JP2002367061A - 緊急医療連絡システム - Google Patents

緊急医療連絡システム

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JP2002367061A
JP2002367061A JP2001169969A JP2001169969A JP2002367061A JP 2002367061 A JP2002367061 A JP 2002367061A JP 2001169969 A JP2001169969 A JP 2001169969A JP 2001169969 A JP2001169969 A JP 2001169969A JP 2002367061 A JP2002367061 A JP 2002367061A
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Osamu Nakada
修 中田
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な操作を簡易化し、必要なデータを必
要な時刻に計測することが可能であって、平常値との差
を検索し管理センタに通報された異常値に対応して必要
な医療機関への通報や処置を指示する緊急医療連絡シス
テムを提供する。 【解決手段】 健常時の平常血圧、脈拍、体温を平
常時データとし、腕時計型の簡易携帯センサで被検者の
現状の数値を実測し、平常時データと対比して正常値の
許容範囲を超えた場合に、異常の発生を電送して、その
異常の程度により医療機関等に適宜の対処方法を指示す
る構成である。また腕時計型に携帯電話機能GPSテレ
ビ電話機能が装備できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は老人介護等に関連し
た健康状態の継続的ウオッチングサービスに関するもの
であり、特に被験者の手首または腕等に携帯用の簡易血
圧計/脈拍計/体温計を装備し、常に身体の一部に携帯
装着していることにより、急な健康状態の変化をセンサ
で関知し、迅速的確な医療または対処が受けられるよう
にする機器およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】個人の健康情報をコンピュータ化するこ
との必要性は提唱されているが、現実性が伴わない欠点
があった。また、個体の情報はその平常値がまちまちで
あるために、一定値を定めて画一的に集中管理ができな
い難点がある。また、従来の血圧計、脈拍計、体温計等
は、最近は便利な構造となり、簡易に取扱できるような
形式となっているが、個々の計器は正確な情報をキャッ
チするためのセンサであり、計器自体は精密器械であっ
て、取扱様によっては正確な計測結果が得られない可能
性もある。老人や病人にとって、これらの機器を正確に
操作することは困難である場合もあった。また、計測時
間を指定されているのに忘れてしまったり、計器のない
場所にいたりする可能性がある。従って、簡易に操作出
来て時間的にも必要な時刻に自動的に計測して記録を取
っておいて置けるような計器の開発が待たれている。
【0003】一方、携帯電話は普及は目ざましいものが
あり、ビジネスで必要とする者以外に、若者に全般的に
普及しており、その他の携帯電話を必要とする全ての個
人が所有しているような状況にある。特に老人には連絡
の必要上、所有させている例も多い。また、老人の場合
には存在場所を確認したいという要請が強いのでPHS
にGPS機能を内蔵させることが考えられている。さら
に、他の携帯電話であってもGPS機能を搭載させるこ
とは可能である。
【0004】老人医療や病気療養中の者を考える場合、
異常の発生を直ちに察知し、いち早く対処することが重
要となる。また、病気と特定されていない者であっても
身体に異常の起こる可能性のある者の場合、継続的に医
療情報を計測することが必要となる。そこで、腕時計の
ように常に携帯し肌に装着した状態の機器の中に血圧計
/脈拍計/体温計を装備した機器の開発が待たれてい
た。
【0005】各種計測機器は、小型化し、腕時計のよう
に装着したまま身体の医療情報を計測することが可能と
なることはあっても、それらの情報を平常値と比較し
て、集中的に異常の管理をするシステムは構築されてい
ない。従って、医療的には有用な異常情報が、有効に医
療に活用されていないまま個人が所有した状態に止まっ
ているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の個々
に存在する血圧計、脈拍計、体温計をバラバラに存在す
