JP2001062830A - 粉粒体の乾燥装置 - Google Patents

粉粒体の乾燥装置

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JP2001062830A
JP2001062830A JP24074099A JP24074099A JP2001062830A JP 2001062830 A JP2001062830 A JP 2001062830A JP 24074099 A JP24074099 A JP 24074099A JP 24074099 A JP24074099 A JP 24074099A JP 2001062830 A JP2001062830 A JP 2001062830A
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省三 池田
Hitoyoshi Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギー化を図れながら、粉粒体を、す
ばやく、効率よく、かつ十分に乾燥することができる、
粉粒体の乾燥装置を提供すること。 【解決手段】 熱風乾燥ホッパー2を備える熱風乾燥機
3と、減圧乾燥ホッパー4を備える減圧乾燥機5とを備
え、熱風乾燥ホッパー2と減圧乾燥ホッパー4とを接続
管29によって接続する。これによって、粉粒体は、熱
風乾燥機3において、熱風によって加熱されるとともに
乾燥開始直後の湿気が取り除かれ、その後に、減圧乾燥
機5により減圧乾燥されるので、減圧乾燥機5において
は、すばやく、かつ十分に減圧乾燥することができ、省
エネルギー化を図れる効率のよい乾燥を達成することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の乾燥装
置、詳しくは、樹脂ペレットなどの粉粒体を乾燥させる
ための乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂ペレットなどの粉粒体を
乾燥させるための乾燥装置としては、たとえば、ホッパ
ードライヤー、除湿機、ブロワ、およびヒータなどがク
ローズドラインで接続されている脱湿乾燥機が、粉粒体
中の水分を効率よく除去できることから、広く使用され
ている。
【0003】このような脱湿乾燥機では、粉粒体を一定
のレベルの湿度にまで一気に乾燥させる必要があること
から、能力の大きい除湿機を備える必要がある。
【0004】しかし、能力の大きい除湿機を備えると、
装置が大型となり、また、消費エネルギーも大きく、ラ
ンニングコストが高くなるため、たとえば、特開平11
−90932号公報では、脱湿乾燥機のメインホッパー
ドライヤーに、熱風乾燥機の予備乾燥用ホッパードライ
ヤーを接続して、まず、粉粒体を予備乾燥ホッパードラ
イヤーに供給して乾燥開始直後の湿気を取り除いた後
に、その湿気が取り除かれた粉粒体をメインホッパード
ライヤーに供給して脱湿乾燥させ、これによって、能力
の小さい除湿機を使用可能として、省エネルギー化を図
ることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11−
90932号公報に記載される乾燥装置では、能力の小
さい除湿機を使用して、省エネルギー化を図ることはで
きるが、一方で、乾燥された粉粒体は、使用される用途
によっては未だその乾燥が十分でない場合もあり、たと
えば、乾燥された樹脂ペレットを成形した時に、金型な
どに乾燥不良に起因する汚れを生じるような場合があ
る。
【0006】本発明は、上記した事情に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、省エネルギー化を
図れながら、粉粒体を、すばやく、効率よく、かつ十分
に乾燥することができる、粉粒体の乾燥装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、第1乾燥槽を備える熱風
乾燥機と、前記第1乾燥槽に接続される第2乾燥槽を備
える減圧乾燥機とを備えていることを特徴としている。
【0008】このような構成によると、粉粒体は、ま
ず、熱風乾燥機の第1乾燥槽に供給されて、熱風によっ
て加熱されるとともに乾燥開始直後の湿気が取り除か
れ、次いで、減圧乾燥機の第2乾燥槽に供給されて減圧
