JP2001066337A - 電界／磁界分布可視化装置 - Google Patents
電界／磁界分布可視化装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被測定物全体の電磁界放射の様子を正確に且
つ連続的に可視化表示することができるようにする。 【解決手段】電界又は磁界を検出するアンテナと、上記
アンテナに誘起されされる高周波電圧又は高周波電流を
電界又は磁界の検出信号として取り出す帯域フィルタ
と、上記帯域フィルタにより取り出された検出信号の信
号レベルを可視表示するための表示用素子とを備えた検
出表示ユニット１をシート２上に複数個配設してなる。
つ連続的に可視化表示することができるようにする。 【解決手段】電界又は磁界を検出するアンテナと、上記
アンテナに誘起されされる高周波電圧又は高周波電流を
電界又は磁界の検出信号として取り出す帯域フィルタ
と、上記帯域フィルタにより取り出された検出信号の信
号レベルを可視表示するための表示用素子とを備えた検
出表示ユニット１をシート２上に複数個配設してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器などから
発生する電界や磁界の状態を可視表示する電界／磁界分
布可視化装置に関する。
発生する電界や磁界の状態を可視表示する電界／磁界分
布可視化装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、電子機器などから発生する電
界や磁界の状態を可視表示する可視化装置としては、電
界や磁界を検出するアンテナを備える検出部にケーブル
を介してスペクトルアナライザを接続し、上記スペクト
ルアナライザの出力データをコンピュータにより処理し
て、その処理結果を画像表示するようにしたものが知ら
れている。なお、上記検出部としては、１個若しくは複
数個のアンテナを機械的に掃引するようにしたものや、
複数のアンテナをアレイ状に配列したものが用いられて
いる。
界や磁界の状態を可視表示する可視化装置としては、電
界や磁界を検出するアンテナを備える検出部にケーブル
を介してスペクトルアナライザを接続し、上記スペクト
ルアナライザの出力データをコンピュータにより処理し
て、その処理結果を画像表示するようにしたものが知ら
れている。なお、上記検出部としては、１個若しくは複
数個のアンテナを機械的に掃引するようにしたものや、
複数のアンテナをアレイ状に配列したものが用いられて
いる。
【０００３】また、単体の電界検出表示装置としては、
特開平７−２８７０３４号公報に記載されている貼り付
け型電界センサなどが知られている。
特開平７−２８７０３４号公報に記載されている貼り付
け型電界センサなどが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ペクトルアナライザを用いた従来の可視化装置では、検
出部から検出信号をスペクトルアナライザまで伝送する
ケーブルが導電性材料で構成されているため、このケー
ブルが測定しようとする電界や磁界を変化させてしま
い、正確な強度分布を得ることができない。また、従来
の可視化装置では、測定位置の確認のために被測定物の
画像を測定結果を示す画像に重ね合わせて表示しなけれ
ばならいばかりでなく、電磁界を検出してから画像表示
を行うまでに数秒から数１０秒の時間を要し、その間の
電磁界の変化を観測できないという問題点があった。さ
らに、従来の可視化装置は、装置全体が大型で、容易に
持ち運ぶことができない。
ペクトルアナライザを用いた従来の可視化装置では、検
出部から検出信号をスペクトルアナライザまで伝送する
ケーブルが導電性材料で構成されているため、このケー
ブルが測定しようとする電界や磁界を変化させてしま
い、正確な強度分布を得ることができない。また、従来
の可視化装置では、測定位置の確認のために被測定物の
画像を測定結果を示す画像に重ね合わせて表示しなけれ
ばならいばかりでなく、電磁界を検出してから画像表示
を行うまでに数秒から数１０秒の時間を要し、その間の
電磁界の変化を観測できないという問題点があった。さ
らに、従来の可視化装置は、装置全体が大型で、容易に
持ち運ぶことができない。
【０００５】これに対し、上記貼り付け型電界センサな
どの単体の電界検出表示装置では、小型で容易に持ち運
ぶことができるのであるが、被測定物全体の電磁界放射
の様子を知ることはできない。
どの単体の電界検出表示装置では、小型で容易に持ち運
ぶことができるのであるが、被測定物全体の電磁界放射
の様子を知ることはできない。
【０００６】このような従来の実状に鑑み、本発明の目
的は、被測定物全体の電磁界放射の様子を正確に且つ連
続的に可視化表示することができるようにした電界／磁
界分布可視化装置を提供することにある。
的は、被測定物全体の電磁界放射の様子を正確に且つ連
続的に可視化表示することができるようにした電界／磁
界分布可視化装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電界／磁界
