JP2001061794A - 在宅看護における健康管理データ収集システム - Google Patents

在宅看護における健康管理データ収集システム

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JP2001061794A
JP2001061794A JP23745399A JP23745399A JP2001061794A JP 2001061794 A JP2001061794 A JP 2001061794A JP 23745399 A JP23745399 A JP 23745399A JP 23745399 A JP23745399 A JP 23745399A JP 2001061794 A JP2001061794 A JP 2001061794A
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vital
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Mayuko Adachi
真由子 阿達
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在宅看護システムにおけるコストの削減と、
被看護者への測定時の負担を軽減することを可能とす
る。 【解決手段】 測定携帯端末600を用いて測定された
バイタルデータは、無線により通信回線網200に送信
され、ネットワークデータベースセンタ400に保存さ
れる。一方、看護者がそのバイタルデータを取り出した
い場合は、看護者端末100から通信回線網200を介
してネットワークデータベースセンタ400にアクセス
する。そして、このアクセスによりネットワークデータ
ベースセンタ400内のデータベース管理部420が、
該看護者が担当する被看護者のバイタルデータを、記憶
部410から検索して看護者端末100に送信する。こ
のように、ネットワークデータベースセンタ400に一
度アクセスするだけで全被看護者のバイタルデータを取
り出すことができるとともに、バイタルデータの無線送
信により、被看護者への測定時の負担を軽減することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、在宅看護における
健康管理データ収集システムに関し、特に、複数の被看
護者のバイタルデータを収集して管理するとともに、小
型の測定携帯端末を用いて測定されたバイタルデータを
無線により送信する在宅看護における健康管理データ収
集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢者の増加にともない、通院
後、在宅にて療養する者や、寝たきり、あるいは体が不
自由で在宅看護を受ける者が増加している。こうした在
宅看護を行うにあたり、従来は医者、ホームヘルパーな
どの看護者が各家庭を巡回し、被看護者の容態の把握、
脈拍や体温の測定などを行っていた。しかし、その巡回
においては、看護者は就労時間が限られているととも
に、被看護者間の移動にも時間を要することから、1日
に巡回できる被看護者数には限界があった。
【0003】また、1人の被看護者に対しては、毎日回
診できない上、1回の測定時間、測定内容が制限される
ことから、被看護者の容態の変化に気付くのが遅れるこ
とがあった。そして、その巡回により、収集したデータ
は、その後にまとめて集計することにもなり、被看護者
数が多くなれば被看護者の看護が十分行えないという問
題点があった。そこで、このような状況を改善するため
に、在宅看護を受けている者を遠隔で看護するシステム
が開発されてきた。
【0004】この在宅看護者を遠隔にて看護する従来技
術の一例が、特開平10−43143号公報に訪問看護
支援システムとして開示されている。この公報に開示の
訪問看護支援システムによれば、患者側の看護システム
は、患者のバイタルデータを測定する電子体温計及び電
子血圧・脈拍計カフと、これら測定器を制御する基礎バ
イタルデータ計測部と、その測定器により測定されたバ
イタルデータを公衆回線に送信するデータ報告用通信部
とにより構成される。このような構成により、患者のバ
イタルデータを患者の自宅にて測定できるとともに、こ
のバイタルデータを公衆回線を使用して看護者に送信す
ることで、遠隔による在宅看護を実現することができ
る。
【0005】また、在宅看護に関する従来技術の一例