乾燥される。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記第2乾燥槽には、槽内を保
温するための保温手段が設けられていることを特徴とし
ている。
【0010】このような構成によると、粉粒体を減圧乾
燥する第2乾燥槽の槽内が、保温手段によって保温され
るので、第1乾燥槽において加熱乾燥された粉粒体は、
第2乾燥槽に供給されても、その温度を保った状態のま
まで減圧乾燥される。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記保温手段が、ジャケットで
あることを特徴としている。
【0012】このような構成によると、第2乾燥槽の槽
内を簡易な構成によって保温することができる。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、熱風乾燥機は、少なくとも、前
記第1乾燥槽と、前記第1乾燥槽に乾燥媒体を送風する
ための送風手段と、前記送風手段により送風される乾燥
媒体を加熱するための加熱手段とが接続されている、乾
燥ラインを備えており、前記乾燥ラインは、前記ジャケ
ット内に乾燥媒体を送風するためのジャケット供給ライ
ンを備えていることを特徴としている。
【0014】このような構成によると、ジャケット内に
は、熱風乾燥機の乾燥ラインからジャケット供給ライン
を介して乾燥媒体が供給される。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記ジャケット供給ラインは、
前記乾燥ラインにおける加熱手段の下流側から分岐さ
れ、前記ジャケットに接続される入口側ジャケットライ
ンと、前記乾燥ラインにおける加熱手段の上流側から分
岐され、前記ジャケットに接続される出口側ジャケット
ラインとを備えていることを特徴としている。
【0016】このような構成によると、熱風乾燥機の加
熱手段により加熱された乾燥媒体は、乾燥ラインと分岐
して、入口側ジャケットラインからジャケットに流入
し、その後、ジャケットから流出すると、出口側ジャケ
ットラインから再び乾燥ラインに合流し、再び加熱手段
により加熱される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の粉粒体の乾燥装
置の一実施形態を備えている処理システムを示す全体構
成図である。
【0018】図1において、この処理システムは、気力
輸送により輸送されてきた粉粒体を乾燥装置1により乾
燥させて、気力輸送によって他の処理装置(たとえば、
成形機、混合機など)39aおよび39bに輸送するシ
ステムとして構成されている。
【0019】乾燥装置1は、第1乾燥槽としての熱風乾
燥ホッパー2を備える熱風乾燥機3と、第2乾燥槽とし
ての減圧乾燥ホッパー4を備える減圧乾燥機5とを備え
ており、熱風乾燥ホッパー2と減圧乾燥ホッパー4とが
接続管29によって接続されるように構成されている。
【0020】熱風乾燥機3は、乾燥媒体としての空気の
通過順に、熱風乾燥ホッパー2、サイクロン6、乾燥フ
ィルタ7、送風手段としての乾燥ブロワ8、加熱手段と
しての乾燥ヒータ9を備えており、これらがそれぞれ送
風配管11a、11b、11c、11d、11eを介し
て接続されることによって、熱風を循環させるクローズ
ドライン(すなわち、乾燥ヒータ9が送風配管11eを
介して熱風乾燥ホッパー2に接続されている)の乾燥ラ
イン10が構成されている。
【0021】熱風乾燥ホッパー2は、粉粒体を受け入れ
る熱風容器部12を備えており、この熱風容器部12内
に開口するように、加熱ヒータ9に接続されている送風
配管11eが接続されている。また、熱風容器部12
は、その下部が、下に向かって絞られるように形成され
ており、その下端部には、粉粒体を排出するための排出
口15が形成されている。この排出口15には、接続管
29が接続されるとともに、この接続管29を開閉する
ための上側ゲート16が設けられている。
【0022】熱風容器部12の上部には、図示しない貯
蔵タンクから粉粒体を気力輸送するためのエジェクタ1
9に接続されている輸送配管20、およびサイクロン6
に接続される送風配管11aが接続されている。
【0023】減圧乾燥機5は、減圧乾燥ホッパー4の下
流側に、順次、ラインフィルタ23、減圧ポンプ24を
備えており、これらがそれぞれ減圧配管25a、25b
を介して接続されることによって、減圧ライン26が構
