JP2001064584A - 分離効果を有する被膜を製造するための組成物、被覆された支持体および該組成物の製造法 - Google Patents
分離効果を有する被膜を製造するための組成物、被覆された支持体および該組成物の製造法Info
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- C09D183/00—Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D183/04—Polysiloxanes
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分離効果を有するポリシロキサン樹脂および
分離効果に関連して改善された性質を有する前記ポリシ
ロキサン樹脂から得られた分離被膜を提供する。 【解決手段】 0<a<2、0<b<2およびa+b<
4を有する一般式RaSi(OR′)bO(4-a-b)/2で示
される1つ以上のポリシロキサン樹脂100質量部、式
R′′O−[R′′′2SiO]n−R′′で示される1
つ以上の線状ポリシロキサンおよび/または分枝鎖状ポ
リシロキサン0.05〜10質量部、ヒドロキシル基を
含有するポリエステル5〜80質量部を含有し、この場
合Ra、R′、R′′およびR′′′は、それぞれ互い
に独立に1〜8個のC原子を有するアルキル基または6
〜20個のC原子を有する芳香族基を表わし、nは、4
〜5000の範囲内の数を表わす、分離効果を有する被
膜を製造するための組成物。
分離効果に関連して改善された性質を有する前記ポリシ
ロキサン樹脂から得られた分離被膜を提供する。 【解決手段】 0<a<2、0<b<2およびa+b<
4を有する一般式RaSi(OR′)bO(4-a-b)/2で示
される1つ以上のポリシロキサン樹脂100質量部、式
R′′O−[R′′′2SiO]n−R′′で示される1
つ以上の線状ポリシロキサンおよび/または分枝鎖状ポ
リシロキサン0.05〜10質量部、ヒドロキシル基を
含有するポリエステル5〜80質量部を含有し、この場
合Ra、R′、R′′およびR′′′は、それぞれ互い
に独立に1〜8個のC原子を有するアルキル基または6
〜20個のC原子を有する芳香族基を表わし、nは、4
〜5000の範囲内の数を表わす、分離効果を有する被
膜を製造するための組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離効果を有する
被膜を製造するための組成物、それによって被覆された
支持体および該組成物の製造法に関する。
被膜を製造するための組成物、それによって被覆された
支持体および該組成物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーン樹脂およびシリコーン油を基
礎とする被膜およびその分離被膜としての利用は、久し
く公知である。即ち、米国特許第2606510号明細
書には、シリコーン樹脂の使用が記載されており、米国
特許第2462242号明細書には、シリコーン油の利
用が記載されている。
礎とする被膜およびその分離被膜としての利用は、久し
く公知である。即ち、米国特許第2606510号明細
書には、シリコーン樹脂の使用が記載されており、米国
特許第2462242号明細書には、シリコーン油の利
用が記載されている。
【0003】焼付け金型の場合に分離被膜のためのヒド
ロキシ機能性ポリメチルフェニルシリコーン樹脂を使用
することは、米国特許第2672104号明細書に記載
されている。
ロキシ機能性ポリメチルフェニルシリコーン樹脂を使用
することは、米国特許第2672104号明細書に記載
されている。
【0004】分離被膜のためのシリコーン樹脂とシリコ
ーン油との組合せは、数年来、実地において使用されて
いる。この種の組合せは、特に幅広い範囲の食品の場合
の分離効果および良好な安定性のために適している。1
例は、米国特許第3002946号明細書に記載され
た、結合剤80〜98質量%と、ヒドロキシ末端官能性
ポリメチルフェニルシロキサン油1〜10質量%と、メ
チル基で末端封鎖されたポリジオルガノシロキサン油1
〜19質量%とからなる組合せ物である。
ーン油との組合せは、数年来、実地において使用されて
いる。この種の組合せは、特に幅広い範囲の食品の場合
の分離効果および良好な安定性のために適している。1
例は、米国特許第3002946号明細書に記載され
た、結合剤80〜98質量%と、ヒドロキシ末端官能性
