JP2007229077A - 介護施設および/または在宅における監視装置 - Google Patents

介護施設および/または在宅における監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】就寝中の被介護者の生体データを利用した、体温情報を含む正確な身体状態の把握が行える介護施設及び在宅における監視装置の提供。
【解決手段】被介護者のベッドに設置したエアマットと、エアマットの内部圧力変化を検出する圧力検出手段と、検出したエアマットの内部圧力変化を基づき被検者の生体データを測定する手段と電源電池を備え、所定時分ごとに温度を測定・記憶する第1測温部と温度測定部を有するICタグを備え、被介護者の適所で測定可能な第2測温部、測定された体温情報を読取るICタグ読み取り部、脈拍等の生体情報,予防接種情報等を入力可能な入力部、体温測定部による測定値を記憶する記憶部、記憶部により記憶されている各種生体情報をトレンド表示すると共に、第1測定部で予め測定された所定時間の体温のトレンド記憶し、第2測温部で測定しトレンド記憶した体温データと比較表示するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、介護施設および/または在宅における監視装置に関し、特に、予め所定時間の体温トレンドを記憶しておき、モニタする時は、測定部と本体部が分離され、体温データが無線で所定間隔で送信される介護施設および/または在宅における監視装置に関する。
従来、在宅などにおいて非侵襲、非観血に使用者の生体信号を検出し、異常状態の有無や健康状態を記録、通報したり使用者の健康を維持、向上させる監視装置において、使用者ごとに収集、蓄積された生体信号の履歴とその使用者向けに適切に設定された判定基準に基づき現在の身体状態を判定することで、緊急通報(クリティカル・ケア)したり疾患の予防、早期発見(プライマリ・ケア)するなど健康管理を積極的に支援する監視装置が提案されている(特許文献1:特許2004−181218号公報)。この監視装置は、使用者の複数の種類の生体信号を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段のうち少なくとも1つの生体信号の出力に基づいて使用者の特徴を抽出し使用者を識別する使用者識別手段と、生体情報検出手段の時系列データを蓄積する記憶手段と、記憶手段に蓄積された複数の種類の生体信号の時系列データに基づいて使用者ごとの生物時計に合致した判定基準を設定する設定手段と、記憶手段に蓄積された生体信号の時系列データ及び前記判定基準に基づき使用者の身体状態を判定する判定手段と、判定手段の判定結果に応じて報知信号を発する制御手段とを備えている。しかしながら、ICタグによる個人識別をおこなうものでなく、個人を特定するための演算処理が複雑になるという問題がある。また、アラームを発生させる体温の閾値として、上限を40℃、下限を34℃としており、インフルエンザ等の感染症で体温が急に上昇してもすぐに対応できるものではない。
特許2004−181218号公報
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたもので、血圧,脈拍,呼吸等の生体情報もトレンド記憶し、表示するとともに、予防接種等の情報や、風邪,インフルエンザ等の感染症等による所定時間での体温変化が健常時とどのように異なるかどうかを容易に比較できる介護施設および/または在宅における監視装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の介護施設および/または在宅における監視装置は、
被介護者のベッドに設置したエアマットと、前記エアマットの内部圧力変化を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段で検出した前記エアマットの内部圧力変化を基づき被検者の生体データを測定する手段と、電源電池を備え、所定時分ごとに温度を測定・記憶する第1の測温部と、温度測定部を有するICタグを備え、被介護者の適所で測定可能な第2の測温部と、測定された体温情報を読取るICタグ読み取り部と、脈拍等の生体情報,予防接種情報等を入力可能な入力部と、体温測定部による測定値を記憶する記憶部と、記憶部により記憶されている各種生体情報をトレンド表示するとともに、第1の測定部で予め測定された所定時間(例えば24時間)の体温のトレンド記憶しておき、第2の測温部で測定し、トレンド記憶した体温データと比較表示するようにしたことを特徴とする。また、血圧,体動,脈拍,呼吸等の生体情報もトレンド記憶し、表示するようにしたことを特徴とする。また、所定の閾値以上の体温変化または所定の閾値以上/以下の体温が検出されるとアラームを発生することを特徴とする。
