JP2001063673A - 自動二輪車におけるリヤスイングアーム構造 - Google Patents

自動二輪車におけるリヤスイングアーム構造

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JP2001063673A
JP2001063673A JP24515399A JP24515399A JP2001063673A JP 2001063673 A JP2001063673 A JP 2001063673A JP 24515399 A JP24515399 A JP 24515399A JP 24515399 A JP24515399 A JP 24515399A JP 2001063673 A JP2001063673 A JP 2001063673A
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swing arm
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浩史 野呂
Kenji Hasegawa
健児 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体フレームまたは該車体フレームに支持され
るエンジンに前端部が揺動可能に支承されるとともに後
端部に後輪が軸支されるリヤスイングアームの軽量化を
図りつつ充分な捩り剛性を確保する。 【解決手段】リヤスイングアーム22は、箱形のクロス
メンバー111と、クロスメンバー111の一側後端下
部に溶接される第1パイプ114と、第1パイプ114
と共働して第1アーム113を構成するようにしてクロ
スメンバー111のチェーン30側後端上部に溶接され
る第2パイプ115と、チェーン30とは反対側でクロ
スメンバー111の後端の上下方向全長にわたって前端
部が溶接される第2アーム113とを備え、第2アーム
113が、押出し成形後のスェージング加工により上面
113aを後下りの傾斜面とした中空の角形断面形状を
有するように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フレームまた
は該車体フレームに支持されるエンジンに前端部が揺動
可能に支承されるとともに後端部に後輪が軸支されるリ
ヤスイングアームと、前記エンジンからの動力を後輪に
伝達するチェーンとを備える自動二輪車におけるリヤス
イングアームの構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる自動二輪車のリヤスイング
アームは、たとえば図10〜図12で示すように構成さ
れるのが一般的であり、図10のリヤスイングアーム
は、左右一対のアーム145,145と、それらのアー
ム145,145の前端部間を連結するクロスメンバー
146とで左右対称に形成され、図11のリヤスイング
アームは、左右一対のアーム147,147と、それら
のアーム147,147の前端間を結ぶパイプ状の枢支
部148と、両アーム147,147の前端寄りの部分
間を連結するクロスメンバー149と、両アーム14
7,147の後端部に溶接されて両アーム147,14
7の上方に配置される略U字状の補強メンバー150
と、該補強メンバー150およびクロスメンバー149
間を連結する連結部151とを有して左右対称に形成さ
れる。また図12のリヤスイングアームは、エンジンま
たは車体フレームに支承されるクロスメンバー152
と、該クロスメンバー152の一側後端下部に前端部が
溶接されて後方に延びる第1パイプ153と、前記クロ
スメンバー152の前記一側後端上部に前端部が溶接さ
れて後方に延びるとともに第1パイプ153と共働して
第1アーム155を構成すべく第1パイプ153の後端
に溶接される第2パイプ154と、前記クロスメンバー
152の他側後端に前端部が溶接されて後方に延びる第
2アーム156とを有して左右非対称に形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動二輪車
が左右いずれかにバンクして走行する際には、リヤスイ
ングアームの左右のアームには相互に反対側の曲げモー
メントが作用し、エンジンまたは車体フレームへのリヤ
スイングアームの枢支部には、比較的大きな捩り力が作
用することになり、その捩り力に耐える剛性をリヤスイ
ングアームに持たせることが必要である。しかるに上記
図10で示したリヤスイングアームでは、クロスメンバ
ー146の捩り剛性を高めるためには板厚等を厚くする
必要があり、重量増加を招くことになる。また図11の
リヤスイングアームは、エンジンからの動力を後輪に伝
達するチエーン30を配置するスペースを確保しつつク
ロスメンバー149の捩り剛性を高めるようにしている
のであるが、クロスメンバー149、補強メンバー15