分布可視化装置は、電界又は磁界を検出するアンテナ
と、上記アンテナに誘起された検出信号が供給される帯
域フィルタと、上記アンテナから上記帯域フィルタを介
して得られる検出信号の信号レベルを可視表示するため
の表示用素子とを備えた検出ユニットをシート上に複数
個配設してなることを特徴とする。
分布可視化装置は、電界又は磁界を検出するアンテナ
と、上記アンテナに誘起された検出信号が供給される帯
域フィルタと、上記アンテナから上記帯域フィルタを介
して得られる検出信号の信号レベルを可視表示するため
の表示用素子とを備えた検出ユニットをシート上に複数
個配設してなることを特徴とする。
【０００８】また、本発明に係る電界／磁界分布可視化
装置は、互いに直交する方向の電界を検出する第１及び
第２のダイポールアンテナと、互いに直交する方向の磁
界を検出する第１及び第２のループアンテナと、上記第
１のダイポールアンテナに誘起された検出信号が第１の
帯域フィルタを介して供給される第１の検波器と、上記
第２のダイポールアンテナに誘起された検出信号が第２
の帯域フィルタを介して供給される第２の検波器と、上
記第１のループアンテナに誘起された検出信号が第３の
帯域フィルタを介して供給される第３の検波器と、上記
第２のループアンテナに誘起された検出信号が第４の帯
域フィルタを介して供給される第４の検波器と、上記第
１乃至第４の検波器による各検波出力に基づいて、電力
の流れを示すポインティングベクトルを演算する演算部
と、上記演算部により演算されたポインティングベクト
ルを可視表示するための表示用素子とを備えた検出ユニ
ットをシート上に複数個配設してなることを特徴とす
る。
装置は、互いに直交する方向の電界を検出する第１及び
第２のダイポールアンテナと、互いに直交する方向の磁
界を検出する第１及び第２のループアンテナと、上記第
１のダイポールアンテナに誘起された検出信号が第１の
帯域フィルタを介して供給される第１の検波器と、上記
第２のダイポールアンテナに誘起された検出信号が第２
の帯域フィルタを介して供給される第２の検波器と、上
記第１のループアンテナに誘起された検出信号が第３の
帯域フィルタを介して供給される第３の検波器と、上記
第２のループアンテナに誘起された検出信号が第４の帯
域フィルタを介して供給される第４の検波器と、上記第
１乃至第４の検波器による各検波出力に基づいて、電力
の流れを示すポインティングベクトルを演算する演算部
と、上記演算部により演算されたポインティングベクト
ルを可視表示するための表示用素子とを備えた検出ユニ
ットをシート上に複数個配設してなることを特徴とす
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【００１０】本発明に係る電界／磁界分布可視化装置
は、図１に示すように、検出表示ユニット１をシート２
上にアレイ状に複数個配設してなる。
は、図１に示すように、検出表示ユニット１をシート２
上にアレイ状に複数個配設してなる。
【００１１】上記シート２には、透明で柔軟性に富んだ
絶縁シートが用いられる。
絶縁シートが用いられる。
【００１２】上記検出表示ユニット１としては、例えば
図２に示すような構造の電界検出表示ユニット１０が用
いられる。この図２に示す電界検出表示ユニット１０
は、ダイポールアンテナ１１と、このダイポールアンテ
ナ１１に接続された帯域フィルタ１２と、この帯域フィ
ルタ１２に接続された表示用素子１５からなる。
図２に示すような構造の電界検出表示ユニット１０が用
いられる。この図２に示す電界検出表示ユニット１０
は、ダイポールアンテナ１１と、このダイポールアンテ
ナ１１に接続された帯域フィルタ１２と、この帯域フィ
ルタ１２に接続された表示用素子１５からなる。
【００１３】この電界検出表示ユニット１０において、
上記ダイポールアンテナ１１には、印可される電界に応
じて高周波電圧が誘起される。上記帯域フィルタ１２
は、上記ダイポールアンテナ１１に電界に応じて誘起さ
れる高周波電圧を電界強度の検出信号として取り出す。
そして、上記表示用素子１５は、例えば抵抗体からな
り、上記帯域フィルタ１２により取り出された電界強度
の検出信号を例えば熱に変換する。
上記ダイポールアンテナ１１には、印可される電界に応
じて高周波電圧が誘起される。上記帯域フィルタ１２
は、上記ダイポールアンテナ１１に電界に応じて誘起さ
れる高周波電圧を電界強度の検出信号として取り出す。
そして、上記表示用素子１５は、例えば抵抗体からな
り、上記帯域フィルタ１２により取り出された電界強度
の検出信号を例えば熱に変換する。
【００１４】なお、図３に示すように上記帯域フィルタ
１２により検出された電界強度の検出信号を検波器１３
により検波して上記表示用素子１５に供給するようにし
ても良い。
１２により検出された電界強度の検出信号を検波器１３
により検波して上記表示用素子１５に供給するようにし
ても良い。
【００１５】このような構造の電界検出表示ユニット１
