の半透過膜13を設けた場合
には、高屈折率層の厚み範囲を25〜2000Å、低屈
折率層の厚み範囲を25〜2000Åにすることで、増
反射がもっとも顕著になる。さらに半透過膜13の厚み
範囲を50〜12000Åにすることで、この増反射が
顕著になる。
【0020】かかる半透過膜13をクロムやアルミニウ
ム、銀などの金属からなる薄膜で形成してもよく、膜厚
が大きくなると光透過性が小さくなり、光反射性が大き
くなる。このような金属は光吸収係数が材質によって異
なり、さらに反射型もしくは透過型のいずれの用途に適
用させるか、によって膜厚が規定されるが、通常、50
〜500Å、好適には100〜400Åにするとよい。
【0021】また、カラーフィルタ14は顔料分散方
式、すなわちあらかじめ顔料により調合された感光性レ
ジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフィにより形
成している。図中のR、G、Bの各表示はそれぞれ赤、
緑、青に着色したカラーフィルタ14である。
【0022】その上にアクリル系樹脂からなるオーバー
コート層16と、ITOからなる透明電極17とを形成
している。この透明電極17は透明電極10と直交して
いる。しかも、透明電極17上に一定方向にラビングし
たポリイミド樹脂からなる配向膜18を形成している。
【0023】上記のように形成した各ガラス基板8、9
をたとえば200〜270°の角度でツイストされたカ
イラルネマチック液晶からなる液晶層19を介してシー
ル部材20により貼り合わせる。さらに両ガラス基板
8、9間には液晶層19の厚みを一定にするためにスペ
ーサ21を多数個配している。なお、本例の液晶パネル
2では絶縁層11、オーバーコート層16を設けている
が、それを設けなくてもよい。
【0024】また、前記バックライト7は、矩形状の導
光板と、導光板の端面に配した蛍光灯とを主要構成とし
て、さらに導光板の上にプリズムシートや光散乱シート
などを配設して、光照射性能を高めている。その他にE
Lシートにより構成してもよい。
【0025】そして、かかる構成の液晶表示装置1を反
射型として用いた場合には、太陽光、蛍光灯などの外部
照明による照射光もしくは周囲の光は偏光板4と位相差
板3と液晶パネル2とを順次通過し、さらに半透過膜1
3でもって反射され、その反射光が液晶パネル2を通過
し、位相差板3と偏光板4とを通過する。
【0026】また、液晶表示装置1を透過型として用い
た場合には、バックライト7の照射光が偏光板6と位相
差板5と半透過膜13とを順次通過し、液晶パネル2を
通って位相差板3と偏光板4とを順次通過し、これによ
って偏光板6を通過した光は位相差板5で偏光状態を変
え、すなわち、反射型として使用するときに、半透過膜
13で反射される光の偏光状態と同じ偏光状態に、バッ
クライト7から照射される光の偏光状態になるように位
相差板5を設定し、その結果、反射型にて使用したパネ
ルを、そのままの条件で透過型にも使用することがで
き、反射型もしくは透過型のいずれの場合でも安定した
鮮明な色表示ができる。
【0027】なお、上記構成の液晶表示装置1によれ
ば、ガラス基板9の内面に半透過膜13を形成している
が、本発明に係る半透過型の液晶表示装置は、この構成
に限定されるものではなく、これに代えてガラス基板9
の外面に半透過膜13を形成してもよい。その他、従来
周知の半透過型の液晶表示装置にて適用される。たとえ
ば、偏光板とバックライトとの間に半透過膜を介在させ
た構造の半透過型の液晶表示装置でもよい。
【0028】点灯制御部材の構成 つぎに上記液晶表示装置1のバックライト7に対し設け
る点灯制御部材を図3により説明する。
【0029】22は照度検知回路を有する光検知部
(イ)、23は電圧比較回路部(ロ)、24は点灯制御
信号生成回路部(ハ)、25はバックライト制御回路部
(ニ)であり、液晶表示装置1のバックライト7に対
し、順次バックライト制御回路部25、点灯制御信号生
成回路部24、電圧比較回路部23および光検知部22
を電気的に接続している。
【0030】まず光検知部22においては、フォトダイ
オード26にて周囲の光を検出し、その光の強度、すな
わち周囲の自然光や照射光に応じて発生する光検知電流
をオペアンプ27により電流ー電圧変換し、そして、電
圧比較回路部23に前記出力電圧レベルである電圧Vp
dとして出力する。
【0031】電圧比較回路部23においては、光検知部
22より出力された電圧Vpdをコンパレータ28でも
って、あらかじめ設定した前記基準電圧レベルである電
