JP2008128986A - 不要輻射部位特定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的大型の測定対象から放射される不要輻射の強度分布を画像化するとともに、測定結果をリアルタイムに出力する不要輻射部位特定装置を提供する。
【解決手段】測定対象の測定部位の画像データを生成するカメラ部40と、測定対象の測定部位に対向して2次元上に配列された複数のプローブを有するプローブアレー10と、複数のプローブの各々により検知された測定対象の測定部位からの不要輻射を所定の中間周波数帯のIF信号に変換する、複数のプローブと同数の周波数変換部22と、IF信号をデジタル信号に変換する、複数のプローブと同数のAD変換部24と、デジタル信号に基づき複数のプローブの各々の位置における不要輻射の強度分布データを生成する電磁波強度分布処理部26と、画像データと強度分布データとを合成して画像化した合成画像を生成する画像合成部32と、画像合成部32により生成された合成画像を表示する表示部34とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子回路等を実装した装置から放射される不要輻射の部位を特定する不要輻射部位特定装置に係り、特にプローブアレーを用いて測定部位の電磁波強度分布をリアルタイムに画像化する不要輻射部位特定装置に関する。
最近の電子機器を実装した装置は、動作周波数が高まることにより電磁波ノイズ(不要輻射)を放射しやすい。そのためEMI(電磁波障害)対策が困難となっており、不要輻射の部位を特定する装置が求められている。しかしながら車や船舶、飛行機といった大型の装置において不要輻射の部位を特定するのは困難である。例えばハイブリッドカーのように、内燃機関と電気モーターの二種の動力源を持つことで燃費を改善した内燃機関車の場合、電気系統の放射する不要輻射を抑えたデザイン開発を要し、迅速かつ容易に不要輻射の部位を特定できる装置が必要とされている。
従来、装置から放射される不要輻射の発射源を特定するためには、電界プローブ等と受信機とを用いて、受信レベルが最大となる部位を手探りで特定していた。また、プリント基板等の小さなものから放射される不要輻射を2次元的に可視化する装置は存在する。
特許文献1は、微小アンテナプローブを被測定プリント基板の面上に沿って走査し各走査位置におけるノイズ強度を検出してノイズ強度分布図を作成し、このノイズ強度分布図に重ねて被測定プリント基板の画像を同時に表示させるプリント基板のノイズ源探査装置を示す。この装置では、被測定プリント基板のノイズ強度分布図と画像とが合成されて表示されるため、ノイズ発生源の特定が容易にできる。さらに、このノイズ源探査装置は、1回の測定で被測定プリント基板から発生する測定周波数全域のスペクトラムデータの蓄積が可能である。したがって、周波数帯ごとのノイズ強度分布図も周波数帯を指定するだけで被測定プリント基板のノイズ強度分布図とカメラ画像とを重ねて表示できる。これにより、測定回数を減らし周波数の変化によるノイズ分布解析が短時間に容易にできるようになる。
特開2000−19204号公報
しかしながら、特許文献1に示すノイズ源探査装置は、プリント基板のような持ち運びのできる小さな平面状のものを精密に測定するためのものであり、スキャニング部の台上に載せられないような大型の装置を測定するには向いていない。微小アンテナプローブを被測定プリント基板の面上に沿って走査するための装置がスキャニング部に設けられており精密な動作を必要とするため、測定対象の大小に合わせてスキャニング部を移動し設置することは困難であるからである。
また、微小アンテナプローブを被測定プリント基板の面上に沿って走査させた場合、測定終了までに時間を要するという問題点もある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するもので、比較的大型の測定対象から放射される不要輻射の強度分布を画像化するとともに、測定結果をリアルタイムに出力する不要輻射部位特定装置を提供することを課題とする。
