JP2001054496A - 集塵機 - Google Patents

集塵機

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JP2001054496A
JP2001054496A JP11230546A JP23054699A JP2001054496A JP 2001054496 A JP2001054496 A JP 2001054496A JP 11230546 A JP11230546 A JP 11230546A JP 23054699 A JP23054699 A JP 23054699A JP 2001054496 A JP2001054496 A JP 2001054496A
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filter
tank
dust
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shape
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Yukiyasu Okochi
大河内幸康
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Makita Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 菊花状に折り返された濾過部材の折目内に塵
が堆積し、短時間で吸引能力が低下することを防止する
集塵機を提供する。 【解決手段】 タンクと本体とフィルタを備えた集塵機
であってタンクは、上部が開放された底付の筒状で、側
面に吸引ホース取付口が設けられており、本体には、空
気吸込用のファンとそのファンを回転させるモータが取
付けられていて、前記タンクの開放された上部を塞ぐ形
状で、フィルタ30は全体形状が下方にすぼまる略円錐
台形状で菊花状に折り返された濾過部材36を有し、そ
のフィルタ30をタンク50内に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集塵機に関し、特
に、モータで吸引ファンを回転させて空気をタンク内に
吸引し、吸引された空気からその空気に含まれていた塵
をフィルタで分離し、分離された塵をタンク内に収容す
る集塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の集塵機の一例が実開昭60−15
1471号公報に記載されている。この集塵機はタンク
と本体とフィルタを備えている。タンクは上部が開放さ
れた底付の筒状で側面に吸引ホース取付口が設けられて
いる。本体には空気吸込用のファンとそのファンを回転
させるモータが取り付けられている。また本体は全体と
して前記タンクの開放された上部を塞ぐ形状であり、タ
ンクの上縁に本体の下縁がセットされることでタンクに
蓋をする。フィルタは菊花状に折り返された濾過部材が
全体として円筒形状を形成しており、その上縁が本体に
固定されている。タンクの上縁に本体の下縁がセットさ
れると、円筒形状のフィルタが筒状のタンク内で位置決
めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の集塵機では、フ
ィルタが全体として円筒形状をしていることから菊花状
に折り返された濾過部材の折目内に塵が堆積しやすく、
短時間で吸引能力が低下するという問題があった。そこ
で、本発明は上記課題を解決することができる集塵機を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の集塵機は、タン
クと本体とフィルタを備えた集塵機であり、タンクは上
部が開放された底付の筒状で側面に吸引ホース取付口が
設けられており、本体には空気吸込用のファンとそのフ
ァンを回転させるモータが取り付けられていて前記タン
クの開放された上部を塞ぐ形状であり、フィルタは全体
形状が下方にすぼまる略円錐台形状で菊花状に折り返さ
れた濾過部材を有し、そのフィルタが前記タンク内に固
定され、前記タンク内に吸引された空気が前記フィルタ
を通って前記本体側に流れることを特徴とする。
【0005】この集塵機によると、タンク内に吸込まれ
た塵を含んだ空気は、フィルタの濾過部材の外周側から
内周側に流れ、フィルタの濾過部材によって空気中の塵
が濾過される。したがって、フィルタの濾過部材外周面
に空気中の塵が堆積することとなるが、この濾過部材の
外周面は、フィルタの全体形状が下方にすぼまる略円錐
台形状に形成されているため、垂直以上の傾斜角度で傾
いた面となっている。このため、重力が塵を濾過部材の
表面から引き剥がすように作用するため、塵がフィルタ
外周に堆積しにくく短時間で吸引能力が低下することを
防止することができる。