が、特開平11−89802号公報に在宅医療システム
及び医療情報処理方法として開示されている。この公報
に開示の在宅医療システム及び医療情報処理方法によれ
ば、医療システムは、センター側装置と、在宅側装置
と、通信回線網とにより構成されている。ここで、セン
ター側装置は、各構成のデータの送受信を行う通信装置
と、医師等の姿を撮影するテレビカメラ装置と、ハンズ
フリーの通話装置と、各構成の全体の制御を行う処理装
置とにより構成される。
【0006】また、在宅側装置は、患者の生体情報を収
集して通信回線に送信する通信装置と、患者又は介護者
の姿を撮影するテレビカメラと、ハンズフリーの通話装
置と、各構成の全体の制御を行う処理装置とにより構成
される。このような構成により、医師が在宅患者を往診
することなく患者の容態を把握できるとともに、患者及
び介護者に対して医師から適切なアドバイスをすること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−43143号公報に開示の訪問看護支援システム
においては、データ報告用通信部と、基礎バイタルデー
タ計測部と、測定機器である電子体温計及び電子血圧・
脈拍計カフとは、有線で接続されている。このような構
成により、常時又は1日に数回、この測定機器による測
定を受ける被看護者は、その測定時には、測定機器を身
体に装着して、基礎バイタルデータ計測部などに有線に
よって接続されることから、被看護者の行動が拘束され
る原因となっていた。
【0008】また、特開平11−89802号公報に開
示の在宅医療システム及び医療情報処理方法において
は、一人の被看護者に対し一人の看護者が対応していれ
ば問題はないが、複数の被看護者を一人の看護者が担当
している場合に、それら被看護者のバイタルデータを入
手したいときは、被看護者ごとに、被看護者の測定装置
内の記憶装置にアクセスしてバイタルデータを受信しな
ければならない。つまり、被看護者の人数分だけ通信回
線網を使用する必要があるため、コストがかかるととも
に長時間を要していた。
【0009】また、一人の被看護者に対して複数の看護
者がある場合は、一般に複数の看護者はそれぞれにその
被看護者の担当分野が決められている。例えば、内科や
外科などの医療分野、医者やホームヘルパーなどの看護
分野である。このように担当分野は異なるものの、必要
とするバイタルデータには共通するものが存在する。例
えば、体温、血圧、脈拍などである。これらをデータベ
ース化し、各看護者が必要なときにそのバイタルデータ
を使用することができれば、被看護者に対して的確な対
応ができるとともに、データベースとしてバイタルデー
タを集中管理することで看護者からのアクセス時間が短
縮できる。さらに、複数の看護者に対して複数の被看護
者がある場合は、バイタルデータの集中管理の重要性が
顕著となる。
【0010】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、被看護者用端末により測定されたバイタル
データを、無線によって通信回線網に送信するととも
に、送信されたバイタルデータをデータベースとして集
中管理することにより、通信設備の縮減及び通信回線網
の使用回数の減少にともなうコストの削減と、被看護者
への測定時の負担を軽減することを可能とする在宅看護
における健康管理データ収集システムの提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1記載の在宅看護における健康管理
データ収集システムによれば、バイタルデータを測定し
て通信回線網に送信する被看護者用端末と、通信回線網
に送信されたバイタルデータを収集して保存するネット
ワークデータベースセンタと、通信回線網を介してネッ
トワークデータベースセンタにアクセス可能な看護者用
端末とを備えた構成としてある。このように、在宅で看
護を受けている被看護者のバイタルデータをネットワー
クデータベースセンタに収集することとすれば、バイタ
ルデータをデータベースとして効率的に管理することが
できる。
【0012】そして、看護者は、複数の被看護者のそれ
ぞれの被看護者用端末にアクセスして、バイタルデータ
を収集する必要がなくなる。つまり、何度も通信回線網
を使用しなくても、ネットワークデータベースセンタに
一度アクセスするだけで、被看護者全員のバイタルデー
タを取り出すことができる。したがって、看護者は通信
回線網の使用回数を減少させることができ、コストの削
減が可能となる。