ポリメチルフェニルシロキサン油1〜10質量%と、メ
チル基で末端封鎖されたポリジオルガノシロキサン油1
〜19質量%とからなる組合せ物である。
【0005】他の特許明細書は、例えば米国特許第30
02946号明細書の記載と同様に、配合物の改善を含
む。この改善は、一部が米国特許第3925276号明
細書の記載と同様にシリコーン樹脂の改善であるか、ま
たは米国特許第4302512号明細書の記載と同様に
シリコーン油の改善である。欧州特許第0239049
号明細書には、分離被膜の製造の際に触媒を最適化する
ことが記載されている。
02946号明細書の記載と同様に、配合物の改善を含
む。この改善は、一部が米国特許第3925276号明
細書の記載と同様にシリコーン樹脂の改善であるか、ま
たは米国特許第4302512号明細書の記載と同様に
シリコーン油の改善である。欧州特許第0239049
号明細書には、分離被膜の製造の際に触媒を最適化する
ことが記載されている。
【0006】シリコーンポリエステルの使用は、層状固
体との組合せが英国特許第2152946号明細書に記
載されており、線状シロキサンとの組合せがドイツ連邦
共和国特許出願公開第3728414号明細書に記載さ
れている。
体との組合せが英国特許第2152946号明細書に記
載されており、線状シロキサンとの組合せがドイツ連邦
共和国特許出願公開第3728414号明細書に記載さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、分離
効果を有するポリシロキサン樹脂および分離効果に関連
して改善された性質を有する前記ポリシロキサン樹脂か
ら得られた分離被膜を提供することである。この分離被
膜は、有毒であってはならず、被覆されたかまたは被覆
されていない支持体上に簡単に適用できなければならな
い。
効果を有するポリシロキサン樹脂および分離効果に関連
して改善された性質を有する前記ポリシロキサン樹脂か
ら得られた分離被膜を提供することである。この分離被
膜は、有毒であってはならず、被覆されたかまたは被覆
されていない支持体上に簡単に適用できなければならな
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、(A)0
<a<2、0<b<2およびa+b<4を有する一般式 RaSi(OR′)bO(4-a-b)/2 で示される1つ以上のポリシロキサン樹脂100質量
部、(B)式 R′′O−[R′′′2SiO]n−R′′ で示される1つ以上の線状ポリシロキサンおよび/また
は分枝鎖状ポリシロキサン0.05〜10質量部、
(C)ヒドロキシル基を含有するポリエステル5〜80
質量部を含有し、この場合Ra、R′、R′′および
R′′′は、それぞれ互いに独立に1〜8個のC原子を
有するアルキル基または6〜20個のC原子を有する芳
香族基を表わし、nは、4〜5000の範囲内の数を表
わす、分離効果を有する被膜を製造するための組成物に
よって解決される。
<a<2、0<b<2およびa+b<4を有する一般式 RaSi(OR′)bO(4-a-b)/2 で示される1つ以上のポリシロキサン樹脂100質量
部、(B)式 R′′O−[R′′′2SiO]n−R′′ で示される1つ以上の線状ポリシロキサンおよび/また
は分枝鎖状ポリシロキサン0.05〜10質量部、
(C)ヒドロキシル基を含有するポリエステル5〜80
質量部を含有し、この場合Ra、R′、R′′および
R′′′は、それぞれ互いに独立に1〜8個のC原子を
有するアルキル基または6〜20個のC原子を有する芳
香族基を表わし、nは、4〜5000の範囲内の数を表
わす、分離効果を有する被膜を製造するための組成物に
よって解決される。
【0009】場合によっては1つ以上の溶剤の存在下で
有利に触媒を使用しながら温度を高めた場合には、乾燥
後に改善された分離被膜を生じる組成物を得ることがで
きる。
有利に触媒を使用しながら温度を高めた場合には、乾燥
後に改善された分離被膜を生じる組成物を得ることがで
きる。
【0010】成分(A)RaSi(OR′)bO
(4-a-b)/2は、0<a<2、0<b<2およびa+b<
4を有するポリシロキサン樹脂であり、この場合Rは、
1〜8個の炭素原子からなるアルキル基または6〜20
個の炭素原子を有する芳香族基である。アルキル基の例
は、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチルおよび
第三ブチルである。芳香族基の1例は、フェニルであ
る。好ましい置換基Rは、メチルもしくはフェニルまた
