JP2001066298A - 水質測定装置 - Google Patents

水質測定装置

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JP2001066298A
JP2001066298A JP24179799A JP24179799A JP2001066298A JP 2001066298 A JP2001066298 A JP 2001066298A JP 24179799 A JP24179799 A JP 24179799A JP 24179799 A JP24179799 A JP 24179799A JP 2001066298 A JP2001066298 A JP 2001066298A
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Masahiro Yoshimasu
正博 吉益
Hiroshi Miyata
洋 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水のpHなどの水質測定を精度よく行う。 【解決手段】 pH測定装置20を、貯槽21内を仕切
板24で仕切り、流入管22から流入する藻類や汚れな
どが直接付着しない位置に配置する。pH測定装置20
側の貯槽21の底部には流出管23が開口し、上部には
オーバフロー管26が設けられる。流入管22から流入
する排水は、流出管23とオーバフロー管26とから排
出され、仕切板24の下方を通じてpH測定装置20の
周囲の排水は入換わる。流入管22側では、藻類30な
どが水面に浮上し、オーバフロー管25から排出され
る。また蓋29を閉じて、貯槽21に入る光を遮断する
ことができ、光を遮断することによって藻類30の光合
成活動を停止させ、排水中の炭酸の減少によるpHの測
定値の上昇を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水の水質管理な
どに用いる水質測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に工場などでは、水を大量に利用し
ている。大量に利用する水は、一般に海水や工水の形で
供給され、利用が終了した水は排水となる。排水の水質
は、周囲の環境に与える影響が大きいので、法的に水質
管理が義務づけられている。
【0003】図6は、海水を多量に使用する場合の一例
として、液化天然ガス(以下、「LNG」と略称する)
気化装置1の概略的な構成を示す。LNG気化装置1で
は、LNGタンク2に蓄えられるLNGを気化させるた
めの熱源として、海水が有する熱量を利用する。LNG
タンク2には、天然ガスの産地から液化されたLNGが
LNGタンカーなどで運搬されて供給される。LNGタ
ンク2へのLNGの補給の便宜上、LNG気化装置1
は、海岸に近い場所に設けられる。このためLNGの気
化の熱源として、海水が利用される。
【0004】LNG気化装置1の熱源として使用する海
水は、ポンプ3によって海から汲上げられ、LNG気化
装置1に供給される。LNG気化装置1でLNGと熱交
換して冷却された海水は、排水ピット4に一時的に貯留
された後、元の海に戻される。海に戻す排水のpHは、
一定の範囲内、たとえば管理値7.0〜8.5などに保
つことが重要である。なお、水質汚濁防止法の規定で
は、pH=5.8〜8.6の範囲である。
【0005】海水のpHは、通常8.1〜8.2であ
る。海水はpHの緩衝作用をもっているので、pHは大
きく変動することはない。しかしながら、大量の排水が
流入し、排水中のpHが、通常の海水のpHの値と異な
ると、局所的に海水のpHが変動して、環境上好ましく
ない影響が生じやすくなる。海水中のpHの増加は、い
わゆる赤潮と呼ばれる現象に伴って生じる。表層海水で
赤潮が増殖している場合には、pH8.5前後となり、
時にはpHは8.9になることも知られている。これ
は、植物プランクトンの光合成による炭酸の取込みによ
って、pHが上がるからである。
【0006】排水のpHが低下すると、多量の排水が流
入する海水でも局所的にpHの低下が生じる。海水中の
pHの低下は、溶存酸素量の低下を招く。なお、河川水