【0013】また、請求項2によれば、被看護者用端末
は、人体に装着可能であって、バイタルデータを測定す
るバイタルデータ測定部と、このバイタルデータ測定部
により測定されたバイタルデータを無線によって通信回
線網に送信する無線部と、バイタルデータ測定部及び無
線部を制御する制御部とを備えた構成としてある。この
ような構成によれば、被看護者の在宅家屋に通信回線網
を引き込む必要がないとともに、この通信回線網に接続
する通信端末機を備えることも要しないため、設備コス
トの削減を図ることができる。さらに、被看護者用端末
が有線によりバイタルデータを送信していたために、被
看護者の行動が拘束されていたが、バイタルデータの無
線送信を可能とすることにより、その拘束を軽減するこ
とができる。
【0014】また、請求項3によれば、ネットワークデ
ータベースセンタが、データ圧縮機能を備えた構成とし
てある。このような構成によれば、測定ごとに増加する
バイタルデータを圧縮して保存することにより、ネット
ワークデータベースセンタの記憶部を効率的に使用する
ことができるとともに、設備コストの削減を図ることが
できる。
【0015】また、請求項4によれば、バイタルデータ
測定部が、焦電型赤外線センサを用いて体温を測定する
体温測定器を備えた構成としてある。このように、被看
護者用端末に、小型の焦電型赤外線センサを用いて体温
を測定する体温測定器を備えることによれば、被看護者
用端末を小型化できる。そして、携帯性を有して人体に
装着可能とすることにより、測定時に被看護者の行動が
拘束されるのを防止することができる。
【0016】また、請求項5によれば、被看護者用端末
が、腕時計型電子血圧計を備えた構造としてある。この
ような構成によれば、被看護者の血圧が測定できるとと
もに、測定中に被看護者の行動が拘束されることを防止
することができる。
【0017】また、請求項6によれば、被看護者用端末
が、定期測定プログラムを備えた構成としてある。この
ような構成によれば、被看護者用端末により、バイタル
データの測定を定期的に行うことができるとともに、看
護者及び被看護者の双方がその測定の操作の手間を省く
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の在宅看護における
健康管理データ収集システムの実施形態について、図を
参照して説明する。まず、本発明の実施形態について、
図1を参照して説明する。図1は、実施形態の構成を示
す構成図である。
【0019】同図に示すように、本実施形態の在宅看護
における健康管理データ収集システムは、看護者が該シ
ステムを使用するために操作する看護者端末100と、
この看護者端末100が接続された一般的な通信回線網
200と、この通信回線網200に備えられた一般的な
電話交換機300と、この電話交換機300に接続さ
れ、被看護者のバイタルデータを収集して保存するネッ
トワークデータベースセンタ400と、通信回線網20
0の基地局500と、バイタルデータを測定するととも
に、このバイタルデータを通信回線網200を介して電
話交換機300に送信する測定携帯端末600により構
成される。
【0020】ここで、看護者端末100は、通信回線網
200を介してネットワークデータベースセンタ400
にアクセスし、このネットワークデータベースセンタ4
00に保存されたバイタルデータを取り出す。そして、
看護者端末100はモニタ110を有しており、その取
り出したバイタルデータを加工し、表、グラフ又は図な
どで被看護者の容態を表わす。
【0021】さらに、看護者端末100は、測定携帯端
末600にバイタルデータの測定を開始させる信号を送
信することもできる。この送信は、定期的に行うこと
も、看護者が適宜行うこともできる。なお、看護者端末
100は、一つであっても複数であっても良い。また、
通信回線網200は、一般的な電話回線網、特定の通信
情報回線、ISDN回線などを含むことができる。
【0022】また、ネットワークデータベースセンタ4
00は、測定携帯端末600により測定された被看護者
のバイタルデータを記憶する記憶部410と、この記憶
部410を管理するデータベース管理部420により構
成される。そして、記憶部410は、バイタルデータな
どの登録データを、登録データベース411を構成して
記憶する。
【0023】この登録データベース411は、図2に示
すように、被看護者を特定するために登録される被看護
者電話番号データ412と、測定携帯端末600により