る不都合を解決し、複雑な操作を簡易化し、必要なデー
タを必要な時刻に計測することが可能であって、平常値
との差を検索して異常値を管理センタに通報する機能
と、当該通報に対応して必要な医療機関への通報や処置
を指示する総合的な緊急医療連絡システムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る緊急医療連絡システムは、被検者の平
常時の平常血圧、平常脈拍、平常体温を予め平常時デー
タとして記憶させ、現状の血圧、脈拍、体温を簡易携帯
センサによって実測し、予め記憶させておいた平常時デ
ータと比較して、正常値の許容範囲を超えた場合は、自
動的に異常の発生の事実を電送し医療機関等に適宜の対
処方法を指示する構成である。簡易携帯センサは、腕時
計型の携帯電話の形態であって、常に腕に装着した状態
で、血圧、脈拍、体温が、常時または一定時間を設定し
てまたは任意の時刻に計測できる構成である。また、G
PS(Global Positioning System=地上位置確認機能)
を装備させことも、携帯電話機能を装備させることも可
能である。また、テレビ電話機能を備えることも可能で
ある。
【0008】緊急医療連絡システムは、被検者の健康状
態での血圧、脈拍、体温を計測記憶させる平常値検診工
程と、平常値を比較対象要の平常時データとして保存す
る平常値記憶工程と被検者の血圧、脈拍、体温の現在値
を簡易携帯センサで実測して測定する計測工程と、実測
した値と既に記憶されている平常時データとを対比する
比較工程と、平常時データと実測値とを対比して比較値
を算出し、結果が平常値の範囲に入るか否かを決定する
判定工程と、判定結果を健康管理センターへ送信する判
定結果送信工程と、判定結果が平常値の範囲を超えた場
合に健康管理センタへ異常の発生を発信する健康異常発
生通報工程と、通報された異常情報に基づき、適切な医
療処置を救急医療機関を通して施すように依頼する処置
依頼工程とからなる構成である。
【0009】また、別の緊急医療連絡システムは、被検
者の健康状態での血圧、脈拍、体温を計測記憶させる平
常値検診工程と、個人の平常時情報を比較対象の基礎デ
ータとして健康管理センタが保存する平常値記憶工程
と、被検者の血圧、脈拍、体温の現在値を簡易携帯セン
サで実測する計測工程と、実測した値を自動的に健康管
理センタに送付する電送工程と、健康管理センタにおい
て平常時データと実測値を対比する比較工程と、比較判
定の結果を簡易携帯センサに返送する結果電送工程と、
判定結果が平常値の範囲を超えた場合に健康管理センタ
へ異常の発生を発信する健康異常発生通報工程と、通報
された異常情報に基づき、適切な医療処置を救急医療機
関を通して施すように依頼する処置依頼工程と、からな
る構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る緊急医療連絡
システムを図面に示す構成図とフローチャートにより詳
細に説明する。図1は本発明にかかる緊急医療連絡シス
テムの構成図であり、図2は同じく緊急医療連絡システ
ムのフローチャートである。緊急医療連絡システム10
は、簡易携帯センサ12と、健康管理センタ14と平常
時データ16と、実測値18とからなる。また、緊急医
療連絡システム10は、平常値検診工程20と、平常値
記憶工程30と、計測工程40と、比較工程50と、判
定工程60と、判定結果送信工程70と、健康異常発生
通報工程80と、処置依頼工程90とからなる。また、
別の緊急医療連絡システムは、比較工程50と判定工程
60を健康管理センタで行う為に、実測値電送工程45
が、比較工程50と判定工程60の前段階として入る構
成である。
【0011】この発明で注目したデータは健康情報の中
でもっとも基本的であり、必要最低限と考えられる情報
は、血圧と脈拍と体温をそのデータの基礎としている。
この発明を利用して健康管理を行う者は、被検者として
まず平常時の平常血圧、平常脈拍、平常体温を予め計測
して平常時データ16として記憶させる。平常時のデー
タの計測は必ずしもこの発明で使用する簡易携帯センサ
12を使用する必要はないが、平常時のデータと計測時
のデータの比較の精度と信頼性を上げる為に、計測時に
使用する機器と同一の機器により平常時のデータ16を
計測することが望ましい。また、平常時データ16は、
第一の実施例では簡易携帯センサ12内に保存され、第
二の実施例では健康管理センタ14の中に保存される。
また、計測結果の実測値データ18は、第一の実施例の
ように簡易携帯センサ12の中で平常時データと比較さ
