JP2001061727A - 集塵機 - Google Patents

集塵機

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JP2001061727A JP23826999A JP23826999A JP2001061727A JP 2001061727 A JP2001061727 A JP 2001061727A JP 23826999 A JP23826999 A JP 23826999A JP 23826999 A JP23826999 A JP 23826999A JP 2001061727 A JP2001061727 A JP 2001061727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のビニール袋が使用できること、タンク
が一体に製作できること、塵の収容容量を確保するため
に吸引ホース取付口の位置を高く設定する必要がないこ
との3要件を同時に満たすことができる集塵機を開発す
るものである。 【解決手段】 本発明の集塵機ではタンクと本体に分割
可能にし、タンクの側面に吸引ホース取付口を設けて、
そのタンクの内壁の吸引ホース取付口の周囲にビニール
袋固定用ホルダ70を付加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集塵機に関し、タン
クと本体が分割可能な集塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の集塵機の一例が実開昭60−15
1471号公報に記載されている。この集塵機はタンク
と本体が分割可能である。タンクは上部が開放された底
付の筒状で側面に吸引ホース取付口が設けられている。
本体には空気吸込用のファンとそのファンを回転させる
モータが取り付けられている。また本体は全体として前
記タンクの開放された上部を塞ぐ形状であり、タンクの
上縁に本体の下縁がセットされることでタンクに蓋をす
る。この種の集塵機では、タンク内に塵が溜まる度にタ
ンク内の塵を捨てなければならない。この作業に際して
塵が周囲に散乱しないように、塵を安価なビニール袋内
にためてビニール袋ごと捨てる工夫がなされている。こ
のためには、あらかじめタンク内にビニール袋をセット
しておけるようにする必要がある。このための一つの工
夫にタンクを底付筒状の下部タンクと筒状の上部タンク
に分割し、両タンクの周状の境界間にビニール袋の上縁
を挟み込むとともに、上部タンクの側面に吸引ホース取
付口を設けたものが知られている。この構造は、ビニー
ル袋がセットしやすい反面、塵の収容容量を確保するた
めには吸引ホース取付口を高い位置に設ける必要があ
り、吸引ホースを作業者が引っ張ったときに集塵機が転
倒しやすいという問題がある。またタンクを2体にわけ
て製作することから製作コストが高価になるという問題
がある。かかる問題を解決するために、吸引ホース取付
口のところに開口を設けた専用のビニール袋を用いる工
夫がされている。この技術では、安価に市販されている
通常のビニール袋が使えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の集塵
機の上記問題点を解決するものであり、通常のビニール
袋が使用できること、タンクが一体に製作できること、
塵の収容容量を確保するために吸引ホース取付口の位置
を高く設定する必要がないことの3要件を同時に満たす
ことができる集塵機を開発するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の集塵機は、タン
クと本体に分割可能であり、タンクは上部が開放された
底付の筒状で側面に吸引ホース取付口が設けられてお
り、本体には空気吸込用のファンとそのファンを回転さ
せるモータが取り付けられていて前記タンクの開放され
た上部を塞ぐ形状であり、前記タンクの内壁の前記吸引
ホース取付口の周囲にビニール袋固定用ホルダが付加さ
れていることを特徴とする。
【0005】この集塵機によると、ビニール袋をタンク
にセットする際は、吸引ホース取付口ではビニール袋固
定用ホルダにビニール袋を固定し、吸引ホース取付口以
外の部分では本体とタンクとの間にビニール袋の上縁を
挟み込むことにより、ビニール袋をタンクにセットする
ことができる。このため、本発明の集塵機では、吸引ホ
ース取付口のところに開口を設けた専用のビニール袋を
用いることなく、安価に市販されている通常のビニール
袋を使うことができる。また、ビニール袋固定用ホルダ