測定された被看護者のバイタルデータが収集されて登録
される収集データ413により構成される。
【0024】また、データベース管理部420は、測定
携帯端末600から送信されてきたバイタルデータを受
信して記憶部410に記憶させる。そして、看護者がそ
のバイタルデータを取り出すために登録認識番号を入力
すると、データベース管理部420は、この登録認識番
号に対応したバイタルデータを記憶部410から検索し
て看護者端末100に送信する。
【0025】さらに、データベース管理部420は、収
集したバイタルデータを圧縮して記憶部410に記憶さ
せるデータ圧縮機能を備えることができる。このデータ
圧縮機能を備えることにより、定期的な測定により日々
増加するバイタルデータを圧縮することができるため、
記憶部410におけるバイタルデータの占有スペースを
縮小させ、効率的にバイタルデータを記憶することがで
きる。したがって、データベース管理部420は、大量
のバイタルデータの記憶が可能となるとともに、記憶部
自体の記憶容量も抑えることができるため、設備コスト
を削減することができる。
【0026】このように、ネットワークデータベースセ
ンタ400は、通信回線網200に接続されることによ
り、測定携帯端末600から送信された複数のバイタル
データを集中して保存できるとともに、バイタルデータ
を効率的に管理することができる。さらに、複数の測定
携帯端末600にアクセスをしなくてもネットワークデ
ータベースセンタ400に一度アクセスするだけで、全
被看護者のバイタルデータを収集できるため、通信回線
網200の使用回数を減少することができ、コストを抑
制することができる。
【0027】また、測定携帯端末600は、図3に示す
ように、バイタルデータを測定するバイタルデータ測定
部610と、このバイタルデータ測定部610を制御す
るバイタルデータ測定制御部620と、測定用のプログ
ラムなどを格納したROM(Read Only Me
mory)630と、測定開始時間を計測する時計部6
40と、バイタルデータを通信回線網200に送信する
無線部650と、アンテナ660と、無線部650によ
り送信されるまでバイタルデータを保存する一時記憶部
670と、各部を制御する制御部680により構成され
る。
【0028】バイタルデータ測定部610は、バイタル
データである体温、血圧、脈拍を測定する体温測定器6
11、血圧・脈拍測定器612を備えている。ここで、
体温測定器611は、一般的な水銀体温計の他、LiT
aO3に代表される焦電素子を用いた焦電型赤外線セン
サ、あるいは、サーミスタ半導体を用いた温度センサに
より構成することができる。
【0029】このうち、焦電型赤外線センサは、焦電素
子が赤外線を受光することで、その表面電荷を変化させ
ることを利用する。つまり、人体から発せられる赤外線
が焦電素子に照射されると、焦電素子の自発分極が変化
し、結晶表面の電荷が非均衡になる。この非均衡の電荷
を電圧変化として取り出すことにより赤外線を検出する
ことができる。この場合、人体から発せられる赤外線の
波長は、20〜40℃の体温において、最大9.5μm
である。この体温の変化に連動して変化する赤外線の波
長の範囲において、焦電型赤外線センサは、センサの応
答速度などに優れた特性を示す。
【0030】また、サーミスタ半導体を用いた温度セン
サは、サーミスタ半導体の抵抗値が、温度の上昇ととも
に減少することを利用する。このサーミスタ半導体の抵
抗温度依存性は、温度1℃の上昇に対して2〜5%程度
であって、体温として測定される32〜42℃の範囲に
おいて高い安定性を示す。このサーミスタ半導体を用い
た温度センサは、このサーミスタ半導体の他に、CR発
振器、基準抵抗などを備えている。そして、CR発振器
に、基準抵抗が接続された場合の信号発信回数と、サー
ミスタ半導体が接続された場合の信号発信回数とを比較
して温度(体温)を測定する。
【0031】また、血圧・脈拍測定器612としては、
公知の腕時計型電子血圧計を利用することができる(例
えば、実開昭63−174806号)。この腕時計型電
子血圧計は、図4に示すように、血管に圧力を加えるた
めのカフ612aと、このカフ612a内を加圧あるい
は減圧するための圧力調整部612bと、カフ612a
内の圧力(カフ圧)を検知するカフ圧検知部612c
と、このカフ圧検知部612cにおいて検知されたカフ
圧を増幅する増幅回路612dと、コロトコフ音(K