れる場合と、後述する別の実施例のように健康管理セン
タ14の中にサーバ等の保管場所に電送されて平常時デ
ータと比較される場合とがある。また、実測値データも
簡易携帯センサ12と健康管理センタ14の両方に保存
することも可能である。実測されたデータは保存されて
いる平常時のデータ16と比較され、正常値の範囲内に
あるか否かが判定され、異常があれば、簡易携帯センサ
12から外部の健康管理センタ14に電送される。この
システムによれば簡単な装置で24時間の完全健康管理
が可能となる。
【0012】健康管理センタ14に平常時データ16が
保存記録される実施例の場合は、常に実測したデータ1
8は健康管理センタに伝送され、実測値18と平常時デ
ータ16とが比較されることになる。異常値の場合に限
らず正常値の範囲内であっても実測データ18は健康管
理センタ14に電送されることになり、正常値の許容範
囲内であるという判定結果を再度フィードバックする必
要がある点で本発明の他の実施例と異なる。計測結果を
数多く採取する設定では、正常範囲の場合は結果を一々
フィードバックさせない構成も考えられる。
【0013】簡易携帯センサ12は、血圧、脈拍、体温
が計測できる機器であれば、一体型である必要はなく、
その形状の詳細等は問わない。ただし血圧計1、脈拍計
2、または体温計3がコンパクトにまとまっている方が
簡便であり、かつ身体の一部に接してこの3種類のデー
タが同時に計測できると便利である。この発明の実施例
で想定している簡易携帯センサ12は、腕首に装着する
腕時計型の血圧計であり、脈拍も体温も計測できる腕時
計型タイプ携帯センサを利用している。現状の血圧測定
器は腕または指に圧力を掛けないと測定できないが、手
首に巻き付けるただけの圧力で血圧を計測することが可
能となっている。上述した通り血圧計、脈拍計、体温計
は形態を上記のものに限定するものではない。また、3
つの計測が同時に作動するタイプである必要はない。個
々に計測しながら、それぞれの計測値を電子データに変
換して発信できるタイプであれば足りる。
【0014】正常値の許容範囲を超えた場合は、簡易携
帯センサ12から健康管理センタ14に自動的に異常の
発生の事実である健康異常発生通報19を電送する。手
動による健康異常発生通報19である異常信号の電送で
あってもよい。異常信号に合わせて、医療機関等15に
救急医療の発動を要請するとか、その他の緊急の応急処
置方法を指示することができる。また健康異常発生通報
19である異常値についても、さらに細分化して、正常
値範囲に近い範囲に亜異常範囲をイエローゾーンとして
設定することも可能である。このイエローゾーンについ
ては注意を促すまたは、警告のサインを発する等の注意
信号を発生することが考えられる。レッドゾーンについ
ては、個体に応じた救急医療を別途に設定することも可
能であるが、健康管理センタで一律に対処することも可
能である。
【0015】イエローゾーンやレッドゾーンの設定は自
由でありその対処の仕方も自由に設定することができ
る。一例としてイエローゾーンのケース1の場合は、本
社より健康の状況を確認し、場合によっては、親族に通
知したり、主治医やケアープランナーに多少の異常が発
生していた事実を報告する事等がその対象方法となる。
次にケース2に当たるレッドゾーンの場合は、軽傷であ
ることが確認できる場合には、親族、主治医、ケアープ
ランナーに連絡する等が考えられる。また、中程度の症
状の場合は、主治医に緊急連絡し、主治医がケアーでき
ない場合は救急車を派遣し、親族にも緊急連絡する。さ
らに病院にも連絡し対応を協議することとなる。
【0016】重傷の場合で、被検者(患者)と連絡が取
れない(電話に出れない)場合は、緊急非常時信号音を
発信し、周囲の誰かに助けを求め、電話で出た人に状況
を聞き、医療機関等に連絡を取って救急車の手配等をす
る。または、PHSの位置確認機能またはPHSにGP
S(地上位置確認)機能を付加することにより、患者の
現在位置を、その機能で確認して救急車の手配をして緊
急指定病院に向かう。主治医に緊急連絡をして本社から
患者の医療データを病院に送付する。その他に、ケース
3で緊急ボタンによる連絡を受けた場合は、状況を確認
し、会話で状況が確認取れる場合には、各状況に対応し
て処置をする他、会話ができない場合は、上記の重傷の
場合の対応と同じく、緊急非常時信号音を発して対処す
る。
【0017】簡易携帯センサ12は、任意に計測する形
式であっても、血圧、脈拍、体温を常時計測し続ける形
式であってもよい。一定の時刻を設定して、午前2回、
午後3回のような設定を設けて設定時刻に計測する方式