圧比較基準電圧Vrefと比較し、Vpd>Vrefの
場合は、前記所定の電圧レベルとしてのLレベルのロジ
ック信号Vcpを点灯制御信号生成回路部24に出力
し、Vref>Vpdの場合にも、前記所定の電圧レベ
ルであるHレベルのロジック信号Vcpを点灯制御信号
生成回路部24に出力する。
【0032】このように光検知部22および電圧比較回
路部23により構成することで、光検知部22の出力電
圧Vpdが周囲が明るくなるに伴って高くなるような方
式であれば、Vpdが電圧比較基準電圧Vrefに比べ
て高くなると、液晶表示装置1自体、その周囲は明るい
と判定し、逆にVpdが電圧比較基準電圧Vrefに比
べて低くなると、その周囲は暗いと判定する。
【0033】かかる電圧比較基準電圧Vrefについて
は、液晶表示装置1がバックライト7を消灯しても視認
できる照度となる程度の境界付近の照度のときに、光検
知部22の出力電圧Vpdのレベルと同等になるように
規定するとよい。
【0034】そして、ロジック信号Vcpが論理電圧レ
ベルとして入力された点灯制御信号生成回路24におい
てはワンショットマルチバイブレータ29とNANDゲ
ート30とによって構成する。
【0035】本例においては、ワンショットマルチバイ
ブレータ29は、通常Hレベル状態で安定しており、入
力パルスの立ち下がりでもって、あらかじめ設定された
一定時間Tの期間、Lレベル状態を出力するように構成
する。さらにワンショットマルチバイブレータ29のか
かる出力は電圧比較回路23の出力とともにNANDゲ
ート30を通した後、出力される。
【0036】通常、照度が不安定になると、Vcpは立
ち下がりと立ち上がりを繰り返すが、ここでは照度が不
安定になったことをVcpの立ち下がりでもって検知す
るように構成しており、そして、上記のような一定時間
Tはバックライト7が点灯と消灯を繰り返すと見づらく
感じるVcpの周期よりも十分に長く設定し、たとえば
1秒以下、人が通り過ぎたりして陰が生じる場合には数
秒程度に設定している。
【0037】ワンショットマルチバイブレータ29を、
さらに詳述するにロジック信号Vcpの入力に同期し
て、任意に規定パルスXの幅を設定して出力することが
でき、そのために他に設けた抵抗とコンデンサの定数に
て決定するが、ロジック信号Vcpの周期tがt<Tの
関係にある場合、規定パルスXの幅はVcpが入力され
ている期間、その規定パルスXが保持される。すなわ
ち、最初のVcpが入力され、出力されるパルスがふた
たび安定レベルになる前に、つぎのVcpが入力される
と、その時点より、パルスが出力され、これによってパ
ルスXの期間が長くなり、その結果、パルスXが保持さ
れる。
【0038】そして、点灯制御信号生成回路部24は、
かかるワンショットマルチバイブレータ29の作動を利
用して、電圧比較回路部23の数回もしくはそれ以上の
短期間の変化を1回の規定パルスXに変換している。
【0039】他方、この一定期間にて電圧比較回路部2
3が出力するロジック信号Vcpが一定期間にて不変に
なると(非パルス)、NANDゲート30を通して電圧
比較回路部23の出力レベルが出力される。ちなみに、
電圧比較回路部23の出力電圧が一定期間にて不変にな
るとは、周囲の明るさ、もしくは暗さが一定しているこ
とを意味する。
【0040】そして、バックライト制御回路部25に
は、前記制御手段としてのバックライト7の点灯および
消灯を制御するスイッチ31が設けられ、点灯制御信号
生成回路部24からの出力がLレベルの時に閉じ(点
灯)、Hレベルの時に開く(消灯)ようになっている。
【0041】かくして上記構成の点灯制御部材によれ
ば、点灯制御信号生成回路部24は電圧比較回路部23
の出力電圧の一定期間にて変化するような周囲の状況に
おいて、その一定期間にて安定な状態となして、バック
ライト7の点灯/消灯を制御している。これによって、
電圧比較回路部23の出力でバックライト7の点灯/消
灯を制御した場合に発生するであろうバックライトの短
期間または小刻みな点灯/消灯の繰り返しと、それによ
って表示不良となること、または頻繁なON/OFFに
よるバックライトの劣化が防止できる。
【0042】つぎに動作タイミングの例を図4により説
明する。同図(a)は光検知部22のフォトダイオード
26が受ける光照度(縦軸)であり、その光照度の変化
を時間(横軸)とともに追っている。同図(b)は光検
知部22より出力された電圧Vpd(縦軸)を同様に時
間ととともに追い、さらに同図(c)については、電圧
比較回路部28のLレベルもしくはHレベルのロジック
信号Vcpを、同図(d)でも点灯制御信号生成回路部
