JP2001064666A - コンベア用潤滑剤 - Google Patents

コンベア用潤滑剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、潤滑性と抑泡性に優れ、殺
菌成分、いわゆる殺菌剤と併用した場合でも、潤滑効
果、抑泡効果及び殺菌効果を損なわないコンベア用潤滑
剤を提供することにある。 【解決手段】 本発明のコンベア用潤滑剤は、必須の構
成成分として、(a)水溶性アミン、(b)潤滑成分、
及び(c)キレート剤を含有してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベア用潤滑剤
に関し、更に詳しくは、牛乳、ビール、酒、清涼飲料等
の飲料類のビン詰め工程、缶詰め工程等の容器詰め工程
に使用されるコンベア用潤滑剤に関する。特に、本発明
は、コンベア稼働の際の潤滑性に優れることは勿論のこ
と、抑泡性にも優れ、且つ殺菌のために使用される殺菌
剤と併用しても、殺菌効果、潤滑効果、抑泡効果を損な
うことのないコンベア用潤滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術】牛乳、ビール、清涼飲料等の飲料類の工
場内におけるビンや缶、ポリアルキレンテレフタレート
(PET)容器等へのビン詰め工程、缶詰め工程等の容
器詰め工程では、ビン、缶等の容器類の移送にコンベア
が使用されている。これらコンベアには、容器等の移送
を効率良く行うために、通常コンベア表面にコンベア用
潤滑剤が塗布されている。この種のコンベアは自動制御
により連続運転されており、そのため、ビンや缶等の容
器類の流れが停止したときでもコンベアのみがそのまま
連続して運転される。
【0003】このような場合には、ビンや缶等の容器類
と接触しているコンベア表面は動摩擦力が低い方が好ま
しい。また、洗浄機から運ばれてきたビンや缶等の容器
類をそのままコンベアの流れに乗せる場合には、コンベ
ア表面は静摩擦力を適度に有することが好ましい。ま
た、コンベア表面上に泡が発生すると、外観上見苦しい
のみならず、ビンや缶等の容器類に泡が付着してしま
う。特に、ビンの場合、空ビンや実ビン検査機でビンの
破損状態や洗浄不良、更には内容量不足等を検査するの
が通例であり、このときビンに泡が付着していると泡が
ビンの破損や汚れ等として誤って検出される恐れがあ
る。そのため、潤滑性、抑泡性に優れたコンベア用潤滑
剤が望まれている。
【0004】また、衛生上の問題から、この種のコンベ
アは、雑菌汚染の防止が要求されている。そのため潤滑
剤と共に、雑菌汚染防止のために殺菌剤が使用されてい
る。しかしながら、塩素系殺菌成分を使用した場合、塩
素成分による潤滑剤成分の酸化分解や、各種反応が起こ
り、固形物などの汚染物を発生したり、殺菌効果が損な
われたり、あるいは潤滑効果、抑泡効果が低下するなど
の問題を生じている。そのため、殺菌剤と併用しても何
ら問題を生じず、殺菌効果、潤滑効果、抑泡効果を損な
わないコンベア用潤滑剤、あるいは優れた殺菌効果を持
つコンベア用殺菌潤滑剤が必要とされている。
【0005】従来、コンベア用潤滑剤として、特開昭6
0−49095号公報には、モノポリオキシエチレング
リコールアルキルエーテルリン酸エステル塩を用いた例
が、特開平6−330079号公報には、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルリン酸エステルにアルキルジア
ミンあるいはアルキルトリアミンを用いた例等が提案さ
れている。これら従来のコンベア用潤滑剤を従来公知の
殺菌剤と併用すると、前述したように、汚染物を生じた
り、殺菌効果が損なわれたり、殺菌剤の持つ本来の殺菌
効果が得られなかった。また、特開平10−8083号
公報には、殺菌剤の殺菌効果を損なわないように、過剰
の塩基分が存在しないように調節した脂肪酸、エタノー
ルアミン、非イオン界面活性剤からなるコンベア用潤滑
剤が提案されている。しかしながら、この技術でも、潤
滑性、抑泡性、殺菌性において、満足する効果を得るこ
とはできなかった。
【0006】また、殺菌成分を含有したコンベア用殺菌
潤滑剤として、特公昭49−17993号公報には、両
性界面活性剤や第4級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤とN−高級アルキルグリシンや高級アルキルアミン
を用いた例が、特開平1−96294号公報には、カチ
オン界面活性剤と高級脂肪酸石鹸とを用いた例が、特開
平2−97592号公報には、第四級アンモニウム型カ
チオン界面活性剤とポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステルを用いた例等が提案されている。しか
しながら、従来の殺菌成分を含有したコンベア用殺菌剤
では、潤滑性と殺菌性の両方とも満足する性能を得るこ
とはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、潤滑性と抑泡性に優れ、殺菌成分、いわゆる殺菌剤
と併用した場合でも、潤滑効果、抑泡効果及び殺菌効果
を損なわないコンベア用潤滑剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、水溶性アミン、潤滑成分、キレート剤を
含有してなる潤滑剤が、コンベア用潤滑剤として、潤滑
性、抑泡性に優れ、更に、殺菌成分と併用しても、潤滑
性、抑泡性、殺菌性に優れたコンベア用潤滑剤であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、必須の構成成分として、
(a)水溶性アミン、(b)潤滑成分、及び(c)キレ