はメチルとフェニルとの混合物である。R′は、1〜8
個の炭素原子からなるアルキル基、例えばメチルまたは
エチルである。
(4-a-b)/2は、0<a<2、0<b<2およびa+b<
4を有するポリシロキサン樹脂であり、この場合Rは、
1〜8個の炭素原子からなるアルキル基または6〜20
個の炭素原子を有する芳香族基である。アルキル基の例
は、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチルおよび
第三ブチルである。芳香族基の1例は、フェニルであ
る。好ましい置換基Rは、メチルもしくはフェニルまた
はメチルとフェニルとの混合物である。R′は、1〜8
個の炭素原子からなるアルキル基、例えばメチルまたは
エチルである。
【0011】成分(A)のシリコーン樹脂の製造は、久
しく刊行物に公知であり(W. Noll,"Chemie und Techno
logie der Silicone", Verlag Chemie, Weinheim (196
8))、例えばドイツ連邦共和国特許第3412648号
明細書に記載されている。
しく刊行物に公知であり(W. Noll,"Chemie und Techno
logie der Silicone", Verlag Chemie, Weinheim (196
8))、例えばドイツ連邦共和国特許第3412648号
明細書に記載されている。
【0012】式R′′O−[R′′′2SiO]n−
R′′のポリシロキサンは、通常、分離油とも呼ばれ
る。R′′は、例えば水素原子または1〜8個の炭素原
子を有するアルキル基を表わす。R′′は、−Si(C
H3)3−基を表わしてもよい。
R′′のポリシロキサンは、通常、分離油とも呼ばれ
る。R′′は、例えば水素原子または1〜8個の炭素原
子を有するアルキル基を表わす。R′′は、−Si(C
H3)3−基を表わしてもよい。
【0013】R′′′は、成分(B)の分子内で同一で
あっても異なっていてもよく、フェニル基または1〜8
個の炭素原子からなるアルキル基を表わす。好ましく
は、R′′′は、メチルもしくはフェニルまたはメチル
とフェニルとの混合物を表わす。R′′′の僅かな割合
は、ポリシロキサン側鎖−[R′′′2Si−O]n−
R′′を表わしてもよく、したがって線状の構造体とと
もに、分離油の僅かに枝分かれした構造体も可能であ
る。nは、平均で4〜5000である。
あっても異なっていてもよく、フェニル基または1〜8
個の炭素原子からなるアルキル基を表わす。好ましく
は、R′′′は、メチルもしくはフェニルまたはメチル
とフェニルとの混合物を表わす。R′′′の僅かな割合
は、ポリシロキサン側鎖−[R′′′2Si−O]n−
R′′を表わしてもよく、したがって線状の構造体とと
もに、分離油の僅かに枝分かれした構造体も可能であ
る。nは、平均で4〜5000である。
【0014】同様に成分(B)として適当であるのは、
純粋なポリジメチルシロキサンおよびメチル基の20モ
ル%までがフェニル基によって置換されているポリジメ
チルシロキサンである。この種のシロキサンは、反応性
基を有しない(R′′=−Si(CH3)3)。
純粋なポリジメチルシロキサンおよびメチル基の20モ
ル%までがフェニル基によって置換されているポリジメ
チルシロキサンである。この種のシロキサンは、反応性
基を有しない(R′′=−Si(CH3)3)。
【0015】全体的に広範囲に引用される、例えば、ド
イツ連邦共和国特許第3728414号明細書C1に記
載されているヒドロキシ基含有ポリエステルは、例えば
ポリカルボン酸とポリアルコールとのエステル化反応ま
たは1.0を超える物質量比COOR:C−OHもしく
はCOOH対C−OHを有する、ポリカルボン酸エステ
ルとポリアルコールとのエステル交換反応によって製造
される。
イツ連邦共和国特許第3728414号明細書C1に記
載されているヒドロキシ基含有ポリエステルは、例えば
ポリカルボン酸とポリアルコールとのエステル化反応ま
たは1.0を超える物質量比COOR:C−OHもしく
はCOOH対C−OHを有する、ポリカルボン酸エステ
ルとポリアルコールとのエステル交換反応によって製造
される。
【0016】成分(A)、(B)および(C)の量の割
合は、2つの範囲内で変動されてよい。
合は、2つの範囲内で変動されてよい。
【0017】本発明の範囲内で特に好ましいのは、成分
(A)100質量部に対してポリシロキサン(B)0.
5〜5質量部を含有する組成物である。
(A)100質量部に対してポリシロキサン(B)0.