24のワンショットマルチバイブレータ29の出力を、
同図(e)では点灯制御信号生成回路部24からの出力
を時間とともに追っている。なお、いずれの時間経過
(横軸)も時間のタイミングを揃えている。
【0043】半透過型の液晶表示装置1を屋外で使用す
るに当たって、夜から昼にかけての照度の変化は、通
常、同図(a)に示すように時間経過とともに大きくな
るので、このようなケースでもって説明する。
【0044】このケースであれば、光検知部22の出力
変化は図2(b)のような変化をし、0〜Vcの範囲で
変化をする。電圧比較回路部23の電圧比較基準電圧V
refは、反射モードでの視認性が良好となるように照
度時の光検出出力としてVc/2を設定する。電圧比較
回路部23において、夜間の十分暗い期間t0〜t1で
は電圧比較回路部23はVpd>VrefによりHレベ
ルを出力する。この時、ワンショットマルチバイブレー
タ10の出力はHレベルが出力され、NANDゲート1
1の出力はLレベルとなる。
【0045】表1にNANDゲート11の入力および出
力の関係の示す真理値表を示す。
【0046】
【表1】
【0047】同表において、電圧比較回路部23に対し
入力Aを入力し、点灯制御信号生成回路部24に対し入
力Bを入力すると、点灯制御信号生成回路部24からは
出力Qが得られ、これによって変動のない安定値が得ら
れる。
【0048】つぎにVpdがVrefにまで低下し、そ
の付近の時間間隔tl〜t2、ならびにVpdがVre
fよりもさらに低下し、その直後の時間間隔t2〜t3
においては、Vpd>VrefとVref>Vpdとの
双方の状態が、周囲のわずかの光照度変化や光検知回路
22のノイズ等によるわずかの変動でもって繰り返され
る「不安定領域」となると、電圧比較回路23の出力は
HレベルとLレベルの変化を繰り返し、パルスが発生す
る。この時、不安定領域に入った最初の電圧比較回路部
23の出力の立ち下がりで、点灯制御信号生成回路部2
4のワンショットマルチバイブレータ29の出力がLレ
ベルとなる(規定パルスX)。
【0049】そして、ワンショットマルチバイブレータ
29のLパルス(規定パルスX)の出力時間Tを設定す
ることで、不安定領域において、T時間以下の間隔で電
圧比較回路部23の出力Vcpが変動しても、ワンショ
ットマルチバイブレータ10の出力はLレベルを保持し
続け、最後のVcpの立ち下がりよりT時間経過した
後、再びHレベルとなる。
【0050】このようにして不安定領域の期間において
は、点灯制御信号生成回路部24の出力はワンショット
マルチバイブレータ29の出力がLレベルになった時点
より、Hレベルとなり、ワンショットマルチバイブレー
タ29の出力が変動している期間もHレベルが保持され
る。
【0051】さらに昼間の照度が十分明るいt3〜t4
の時間間隔においては、電圧比較回路部23はVpd<
VrefによりLレベルを出力する。この時、ワンショ
ットマルチバイブレータ29の出力はHレベルが出力さ
れるが、NANDゲート30の出力、すなわち点灯制御
信号生成回路部24の出力はHレベルとなる。よって、
バックライト制御回路部25のスイッチ31は開き、バ
ックライト7は消灯し、液晶セル2は反射モードで表示
される。
【0052】かくして上記構成の半透過型の液晶表示装
置1を屋外にて夜から昼にかけて使用すると、光検知部
22のフォトダイオード26が、物理的な移動等により
瞬間的に陰になったり、あるいは照度が一瞬または短い
間隔で間欠的に変化したりしても、T時間以内の照度変
化では、バックライト7の点灯および消灯に影響を与え
ることもなく、そして、そのT時間付近にてバックライ
ト制御回路部25のスイッチ31は開き、バックライト
7は消灯し、半透過型の液晶セル2は反射モードにて表
示される。
【0053】なお、本例ではLレベルでバックライトO
N、HレベルでバックライトOFFになっているが、こ
れに代えてHレベルでバックライト7を点灯し(O
N)、Lレベルでバックライト7を消灯させてもよい
(OFF)。その場合には上記のNANDゲート11を
ANDゲートに代えることで、達成される。
【0054】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
るものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更や改善などは何ら差し支えない。
【0055】たとえば、上記の実施形態においては、S
TN型単純マトリックスタイプのカラー液晶表示装置で
もって説明しているが、そのほかにモノクロのSTN型
