JP5912988B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、サイクロン式の集塵装置を備えた電気掃除機に関する。
電気掃除機は、本体部の内部に、空気を吸い込むための気流を発生する電動送風機と、電動送風機の前方に着脱可能に設置されたサイクロン式集塵装置(単に集塵装置と称する場合がある)とを備えている。
集塵装置は、上面に開口面を有する断面円形状の集塵容器を備えている。また、集塵容器の上部には、集塵容器の内周面の周接線方向に空気が流入するように流入口が形成されている。そして、集塵容器の上部には、集塵容器の開口面を覆う集塵フィルターがフィルター保持部を介して取り付けられている。さらに、フィルター保持部の上部には、電気掃除機の外装の一部を形成するカバー部を設けている。カバー部は電動送風機に連通する集塵装置排気口を後端面に開口する。
フィルター保持部の下面には、周面に気流の流出口を有し、内部の空間が集塵フィルターに連通した内筒が、集塵容器と同軸となるように配される。内筒の流出口には、小さな隙間(孔)が形成されたメッシュ状のフィルター(メッシュフィルター)が取り付けられている。
内筒の下端には集塵容器の内面との間に気流路を形成し、集塵容器内を上下に仕切る仕切部材が着脱可能に取り付けられる。仕切部材は径方向に延びる円板状の円板部と、円板部の周縁に連設された円筒状の筒状部とを有している。筒状部は外周面を円筒面に形成して集塵容器の内周面と対向する。
集塵装置では、カバー部、フィルター保持部、内筒、仕切部材及び集塵容器を一体に電気掃除機の本体部から着脱できる。そして、カバー部、フィルター保持部、内筒及び仕切部材が集塵容器に対して着脱できるようになっている。
上記構成の電気掃除機において、電動送風機の駆動によって塵埃が空気とともに流入口から集塵装置の集塵容器内に流入する。集塵容器に流入した空気は集塵容器内で旋回し、遠心力によって大きい塵埃が分離されて集塵容器の底部に堆積する。
このとき、仕切部材の円板部及び円板部の周縁部に連設された筒状部によって、集塵容器の底部に堆積した塵埃の集塵容器上部への逆流が抑制される。大きい塵埃が除去された気流は流出口を介して内筒内に流入する。流出口には、メッシュフィルターが配置されており、旋回気流で分離されなかった塵埃のうち、小さい塵埃、毛髪、糸くず等がメッシュフィルターで捕集される。
そして、流出口から内筒に流れた気流は、集塵フィルターを通過し、集塵装置排気口から集塵装置の外部に流出する。気流が集塵フィルターを通過するとき、メッシュフィルターで捕集できなかった細かい塵が集塵フィルターによって捕集される。集塵装置から流出した空気は電動送風機を通過して外部に排気される。
そして、集塵装置を電気掃除機の本体部から取り外し、更に集塵容器を脱着して集塵容器に堆積した塵埃を廃棄することができる(例えば、特開2002−315701号公報等参照)。
特開2002−315701号公報
サイクロン式集塵装置では、集塵容器内で旋回気流を発生させ、その遠心力で塵埃を分離する構成であるが、毛髪、糸くず、紐等繊維状の軽くて長い塵埃は、旋回気流では分離されにくい。このような軽くて長い塵埃は、内筒の外周面に巻き付きやすい。
そして、この手の繊維状の塵埃は、内筒の外周面に巻きつくと、旋回気流で内筒から外れることがほとんどなく、集塵容器に堆積した塵埃を廃棄するとき、使用者が取り除く必要があり煩わしい。また、内筒に巻き付いた繊維状の塵埃は、絡み付いている場合が多く、引きはがしにくく、はさみ等で切断して取り除く場合が多いが、そのときに、メッシュフィルターを傷つけないように作業するのも手間と時間がかかる。
本発明は、集塵容器に堆積した塵埃を廃棄するとき、使用者の煩わしさを解消することができる集塵装置を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、上面に開口面を有する断面円形の有底筒状に形成されるとともに周面に気流の流入口が設けられた集塵容器と、前記集塵容器と同軸に配され、気流の流出口を周面に開口する内筒と、前記内筒の下部に着脱可能に連結され、前記集塵容器の上部と下部とを仕切る仕切部材と、前記仕切部材に取り付けられ前記内筒に外嵌するかご部とを備え、前記流入口から前記集塵容器に流入した気流を旋回して塵埃を前記集塵容器内に堆積させるサイクロン式の集塵装置を設けた電気掃除機であって、前記内筒は、軸方向に延びるとともに、周方向に配列された枠部を備えており、前記かご部は前記軸方向に延びるとともに、周方向に配列された支柱部を備えており、前記枠部と前記支柱部とが前記内筒の径方向に重なるように前記内筒と前記仕切部材とを連結する連結手段を備えていることを特徴とする電気掃除機を提供する。
