JP3607225B2 - 乾燥粉体物運搬船の除湿システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体物を運搬する船舶における貨物倉を乾燥させることができる粉体物運搬船の除湿システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フライアッシュやセメント等の粉体物を運搬する船舶では、貨物倉の底に貨物倉底エアスライドを設け、貨物倉底に空気を強制的に給気することにより、貨物倉内の粉体物をエアスライドで移送しており、このエアスライドでは移送物の除湿・乾燥を目的とするものではないが、エアスライドへの給気が作用して、移送物であるフライアッシュやセメント等の粉体物が除湿・乾燥されることがあった。
【0003】
図5は、従来の粉体物運搬船において粉体物をエアスライドにて貨物倉底部にて移送させる状態を示す構成図である。
粉体物運搬船101は、図5に示すように、貨物倉103と、船体内機械室105と、船上機械室107とが設けられている。前記機械室105の上部には、外気と連通する空気取込口109が設けられており、空気取込口109にはエアフィルタ111が設けられている。
【0004】
前記機械室105の船底部にはルーツブロア113が設けられている。このルーツブロア113の吸入側(吸込口)は機械室105内に、前記ルーツブロア113の吐出側(吐出口)はダクト115を介して貨物倉103の底部に、それぞれ連通されている。なお、ブロア113は、所定の揚荷能力を満足させる圧力のある空気を吐き出す能力のあるファンである。
前記貨物倉103の底部側は山錐形状等に形成されて貨物倉底エアスライド117を形成しており、フライアッシュやセメント等の粉体物内を空気が層にて滑らせ移送する。なお、フライアッシュとは、製鉄所等で生成される灰であってセメントの原材料になるものである。
【0005】
前記貨物倉103の上部一端部はダクト119を介してバグフィルタ211の入口側に連通されており、かつ、前記バグフィルタ211の出口側はダクト213を介してバグフィルタファン215の吸込側(吸込口)に連通されている。バグフィルタファン215の吐出側(吐出口)はダクト217・空気吐出筒219を介して大気に連通している。
【0006】
このような粉体物運搬船101において、粉体物を積載したときには、ルーツブロア113およびバグフィルタファン215を運転する。すると、ルーツブロア113は、図5の矢印aに示すように機械室105内の空気を吸込側から吸込み、その吐出側からダクト115を介して貨物倉103の底部に空気を送り込む(図5の矢印c参照)。これにより、機械室105には、図5の矢印bに示すように空気取込口109を介して大気が導入される。
【0007】
また、前記バグフィルタファン215は、前記貨物倉103の上部に、図5の矢印dに示すように空気を集め、図5の矢印eに示すようにダクト119、バグフィルタ211を介して吸込側に吸い込み、かつ、その吸い込んだ空気を加圧して吐出側から(吐出口)からダクト217・空気吐出筒219を介して大気に放出している(図5の矢印f参照)。
従来の粉体物運搬船では、上述したようにオープン回路で前記貨物倉103の内部の粉体物を移送させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の粉体物運搬船の場合、常に、大気を取り入れて前記貨物倉の内部の粉体物を空気で移送させるオープン回路方式であるため、大気の湿度が高いと粉体物が湿気を含んで前記貨物倉の底部で固まり、次のような欠点があった。
(1)貨物品質が劣化する。
(2)積荷重量にロスがでる。
(3)凝固物を除去処理する作業に人手と時間がかかり搬送コストを上昇させてしまう。