にビニール袋を固定させて本体とタンクとの間にビニー
ル袋の上縁を挟み込むことができるので、下部タンクと
上部タンクに分割して、両タンクの周状の境界間にビニ
ール袋の上縁を挟み込む必要がない。よって、タンクを
一体で製作することができ、集塵機製作コストが高価に
ならない。さらに、タンクが一体で製作できるので、従
来の集塵機のように塵の収容容量を確保するため、吸引
ホース取付口を高い位置に設ける必要がない。したがっ
て、吸引ホース取付口の位置が高いために作業中に集塵
機が転倒しやすくなるという問題が解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は請求項1に記載された発明
を具体化した集塵機の断面図を示している。図2は図1
の別の側面の外観及び半断面を示している。図1、2に
示すように、本発明の集塵機はタンク50と本体2とフ
ィルタ30を主な構成部品としている。
【0007】まず、タンク50について図1、図2を用
いて説明する。タンク50は、図1に示すように、上部
が開放された底付の筒状のタンク本体58を有し、その
タンク本体58に設けられた吸引ホース取付部52と、
ノズルフック56と、キャスタ54と、フック60(図
2参照)と、ビニール袋固定用ホルダー70を備える。
【0008】タンク本体58の側面には、吸引ホース取
付部52が設けられている。吸引ホース取付部52は、
タンク本体58の外側面に取付けられるホース取付部5
3と、ホース取付部53にその一端が接続され、その他
端がタンク本体58内部に伸びるインナーノズル72と
から構成される。ホース取付部53には図示されていな
い吸引ホースが取り付けられ、この吸引ホースに吸引さ
れた空気は、インナーノズル72を通ってタンク本体5
8内部に吐出される。インナーノズル72の先端開口部
は、インナーノズル72から流れ出る空気流が、下方に
向かって(図1参照)、なおかつ、斜めに向かって(図
3参照)流れ出るように形成されている。また、タンク
本体58の外側面には、ノズルフック56が取付けられ
ている。ノズルフック56が取付けられる位置は、集塵
作業中又はタンク本体58と本体2との着脱時等に邪魔
にならない位置となっている。このノズルフック56に
は、狭い場所等の集塵作業をより効率的に行なう時に使
用することができるノズル(吸引ホースの先端に着脱可
能)が取り付けられる。さらに、タンク本体58の外側
面には、図2に示すようにフック60が取付けられてい
る。このフック60は、その端部60aが後述する本体
2のタンク蓋部5と係合し、本体2を下側(タンク本体
58側)に押さえつけることによって、本体2をタンク
本体58に定着させる役目をする。タンク本体58の底
部には、キャスタ54が着脱可能に取り付けられてい
る。このキャスタ54により、集塵作業中又は作業前後
に容易に集塵機を移動させることができる。
【0009】次に、タンク本体58の内壁に取付けられ
るビニール袋固定用ホルダ70について、図1、図3、
図4及び図5を用いて説明する。ここで、図3はビニー
ル袋固定用ホルダ70を図1の図面左方から見た一部破
断側面図を示しており、ハッチングで示されたビニール
袋7が取り付けられた状態を示す。図4はビニール袋固
定用ホルダ70とインナーノズル72とがタンク本体5
8の内壁に取り付けられた状態を示す。図5は図3のIV
−IV断面を示す。
【0010】ビニール袋固定用ホルダ70は、弾性のあ
る合成樹脂板から形成され、図3に示すようにそのほぼ
中央に貫通孔73が設けられる中央部70eと、中央部
70eの上方に形成される取付片70dと、中央部70
eの左側に形成される左部押え片70aと、中央部70
eの下方に形成される下部片70bと、中央部70eの
右側に形成される右部押え片70cとを有する。中央部
70eの中央には、インナーノズル72が貫通する貫通
孔73が形成されると共に、その貫通孔73の周辺には
ビスを差し込むためのビス穴が形成される。また、取付
片70dには、ビスを差し込むためのビス穴(図示省
略)が形成される。右部押え片70cには、図5に示す
ようにタンク本体58の内壁面側に突出した押え部70
fが形成されている。また、同様に左部押え片70aに
も同様の押え部70gが形成される(図3参照)。下部
片70bは、図4に示すようにビニール袋固定用ホルダ
70がタンク本体58の内壁に固定された状態で、タン
ク本体58の内壁面から所定の距離Bだけ離れた距離と
なるように、タンク本体58の内側に屈曲した形状で形
成されている(図1参照)。また、取付片70dと左部