0および連結部151がやぐら構造に構成されねばなら
ないので組付けが煩雑となるだけでなく、やぐら構造の
高さにも制限があるので高い捩り剛性を確保することが
困難である。さらに図12のリヤスイングアームでは、
第2アーム156がストレートな角形断面のパイプ状に
形成されているので、第2アーム156のクロスメンバ
ー152への溶接部では充分な高さを確保し得ず、捩り
剛性の確保が不充分である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、軽量化を図りつつ充分な捩り剛性を確保し得
るようにした自動二輪車におけるリヤスイングアーム構
造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体ふまたは該車体フレームに支持され
るエンジンに前端部が揺動可能に支承されるとともに後
端部に後輪が軸支されるリヤスイングアームと、前記エ
ンジンからの動力を後輪に伝達するチェーンとを備える
自動二輪車において、前記リヤスイングアームは、前記
車体フレームまたはエンジンに揺動可能に支承される箱
形のクロスメンバーと、該クロスメンバーの前記チェー
ン側後端下部に前端部が溶接されて後方に延びる第1パ
イプと、前記チエーンを配置するスペースを前記クロス
メンバーとの間に形成するようにして該クロスメンバー
の前記チェーン側後端上部に前端部が溶接されて後方に
延びるとともに第1パイプと共働して第1アームを構成
すべく第1パイプの後端に溶接される第2パイプと、前
記チェーンとは反対側で前記クロスメンバーの後端の上
下方向全長にわたって前端部が溶接されて後方に延びる
第2アームとを備え、前記後輪が第1および第2アーム
の後端部間に軸支され、前記第2アームが、押出し成形
後のスェージング加工により上面を後下りの傾斜面とし
た中空の角形断面形状を有するように形成されることを
特徴とする。
【0006】このような構成によれば、チェーンを配置
するスペースを確保しつつクロスメンバーを充分に高く
して、充分な捩り剛性をリヤスイングアームに持たせる
ことが可能となる。しかも第2アームは上面を後下りの
傾斜面としたものであるので、後輪を軸支するだけの比
較的小さな剛性を確保すればよい第2アームの後端部の
上下幅を比較的小さくすることができ、しかも第2アー
ムは、押出し成形後のスェージング加工によって中空の
角形断面形状を有するように形成されているので、第2
アームの軽量化ひいてはリヤスイングアームの軽量化を
図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0008】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は自動二輪車の側面図、図2はリヤスイン
グアームの支持構造を示す側面図、図3は図2の横断平
面図、図4はアーム支持部材への部品取付け構造を示す
ための図2に対応した側面図、図5は図2の5矢視図、
図6は図2の6−6線断面図、図7は図2の7−7線断
面図、図8はリヤスイングアームにおける第2アームの
成形過程を示す斜視図、図9は図2の9部拡大図であ
る。
【0009】先ず図1において、この自動二輪車の車体
フレームFは、エンジンEが搭載される前部フレーム1
1と、該前部フレーム11の後端部に結合される後部フ
レーム12とで構成されるものであり、前部フレーム1
1が前端に備えるヘッドパイプ13には、前輪WFを軸
支するフロントフォーク18が操向可能に支承され、フ
ロントフォーク18の上端にはバーハンドル19が連結
される。
【0010】前部フレーム11には、車体フレームFの
幅方向に複数気筒たとえば4気筒を並列配置した多気筒
のエンジンEが支持される。該エンジンEにおけるクラ
ンクケース20の後部にはアーム支持部材21が支持さ
れており、後輪WRを軸支するリヤスイングアーム22
の前端部が、前記アーム支持部材21に支軸23を介し
て揺動可能に支持される。またアーム支持部材21およ
びリヤスイングアーム22間にはリンク機構24が設け
られ、このリンク機構24と、前部フレーム11の後部
との間にリヤクッションユニット25が設けられる。
【0011】前記エンジンEに内蔵された変速機の出力
軸26からの動力は、チェーン伝動手段27を介して後
輪WRに伝達されるものであり、該チェーン伝動手段2
7は、前記出力軸26に固定される駆動スプロケット2
8と、後輪WRに固定される被動スプロケット29と、
それらのスプロケット28,29に巻掛けられる無端状
のチェーン30とで構成され、自動二輪車の進行方向前
方を向いた状態でエンジンEの左側に配置される。
【0012】エンジンEの上方には、前部フレーム11
および後部フレーム12の前部で支持される燃料タンク
31が配置され、この燃料タンク31およびエンジンE
間にエアクリーナ32が、またエンジンEの前方にラジ