成されている。なお、減圧乾燥ホッパー4とラインフィ
ルタ23とを接続している減圧配管25aの途中には、
大気開放バルブ37が設けられており、また、ラインフ
ィルタ23と減圧ポンプ24とを接続している減圧配管
25bの途中は、放熱させるためにフィン状に形成され
ている。
【0024】減圧乾燥ホッパー4は、粉粒体を受け入れ
る減圧容器部27と、この減圧容器部27を保温するた
めの保温手段としてのジャケット28とを備えている。
【0025】減圧容器部27は、その上部に、熱風乾燥
機3に接続される接続管29、およびラインフィルタ2
3に接続される減圧配管25aが接続されるとともに、
その下部は、下に向かって絞られるように形成されてお
り、その下端部には、粉粒体を排出するための排出配管
30が接続されている。この排出配管30には、排出配
管30を開閉するための下側ゲート31が設けられると
ともに、その途中には、リリーフバルブ42が設けられ
ている。
【0026】ジャケット28は、減圧容器部27の外周
側部を覆うように、減圧容器部27の外壁面と所定間隔
を隔てて形成されており、この所定間隔を隔てた空間に
熱媒を供給して保温するように構成されている。ジャケ
ット28によれば、減圧容器部27を簡易な構成によっ
て保温することができる。
【0027】そして、この乾燥装置1では、熱風乾燥機
3の乾燥ライン10に、ジャケット28内に熱風を送る
ためのジャケット供給ライン32を設けて、乾燥ライン
10からジャケット供給ライン32を介してジャケット
28に熱媒を供給するように構成している。すなわち、
乾燥ライン10における乾燥ヒータ9の下流側であっ
て、熱風乾燥ホッパー2と乾燥ヒータ9とを接続する送
風配管11eの途中から、入口側ジャケットラインとし
ての入口配管33を分岐させて、この入口配管33を、
側方からジャケット28に接続するとともに、乾燥ヒー
タ9の上流側に配設される乾燥フィルタ7から、送風配
管11b、11cとは別の出口側ジャケットラインとし
ての出口配管34を分岐させて、この出口配管34を、
側方からジャケット28に接続することによって、ジャ
ケット供給ライン32を形成し、入口配管34の途中に
供給バルブ35を設けて、この供給バルブ35の開閉に
よって、ジャケット28内に熱風を送ることができるよ
うに構成している。
【0028】なお、この乾燥装置1では、熱風乾燥ホッ
パー2、減圧乾燥ホッパー4、乾燥ブロワ8および乾燥
ヒータ9は、保温材17によって覆われている。
【0029】そして、このように構成された乾燥装置1
によって粉粒体を乾燥させるには、まず、熱風乾燥機3
において、初期加熱乾燥を行なう。熱風乾燥機3により
初期加熱乾燥を行なうには、まず、上側ゲート16を閉
状態として、乾燥ブロワ8を作動させる。そうすると、
乾燥ブロワ8から送風配管11dを介して乾燥ヒータ9
に空気が送られて、この乾燥ヒータ9により加熱された
熱風が、送風配管11eから熱風乾燥ホッパー2の熱風
容器部12内に送られ、その後、送風配管11aから流
出するようになる。
【0030】次いで、エジェクタ19を作動させること
によって、輸送配管20から粉粒体を熱風容器部12に
投入する。そうすると、粉粒体は、熱風容器部12内に
送られる熱風により、乾燥開始直後の湿気が除かれるよ
うにして、乾燥される。
【0031】なお、送風配管11aに送られた熱風は、
この送風配管11aに接続されるサイクロン6に流入し
て粉塵などが除去された後、送風配管11bを介して乾
燥フィルタ7に送られて、さらにダストなどが取り除か
れた後、送風配管11cを介して再び乾燥ブロワ8に送
られる。また、熱風容器部12内において湿気を含んだ
熱風は、たとえば、サイクロン6や乾燥フィルタ7など
で一部大気に開放することにより外気に放出するように
しており、また、その一方で、外気から湿気の少ない空
気を取り入れるようにして、循環する熱風の湿気の上昇
を防ぐようにしている。
【0032】次いで、熱風乾燥機3において初期加熱乾
燥が終了した粉粒体を、減圧乾燥機5によってさらに十
分に乾燥する。
【0033】減圧乾燥機5により乾燥を行なうには、ま
ず、予め熱風乾燥機3の乾燥ブロワ8が作動した時に、
供給バルブ35を開状態としておき、送風配管11eの
途中から入口配管33を介してジャケット28内に熱風
を送り、これによって、減圧容器部27内を保温してお
く。なお、ジャケット28内に流入した熱風は、出口配