本発明によれば、血圧,体動,脈拍,呼吸等の生体情報もトレンド記憶し、表示するとともに、予防接種等の情報や、風邪,インフルエンザ,RS(respiratory syncytial=呼吸器系合胞体)ウイルス等による感染症,レジオネラ菌等による感染症等による所定時間、例えば24時間の体温変化が健常時とどのように異なるかどうかを容易に比較できる。また、就寝または安静中(横臥・仰臥中等)の被介護者の生体データを利用した身体状態把握の信頼性を高めて、夜間でも被介護者、介護者に負担感なく正確な体温情報を含む生体状態の把握が行える。
図1は、本発明の一実施例を示し、介護施設内,在宅等に設置したエアマットと被検者及び監視装置の概略を示している。図2は、監視装置を形成する端末装置5のブロック図、携帯端末50aのブロック図を示している。図3は、温度測定部を有するICタグ(RFID)及び温度測定部を有し電池が搭載されたICタグのブロック図である。以下、図面を参照して詳細に説明するが、実施例に限られるものではない。
図1において、1は病院、介護施設,自宅等の部屋を示し、生体データ測定用専用エアマット2をベッド3の上に設置し、エアチューブ4を経てパソコンなどの機能を有する端末装置5とデータ測定用専用エアマット2とを接続し、データ測定用専用エアマット2の圧力変化を端末装置5に伝達できるようにしている。また、端末装置5から専用LAN,電話回線,インターネット等の情報通信ネットワーク8を介して、ナースセンター,主治医等のサイト7と情報通信可能となっている。
<監視システムの具体的構成>
被介護者(寝たきり老人等)Pは、通常の状態(横臥,仰臥)で生体データ測定用専用エアマット2の上でオムツ(パンツ)300(図2参照)をはいて就寝する。オムツ300は、伸縮部材を備えた胴開口部301、伸縮部材を備えた脚開口部302、尿等を吸収する吸収部材(不図示)からなり、温度測定部を有するICタグ100(第2の測温部)をその内側に備える。オムツ300は、パンツ状に限らず、他の形状でもよい。また、温度測定部を有するICタグ100は、フックーループ型面ファスナー等を備える囲包部材で囲包し、着脱自在にしてもよい。端末装置5には、圧力変化を検出する圧力センサと、その検出信号を処理して管理サイト/医療サイト7へLAN等専用回線またはインターネット等の情報通信ネットワーク8を介して伝送する制御監視装置、ICタグ読み取り部34が設けられている。端末装置5と管理サイト/医療サイト7の管理用コンピュータ(制御装置)11とは、情報通信ネットワーク8で、相互に情報が伝送できるようになっている。管理用コンピュータ(制御装置)11は、記憶部,表示部,入力部,外部通信部等を備えている。なお、温度測定部を有するICタグ100は、外耳道に挿入する耳内挿入式(図2参照)にしたり、体表面の任意箇所に貼付可能にして複数の箇所の体温情報を取得するようにしてもよい。なお、この場合には、同時に体温情報の読取り可能になる、アンチコリージョン型のICタグを用いる。
管理サイト/医療サイト7にはサーバー(データ処理装置)9を設置し、被介護者PのIDと関連付けして、脈拍,呼吸,血圧,体温,血中酸素飽和度,血糖等の生体情報の測定データの収集、集計、データ分析等を行うようにしてもよい。また、担当医10の机上には管理パソコン11を設置し、担当医10が随時、被検者Pの身体状態を把握、監視するとともに、緊急時の被検者異常通報を受けたり、電話器により適宜看護婦の待機部屋に指示を出したり、ハンディ・ナースコールで連絡したりすることができるようにしてもよい。