ート剤を含有してなることを特徴とするコンベア用潤滑
剤を提供することにある。
【0010】更に、本発明は、上記コンベア用潤滑剤
に、塩素系殺菌成分を配合したことを特徴とするコンベ
ア用殺菌潤滑剤を提供することにある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(a)水溶性
アミンは、水に可溶性であればどのようなものでも良
く、アルカノールアミン、アルキルアミンなどが挙げら
れ、具体的には、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミ
ン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、
モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、プロピルアミン、イ
ソプロミルアミンなどが好ましく、特に、これらの中で
も、モノエタノールアミンとトリエタノールアミンがよ
り好ましい。(a)水溶性アミンは、これらの1種を用
いることも、2種以上を混合して用いることもできる。
【0012】(a)水溶性アミンの配合量は、0.5〜
30重量%が好ましく、2〜15重量%がより好まし
い。(a)水溶性アミンの配合量が30重量%より多い
と泡立ちが激しくなるために好ましくなく、また、0.
5重量%より少ないと殺菌成分を併用する時に殺菌成分
の安定性が得られず、充分な殺菌効果が得られないため
に好ましくない。
【0013】本発明に用いられる(b)潤滑成分は、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルま
たはその塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテルカ
ルボン酸またはその塩;アルキルサルコシンまたはそ
の塩が挙げられる。これらの1種を用いることも、2種
以上を混合して用いることもできる。
【0014】(b)潤滑成分であるポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸エステルまたはその塩は下記
の一般式(1)で示される:
【化4】 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基を示し、Mは水素原子また
はアルカリ金属を示し、nは1〜10の数を示し、mは
1〜2の数を示す)
【0015】一般式(1)において、Rの炭素数は12
〜18が好ましく、エチレンオキサイドの付加モル数で
あるnは2〜8が好ましい。具体的には、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテルリン酸エステル(エチレンオキ
サイド4モル付加物)またはそのナトリウム塩、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテルリン酸エステル(エチレ
ンオキサイド7モル付加物)またはそのナトリウム塩が
好ましい。
【0016】ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸エステルまたはその塩の配合量は、5〜25重量%
が好ましく、10〜20重量%がより好ましい。ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルまたは
その塩の配合量が25重量%より多いと泡立ちが激しく
なるために好ましくなく、また、5重量%より少ないと
充分な潤滑効果が得られないために好ましくない。
【0017】(b)潤滑成分であるポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルカルボン酸またはその塩は下記の一
般式(2)で示される:
【化5】 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基を示し、Mは水素原子また
はアルカリ金属を示し、nは1〜10の数を示す)
【0018】一般式(2)において、Rの炭素数は12
〜18が好ましく、エチレンオキサイドの付加モル数で
あるnは2〜8が好ましい。具体的には、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテルカルボン酸(エチレンオキサイ
ド4.5モル付加物)またはそのナトリウム塩、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテルカルボン酸(エチレンオ
キサイド7モル付加物)またはそのナトリウム塩が好ま
しい。
【0019】ポリオキシエチレンアルキルエーテルカ
ルボン酸またはその塩の配合量は、5〜25重量%が好
ましく、10〜20重量%がより好ましい。ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルカルボン酸またはその塩の
配合量が25重量%より多いと泡立ちが激しくなるため
に好ましくなく、また、5重量%より少ないと充分な潤
滑効果が得られないために好ましくない。
【0020】(b)潤滑成分であるアルキルサルコシ
ンまたはその塩は下記の一般式(3)で示される:
【化6】 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルキル基またはアルケニル基を示し、R’は炭素数1〜
4のアルキル基を示し、Mは水素原子またはアルカリ金
属を示し、lは1〜2の整数を示す)
【0021】一般式(3)において、Rの炭素数は12
〜18が好ましい。具体的には、オレイルサルコシン酸
またはそのナトリウム塩、ラウリルサルコシン酸または