や湖沼水などの淡水のpHは7付近か、大気中の二酸化
炭素の影響でわずかに酸性側となる場合が多い。pHは
排水の基本的な水質指標の一つである。水が酸性である
かアルカリ性であるかは、金属の腐食や生態系への影響
などにも関係する。したがって多量の排水では、海水や
淡水のpHを変動させないように、pHを管理すること
が重要である。
【0007】図6のLNG気化装置1では、排水を一時
的に貯留する排水ピット4に、pH測定装置5を設け、
排水のpHを監視している。LNG気化装置1では、海
水の有する熱を利用しているだけなので、pHの変動は
本質的には小さい。何らかの原因でpHが大きく変動す
るときには、発生源の原因を調査し、処置をすることと
なっている。
【0008】図7は、図6のpH測定装置5で用いるp
H測定電極10の基本的な構成を示す。pHの測定は、
アンチモン電極法、キンヒドロン電極法、比色法などに
よって行うこともできるけれども、ガラス電極法が広く
用いられている。pH測定電極10では、ガラス電極1
1と比較電極12とによって排水中の水素イオン濃度に
対応する起電力を測定する。ガラス電極11の起電力
は、温度によっても変動するので、温度センサ13を設
け、温度も検出する。比較電極12は、一定の電位を示
す。ガラス電極11と比較電極12との電位差は、入力
インピーダンスが極めて高い直流増幅回路14で増幅さ
れる。直流増幅回路14の感度は、感度調整回路15に
よって調整される。ガラス電極11と比較電極12との
電位差を増幅する際に生じるオフセットである不斉電位
は、不斉電位調整回路16によって調整される。表示部
17には、直流増幅回路14の出力がpHの値に変換さ
れて表示される。温度センサ13の検出値に基づく温度
補償は、温度補償回路18によって行われる。感度調整
回路15や不斉電位調整回路16による調整は、予めp
Hの値が調整されたpH標準液を用いて較正の際に行わ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すような排水
ピット4では、排水を外部に排出する前にpH測定装置
5でpHの測定を行う。このため排水ピット4には、少
なくとも一時的に排水が滞留し、藻や水草などの植物が
溜まりやすくなる。排水ピット4内に藻などの植物が増
殖すると、pH測定用のガラス電極などの表面に付着し
て、測定精度を低下させるおそれがある。ガラス電極の
表面に汚れが付着しても、測定精度は低下する。さら
に、排水ピット4内のガラス電極の周囲で植物が増殖す
ると、その光合成によって前述のように水中の炭酸が消
費され、局所的にpHが増加するので、pHの計測値が
真実の値からずれてしまうおそれがある。特に植物の光
合成の活動が盛んな日中には、ずれが大きくなってしま
う。
【0010】排水中の油分や浮遊物質の付着によるガラ
ス電極の応答性の遅れは、超音波による自動洗浄装置な
どを設ければ、改善することは可能である。しかしなが
ら、植物の光合成によるpHの上昇は、ガラス電極の表
面に付着している植物を除去することができたとして
も、解消させることはできない。また、排水ピット4内
などに洗浄装置を設けることは、排水ピット4の構成を
複雑にし、設備費用を増大させたり、運転のための手間
を増加させたりしてしまう。
【0011】本発明の目的は、簡単な構成で、水質測定
の精度を向上させることができる水質測定装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、排水の水質
を、電気的に測定する水質測定装置において、表層に排
水の流入部が設けられ、該流入部から間隔をあけた底部
に排水の流出部が設けられる貯槽と、貯槽内で、該流入
部と該流出部との間に設けられ、水面上から底部付近ま
での間で、該流入部側と該流出部側とを仕切る仕切部材
と、仕切部材によって仕切られる貯槽の流出部側に配置
される水質測定用の電極と、仕切部材によって仕切られ
る貯槽の流入部側に開口するオーバフロー管とを含むこ
とを特徴とする水質測定装置である。
【0013】本発明に従えば、対象となる排水は、貯槽
内に貯留される。貯槽には、表層に流入部が設けられ、
流入部から間隔をあけた底部に流出部が設けられる。貯
槽の流入部と流出部との間には、仕切部材が設けられ、