も考えられる。現在ある腕時計型の血圧計としては、手
首に装着して腕を上下に挟んで血圧を計測する構造のも
のあるが、従来の形式に加えて、新たに、腕時計にセン
サが付加された構造の血圧計も開発されている。新たな
機器の構成では、親機となる通常の血圧計とは別に、腕
時計に子機が付加されており、腕時計に付加された子機
は、その表面センサに指の乗せるだけで簡便に血圧が計
測できる。さらに開発は急速に進展している。また、被
検者の都合のいい任意の時刻に計測を開始することも可
能である。
【0018】さらに、PHS機能を付加すれば、PHS
の位置確認機能が利用できるので、PHSを受信できる
一定の範囲に存在することが確認できる。さらにPHS
に限らず、他の携帯電話機能を追加したりGPS( Glo
bal Positioning System=地上位置確認)機能を備える
ことも可能である。携帯電話機能を有する形態であって
も、別に緊急ボタンを装備して、必要な時は、健康管理
センタまたは必要に応じて救急医療を呼べるようにする
ことも可能である。また、携帯電話と簡易携帯センサは
分離可能な構造とすることも可能である。
【0019】さらに進んでテレビ電話機能を装備するし
た実施例では、現実の異常の発生を視覚で捉えることが
できるので、より適切な指示判断が下せることになる。
また、異常の無い状態であっても、異常がないことを確
認することにより、安心を得ることができる。
【0020】緊急医療連絡システムの工程で平常値検診
工程20は、被検者の健康状態での血圧、脈拍、体温を
計測記憶させる工程であり、比較検討する為の標準値で
ある被検者の平常時の測定値を予め計測する工程であ
る。この工程は、被検者の個人情報であり、必ずしも簡
易携帯センサで実測する必要はない。ただし、対比する
関係で同一の機器を使用することが望ましい場合もあ
る。
【0021】平常値記憶工程30は、被検者が測定した
平常時の血圧、脈拍、体温を平常時データとして記録す
る工程である。比較する基準値の設定であり、正常値の
範囲を定めて使用する。記憶箇所は、被検者の所持する
簡易携帯センサ12の中であっても、健康管理センタで
あってもよい。
【0022】計測工程40は、被検者の血圧、脈拍、体
温の現在値を簡易携帯センサ12で実測する工程であ
る。被検者の血圧、脈拍、体温は状況によって随時変化
するので、実測値を常に把握しておく必要がある。
【0023】比較工程50は、実測した値と既に記憶さ
れている平常時データとを対比する工程であり、平常時
データと実測値とを対比して比較値を算出する。平常時
のデータと実測データとを対比してその差を出すが、差
には個人差があり、画一的にある程度の差があるから異
常であるとは判定されない。また、望ましい方向への値
の振れまたは差の拡大は許容範囲である場合が多い。
【0024】判定工程60は、算出した比較値である結
果が正常と認められる値の許容範囲に入るか否かを決定
する判定工程である。予め、正常値の許容範囲を各個体
である被検者毎に設定し、設定した正常値の許容範囲の
中に実測値が入っているか否かを判定する。判定は全て
を自動的に電子的に計算し、実測値が異常か正常範囲か
を比較特定する。
【0025】判定結果送信工程70は、判定結果を健康
管理センターへ送信する工程である。この実施例では、
簡易携帯センサ12の中に平常者の正常値がデータとし
て記憶されているので、実測値と比較して設定されてい
る許容範囲と直ちに比較して判定結果が入手可能であ
る。判定結果は簡易携帯センサから健康管理センターへ
電送される。
【0026】健康異常発生通報工程80は、判定結果が
平常値の許容範囲を超えた場合に健康管理センタへ異常
の発生を発信する工程である。
【0027】処置依頼工程90は、通報された異常情報
に基づき、適切な医療処置を救急医療機関を通して施す
ように依頼する工程である。
【0028】実測値電送工程45は、本件発明に掛かる
緊急医療連絡システムの別の実施例の工程であり、この
実施例では、平常時データ16が健康管理センタ14の
サーバ等に記憶されているので、簡易携帯センサで計測
した実測値は全て健康管理センタへ電送され、そこで比
較工程50と判定工程60が行われることとなる。従っ
て、平常値記憶工程30もこの実施例では個人の平常時
データを基礎データとして健康管理センタ14が保存す
ることになる。
【0029】判定結果電送工程70も、この実施例で
は、前の実施例とは異なり判定結果を健康管理センタか
ら各被検者の携帯センサに電送配信する工程である。平
常値記憶工程もこの実施例では個人の平常時データを基
礎データとして健康管理センタが保存することになる。