図2において、40は、ROM42,RAM43などに記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラム、所定の条件などに基づいて所定の処理フローを実行する制御部(CPU)である。36は表示部、44は、検出された体温,心拍,呼吸などの生体情報を記憶する記憶部である。20は、微差圧センサ、21は、絶対圧力センサで、エアマット2の内部圧力をエアチューブ4を介して微差圧センサ20と絶対圧力センサ21に入力される。被介護者Pの身体に起因する振動がエアマット2に伝達されるので、エアマット2の内部圧力が変化する。微差圧センサ20は圧力変動分を検出し、また、絶対圧力センサ21はエアマット2の内部圧力の絶対圧力を検出する。絶対圧力センサ21は被介護者Pがエアマット2上にいるかを検出するために設けられている。
微差圧センサ20としては、例えば、圧力の変化を受ける受圧面と対抗電極との間の静電容量変化を検知して差圧を検出するコンデンサマイクロフォン型差圧計が用いられる。コンデンサマイクロフォン型差圧計はエアマット2内部の微小な圧力変動を検出できる。
微差圧センサ20の検出信号は監視制御装置を構成するゲイン制御部31に与えられる。ゲイン制御部31は微差圧センサ20の検出信号のレベルを所定範囲の信号レベルに調整する。被介護者Pの姿勢によってエアマット2に伝わる心拍や呼吸などの振動の強さが異なるために、微差圧センサ20の出力信号の強度(レベル)が異なる。ゲイン制御部31は姿勢によって異なる信号レベルを所定レベルの信号になるようにゲインを調整し、心拍フィルタ32、呼吸フィルタ33に出力する。また、ゲイン制御部31のゲイン値が姿勢判別部36に加えられる。ゲイン制御部31によって所定レベルに変換された微差圧センサ20の出力信号を心拍フィルタ32、呼吸フィルタ33に加えることにより、これら心拍フィルタ32、呼吸フィルタ33から心拍信号、呼吸信号などの被介護者Pの生体データが得られる。心拍フィルタ32、呼吸フィルタ33から得られた被介護者Pの生体データはA/D変換部35でデジィタル信号に変換されデータ処理部37に入力される。また、被検者Pに装着されたオムツ300の内側に装着された温度センサ付きICタグ100(図3(b)参照)から、温度情報をICタグ読取り部34で間歇的(例えば10〜30分ごと)に読み取る。ICタグ読取り部34から13.56MHzの電磁波を送信し、その信号をアンテナを介して温度センサ付きICタグ100が受け、温度センサ106による温度(体温)情報(本実施例では、被介護者Pの腹部付近の体温情報)を温度センサ付きICタグ100から読取る。データ処理部37は入力した生体データの各種の演算処理を行い、被介護者Pの状態を監視する。生体データの各種の演算処理には、被介護者Pの平常時の生体データとのパターン比較などが含まれる。データ処理部37は絶対圧力センサ21がエアマット2上に被介護Pがいることを検出しているときに演算処理を実行する。
また、ゲイン制御部31のゲイン値が姿勢判別部36に加えられる。エアマット2の内部圧力を検出する微差圧センサ20の検出信号のレベルは被介護者Pの横臥している姿勢によって異なるためゲイン制御部31でゲイン調整する。
データ処理部37において、演算された心拍数、呼吸数、体動の大きさ、体温等を演算処理した結果は記憶部44に被介護者PのIDと対応して記憶部44に記憶されるとともに表示装置36に表示される。同時に管理サイト/医療サイト7に伝送可能となっている。このようにして被介護者Pの状態の監視が行われる。
生体データは、差圧センサ(相対圧センサ)20と絶対圧力センサ21で捉えた信号の特徴により、心拍数、呼吸数等を識別化する。例えば、心拍数と呼吸数は、フィルタ32、33を通して正常範囲の周波数に分離する。A/D変換部35によりディジタル信号に変換後にデータ処理部37において高速フーリエ変換を施してピークスペクトルとなる基本周波数を求め、それぞれを抽出する。携帯端末50に、端末装置5と同様の機能をもたせることで、特に在宅での介護者、病院での看護師の負担が軽減される。携帯端末50には、表示部11、ブザー等の報知手段19、無線によるICタグ読取り部13、入力部14、記憶部15、処理フロー等を記憶し、コンピュータで読取り可能なプログラムを記憶しているROM(EEPROM)16,RAM17,i−モードによるインターネット等の情報通信ネットワーク(不図示)を介して通信を行なう外部通信部12を備えている。メモ情報を入力部(機能キーも兼用)14で入力し、記憶、表示できるようになっている。また、入力部14で入力項目を適宜選択して、体温,血圧,脈拍,血糖値等を入力し、記憶、表示できるようになっている。また、パルスオキシメータを接続端子12aに接続し、測定された血中酸素飽和度(SPO),脈拍を記憶、表示したり、測定中の測定中のリアルタイムの値を表示できるようになっている。パルスオキシメータで別途測定された血中酸素飽和度(SPO),脈拍を入力部14で入力し、記憶部15に記憶させてもよい。なお、病院等で使用する温度測定部を有するICタグ100は、同時に体温情報の読取り可能になる、アンチコリージョン型のICタグを用いることが好ましい。なお、呼吸検知は、上述の振動法によらず、気流検出法,呼吸音検出法により行い、呼吸数を演算したり、パルスオキシメータで行うようにしてもよい。