この構成によると、前記かご部を備えていることで、毛髪、糸くず、紐等の繊維状の塵埃が内筒に絡み付くのを抑制し、前記内筒に取り付けられたフィルターの清掃を容易にしている。
また、前記内筒と前記仕切部材とを連結したとき、前記内筒の枠部と前記かご部の支柱部とが内筒の径方向に重なる構成となっているため、前記内筒と前記かご部との間に隙間ができにくい。これにより、前記内筒と前記かご部の間に前記繊維状の塵埃が挟まり、前記繊維状の塵埃の廃棄が困難になるのを抑制することができる。これにより、前記集塵容器に堆積した塵埃の廃棄時の手間を減らし、塵埃を廃棄するときの使用者の煩わしさを低減することが可能である。
上記構成において、前記連結手段は、前記内筒に配置された係止部と、前記仕切部材に配置された係合部とを備えており、前記係止部と前記係合部とを係合することで、前記内筒と前記仕切部材とが連結されるものであってもよい。
上記構成において、前記係止部は前記内筒の下面より突出した凸部と、前記凸部の先端から径方向外側に延びる係止爪とを有し、前記係合部は前記仕切部材に形成された円筒形状のリブの内周面より内側に延びるストッパ部を有し、前記内筒と前記仕切部材とを相対的に回転させることで、前記係止部と前記係合部とが係合するものであってもよい。
上記構成において、前記係止部は前記内筒の下面より突出した筒部を有し、前記係合部は前記仕切部材の下面より下方に突設された突出部の内周面に形成されており、前記筒部の外周面及び前記係合部には、凸部又は凹部のいずれかが前記筒部を前記係合部に挿入したとき、前記凸部と前記凹部とが係合するように形成されていてもよい。
本発明によると、集塵容器に堆積した塵埃を廃棄するとき、使用者の煩わしさを解消することができる集塵装置を備えた電気掃除機を提供することができる。
本発明にかかる電気掃除機の一例を示す斜視図である。 図1に示す電気掃除機に用いられる集塵装置の側断面図である。 内筒と仕切部材とを示す斜視図である。 内筒と仕切部材とを示す分解斜視図である。 仕切部材の断面図である。 内筒の下から見た斜視図である。 かご部を取り外した状態の仕切部材の斜視図である。 集塵装置に用いられる内筒及び仕切部材の分解斜視図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる電気掃除機の一例を示す斜視図であり、図2は図1に示す電気掃除機に用いられる集塵装置の側断面図である。図1、図2に示すように、電気掃除機Aは、本体部1と、接続ホース2と、延長パイプ3と、吸込口体4と、電源コード5と、集塵装置6と、電動送風機(不図示)とを備えている。
本体部1の内部には、集塵装置6と、電動送風機(不図示)とが内蔵されている。また、本体部1の背面には電源コード5が引出可能及び収納可能に設けられている。そして、この電源コード5の先端に電源プラグ51が取り付けられており、電源プラグ51を商用電源のコンセントに差し込むことで、電気掃除機A(主に、電動送風機)に電力供給される。
本体部1の前面には接続口101が形成されており、接続口101に可撓性の接続ホース2が接続され、接続ホース2の先端に延長パイプ3が接続される。延長パイプ3の先端には床面に対峙する吸込口(不図示)を有した吸込口体4が設けられる。また、延長パイプ3にはパイプ把持部31及び操作部32が設けられる。使用者が操作部32を操作することで、電気掃除機Aが動作を開始(停止)する。そして、電気掃除機Aが動作している状態で、使用者が把持部31を把持して吸込口体4を移動させることで、電気掃除機Aの掃除運転が実行される。
本体部1は本体カバー10により覆われている。本体部1の前部に集塵装置6が、後部に電動送風機が配されている。本体カバー10の前面には接続ホース2(図1参照)を接続するための接続口101が開口し、背面には排気口102が開口する。本体部1の内部の電動送風機の前方には集塵室が設けられ、集塵室内にはサイクロン式の集塵装置6が着脱可能に配置される。詳細を後述するように集塵装置6の集塵容器61は透明樹脂で形成されており、本体カバー10には、集塵容器61内を視認するための窓部103が形成されている。