管34を介して乾燥フィルタ7に流出し、再び乾燥ライ
ン10と合流する。また、供給バルブ35の開閉動作
は、減圧容器部27内の保温状態に応じて、適宜、連続
または間欠的に行なえばよい。
【0034】次いで、下側ゲート31を閉状態として、
上側ゲート16を開いて粉粒体を減圧容器部27内に受
け入れて、その後に再び上側ゲート16を閉状態とし
て、減圧ポンプ24を作動させる。そうすると、減圧配
管25a、25bを介して減圧容器部27内が減圧され
て、減圧容器部27内に受け入れられている粉粒体が減
圧乾燥される。減圧ポンプ24の能力は、減圧容器部2
7の容量や、粉粒体の種類および大きさなどによって適
宜選択すればよいが、たとえば、40〜100Torr
程度のものが使用される。
【0035】なお、減圧ポンプ24によって吸引された
空気は、減圧配管25aを介してラインフィルタ23に
流入して、ダストなどが取り除かれた後、減圧配管25
bを介して減圧ポンプ24に送られる。
【0036】このように、熱風乾燥機3において初期加
熱乾燥した後に、減圧乾燥機5によって減圧乾燥するよ
うにすれば、粉粒体は、まず、初期加熱乾燥において、
熱風によって乾燥開始直後の湿気が取り除かれ、その後
に、減圧乾燥機5により減圧乾燥されるので、減圧乾燥
機5においては、すばやく、かつ十分に減圧乾燥するこ
とができ、省エネルギー化を図れる効率のよい乾燥を達
成することができる。しかも、脱湿乾燥機を使用するよ
りも、装置の小型化および簡略化を図れるとともに、よ
り十分な乾燥を達成することができるので、たとえば、
乾燥された粉粒体を成形した時に、金型などに乾燥不良
に起因する汚れなどを生じることがなく、品質の良好な
粉粒体を提供することができる。
【0037】しかも、この乾燥装置1においては、減圧
容器部27がジャケット28によって保温されているの
で、熱風乾燥機3において乾燥された粉粒体は、減圧容
器部27に供給されても、その温度を保った状態のまま
で減圧乾燥される。そのため、粉粒体を、よりすばや
く、かつ十分に乾燥することができる。
【0038】さらに、この乾燥装置1においては、ジャ
ケット28内には、熱風乾燥機3の乾燥ライン10から
ジャケット供給ライン32を介して熱風が供給されるの
で、熱媒を別途供給する必要がなく、また、その供給の
ための設備の必要もないので、簡易な構成によって、効
率的に保温することができ、装置のコストおよびランニ
ングコストの低減を図ることができる。とりわけ、この
ジャケット供給ライン32は、乾燥ヒータ9の下流側か
ら分岐される入口配管33および、乾燥ヒータ9の上流
側の乾燥フィルタ7から分岐される出口配管34により
形成されているので、乾燥ヒータ9により加熱された熱
風を、効率良くジャケット28に供給して回収すること
ができるため、効率の良い保温を達成することができ
る。
【0039】そして、この減圧乾燥機5によって十分に
減圧乾燥を行なった後に、減圧容器部27内の粉粒体
を、大気開放バルブ37を開くとともに下側ゲート31
を開いて排出し、その排出の完了後に大気開放バルブ3
7および下側ゲート31を閉じて減圧乾燥を終了する。
排出配管30には、たとえば、他の処理装置39aおよ
び39bのレシーバ40aおよび40bに接続される輸
送配管38aおよび38bがそれぞれ接続されており、
排出された粉粒体は、各輸送配管38aおよび38bの
途中に設けられるエジェクタ41aおよび41bによっ
て、各輸送配管38aおよび38bを介して各レシーバ
40aおよび40bに気力輸送される。
【0040】また、この乾燥装置1には、減圧ポンプ2
4により吸引された空気を圧縮して、その圧縮空気を輸
送系および駆動系に送るためのエア供給ユニット43が
備えられている。
【0041】このエア供給ユニット43は、減圧ポンプ
24、および減圧ポンプ24の下流側に順次配設され
る、ブースター44、ミストセパレータ45およびエア
タンク46を備えており、これらがそれぞれ加圧配管4
7a、47b、47cを介して接続されることによっ
て、加圧ライン48が構成されている。なお、減圧ポン
プ24とブースター44とを接続している加圧配管47
aは、その一部が、放熱させるためにフィン状に形成さ
れているとともに、その途中には、リリーフバルブ49
が設けられている。
【0042】減圧ポンプ24は、揺動式のポンプが使用
されており、減圧ライン26から空気を吸引すると同時