音)を認識するK音認識部612eと、このK音認識部
612eにより認識されたK音を増幅する増幅回路61
2fと、この増幅回路612fにより増幅されたK音に
もとづいて脈拍値を算出する脈拍演算部612gと、増
幅回路612dにより増幅されたカフ圧、及び増幅回路
612fにより増幅されたK音にもとづいて血圧値を算
出する血圧演算部612hと、この血圧演算部612h
において算出された血圧値、及び脈拍演算部612gに
おいて算出された脈拍値を表示する表示部612jによ
り構成される。
【0032】ここで、コロトコフ音は、カフ612aに
より血管を圧迫しているときに脈拍と連動して発生する
音であり、カフ圧が最高血圧になると発生し、最低血圧
になると消失する。したがって、血圧値を測定するため
に構成された腕時計型電子血圧計を用いて、脈拍に連動
して発生するコロトコフ音を測定することにより、血圧
値とともに脈拍値を測定することもできる。
【0033】また、図3に示すような構成からなる測定
携帯端末600は、腕時計の形状とすることができ、こ
れを図5に示す。そして、同図に示すように、測定携帯
端末600は、手首に装着するためのバンド600aを
備えている。このような構成により、手首においてバイ
タルデータを測定することができるとともに、無線によ
り、その測定結果を通信回線網に送信することができ
る。したがって、被看護者は、有線で測定機器と接続さ
れることで拘束されていた行動について、その拘束を軽
減することができる。
【0034】また、バイタルデータ測定部610各部
は、図3に示すように、同一の測定装置内(測定携帯端
末600内)に収めてもよく、また、図6に示すよう
に、バイタルデータ測定部610各部のそれぞれが別個
の測定装置を構成してもよい。後者の場合は、体温測定
器611は体温データ送信部611kを、血圧・脈拍測
定器612は血圧・脈拍データ送信部612kをそれぞ
れ備えるとともに、測定携帯端末600は、体温データ
受信部691と、血圧・脈拍データ受信部692とを設
けたバイタルデータ受信部690を備えることができ
る。
【0035】このような構成により、バイタルデータ測
定部610各部において測定されたバイタルデータを無
線により測定携帯端末600に送信することができ、さ
らに、この測定携帯端末600から通信回線網200に
送信することができる。したがって、被看護者は、小型
化された測定携帯端末600を装着してバイタルデータ
を測定することができるとともに、無線送信を備えるこ
とにより、有線送信にともなう被看護者の行動の拘束を
軽減することができる。
【0036】なお、本実施形態において、血圧値の測定
及び脈拍値の測定は、一つの測定手段(血圧・脈拍測定
器612)により行っているが、それぞれ個別の測定手
段(血圧測定手段と脈拍測定手段)を設けることもでき
る。また、バイタルデータ測定部610は、体温、血
圧、脈拍以外のバイタルデータを測定する装置を設ける
こともできる。
【0037】また、ROM630は、定期測定プログラ
ムを備えることができる。この定期測定プログラムは、
測定携帯端末600により被看護者のバイタルデータを
測定する時間を管理するプログラムであって、時計部6
40により計測された測定開始時間にもとづいて、制御
部680が、バイタルデータ測定制御部620に測定開
始信号を送信して、バイタルデータの測定を開始させ
る。このように定期測定プログラムを備えることによ
り、自動的にバイタルデータの測定が開始されるため、
看護者及び被看護者が測定の操作の手間を省くことがで
きるとともに、定期的に測定すべきバイタルデータの欠
落を防止することができる。
【0038】また、一時記憶部670は、無線部650
により送信されるまでバイタルデータを格納する。した
がって、例えば、被看護者がバイタルデータの測定時間
に外出して、基地局500の通信可能エリア内にいなく
なった場合であっても、バイタルデータを送信可能な状
態になるまで保存しておくことができる。これにより、
定期的に測定されているバイタルデータに、欠落が生じ
るのを防止することができる。
【0039】また、測定携帯端末600は、被看護者に
意識されずに測定できるように、測定時は無鳴動とする
ことができる。つまり、測定することを知らせる鳴動機
能が突然動作すると、被看護者はショックを受ける可能
性があるからである。また、1基の基地局500に対す
る測定携帯端末600の台数は、その基地局500の電
波の届く範囲内であれば複数台であってもよい。