図2に示すように、集塵装置6は接続口101に連通する流入口613及び塵埃を除去した気流が流出する集塵装置排気口602を備えている。集塵装置排気口602と電動送風機との間はダクトにより連結される。
図2に示すように、集塵装置6の上部には本体カバー10に連続し、本体部1の外装の一部を形成するカバー部60が配される。集塵装置6はカバー部60、集塵容器61、フィルター保持部62、内筒63及び仕切部材64を有している。カバー部60、フィルター保持部62、内筒63及び仕切部材64は一体化されており、これらに対して集塵容器61が着脱可能に取り付けられている。
集塵容器61は透明樹脂で形成されており、内部を観察できるようになっている。集塵容器61は、上部開口611を備えた有底筒状の部材である。集塵容器61の上部の周面には、接続口101(図1参照)に連通し、接続ホース2からの気流が流入する流入口613が形成されている。集塵容器61の内部には、流入口613を介し、内周面の周線方向に気流が流入し、集塵容器61の内部で旋回気流が形成される。すなわち、流入口613は、集塵容器61の内部に旋回気流が形成されるように形成されている。これにより、サイクロン式の集塵装置が形成される。
フィルター保持部62は平面視円形のプリーツフィルター等により形成された集塵フィルター621を保持する。フィルター保持部62の下面には内筒63が突出するように取り付けられている。
集塵フィルター621は、内筒63に取り付けられたメッシュフィルターで捕集できない細かい塵埃を捕集するためのフィルターである。そして、フィルター保持部62には、集塵フィルター621の目詰まりを防止するため、集塵フィルター621に溜まった塵埃を落とすための除塵機構(不図示)が取り付けられている。除塵機構は、フィルター保持部62の周方向に沿って移動するときに、フィルター保持部62の集塵フィルター621に衝撃を与え、溜まった塵埃を下部に落とす。
内筒63は集塵容器61と同軸に配される円筒形状の部材であり、周面に気流の流出口630が設けられる。流出口630は、本体部1の背面に備えている排気口102(図1参照)に連通している。また、内筒63は仕切部材64に取り付けられた後述のかご部65に外嵌されている。また、内筒63はフィルター保持部62と連通されている。
仕切部材64は集塵容器61の内面との間に気流路を形成して集塵容器61内を上下に仕切る部材であり、内筒63と接続されている。仕切部材64は円板部641、円板部641の周縁から上方及び下方に延びる筒状の筒状部642及び円板部641の下面から下方に突出し内筒63と連通する突出部643を有している。また、仕切部材64には、円板部641の上面に取り付けられたかご部65を備えている。
筒状部642は、円筒形状を有しており、集塵容器61の内周面と筒状部642の外周面とが略平行に形成される。これにより、気流路の流路面積を略均一にすることができる。
また、筒状部642の外周部分にらせん状の凸条を形成しておき、筒状部642を回転可能としてもよい。塵埃が大きく、筒状部642と集塵容器61の内周面との間に残留した場合でも、筒状部642を回転させることで、凸条で塵埃を下方に送ることができる。これにより、集塵容器61の内周面と筒状部642の外周面との間に塵埃が詰まりにくく、旋回気流の流路が閉塞されにくい。このことから、集塵装置6の集塵機能の低下を抑制することができる。
突出部643は集塵容器61の底部に一体形成された保持軸部614の周面に係合している。これにより、仕切部材64の下方の中心部に立設する断面円形の枠部が形成される。なお、保持軸部614の周面の一部にはゴム製(気密性の高いものであれば、ゴムに限定されない)のシールド材(不図示)が設けられている。シールド材により突出部643と保持軸部614との気密性を確保し、細かい塵埃の流出をより確実に防止することができる。
以上のような構成とすることで、フィルター保持部62、内筒63、突出部643とは、内部が連通状態となる。これにより、上記除塵機構の駆動によって集塵フィルター621から内筒63内に脱落した細かい塵埃は、突出部643の下部に回収される。保持部材643が保持軸部614とが密接していることで、集塵容器61内を流れる気流への細かい塵埃の流出が防止される。