【0006】このような集塵機においては、フィルタに
より濾過された塵がタンク内に溜まるため、定期的にタ
ンク内に溜まった塵を捨てる必要がある。この際、従来
のようにフィルタが本体に取り付けられていると、本体
をタンクからはずすと本体と共にフィルタがタンク外に
引き出され、濾過部材の外周面に堆積していた塵が周囲
に散乱することとなる。したがって、タンク内に溜まっ
た塵をタンク外に捨てる際に周囲に塵が散乱しないこと
が好ましい。このような要求に応じた集塵機が請求項2
に記載の集塵機である。すなわち、請求項2記載の集塵
機によれば、請求項1記載の集塵機において、前記フィ
ルタの上外縁が前記タンクの上縁と前記本体の下縁との
間に挟まれて保持されることで前記フィルタが前記タン
ク内に固定されることを特徴とする。この集塵機による
と、フィルタの上外縁がタンクの上縁と本体の下縁との
間に挟まれて保持されることでフィルタがタンク内に固
定されることから、本体をタンクからはずしてもフィル
タはタンク内に残る。また、フィルタは下方にすぼまる
略円錐台形状をしており、このことから、フィルタの内
部空間は上に向かって広くなっている。従って、本体を
タンクから分離すると、タンク上方からこのフィルタ内
部に作業者が容易に手を挿入できる。このため、タンク
に収容されているフィルタの内部空間に作業者が手を差
し入れてフィルタに振動を与えやすく、フィルタの外側
に堆積している塵をフィルタの内部空間側から容易に落
とすことができる。しかもこの作業の間、フィルタはタ
ンク内に収容されており、この作業中に塵が周囲に散乱
することがない。このようにこの集塵機によれば、フィ
ルタの外周に堆積した塵が落とされてからフィルタをタ
ンク外に取り出すことができるので、集められた塵を捨
てる際に周囲に塵が散乱することを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は請求項1に記載された発明
を具体化した集塵機の断面図を示している。図2は図1
の別の側面の外観及び半断面を示している。図1、2に
示すように、本発明の集塵機はタンク50と本体2とフ
ィルタ30を主な構成部品としている。
【0008】まず、タンク50について図1、図2を用
いて説明する。タンク50は、図1に示すように、上部
が開放された底付の筒状の形状を有し、吸引ホース取付
口52と、キャスタ54と、フック60(図2参照)と
を備える。
【0009】タンク50の側面であるタンク周壁58に
は、吸引ホース取付口52が設けられている。吸引ホー
ス取付口52には、図示されていない吸引ホースが取り
付けられる。さらに、タンク周壁58には、図2に示す
ようにフック60が取付けられている。このフック60
は、その端部60aが後述する本体2のタンク蓋部5と
係合し、本体2を下側(タンク50側)に押さえつける
ことによって、本体2をタンク50に定着させる役目を
する。タンク50の底部には、キャスタ54が着脱可能
に取り付けられている。このキャスタ54により、集塵
作業中又は作業前後に容易に集塵機を移動させることが
できる。
【0010】次に、タンク50に取付けられるフィルタ
30について、図1、図3、図4及び図5を用いて説明
する。図3はフィルタ30の概観を表す斜視図を示し、
図4はフィルタ30を図1の図面上方から見た概略構成
の部分図を示し、図5は濾過部材36の構造を説明する
ための図面である。フィルタ30は、図3に示すように
全体形状が下方にすぼまる略円錐台形状を有し、トップ
プレート34と、ボトムプレート38と、トッププレー
ト34とボトムプレート38の間に挟着される濾過部材
36を備える。
【0011】トッププレート34は、図3に示すように
リング状の合成樹脂板等により形成される。トッププレ
ート34の開口部は、図1に示すように後述する本体2
のガードリング12等が十分に貫通できる大きさとされ
ている。また、図1に示すようにトッププレート34の
外縁にはセットプレート32が固定される。このセット
プレート32は、その外縁に鉤状部32aが設けられて
おり、この鉤状部32aがタンク50の上縁に係合す
る。ボトムプレート38は、図3等に示すようにトップ
プレート34に比してその直径が小さい略円盤状の合成
樹脂板等により形成される。このボトムプレート38の
中央には、図1に示すように上方に突出した凸部38a
が設けられている。上述したトッププレート34とボト
ムプレート38の間には、図3に示すように濾過部材3
6が挟着される。濾過部材36は、図5に示すような略
長方形状で波形を有する濾材(ろ紙又はろ布)から作ら
れる。この波形に折り曲げられた濾材は、図4に示す上
縁72側がトッププレート34に固定され、また、下縁
70側がボトムプレート38に固定される。また、その
側縁74と側縁76とが固定される。したがって、濾過
部材36が波形に曲げた状態でトッププレート34及び