押え片70aの境界線上の切れ目にはストッパ71aが
形成され、取付片70dと右部押え片70cの境界線上
の切れ目にはストッパ71cが形成される。
【0011】このように形成されるビニール袋固定用ホ
ルダ70は、以下の手順によりタンク本体58の内壁に
固定される。まず、ビニール袋固定用ホルダ70の貫通
孔73にインナーノズル72を貫通させる。次に、ビニ
ール袋固定用ホルダ70の取付片70d及び中央部70
eをタンク本体58の内壁面側に押えつける。取付片7
0d及び中央部70eをタンク本体58の内壁面側に押
えつけると、まず右部押え片70cの押え部70f及び
左部押え片70aの押え部70gが、タンク本体58の
内壁に当接する。押え部70f及び押え部70gがタン
ク本体58の内壁面に当接した後、さらに取付片70d
及び中央部70eをタンク本体58の内壁面側に押えつ
け、取付片70d及び中央部70eがタンク本体58の
内壁面に密着した状態でビニール袋固定用ホルダ70が
タンク本体58にビスで固定される。このため、図4、
図5に示すようにビニール袋固定用ホルダ70がタンク
本体58の内壁に固定された状態では、右部押え片70
cはタンク本体58の内壁面から所定の距離Cだけ離れ
た状態で、また、左部押え片70aはタンク本体58の
内壁面から所定の距離Aだけ離れた状態となる(本実施
の形態では、A=C)。ここで、ビニール袋固定用ホル
ダ70は弾性を有する合成樹脂板で形成されているた
め、左部押え片70a及び右部押え片70cは、距離A
又は距離Cの分だけタンク本体58内壁面側に付勢され
た状態となる。
【0012】次に、タンク本体58に取付けられるフィ
ルタ30について、図1を用いて説明する。フィルタ3
0は、トッププレート34と、ボトムプレート38と、
トッププレート34とボトムプレート38の間に挟着さ
れる濾過部材36を備える。トッププレート34は、図
1に示すようにリング状の合成樹脂板により形成され
る。トッププレート34の外縁にはセットプレート32
が固定される。このセットプレート32は、図1に示す
ようにその外縁に鉤状部32aが設けられており、この
鉤状部32aがタンク本体58の上縁に係合する。ボト
ムプレート38は、トッププレート34に比してその直
径が小さい略円盤状の合成樹脂板により形成される。こ
のボトムプレート38の中央には、図1に示すように上
方に突出した凸部38aが設けられている。上述したト
ッププレート34とボトムプレート38の間には、濾過
部材36が挟着される。濾過部材36は、通常良く用い
られる濾材(ろ紙又はろ布)を、折り曲げて波形にして
使用される。また、本実施の形態では、ボトムプレート
38の直径を、トッププレート34の直径より小さくし
ている。このため、トッププレート34とボトムプレー
ト38に固定された濾過部材36は、図1に示すように
上方に向かって広がる略円錐台形状を有することとな
る。上述したように構成されるフィルタ30は、図1に
示すようにセットプレート32の上外縁に設けた鉤状部
32aが、タンク本体58の上縁に係合することによ
り、タンク本体58に対して組み付けられる。なお、タ
ンク本体58とフィルタ30を組み付けた状態では、セ
ットプレート32の上外縁がタンク本体58の上縁に係
合するため、フィルタ30はタンク本体58内に収容さ
れることとなる。
【0013】次に、本体2について図1を用いて説明す
る。本体2は、図1に示すように、モータケース3と、
タンク蓋部5と、ガードリング12を備える。モータケ
ース3のほぼ中央にはモータ4が配設されている。その
モータ4の回転軸には、第1ファン10と第2ファン6
とが取り付けられている。第1ファン10と第2ファン
6との間には、モータケース3に固定されたガイドプレ
ート8が配設される。ガイドプレート8はモータケース
3に固定されているため、第1ファン10と第2ファン
6がモータ4の回転により回転しても、ガイドプレート
8は回転しないようになっている。また、モータケース
3には、前記第1ファン10及び第2ファン6が回転す
ることによりモータケース3内に吸引した空気の通り道
である通風路14が形成されている。また、モータケー
ス3の底部には、ガードリング12が取付けられてい
る。ガードリング12には、モータケース3内部に空気
を吸引するための吸引孔12aが形成されている。さら
に、モータケース3には、タンク本体58の開放された
上部を塞ぐためのタンク蓋部5が取付けられる。このタ
ンク蓋部5の端縁は、フィルタ30の上端部(セットプ
レート32の鉤状部32a)と係合する係合部5aが形
