JP2001063385A - フューエルタンク構造 - Google Patents

フューエルタンク構造

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JP2001063385A
JP2001063385A JP24454999A JP24454999A JP2001063385A JP 2001063385 A JP2001063385 A JP 2001063385A JP 24454999 A JP24454999 A JP 24454999A JP 24454999 A JP24454999 A JP 24454999A JP 2001063385 A JP2001063385 A JP 2001063385A
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pinch
tank
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annular canister
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Hideichiro Yamazaki
秀一郎 山▲崎▼
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    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K15/03504Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
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    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K2015/03542Mounting of the venting means
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストの増大を抑制しながら、エバポガス
の外部への放出を減少させると共に、吸着効率の高いキ
ャニスタを一体に設けることが出来るフューエルタンク
構造を提供する。 【解決手段】ブロー成形された樹脂製タンク本体6に一
対形成された成形ピンチオフ部7a,7aに沿って、エ
バポ吸着物質としての活性炭8が充填された吸着物質充
填室9が設けられている。成形ピンチオフ部7a,7a
及びピンチオフ切断が行われた辺以外の他の一対の辺1
0,10の端縁10a,10aから所定長さ内側に、上
下方向から潰されて、環状細首部11が全周に渡り形成
されて、吸着物質充填室9が、タンク本体6の略全周に
延設形成されると共に、端縁10a,10a及び成形ピ
ンチオフ部7a,7aで再び潰されて、吸着物質充填室
9をタンク本体6の内外に連通させる環状キャニスタ部
12を略全周縁に延設形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に自動車にお
いて放出されるベーパーの量を低減させることが出来る
フューエルタンク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフューエルタンク構造と
しては、図5及び図6に示す実開昭61−99508号
公報に記載されているようなものが知られている。
【0003】この従来例のフューエルタンク構造では、
車体の後席シート下方等に樹脂製の燃料タンク本体1が
設けられている。この燃料タンク本体1は、樹脂製材料
で構成される外層2及び樹脂製の内層3と、燃料蒸発ガ
ス(エバポガス)を透過させないナイロン等の物質で構
成され、これらの外,内層2,3間に挟持されて所定形
状が保持される不透過層4とによって主に構成され、ブ
ロー成形で、所定寸法にピンチオフ切断されて略ボック
ス状に形成される。
【0004】ピンチオフされた燃料タンク本体1の端縁
1aでは、図6に示すように、内層端縁3a,3aが対
向して接合されると共に、所定間隔aを置いて不透過層
端縁4a,4aが、略平行に位置する。
【0005】このように構成された従来の燃料タンクで
は、内層3まで浸透した前記エバポガスが、前記不透過
層4によって、透過が阻止されて、この燃料タンク本体
1外側に放出されるエバポガスの放出量を減少させてい
る。
【0006】なお、他のこの種のフューエルタンク構造
としては、実開昭64−44220号公報等に記載され
ているものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフューエルタンク構造のピンチオフ部では、
不透過層端縁4a,4a間が、所定間隔aをおいて内層
端縁3a,3aによって充填されている。
【0008】このため、少量ではあるがエバポガスが、
この内層端縁3a,3aを通過して、外部に放出されて
しまう虞があった。
【0009】このようなエバポガスの放出を防止するた
め、前記内層3内側にフッ素樹脂等の不透過物質を塗布
する構成も考えられる。しかしながら、このような前記
内層3内側にフッ素樹脂等を塗布するには、製造コスト
が上昇してしまうといった問題もあった。
【0010】更に、エバポガスを吸着するキャニスタ
は、通常、前記燃料タンク本体1と別体で設けられてい
る。このようなキャニスタでは、吸着効率を向上させる
ために、ガスの流路を長く設定して、活性炭等の吸着物
質を通過させる経路長を増大させるものが知られてい
る。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、製造コストの増大を抑制しながら、エバポガス
の外部への放出を減少させると共に、吸着効率の高いキ