０を上記検出表示ユニット１としてシート２上にアレイ
状に複数個配設してなる電界／磁界分布可視化装置で
は、上記表示用素子１５により発生される上記検出信号
の信号レベルに応じた熱量を例えば赤外線カメラ５によ
り可視化して、電界の空間分布状態を観測することがで
きる。
０を上記検出表示ユニット１としてシート２上にアレイ
状に複数個配設してなる電界／磁界分布可視化装置で
は、上記表示用素子１５により発生される上記検出信号
の信号レベルに応じた熱量を例えば赤外線カメラ５によ
り可視化して、電界の空間分布状態を観測することがで
きる。
【００１６】また、上記検出表示ユニット１としては、
例えば図４に示すような構造の磁界検出表示ユニット２
０を用いることもできる。この図４に示す磁界検出表示
ユニット２０は、ループアンテナ２１と、このループア
ンテナ２１に接続された帯域フィルタ２２と、この帯域
フィルタ２２に接続された表示用素子２５からなる。
例えば図４に示すような構造の磁界検出表示ユニット２
０を用いることもできる。この図４に示す磁界検出表示
ユニット２０は、ループアンテナ２１と、このループア
ンテナ２１に接続された帯域フィルタ２２と、この帯域
フィルタ２２に接続された表示用素子２５からなる。
【００１７】この磁界検出表示ユニット２０において、
上記ループアンテナ２１には、印可される磁界に応じて
高周波電流が誘起される。上記帯域フィルタ２２は、上
記ループアンテナ２１に磁界に応じて誘起される高周波
電流を磁界強度の検出信号として取り出す。そして、上
記表示用素子２５は、例えば抵抗体からなり、上記帯域
フィルタ２２により取り出された電界強度の検出信号を
例えば熱に変換する。
上記ループアンテナ２１には、印可される磁界に応じて
高周波電流が誘起される。上記帯域フィルタ２２は、上
記ループアンテナ２１に磁界に応じて誘起される高周波
電流を磁界強度の検出信号として取り出す。そして、上
記表示用素子２５は、例えば抵抗体からなり、上記帯域
フィルタ２２により取り出された電界強度の検出信号を
例えば熱に変換する。
【００１８】なお、この磁界検出表示ユニット２０にお
いても、上記帯域フィルタ２２により検出された磁界強
度の検出信号を検波器により検波して上記表示用素子２
５に供給するようにしても良い。
いても、上記帯域フィルタ２２により検出された磁界強
度の検出信号を検波器により検波して上記表示用素子２
５に供給するようにしても良い。
【００１９】このような構造の磁界検出表示ユニット２
０を上記検出表示ユニット１としてシート２上にアレイ
状に複数個配設してなる電界／磁界分布可視化装置で
は、上記表示用素子２５により発生される上記検出信号
の信号レベルに応じた熱量を例えば赤外線カメラ５によ
り可視化して、磁界の空間分布状態を観測することがで
きる。
０を上記検出表示ユニット１としてシート２上にアレイ
状に複数個配設してなる電界／磁界分布可視化装置で
は、上記表示用素子２５により発生される上記検出信号
の信号レベルに応じた熱量を例えば赤外線カメラ５によ
り可視化して、磁界の空間分布状態を観測することがで
きる。
【００２０】この電界／磁界分布可視化装置は、上記シ
ート２に透明で柔軟性に富んだ絶縁シートを用いること
で任意の形状の電子機器や回路ブロックの被測定領域を
覆うように設置することができ、しかも、検出信号の伝
送ケーブルを必要としないので、被測定領域の電磁界を
乱すことがなく、電界強度や磁界強度の空間分布状態を
正確に観測することができる。
ート２に透明で柔軟性に富んだ絶縁シートを用いること
で任意の形状の電子機器や回路ブロックの被測定領域を
覆うように設置することができ、しかも、検出信号の伝
送ケーブルを必要としないので、被測定領域の電磁界を
乱すことがなく、電界強度や磁界強度の空間分布状態を
正確に観測することができる。
【００２１】ここで、上記電界検出表示ユニット１０や
磁界検出表示ユニット２０のように検出信号を熱に変換
して観測する電界／磁界分布可視化装置では、図１に示
すように、上記シート２に被測定物に面する側に熱線遮
蔽シート５を積層しておくことにより、被測定物から発
生する熱による妨害を低減することで、検出感度を向上
させることができる。
磁界検出表示ユニット２０のように検出信号を熱に変換
して観測する電界／磁界分布可視化装置では、図１に示
すように、上記シート２に被測定物に面する側に熱線遮
蔽シート５を積層しておくことにより、被測定物から発
生する熱による妨害を低減することで、検出感度を向上
させることができる。
【００２２】上記電界検出表示ユニット１０の表示用素
子１５や磁界検出表示ユニット２０の表示用素子２５で
は、抵抗体を用いて検出信号を熱に変換したが、発光素
子を用いることにより、上記検出信号の信号レベルを光
量に変換するようにしても良い。
子１５や磁界検出表示ユニット２０の表示用素子２５で
は、抵抗体を用いて検出信号を熱に変換したが、発光素
子を用いることにより、上記検出信号の信号レベルを光
量に変換するようにしても良い。
【００２３】また、上記表示用素子１５，２５として、