にその空気を圧縮するように構成されている。ブースタ
ー44は、減圧ポンプ24により圧縮された空気をさら
に圧縮するものであり、たとえば、減圧ポンプ24によ
り圧縮された空気をさらに2倍程度に圧縮する。ミスト
セパレータ45は、圧縮された空気から、その圧縮によ
り凝縮したミストを除去するものである。また、エアタ
ンク46には、圧縮された空気を充填するものであっ
て、電磁バルブ51に接続される圧縮空気供給管52が
接続されている。電磁バルブ51は、エジェクタ19、
41aおよび41b、上側ゲート16および下側ゲート
31のぞれぞれに対応して開閉できるように構成されて
おり、そのそれぞれに圧縮空気を送るための送圧配管5
0a、50b、50c、50d、50eがそれぞれ接続
されている。なお、圧縮空気供給管52の途中には、エ
アフィルタ53が設けられている。
【0043】このようなエア供給ユニット43において
は、減圧ポンプ24によって減圧ライン26から吸引さ
れると同時に圧縮された空気は、加圧配管47aを介し
てブースター44に送られてさらに圧縮され、次いで、
加圧配管47bを介してミストセパレータ45に送られ
て凝縮したダストが除去された後、加圧配管47cを介
してエアタンク46に送られて溜められる。そして、エ
ジェクタ19、41aおよび41b、上側ゲート16お
よび下側ゲート31をそれぞれ作動させる時には、それ
に対応する電磁バルブ51が開くことにより、それに対
応する送圧配管50a、50b、50c、50d、50
eを介して圧縮空気が送られて、それによって、エジェ
クタ19、41aおよび41b、上側ゲート16および
下側ゲート31がそれぞれ作動する。なお、上側ゲート
16および下側ゲート31の開閉動作は、圧縮空気が送
られるエアシリンダー54および55の駆動により行な
われる。
【0044】このようなエア供給ユニット43を設ける
ことによって、別途駆動源を設けなくても、エジェクタ
19、41aおよび41bなどの輸送系、および、上側
ゲート16および下側ゲート31などの駆動系を作動さ
せることができるので、減圧ポンプ24により吸引され
た空気の効率的な利用を図ることができ、省エネルギー
化を図れる効率のよい処理システムを構成することがで
きる。
【0045】なお、以上に述べた実施形態では、ジャケ
ット供給ライン32の入口配管33および出口配管34
は、乾燥ヒータ9の上流側および下流側に接続したが、
保温し得る程度の熱風をジャケット28に供給できる構
成であれば、これに限らず、乾燥ライン10のいずれの
位置から分岐させてもよい。また、ジャケット供給ライ
ン32を乾燥ライン10から分岐させずに、たとえば、
直列に接続するような構成としてもよい。また、保温手
段としてジャケット28を使用したが、たとえば、減圧
容器部27を真空断熱方式によって保温するなど、その
他の公知の保温手段を使用してもよい。
【0046】また、本実施形態の熱風乾燥機3は、熱風
によって乾燥させるものであれば、公知のいずれの熱風
乾燥機でも使用することができる。また、減圧乾燥機5
も同様に、減圧乾燥ホッパー4内が減圧状態となるもの
であれば、公知のいずれの減圧乾燥機でも使用すること
ができる。なお、本発明において、減圧乾燥機は、真空
乾燥機と同義である。
【0047】また、粉粒体は、たとえば、樹脂ペレット
やセラミック粒子など、その種類は問わない。
【0048】さらに、熱風乾燥機3の乾燥媒体として
は、空気の他に、たとえば、窒素ガスなど、その目的お
よび用途によって適宜選択することができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、熱風乾燥機において湿気が取り除かれた粉
粒体を減圧乾燥機において乾燥するため、すばやく、か
つ十分に減圧乾燥することができ、省エネルギー化を図
れる効率のよい乾燥を達成することができる。しかも、
脱湿乾燥機を使用するよりも、装置の小型化および簡略
化を図れるとともに、より十分な乾燥を達成することが
できるため、たとえば、乾燥された粉粒体を成形した時
に、金型などに乾燥不良に起因する汚れなどを生じるこ
とがなく、品質の良好な粉粒体を提供することができ
る。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、粉粒体
は、第2乾燥槽においても、第1乾燥槽において加熱さ