エータ33が配置される。
【0013】エンジンEのシリンダヘッド34に接続さ
れる複数たとえば4本の排気管35,35…は、エンジ
ンEの前方側からエンジンEの下方を経て後輪WRの右
側に延出されるものであり、後輪WRの右側に配置され
た排気マフラー36に接続される。
【0014】後部フレーム12は、前部フレーム11の
後端から後上がりに延びる左右一対のリヤステー37…
と、それらのリヤステー37…の上方で前部フレーム1
1の後端から後上がりに延びてリヤステー37…の後端
に結合される左右一対のシートレール38…とを備え、
ライダーを座乗させるためのメインシート39が燃料タ
ンク31の後方でシートレール38…に支持され、同乗
者を乗せるためのピリオンシート40が前記メインシー
ト39から後方に離れた位置でシートレール38…に支
持される。
【0015】前部フレーム11におけるヘッドパイプ1
3の前方は、合成樹脂から成るフロントカウル42で覆
われ、車体の前部両側が、前記フロントカウル42に連
なる合成樹脂製のセンターカウル43で覆われ、排気管
35,35…のうちエンジンEの下方に配置される部分
を両側から覆う合成樹脂製のロアカウル44が前記セン
ターカウル43に連設される。またフロントカウル42
における上部の左右両側部には、後方確認用のミラー4
5…が取付けられる。
【0016】後部フレーム12には、後輪WRの上方を
覆うリヤフェンダー46が取付けられており、前輪WF
の上方を覆うフロントフェンダー47はフロントフォー
ク18に取付けられる。また後部フレーム12およびリ
ヤフェンダー46の大部分はリヤカウル48で覆われ
る。
【0017】図2〜図6において、アーム支持部材21
は、エンジンEにおけるクランクケース20の後部の両
側で上下に延びる左右一対のブラケット52,53と、
それらのブラケット52,53の下端部間を連結するク
ロスパイプ54とを一体に有して鋳造成形される。
【0018】支軸23は、一端(図6の左端)に拡径頭
部55aを有するボルト55の他端(図6の右端)にナ
ット56が螺合されて成るものであり、ボルト55は、
エンジンEにおけるクランクケース20の後部を水平に
貫通することで該クランクケース20に支持される。
【0019】アーム支持部材21における両ブラケット
52,53の少なくとも一方(この実施例では両方)の
上端部には、支軸23の両端である拡径頭部55aおよ
びナット56を挿通させる軸孔57,60と、該軸孔5
7,60の内面に連なって上方に開放するすり割り5
8,61とが設けられるとともに、すり割り58,61
の幅を狭めて軸孔57,60を縮径する締付ボルト5
9,62が螺合される。
【0020】リヤスイングアーム22は、その前端に左
右一対の軸支部63,64を備えるものであり、一方の
軸支部63は、アーム支持部材21のブラケット52お
よびクランクケース20の後部間で前記支軸23にニー
ドルベアリング65を介して揺動可能に支承され、また
他方の軸支部64は、アーム支持部材21のブラケット
53およびクランクケース20の後部間で前記支軸23
にボールベアリング66を介して揺動可能に支承され
る。
【0021】支軸23は、拡径頭部55aをニードルベ
アリング65における内輪65aの外端に当接させると
ともにナット56をボールベアリング66における内輪
66aの外端面に当接させるまでナット56を締付ける
ことで、リヤスイングアーム22の両軸支部63,64
との間の軸方向相対位置が定められることになり、その
状態で、前記締付けボルト59,62を締付けることに
より、両ブラケット52,53の上端部が支軸23の両
端に固定される。
【0022】アーム支持部材21におけるクロスパイプ
54の上部には車体の幅方向に間隔をあけた左右一対の
突部67,68が突設されており、両突部67,68間
に配置されるクランクケース20の後下部に、一端に拡
径頭部69aを有するボルト69が挿通され、該ボルト
69の他端には突部68の外面に係合するナット70が
螺合される。
【0023】一方の突部67には、ボルト69の拡径頭
部69aを挿通させる軸孔71と、該軸孔71の内面に
連なって上方に開放するすり割り72とが設けられると
ともに、すり割り72の幅を狭めて軸孔71を縮径する
締付ボルト73が螺合され、他方の突部68には、ボル
ト69を挿通させる軸孔74が設けられる。
【0024】而して軸孔71に挿通された拡径頭部69
aをクランクケース20の後下部側面に当接させるまで
ナット70を締付けることで、ボルト69の軸方向位置
が定められ、この状態で締付けボルト73を締付けるこ
とにより、クロスパイプ54がエンジンEのクランクケ
ース20に支持されることになる。
【0025】またアーム支持部材21の両ブラケット5
2,53には、前記ボルト69およびナット70の挿脱
ならびに締付操作を可能とすための円形の開口部75,