5〜5質量部を含有する組成物である。
【0018】更に、特に好ましいのは、成分(A)10
0質量部に対してポリエステル(C)10〜30質量部
を含有する組成物である。
0質量部に対してポリエステル(C)10〜30質量部
を含有する組成物である。
【0019】被膜組成物は、有利に成分(A)、(B)
および(C)を同時に互いに反応させることによって得
ることができる。これらの成分は、特に20〜80%、
殊に25〜80%の変換率になるまで反応される。十分
な変換率は、例えば反応混合物から一部分を取り出し、
これをガラス板上で乾燥させ、ガラス板の被膜の透明度
を測定することによって定めることができる。透明な被
膜は、十分な反応変換率を示す。更に、留出されたエタ
ノール量から反応変換率を正確に測定することができ
る。
および(C)を同時に互いに反応させることによって得
ることができる。これらの成分は、特に20〜80%、
殊に25〜80%の変換率になるまで反応される。十分
な変換率は、例えば反応混合物から一部分を取り出し、
これをガラス板上で乾燥させ、ガラス板の被膜の透明度
を測定することによって定めることができる。透明な被
膜は、十分な反応変換率を示す。更に、留出されたエタ
ノール量から反応変換率を正確に測定することができ
る。
【0020】本発明により被覆されることができる特に
好ましい支持体は、例えば焼付け薄板、焼付け金型、
皿、金属容器等である。
好ましい支持体は、例えば焼付け薄板、焼付け金型、
皿、金属容器等である。
【0021】例えば、ドイツ連邦共和国特許第3728
414号明細書C1に記載されているような温度および
条件下で組成物を焼き付けることによって、完全な反応
変換率を得ることができる。
414号明細書C1に記載されているような温度および
条件下で組成物を焼き付けることによって、完全な反応
変換率を得ることができる。
【0022】エステル交換反応によるポリエステルを用
いてのシリコーン樹脂の変性により、煮沸水の安定性は
高まり、硬化された被膜の熱可塑性は減少される。同様
に、ピグメンテーションの可能性および被膜の光沢は改
善される。
いてのシリコーン樹脂の変性により、煮沸水の安定性は
高まり、硬化された被膜の熱可塑性は減少される。同様
に、ピグメンテーションの可能性および被膜の光沢は改
善される。
【0023】好ましくは、反応は、室温に対して高めら
れた温度で触媒を使用しながら実施される。欧州特許出
願公開第0092701号明細書に記載されているよう
な適当な触媒は、例えばマグネシウム、コバルト、鉄、
アルミニウム、チタン、鉛、亜鉛または錫を基礎とす
る、例えばラウレート、オクトエート、アセテート、ア
セチルアセトネート、ネオデカネートまたはナフタレー
トの形での金属触媒である。特に好適な有機錫触媒は、
例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクトエ
ートまたはジブチル錫ジアセテートである。特に好適な
有機チタン触媒は、例えばテトラ(n−ブチル)チタネ
ートまたはテトラ(イソプロピル)チタネートである。
れた温度で触媒を使用しながら実施される。欧州特許出
願公開第0092701号明細書に記載されているよう
な適当な触媒は、例えばマグネシウム、コバルト、鉄、
アルミニウム、チタン、鉛、亜鉛または錫を基礎とす
る、例えばラウレート、オクトエート、アセテート、ア
セチルアセトネート、ネオデカネートまたはナフタレー
トの形での金属触媒である。特に好適な有機錫触媒は、
例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクトエ
ートまたはジブチル錫ジアセテートである。特に好適な
有機チタン触媒は、例えばテトラ(n−ブチル)チタネ
ートまたはテトラ(イソプロピル)チタネートである。
【0024】意外なことに、シリコーン樹脂またはシリ
コーンポリエステル樹脂とポリシロキサン(分離油)と
の市販の混合物と比較して、ヒドロキシ官能性ポリエス
テル(C)との反応によるポリシロキサン樹脂(A)と
ポリシロキサン(B)との化学結合によって、被膜の安
定性の明らかな改善を達成することができることが見い
出された。同様に、化学結合によって、シリコーン樹脂
(A)とポリシロキサン(B)との相容性は、決定的に
高められる。それによって、ポリシロキサン(B)の分
離傾向は、明らかに減少される。
コーンポリエステル樹脂とポリシロキサン(分離油)と
の市販の混合物と比較して、ヒドロキシ官能性ポリエス
テル(C)との反応によるポリシロキサン樹脂(A)と
ポリシロキサン(B)との化学結合によって、被膜の安
定性の明らかな改善を達成することができることが見い
出された。同様に、化学結合によって、シリコーン樹脂
(A)とポリシロキサン(B)との相容性は、決定的に
高められる。それによって、ポリシロキサン(B)の分
離傾向は、明らかに減少される。
【0025】組成物は、ナイフ塗布、浸漬または噴霧に
よって被覆すべき支持体上に塗布されることができ、焼
付け処理後に卓越した分離効果を有する被膜が生じる。
よって被覆すべき支持体上に塗布されることができ、焼
付け処理後に卓越した分離効果を有する被膜が生じる。
【0026】場合によっては、顔料を配合することによ
って、有色の被覆組成物を得ることができる。溶剤、充
填剤、顔料、付着助剤、レオロジー調節剤、安定剤また
はその他の添加剤の群からの添加剤は、それぞれの用途
への配合物の適合を可能にする。PTFE(ポリテトラ
フルオルエチレン)粉末の混入によって、例えば分離効
果は、さらに改善することができる。
って、有色の被覆組成物を得ることができる。溶剤、充
填剤、顔料、付着助剤、レオロジー調節剤、安定剤また
はその他の添加剤の群からの添加剤は、それぞれの用途
への配合物の適合を可能にする。PTFE(ポリテトラ