上記構成の電気掃除機Aにおいて、電動送風機の駆動によって吸込口体4から床面の塵埃が吸い込まれ、塵埃を含む気流が延長パイプ3及び接続ホース2を流通する。塵埃を含む気流は接続口101及び流入口613を介して集塵装置6の集塵容器61に流入し、集塵容器61内に旋回気流を形成する。旋回気流の遠心力によって気流に含まれる比較的大きな塵埃が分離され、集塵容器61の底部に堆積する。
また、集塵容器61の底部に堆積した塵埃は仕切部材64の円板部641及び筒状部642によって集塵容器61上部への逆流が防止される。そして、大きな塵埃が除去された気流は流出口630から内筒63内部に入り、内筒63の内部を上昇し、フィルター保持部62に流入する。このとき、気流に含まれる塵埃は、不図示のメッシュフィルター及び集塵フィルター621で捕集される。集塵フィルター621を通過した気流は集塵装置排気口602を介して集塵装置6から流出する。
また、把持部601を引き上げると集塵装置6が電気掃除機Aの本体1から脱離される。さらに、フィルター保持部62、内筒63及び仕切部材64に対して、集塵容器61を離脱することで、集塵容器61の底部に堆積した塵埃を廃棄することができる。このとき、仕切部材64の突出部643の下部に堆積した集塵フィルター621の除塵による塵埃も一緒に廃棄される。
次に本発明にかかる電気掃除機の要部であるかご部を有する仕切部材及び内筒について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図3は内筒と仕切部材とを示す斜視図であり、図4は内筒と仕切部材とを示す分解斜視図であり、図5は仕切部材の断面図であり、図6は内筒の下から見た斜視図であり、図7はかご部を取り外した状態の仕切部材の斜視図である。
図4に示すように、かご部65は仕切部材64の平板部641の上面に取り付け固定されている。かご部65は、平板部641と固定される下側円環部651と、下側円環部651の上方に配置された上側円環部652と、下側円環部651と上側円環部652とを連結する支柱部653とを備えている。なお、図4等に示すかご部65は、4本の支柱部653が、周方向に等間隔に配置されているが、これに限定されるものではない。
また、図5に示すように、下側円環部651は仕切部材64の平板部641に固定されている。下側円環部651は、仕切部材64の中心軸が中心を通過するように平板部641に固定されている。そして、支柱部653が、仕切部材64の中心軸と平行となるように配置されている。なお、下側円環部651の平板部641への固定は、爪と溝による嵌合等、従来よく知られた方法で、通常使用でかご部65が平板部641から脱落しない程度にしっかりと固定される。
また、支柱部653は、毛髪、糸くず等の繊維状の塵埃が内筒63に絡み付くのを防ぐための部材であり、径方向に一定の幅を有しているものが好ましい。
次に内筒63について説明する。図4に示すように、内筒63とかご部65とは、軸方向に着脱可能な構成となっている。図6に示すように、内筒63は、中央に開口部を有する円板状の底面部631と、底面部631の上部に形成され全周径方向に延びるフランジ部632と、底面部631の外周部とフランジ部632の内周部とを接続する複数本(ここでは4本)の枠部633と、隣り合う枠部633の間に配置され、メッシュフィルターを押えるための複数本(ここでは8本)のフィルター押え部634とを備えている。
底面部631は、仕切部材64の平面部641と接触し、固定される。なお、仕切部材64の固定は、底面部631の下面で、開口部の近傍に形成された係止爪と、平面部641に形成された係合部645と係合することでなされる。係止部635及び係合部645に内筒63と仕切部材64との係合の詳細については説明する。
フランジ部632は、フィルター保持部62の下面に接触固定される。なお、内筒63は、フィルター保持部62に一体的(脱着しないように)固定されていてもよいし、回動可能な状態で支持されていてもよい。集塵容器61の底部に堆積した塵埃を廃棄するとき、フィルター保持部62から離脱しないように連結されていればよい。