本発明は、上述した欠点を除去し、貨物品質を保ち、積荷ロスを無くし、かつ、凝固物を発生させない粉体物運搬船の除湿システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る乾燥粉体物運搬船の除湿システムは、乾燥粉体物を運搬する船舶における底部側が山錐形状等に形成されて貨物倉底エアスライドを形成され、乾燥粉体物内を空気が層にて滑らせて移送する貨物倉内の乾燥粉体物の除湿システムにおいて、前記貨物倉上部の一端部側をダクトによりバグフィルタの吸込側に連通させ、前記バグフィルタの吐出側をダクトでバグフィルタファンの吸込側に連通するとともにハニカム状活性シリカゲルを収納したロータと、このロータを回転させるモータと、大気よりフィルタを介して取り込んだ空気を加熱するヒータと、このヒータで加熱した空気をロータの再生ゾーンを通過させて大気に排気させる再生ファンと、吸込側から除湿する空気をフィルタを介して取込み前記ロータの吸湿ゾーンを通過させて吐出側より送風する処理ファンとから構成される除湿機の吸入側に連通し、前記バグフィルタファンの吐出側と除湿機の吐出側を第1の空気遮断手段を備えたダクトでルーツブロアの吸込側に連通するとともに、前記ルーツブロアの吐出側をダクトで前記貨物倉底エアスライドに連通し、かつ、前記バグフィルタファンの吐出側と除湿機の吐出側を第2の空気遮断手段を備えたダクトで前記貨物倉上部の他端部側に連通してなり、前記第1の空気遮断装置を開け、前記第2の空気遮断手段を閉じ、前記ルーツブロア、前記バグフィルタファンおよび前記除湿機を運転して常時乾燥加熱空気により貨物を晒すようにするか、または、前記第1の空気遮断装置を閉じ、前記第2の空気遮断手段を開け、前記バグフィルタファンおよび前記除湿機のみを運転して常時乾燥加熱空気が貨物倉の貨物上部に供給されるようにし、乾燥加熱空気が貨物倉内部に充満するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
この請求項1記載の発明に係る乾燥粉体物運搬船の除湿システムでは、前記第1の空気遮断手段を開とし、前記第2の空気遮断手段を閉とし、バグフィルタファン、除湿器およびルーツブロアを運転し、前記貨物倉の上部の一端部側の空気を除湿機およびバグフィルタファンに吸い込み、前記除湿機およびバグフィルタファンによって加圧された空気は、第1の空気遮断手段を備えたダクトでルーツブロアの吸込側に送り込まれ、さらにルーツブロアで加圧されてダクトを介して貨物倉底エアスライドから貨物倉内に送り込まれる。このように前記貨物倉の底部から供給された空気は、前記貨物倉の上側の一端部から吸い込まれ、再び前記貨物倉の底部へ送られることになる。これにより、乾燥加熱空気が貨物倉内部に充満するようにしたものである。
あるいは、この請求項1記載の発明に係る粉体物運搬船の除湿システムでは、前記第1の空気遮断手段を閉とし、前記第2の空気遮断手段を開とし、バグフィルタファンおよび除湿器のみを運転して、前記貨物倉の上部の一端部側の空気を除湿機およびバグフィルタファンに吸い込み、それら空気をバグフィルタファンおよび除湿器により加圧してダクトを介して貨物倉内の上部他端側に送り込む。これにより、乾燥加熱空気が貨物倉内部に充満するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る粉体物運搬船の除湿システムを示す図である。この図1において、粉体物運搬船の除湿システムは、粉体物運搬船1の貨物倉3内に導く乾燥空気を、クローズ回路に形成した空気循環設備により循環可能に供給できるようにし、かつ、クローズ回路の途中に除湿機を設け、貨物倉3内のフライアッシュ、セメント等の粉体を常時乾燥させることができるようにしたシステムである。
【0012】
上記粉体物運搬船1は、図1に示すように、フライアッシュ、セメント等の粉体を収納する貨物倉3と、推進力を得たり船内電力を得るための機器を備えた船体内機械室5と、上記クローズ回路の途中に設けた乾燥空気等製造する機器を備えた船上機械室7とを設けている。