成されている。
【0014】上述したように構成される本体2は、図1
に示すように、タンク蓋部5の端縁に設けられた係合部
5aがフィルタ32の上端部(セットプレート32の鉤
状部32a)と係合した状態でタンク本体58に支持さ
れる。そして、図2に示すように、タンク本体58に設
けたフック60の端部60aが本体2のタンク蓋部5と
係合し、タンク蓋部5を下側(タンク本体58側)に押
さえつけることによって、本体2とタンク本体58が固
定される。したがって、フィルタ30は、本体2とタン
ク本体58の間に挟まれて保持される。なお、本体2と
タンク本体58が固定された状態では、図1に示すよう
に本体2のガードリング12やモータケース3の一部
(第1ファン10及び第2ファン6等が収納された部
分)は、フィルタ30のトッププレート34の開口部内
に入り込み、ボトムプレート38及び濾過部材36に囲
まれた空間内に収容される。なお、本体2のタンク蓋部
5に形成された係合部5aとセットプレート32の鉤状
部32aの間にはシール18が配され、本体2とタンク
本体58とが密閉状態に保持される。
【0015】以上のように構成される集塵機にビニール
袋7を取り付ける際の手順について図3を用いて説明す
る。まず、タンク本体58の底面に沿ってビニール袋7
を位置させ、そのビニール袋7の上縁開口部を、タンク
本体58の内壁に固定されているビニール袋固定用ホル
ダ70の下方から下部片70bとタンク本体58の間に
差しこむ。そして、ビニール袋7を下部片70bとタン
ク本体58の間に差しこんだまま、ビニール袋7の上縁
開口部を上方に引き上げると、ビニール袋7は左部押え
片70aとタンク本体58の間及び右部押え片70cと
タンク本体58の間に入り込みながら引き上げられる。
この際、前述したように左部押え片70a及び右部押え
片70cはタンク本体58の内壁面側に付勢されている
ため、左部押え片70aの押え部70g及び右部押え片
70cの押え部70fによりビニール袋7がタンク本体
58の内壁面に固定される。そして、ビニール袋7の上
縁開口部が、ビニール袋固定用ホルダ70のストッパ7
1a及びストッパ71cに当接する状態(図3の状態)
となるまで、ビニール袋7をタンク本体58の上縁側に
引き上げる。引き上げられたビニール袋7の上縁開口部
は、タンク本体58の外側に折り曲げられる。ここで、
本実施の形態の集塵機では、ストッパ71a及びストッ
パ71cを形成する位置を、市販されているビニール袋
7の上縁開口部の長さに併せて、タンク本体58にビニ
ール袋7をセットしたときに、ビニール袋固定用ホルダ
70とタンク本体58の上縁との間にあるビニール袋7
がたるまないような位置とされている。したがって、ビ
ニール袋7をストッパ71a及び71cに当接するまで
引き上げると、ストッパ71aとタンク本体58の上縁
部59までの間のビニール袋7がたるまず、また、スト
ッパ71cとタンク本体58の上縁部59までのビニー
ル袋7がたるむことはない。そして、タンク本体58の
上縁部59とフィルタ30(セットプレート32の鉤状
部32a)の間にビニール袋7の上縁開口部を挟んだ状
態で、タンク50と本体2を固定する。これにより、タ
ンク本体58の内部にビニール袋7がセットされる。こ
のように本実施の形態におけるビニール袋固定用ホルダ
70は、下部片70b、左部押え片70a、及び右部押
え片70cに隙間が形成されているため、ビニール袋7
を容易にタンク本体58にセットすることができる。ま
た、ストッパ71a及びストッパ71cにより、ビニー
ル袋7を所定の位置に位置決めすることができるので、
ビニール袋7を容易にタンク本体58にセットすること
ができる。
【0016】次に、上述のようにビニール袋7がセット
された集塵機に集塵する際の動作について説明する。ま
ず、タンク本体58のホース取付部53に吸引ホースを
取り付け、モータ4を回転させると、モータ4の回転軸
に取付けられた第1ファン10と第2ファン6が回転
し、塵を含んだ空気が吸引ホース内に吸引される。吸引
ホース内に吸引された空気は、タンク本体58のホース
取付部53を介してインナーノズル72からタンク本体
58内に吹出される。ここで、タンク58内に吹出され
る空気は、インナーノズル72の先端開口部より斜め下
方向に吹出されているため、直接フィルタ30の濾過部
材36に向かって吹出される場合に比して、濾過部材3
6の全周から均一に濾過部材36の内側に吸引される。
この際、濾過部材30により空気中の塵が取り除かれ
る。濾過部材36により取り除かれた塵は、その一部が