本発明に係る不要輻射部位特定装置は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、測定対象の測定部位の画像データを生成する画像生成手段と、前記測定対象の測定部位に対向して2次元上に配列された複数のプローブを有するプローブアレーと、前記複数のプローブの各々により検知された前記測定対象の測定部位からの不要輻射を所定の中間周波数帯のIF信号に変換する、前記複数のプローブと同数の周波数変換手段と、前記IF信号をデジタル信号に変換する、前記複数のプローブと同数のAD変換手段と、前記デジタル信号に基づき前記複数のプローブの各々の位置における前記不要輻射の強度分布データを生成する電磁波強度分布処理手段と、前記画像データと前記強度分布データとを合成して画像化した合成画像を生成する画像合成手段と、前記画像合成手段により生成された前記合成画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記表示手段は、前記画像合成手段により生成された前記合成画像をリアルタイムに表示することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2において、前記電磁波強度分布処理手段は、さらに前記不要輻射の強度が所定の値を超えた場合に前記合成画像を静止表示させるための静止信号を前記画像合成手段に出力し、前記画像合成手段は、前記静止信号が入力された場合に前記不要輻射の強度が所定の値を越えた際の前記画像データと前記強度分布データとから生成された前記合成画像を前記表示手段に静止表示させ、所定の条件が満たされた場合に前記表示手段による静止表示を解除することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記電磁波強度分布処理手段は、前記複数のプローブの各々の位置における前記不要輻射の強度分布に基づき、前記複数のプローブ間における不要輻射の強度を補間して前記不要輻射の強度分布データを生成することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、前記画像生成手段は、前記プローブアレーを挟んで前記測定対象の測定部位に対向して設けられたカメラであることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明によれば、比較的大型の測定対象から放射される不要輻射の強度分布を2次元的に画像化してカメラ画像と重ねて表示することができ、不要輻射の部位を容易に特定できる。また複数のプローブを有するプローブアレーを用いることにより、簡単な構成で各々のプローブの位置での電磁波強度を短時間に測定できる。
本発明の請求項2記載の発明によれば、表示手段が測定結果である合成画像をリアルタイムに表示するので、不要輻射の部位を即座に特定することができる。
本発明の請求項3記載の発明によれば、不要輻射の強度が所定の値を超えた場合に測定結果である合成画像を静止表示するので、不要輻射が放射される瞬間を逃すことなく部位を特定できる。
本発明の請求項4記載の発明によれば、実際にプローブの存在しない位置における不要輻射の強度も補間して強度分布データを作成するので、より見易く精密な測定結果の合成画像を表示することができる。
本発明の請求項5記載の発明によれば、プローブアレーを挟んで測定部位に対向した位置に画像生成手段としてカメラを設けているので、プローブアレーにより測定される測定部位の画像を生成することができる。
以下、本発明の不要輻射部位特定装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施例1の不要輻射部位特定装置の構成を示すブロック図である。また図2は、本発明の実施例1の不要輻射部位特定装置のイメージ図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。本実施の形態に係る不要輻射部位特定装置は、図2に示すように、プローブアレー10、プローブアレー支持部12、複数のケーブル13、ケーブル14、受信処理装置20、コンピュータ30、カメラ部40、及びカメラ部40を支える支柱41で構成されており、測定対象8の測定部位からの不要輻射の電磁波強度を測定する。さらに、図1に示すように、受信処理装置20は、周波数変換部22、AD変換部24、電波強度分布処理部26で構成されている。またコンピュータ30は、画像合成部32及び表示部34で構成されている。
プローブアレー10は、測定対象8の測定部位に対向して2次元上に配列された複数のプローブ11を有する。この複数のプローブ11の各々は、同一周波数帯を測定することができる。プローブの形状や種類、プローブの総数、プローブを配置するための間隔等は、測定対象、測定目的等に応じて任意に決定される。例えば、5cm間隔で5個ずつ縦横にプローブ11を並べた30cm四方のプローブアレー10は、25個のプローブ11を有する。
また、プローブアレー10は、全体として透明に作られており、カメラ部40が測定対象8の測定部位の画像を撮ることができるような構造となっている。
さらにプローブアレー10は、プローブアレー10の側壁に設けられたプローブアレー支持部12をスタンド7が支えることにより、固定されている。このスタンド7は必須の構成要件ではなく、操作人が測定対象8の測定部位に向けてプローブアレー10又はプローブアレー支持部12を支えることも可能である。