【0013】
次に、クローズ回路に形成した空気循環設備について図1を参照して説明する。
まず、船体内機械室5には、所定の風圧[mmAq]を送風できる能力を持ったルーツブロア11が設けられている。
また、船上機械室7には、空気中の粉塵を除去するバグフィルタ13と、バグフィルタ13を介して吸い込んだ空気を送風するバグフィルタファン15と、バグフィルタ13を介して吸い込んだ空気中の水分を除去して吐出できる除湿機17とが設けられている。
【0014】
前記貨物倉3の上部の一端部側がダクト19を介してバグフィルタ13の入口側に接続されることにより、前記貨物倉3の内部をダクト19でバグフィルタ13の入口に連通してある。前記バグフィルタ13の出口側はダクト21を介してバグフィルタファン15の吸込側に接続されることにより、前記バグフィルタ13の出口側をダクト21でバグフィルタファン15の吸込側に連通してある。また、バグフィルタ13の出口側はダクト21を介して除湿機17の吸入側に接続されることにより、バグフィルタ13の出口側をダクト21で除湿機の吸入側に連通してある。
【0015】
前記バグフィルタファン15の吐出側および除湿機17の吐出側は、第1の空気遮断装置23を備えたダクト25でルーツブロア11の吸込側に接続されることにより、前記バグフィルタファン15の吐出側および除湿機17の吐出側をダクト25でルーツブロア11の吸込側に連通してある。
前記ルーツブロア11の吐出側は、ダクト27を介して貨物倉3の底部に接続されることにより、ルーツブロア11の吐出側をダクト27で貨物倉3の内部に連通してある。
【0016】
また、前記ダクト25の第1の空気遮断装置23の上流側に第2の空気遮断手段29を備えたダクト31の一端を接続し、かつ、前記ダクト31の他端を前記貨物倉3の他端部側に接続することにより、前記バグフィルタファン15の吐出側および除湿機17の吐出側をダクト31で前記貨物倉3の上部の他端部側に連通してある。
なお、前記貨物倉3の底部側は山錐形状等に形成されて貨物倉底エアスライド9を形成しており、フライアッシュやセメント等の粉体物内を空気が層にて滑らせて、移送するようにしている。
【0017】
図2は、本発明の実施の形態に係る粉体物運搬船の除湿システムに使用する除湿機を原理を説明するための図である。
この図2において、除湿機17は、ハニカム状活性シリカゲルを収納したロータ71と、このロータ71を回転させるモータ72と、大気よりフィルタ73を介して取り込んだ空気を加熱するヒータ74と、ヒータ74で加熱した空気をロータ71の再生ゾーン71aを通過させて大気に排気させる再生ファン75と、吸込側(吸込口)77aから除湿する空気をフィルタ76を介して取込み前記ロータ71の吸湿ゾーン71bを通過させて吐出側(吐出口)77bより送風する処理ファン77とから構成されている。なお、吸込側(吸込口)77aにはダクト21が、吐出側(吐出口)77bにはダクト25が、それぞれ接続されている。
【0018】
この除湿機17は、前記ダクト21を通る空気を吸込側から吸込み、ロータ71の吸湿ゾーン71bを通過させることにより乾燥空気を得た後、処理ファン77により吐出側からダクト25に送り込まれる。
また、上記ロータ71は、モータ72により所定の回転速度で回転させられている。
再生ファン75は、大気よりフィルタ73を介して空気を取込み、ヒータ74で加熱した空気をロータ71の再生ゾーン71aに通過させることにより、水分を含んだ空気を大気に放出する。
【0019】
このような構成の粉体物運搬船の除湿システムの動作について説明する。
(第1の動作(荷役中の動作))
図3は、本発明の粉体物運搬船の除湿システムの荷役中の動作を説明するための図である。
【0020】