ボトムプレート38に固定されるため、濾過部材36を
上方から見ると、図4に示すように菊花形形状を有する
こととなる。また、本実施の形態では、ボトムプレート
38の直径を、トッププレート34の直径より小さくし
ている。このため、上縁72側をトッププレート34に
固定され、その下縁70側をボトムプレート38に固定
された濾過部材36は、図1に示すように上方に向かっ
て広がる略円錐台形状を有することとなる。なお、本実
施の形態では、略長方形の波形状を有する濾材から濾過
部材36を製造しているため、大きな面積の原料シート
から無駄なく濾過部材36を形成するための濾材を取り
出すことができコスト的に有利となる。
【0012】上述したように構成されるフィルタ30
は、図1に示すようにセットプレート32の上外縁に設
けた鉤状部32aが、タンク50の上縁に係合すること
により、タンク50に対して組み付けられる。なお、タ
ンク50とフィルタ30を組み付けた状態では、セット
プレート32の上外縁がタンク50の上縁に係合するた
め、フィルタ30はタンク50内に収容されることとな
る。
【0013】次に、本体2について図1を用いて説明す
る。本体2は、図1に示すように、モータケース3と、
タンク蓋部5と、ガードリング12を備える。モータケ
ース3のほぼ中央にはモータ4が配設されている。その
モータ4の回転軸には、第1ファン10と第2ファン6
とが取り付けられている。第1ファン10と第2ファン
6との間には、モータケース3に固定されたガイドプレ
ート8が配設される。ガイドプレート8はモータケース
3に固定されているため、第1ファン10と第2ファン
6がモータ4の回転により回転しても、ガイドプレート
8は回転しないようになっている。また、モータケース
3には、前記第1ファン10及び第2ファン6が回転す
ることによりモータケース3内に吸引した空気の通り道
である通風路14が形成されている。また、モータケー
ス3の底部には、ガードリング12が取付けられてい
る。ガードリング12には、モータケース3内部への空
気の吸引を妨げないよう多数の吸引孔12aが形成され
ている。さらに、モータケース3には、タンク50の開
放された上部を塞ぐためのタンク蓋部5が取付けられ
る。このタンク蓋部5の端縁は、フィルタ30の上端部
(セットプレート32の鉤状部32a)と係合する係合
部5aが形成されている。
【0014】上述したように構成される本体2は、図1
に示すように、タンク蓋部5の端縁に設けられた係合部
5aがフィルタ30の上端部(セットプレート32の鉤
状部32a)と係合した状態でタンク50に支持され
る。そして、図2に示すように、タンク50の周壁58
に設けたフック60の端部60aが本体2のタンク蓋部
5と係合し、タンク蓋部5を下側(タンク50側)に押
さえつけることによって、本体2とタンク50が固定さ
れる。したがって、フィルタ30は、本体2とタンク5
0の間に挟まれて保持される。なお、本体2とタンク5
0が固定された状態では、図1に示すように本体2のガ
ードリング12やモータケース3の一部(第1ファン1
0及び第2ファン6等が収納された部分)は、フィルタ
30のトッププレート34の開口部内に入り込み、ボト
ムプレート38及び濾過部材36に囲まれた空間内に収
容される。なお、本体2のタンク蓋部5に形成された係
合部5aとセットリング32の鉤状部32aの間にはシ
ール18が配され、本体2とタンク50とが密閉状態に
保持される。
【0015】次に、上述のように構成される集塵機の動
作について説明する。まず、タンク50の吸引ホース取
付け口52に吸引ホースを取り付け、モータ4を回転さ
せると、モータ4の回転軸に取付けられた第1ファン1
0と第2ファン6が回転し、塵を含んだ空気が吸引ホー
ス内に吸引される。吸引ホース内に吸引された空気は、
タンク50の吸引ホース取付け口52からタンク50の
内部に流れる。タンク50内に流れ込んだ空気は、フィ
ルタ30の濾過部材36の外側から内側へ吸引される。
この際、濾過部材30により空気中の塵が取り除かれ
る。濾過部材36により塵が取り除かれた空気は、ガー
ドリング12に設けられた吸引口12aからモータケー
ス3内に吸引される。この際、ボトムプレート38の凸
部38aにより、濾過部材36によって塵がろ過された
空気を、前記ガードリング12の吸引口12aからモー
タケース3内に流れ易くなっている。モータケース3内
に吸引された空気は、図1の経路16で示すように、第
1ファン10、ガイドプレート8、第2ファン6の順番
にそれらのフィン間を経て上方へ流れ、通風路14を通
って機外に吐出される。
【0016】なお、濾過部材36により取り除かれた塵
は、濾過部材36の外側の表面に付着・堆積するが、こ
の付着・堆積した塵は重力の作用により濾過部材36の
外表面から剥がれ、タンク50の底に溜められる。ここ