カメラ部40は、本発明の画像生成手段に対応し、測定対象8の測定部位の画像データを生成する。またカメラ部40は、プローブアレー10に設けられた支柱41により支えられ、プローブアレー10を間に挟んで測定対象8の測定部位に対向して設けられている。
複数のプローブ11の各々に接続された複数のケーブル13は、プローブアレー支持部12の内部を通り、ひとまとめに括られて受信処理装置20の有する複数の周波数変換部22の各々に接続されている。またカメラ部40に接続されたケーブル14は、複数のケーブル13と同様にプローブアレー支持部12の内部を通り、コンピュータ30に接続されている。カメラ部40は、このケーブル14を介して画像データを画像合成部32に出力する。
周波数変換部22は、本発明の周波数変換手段に対応し、複数のプローブ11の各々により検知された測定対象8の測定部位からの不要輻射を増幅するとともに、所定の中間周波数帯のIF信号に変換する。IF信号は、後段のAD変換部24においてAD変換可能な周波数である。また周波数変換部22は、複数のプローブ11と同数だけ存在し、複数のプローブ11の各々からの信号を並列的に処理する。したがって、プローブアレー10がn個のプローブ11を有する場合、周波数変換部22−1から周波数変換部22−nまでn個の周波数変換部が存在する。
1例として、周波数変換部22−1は、局部発信器とミキサとローパスフィルターとから構成される。この場合、局部発信器の数は、周波数変換部22全体の中で1つであっても対処が可能であるが、ミキサ及びローパスフィルターは複数のプローブ11と同数だけ必要となる。プローブアレー10から入力された不要輻射であるノイズ信号は、ミキサによりノイズ信号と局部発信器の出力との差の周波数に変換される。なお、和の周波数を持つ信号も生成されるが、ローパスフィルターにより減衰される。
AD変換部24は、本発明のAD変換手段に対応し、IF信号をデジタル信号に変換する。またAD変換部24は、周波数変換部22と同様に、複数のプローブ11と同数だけ存在し、複数のプローブ11の各々からの信号を同時サンプリングにより並列的にAD変換する。したがって、プローブアレー10がn個のプローブ11を有する場合、AD変換部24−1からAD変換部24−nまでn個のAD変換部が存在する。AD変換されたデジタル信号は、電波強度分布処理部26に入力される。
電波強度分布処理部26は、本発明の電磁波強度分布処理手段に対応し、デジタル信号に基づき複数のプローブ11の各々の位置における不要輻射の強度分布データを生成する。また電波強度分布処理部26は、不要輻射の強度が所定の値を超えた場合に不要輻射の部位を特定したと判断して、測定結果に基づく合成画像を静止表示させるための静止信号を画像合成部32に出力する。操作人は、基準となる値(本発明における所定の値)を自由に設定することができる。
さらに電波強度分布処理部26は、複数のプローブ11の各々の位置における不要輻射の強度分布に基づき、複数のプローブ11間における不要輻射の強度を補間して不要輻射の強度分布データを生成する。したがって、プローブ11の存在しない場所における不要輻射の強度も、周辺のプローブ11の位置における不要輻射の強度により予測される。生成された強度分布データは、強度に応じて色分けされ、2次元画像化される。例えば、不要輻射の強度が強い場所は赤色で表示される。
画像合成部32は、本発明の画像合成手段に対応し、カメラ部40により生成された画像データと電波強度分布処理部26により生成された強度分布データとを合成して画像化した合成画像を生成する。すなわち画像合成部32は、色分けされた強度分布の2次元画像とカメラ部40により撮影された測定部位の画像とを重ね合わせて合成画像を作成する。画像合成部32は、予めカメラ画像上におけるプローブアレー10の位置に対応するピクセルの座標を調べておき、プローブアレー10により測定された不要輻射の強度分布画像の位置が重なるように画像合成を行う。
また画像合成部32は、電波強度分布処理部26により静止信号を入力された場合に、不要輻射の強度が所定の値を超えた際の画像データと強度分布データとから生成された合成画像を表示部34に静止表示させ、所定の条件が満たされた場合に表示部34による静止表示を解除する。所定の条件に関しては、後述する。
カメラ部40により生成された画像データと電波強度分布処理部26により生成された強度分布データとを合成する方法は、様々存在するが、以下に1例を示す。合成画像を作成する際には、カメラ部40による画像データに強度分布データの色分けされた2次元画像の色合いを一定の割合で足し合わせる。カメラ部40による画像データの色合いを赤、緑、青の3原色で数値化し、それぞれR、G、Bとし、強度分布データの2次元画像の色合いをR、G、Bとする。合成の割合を7:3とした場合、合成後の色R、G、Bはそれぞれ以下のようになる。