この図3では、第1の空気遮断装置23を開(オープンO)とし、第2の空気遮断手段29を閉(シャットアウトS)とした後に、ルーツブロア11、バグフィルタファン15および除湿機17を運転する。
貨物倉3の上部の空気は、図3の矢印に示すように、ダクト19、バグフィルタ13、ダクト21を介してバグフィルタファン15の吸込側に吸い込まれる。同様に、貨物倉3の上部の空気の一部は、図3の矢印に示すように、ダクト19、バグフィルタ13、ダクト21を介して除湿機17の吸込側に吸い込まれる。
【0021】
バグフィルタファン15に吸い込まれた空気は加圧されて、図3の矢印に示すように、ダクト25を通ってルーツブロア11の吸込側からルーツブロア11に吸い込まれる。
除湿機17に吸い込まれた空気は除湿機17のロータ71によってによって除湿されて処理ファン77により加圧されて、バグフィルタ13の吐出側より吐き出された空気と混合された後に、図3の矢印に示すように、ダクト25を通ってルーツブロア11の吸込側からルーツブロア11に吸い込まれる。
ルーツブロア11に吸い込まれた空気は、所定の圧力に加圧された後に、図3の矢印に示すように、ダクト27を通って前記貨物倉3の貨物倉底エアスライド9の内部に吐き出される。貨物倉3の内部の貨物倉底エアスライド9に吹き出された空気は、図3の矢印に示すように、ライアッシュやセメント等の粉体物内を通過し、粉体を乾燥させる。
【0022】
この貨物倉3の内部の粉体内を通った空気は、図3の貨物倉3の内部に示すように前記貨物倉3の上部の一端部側に集まり、再び、図3の矢印に示すようにダクト19、バグフィルタ13、ダクト21を通ってバグフィルタファン15および除湿機17に吸い込まれる。
上述したように構成された除湿システムは、上述した一連の空気循環動作を繰り返すことになる。
【0023】
本実施の形態に係る粉体物運搬船の除湿システムによれば、上述したような構成を有し上述したように動作するクローズ回路による空気循環設備にしてあるので、次のような利点がある。
(1)常時、乾燥空気により貨物が晒されているため、貨物品質が劣化することがない。
(2)常時、乾燥空気により貨物が晒されているため、積荷が凝固することがなく、重量にロスがでない。
(3)常時、乾燥空気により貨物が晒されているため、積荷が凝固することがなく、凝固物を除去処理する必要がなく、搬送コストを低下させることができる。
【0024】
(第2の動作(航海中の動作))
図4は、本発明の粉体物運搬船の除湿システムの航海中の動作を説明するための図である。
【0025】
この図4では、第1の空気遮断装置23を閉(シャットアウトS)とし、第2の空気遮断手段29を開(オープンO)とした後に、ルーツブロア11の運転を停止し、バグフィルタファン15および除湿機17のみを運転する。
すると、貨物倉3の上部の空気は、図4の矢印に示すように、ダクト19、バグフィルタ13、ダクト21を介してバグフィルタファン15の吸込側に吸い込まれる。同様に、貨物倉3の上部の空気の一部は、図4の矢印に示すように、ダクト19、バグフィルタ13、ダクト21を介して除湿機17の吸込側に吸い込まれる。
【0026】
バグフィルタファン15に吸い込まれた空気は加圧された後、図4の矢印に示すように、ダクト25、第2の空気遮断手段29およびダクト31を通って貨物倉3の上部他端側に供給される。
同様に、除湿機17に吸い込まれた空気は、除湿機17のロータ71によって除湿されて処理ファン77により加圧された後に、バグフィルタ13の吐出側より吐き出された空気と混合された後に、ダクト25、第2の空気遮断手段29およびダクト31を通って貨物倉3の上部他端側に供給される。
【0027】
この貨物倉3の内部の粉体上を通った空気は、前記貨物倉3の上部の一端部側に集まり、再び、ダクト19、バグフィルタ13、ダクト21を通ってバグフィルタファン15および除湿機17に吸い込まれることになる。