水面上から底部付近までの間で流入部側と流出部側とを
仕切る。仕切部材によって仕切られる流出部側には、水
質測定用の電極が配置され、流入部側にはオーバフロー
管が開口する。流入部から貯槽内に流入する排水は、仕
切部材の流入部側に流入し、藻や水草などは、流入部側
の水面付近に溜まる。流入部から流入した排水は、仕切
部材の下方を通って流出部側に流れ、流出部から排出さ
れる。水質測定用の電極は流出部側に配置されているの
で、流入部から貯槽内に流入する排水に含まれる汚れや
植物に直接触れることはなく、表面への付着を防ぐこと
ができる。
【0014】また本発明で前記電極は、pH測定用であ
り、前記貯槽は、光を遮断できる構造であることを特徴
とする。
【0015】本発明に従えば、pH測定用の電極を、貯
槽の内部を仕切部材で仕切って、排水の流入部側ではな
く排水の流出部側に配置するので、排水の流入部側に溜
まる植物の光合成活動によって水中の炭酸が減少してp
Hが増大する影響を受けにくくすることができる。さら
に貯槽は光を遮断できる構造であるので、植物の光合成
に必要な日光を遮断することができ、仮に、貯槽内に植
物が溜まったとしても、光合成活動を抑えて水中の炭酸
の減少を避け、pHの増加を防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
してのpH測定装置20の概略的な構成を示す。pH測
定装置20は、貯槽21内に流入管22から流入し、流
出管23から流出する排水のpHを測定する。流入管2
2は、貯槽21の水面付近の水中に開口し、流出管23
は貯槽21の底部に、流入管22の開口部から間隔をあ
けて開口する。流入管22の開口部と流出管23の開口
部との間には、仕切部材である仕切板24が設けられ
る。仕切板24は、貯槽21の水面から上の部分と、底
部近くまでの部分とを仕切る。仕切板24によって仕切
られる貯槽21の流入管22側と流出管23側とは、仕
切板24と貯槽21の底部との間に設けられる隙間を介
して連通している。仕切板24によって仕切られる流入
管22側および流出管23側の水面付近には、オーバフ
ロー管25,26がそれぞれ開口する。
【0017】貯槽21に貯留される排水のpHは、pH
表示器27を備えるpH測定器28によって測定され、
pH表示器27では測定値が、たとえば「7.93」な
どとデジタル値で表示される。貯槽21の上部には蓋2
9が開閉可能に設けられ、蓋29を閉じると、貯槽21
内に入る光を遮断することができる。蓋29を閉じて光
を遮断すると、仕切板24によって仕切られる流入管2
2側に藻類30などの植物が溜まっていても、光合成の
活動を抑えて、排水中の炭酸が減少するのを防ぎ、pH
測定器28で測定するpHの値のずれを防ぐことができ
る。
【0018】図2は、図1のpH測定装置20が設けら
れる排水設備の概要を示す。pH測定装置20は、排水
ピット30に貯留されて排出される海水のpHを測定す
るために設けられる。図6に示すようなpH測定装置5
が排水ピット4に貯留される海水のpHを直接測定する
のに対し、本実施形態では汲上げポンプ32によって排
水ピット31内の海水を汲上げ、貯槽21に滞留させ
て、排水管33から外部に排水する前に測定している。
排水ピット31は、かなりの容量を有するので、地上を
掘削して形成される。貯槽21は、pH測定に必要な容
積を有すればよいので、比較的小形化され、地上に設置
することができる。貯槽21を地上に設置し、図1に示
すように蓋29を開閉可能に設けておけば、蓋29を開
いて、電極に付着した藻類や汚れを容易に清掃し、pH
測定器28の測定値の精度を高めることができる。
【0019】また、図1に示すように、流入管22から
貯槽21に排水が流入する部分は、仕切板24によって
pH測定電極40が配置されている部分と仕切られてい
るので、流入する排水中に含まれる汚れや藻類などが、
pH測定電極40の表面に付着しにくくすることができ
る。汚れや藻類は、仕切板24の流入管22側に滞留
し、藻類30などは水面に浮かんで、オーバフロー管2
5から容易に排出することもできる。さらに、蓋29を
閉じれば、貯槽21に入る光を遮断することができ、藻
類30の付着があっても光合成が行われないようにし