R=(7R+3R)/10
G=(7G+3G)/10
B=(7B+3B)/10
表示部34は、本発明の表示手段に対応し、画像合成部32により生成された合成画像をリアルタイムに表示する。このリアルタイム表示は、プローブアレー10の有する複数(例えばn個)のプローブ11の各々に対応した同数の周波数変換部22−1〜22−nとAD変換部24−1〜24−nとが存在し、並列的に処理を行うため可能となる。
表示部34が表示する画像は、画像合成部32により制御される。それ故、画像合成部32に静止信号が入力された際、画像合成部32は、表示部34による測定結果に基づく合成画像の表示を静止することができる。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図3は、本実施例の不要輻射部位特定装置の動作を示すフローチャート図である。まず、各部の電源をオンにし、起動させる(ステップS1)。
次に測定条件の設定を行う(ステップS2)。例えば、カメラ部40の向きの調整を行い、画像位置の設定を行う。このとき、表示部34はカメラ部40からの画像を表示している。したがって操作人は、表示部34を参照してプローブアレー10による測定位置とカメラ部40からの画像とが重なるように微調整を行うことができる。また、基準値(本発明の所定の値に対応)の設定を行う。1例として操作人は、図示されない外部入力装置(キーボード等)により受信処理装置20に基準値を入力することができる。電波強度分布処理部26は、不要輻射の強度がこの基準値を超えた場合に不要輻射の部位を特定したと判断して、測定結果を静止表示させるための静止信号を画像合成部32に出力する。操作人は、基準値を任意に設定することができ、例えば表示部34に表示されている不要輻射の強度分布画像を見ながら基準値を設定することもできる。
次に測定を実行し、測定結果に基づく合成画像を表示部34により出力する(ステップS3)。厳密に言うと、カメラ部40からの画像及び色分けされた強度分布の2次元画像は、起動時(ステップS1)から前述した合成方法等により合成されて表示部34に表示されている。ここでは、ステップS2で行った測定条件に基づき、測定が行われ合成画像が表示部34に表示されていることを意味する。表示部34は、測定結果に基づく合成画像をリアルタイムに表示するので、操作人は測定結果を即座に知ることができる。
測定が実行されている際、電波強度分布処理部26は、不要輻射の強度がステップS2で設定された基準値(本発明における所定の値)を超えたか否かの判断を行う(ステップS4)。基準値を超えていなければステップS3に戻り、表示部34は、測定結果に基づく合成画像のリアルタイム表示を継続する。
基準値を超えている場合、測定の実行は停止され、基準値を超えた際の測定結果に基づく合成画像が表示部34に静止表示される(ステップS5)。このときの各部の動作は以下の通りである。電波強度分布処理部26は、不要輻射の強度が基準値を超えた際に不要輻射の部位を特定したと判断して測定結果に基づく合成画像を静止表示させるための静止信号を画像合成部32に出力する。画像合成部32は、静止信号を入力された場合に不要輻射の強度が基準値を超えた際の測定結果に基づく合成画像を表示部34に出力した後、所定の条件が満たされるまで表示部34による合成画像の静止表示を継続する。
この後、画像合成部32は、所定の条件が満たされたか否かの判断を行う(ステップS6)。所定の条件が満たされていない場合、ステップS5に戻って不要輻射の強度が基準値を超えた際の測定結果に基づく合成画像が表示部34に静止表示され続ける。
所定の条件が満たされると、測定結果に基づく合成画像の静止表示が解除される(ステップS7)。所定の条件はどのようなものであっても良いが、1例として、操作人が外部入力装置(キーボード等)により静止表示を解除することができる。また、電波強度分布処理部26により基準値を超える不要輻射を再び検出された場合に、画像合成部32が解除することもできる。静止表示が解除されると、ステップS3に戻り、再び測定の実行が開始される。
上述のとおり、本発明の実施例1の形態に係る不要輻射部位特定装置によれば、比較的大型の測定対象8から放射される不要輻射の強度分布を2次元的に画像化してカメラ部40の撮影画像と重ねて表示することができるので、不要輻射の部位を容易に特定できる。
また複数のプローブ11を有するプローブアレー10を用いることにより、従来のようにプローブを走査するための構造を必要とせず、簡単な構成でプローブ11の各々の位置での電磁波強度を短時間に測定できる。さらにプローブアレー10は、簡単な構成であるので、スタンド7又は操作人がプローブアレー10を支持して容易に測定対象8の測定部位に向けることができる。