上述したように構成された粉体物運搬船の除湿システムは、上述した一連の空気循環動作を繰り返し実行することになる。
【0028】
本実施の形態に係る粉体物運搬船の除湿システムによれば、上述したように構成され動作するクローズ回路による空気循環設備にしてあるので、次のような利点がある。
(1)常時乾燥空気が貨物倉3の貨物上部に供給され、乾燥空気が貨物倉3内部に充満しているため、貨物品質が劣化することがない。
(2)常時乾燥空気が貨物倉3の貨物上部に供給され、乾燥空気が貨物倉3内部に充満しているため、積荷が凝固することがなく、重量にロスがでない。
(3)常時乾燥空気が貨物倉3の貨物上部に供給され、乾燥空気が貨物倉3内部に充満しているため、積荷が凝固することがなく、凝固物を除去処理する必要がなくなり、搬送コストを低下させることができる。
【0029】
なお、上記粉体物運搬船の除湿システムによれば、第1の空気遮断装置23および第2の空気遮断手段29を切り替えて使用することにより、粉体物運搬船の積荷の状態に最適な乾燥空気を供給することができる。
なお、上記各実施の形態では、第1の空気遮断装置23および第2の空気遮断手段29を設け、第1の空気遮断装置23を開けたときには第2の空気遮断手段29を閉じることにより乾燥空気を貨物倉3の底部から供給し、あるいは、第1の空気遮断装置23を閉じたときには第2の空気遮断手段29を開けることにより、乾燥空気を貨物倉3の上部に供給するようにしたが、これに限定されることなく、次のようにしてもよい。
【0030】
すなわち、図1を参照しながら説明すると、粉体物運搬船の除湿システムの第1の変形例は、前記貨物倉3の上部の一端部側をダクト19によりバグフィルタ13の吸込側に連通させ、前記バグフィルタ13の吐出側をダクト21のみでバグフィルタ13の吸込側に連通するとともに除湿機の吸入側に連通し、前記バグフィルタファン15の吐出側と除湿機17の吐出側を第1の空気遮断装置23を設けないダクト25でルーツブロア11の吸込側に連通し、前記ルーツブロア11の吐出側をダクト27で貨物倉底エアスライド9に連通してなるようにしたものである。
この第1の変形例によっても、上記第1の動作の場合と同様な効果を奏する。
【0031】
また、図1を参照して粉体物運搬船の除湿システムの第2の変形例を説明すると、第2の変形例は、前記貨物倉3の上部の一端部側をダクト19によりバグフィルタ13の吸込側に連通させ、前記バグフィルタ13の吐出側をダクト21でバグフィルタファン15の吸込側に連通するとともに除湿機17の吸入側に連通し、前記バグフィルタファン15の吐出側と除湿機17の吐出側を、ダクト25の一部と、第2の空気遮断手段29を設けないダクト31とで前記貨物倉3の上部の他端部側に連通してなるものである。
この第2の変形例によっても、上記第2の動作の場合と同様な効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、貨物倉上部の一端部側をダクトによりバグフィルタの吸込側に連通させ、前記バグフィルタの吐出側をダクトでバグフィルタファンの吸込側に連通するとともに除湿機の吸入側に連通し、バグフィルタファンの吐出側と除湿機の吐出側を第1の空気遮断手段を備えたダクトでルーツブロアの吸込側に連通するとともに、前記ルーツブロアの吐出側をダクトで貨物倉底エアスライドに連通し、かつ、前記バグフィルタファンの吐出側と除湿機の吐出側を第1の空気遮断手段を備えたダクトで前記貨物倉上部の他端部側に連通し、かつ、第1の空気遮断装置を開け、第2の空気遮断手段を閉じ、ルーツブロア、バグフィルタファンおよび除湿機を運転すると、次のような効果がある。
【0033】
(1)常時、乾燥空気により貨物が晒されているため、貨物品質が劣化することがない。
(2)常時、乾燥空気により貨物が晒されているため、積荷が凝固することがなく、重量にロスがでない。