て、pH測定器28の測定値が常時正確な値を示すよう
にすることができる。
【0020】図3は、図1に示すpH測定電極40の内
部構成を示す。pH測定電極40は、図7に示すpH測
定電極10と同様に、ガラス電極41および比較電極4
2を含んで構成される。さらに図7に示すような温度セ
ンサ13などを含み、測定のための電気的構成は図7と
同様に行われる。
【0021】ガラス電極41および比較電極42は、ガ
ラス製の支持管43,44内にそれぞれ形成される。支
持管43,44内には、内部電極45,46がそれぞれ
設けられる。内部電極45,46は、支持管43,44
の上部を封止するキャップ47,48によって吊下げら
れるように支持され、リード線49,50がそれぞれ外
部に引出される。ガラス電極41の支持管43内には、
内部液51として、pH緩衝液としての塩化カリウム
(KCl)溶液が蓄えられる。比較電極42の支持管4
4内にも、内部液52としてKCl溶液が蓄えられる。
ガラス電極41の支持管43の先端部は、ガラスの厚み
が薄くなり、ガラス膜53を形成する。比較電極42の
支持管44の先端部には、小さな透孔としての液絡部5
4が設けられ、液絡部54を介して内部液52と外部の
排水とが電気的に接触している。液絡部54を介して内
部液52が流出するので、比較電極42には内部液補充
口55が設けられ、内部液52が減少すると補充するこ
とができるようになっている。
【0022】図4は、図3に示すようなガラス電極41
と比較電極42とを用いるpH測定の原理を示す。比較
電極42は、液絡部54で貯槽21内の排水と導通して
いるので、ガラス電極41および比較電極42の内部電
極45,46は、ガラス膜53によって隔てられている
ことになる。ガラス膜53のガラス電極41の内部電極
45側は、内部液51が貯留され、ガラス膜53の比較
電極42の内部電極46側は、排水が貯留されているこ
とになる。
【0023】ガラス膜53の両面が水溶液に接している
ときに、膜の両側には各溶液のpHの差に比例する起電
力が発生する。ガラス電極41側および比較電極42側
の水素イオン濃度の対数値に対応するpHの値をpHi
およびpHoとすると、内部電極45,46には、次の
第1式で表される起電力Eが発生する。 E = α×(pHo−pHi)+e …(1) ここでEは起電力[V]であり、αは感度[V/pH]
であり、eは不斉電位で[V]である。ガラス膜53の
表面に汚れが付着すると、第1式の感度αなどが低下
し、pHの測定値が正しい値からずれてしまう。
【0024】以上の実施形態では、LNG気化装置で海
水から熱を回収するために用いる場合の排水中のpH測
定に関連して説明しているけれども、海水を熱源として
ではなく、火力発電所などで、海水を熱源としてではな
く、冷熱源として利用する場合も本発明を同様に適用す
ることができる。
【0025】図5は、本発明の実施の他の形態として用
いることができる水質測定用のイオンセンサ60,70
の構成を示す。図3に示すようなガラス電極41では、
特定のイオンである水素イオンにガラス膜53が感応し
て電位差を発生している。pH測定用のガラス電極41
と同様にイオン感応膜としてガラス膜を使用するイオン
センサとして、ナトリウムイオンNa+測定用が市販さ
れている。
【0026】図5(a)のイオンセンサ60では、ガラ
ス製の支持管61の上方にキャップ62が設けられ、キ
ャップ62からリード線63が外部に引出されると同時
に、支持管61内部の内部リード線64が下部の導電性
接着剤65に接続される。導電性接着剤65は、イオン
感応膜としての加圧成形膜66に接続される。加圧成形
膜66は、難溶性金属塩を材料として形成される。この
ような加圧成形膜66をイオン感応膜として用いるイオ
ンセンサ60は、塩素イオンCl-、臭素イオンBr-
ヨウ素イオンI-、青酸イオンCN-、硫黄イオンS2-
銀イオンAg+、銅イオンCu2+、カドミウムイオンC
2+、チオシアンイオンSCN-、鉛イオンPb2+など
の検出用のものが市販されている。
【0027】図5(b)に示すイオンセンサ70は、ガ
ラス製の支持管71の上部をキャップ72で封止し、外
部にリード線73が引出されるとともに、内部支持管7
4内に内部電極75が設けられる。内部支持管74内に