健康異常発生通報工程と処置依頼工程はこの実施例でも
同じである。
【0030】簡易携帯センサは、携帯電話機能やテレビ
電話機能を備えた構成とすることも可能であるが、携帯
電話は、ダイヤルのない簡易のボタンだけが設けられて
いる形態であってもよい。定められた特定の場所にだけ
しか通話できない構造として簡素化することに意義があ
る。安価で提供できる機器とすることも可能である。特
に、老人の場合に連絡箇所が多い必要はなく、かつ、ダ
イヤル操作が複雑で面倒であったり、番号の操作間違い
や記憶違い等々が発生する可能性を回避する為に、必要
となる連絡先だけに連絡ができる形態とすることに利便
性がある。
【0031】
【発明の効果】上記詳述した本発明にかかる緊急医療連
絡システムによれば、 1、簡易携帯センサで平常時の血圧、脈拍、体温が予め
平常時データとして記憶れているので、実測値の異常が
発見され易い。異常の発見が健康管理センタで管理され
ているので、医療機関等への適宜な対処方法を享受する
ことができる。 2、簡易携帯センサを腕時計型の携帯電話の形態である
ので、違和感なく装着が簡便である。また、老人等にも
装着が容易である。さらに、老人に限らず、身障者や病
人にも装着に無理がない利点がある。また、この発明に
かかる簡易携帯センサによれば、腕時計型のセンサを装
着しているだけで、24時間完全健康管理を受けること
ができる。腕に装着されたセンサが、腕から外された場
合も、データとして外した状態がキャッチできるので誤
動作がない利点がある。
【0032】3、簡易携帯センサにGPSを装着するこ
とにより、患者または装着者の現在位置が容易に探索す
ることができるので、老人でも特に徘徊を問題とする場
合には効果が高い。 4、簡易携帯センサが携帯電話機能を備えているので、
便利である。 5、テレビ電話機能を備えれば、現実の異常状態を視覚
で確認してから対処の方法を指示することが可能とな
る。 6、緊急医療連絡システムは、平常値検診工程と、平常
値記憶工程と、計測工程と、比較工程と、判定工程と、
判定結果送信工程と、健康異常発生通報工程と、処置依
頼工程とからなるので、簡易携帯センサの中で比較判定
ができるので、便利である。また、自動的に異常値が健
康管理センタに電送されるので有効な対処を受けること
ができる。
【0033】7、健康管理センタが平常値を管理してい
るので、計測値を常時電送すれば、適宜に比較値が算出
され、判定の結果が電送されてくるので簡便であり、さ
らに、健康異常発生通報と適切な医療処置が取れるよう
に救急医療機関に通知して貰えるので簡便で確実であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の緊急医療連絡システムの構成図
【図2】 本発明の緊急医療連絡システムのフローチャ
ート
【符号の説明】
1 血圧計 2 脈拍計 3 体温計 10 緊急医療連絡システム 12 簡易携帯センサ 14 健康管理センタ 15 医療機関等 16 平常時データ 18 実測値 19 健康異常発生通報 20 平常値検診工程 30 平常値記憶工程 40 計測工程 45 実測値電送工程 50 比較工程 60 判定工程 70 判定結果送信工程 80 健康異常発生通報工程 90 処置依頼工程
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月6日(2001.7.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】判定結果送信工程70は、判定結果を健康
管理センターへ送信する工程である。この実施例では、
簡易携帯センサ12の中に平常者の正常値がデータとし
て記憶されているので、実測値と比較して設定されてい
る許容範囲と直ちに比較して判定結果が入手可能であ
る。判定結果は簡易携帯センサから健康管理センターへ
電送される。また、希望により、1日のデータを利用者
又は指定の緊急連絡先へまとめて1回(又は数回)定時
にeメールにより送ることができる。これにより、利用
者又は親族等の指定の緊急連絡先は、状況を正確に把握
できることになり、安心感を持つことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】処理依頼工程90は、通報された異常情報
に基づき、適切な医療処置を救急医療機関を通して施す
ように依頼する工程である。この工程の中には、携帯セ
ンサーに設けられた処治装備により、本人の意思に基づ
き自己の医療範囲内で薬剤を投与し、または注射を行う
ことも考えられる。さらに、処治装備により皮膚から薬