<ICタグの構成>
図3(b)において、100は、外部からの通信信号を受けて作動するように構成された温度センサ付ICタグ(RFID)(第2の測温部)である。101は、ICタグ読み取り部34からの信号を受け、ロジック部110を所定のフローで動作させるプログラムが記憶され、コンピュータで読取り可能な記憶媒体であるRAMである。102はEEPROMで、温度センサ106のそれぞれに対応するオフセット値,温度補正値などが記憶されている。また、体温情報も記憶可能である。なお、ロジック部110は、より複雑な処理フローの制御が可能なCPUとしてもよい。
温度センサ106としては、温度変化に対してほぼリニアにアナログ出力し、小型化・ICタグとの一体化が可能で、35〜42℃の間で温度分解能が0.05℃である、半導体型の温度センサ、例えばC−MOS温度センサが好ましく用いられるが、サーミスタ型、サーモパイル(熱電対)型でも可能である。103は、被介護者Pに設けられた温度測定部を有するICタグ(RFID)100の体温情報を取得するための送受信回路、103aはアンテナ、104は電源部である。この電源部104は、コイルを有するアンテナ部103aを介して、体温情報を読取られる時に温度測定部を有するICタグ100の各部に電源を供給する。107はA/D変換部であり、温度センサ106と発振回路(不図示)で発生した体温信号をA/D変換するものである。ICタグ100は、アンテナ103aを含めて幅W5mm×5mm、厚さW1.5mm程度の大きさである。なお、ICタグ100は、生体を通過可能な周波数の電磁波での通信(送受信)可能なものであれば、どのような周波数でもよいが、好ましくは13.56MHzの電磁波で3cm〜1m程度の距離で送信可能になっている。
体温情報もEEPROM102に記憶できるので、別のベッドや別の部屋に被介護者Pを移し換えても継続して体温情報を記憶できる。また、間違った被介護者Pの情報を取得しないようにしたり、アンテナ103aから出力される信号を暗号化処理可能にしてセキュリティ機能を持たせることができる。
CPU50のデータ処理部において、体温等を演算処理した結果は、記憶部55に被介護者PのIDと対応して記憶されるとともに、表示装置51に表示される。同時に管理サイト/医療サイト7に伝送可能となっている。このようにして被介護者Pの状態の監視が行われる。
200は、電池内蔵で、設定された時間(分)間隔で体温(温度)情報を最大365日程度記憶できるように構成された温度センサ付ICタグ(第1の測温部)である。この温度センサ付ICタグ(第1の測温部)を被介護者Pの適所に貼付けなど(上述のオムツ300の内面の適所に設けてもよい)して健常時の所定時間、例えば、24時間の体温を測定・記憶する。この情報は、外部通信部208、外部通信部38を経て記憶部44にトレンド記憶される。トレンド記憶された体温情報は、図4に示すように表示部に表示可能となる。この記憶・表示例は、春季のある1日(24時間)の体温のトレンドグラフである。また、春・夏・秋・冬の四季に分けてそれぞれ24時間の体温のトレンドを記憶しておくとよい。被介護者PのIDデータとともに記憶し、氏名と併せて表示してもよい。201は、外部通信部58からの信号を受け、ロジック部210を所定のフローで動作させるプログラムが記憶され、コンピュータで読取り可能な記憶媒体であるRAMである。202はEEPROMで、温度センサ206のそれぞれに対応するオフセット値,温度補正値などが記憶されている。また、体温情報も記憶可能である。なお、ロジック部210は、より複雑な処理フローの制御が可能なCPUとしてもよい。