76が設けられる。
【0026】さらにアーム支持部材21におけるクロス
パイプ54の前部には車体の幅方向に間隔をあけた左右
一対の突部77…が突設されており、両突部77…間に
配置されるクランクケース20に、前記両突部77…が
ボルト78およびナット(図示せず)により連結され
る。
【0027】すなわちアーム支持部材21におけるクロ
スパイプ54は、前記支軸23から下方に離れた2箇所
でもクランクケース20に支持されることになり、これ
によりアーム支持部材21が、支軸23の軸線まわりに
揺動することなくエンジンEに強固に支持されることに
なる。
【0028】図2、図3および図5に注目して、リンク
機構24は、三角形状に形成される第1リンク部材80
と、直線状に延びる第2リンク部材81とで構成される
ものであり、三角形の一つの頂点に対応する部分で第1
リンク部材80がボルト82およびナット83によりリ
ヤスイングアーム22の下部に連結される。また前記三
角形の他の頂点に対応する部分で第1リンク部材80に
は、リヤクッションユニット25の下端部25aが、ボ
ルト84およびナット85を介して連結される。さらに
前記三角形の残余の頂点に対応する部分で第1リンク部
材80には第2リンク部材81の一端がボルト86およ
びナット87を介して連結される。
【0029】一方、図6に明示するように、アーム支持
部材21におけるクロスパイプ54の後部には、第2リ
ンク部材81の他端部を相互間に挟む左右一対のリンク
連結部88,89が突設されており、両リンク連結部8
8,89には軸孔90,91が同軸に穿設され、軸孔9
1は軸孔90よりも大径に形成される。
【0030】一方の前記軸孔91には、他方の軸孔90
に挿通されるボルト92の一端の拡径頭部92aが挿入
され、リンク連結部88の外側面に係合するナット93
がボルト92の他端に螺合される。第2リンク部材81
の他端部は、両リンク連結部88,89間でボルト92
にニードルベアリング94を介して回動可能に連結され
る。而してニードルベアリング94の内輪94aをリン
ク連結部88および拡径頭部92a間で挟み込むように
ナット93を締付けることで、両リンク連結部88,8
8間で第2リンク部材81ががたつくことを回避しつ
つ、第2リンク部材81の他端をアーム支持部材21に
回動可能に連結することができる。
【0031】図4に特に注目して、サイドスタンド95
は、サイドスタンドブラケット96に跳ね上げ可能に支
持されるものであり、サイドスタンド95およびサイド
スタンドブラケット96間には、サイドスタンド95を
跳ね上げ方向に付勢するばね97が設けられている。し
かも前記サイドスタンドブラケット96は、アーム支持
部材21に取付けられるものであり、該アーム支持部材
21が備える両ブラケット52,53のうち左側のブラ
ケット52の下端部側面に、前記サイドスタンドブラケ
ット96を一対のボルト98,98で取付けるための平
面状のブラケット取付け部99が設けられる。
【0032】メインシート39に座乗したライダーが足
を載せるための左右のステップ100…は、三角形状の
ホルダ101…で支持されるものであり、アーム支持部
材21が備える両ブラケット52,53の後部には、前
記ホルダ101…を取付けるための上下一対のホルダ取
付け部102,103…が、それぞれ突設される。
【0033】左側のホルダ101には、ライダーが左足
で操作するチェンジペダル104が、ステップ100と
同軸の軸線まわりに回動可能に支承されており、このチ
ェンジペダル104は、リンク105を介してエンジン
E内の変速機に連結される。また前記左側のホルダ10
1には、チェンジペダル104の回動位置すなわち前記
変速機で確立している変速段を検出する検出器106が
取付けられる。
【0034】また右側のホルダ101には、ライダーが
右足で操作するブレーキレバー(図示せず)が、ステッ
プ100と同軸の軸線まわりに回動可能に支承される。
【0035】排気管35…および排気マフラー36を含
むエンジンEの排気系107のうち、排気マフラー36
よりもわずかに上流側の部分には、支持板108が溶接
されており、この支持板108は、アーム支持部材21
におけるクロスパイプ54の右側後部に突設される排気
系支持部109に締結される。すなわち排気系107は
支持板108を介してアーム支持部材21の排気系支持
部109に支持される。
【0036】さらにロアカウル44を締結するためのカ
ウル支持部110が、アーム支持部材21におけるクロ
スパイプ54の下部に突設されており、ロアカウル44
もアーム支持部材21で支持される。
【0037】図7を併せて参照して、リヤスイングアー
ム22は、支軸23を介してエンジンEのクランクケー
ス20に揺動可能に支承される左右一対の軸支部63,
640を前端に一体に有して箱形に鋳造成形されるクロ