フルオルエチレン)粉末の混入によって、例えば分離効
果は、さらに改善することができる。
【0027】本発明を次の実施例につき詳説する。
【0028】
【実施例】参考例1(シリコーン樹脂(A)の製造) 式(C6H5)0.45(CH3)0.65−Si(OC2H5)0.28
O1.31(A)は、ドイツ連邦共和国特許第372841
4号明細書に記載されたものであり、これをドイツ連邦
共和国特許出願公開第3412648号明細書の記載に
よりフェニルトリクロルシラン、メチルエトキシポリシ
ロキサン、エタノールおよび水から製造した。シリコー
ン樹脂は、11.9質量%のエトキシ含量を有してい
た。
O1.31(A)は、ドイツ連邦共和国特許第372841
4号明細書に記載されたものであり、これをドイツ連邦
共和国特許出願公開第3412648号明細書の記載に
よりフェニルトリクロルシラン、メチルエトキシポリシ
ロキサン、エタノールおよび水から製造した。シリコー
ン樹脂は、11.9質量%のエトキシ含量を有してい
た。
【0029】例1(本発明による組成物) KOH560mg/gのOH価を有するヒドロキシ基含
有ポリエステル(C)263g(ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3728414号明細書の実施例1.1によ
り触媒反応下でトリメチロールプロパンおよびジメチル
テレフタレートから製造された)を、キシロール781
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル381gお
よびテトラ(n−ブチル)チタネート0.3g中の参考
例1からのシリコーン樹脂(A)1000gおよび式C
2H5O−[Si(CH3)2O]30−C2H5のポリジメ
チルシロキサン(B)2.5gと135℃で、ガラス板
上で乾燥された組成物が澄明で透明な被膜を生じるよう
な反応変換率になるまで反応させた。74gの留出した
エタノール量は、60%の反応変換率に相当した。
有ポリエステル(C)263g(ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3728414号明細書の実施例1.1によ
り触媒反応下でトリメチロールプロパンおよびジメチル
テレフタレートから製造された)を、キシロール781
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル381gお
よびテトラ(n−ブチル)チタネート0.3g中の参考
例1からのシリコーン樹脂(A)1000gおよび式C
2H5O−[Si(CH3)2O]30−C2H5のポリジメ
チルシロキサン(B)2.5gと135℃で、ガラス板
上で乾燥された組成物が澄明で透明な被膜を生じるよう
な反応変換率になるまで反応させた。74gの留出した
エタノール量は、60%の反応変換率に相当した。
【0030】例2(本発明による組成物) KOH560mg/gのOH価を有するヒドロキシ基含
有ポリエステル(C)263g(ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3728414号明細書の実施例1.1によ
り触媒反応下でトリメチロールプロパンおよびジメチル
テレフタレートから製造された)を、キシロール781
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル381gお
よびテトラ(n−ブチル)チタネート0.3g中の参考
例1からのシリコーン樹脂(A)1000gおよび式
有ポリエステル(C)263g(ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3728414号明細書の実施例1.1によ
り触媒反応下でトリメチロールプロパンおよびジメチル
テレフタレートから製造された)を、キシロール781
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル381gお
よびテトラ(n−ブチル)チタネート0.3g中の参考
例1からのシリコーン樹脂(A)1000gおよび式
【0031】
【化1】
【0032】のポリジメチルシロキサン(B)2.5g
と135℃で、ガラス板上で乾燥された組成物が澄明で
透明な被膜を生じるような反応変換率になるまで反応さ
せた。74gの留出したエタノール量は、60%の反応
変換率に相当した。
と135℃で、ガラス板上で乾燥された組成物が澄明で
透明な被膜を生じるような反応変換率になるまで反応さ
せた。74gの留出したエタノール量は、60%の反応
変換率に相当した。
【0033】比較例1(本発明によらない組成物) KOH560mg/gのOH価を有するヒドロキシ基含
有ポリエステル(C)263g(ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3728414号明細書の実施例1.1によ
り触媒反応下でトリメチロールプロパンおよびジメチル
テレフタレートから製造された)を、キシロール781
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル381gお
よびテトラ(n−ブチル)チタネート0.3g中の参考
例1からのシリコーン樹脂(A)1000gと135℃
で、ガラス板上で乾燥された組成物が澄明で透明な被膜
を生じるような反応変換率になるまで反応させた。73
gの留出したエタノール量は、60%の反応変換率に相
当した。引続き、シリコーンポリエステル樹脂に式C2
H5O−[Si(CH3)2O]30−C2H5のポリジメチ
ルシロキサン(B)2.2gを添加し、テトラ(n−ブ
チル)チタネート5gを混合した。配合物は、ドイツ連
邦共和国特許第3728414号明細書に記載の調剤Z
−−1に相当した。