温度センサ206としては、温度変化に対してほぼリニアにアナログ出力し、小型化・ICタグとの一体化が可能で、35〜42℃の間で温度分解能が0.05℃である、半導体型の温度センサ、例えばC−MOS温度センサが好ましく用いられるが、サーミスタ型、サーモパイル(熱電対)型でも可能である。203は、被介護者Pに設けられた温度測定部を有するICタグ200の体温情報を端末装置5からの読取り要求信号により、記憶された体温情報を被介護者PのID情報とともに端末装置5に送信するための送受信回路である。ここでは、通信は、電気的な接続で行なわれるが、無線アンテナによる無線で送受信してもよい。204aは内蔵電池であり、この内蔵電池204aで温度センサ付ICタグ200の全てのプログラム演算処理の電源となっている。207はA/D変換部であり、温度センサ206と発振回路(不図示)で発生した体温信号をA/D変換するものである。ICタグ200は、アンテナ103aを含めて幅W5mm×5mm、厚さT2.5mm程度(あるいは、直径7mm、厚さT2.5mm程度)の大きさである。なお、通信を無線で行なう場合、ICタグ200は、生体を通過可能な周波数の電磁波での通信(送受信)可能なものであれば、どのような周波数でもよいが、好ましくは13.56MHzの電磁波で送信可能になっている。予防接種(インフルエンザ,おたふくかぜ,ポリオ,百日咳,風疹,麻疹,結核等の予防接種)等の情報は、入力部54で入力し、記憶部55に記憶させる。体温情報も被介護者PのID情報と併せてEEPROM202に記憶できるので、別のベッドや別の部屋に被介護者Pを移し換えても継続して体温情報を記憶できる。また、間違った被介護者Pの情報を取得しないようにしたり、アンテナ203aから出力される信号を暗号化処理可能にしてセキュリティ機能を持たせることができる。このICタグ200は、測定間隔にもよるが測定間隔が1分で3日分程度、5分で2週間分程度、10分で1ケ月分程度の体温測定・記憶が可能となっている。測定間隔の設定は専用の書き込み装置で行なうか、携帯端末50の入力部14または端末装置5の入力部で行い、接続端子12a、外部送受信部203を介して、EEPROM202に書き込まれる。
<生体情報取得の処理フロー>
図6に基づき、生体情報取得の処理フローを説明する。エアマット2上に被介護者Pがいる(横臥,仰臥状態)ことまたは入力部45等における測定開始操作等の入力指示を条件に測定を開始する。10〜60分毎に、差圧センサ(相対圧センサ)20と絶対圧力センサ21で圧力信号を取得(検出)する(ステップS1)。取得した圧力信号の特徴により、心拍数、呼吸数等を識別化し、心拍数、呼吸数等を演算する(ステップS2)。1回の圧検出時間は、2〜5分程度である。また、体温情報は、10〜60分毎に、パンツ300,身体の適所に装着,貼付けられたICタグ100にICタグ読取り部34から13.56MHzの電磁波を送信(送受信距離は、10cm〜1m程度)し、その信号と同期して得られる温度センサ106の体温情報を読取る(ステップS3)。これらの生体情報は、記憶部44に記憶される(ステップS4)。この生体情報は閾値と比較される(ステップS5)。例えば、体温の場合、上限値が37.0℃、下限値が35.5℃としている。また、心拍は、例えば、上限値が120拍/分、下限値が30拍/分、呼吸数は、例えば、上限値が90/分、下限値が10/分としている。これらの生体情報のうち少なくとも1つの情報が異常と判断されると、アラームを発生させ(ステップS6)、管理サイト/医療サイト7の担当医10に報知するようにしている。なお、担当医10の携帯電話などに報知するようにしてもよい。異常と判断された被検者Pの容体を確認後、リセット(ステップS7)する。異常がない場合は、ステップS1に戻り、測定終了の指示入力があるまで生体情報の 測定を繰り返す。測定され、記憶部44に記憶される生体情報は、平均値、最大値、最小値、最多値を求めて、被検者PのIDとともにそれらのデータも記憶部44、サーバー9に記憶する。記憶部44に記憶された、心拍数、呼吸数、体温等の生体情報は、図5に示すように表示部36または表示部11にトレンド表示される。表示例では、心拍(脈拍)数、呼吸数、体温を同時にトレンド表示しているが、このうち1つまたは任意の組合せで表示可能にしてもよい。また、解熱剤などの投薬データをメモ情報として、日時とともに入力部45,14で入力しておくことで、表示部36,11の生体情報のトレンド表示と併せて表示可能となる。管理サイト/医療サイト7の表示部(不図示)でも同様の表示ができるようになっている。