単純マトリックスタイプの液晶表示装置であっても、あ
るいはTN型単純マトリックスタイプの液晶表示装置や
TN型アクティブマトリックスタイプなどのツイストネ
マチック型液晶表示装置、双安定型単純マトリックスタ
イプのモノクロ、カラー液晶表示装置であっても同様な
作用効果が得られる。
【0056】また、上記実施形態例では、半透過型の液
晶表示装置1を屋外で使用するに当たって、夜から昼に
かけての照度が変化する過程でもって説明しているが、
これに代えて昼から夜へ変化する際の照度変化に対して
も適用される。
【0057】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の液晶表示装置に
よれば、反射型および透過型の双方に使用される半透過
型の構成において、バックライトに対し、(イ)周囲の
明暗度を測定する光検知部、(ロ)上記光検知部の出力
電圧レベルを基準電圧レベルと対比して所定の電圧レベ
ルにより出力せしめる回路を具備する電圧比較回路部、
(ハ)ワンショットマルチバイブレータならびにNAN
DゲートまたはANDゲートにより構成して、上記電圧
比較回路部が出力する所定の電圧レベルが一定期間にて
非パルスであれば、電圧比較回路部の所定の電圧レベル
が出力され、パルスであれば、他の所定の電圧レベルが
出力されるように規定した点灯制御信号生成回路部、
(ニ)上記点灯制御信号生成回路部の出力レベルに応じ
てバックライトを点灯または消灯する制御手段を有する
バックライト制御回路部を配設したことで、しきい値付
近での光照度の変動ならびに瞬間的または間欠的な光照
度の変動に対し上記点灯制御信号生成回路部(ハ)の出
力が変動しなくなり、これによってバックライトの制御
が簡単に切り替わらなくなり、バックライトの点灯/消
灯が不安定になる動作が生じなくなり、その結果、視認
性を損なわないで、周囲の光照度に応じてバックライト
を制御できるようになした高信頼性の液晶表示装置が提
供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の断面概略図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の要部拡大断面図であ
る。
【図3】バックライトに設けた点灯制御部材の概略回路
図である。
【図4】(a)(b)(c)(d)(e)は点灯制御部
材の動作タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶パネル 3、5 位相差板 4、6 偏光板 7 バックライト 8、9 ガラス基板 10、17 透明電極 12、18 配向膜 13 半透過膜 14 カラーフィルタ 19 液晶層 22 光検知部 23 電圧比較回路部 24 点灯制御信号生成回路部 25 バックライト制御回路部 26 フォトダイオード 27 オペアンプ 28 コンパレータ 29 ワンショットマルチバイブレータ 30 NANDゲート 31 スイッチ X 規定パルス Vref 電圧比較基準電圧 Vcp ロジック信号 Vpd 出力電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの基板間に液晶を介在させてなる液晶
    パネルに半透過膜およびバックライトを配設して、反射
    型および透過型の双方に使用されるように構成した半透
    過型の液晶表示装置であって、前記バックライトに対し
    下記(イ)〜(ニ)を設けたことを特徴とする液晶表示
    装置。 (イ)周囲の明暗度を測定する光検知部 (ロ)該光検知部の出力電圧レベルを基準電圧レベルと
    対比して所定の電圧レベルにより出力せしめる回路を具
    備する電圧比較回路部 (ハ)ワンショットマルチバイブレータならびにNAN
    DゲートまたはANDゲートにより構成して、上記電圧
    比較回路部が出力する所定の電圧レベルが一定期間にて
    非パルスであれば、電圧比較回路部の所定の電圧レベル
    が出力され、パルスであれば、他の所定の電圧レベルが
    出力されるように規定した点灯制御信号生成回路部 (ニ)該点灯制御信号生成回路部の出力レベルに応じて
    バックライトを点灯または消灯する制御手段を有するバ
    ックライト制御回路部
JP24419299A 1999-08-31 1999-08-31 液晶表示装置 Pending JP2001066570A (ja)

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