濾過部材36の外側の表面に付着・堆積し、他は濾過部
材36から剥がれ、タンク本体58にセットされたビニ
ール袋7の底に溜められる。濾過部材36により塵が取
り除かれた空気は、ガードリング12に設けられた吸引
口12aからモータケース3内に吸引される。この際、
ボトムプレート38の凸部38aにより、濾過部材36
によって塵がろ過された空気は、前記ガードリング12
の吸引口12aからモータケース3内に流れ易くなって
いる。モータケース3内に吸引された空気は、図1の経
路16で示すように、第1ファン10、ガイドプレート
8、第2ファン6の順番にそれらのフィン間を経て上方
へ流れ、通風路14を通って機外に吐出される。
【0017】なお、モータ4を回転させると、タンク本
体58内の気圧は、集塵機外の気圧(大気圧)に対して
低くなる。しかしながら、集塵機は本体2とフィルタ3
0の上外縁との間にシール18が配され、本体2とタン
ク本体58とが密閉状態に保持されているので、タンク
本体58にセットされたビニール袋7がフィルタ30に
張り付くような状態にはならない。すなわち、本体2と
タンク本体58とが密閉状態に保持されているので、仮
にビニール袋7が気密にタンク本体58にセットされて
いたとしても、タンク本体58内にセットされたビニー
ル袋7の内側の気圧と、ビニール袋7の外側(ビニール
袋7とタンク本体58との間)の気圧とが等圧になり、
ビニール袋7がフィルタ30に張り付くような状態には
ならない。また、タンク本体58にセットされたビニー
ル袋7は、ビニール袋固定用ホルダ70のストッパ71
a、71cとタンク本体58上縁の間がたるんでいない
ため、ビニール袋7とタンク本体58との間に塵が入り
込むことを有効に防止することができる。さらに、本実
施の形態の集塵機は、従来のようにタンク本体58を二
つに分割していないため、吸引ホースを取付ける吸引ホ
ース取付部52の位置を高くする必要が無い。このた
め、集塵作業中等に集塵機を移動するときに、吸引ホー
スを作業者が引っ張っても、集塵機が転倒しにくくな
る。すなわち、この種の集塵機では、モータ4等の重量
物が配設されている本体2が上方にあるため、上方に重
心があることが多い。したがって、吸引ホースを作業者
が引っ張ったときに、吸引ホース取付け口が高い位置に
あると、集塵機のバランスが崩れ転倒する場合がある
が、本実施の形態の集塵機では吸引ホース取付部52を
低くすることができるのでこのような問題が発生しな
い。
【0018】次に、集塵機に溜まった塵を捨てる際の手
順について説明する。まず、タンク本体58に取付けら
れたフック60を操作し、タンク本体58と本体2との
間の固定状態を解除し、本体2をタンク本体58から取
り外す。タンク本体58から取り外された本体2は、底
部に設けられたガードリング12側から床面に置かれ
る。次に、タンク本体58にフィルタ30を収容した状
態で、作業者はトッププレート34の開口部からボトム
プレート38及び濾過部材36に囲まれた空間内に手を
差し込み、濾過部材36に振動を与えて濾過部材36に
堆積した塵をタンク本体58内のビニール袋7に落と
す。この際、濾過部材36は、上方が広がるようにボト
ムプレート38及びトッププレート34に固定されてい
るため、作業者はトッププレート34の開口部からボト
ムプレート38及び濾過部材36に囲まれた空間内に手
が差し込み易く、塵落とし作業を容易に行うことができ
る。濾過部材36に堆積した塵が落とされた後、フィル
タ30をタンク本体58から取り外す。そしてビニール
袋固定用ホルダ70からビニール袋7を取り外して、タ
ンク本体58外に塵の溜まったビニール袋7を取り出
し、ビニール袋7を捨てれば良い。したがって、タンク
本体58内に溜まった塵を捨てる際に、空気中に塵等が
まうことが無く、清潔に作業を行うことができる。ま
た、タンク本体58から取り外されるフィルタ30の濾
過部材36表面に堆積していた塵は既にタンク本体58
内のビニール袋7内に落とされているので、フィルタ3
0をタンク本体58から取り外してもフィルタ30の濾
過部材36から塵が落ちることがなく、集塵機の周囲が
汚れることはない。
【0019】以上、詳述したように本実施の形態の集塵
機では、ビニール袋7をタンクにセットする際は、吸引
ホース取付部52近辺はビニール袋固定用ホルダ70に
ビニール袋7を固定し、それ以外の部分は本体2(フィ
ルタ30)とタンク50との間にビニール袋7の上縁を
挟み込むことにより、ビニール袋7をタンク50にセッ
トする。このため、本発明の集塵機では、吸引ホース取