ャニスタを一体に設けることが出来るフューエルタンク
構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、ブロー成形された
樹脂製タンク本体の成形ピンチオフ部に沿って、中空室
部を設けるフューエルタンク構造を特徴としている。
【0013】このように構成された請求項1記載のもの
では、樹脂製タンク本体とは別に、成形ピンチオフ部に
沿って、前記中空室部が設けられているため、該中空室
部と該樹脂製タンク本体との連結部からエバポガスが少
量流出しても、該中空室部にエバポガスが滞留し、タン
ク外へ放出されることが防止される。
【0014】また、前記中空室部はタンク内圧の影響を
受けないのでタンク内圧のように高圧状態になることが
抑制されるため、該中空室部から該樹脂製タンク本体外
へのエバポガスの放出も効果的に抑えることが出来る。
【0015】また、請求項2に記載された発明では、前
記中空室部を、内側にエバポ吸着物質を充填した吸着物
質充填室とする請求項1記載のフューエルタンク構造を
特徴としている。
【0016】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記エバポ吸着物質を充填した吸着物質充填室
が、ブロー成形された樹脂製タンク本体の成形ピンチオ
フ部に沿って設けられているので、該ピンチオフ部をエ
バポガスが通過する際に、殆どのエバポガスが該エバポ
吸着物質に吸着されて外部に放出されるエバポガス量を
減少させることが出来る。
【0017】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記吸着物質充填室を前記タンク本体の内外に連通させ
てキャニスタ部とした請求項2記載のフューエルタンク
構造を特徴としている。
【0018】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記吸着物質充填室が前記タンク本体の内外に連
通されてキャニスタ部とされているので、別途キャニス
タを設ける必要がない。
【0019】また、請求項4に記載されたものでは、前
記キャニスタ部を該タンク本体の略全周縁に延設形成し
た環状キャニスタ部を有する請求項3記載のフューエル
タンク構造を特徴としている。
【0020】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記キャニスタ部が、該タンク本体の略全周縁に
延設形成された環状キャニスタ部であるので、前記タン
ク本体の略全周長さの流路を有するキャニスタ部を設定
出来、ベーパーを効率的に低減させることが出来る。
【0021】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記環状キャニスタ部の一部を潰した不連続部分を設
け、該不連続部分の両側に前記環状キャニスタ部のタン
ク側開口部及び大気側開口部を設けた請求項3記載のフ
ューエルタンク構造を特徴としている。
【0022】このように構成された請求項5記載のもの
では、ピンチオフと略同時に前記環状キャニスタ部の一
部を潰した不連続部分を設け、該不連続部分の両側に前
記環状キャニスタ部のタンク側開口部及び大気側開口部
を設ければ、前記タンク本体の略全周長さの流路を有す
るキャニスタ部を得ることが出来る。
【0023】また、請求項6に記載されたものでは、前
記不連続部分は、前記環状キャニスタ部のうち、前記成
形ピンチオフ部が形成された辺以外の辺に形成されてい
る請求項5記載のフューエルタンク構造を特徴としてい
る。
【0024】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記不連続部分が、前記環状キャニスタ部のう
ち、前記成形ピンチオフ部が形成された辺以外の辺に形
成されているので、該不連続部分でも、燃料を透過しな
い材質を内在させることが出来る。このため、該不連続
部分からエバポガスが外部に放出される虞が無い。
【0025】更に、請求項7に記載されたものでは、前
記環状キャニスタ部の一部に板状仕切部材をインサート
成型すると共に、該板状仕切部材の両側に前記環状キャ
ニスタ部のタンク側開口部及び大気側開口部を設けた請
求項4記載のフューエルタンク構造を特徴としている。
【0026】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記環状キャニスタ部の一部に板状仕切部材がイ
ンサート成型されると共に、該板状仕切部材の両側に前
記環状キャニスタ部のタンク側開口部及び大気側開口部
が設けられて、前記タンク本体の略全周長さの流路を有
するキャニスタ部を得ることが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0028】図1乃至図4は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については同一符号を付して説明する。
【0029】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のフューエルタンク構造では、燃料タンク本体6の壁
部が、ポリエチレン等の樹脂製材料で構成される外層2
及び同じく樹脂製材料で構成される内層3と、燃料蒸発
ガス(エバポガス)を透過させないナイロン等の物質で
構成され、これらの外,内層2,3間に挟持されて所定
形状が保持される不透過層4とによって主に構成されて
いる。
【0030】燃料タンク本体6は、ブロー成形で略円筒
状に垂下され、所定寸法に到達した状態で、上下辺7,
7に沿ってピンチオフ切断されて、上面視略矩形で略ボ
ックス状に形成される。
【0031】そして、このブロー成形された樹脂製タン
ク本体6に一対形成された成形ピンチオフ部7a,7a