枠部633は、底面部631とフランジ部632とが一定の間隔を保つように支持する支持部材(枠部材)である。内筒63において、枠部633は4本備えられており、周方向に等間隔で配置される。また、フィルター押え部634は、隣り合う枠部633の間に2本ずつ、合計8本設けられている。フィルター押え部634は、隣り合う枠部633の周方向の間隔を3等分するように配置されている。なお、枠部633、フィルター押え部634の本数は一例であり、これに限定されるものではない。
枠部633とフィルター押え部634の間又は隣り合うフィルター押え部634の間の隙間が、流出口630となっている。そして、流出口630はメッシュフィルターで覆われており、メッシュフィルターはフィルター押え部634に取り付けられている。電動送風機を駆動し、集塵容器61に空気が流入すると、気流は流出口630から内筒63を介して、フィルター保持部62に流入する。フィルター押え部634を備えていることで、気流によってメッシュフィルターが内筒63の内部に吸い込まれるのを抑制することができる。
流入口613より流入した気流の中に毛髪、糸くず等の繊維状の塵埃が含まれている場合、かご部65の外周に巻きつく。繊維状の塵埃は、かご部65に巻きつき、内筒63には巻き付きにくい。集塵容器61内に堆積した塵埃を捨てるとき、内筒63とかご部65とを分離することで、毛髪、糸くず等の繊維状の塵埃は、廃棄が面倒な内筒63ではなく、かご部65に巻き付いている。上述したとおり、かご部65は4本の支柱部653の間の隙間が大きく、巻き付いた繊維状の塵埃をはさみ等の切断具で簡単に切断することができる。また、切断具で周囲の部材を傷つけてしまうことも防ぐことができる。これにより、塵埃の廃棄時における使用者の煩わしさを低減できる。
一方で、メッシュフィルターは多少の変形が可能、すなわち、内筒63の内部に凹むことができる程度に張った状態で配置されている。例えば、気流が流出口630を流れるとき、メッシュフィルターは気流に押され、たわむ。
このような、メッシュフィルターを備えた内筒63と仕切部材64とを接続した場合、内筒63の流出口630とかご部65の支柱部653とが、径方向に重なると、支柱部653とメッシュフィルターの間に隙間ができやすくなる。この隙間に、毛髪、糸くず等の繊維状の塵埃が流入すると、内筒63とかご部65との隙間に毛髪、糸くず等の繊維状の塵埃が挟まり、繊維状の塵埃の一部がメッシュフィルターに絡む。
このように、繊維状の塵埃がメッシュフィルターに絡むと、内筒63とかご部65とを分離したとき、繊維状の塵埃は内筒63及びかご部65の両方に引っ掛かり、繊維状の塵埃を取り除くのに手間がかかる場合がある。
このような、繊維状の塵埃の引っかかりを抑制するため、集塵装置6では、かご部65を内筒63に外嵌させたとき、内筒63の枠部633とかご部65の支柱部653とが径方向に重なるようにしている。枠部633及び支柱部653は、それぞれ、内筒63及びかご部65を支持するための支柱であり、変形しにくい強固な部材である。そして、このような強固な部材が隣り合うように配置することで、内筒63とかご部65との間に隙間ができにくく、毛髪、糸くず等が引っかかるのを抑制することができる。
以下に、内筒63の枠部633とかご部65の支柱部653とを径方向に重ねる方法について図面を参照して説明する。図6に示すように、内筒部63の底面部631の下面には、開口を挟んで円弧上に形成された係止部635を備えている。係止部635は軸方向下方に延びる中心角度が90°の円弧状の凸部636と、凸部の軸方向の先端より内筒63の径方向外側に突出した爪部637とを備えている。また、爪部637は扇型形状である。なお、凸部636の中心角度は、必ずしも90°でなくてもよく、90°以下であればよい。
そして、図7に示すように、仕切部材64は平板部641の上面に、円筒形状のリブ644が形成されており、リブ644の内周面に係合部645が設けられている。係合部645は、係止部635が係合可能な形状を有しており、係合部645の周方向一方の端部(図7に示す仕切部材64では、平面視時計回り方向の先端側の端部)に爪部637が接触するストッパ部646が形成されている。なお、係合部645の中心角度は90°以下である。つまり、隣り合う係合部645の間の隙間である挿入口647の中心角度が90°以上であればよい。また、係止部635と係合部645とで連結手段の一例を構成している。