有ポリエステル(C)263g(ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3728414号明細書の実施例1.1によ
り触媒反応下でトリメチロールプロパンおよびジメチル
テレフタレートから製造された)を、キシロール781
g、ジエチレングリコールジメチルエーテル381gお
よびテトラ(n−ブチル)チタネート0.3g中の参考
例1からのシリコーン樹脂(A)1000gと135℃
で、ガラス板上で乾燥された組成物が澄明で透明な被膜
を生じるような反応変換率になるまで反応させた。73
gの留出したエタノール量は、60%の反応変換率に相
当した。引続き、シリコーンポリエステル樹脂に式C2
H5O−[Si(CH3)2O]30−C2H5のポリジメチ
ルシロキサン(B)2.2gを添加し、テトラ(n−ブ
チル)チタネート5gを混合した。配合物は、ドイツ連
邦共和国特許第3728414号明細書に記載の調剤Z
−−1に相当した。
【0034】比較例2 欧州特許第0239049号明細書からの実施例1に記
載のメチル−フェニル−シリコーン樹脂とポリジオルガ
ノシロキサンとの混合物。
載のメチル−フェニル−シリコーン樹脂とポリジオルガ
ノシロキサンとの混合物。
【0035】例3(被膜の製造) 組成物を第1表に対応する成分を混合することによって
製造した。
製造した。
【0036】
【表1】
【0037】被覆を約20〜25μmの乾燥膜厚で塗布
し、280℃で15分間焼き付けた。それぞれ均質な被
膜が生じた。
し、280℃で15分間焼き付けた。それぞれ均質な被
膜が生じた。
【0038】試験方法: 分離効果:分離効果を、組成物で被覆されたアルミニウ
ム薄板上にケーキングのための市販の焼付け混合物を焼
き付けることによって測定した。焼付け過程後のケーク
の剥離可能性を評価した: 0:ケークの付着力なし 1:ケークの僅かな付着力 2:ケークの重大な剥離可能性 3:ケークの大部分が被覆上に付着したままである。
ム薄板上にケーキングのための市販の焼付け混合物を焼
き付けることによって測定した。焼付け過程後のケーク
の剥離可能性を評価した: 0:ケークの付着力なし 1:ケークの僅かな付着力 2:ケークの重大な剥離可能性 3:ケークの大部分が被覆上に付着したままである。
【0039】分離効果の安定性を過程の100回の繰返
しにより試験した。
しにより試験した。
【0040】煮沸水試験:組成物(20μm)で被覆さ
れたアルミニウム薄板を、煮沸水で充填された容器中に
8時間浸漬した。被膜を煮沸水からの取出し後に付着力
および気泡形成について試験した。付着力試験は、DI
N ISO 2409による碁盤目試験(Gitterschnit
t)によって行なった。評価は、次の注釈にしたがって
行なった: 0:負荷後の影響なし 1:僅かな気泡形成および/または僅かな付着力損失 2:明らかな気泡形成および/または著しい付着力損失 温度安定性:温度安定性を220℃で貯蔵することによ
って16時間に亘って測定した:黄変安定性(Lab系
中でのΔb)、付着力および光沢の保留性を試験した。
付着力試験は、DIN ISO 2409による碁盤目
試験によって行なった。評価は、次の注釈にしたがって
行なった: 0:温度負荷による影響なし 1:温度負荷による僅かな黄変および/または僅かな付
着力損失 2:温度負荷による明らかな黄変および/または著しい
付着力損失貯蔵安定性:40℃で4週間後の貯蔵安定性
を測定する場合に、粘度安定性、混濁度、分離徴候およ
び加工可能性を評価した。
れたアルミニウム薄板を、煮沸水で充填された容器中に
8時間浸漬した。被膜を煮沸水からの取出し後に付着力
および気泡形成について試験した。付着力試験は、DI
N ISO 2409による碁盤目試験(Gitterschnit
t)によって行なった。評価は、次の注釈にしたがって
行なった: 0:負荷後の影響なし 1:僅かな気泡形成および/または僅かな付着力損失 2:明らかな気泡形成および/または著しい付着力損失 温度安定性:温度安定性を220℃で貯蔵することによ
って16時間に亘って測定した:黄変安定性(Lab系
中でのΔb)、付着力および光沢の保留性を試験した。
付着力試験は、DIN ISO 2409による碁盤目
試験によって行なった。評価は、次の注釈にしたがって
行なった: 0:温度負荷による影響なし 1:温度負荷による僅かな黄変および/または僅かな付
着力損失 2:温度負荷による明らかな黄変および/または著しい
付着力損失貯蔵安定性:40℃で4週間後の貯蔵安定性
を測定する場合に、粘度安定性、混濁度、分離徴候およ
び加工可能性を評価した。
【0041】付着力:付着力試験をDIN ISO 2
409による碁盤目試験によって行なった。
409による碁盤目試験によって行なった。
【0042】鉛筆硬さ:鉛筆硬さをECCA規定T4−
ISO 3270−ASTM D 3363により測定
した。
ISO 3270−ASTM D 3363により測定
した。
【0043】本発明による被膜の利点は、実施された試
験(第2表)から明らかになる。
験(第2表)から明らかになる。
【0044】
【表2】
Claims (16)
- 【請求項1】 (A)0<a<2、0<b<2およびa
+b<4を有する一般式 RaSi(OR′)bO(4-a-b)/2 で示される1つ以上のポリシロキサン樹脂100質量
部、(B)式 R′′O−[R′′′2SiO]n−R′′ で示される1つ以上の線状ポリシロキサンおよび/また
は分枝鎖状ポリシロキサン0.05〜10質量部、
(C)ヒドロキシル基を含有するポリエステル5〜80
質量部を含有し、この場合Ra、R′、R′′および
R′′′は、それぞれ互いに独立に1〜8個のC原子を
有するアルキル基または6〜20個のC原子を有する芳
香族基を表わし、nは、4〜5000の範囲内の数を表
わす、分離効果を有する被膜を製造するための組成物。 - 【請求項2】 基Ra、R′、R′′およびR′′′