そのナトリウム塩が好ましい。
【0022】アルキルサルコシンまたはその塩の配合
量は、5〜25重量%が好ましく、10〜20重量%が
より好ましい。アルキルサルコシンまたはその塩の配
合量が25重量%より多いと泡立ちが激しくなるために
好ましくなく、また、5重量%より少ないと充分な潤滑
効果が得られないために好ましくない。
【0023】本発明に用いられる(c)キレート剤は、
キレート機能を有する公知のキレート剤であれば良く、
アミノカルボン酸またはその塩などが挙げられ、特に、
エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸ナト
リウム塩、ポリアスパラギン酸、ポリアスパラギン酸ナ
トリウム塩、ニトリロ三酢酸、ニトリロ三酢酸ナトリウ
ム塩が好ましい。
【0024】(c)キレート剤の配合量は、充分なキレ
ート機能を発揮できれば良く、5〜30重量%が好まし
く、10〜20重量%がより好ましい。(c)キレート
剤の配合量が30重量%より多いとコンベア用潤滑剤の
液安定性の点から好ましくなく、また、5重量%より少
ないとキレート不足となり、不溶物が生成してしまうた
めに好ましくない。
【0025】本発明のコンベア用潤滑剤は、塩素系殺菌
成分を配合したときに、塩や不溶成分などの汚染物等を
発生せず、液の安定性が良く、しかも潤滑性能、抑泡性
能、殺菌成分の有する殺菌性能を損なうことがないた
め、優れた潤滑性、抑泡性、殺菌性を有する。また、本
発明のコンベア用潤滑剤は、配合した塩素系殺菌成分中
の残存有効塩素を長時間にわたり維持できるため、長時
間殺菌効果を維持できる。具体的には、24時間以上に
わたり殺菌効果を維持できる。
【0026】本発明のコンベア用殺菌潤滑剤に使用され
る塩素系殺菌成分の例としては、塩素水、次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液、二酸化塩素などが挙げられる。塩素系
殺菌成分の配合量は、有効な殺菌効果が得られれば良
く、例えば100〜400倍重量の水で希釈した本発明
のコンベア用潤滑剤希釈液中に、10〜100ppm、
好ましくは40〜60ppm程度の濃度となるように加
えれば良い。
【0027】塩素系殺菌成分とコンベア用潤滑剤は、コ
ンベア稼働中に両者を混合しても良く、また、使用直前
に混合しても良い。また、予め混合していたものをコン
ベア用殺菌潤滑剤として使用しても良い。
【0028】本発明のコンベア用潤滑剤やコンベア用殺
菌潤滑剤には、前記必須成分の他に、任意成分として、
潤滑性、抑泡性、殺菌性など本発明の目的とする性能を
損なわない範囲で、ノニオン界面活性剤、エタノール、
イソプロパノールなどの可溶化剤、殺菌性のある第4級
アンモニウム塩型のカチオン界面活性剤、両性界面活性
剤などの塩素系以外の殺菌成分等も配合することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。 実施例1〜6、比較例1〜6 以下の表1に記載する配合を有するコンベア用潤滑剤に
ついて、以下の潤滑性試験、抑泡性試験、殺菌性試験、
混合時安定性試験を行い評価した。
【0030】(1)潤滑性試験 角底、500ml容積のポリエチレンテレフタレート
(PET)製容器を載せた、コンベアスピード40m/
分の樹脂コンベア上に、コンベア用潤滑剤の200倍水
希釈液を60ml/分で供給し、30分後の摩擦係数を
測定した。なお、摩擦係数は、PET製容器と荷重測定
器を連結させ、コンベア稼働中の引張り荷重値を測定
し、以下の計算式より算出したものである。 摩擦係数(μ)=引張り荷重(g)/PET製容器重量
(g) 潤滑性評価方法 ◎:摩擦係数(μ)=0.10以上0.11未満(潤滑
性に非常に優れている) ○:摩擦係数(μ)=0.11以上0.12未満(潤滑
性がやや悪い) ×:摩擦係数(μ)=0.12以上(潤滑性が悪い)
【0031】(2)抑泡性試験 上記潤滑性試験と同様の条件でコンベア用潤滑剤を供給
し、30分後のコンベア下のトレー上の泡の状態を目視
で確認した。 抑泡性評価方法 ◎:泡が少ない(抑泡性に非常に優れている) ○:泡がやや少ない(抑泡性にやや優れている) ×:泡が多い(抑泡性が悪い)
【0032】(3)殺菌性試験 残存有効塩素濃度測定方法 50ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液でコンベア用
潤滑剤を200倍に希釈し、24時間後の残存有効塩素
濃度をヨウ素滴定法で測定した。 残存有効塩素濃度評価方法 ○:80%以上100%以下の有効塩素が残存(長時間
にわたり殺菌効果を有する) △:50%以上80%未満の有効塩素が残存(やや長時
間殺菌効果を有する) ×:50%未満の有効塩素が残存(長時間殺菌効果を有
しない)
【0033】殺菌効果試験方法 殺菌効果試験はMBC法に基づいて行った。具体的に
は、50ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液でコンベ
ア用潤滑剤を200倍に希釈したものを調製し、1時間
放置した後、この希釈液10mlに菌液(緑膿菌、黄色
ブドウ球球、酵母)100μlを接種した。30分経過
後、これの100μlを培養液10mlに混濁し、37
℃で72時間培養した後、培養液の濁りの有無から、菌
の繁殖の有無を確認した。 殺菌効果試験評価方法 ○:繁殖無し(殺菌効果に優れている) ×:繁殖あり(殺菌効果が劣っている)
【0034】(4)混合時安定性試験 各コンベア用潤滑剤の100倍希釈液と100ppmの
塩素水を1:1の割合で混合し、この溶液中にSUS3
04テストパネルを24時間浸漬後、取り出して乾燥し