スメンバー111と、該クロスメンバー111の両側後
端に溶接されて後方に延びる第1および第2アーム11
2,113とを備え、第1および第2アーム112,1
13の後端部間に後輪WRが軸支される。
【0038】クロスメンバー111の左側下部には、エ
ンジンEの動力を後輪WRに伝達するためのチェーン3
0の上下走行位置間に突入するように張出す張出し部1
11aが一体に設けられており、このクロスメンバー1
11のチェーン30側後端下部すなわち前記張出し部1
11aの後端に、角形断面を有する第1パイプ114の
前端部が溶接され、この第1パイプ114はクロスメン
バー111から後方に延びる。第1アーム112は、前
記第1パイプ114と、角形断面を有する第2パイプ1
15とで構成されるものであり、クロスメンバー111
のチェーン30側後端上部に第2パイプ115の前端部
が溶接され、クロスメンバー111から後方に延びる第
2パイプ115の後端は第1パイプ114の後端に溶接
される。しかも第1および第2パイプ114,115の
中間部間は補強部材117で連結される。
【0039】第2パイプ115の前端部は、前記張出し
部111aとの間にチェーン30を配置するスペース1
16を形成するようにして曲げられており、チェーン3
0は前記スペース116を経て第1アーム112の内方
側に配置される。
【0040】第2アーム113は、中空の角形断面を有
するものであり、その内側面には、第2アーム113内
を複数たとえば2つに区画して第2アーム113を補強
するリブ118が一体に設けられる。
【0041】第2アーム113は、長手方向全長にわた
って同一の横断面形状を有するように押出し成形された
後に、スェージング加工を施すことで、上面113aを
後下りの傾斜面とするように形成される。
【0042】図8において、押出し成形されたワーク1
13′のスェージング加工にあたっては、分割成形型1
19およびパンチ型120が用いられる。分割成形型1
19は、相互の近接・離反が可能である上型121およ
び下型122を備えるものであり、両型121,122
の対向面には、型閉じ時に第2アーム113の外面形状
を共働して成形するための凹部123,124が設けら
れる。
【0043】パンチ型120は、第2アーム113の上
部内面を成形するための成形部125と、第2アーム1
13の下部内面を成形するための成形部126とを備え
るものであり、型閉じ状態にある分割成形型119内へ
の挿嵌時の移動端を規制するストッパ127がパンチ型
120に設けられる。
【0044】ワーク113′を上型121および下型1
22間に挿入して両型121,122をクランプして型
閉じ状態とし、両型121,122が備える凹部12
3,124のパンチ型120とは反対側の端部をストッ
パ128で閉じ、図示しないシリンダでパンチ型120
を両型121,122間に加圧しつつ挿嵌することによ
り、第2アーム113が形成される。
【0045】このようにして形成された第2アーム11
3の上下方向の幅は前端で最大となるが、該第2アーム
113の前端部の上下方向全長が、チェーン30とは反
対側でクロスメンバー111の後端に溶接される。
【0046】リヤスイングアーム22における第1およ
び第2アーム112,113の後端には軸受部材13
0,131が溶接されており、後輪WRの車軸132が
両軸受部材130,131で支持される。
【0047】両軸受部材130,131の外面側には、
カラー134,135が前後方向に摺動可能に保持され
ており、車軸132の両端部がそれらのカラー134,
135に挿通、保持される。
【0048】図9において、一方のカラー134は、基
本的には直角四辺形状を有するが外側面には肉抜き部1
36,137…が形成されるようにして押出し成形され
るものであり、該カラー134の上下両面の中央部には
肉抜き部136…から上方に突出する合わせマーク13
8…が設けられる。一方、前記カラー134の上面に対
応して軸受部材130には、前後方向に間隔をあけた目
盛り139が設けられており、この目盛り139に前記
合わせマーク138を合わせることで、カラー134の
前後方向位置を確認することができる。
【0049】他方のカラー135も、前記カラー134
と同一の形状を有して押出し成形されるものであり、軸
受部材131にも前記目盛り139が設けられている。
【0050】ところで車軸132の一端には前記カラー
134の外側面に係合する拡径部132aが設けられて
おり、カラー135から突出した車軸132の他端に、
カラー135に係合するナット133が螺合される。
【0051】第1および第2アーム112,113の後
端には、前記カラー134,135に前方側から当接す
る調節ボルト140,140が前後方向の進退を可能と
して螺合されており、これらの調節ボルト140,14
0の進退位置を調節することで、カラー134,135