【0040】なお、本発明においては、被看護者は、在
宅看護を必要とする者を対象としているが、これに限る
ものではない。例えば、一般的に動物園における各動物
の健康状態を管理することは、容易ではないが、上記シ
ステムにより、脈拍や体温の測定が可能な測定携帯端末
をあらかじめ各動物に付けておけば、各動物の健康管理
データの収集が容易にできる。
【0041】次に、本実施形態の動作について、図1、
図3を参照して説明する。被看護者は、測定携帯端末6
00を装着しており、通常、周辺にある基地局500か
ら電波が届く場所に滞在する。その被看護者が装着して
いる測定携帯端末600は、定期測定プログラムを備え
ており、定期的にバイタルデータを測定する。
【0042】この定期測定プログラムによるバイタルデ
ータの測定について図3を参照して説明する。まず、制
御部680は、時計部640から時刻データを読み込
む。この読み込んだ時刻データが測定開始時刻かどうか
を判断し、測定開始時刻であれば、バイタルデータ測定
制御部620に、測定開始信号を送信する。
【0043】そして、この測定開始信号を受信したバイ
タルデータ測定制御部620は、体温測定器611、血
圧・脈拍測定器612など、バイタルデータ測定部61
0各部に測定開始信号を送信して、それぞれが担当する
バイタルデータを測定させる。こうして、バイタルデー
タ測定部610各部により測定されたバイタルデータ
は、バイタルデータ測定制御部620を介して、一旦、
一時記憶部670に記憶される。そして、すべてのバイ
タルデータの収集が終了すると、制御部680は、バイ
タルデータを無線部650及びアンテナ660を介して
通信回線網200に送信する。
【0044】ここで、被看護者が外出などによって基地
局500の電波が届く場所にいなくなった場合は、一時
記憶部670にバイタルデータを記憶しておいて、この
バイタルデータが送信可能となったときに通信回線網2
00に送信する。このように送信されたバイタルデータ
は、ネットワークデータベースセンタ400においてデ
ータベース管理部420により記憶部410に保存さ
れ、登録データベースを形成する。
【0045】一方、看護者は、看護者端末100によ
り、被看護者の測定携帯端末600の電話番号をネット
ワークデータベースセンタ400に予め登録しておく。
そして、看護者が被看護者のバイタルデータを取り出し
たい場合は、特番+登録認識番号を看護者端末100に
より入力する。ここで、特番とは、ネットワークデータ
ベースセンタ400にアクセスするための番号をいう。
また、登録認識番号とは、ネットワークデータベースセ
ンタ400とのアクセスが許可された者に与えられる個
人番号をいう。
【0046】この特番+登録認識番号を受けた電話交換
機300は、特番の認識により、ネットワークデータベ
ースセンタ400へアクセスする。そして、このアクセ
スによりネットワークデータベースセンタ400内のデ
ータベース管理部420が、登録認識番号に対応したバ
イタルデータを記憶部410から検索して看護者端末1
00に送信する。
【0047】この送信を受けた看護者端末100は、モ
ニタ110に、そのバイタルデータを表示する。このモ
ニタ110による表示によって、被看護者のバイタルデ
ータを確認した看護者は被看護者の容態などを把握する
ことができるとともに、異常な脈拍や高熱などを発見し
た場合は、即座に被看護者の元へ駆けつけて、救急処置
を行うことが可能となる。
【0048】また、定期的に測定されているバイタルデ
ータ以外に、看護者がバイタルデータを測定したい場合
は、ネットワークデータベースセンタ400にアクセス
して記憶部410の登録データベース411に登録され
た被看護者電話番号データ412を用いて、被看護者の
測定携帯端末600にデータ収集のための測定開始信号
を送信することができる。
【0049】このように、通信回線網200にネットワ
ークデータベースセンタ400を備えることにより、看
護者が複数の被看護者のデータを収集したいときに、被
看護者のそれぞれの測定携帯端末600にアクセスする
たびに、そのつど通信回線網200を使用する必要がな
くなり、ネットワークデータベースセンタ400に一度
アクセスするだけで全被看護者のバイタルデータを取り
出すことができる。したがって、通信回線網200の使
用コストを削減することができる。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、被看護者用端末により測定されたバイタルデー