は、それぞれ互いに独立にメチル、エチル、イソプロピ
ル、n−ブチル、第三ブチルおよびフェニルから選択さ
れた基を表わす、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 基R′′は水素原子または−Si(CH
3)3−基を表わす、請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 基R′′′は一般式 −[R′′2SiO]n−R′′ で示されるポリシロキサン側鎖を表わす、請求項1記載
の組成物。 - 【請求項5】 ポリシロキサン(B)0.1〜5質量部
を含有する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】 ポリエステル(C)10〜30質量部を
含有する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項7】 さらにエステル化触媒を含有する、請求
項1記載の組成物。 - 【請求項8】 さらに顔料、レオロジー調節剤、充填
剤、溶剤、添加剤、付着助剤および/または安定剤を含
有する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項9】 成分(A)、(B)および(C)を同時
に反応させることによって得ることができる、請求項1
記載の組成物。 - 【請求項10】 変換率が20〜80%である、請求項
9記載の組成物。 - 【請求項11】 請求項1から9までのいずれか1項に
記載の組成物で被覆された支持体。 - 【請求項12】 変換率が完全である、請求項11記載
の支持体。 - 【請求項13】 請求項1から10までのいずれか1項
に記載の組成物を製造する方法において、成分(A)、
(B)および(C)を触媒の存在下に反応させることを
特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記
載の組成物を製造する方法。 - 【請求項14】 有機チタン触媒を使用する、請求項1
3記載の方法。 - 【請求項15】 成分(A)、(B)および(C)を1
つ以上の溶剤の存在下に反応させることを特徴とする、
請求項13記載の方法。 - 【請求項16】 乾燥された組成物が澄明で透明な被膜
を生じる程度の反応変換率になるまで反応させる、請求
項13から15までのいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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DE19934103A DE19934103A1 (de) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | Polyorganosiloxanharze mit Trenneffekt |
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---|---|
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1072660B1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020533428A (ja) * | 2017-08-16 | 2020-11-19 | ダウ シリコーンズ コーポレーション | ポリシロキサン−ポリエステルブロックコポリマー、その製造方法、及びその使用 |
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CN104302719B (zh) * | 2012-02-28 | 2017-10-10 | 3M创新有限公司 | 具有包含聚有机硅氧烷和亲水性组分的防粘涂层的片材制品 |
DE102013216777A1 (de) | 2013-08-23 | 2015-02-26 | Evonik Industries Ag | Bei Raumtemperatur härtbare Silikonharz-Zusammensetzungen |
MX2018011218A (es) | 2016-03-16 | 2018-11-22 | Construction Research & Technology Gmbh | Inhibidor de corrosion aplicado en superficie. |
EP3524651A1 (de) | 2018-02-08 | 2019-08-14 | Evonik Degussa GmbH | Wässrige polyorganosiloxanhybridharz-dispersion |
EP3719076A1 (de) | 2019-04-01 | 2020-10-07 | Evonik Operations GmbH | Wässrige polyorganosiloxanhybridharz-dispersion |
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US2462242A (en) | 1948-04-06 | 1949-02-22 | Paul S Webb | Silicone surfaced cooking implement |
US2672104A (en) | 1949-09-02 | 1954-03-16 | Dow Corning | Baking pan, coating compounds, and methods of preparation and baking |