れた温度を保ったままで減圧乾燥されるので、粉粒体
を、よりすばやく、かつ十分に乾燥することができる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、第2乾燥
槽の槽内を簡易な構成によって保温することができる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、ジャケッ
ト内には、熱風乾燥機の乾燥ラインからジャケット供給
ラインを介して乾燥媒体が供給されるので、熱媒を別途
供給する必要がなく、また、その供給のための設備の必
要もないので、簡易な構成によって、効率的に保温する
ことができ、装置のコストおよびランニングコストの低
減を図ることができる。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、ジャケッ
ト供給ラインは、乾燥ラインにおける加熱手段の下流側
から分岐して、ジャケットを介して、再び加熱手段の上
流側に接続されているので、加熱された乾燥媒体を効率
良くジャケットに供給して回収することができるため、
効率の良い保温を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体の乾燥装置の一実施形態を備え
ている処理システムを示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 乾燥装置 2 熱風乾燥ホッパー 3 熱風乾燥機 4 減圧乾燥ホッパー 5 減圧乾燥機 8 乾燥ブロワ 9 乾燥ヒータ 10 乾燥ライン 28 ジャケット 32 ジャケット供給ライン 33 入口配管 34 出口配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1乾燥槽を備える熱風乾燥機と、 前記第1乾燥槽に接続される第2乾燥槽を備える減圧乾
    燥機とを備えていることを特徴とする、粉粒体の乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2乾燥槽には、槽内を保温するた
    めの保温手段が設けられていることを特徴とする、請求
    項1に記載の粉粒体の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記保温手段が、ジャケットであること
    を特徴とする、請求項2に記載の粉粒体の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 熱風乾燥機は、少なくとも、前記第1乾
    燥槽と、前記第1乾燥槽に乾燥媒体を送風するための送
    風手段と、前記送風手段により送風される乾燥媒体を加
    熱するための加熱手段とが接続されている、乾燥ライン
    を備えており、前記乾燥ラインは、前記ジャケット内に
    乾燥媒体を送風するためのジャケット供給ラインを備え
    ていることを特徴とする、請求項3に記載の粉粒体の乾
    燥装置。
  5. 【請求項5】 前記ジャケット供給ラインは、前記乾燥
    ラインにおける加熱手段の下流側から分岐され、前記ジ
    ャケットに接続される入口側ジャケットラインと、前記
    乾燥ラインにおける加熱手段の上流側から分岐され、前
    記ジャケットに接続される出口側ジャケットラインとを
    備えていることを特徴とする、請求項4に記載の粉粒体
    の乾燥装置。
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JP2006056188A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Star Seiki Co Ltd 樹脂ペレット乾燥装置及び乾燥方法
KR100665884B1 (ko) * 2003-03-14 2007-01-09 조국현 압력 변화를 이용한 합성수지 원료의 건조방법
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JP2017196583A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社カワタ 回収装置、乾燥装置および回収方法
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