に沿って、中空室部を一体に設けており、ここをエバポ
吸着物質としての活性炭8が充填された吸着物質充填室
9としている。
【0032】この実施の形態1では、成形ピンチオフ部
7a,7a及びピンチオフ切断が行われた辺以外の他の
一対の辺10,10の端縁10a,10aから所定長さ
内側に、上下方向から潰されて、環状細首部11が全周
に渡り形成されている。
【0033】そして、前記吸着物質充填室9が、前記成
形ピンチオフ部7,7のみならず、前記ピンチオフ切断
が行われていない他の一対の辺10,10にも渡り、タ
ンク本体6の略全周に延設形成されると共に、端縁10
a,10a及び成形ピンチオフ部7a,7aで再び潰さ
れて、この吸着物質充填室9を前記タンク本体6の内外
に連通させる環状キャニスタ部12を略全周縁に延設形
成している。
【0034】更に、この実施の形態1では、前記環状キ
ャニスタ部12のうち、前記辺10に一部を潰した不連
続部分13が設けられている。
【0035】この不連続部分13の両側には、前記環状
キャニスタ部12のタンク側開口部としてのベント管体
14及び大気側開口部としてのドレン管体15が設けら
れている。なお、図2中符号16は調整弁,符号18は
エンジン吸気側へ連通するパージ管体である。
【0036】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0037】この実施の形態1のフューエルタンク構造
では、前記樹脂製タンク本体6とは別に、成形ピンチオ
フ部7a,7aに沿って、前記中空室部が設けられてい
るため、この中空室部と、樹脂製タンク本体6との連結
部(環状細首部11)からエバポガスが少量流出して
も、該中空室部にエバポガスが滞留し、タンク外へ放出
されることが防止される。
【0038】また、前記中空室部はタンク内圧の影響を
受けないのでタンク内圧のように高圧状態になることが
抑制されるため、該中空室部から該タンク本体外へのエ
バポガスの放出も効果的に抑えることが出来る。
【0039】また、前記中空室部を吸着物質充填室9と
しているので、前記環状細首部11の前記不透過層4,
4間に位置する内層3及び、成形ピンチオフ部7aの前
記不透過層4,4間に位置する内層3を、エバポガスが
通過する際に、殆どのエバポガスが、この活性炭8に吸
着されて外部に放出されるエバポガス量を減少させるこ
とが出来る。
【0040】また、潰されて形成された前記不連続部分
13が、前記環状キャニスタ部12のうち、前記成形ピ
ンチオフ部7aが形成された辺以外の辺10に形成され
ているので、この不連続部分13の内側に前記不透過層
4が連続して内在されている。このため、この不連続部
分13からエバポガスが発生する虞が無い。
【0041】しかも、この実施の形態1では、前記吸着
物質充填室9が前記タンク本体6の内外に連通されて環
状キャニスタ部12とされているので、別途キャニスタ
を設ける必要がない。
【0042】このタンク本体6の略全周縁に延設形成さ
れた環状キャニスタ部12では、前記ベント管体14か
ら導入されたガスを図3中矢印で示すように、タンク本
体6外周にそって略一周に渡り、前記タンク本体6の略
全周長さの流路を有する環状キャニスタ部12内を通過
するように設定出来る。このため、エボパガスの大気へ
の流出を効率的に低減させることが出来る。
【0043】また、成形ピンチオフと略同時に前記環状
キャニスタ部12の一部を潰して不連続部分13を設
け、この不連続部分13の両側に前記環状キャニスタ部
12のベント管体14及びドレーン管体15を設けてい
るので、前記タンク本体6の略全周長さの流路を有する
環状キャニスタ部12を容易に得ることが出来る。
【0044】更に、この実施の形態1では、前記環状キ
ャニスタ部12が、前記タンク本体6の略全周に渡り形
成されているので、衝突時等、外力が加わった際のクッ
ションとなり、タンク本体6が保護される。
【0045】
【変形例1】図4は、この発明の実施の形態1の一変形
例を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃
至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0046】この変形例1の燃料タンク本体106で
は、前記環状キャニスタ部112の成形ピンチオフ部7
aの一部に不連続部分113が形成され、この不連続部
分113に板状仕切部材17がインサート成型されてい
る。
【0047】この板状仕切部材17の配設位置両側に
は、前記環状キャニスタ部112のタンク側開口部とし
てのベント管体14及び大気側開口部としてのドレーン
管体15が設けられている。
【0048】このように構成された変形例1のフューエ
ルタンク構造では、前記環状キャニスタ部112の一部
に板状仕切部材17がインサート成型されると共に、こ
の板状仕切部材17の両側に前記ベント管体14及びド
レーン管体15が設けられて、前記タンク本体106の
略全周長さの流路を有する環状キャニスタ部112を得
ることが出来る。
【0049】また、このように構成することにより、実
施の形態1のように不連続部分13として一部を潰した
部位が存在しないため、不連続部分13を成形ピンチオ
フ部7aに形成した場合であってもエバポガスが外部に
放出される虞がない。
【0050】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略す
る。
【0051】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0052】例えば、前記実施の形態1では、燃料タン
ク本体6を上面視略矩形で略ボックス状に形成している
が、特にこれに限らず、例えば、鞍型等、どのような形
状の燃料タンク本体であっても、ブロー成形された樹脂