Pockels 効果やKerr効果等の電気光学効果又はFarady効
果等の磁気光学効果を有する素子、或いは液晶表示素子
を用いることもできる。この場合、上記赤外線カメラ５
の代わりに例えばレーザ光掃引装置を用いて、電界／磁
界分布可視化装置の外部からレーザ光を上記表示用素子
１５，２５に照射し、その反射率の変化として電界強度
や磁界強度の空間分布状態を観測することができる。
Pockels 効果やKerr効果等の電気光学効果又はFarady効
果等の磁気光学効果を有する素子、或いは液晶表示素子
を用いることもできる。この場合、上記赤外線カメラ５
の代わりに例えばレーザ光掃引装置を用いて、電界／磁
界分布可視化装置の外部からレーザ光を上記表示用素子
１５，２５に照射し、その反射率の変化として電界強度
や磁界強度の空間分布状態を観測することができる。
【００２４】また、上記検出表示ユニット１として、上
記電界検出表示ユニット１０と磁界検出表示ユニット２
０を一体化したものをシート２上にアレイ状に複数個配
設することにより、電界と磁界の両方の空間分布状態を
同時観測することができる。
記電界検出表示ユニット１０と磁界検出表示ユニット２
０を一体化したものをシート２上にアレイ状に複数個配
設することにより、電界と磁界の両方の空間分布状態を
同時観測することができる。
【００２５】また、上記電界検出表示ユニット１０の帯
域フィルタ１２や磁界検出表示ユニット２０の帯域フィ
ルタ２２のフィルタ特性を連続的に可変することができ
る構造とすることにより、発生している電界や磁界の周
波数特性を上記電界／磁界分布可視化装置で連続的に観
測することができる。
域フィルタ１２や磁界検出表示ユニット２０の帯域フィ
ルタ２２のフィルタ特性を連続的に可変することができ
る構造とすることにより、発生している電界や磁界の周
波数特性を上記電界／磁界分布可視化装置で連続的に観
測することができる。
【００２６】上記フィルタ特性を連続的に可変するに
は、例えば図５に示すようにインダクタンスＬとキャパ
シタンスＣからなる帯域フィルタのキャパシタンスＣの
部分を２つ電極６Ａ，６Ｂを設けた第１の誘電体シート
７と共通電極６Ｃを設けた第２の誘電体シート８を積層
した２層構造とし、第２の誘電体シート８を移動させる
ことにより、上記キャパシタンスＣが変化するようにし
て、すべての検出表示ユニット１の帯域フィルタのフィ
ルタ特性を同時に且つ連続的に変化させるようにすれば
よい。
は、例えば図５に示すようにインダクタンスＬとキャパ
シタンスＣからなる帯域フィルタのキャパシタンスＣの
部分を２つ電極６Ａ，６Ｂを設けた第１の誘電体シート
７と共通電極６Ｃを設けた第２の誘電体シート８を積層
した２層構造とし、第２の誘電体シート８を移動させる
ことにより、上記キャパシタンスＣが変化するようにし
て、すべての検出表示ユニット１の帯域フィルタのフィ
ルタ特性を同時に且つ連続的に変化させるようにすれば
よい。
【００２７】また、上記電界／磁界分布可視化装置にお
いて、検出表示ユニット１で検出される電圧や電流が微
少な場合には、例えば図６に示す電界検出表示ユニット
１０のように、検出信号を増幅する増幅器１４を設け、
上記検波器１３の検波出力を上記増幅器１４により増幅
して上記表示用素子１５に供給することにより、検出感
度を向上させることが可能である。この場合、増幅器１
５を作動させるための電力は、電源ケーブルによる外部
接続を必要としない電源回路、例えば、光電変換素子や
機械電気変換素子などを用いた電源回路１６により供給
することにより、被測定領域の電磁界を乱すことがな
く、電界強度や磁界強度の空間分布状態を正確に且つ高
感度で観測することができる。また、電力源としての光
と、観測用の光を共通化し、上記レーザ光掃引装置を用
いて各検出表示ユニット１を高速に掃引し、肉眼の残光
性を利用して、一定の面内の電界強度や磁界強度の空間
分布を表示させることも可能である。なお、この電界検
出表示ユニット１０は、図７の外観斜視図に示すよう
に、帯域フィルタ１２、検波器１３及び増幅器１４が回
路ブロック１８として一体化され、この回路ブロック１
８の外側にダイポールアンテナ１１、表示用素子１５及
び電源回路１６が設けられている。
いて、検出表示ユニット１で検出される電圧や電流が微
少な場合には、例えば図６に示す電界検出表示ユニット
１０のように、検出信号を増幅する増幅器１４を設け、
上記検波器１３の検波出力を上記増幅器１４により増幅
して上記表示用素子１５に供給することにより、検出感
度を向上させることが可能である。この場合、増幅器１
５を作動させるための電力は、電源ケーブルによる外部
接続を必要としない電源回路、例えば、光電変換素子や
機械電気変換素子などを用いた電源回路１６により供給
することにより、被測定領域の電磁界を乱すことがな
く、電界強度や磁界強度の空間分布状態を正確に且つ高
感度で観測することができる。また、電力源としての光
と、観測用の光を共通化し、上記レーザ光掃引装置を用
いて各検出表示ユニット１を高速に掃引し、肉眼の残光