US3002946A (en) | 1957-11-25 | 1961-10-03 | Dow Corning | Coating composition of polysiloxane resin and two polysiloxane fluids |
US3925276A (en) | 1971-02-16 | 1975-12-09 | Gen Electric | Organopolysiloxane release resins useful in cooking and baking processes |
AU5711380A (en) | 1979-04-24 | 1980-10-30 | Engelhard Industries Ltd. | Electrodeposition of white gold alloy |
EP0017958B1 (de) * | 1979-04-24 | 1982-11-10 | Th. Goldschmidt AG | Zubereitung zur abhäsiven Beschichtung von Backblechen, Backformen, Pfannen, Metalltöpfen und dergleichen |
DE3214984C2 (de) * | 1982-04-22 | 1985-05-15 | Th. Goldschmidt Ag, 4300 Essen | Verfahren zur Herstellung von eines in organischen Lösungsmitteln löslichen, hitzehärtbaren Siliconharzes |
GB2152946B (en) | 1984-01-23 | 1987-06-03 | Postans Limited | Non-stick coating |
DE3412648A1 (de) | 1984-04-04 | 1985-10-24 | Th. Goldschmidt Ag, 4300 Essen | Verfahren zur herstellung von siliconharzvorprodukten |
US4713410A (en) * | 1986-01-13 | 1987-12-15 | Desoto, Inc. | Silicone release coating emulsions which stratify when baked |
US4677147A (en) | 1986-03-24 | 1987-06-30 | Dow Corning Corporation | Bakeware release coating |
DE3728414C1 (de) * | 1987-08-26 | 1988-09-08 | Goldschmidt Ag Th | Zubereitung zur abhaesiven Beschichtung von Backblechen,Backformen,Pfannen,Metalltoepfen und dergleichen |
JPH04341371A (ja) * | 1991-05-17 | 1992-11-27 | Kansai Paint Co Ltd | 塗膜形成方法 |
JPH05125191A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ケイ素系ハイブリツド材料 |
EP0638605B1 (en) * | 1993-08-10 | 1998-12-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Process for preparing a polyester-modified silicone resin and a curable composition comprising the polyester-modified silicone resin |
-
1999
- 1999-07-21 DE DE19934103A patent/DE19934103A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-07-08 EP EP00114718A patent/EP1072660B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-08 DE DE50004054T patent/DE50004054D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-13 CA CA002313873A patent/CA2313873C/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-07-18 JP JP2000217477A patent/JP2001064584A/ja active Pending
-
2002
- 2002-10-16 US US10/271,616 patent/US6734271B2/en not_active Expired - Fee Related
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US11566109B2 (en) | 2017-08-16 | 2023-01-31 | Dow Silicones Corporation | Polysiloxane-polyester block copolymer, method for producing the same, and use thereof |
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CA2313873C (en) | 2008-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040512 |