の前後方向位置すなわち車軸132の前後方向位置を調
節することができ、それによりチェーン30の張り具合
を調節することができる。しかも各調節ボルト140,
140には止めナット141,141が螺合されてお
り、それらの止めナット141,141を第1および第
2アーム112,113の後端に当接、係合せしめるこ
とにより、調節ボルト140,140の進退位置を保持
することができる。
【0052】次にこの実施例の作用について説明する
と、エンジンEのクランクケース20に支持される支軸
23の両端に固定される左右一対のブラケット52,5
3と、それらのブラケット52,53の下端部間を一体
に連結するクロスパイプ54とでアーム支持部材21が
構成され、支軸23から下方に離れた2箇所でクロスパ
イプ54が前記クランクケース20に支持されている。
しかも後輪WRを軸支するリヤスイングアーム22の前
端部に設けられる左右一対の軸支部63,64が、前記
両ブラケット52,53およびクランクケース20間で
前記支軸23に揺動可能に支承される。
【0053】したがって、エンジンEと、該エンジンE
の複数箇所に強固に支持されたアーム支持部材21との
間で、リヤスイングアーム22の前端部の両軸支部6
3,64が支軸23に揺動可能に支承されることにな
り、リヤスイングアーム22のエンジンEへの支持剛性
を高めることができる。
【0054】しかもアーム支持部材21およびリヤスイ
ングアーム22間にリンク機構24が設けられるので、
エンジンEに強固に支持されたアーム支持部材21でリ
ンク機構24を強固に支持することができる。
【0055】また両軸支部63,64との間の軸方向相
対位置を定めてクランクケース20を貫通する支軸23
の両端を挿通させる軸孔57,60が両ブラケット5
2,53に設けられ、両ブラケット52,53の少なく
とも一方(この実施例では両方)には、ブラケット5
2,53が備える軸孔57,60の内面に連なるすり割
り58,61が設けられるとともに、該すり割り58,
61の幅を狭めて軸孔57,60を縮径する締付ボルト
59,62が螺合されている。
【0056】このため支軸23が支持される部分でのク
ランクケース20の両側面と両ブラケット52,53と
の間の間隔の精度、ならびに両軸支部63,64の幅の
精度にかかわらず、支軸23の軸線に沿う方向での両軸
支部63,64の位置決めを容易としつつ、支軸23の
両端へのブラケット52,53の固定を容易とすること
ができる。
【0057】さらにアーム支持部材21には、排気マフ
ラー36を含む排気系107を支持する排気系支持部1
09と、サイドスタンド95を回動可能に支承するサイ
ドスタンドブラケット96を取付けるブラケット取付け
部99と、ステップ100…を支持するホルダ101…
を取付ける上下一対ずつ2組のホルダ取付け部102,
103…と、ロアカウル44を締結するためのカウル支
持部110とが設けられるので、前記排気系107、サ
イドスタンド95、ステップ100…およびロアカウル
44がアーム支持部材21に支持されることになり、排
気系107、サイドスタンド95、ステップ100…お
よびロアカウル44をそれぞれ支持すための専用の支持
部材を不要として部品点数を低減することができる。
【0058】リヤスイングアーム22は、箱形のクロス
メンバー111と、該クロスメンバー111のチェーン
30側後端下部に前端部が溶接されて後方に延びる第1
パイプ114と、チエーン30を配置するスペース11
6をクロスメンバー111との間に形成するようにして
該クロスメンバー111のチェーン30側後端上部に前
端部が溶接されて後方に延びるとともに第1パイプ11
4と共働して第1アーム113を構成すべく第1パイプ
114の後端に溶接される第2パイプ115と、チェー
ン30とは反対側でクロスメンバー111の後端の上下
方向全長にわたって前端部が溶接されて後方に延びると
ともに上面113aが後下がりに傾斜した第2アーム1
13とを備え、後輪WRが第1および第2アーム11
2,113の後端部間に軸支されている。
【0059】このような構成のリヤスイングアーム22
によれば、チェーン30を配置するスペース116を確
保しつつクロスメンバー111を充分に高くして、充分
な捩り剛性をリヤスイングアーム22に持たせることが
可能となる。しかも第2アーム113が、押出し成形後
のスェージング加工により中空の角形断面形状を有する
ように形成されているので、第2アーム113の軽量化
ひいてはリヤスイングアーム22の軽量化を図ることが
できる。
【0060】また後輪WRの車軸132を支持してリヤ
スイングアーム22の後端の軸受部材130,131に
前後方向摺動可能に支持されるカラー134,135
が、押出し成形されるものであるので、それらのカラー
134,135の外側面の肉抜きブラケット136…,
137…および合わせマーク138…を、機械加工なし