(3)常時、乾燥空気により貨物が晒されているため、積荷が凝固することがなく、凝固物を除去処理する必要がなく、搬送コストを低下させることができる。
【0034】
また、請求項1に係る発明では、上述した構成とし、かつ、第1の空気遮断装置をじ、第2の空気遮断手段を開け、バグフィルタファンおよび除湿機のみを運転すると、次のような効果がある。
(1)常時乾燥空気が貨物倉の貨物上部に供給され、乾燥空気が貨物倉内部に充満しているため、貨物品質が劣化することがない。
(2)常時乾燥空気が貨物倉の貨物上部に供給され、乾燥空気が貨物倉内部に充満しているため、積荷が凝固することがなく、重量にロスがでない。
(3)常時乾燥空気が貨物倉の貨物上部に供給され、乾燥空気が貨物倉内部に充満しているため、積荷が凝固することがなく、凝固物を除去処理する必要がなくなり、搬送コストを低下させることができる。
なお、請求項1に係る発明では、粉体物運搬船の積荷の状態に最適な乾燥空気を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る粉体物運搬船の除湿システムを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る粉体物運搬船の除湿システムに使用する除湿機を原理を説明するための図である。
【図3】本発明の粉体物運搬船の除湿システムの荷役中の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の粉体物運搬船の除湿システムの航海中の動作を説明するための図である。
【図5】従来の粉体物運搬船において貨物を乾燥させるシステムを示す構成図である。
【符号の説明】
1 粉体物運搬船
3 貨物倉
5 機械室
7 船上機械室
9 貨物倉底エアスライド
11 ルーツブロア
13 バグフィルタ
15 バグフィルタファン
17 除湿機
19,21,25,27,31 ダクト
37 貨物倉底エアスライド
71 ロータ
72 モータ
73,76 フィルタ
74 ヒータ
75 再生ファン
77 処理ファン

Claims (1)

  1. 乾燥粉体物を運搬する船舶における底部側が山錐形状等に形成されて貨物倉底エアスライドを形成され、乾燥粉体物内を空気が層にて滑らせて移送する貨物倉内の乾燥粉体物の除湿システムにおいて、
    前記貨物倉上部の一端部側をダクトによりバグフィルタの吸込側に連通させ、前記バグフィルタの吐出側をダクトでバグフィルタファンの吸込側に連通するとともにハニカム状活性シリカゲルを収納したロータと、このロータを回転させるモータと、大気よりフィルタを介して取り込んだ空気を加熱するヒータと、このヒータで加熱した空気をロータの再生ゾーンを通過させて大気に排気させる再生ファンと、吸込側から除湿する空気をフィルタを介して取込み前記ロータの吸湿ゾーンを通過させて吐出側より送風する処理ファンとから構成される除湿機の吸入側に連通し、
    前記バグフィルタファンの吐出側と除湿機の吐出側を第1の空気遮断手段を備えたダクトでルーツブロアの吸込側に連通するとともに、前記ルーツブロアの吐出側をダクトで前記貨物倉底エアスライドに連通し、
    かつ、前記バグフィルタファンの吐出側と除湿機の吐出側を第2の空気遮断手段を備えたダクトで前記貨物倉上部の他端部側に連通してなり、前記第1の空気遮断装置を開け、前記第2の空気遮断手段を閉じ、前記ルーツブロア、前記バグフィルタファンおよび前記除湿機を運転して常時乾燥加熱空気により貨物を晒すようにするか、または、前記第1の空気遮断装置を閉じ、前記第2の空気遮断手段を開け、前記バグフィルタファンおよび前記除湿機のみを運転して常時乾燥加熱空気が貨物倉の貨物上部に供給されるようにし、乾燥加熱空気が貨物倉内部に充満するようにしたことを特徴とする乾燥粉体物運搬船の除湿システム。
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