また、各プローブ11からのノイズ信号をプローブ11と同数の周波数変換部22及びAD変換部24が並列的に処理するので、表示部34が測定結果に基づく合成画像をリアルタイムに表示し、不要輻射の部位を即座に特定することができる。
さらに、不要輻射の強度が所定の値を超えた場合に、表示部34は、所定の値を超えた際の測定結果に基づく合成画像を静止表示するので、不要輻射が放射される瞬間を逃すことなく部位を特定できる。
また電波強度分布処理部26は、実際にプローブ11の存在しない位置における不要輻射の強度も補間して強度分布データを作成するので、より見易く精密な測定結果の画像を表示することができる。これにより、プローブ11の配列密度を小さくすることができ、コストの削減にもつながる。
一方カメラ部40は、透明に作られたプローブアレー10を間に挟んで測定対象8の測定部位に対向した位置に設けられているので、プローブアレー10により測定される測定対象8の測定部位の画像を生成することができる。
本発明に係る不要輻射部位特定装置は、車、船舶、飛行機等の大型装置から放射される電磁波ノイズの発生源を特定できる不要輻射部位特定装置に利用可能である。
本発明の実施例1の形態の不要輻射部位特定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の形態の不要輻射部位特定装置のイメージ図である。 本発明の実施例1の形態の不要輻射部位特定装置の動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
7 スタンド
8 測定対象
10 プローブアレー
11 プローブ
12 プローブアレー支持部
13、14 ケーブル
20 受信処理装置
22 周波数変換部
24 AD変換部
26 電波強度分布処理部
30 コンピュータ
32 画像合成部
34 表示部
40 カメラ部
41 支柱

Claims (5)

  1. 測定対象の測定部位の画像データを生成する画像生成手段と、
    前記測定対象の測定部位に対向して2次元上に配列された複数のプローブを有するプローブアレーと、
    前記複数のプローブの各々により検知された前記測定対象の測定部位からの不要輻射を所定の中間周波数帯のIF信号に変換する、前記複数のプローブと同数の周波数変換手段と、
    前記IF信号をデジタル信号に変換する、前記複数のプローブと同数のAD変換手段と、
    前記デジタル信号に基づき前記複数のプローブの各々の位置における前記不要輻射の強度分布データを生成する電磁波強度分布処理手段と、
    前記画像データと前記強度分布データとを合成して画像化した合成画像を生成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段により生成された前記合成画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする不要輻射部位特定装置。
  2. 前記表示手段は、前記画像合成手段により生成された前記合成画像をリアルタイムに表示することを特徴とする請求項1記載の不要輻射部位特定装置。
  3. 前記電磁波強度分布処理手段は、さらに前記不要輻射の強度が所定の値を超えた場合に前記合成画像を静止表示させるための静止信号を前記画像合成手段に出力し、
    前記画像合成手段は、前記静止信号が入力された場合に前記不要輻射の強度が所定の値を越えた際の前記画像データと前記強度分布データとから生成された前記合成画像を前記表示手段に静止表示させ、所定の条件が満たされた場合に前記表示手段による静止表示を解除することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の不要輻射部位特定装置。
  4. 前記電磁波強度分布処理手段は、前記複数のプローブの各々の位置における前記不要輻射の強度分布に基づき、前記複数のプローブ間における不要輻射の強度を補間して前記不要輻射の強度分布データを生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の不要輻射部位特定装置。
  5. 前記画像生成手段は、前記プローブアレーを挟んで前記測定対象の測定部位に対向して設けられたカメラであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の不要輻射部位特定装置。
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JP2010025768A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Honda Motor Co Ltd 電磁波測定装置

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