に容易に形成することができる。
【0061】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0062】たとえば上記実施例では、リヤスイングア
ーム22がエンジンEに揺動可能に支承される場合につ
いて説明したが、リヤスイングアームが車体フレームに
揺動可能に支承される自動二輪車に本発明を適用するこ
とも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チェーン
を配置するスペースを確保しつつクロスメンバーを充分
に高くして、充分な捩り剛性をリヤスイングアームに持
たせることができ、第2アームは後輪を軸支するだけの
比較的小さな剛性を確保すればよい第2アームの後端部
の上下幅を比較的小さくすることができ、しかも第2ア
ームは、押出し成形後のスェージング加工によって中空
の角形断面形状を有するように形成されているので、第
2アームの軽量化ひいてはリヤスイングアームの軽量化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】リヤスイングアームの支持構造を示す側面図で
ある。
【図3】図2の横断平面図である。
【図4】アーム支持部材への部品取付け構造を示すため
の図2に対応した側面図である。
【図5】図2の5矢視図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】図2の7−7線断面図である。
【図8】リヤスイングアームにおける第2アームの成形
過程を示す斜視図である。
【図9】図2の9部拡大図である。
【図10】第1の従来例を示すものであって、(a)は
リヤスイングアームの平面図、(b)は(a)のB矢視
側面図である。
【図11】第2の従来例を示すものであって、(a)は
リヤスイングアームの平面図、(b)は(a)のB矢視
側面図である。
【図12】第3の従来例を示すものであって、(a)は
リヤスイングアームの平面図、(b)は(a)のB矢視
側面図、(c)は(a)のC矢視側面図である。
【符号の説明】
22・・・リヤスイングアーム 30・・・チェーン 111・・・クロスメンバー 112・・・第1アーム 113・・・第2アーム 113a・・・第2アームの上面 114・・・第1パイプ 115・・・第2パイプ 116・・・スぺース E・・・エンジン F・・・車体フレーム WR・・・後輪
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月13日(1999.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁村 泰介 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D014 DD06 DF03 DF07 DF32 DF36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(F)または該車体フレー
    ム(F)に支持されるエンジン(E)に前端部が揺動可
    能に支承されるとともに後端部に後輪(WR)が軸支さ
    れるリヤスイングアーム(22)と、前記エンジン
    (E)からの動力を後輪(WR)に伝達するチェーン
    (30)とを備える自動二輪車において、前記リヤスイ
    ングアーム(22)は、前記車体フレーム(F)または
    エンジン(E)に揺動可能に支承される箱形のクロスメ
    ンバー(111)と、該クロスメンバー(111)の前
    記チェーン(30)側後端下部に前端部が溶接されて後
    方に延びる第1パイプ(114)と、前記チエーン(3
    0)を配置するスペース(116)を前記クロスメンバ
    ー(111)との間に形成するようにして該クロスメン
    バー(111)の前記チェーン(30)側後端上部に前
    端部が溶接されて後方に延びるとともに第1パイプ(1
    14)と共働して第1アーム(112)を構成すべく第
    1パイプ(114)の後端に溶接される第2パイプ(1
    15)と、前記チェーン(30)とは反対側で前記クロ
    スメンバー(111)の後端の上下方向全長にわたって
    前端部が溶接されて後方に延びる第2アーム(113)
    とを備え、前記後輪(WR)が第1および第2アーム
    (112,113)の後端部間に軸支され、前記第2ア
    ーム(113)が、押出し成形後のスェージング加工に
    より上面(113a)を後下りの傾斜面とした中空の角
    形断面形状を有するように形成されることを特徴とする
    自動二輪車におけるリヤスイングアーム構造。
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