製タンク本体に成形ピンチオフ部が設けられているもの
であるならばよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、樹脂製タンク本体とは別に、成形ピン
チオフ部に沿って、前記中空室部が設けられているた
め、該中空室部と該樹脂製タンク本体との連結部からエ
バポガスが少量流出しても、該中空室部にエバポガスが
滞留し、タンク外へ放出されることが防止される。
【0054】また、前記中空室部はタンク内圧の影響を
受けないのでタンク内圧のように高圧状態になることが
抑制されるため、該中空室部から該樹脂製タンク本体外
へのエバポガスの放出も効果的に抑えることが出来る。
【0055】また、請求項2に記載された発明では、前
記エバポ吸着物質を充填した吸着物質充填室が、ブロー
成形された樹脂製タンク本体の成形ピンチオフ部に沿っ
て設けられているので、該ピンチオフ部をエバポガスが
通過する際に、殆どのエバポガスが該エバポ吸着物質に
吸着されて外部に放出されるエバポガス量を減少させる
ことが出来る。
【0056】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記吸着物質充填室が前記タンク本体の内外に連通され
てキャニスタ部とされているので、別途キャニスタを設
ける必要がない。
【0057】また、請求項4に記載されたものでは、前
記キャニスタ部が、該タンク本体の略全周縁に延設形成
された環状キャニスタ部であるので、前記タンク本体の
略全周長さの流路を有するキャニスタ部を設定出来、ベ
ーパーを効率的に低減させることが出来る。
【0058】そして、請求項5に記載されたものでは、
ピンチオフと略同時に前記環状キャニスタ部の一部を潰
した不連続部分を設け、該不連続部分の両側に前記環状
キャニスタ部のタンク側開口部及び大気側開口部を設け
れば、前記タンク本体の略全周長さの流路を有するキャ
ニスタ部を得ることが出来る。
【0059】また、請求項6に記載されたものでは、前
記不連続部分が、前記環状キャニスタ部のうち、前記成
形ピンチオフ部が形成された辺以外の辺に形成されてい
るので、該不連続部分でも、燃料を透過しない材質を内
在させることが出来る。このため、該不連続部分からエ
バポガスが外部に放出される虞が無い。
【0060】更に、請求項7に記載されたものでは、前
記環状キャニスタ部の一部に板状仕切部材がインサート
成型されると共に、該板状仕切部材の両側に前記環状キ
ャニスタ部のタンク側開口部及び大気側開口部が設けら
れて、前記タンク本体の略全周長さの流路を有するキャ
ニスタ部を得ることが出来る、という実用上有益な効果
を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のフューエルタンク構造
で、図2中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図2】実施の形態1のフューエルタンク構造で、全体
の構成を説明する燃料タンク本体の斜視図である。
【図3】実施の形態1のフューエルタンク構造で、燃料
タンク本体を上方から見た平面図である。
【図4】 実施の形態2のフューエルタンク構造で、燃
料タンク本体を上方から見た平面図である。
【図5】従来例のフューエルタンク構造で、燃料タンク
本体の斜視図である。
【図6】従来例のフューエルタンク構造で、図5中A−
A線に沿った位置での要部の断面図である。
【符号の説明】
6,106 タンク本体(樹脂製タンク本体) 7a 成形ピンチオフ部 8 活性炭(エバポ吸着物質) 9 吸着物質充填室(中空室部) 10 (ピンチオフ部が形成されている辺以外
の)辺 12,112 環状キャニスタ部 13,113 不連続部分 14 ベント管体(タンク側開口部) 15 ドレーン管体(大気側開口部) 17 板状仕切部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 301 F02M 37/00 301G B60K 15/02 L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形された樹脂製タンク本体の成形
    ピンチオフ部に沿って、中空室部を設けることを特徴と
    するフューエルタンク構造。
  2. 【請求項2】前記中空室部の内部を、エバポ吸着物質を
    充填した吸着物質充填室とすることを特徴とする請求項
    1記載のフューエルタンク構造。
  3. 【請求項3】前記吸着物質充填室を前記タンク本体の内
    外に連通させてキャニスタ部としたことを特徴とする請
    求項2記載のフューエルタンク構造。
  4. 【請求項4】前記キャニスタ部を該タンク本体の略全周
    縁に延設形成した環状キャニスタ部を有することを特徴
    とする請求項3記載のフューエルタンク構造。
  5. 【請求項5】前記環状キャニスタ部の一部を潰した不連
    続部分を設け、該不連続部分の両側に前記環状キャニス
    タ部のタンク側開口部及び大気側開口部を設けたことを
    特徴とする請求項4記載のフューエルタンク構造。
  6. 【請求項6】前記不連続部分は、前記環状キャニスタ部
    のうち、前記成形ピンチオフ部が形成された辺以外の辺
    に形成されていることを特徴とする請求項5記載のフュ
    ーエルタンク構造。
  7. 【請求項7】前記環状キャニスタ部の一部に板状仕切部
    材をインサート成型すると共に、該板状仕切部材の両側
    に前記環状キャニスタ部のタンク側開口及び大気側開口
    部を設けたことを特徴とする請求項4記載のフューエル
    タンク構造。
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