性を利用して、一定の面内の電界強度や磁界強度の空間
分布を表示させることも可能である。なお、この電界検
出表示ユニット１０は、図７の外観斜視図に示すよう
に、帯域フィルタ１２、検波器１３及び増幅器１４が回
路ブロック１８として一体化され、この回路ブロック１
８の外側にダイポールアンテナ１１、表示用素子１５及
び電源回路１６が設けられている。
【００２８】さらに、上記検出表示ユニット１として
は、例えば図８に示すような構造の電磁界検出表示ユニ
ット３０を用いることもできる。この図８に示す電磁界
検出表示ユニット３０は、第１のダイポールアンテナ３
１Ａに接続された第１の電界検出回路３２Ａ、第２のダ
イポールアンテナ３１Ｂに接続された第２の電界検出回
路３２Ｂ、第１のループアンテナ３３Ａに接続された第
１の磁界検出回路３４Ａ、第２のループアンテナ３３Ｂ
に接続された第２の磁界検出回路３４Ｂ、上記第１及び
第２の電界検出回路３２Ａ，３２Ｂと第１及び第２の磁
界検出回路３４Ａ，３４Ｂに接続された演算処理部３
５、この演算処理部３５に接続された表示用素子３６を
備えるとともに、これらを作動させるための電源回路３
７等から成る。
は、例えば図８に示すような構造の電磁界検出表示ユニ
ット３０を用いることもできる。この図８に示す電磁界
検出表示ユニット３０は、第１のダイポールアンテナ３
１Ａに接続された第１の電界検出回路３２Ａ、第２のダ
イポールアンテナ３１Ｂに接続された第２の電界検出回
路３２Ｂ、第１のループアンテナ３３Ａに接続された第
１の磁界検出回路３４Ａ、第２のループアンテナ３３Ｂ
に接続された第２の磁界検出回路３４Ｂ、上記第１及び
第２の電界検出回路３２Ａ，３２Ｂと第１及び第２の磁
界検出回路３４Ａ，３４Ｂに接続された演算処理部３
５、この演算処理部３５に接続された表示用素子３６を
備えるとともに、これらを作動させるための電源回路３
７等から成る。
【００２９】上記第１及び第２のダイポールアンテナ３
１Ａ，３１Ｂは、互いに直交する方向の電界を検出する
ように設置されている。上記第１のダイポールアンテナ
３１Ａには、印可される電界の垂直（Ｘ）方向の成分
（以下、Ｘ成分という）の電界強度に応じた高周波電圧
が誘起される。上記第２のダイポールアンテナ３１Ｂに
は、印可される電界の水平（Ｙ）方向の成分（以下、Ｙ
成分という）の電界強度に応じた高周波電圧が誘起され
る。
１Ａ，３１Ｂは、互いに直交する方向の電界を検出する
ように設置されている。上記第１のダイポールアンテナ
３１Ａには、印可される電界の垂直（Ｘ）方向の成分
（以下、Ｘ成分という）の電界強度に応じた高周波電圧
が誘起される。上記第２のダイポールアンテナ３１Ｂに
は、印可される電界の水平（Ｙ）方向の成分（以下、Ｙ
成分という）の電界強度に応じた高周波電圧が誘起され
る。
【００３０】また、上記第１及び第２のループアンテナ
３３Ａ，３３Ｂは、互いに直交する方向の磁界を検出す
るように設置されている。上記第１のループアンテナ３
３Ａには、印可される電界の垂直（Ｘ）方向の成分（以
下、Ｘ成分という）の磁界強度に応じた高周波電流が誘
起される。上記第２のループアンテナ３３Ｂには、印可
される磁界の水平（Ｙ）方向の成分（以下、Ｙ成分とい
う）の磁界強度に応じた高周波電圧が誘起される。
３３Ａ，３３Ｂは、互いに直交する方向の磁界を検出す
るように設置されている。上記第１のループアンテナ３
３Ａには、印可される電界の垂直（Ｘ）方向の成分（以
下、Ｘ成分という）の磁界強度に応じた高周波電流が誘
起される。上記第２のループアンテナ３３Ｂには、印可
される磁界の水平（Ｙ）方向の成分（以下、Ｙ成分とい
う）の磁界強度に応じた高周波電圧が誘起される。
【００３１】上記第１の電界検出回路３２Ａは、上記第
１のダイポールアンテナ３１Ａに誘起される高周波電圧
を印可された電界のＸ成分（Ｅｘ）の電界強度の検出信
号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で検波
し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
１のダイポールアンテナ３１Ａに誘起される高周波電圧
を印可された電界のＸ成分（Ｅｘ）の電界強度の検出信
号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で検波
し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
【００３２】また、上記第２の電界検出回路３２Ｂは、
上記第２のダイポールアンテナ３１Ｂに誘起される高周
波電圧を印可された電界のＹ成分（Ｅｙ）の電界強度の
検出信号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で
検波し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
上記第２のダイポールアンテナ３１Ｂに誘起される高周
波電圧を印可された電界のＹ成分（Ｅｙ）の電界強度の