で、濾過部材36に付着・堆積した塵が濾過部材36の
表面から剥がれ落ちる際の重力の作用等について従来の
フィルタと比較しながら図7及び図8を用いて説明す
る。図7は本実施の形態に係るフィルタ30を形成する
濾過部材36の折り目の一つを拡大して示し、(a)は
その側面図、(b)はA−A断面図を示している。ま
た、図8は従来のフィルタを形成する濾過部材の折り目
の一つを拡大して示し、(a)はその側面図、(b)は
A−A断面図を示している。既に説明したように本実施
の形態の集塵機では、濾過部材36が上方に向かって広
がるようにトッププレート34及びボトムプレート38
に固定されている。このため、図7(a)に示すように
濾過部材36の外周面の傾斜角θは、90°より大きく
なる。これに対して、従来の円筒形状のフィルタでは、
図8(a)に示すように、濾過部材136の外周面の傾
斜角は90°である。したがって、従来のフィルタに対
して本実施の形態のフィルタでは、濾過部材36の外表
面に付着・堆積した塵を濾過部材36から引き剥がすよ
うに働く重力の作用がより強くなる。また、本実施の形
態のフィルタでは、濾過部材36が上方に向かって広がる
ようにトッププレート34及びボトムプレート38に固定さ
れているため、濾過部材36を垂直方向に切断した図7
(b)に示すA−A断面においては、濾過部材36の濾過
表面36sは下方に向かって広がる状態となる。このよう
に、フィルタ上方の折り返し箇所近傍の隙間が余り無い
所においても、その垂直下方の断面では下方に向かって
広がる濾過表面36sを有することとなる。このことか
ら、濾過部材36の折り目内に堆積した塵は、濾過表面36
sから落ち易くなっている。これに対して、従来のフィ
ルタでは、図8(b)に示すようにA−A断面におい
て、濾過部材の折り目の隙間は常に一定となる。したが
って、濾過部材の折り返し箇所近傍においては、フィル
タの上から下まで常にその隙間がほとんど無い状態とな
る。したがって、濾過部材の折り目近傍に塵が堆積しや
すくなる。このような理由から、本実施の形態の集塵機
では濾過部材36の表面に塵が堆積しにくく、作動時間
の経過に伴って生じる吸引力の低下を防止することがで
きる。
【0017】次に、集塵機に溜まった塵を捨てる際の手
順について説明する。まず、タンク50の周壁58に取
付けられたフック60を操作し、タンク50と本体2と
の間の固定状態を解除し、本体2をタンク50から取り
外す。タンク50から取り外された本体2は、底部に設
けられたガードリング12側から床面に置かれる。次
に、タンク50にフィルタ30を収容した状態で、作業
者がトッププレート34の開口部からボトムプレート3
8及び濾過部材36に囲まれた空間内に手を差し込み、
濾過部材36に振動を与えて濾過部材36に堆積した塵
をタンク50内に落とす。この際、濾過部材36は、上
方が広がるようにボトムプレート38及びトッププレー
ト34に固定されているため、作業者はトッププレート
34の開口部からボトムプレート38及び濾過部材36
に囲まれた空間内に手が差し込み易く、塵落とし作業を
容易に行うことができる。そして、濾過部材36に堆積
した塵が落とされた後、フィルタ30をタンク50から
取り外し、タンク50内の塵を捨てる。この際、フィル
タ30の濾過部材36の表面に堆積していた塵は既にタ
ンク50内に落とされているので、フィルタ30をタン
ク50から取り外してもフィルタ30の濾過部材36か
ら塵が落ちることがなく、集塵機の周囲が汚れることは
ない。
【0018】以上、詳述したように本実施の形態の集塵
機では、フィルタ30を本体2とタンク50とで挟持す
る構造としているため、本体2をタンク50から取り外
しても、フィルタ30はタンク50に支持された状態と
なる。また、フィルタ30は、その上端部でタンク50
の上端に支持されることから、フィルタ30はタンク5
0内に収容された状態でタンク50に支持される。した
がって、作業者はタンク50からフィルタ30を取り外
すことなく、フィルタ30のトッププレート34の開口
部から手を入れ、濾過部材36表面に振動を与え、濾過
部材36から塵をタンク50内に落とすことができる。
よって、濾過部材36に堆積した塵が落とされてから、
フィルタ30をタンク50外に取り出すことができるの
で、集められた塵を捨てる際に周囲が汚れることがな
い。しかも、フィルタ30から塵をタンク50内に落と
す作業の間、フィルタ30はタンク50内に収容されて
いるので、この作業により塵が周囲に散乱することがな
い。また、フィルタ30の濾過部材36は、上方に向か
って広がるようにボトムプレート38及びトッププレー
ト34に固定されているため、作業者はトッププレート
34の開口部からボトムプレート38及び濾過部材36
に囲まれた空間内に手が差し込み易く、濾過部材36の
外側表面に堆積している塵を落とす作業を容易に行うこ