内筒63と仕切部材64との連結は次のようにして行われる。内筒63をかご部65と同軸となるように配置し、かご部65が内筒63を外嵌するように、内筒63及び(又は)仕切部材64を軸方向に移動する。内筒63の底面部631が仕切部材64の平板部641に接近したとき、内筒63の爪部637が挿入口647と軸方向に重なるように、内筒63と仕切部材64と中心軸回りに相対的に回転させる。
この状態で底面部631と平板部641とを接近させることで、係止部635と係合部645とが係合可能な位置関係、すなわち、係合部645の軸方向の位置が底面部631と爪部637の間になる。そして、内筒63を仕切部材64に対して時計回りに回転することで、爪部637と係合部645とが軸方向に重なる。そして、爪部637がストッパ部646に接触することで、内筒63の回転を制限することができる。
爪部637がストッパ部646に接触したとき、枠部633と支柱部653とが径方向に重なるように、内筒63、仕切部材64及びかご部65が形成されている。これにより、内筒63と仕切部材64とを係合させることで、枠部633と支柱部653とを径方向に重ねることができ、繊維状の塵埃が引っかかるのを抑制することができる。
なお、係合部645又は爪部637の少なくとも一方を、軸と直交する面に対して傾いて形成しておき、内筒63を仕切部材64に対して回転させることで、係合部645と爪部637との接触圧が高くなるようにしてもよい。これにより、内筒63が仕切部材64に対して、回転するのを抑制し、枠部633と支柱部653とが周方向にずれるのを抑制することができる。
以上の構成とすることで、内筒63と仕切部材64とを確実に連結することができ、組み立てによる不具合を抑制することができる。また、内筒63と仕切部材64を正確に取り付けることで、枠部633と支柱部653とが径方向に重なる。これにより、集塵装置6を組み立てると、枠部633と支柱部653とが常に径方向に重なり、毛髪、糸くず等の繊維状の塵埃が気流とともに流入口613から流入しても、繊維状の塵埃が内筒63とかご部65との間に挟まって取れにくくなるのを抑制することができる。
また、係止部635と係合部645とが係合することで、(特に、集塵容器61内に堆積している塵埃を捨てるときに)内筒63と仕切部材64とが軸方向にずれるのを抑制することができる。
また、流入口613からの気流が内筒63の流出口630に吹き付けられると、毛髪等の細い繊維状の塵埃は、メッシュフィルターに突き刺さる場合がある。この場合、メッシュフィルターから繊維状の塵埃を取り除くのが難しくなる。そのため、流入口613は、流入する気流が内筒63に直接吹き付けないように形成されていることが好ましい。
(第2実施形態)
本発明にかかる電気掃除機に用いられる集塵装置の他の例について図面を参照して説明する。図8は集塵装置に用いられる内筒及び仕切部材の分解斜視図である。図8に示すように、内筒63は、底面部631より下方に延びる筒部638を係止部として備えており、筒部638の周面には、凹溝639が形成されている。また、突出部643の内面が係止部として利用され、筒部638及び突出部643の内面で連結手段の一例を構成している。
内筒63が仕切部材64に確実に取り付けられたとき、筒部638が突出部643の内面と接触しつつ挿入される。突出部643の内周面には、内筒63の仕切部材64に対する位置が正確な位置になったとき、凹溝639と係合するように、凸条648が形成されている。
突出部643の内周面に形成される凸条648は、内筒63を仕切部材64に取り付け、枠部633と支柱部643とが径方向に重なったとき、凹溝639と係合する位置に形成されている。このように、凸条648及び凹溝639を備えることで、凸条648と凹溝639とが係合するとき、わずかに衝撃がある。
突出部643の内周面に筒部638の外周面が接触させることで、内筒63と仕切部材64、つまり、内筒63とかご部65の中心軸を容易に一致させることができる。また、凸条648と凹溝639とが係合するときの衝撃が発生するまで、内筒63と仕切部材64とを相対的に回転させることで、枠部633と支柱部653とを正確に径方向に重ねることができる。また、凸条648と凹溝639とが係合することで、(特に、集塵容器61内に堆積している塵埃を捨てるときに)内筒63と仕切部材64とが軸方向にずれるのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、突出部643の内周面と筒部638の外周面とが周方向に摺動可能(断面円形状)としているが、突出部643の内周面と筒部638の外周面との断面形状が、楕円等の偏平形状としていてもよい。偏平形状とすることで、正しい位置でのみ取り付けが可能となり、取り付け不良の発生を抑制することが可能である。