なお、ステップS5において、閾値との比較判断する前に、心拍数、呼吸数、体温等の生体情報の変化率が所定値より大きい場合、例えば体温において、0.5℃/時間の場合、測定間隔を初期設定値より短くして測定するようにすることで、被介護者Pに対して、より詳細な監視が可能となる。
なお、圧力検出に基づく解析時間(所定時間)は2〜5分間でなく、任意の時間に設定できる。解析時間は1就寝分のデータ解析に都合のよい時間でよく、また、1就寝分でなく、所定の就寝時間内を設定することもできる。システムの規模、解析速度等により最適な条件とする。
データ処理部37は、例えば、被検者Pの健康状態を次のような判断基準に基づき判定する。
次に就寝中の異常監視と緊急通報について説明する。端末装置5のデータ処理部37は、所定時間(2〜5分間)分の生体データを解析して心拍数、呼吸数等を算出し、また、ICタグからの温度情報から、これらが異常といえる既定値の範囲を越えた場合に体温値異常、心拍数異常、呼吸数異常として表示装置38へ表示するとともに、緊急通報として管理パソコン11に通報する。このとき被介護Pの状態を撮像手段で撮像し、生体情報の異常情報とともに送信できるようにすれば、管理サイト/医療サイト7の医師10の判断が容易になる。データ処理部37は心拍数異常、呼吸数異常として表示装置38へ表示すると共にブザーを鳴動させるようにする。データ処理部37は、体動に関しては一定時間以上続くと発作と認識して同様に表示とブザー応答を行い、情報通信ネットワーク8を介して管理サイト/医療サイト7の管理パソコン11へ通報する。これを受けて管理サイト/医療サイト7の医師などの医療従事者が対処方法を情報通信ネットワーク8や電話、FAXなどでフィードバックする。
本発明の一実施例のシステムを示す図である。 本発明の実施例に係るブロック図である。 本発明の実施例に係る温度測定部を有するICタグのブロック図である。 本発明の実施例に係る体温のトレンド記憶・表示例を示す図である。 本発明の実施例に係る生体情報のトレンド記憶・表示例を示す図である。 本発明の実施例に係る処理フローを示す図である。
符号の説明
1・・・病院、介護施設等の部屋、2・・・エアマット、3・・・ベッド、4・・・エアチューブ、5・・・端末装置、P・・・被験者、7・・・管理サイト、8・・・情報通信ネットワーク、9・・・データサーバー、10・・・担当医、50a・・・携帯端末、100,200・・・ICタグ、101,201・・・RAM、102,202・・・EEPROM、103・・・送信受信回路、103a・・・アンテナ、106・・・温度センサ 300・・・オムツ

Claims (3)

  1. 介護施設および/または在宅における監視装置であって、
    被介護者のベッドに設置したエアマットと、前記エアマットの内部圧力変化を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段で検出した前記エアマットの内部圧力変化を基づき被検者の生体データを測定する手段と、電源電池を備え、所定時分ごとに温度を測定・記憶する第1の測温部と、温度測定部を有するICタグを備え、被介護者の適所で測定可能な第2の測温部と、測定された体温情報を読取るICタグ読み取り部と、脈拍等の生体情報,予防接種情報等を入力可能な入力部と、前記体温測定部による測定値を記憶する記憶部と、前記記憶部により記憶されている各種生体情報をトレンド表示するとともに、前記第1の測定部で予め測定された所定時間の体温のトレンド記憶しておき、前記第2の測温部で測定し、トレンド記憶した体温データと比較表示するようにしたことを特徴とする介護施設および/または在宅における監視装置。
  2. さらに、血圧,体動,脈拍,呼吸等の生体情報もトレンド記憶し、表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の介護施設および/または在宅における監視装置。
  3. 所定の閾値以上の体温変化または所定の閾値以上/以下の体温が検出されるとアラームを発生することを特徴とする請求項1記載の介護施設および/または在宅における監視装置。
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