剤を吸収させる薬剤投与等も将来的には考えられる。処
治装備による投薬・注射には、本人の意思により本人が
設定した条件により薬剤を投与する場合と、医療機関等
の指示によって薬剤を投与する場合とが考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/00 510 G08B 25/00 510H A61B 5/02 320B 330 H04B 7/26 H04B 7/26 K Fターム(参考) 4C017 AA10 AA16 AB02 BB01 BB02 BC23 CC01 5C087 AA02 AA04 AA07 DD03 DD08 DD49 EE02 EE05 EE06 EE14 FF04 FF16 GG06 GG11 GG12 GG19 GG32 5K067 AA35 BB04 BB21 DD20 DD28 FF02 FF03 FF18 FF20 GG01 GG11 HH05 LL01 LL05 LL11 LL13 LL14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の健常時の平常血圧、平常脈拍、
    平常体温を予め平常時データとして記憶させ、現状の血
    圧、脈拍および体温を簡易携帯センサによって実測し、
    予め記憶させておいた平常時データと比較して、正常値
    の許容範囲を超えた場合は、自動的に異常の発生の事実
    を電送し、医療機関等に適宜の対処方法を指示すること
    を特徴とする緊急医療連絡システム
  2. 【請求項2】 前記簡易携帯センサは、腕時計型の携帯
    電話の形態であって、常に腕に装着した状態で、血圧、
    脈拍、体温が、常時または一定時間を設定してまたは任
    意の時刻に計測できることを特徴とする請求項1記載の
    緊急医療連絡システム
  3. 【請求項3】 前記簡易携帯センサは、GPS( Globa
    l Positioning System=地上位置確認機能) を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の緊急医療連絡システ
  4. 【請求項4】 前記簡易携帯センサは、携帯電話機能を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の緊急医療連
    絡システム
  5. 【請求項5】 前記簡易携帯センサは、テレビ電話機能
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の緊急医療
    連絡システム
  6. 【請求項6】 緊急医療連絡システムは、 被検者の健康状態での血圧、脈拍、体温を計測記憶させ
    る平常値検診工程と、平常値を比較対象用の平常時デー
    タとして保存する平常値記憶工程と、 被検者の血圧、脈拍、体温の現在値を簡易携帯センサで
    実測して測定する計測工程と、 実測した値と既に記憶されている平常時データとを対比
    する比較工程と、 平常時データと実測値とを対比して比較値を算出し、結
    果が平常値の範囲に入るか否かを決定する判定工程と、 判定結果を健康管理センターへ送信する判定結果送信工
    程と、 判定結果が平常値の範囲を超えた場合に健康管理センタ
    へ異常の発生を発信する健康異常発生通報工程と、 通報された異常情報に基づき、適切な医療処置を救急医
    療機関を通して施すように依頼する処置依頼工程と、 からなることを特徴とする緊急医療連絡システム
  7. 【請求項7】 緊急医療連絡システムは、 被検者の健康状態での血圧、脈拍、体温を計測記憶させ
    る平常値検診工程と、個人の平常時情報を比較対象の基
    礎データとして健康管理センタが保存する平常値記憶工
    程と、 被検者の血圧、脈拍、体温の現在値を簡易携帯センサで
    実測する計測工程と、実測した値を自動的に健康管理セ
    ンタに送付する電送工程と、 健康管理センタにおいて平常時データと実測値を対比す
    る比較工程と、 比較判定の結果を簡易携帯センサに返送する判定結果電
    送工程と、 判定結果が平常値の範囲を超えた場合に健康管理センタ
    へ異常の発生を発信する健康異常発生通報工程と、 通報された異常情報に基づき、適切な医療処置を救急医
    療機関を通して施すように依頼する処置依頼工程と、か
    らなることを特徴とする緊急医療連絡システム
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