上記実施形態において、電気掃除機Aが電動送風機を内装する本体部1に吸込口体4が接続ホース2を介して接続されるキャニスター型に形成されるが、本体部1に吸込口体4を一体に設けた縦型の電気掃除機であってもよい。
本発明によると、サイクロン式の集塵装置を着脱自在に備えた電気掃除機に利用することができる。
A 電気掃除機
1 本体部
10 本体カバー
101 接続口
102 排気口
103 窓部
11 集塵室
12 ダクト
2 接続ホース
3 延長パイプ
31 把持部
4 吸込口体
5 電源コード
51 電源プラグ
6 集塵装置
60 カバー部
601 把持部
602 集塵装置排気口
61 集塵容器
611 上部開口
613 流入口
614 保持軸部
62 フィルター保持部
621 集塵フィルター
63 内筒
630 流出口
631 底面部
632 フランジ部
633 枠部
634 フィルター押え部
635 係止部
636 凸部
637 爪部
64 仕切部材
641 円板部
642 筒状部
643 突出部
644 リブ
645 係合部
646 ストッパ部
647 挿入口
65 かご部
651 下側円環部
652 上側円環部
653 支柱部

Claims (4)

  1. 上面に開口面を有する断面円形の有底筒状に形成されるとともに周面に気流の流入口が設けられた集塵容器と、
    前記集塵容器と同軸に配され、気流の流出口を周面に開口する内筒と、
    前記内筒の下部に着脱可能に連結され、前記集塵容器の上部と下部とを仕切る仕切部材と、
    前記仕切部材に取り付けられ前記内筒に外嵌するかご部とを備え、前記流入口から前記集塵容器に流入した気流を旋回して塵埃を前記集塵容器内に堆積させるサイクロン式の集塵装置を設けた電気掃除機であって、
    前記内筒は、軸方向に延びるとともに、周方向に配列された枠部を備えており、
    前記かご部は前記軸方向に延びるとともに、周方向に配列された支柱部を備えており、
    前記枠部と前記支柱部とが前記内筒の径方向に重なるように前記内筒と前記仕切部材とを連結する連結手段を備えていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記連結手段は、前記内筒に配置された係止部と、前記仕切部材に配置された係合部とを備えており、
    前記係止部と前記係合部とを係合することで、前記内筒と前記仕切部材とが連結される請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記係止部は前記内筒の下面より突出した凸部と、前記凸部の先端から径方向外側に延びる係止爪とを有し、
    前記仕切部材は、上面より突出した円筒形状のリブを有し、
    前記リブの内周面には、内側に延び周方向に配列された複数個の前記係合部と、前記係合部の間に形成され前記係止爪が挿入される挿入口と、内側に延びるとともに前記係合部の周方向一方端部に形成された端部ストッパ部とが設けられており、
    前記ストッパ部は、前記挿入口から前記リブの内部に挿入された前記係止爪が周方向に移動されて前記係止爪が前記係合部と前記リブの軸方向に重なったときに、前記係止爪の周方向の移動の先端と接触する請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記係止部は前記内筒の下面より突出した筒部と、前記筒部の外面から突出した凸部とを有し、
    前記係合部は前記仕切部材の下面より下方に突設された突出部の内周面に形成された凹部を備えており、
    前記連結手段は前記筒部を前記仕切部材の上面から前記突出部に挿入して前記凸部を前記凹部に係合させることで前記内筒と前記仕切部材とを連結する請求項2に記載の電気掃除機。
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