タを、無線によって通信回線網に送信するとともに、送
信されたバイタルデータをデータベースとして集中管理
することにより、通信設備の縮減及び通信回線網の使用
回数の減少にともなうコストの削減と、被看護者への測
定時の負担の軽減を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す構成図である。
【図2】ネットワークデータベースセンタ内の登録デー
タベースの構成を示す構成図である。
【図3】本発明の測定携帯端末の構成を示す構成図であ
る。
【図4】腕時計型の血圧・脈拍測定器の構成を示す構成
図である。
【図5】腕時計型の測定携帯端末を装着した状態を示す
外観図である。
【図6】本発明の測定携帯端末について、バイタルデー
タ測定部を分離して構成した場合の構成図である。
【符号の説明】
100 看護者端末 110 モニタ 200 通信回線網 300 電話交換機 400 ネットワークデータベースセンタ 410 記憶部 411 登録データベース 412 被看護者電話番号データ 413 収集データ 420 データベース管理部 500 基地局 600 測定携帯端末 600a バンド 610 バイタルデータ測定部 611 体温測定器 611k 体温データ送信部 612 血圧・脈拍測定器 612a カフ 612b 圧力調整部 612c カフ圧検知部 612d 増幅回路 612e K音認識部 612f 増幅回路 612g 脈拍演算部 612h 血圧演算部 612j 表示部 612k 血圧・脈拍データ送信部 620 バイタルデータ測定制御部 630 ROM 640 時計部 650 無線部 660 アンテナ 670 一時記憶部 680 制御部 690 バイタルデータ受信部 691 体温データ受信部 692 血圧・脈拍データ受信部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイタルデータを測定して通信回線網に
    送信する被看護者用端末と、 前記通信回線網に送信されたバイタルデータを収集して
    保存するネットワークデータベースセンタと、 前記通信回線網を介して前記ネットワークデータベース
    センタにアクセス可能な看護者用端末とを備えているこ
    とを特徴とする在宅看護における健康管理データ収集シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記被看護者用端末は、人体に装着可能
    であって、 バイタルデータを測定するバイタルデータ測定部と、 このバイタルデータ測定部により測定されたバイタルデ
    ータを無線によって前記通信回線網に送信する無線部
    と、 前記バイタルデータ測定部及び前記無線部を制御する制
    御部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の在
    宅看護における健康管理データ収集システム。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークデータベースセンタ
    が、データ圧縮機能を備えていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の在宅看護における健康管理データ収集
    システム。
  4. 【請求項4】 前記バイタルデータ測定部が、焦電型赤
    外線センサを用いて体温を測定する体温測定器を備えて
    いることを特徴とする請求項1、2又は3記載の在宅看
    護における健康管理データ収集システム。
  5. 【請求項5】 前記被看護者用端末が、腕時計型電子血
    圧計を備えていることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の在宅看護における健康管理データ収集システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記制御部が、定期測定プログラムを備
    えていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    記載の在宅看護における健康管理データ収集システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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