検出信号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で
検波し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
【００３３】また、上記第１の磁界検出回路３４Ａは、
上記第１のループアンテナ３３Ａに誘起される高周波電
流を印可された磁界のＸ成分（Ｈｘ）の磁界強度の検出
信号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で検波
し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
上記第１のループアンテナ３３Ａに誘起される高周波電
流を印可された磁界のＸ成分（Ｈｘ）の磁界強度の検出
信号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で検波
し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
【００３４】さらに、上記第２の磁界検出回路３４Ｂ
は、上記第２のループアンテナ３３Ｂに誘起される高周
波電流を印可された磁界のＹ成分（Ｈｙ）の磁界強度の
検出信号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で
検波し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
は、上記第２のループアンテナ３３Ｂに誘起される高周
波電流を印可された磁界のＹ成分（Ｈｙ）の磁界強度の
検出信号として帯域フィルタにより取り出し、検波器で
検波し、その検波出力を増幅器で増幅して出力する。
【００３５】そして、上記演算処理部３５では、上記第
１及び第２の電界検出回路３２Ａ，３２Ｂにより検出さ
れた電界のＸ成分（Ｅｘ）及びＹ成分（Ｅｙ）の各検出
信号と、上記第１及び第２の磁界検出回路３４Ａ，３４
Ｂにより検出された磁界のＸ成分（Ｈｘ）及びＹ成分
（Ｈｙ）の各検出信号に基づいて、電力の流れを示すＺ
方向に進むポインティングベクトルＳｚの強度を Ｓｚ＝１／２（Ｅｘ・Ｈｙ−Ｅｙ・Ｈｘ） により演算する。この演算処理部３５は、演算したポイ
ンティングベクトルＳｚの強度を表示用素子３６に表示
させる。
１及び第２の電界検出回路３２Ａ，３２Ｂにより検出さ
れた電界のＸ成分（Ｅｘ）及びＹ成分（Ｅｙ）の各検出
信号と、上記第１及び第２の磁界検出回路３４Ａ，３４
Ｂにより検出された磁界のＸ成分（Ｈｘ）及びＹ成分
（Ｈｙ）の各検出信号に基づいて、電力の流れを示すＺ
方向に進むポインティングベクトルＳｚの強度を Ｓｚ＝１／２（Ｅｘ・Ｈｙ−Ｅｙ・Ｈｘ） により演算する。この演算処理部３５は、演算したポイ
ンティングベクトルＳｚの強度を表示用素子３６に表示
させる。
【００３６】なお、電源回路３７は、電源ケーブルによ
る外部接続を必要としない電源回路、例えば、光電変換
素子や機械電気変換素子などを用いて構成される。
る外部接続を必要としない電源回路、例えば、光電変換
素子や機械電気変換素子などを用いて構成される。
【００３７】このような」構造の電磁界検出表示ユニッ
ト３０を上記検出表示ユニット１としてシート２上にア
レイ状に複数個配設してなる電界磁界分布可視化装置で
は、電力の流れを示すＺ方向に進むポインティングベク
トルＳｚの強度分布を表示することができ、これによ
り、近傍で出入りする電力と遠方に放射される電力を区
別して評価することは可能となる。
ト３０を上記検出表示ユニット１としてシート２上にア
レイ状に複数個配設してなる電界磁界分布可視化装置で
は、電力の流れを示すＺ方向に進むポインティングベク
トルＳｚの強度分布を表示することができ、これによ
り、近傍で出入りする電力と遠方に放射される電力を区
別して評価することは可能となる。
【００３８】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電磁界
の可視化装置に比べて、被測定機器の周囲の電磁界をケ
ーブルにより乱すことがないので、正確な電磁界の測定
を行うことができ、また、観測する位置の電磁界の状態
を直接その位置に表示することができるので、画像の重
ね合わせによる判定を必要としない。さらに、小型軽量
で、被測定機器の大きさや、観測部位に拘わらず電磁界
の測定を行うことができ、被測定物全体の電磁界放射の
様子を正確に且つ連続的に可視化表示することができ
る。
の可視化装置に比べて、被測定機器の周囲の電磁界をケ
ーブルにより乱すことがないので、正確な電磁界の測定
を行うことができ、また、観測する位置の電磁界の状態
を直接その位置に表示することができるので、画像の重
ね合わせによる判定を必要としない。さらに、小型軽量
で、被測定機器の大きさや、観測部位に拘わらず電磁界
の測定を行うことができ、被測定物全体の電磁界放射の
様子を正確に且つ連続的に可視化表示することができ
る。
【図１】本発明に係る電界／磁界分布可視化装置の全体
構成を示す外観斜視図である。