付口のところに開口を設けた専用のビニール袋7を用い
ることなく、安価に市販されている通常のビニール袋7
を使うことができる。また、本実施の形態の集塵機で
は、ビニール袋固定用ホルダ70にビニール袋7を固定
させて本体2とタンク50との間にビニール袋7の上縁
を挟み込むことができるので、従来の集塵機のようにタ
ンク本体を下部タンクと上部タンクに分割して、両タン
クの周状の境界間にビニール袋7の上縁を挟み込む必要
がない。よって、タンク50を一体で製作することがで
き、集塵機製作コストが高価にならない。さらに、本実
施の形態の集塵機では、タンク50が一体で製作できる
ので、タンク50を上部タンクと下部タンクとに分割し
た場合に比して、吸引ホース取付口を高い位置に設ける
必要がない。したがって、吸引ホース取付口の位置が高
いために作業中に集塵機が転倒しやすくなるという問題
が解決される。なお、本実施の形態におけるビニール袋
固定用ホルダ70は、下部片70bとタンク本体58、
左部押え片70aとタンク本体58、及び右部押え片7
0cとタンク本体58の夫々の間に隙間が形成されてい
るため、ビニール袋7を容易にビニール袋固定用ホルダ
70とタンク本体58の間にセットすることができる。
また、タンク本体58にセットされたビニール袋7は、
ビニール袋固定用ホルダ70のストッパ71a、71c
により、ストッパ71a、71cとタンク本体58上縁
の間のビニール袋7がたるんでいない状態でビニール袋
7がセットされるため、ビニール袋7とタンク本体58
との間に塵が入り込むことを有効に防止することができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0021】請求項1の集塵機によると、第1にタンク
の内壁の吸引ホース取付口の周囲にビニール袋固定用ホ
ルダが付加されていることから、そのビニール袋固定用
ホルダに安価に市販されている通常のビニール袋を固定
させることができる。よって専用のビニール袋を用いな
くても良い。
【0022】また、第2にビニール袋固定用ホルダにビ
ニール袋を固定させて本体とタンクとの間にビニール袋
の上縁を挟み込むことができるので、タンクを下部タン
クと上部タンクに分割し、両タンクの周状の境界間にビ
ニール袋の上縁を挟み込む必要がない。よって、タンク
が一体で製作できるので、集塵機製作コストが高価にな
らずにすむ。
【0023】そして、第3にタンクが一体で製作できる
ので、タンクを上部タンクと下部タンクに分割した場合
と比して、吸引ホース取付口の位置を高く設定する必要
がない。同時に吸引ホース取付口の位置を高く設定する
必要がないので、吸引ホース取付口の位置が高いために
作業中に集塵機が転倒しやすくなるという問題を解決す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した集塵機の一例を縦断面で示
す。
【図2】図1とは別の側面から見た集塵機を一部の断面
を破断して示す。
【図3】ビニール袋を取りつけたタンクの一部破断側面
図を示す。
【図4】ビニール袋固定用ホルダをタンク内壁の吸引ホ
ース取付口の周囲に固定させた状態の模式図を示す。
【図5】図2中IVから見たビニール袋固定用ホルダの一
部断面図を示す。
【符号の説明】
2 ・・本体 30・・フィルタ 50・・タンク 52・・吸引ホース取付部 70・・ビニール袋固定ホルダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと本体に分割可能な集塵機であ
    り、タンクは上部が開放された底付の筒状で側面に吸引
    ホース取付口が設けられており、本体には空気吸込用の
    ファンとそのファンを回転させるモータが取り付けられ
    ていて前記タンクの開放された上部を塞ぐ形状であり、
    前記タンクの内壁の前記吸引ホース取付口の周囲にビニ
    ール袋固定用ホルダが付加されていることを特徴とする
    集塵機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100879977B1 (ko) * 2007-10-04 2009-01-23 주식회사코네트인더스트리 일회용 필터봉투와 이를 이용하는 진공청소기
JP2015160086A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 日立工機株式会社 集じん機

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