た。分光測色計により、SUS304テストパネルの浸
漬前後の反射率を測定し、その差から、塩素水混合時の
安定性を求めた。 混合時安定性試験評価方法 ○:反射率の差が1%未満(汚染無し、塩素水混合時の
安定性が良い) ×:反射率の差が1%以上(汚染有り、塩素水混合時の
安定性が悪い)
【0035】
【表1】
【0036】*1:ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ルリン酸エステル(エチレンオキサイド4モル付加物) *2:ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸エス
テル(エチレンオキサイド7モル付加物) *3:ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸エス
テルナトリウム塩(エチレンオキサイド4モル付加物) *4:ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸エス
テルナトリウム塩(エチレンオキサイド7モル付加物) *5:ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸
ナトリウム塩(エチレンオキサイド4.5モル付加物) *6:オレイルサルコシンナトリウム *7:ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム *8:エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩 *9:エチレンジアミン四酢酸
【0037】
【発明の効果】以上の通り、本発明のコンベア用潤滑剤
は、潤滑性、抑泡性に優れ、更に、殺菌成分と併用した
ときにも、長期間にわたり殺菌効果を損なうことなく、
優れた潤滑性、抑泡性、殺菌性を得ることができるとい
う効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 107:48) C10N 30:06 40:00 (72)発明者 片井 要 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 株式 会社アデカクリーンエイド内 Fターム(参考) 4H011 AA02 AA03 BA01 BB18 BC04 BC06 BC17 DA12 DD07 DF04 4H104 AA01C AA16C BB19A BB44A BE02C BE04C BE11A BH03A CB14A FA01 LA08 LA09 PA50 QA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須の構成成分として、(a)水溶性ア
    ミン、(b)潤滑成分、及び(c)キレート剤を含有し
    てなることを特徴とするコンベア用潤滑剤。
  2. 【請求項2】 (a)水溶性アミンが、トリエタノール
    アミン及びモノエタノールアミンからなる群から選ばれ
    る1種または2種である、請求項1記載のコンベア用潤
    滑剤。
  3. 【請求項3】 (a)水溶性アミンが、プロパノールア
    ミン、ジエタノールオミン及びプロピルアミンからなる
    群から選ばれる1種または2種以上である、請求項1記
    載のコンベア用潤滑剤。
  4. 【請求項4】 (b)潤滑成分が、下記の一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐鎖のア
    ルキル基またはアルケニル基を示し、Mは水素原子また
    はアルカリ金属を示し、nは1〜10の数を示し、mは
    1〜2の数を示す)で表されるポリオキシエチレンアル
    キルエーテルリン酸エステルまたはその塩である、請求
    項1ないし3のいずれか1項記載のコンベア用潤滑剤。
  5. 【請求項5】 (b)潤滑成分が、下記の一般式(2) 【化2】 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐鎖のア
    ルキル基またはアルケニル基を示し、Mは水素原子また
    はアルカリ金属を示し、nは1〜10の数を示す)で表
    されるポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸
    またはその塩である、請求項1ないし3のいずれか1項
    記載のコンベア用潤滑剤。
  6. 【請求項6】 (b)潤滑成分が、下記の一般式(3) 【化3】 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐鎖のア
    ルキル基またはアルケニル基を示し、R’は炭素数1〜
    4のアルキル基を示し、Mは水素原子またはアルカリ金
    属を示し、lは1〜2の整数を示す)で表されるアルキ
    ルサルコシンまたはその塩である、請求項1ないし3の
    いずれか1項記載のコンベア用潤滑剤。
  7. 【請求項7】 (c)キレート剤がアミノカルボン酸ま
    たはその塩である、請求項1ないし6のいずれか1項記
    載のコンベア用潤滑剤。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項記載の
    コンベア用潤滑剤に、塩素系殺菌成分を配合したことを
    特徴とするコンベア用殺菌潤滑剤。
  9. 【請求項9】 塩素系殺菌成分が次亜塩素酸ナトリウム
    である、請求項8記載のコンベア用殺菌潤滑剤。
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