構成を示す外観斜視図である。
【図２】上記電界／磁界分布可視化装置に検出表示ユニ
ットとして備えられる電界検出表示ユニットの構造を示
すブロック図である。
ットとして備えられる電界検出表示ユニットの構造を示
すブロック図である。
【図３】上記電界検出表示ユニットの変形例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図４】上記電界／磁界分布可視化装置に検出表示ユニ
ットとして備えられる磁界検出表示ユニットの構造を示
すブロック図である。
ットとして備えられる磁界検出表示ユニットの構造を示
すブロック図である。
【図５】上記検出表示ユニットに備えられる帯域フィル
タのフィルタ特性を連続的に可変するための構造を模式
的に示す図である。
タのフィルタ特性を連続的に可変するための構造を模式
的に示す図である。
【図６】上記電界検出表示ユニットの変形例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図７】上記電界検出表示ユニットの外観斜視図であ
る。
る。
【図８】上記電界／磁界分布可視化装置に検出表示ユニ
ットとして備えられる電磁界検出表示ユニットの構造を
示すブロック図である。
ットとして備えられる電磁界検出表示ユニットの構造を
示すブロック図である。
１ 検出表示ユニット、２ シート、５ 熱線遮蔽シー
ト、１０ 電界検出表示ユニット、１１ ダイポールア
ンテナ、１２ 帯域フィルタ、１３ 検波器、１４ 増
幅器、１５ 表示用素子、１６ 電源回路、２０ 磁界
検出表示ユニット、２１ ループアンテナ、２２ 帯域
フィルタ、２３ 検波器、２５ 表示用素子、３０ 電
磁界検出表示ユニット、３１Ａ，３１Ｂ ダイポールア
ンテナ、３２Ａ，３２Ｂ 電界検出回路、３３Ａ，３３
Ｂ ループアンテナ、３４Ａ，３４Ｂ 磁界検出回路、
３５ 演算処理部、３６ 表示用素子、３７ 電源回路
ト、１０ 電界検出表示ユニット、１１ ダイポールア
ンテナ、１２ 帯域フィルタ、１３ 検波器、１４ 増
幅器、１５ 表示用素子、１６ 電源回路、２０ 磁界
検出表示ユニット、２１ ループアンテナ、２２ 帯域
フィルタ、２３ 検波器、２５ 表示用素子、３０ 電
磁界検出表示ユニット、３１Ａ，３１Ｂ ダイポールア
ンテナ、３２Ａ，３２Ｂ 電界検出回路、３３Ａ，３３
Ｂ ループアンテナ、３４Ａ，３４Ｂ 磁界検出回路、
３５ 演算処理部、３６ 表示用素子、３７ 電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗城 長英 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 Ｆターム(参考） 2G017 AA02 AD02 BA15 BA16
Claims (12)
- 【請求項１】 電界又は磁界を検出するアンテナと、上
記アンテナに誘起されされる高周波電圧又は高周波電流
を電界又は磁界の検出信号として取り出す帯域フィルタ
と、上記帯域フィルタにより取り出された検出信号の信
号レベルを可視表示するための表示用素子とを備えた検
出表示ユニットをシート上に複数個配設してなる電界／
磁界分布可視化装置。 - 【請求項２】 上記表示用素子は、上記検出信号の信号
レベルを熱に変換することを特徴とする請求項１記載の
電界／磁界分布可視化装置。 - 【請求項３】 上記シートには、被測定物に面する側に
熱線遮蔽シートが積層されていることを特徴とする請求
項２記載の電界／磁界分布可視化装置。 - 【請求項４】 上記表示用素子は、上記検出信号の信号
レベルを光に変換することを特徴とする請求項１記載の
電界／磁界分布可視化装置。 - 【請求項５】 上記表示用素子は、上記検出信号の信号
レベルを電気光学効果により上記検出信号の信号レベル
を可視化することを特徴とする請求項１記載の電界／磁
界分布可視化装置。 - 【請求項６】 上記表示用素子は、上記検出信号の信号
レベルを磁気光学効果により上記検出信号の信号レベル
を可視化することを特徴とする請求項１記載の電界／磁
界分布可視化装置。 - 【請求項７】 上記帯域フィルタを介して得られる検出
信号を検波する検波器を備え、上記検波器の検波出力を
上記表示手段に供給するようにしたことを特徴とする請
求項１記載の電界／磁界分布可視化装置。 - 【請求項８】 上記検波器の検波出力を増幅する増幅器
と、外部より照射される光エネルギーを電気エネルギー
に変換して上記増幅器を作動させる光電変換手段を備
え、 上記検波器の検波出力を上記増幅器により増幅して上記
表示手段に供給するようにしたことを特徴とする請求項
７記載の電界／磁界分布可視化装置。 - 【請求項９】 上記帯域フィルは、フィルタ特性の可変
手段を備えることを特徴とする請求項１記載の電界／磁
界分布可視化装置。 - 【請求項１０】 上記アンテナは、電界検出用のダイポ
ールアンテナ又は磁界検出用のループアンテナであるこ
とを特徴とする請求項１記載の電界／磁界分布可視化装
置。 - 【請求項１１】 互いに直交する方向の電界を検出する