は、内部液76が貯留され、内部支持管74と外部の支
持管71との間にはイオン交換体77が貯留される。支
持管71の底部には、多孔性膜78が設けられる。この
イオンセンサ70では、液体膜がイオン感応膜となる。
このような液体膜をイオン感応膜とするイオンセンサ7
0としては、硝酸イオンNO3 -、塩素イオンCl-、カ
ルシウムイオンCa2+、カリウムイオンK+、アンモニ
アイオンNH4 +等の検出用のものが市販されている。こ
のような図5に示す各種のイオンセンサ60,70を、
図1のpH測定装置のpH測定装置20に対するpH測
定電極40のガラス電極41と置換えて使用すれば、p
H以外の水質測定に対しても、本発明を同様に適用する
ことができる。
【0028】また以上の説明では、海水を排水する場合
の水質測定に本発明を適用しているけれども、河川水、
水道水、工水、あるいは汲上げた井戸水などを使用した
後、排水を排出する場合にも同様に本発明を適用するこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排水の水
質測定を、排水中の汚れが水質測定用の電極表面に付着
して、測定精度を低下させることを防いで、精度よく行
うことができる。電極の周囲には測定装置などを設けな
くても、長い時間にわたって精度よく水質測定を行うこ
とができるので、水質測定装置の構成を簡略化し、運転
に要する手間を軽減して、信頼性を高めることができ
る。
【0030】また本発明によれば、排水のpH測定の際
に、植物の光合成による計測値のずれを防ぎ、pH測定
値の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としてのpH測定装置2
0の概略的な構成を示す簡略化した断面図である。
【図2】図1のpH測定装置20を用いる海水の排水設
備の概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】図1のpH測定装置20に用いるpH測定電極
40の構成を示す簡略化した断面図である。
【図4】図3のpH測定電極40でpHを測定する原理
を示す図である。
【図5】本発明の実施の他の形態で水質測定電極として
使用することが可能なイオンセンサ60,70の構成を
示す簡略化した断面図である。
【図6】従来からのpH測定装置5を用いるLNG気化
装置1の概略的な構成を示すブロック図である。
【図7】図6のpH測定装置5の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
20 pH測定装置 21 貯槽 22 流入管 23 流出管 24 仕切板 25,26 オーバフロー管 27 pH表示器 28 pH測定器 29 蓋 30 藻類 31 排水ピット 40 pH測定電極 41 ガラス電極 42 比較電極 43,44 支持管 45,46 内部電極 51,52 内部液 53 ガラス膜 54 液絡部 60,70 イオンセンサ 66 加圧成形膜 77 イオン交換体 78 多孔性膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/416 G01N 27/46 353Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水の水質を、電気的に測定する水質測
    定装置において、 表層に排水の流入部が設けられ、該流入部から間隔をあ
    けた底部に排水の流出部が設けられる貯槽と、 貯槽内で、該流入部と該流出部との間に設けられ、水面
    上から底部付近までの間で、該流入部側と該流出部側と
    を仕切る仕切部材と、 仕切部材によって仕切られる貯槽の流出部側に配置され
    る水質測定用の電極と、 仕切部材によって仕切られる貯槽の流入部側に開口する
    オーバフロー管とを含むことを特徴とする水質測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電極は、pH測定用であり、 前記貯槽は、光を遮断できる構造であることを特徴とす
    る請求項1記載の測定装置。
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