とができる。
【0019】また、フィルタ30の濾過部材36は、上
方に向かって広がるようにボトムプレート38及びトッ
ププレート34に固定されているため、重力が濾過部材
36の表面から塵を引き剥がすようにより強く作用す
る。また、フィルタの濾過部材36の折り目の一つを垂
直に切ったときの断面では、濾過部材36の表面がフィ
ルタ30の下方に向かうにしたがって広がっているた
め、折り目内に付着した塵が濾過部材から剥がれやす
い。したがって、これらの作用により塵がフィルタ30
の濾過部材36に堆積しにくくなり、短時間で吸引力が
低下することを防止することができる。また、フィルタ
30の濾過部材36の外側表面に堆積している塵が少な
くなるので、フィルタ30をタンク50からはずしてタ
ンク50に集められた塵を捨てる際、そのはずしたフィ
ルタ30から塵が落ちて周囲が汚れるということを防止
することができる。
【0020】なお、上述した実施の形態に係る集塵機で
は、濾過部材36を製造するための濾材として図5に示
すような略長方形状の濾材を使用したが、これに限られ
ず、図6に示すような扇形形状を有する濾材を使用する
こともできる。すなわち、図5に示すような長方形状を
有する濾材を使用した場合は、トッププレート34に固
定する上縁72の長さとボトムプレート38に固定する
下縁70の長さが同じになる。したがって、ボトムプレ
ート38の径をトッププレート34のそれよりも小さく
すると、ボトムプレート38側で濾過部材36の折り目
の角度が小さくなる。折り目の角度が小さくなると、濾
過部材36に塵が堆積しやすくなる。これに対して、図
6に示す扇形形状の濾材を使用すると、トッププレート
34に固定する上縁82の長さに対してボトムプレート
38に固定する下縁80の長さを短くすることができ
る。したがって、図6に示す扇形形状の濾材を使用する
と、下縁80側の濾過部材の折り目の角度を、略長方形
状のものを使用した場合と比較して大きくすることがで
き、濾過部材36に堆積する塵を少なくすることができ
る。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の集塵機によると、濾過
部材の外周面が垂直以上の傾斜角度で傾いた面となるた
め、重力が塵を濾過部材の表面から引き剥がすように作
用し、塵がフィルタ外周に堆積しにくく短時間で吸引能
力が低下することを防止することができる。
【0022】また、請求項2に記載の集塵機によれば、
第1に本体のみをタンクから取り外すことができるの
で、フィルタをタンク内に収容させた状態で、フィルタ
の外側に堆積している塵をタンク内に落とすことができ
る。また、この作業中はフィルタがタンク内に収容され
ているので、この作業中に塵が周囲に散乱することがな
い。よって、フィルタの外部に堆積した塵が落とされて
からフィルタをタンク外に取り出すことができるので、
集められた塵を捨てる際に周囲に塵が散乱することを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した集塵機の一例を縦断図で示
す。
【図2】図1とは別の側面から見た集塵機を一部の断面
を破断して示す。
【図3】フィルタの斜視図を示す。
【図4】フィルタの平面図の半分を示す。
【図5】折り返される前の濾過部材の一例を示す。
【図6】折り返される前の濾過部材の他の例を示す。
【図7】本実施の形態の集塵機において濾過部材の表面
に堆積した塵に働く重力の作用等を説明するための図面
を示す。
【図8】従来の集塵機において濾過部材の表面に堆積し
た塵に働く重力の作用等を説明するための図面を示す。
【符号の説明】
2 ・・本体 30・・フィルタ 32・・セットリング 36・・濾過部材(円錐台形状) 50・・タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと本体とフィルタを備えた集塵機
    であり、タンクは上部が開放された底付の筒状で側面に
    吸引ホース取付口が設けられており、本体には空気吸込
    用のファンとそのファンを回転させるモータが取り付け
    られていて前記タンクの開放された上部を塞ぐ形状であ
    り、フィルタは全体形状が下方にすぼまる略円錐台形状
    で菊花状に折り返された濾過部材を有し、そのフィルタ
    が前記タンク内に固定され、前記タンク内に吸引された
    空気が前記フィルタを通って前記本体側に流れることを
    特徴とする集塵機。
  2. 【請求項2】 前記フィルタの上外縁が前記タンクの上
    縁と前記本体の下縁との間に挟まれて保持されることで
    前記フィルタが前記タンク内に固定されることを特徴と
    する請求項1記載の集塵機。
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