第１及び第２のダイポールアンテナと、互いに直交する
方向の磁界を検出する第１及び第２のループアンテナ
と、上記第１のダイポールアンテナに誘起される高周波
電圧が第１の帯域フィルタを介して電界の検出信号とし
て供給される第１の検波器と、上記第２のダイポールア
ンテナに誘起される高周波電圧が第２の帯域フィルタを
介して電界の検出信号として供給される第２の検波器
と、上記第１のループアンテナに誘起される高周波電流
が第３の帯域フィルタを介して磁界の検出信号として供
給される第３の検波器と、上記第２のループアンテナに
誘起される高周波電流が第４の帯域フィルタを介して磁
界の検出信号として供給される第４の検波器と、上記第
１乃至第４の検波器による各検波出力に基づいて、電力
の流れを示すポインティングベクトルを演算する演算部
と、上記演算部により演算されたポインティングベクト
ルを可視表示するための表示用素子とを備えた検出表示
ユニットをシート上に複数個配設してなる電界／磁界分
布可視化装置。 - 【請求項１２】 外部より照射される光エネルギーを電
気エネルギーに変換して上記演算部を作動させる光電変
換手段を備えることを特徴とする請求項１１記載の電界
／磁界分布可視化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24149699A JP2001066337A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 電界／磁界分布可視化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24149699A JP2001066337A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 電界／磁界分布可視化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001066337A true JP2001066337A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17075198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24149699A Pending JP2001066337A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 電界／磁界分布可視化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001066337A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098158A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Hitachi Ltd | 電界分布測定方法及び電界分布測定装置 |
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| JP2006322869A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Micro Denshi Kk | マイクロ波の検出装置 |
| JP2008128986A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toshiba Corp | 不要輻射部位特定装置 |
| JP2009002853A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Toshiba Corp | 電磁波可視化装置 |
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| JP2016057181A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 株式会社ダイヘン | 磁気検出装置および表示装置 |
| JP2019219241A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | 富士電機株式会社 | 電力機器 |
| KR102113204B1 (ko) * | 2018-12-31 | 2020-05-20 | 재단법인대구경북과학기술원 | 자기장 측정 장치 및 이를 포함하는 시스템 |
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-
1999
- 1999-08-27 JP JP24149699A patent/JP2001066337A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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