JP2001061647A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001061647A
JP2001061647A JP24157499A JP24157499A JP2001061647A JP 2001061647 A JP2001061647 A JP 2001061647A JP 24157499 A JP24157499 A JP 24157499A JP 24157499 A JP24157499 A JP 24157499A JP 2001061647 A JP2001061647 A JP 2001061647A
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reheating
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真千子 阿部
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崇史 大宅
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篤史 小室
Takahiro Kawachi
孝博 河内
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Osaka Gas Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/002Construction of cooking-vessels; Methods or processes of manufacturing specially adapted for cooking-vessels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温時に熱い食品が米飯の上に追加されて米
量を狂わす要因が発生した場合でも、再加熱動作自体は
有効に働かせて米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑え
るようにする。 【解決手段】 再加熱時に釜底温度センサ81により検
知した釜底温度が180℃に達しても、釜縁温度センサ
82により検知した釜縁温度が90℃未満であれば再加
熱を続行させ、釜縁温度が90℃に達すると再加熱を停
止させ、釜縁温度が160℃に達すると再加熱動作を中
断させるように炊飯加熱器制御部13の動作制御をする
制御装置14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温時に炊飯加熱
器を作動させ長時間保温を実現する炊飯器の技術分野に
属し、再加熱時に装置トラブルなどによって異常に温度
上昇したような場合に再加熱動作を中断させるいわゆる
ハイカットシステムを備えるものである。
【0002】
【従来の技術】これまでの知見から、ご飯が美味しく感
じる最適温度は、炊き上がり直後の90℃以上である
が、保温温度が高ければ高い程、米飯の乾燥が顕著に認
められるため、保温機能付きの炊飯器において通常は保
温温度を70℃程度まで下げている。そうすると、米に
混入している好熱性バチルス菌が増殖し、保温開始から
14〜15時間後には前記好熱性バチルス菌の増殖によ
って米飯から異臭を放ってくる。そこで、例えば特開平
9−276134号公報においては、24時間の長時間
にわたり米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑制するた
め、米飯の保温を開始してから約5時間毎に炊飯を行う
炊飯加熱器を一時的に作動させるものが提案された。こ
れによると、保温米飯中の好熱性バチルス菌が増殖し始
める時点で再加熱するから、米飯の長時間保温において
好熱性バチルス菌の増殖が抑制されて米飯からの異臭や
黄変を防止させることができた。
【0003】ところで、このような長時間保温機能を具
備する炊飯器は、前記再加熱時に、例えば前記炊飯加熱
器やこれを作動制御する炊飯加熱器制御部などの装置に
トラブルが発生し、異常に温度上昇したような場合に安
全上再加熱動作を中断させるいわゆるハイカットシステ
ムを備える。具体的には、前記炊飯釜の釜縁と釜底にそ
れぞれ釜縁温度を検知する釜縁温度センサと釜底温度を
検知する釜底温度センサとを1個ずつ具備し、このどち
らかが所定のリミット温度に引っかかれば前記再加熱動
作を中断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この再
加熱機能付き炊飯器で保温中の米飯上に、使用者が別炊
飯器で炊き立ての熱いご飯を追加したり、熱い中華まん
じゅうやシュウマイなどの食品を追加して、米量を狂わ
す要因が発生した場合、前記装置トラブルが生じていな
いにもかかわらず、釜底温度か釜縁温度がリミット温度
に達してしまい、そのため、前記再加熱動作を中断して
しまうという不具合が生じる。
【0005】例えば、保温時の米量が少量である場合、
米飯の上に熱い食品を追加すると、釜底近くに熱い食品
が配置されるから釜縁温度はリミット温度に達しないが
釜底温度がリミット温度に達することがある。この場合
に再加熱動作を中断してしまうと、釜縁部分の米飯は十
分に再加熱されないこととなって釜縁周辺における米飯
中の好熱性バチルス菌の増殖を抑えることが困難とな
り、ひいては釜底の米飯中にも多くの好熱性バチルス菌
を増殖させることとなる。
【0006】逆に、保温時の米量が大量である場合、米
飯の上に熱い食品を追加すると、釜底よりも釜縁の近く
に熱い食品が配置されるから釜底温度はリミット温度に
達しないが釜縁温度がリミット温度に達することがあ
る。この場合に再加熱動作を中断してしまうと、釜底部
分の保温米飯は十分に再加熱されないこととなって釜底
周辺における米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑える
ことが困難となり、ひいては釜縁の米飯中にも多くの好
熱性バチルス菌を増殖させることとなる。
【0007】本発明は、『炊飯時に炊飯釜を加熱する炊
飯加熱器と、保温時に前記炊飯釜を加熱する保温加熱器
と、炊飯終了後前記保温加熱器を作動させ米飯を約70
℃に保温する保温動作を行わせる保温加熱器制御部と、
前記保温動作を開始してから所定時間後に前記炊飯加熱
器を一時的に作動させ米飯を80℃〜110℃の温度範
囲内で再加熱する再加熱動作を行わせる炊飯加熱器制御
部と、前記再加熱時に前記炊飯釜の釜底温度を検知する
釜底温度センサと、前記再加熱時に前記炊飯釜の釜縁温
度を検知する釜縁温度センサとを具備する炊飯器』にお
いて、保温時に熱い食品が米飯の上に追加されて米量を
狂わす要因が発生した場合でも、再加熱動作自体は有効
に働かせて米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑えるよ
うにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、次のようである。
【0009】『前記再加熱時に釜底温度センサにより検
知した釜底温度が180℃に達しても、釜縁温度センサ
により検知した釜縁温度が90℃未満であれば前記再加
熱を続行させ、釜縁温度が90℃に達すると前記再加熱
を停止させ、釜縁温度が160℃に達すると前記再加熱
動作を中断させるように前記炊飯加熱器制御部の動作制
御をする制御装置を設けたことを特徴とする。』そし
て、『前記釜底温度センサは、180℃の温度を検知す
る1個の検知部を具備し、前記釜縁温度センサは、90
℃の温度を検知する低温側検知部と160℃の温度を検
知する高温側検知部の2個の検知部を具備する』もので
も良い。
【0010】前記技術的手段は、次のように作用する。
【0011】炊飯が終了すると、前記保温加熱器制御部
によって前記保温加熱器を作動させ米飯を約70℃に保
温する一方、前記炊飯加熱器制御部によって前記炊飯加
熱器を保温を開始してから所定時間後に一時的に作動さ
せ米飯を80℃〜110℃の温度範囲内で再加熱する。
【0012】このとき保温時の米量が少量である場合
に、米飯の上に熱い食品を追加すると、追加した熱い食
品は釜底の近くに配置されるから、熱い食品が追加され
ていない場合と比較して釜縁温度の上昇に比して釜底温
度が大きく上昇する。この際、釜底温度が180℃に達
しても、釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続
行するから、釜縁周辺の米飯に対する再加熱を十分に行
うことができる。従って、釜縁周辺の米飯においても好
熱性バチルス菌の増殖を十分に抑制することができるか
ら、米飯全体の好熱性バチルス菌の増殖を抑制すること
ができる。そして、再加熱を続行していると、熱い食品
の熱が釜底周辺の米飯へ徐々に加えられている間に釜縁
温度が90℃に達すると、前記再加熱を停止するから、
米飯が過剰に再加熱されることがないため、米飯の乾燥
を進行させることもない。
【0013】一方、このように釜縁温度が90℃に達し
再加熱が停止されているにもかかわらず、釜縁温度が上
昇するような場合は、装置トラブルが発生していると考
えられるから、釜縁温度が160℃に達すると前記再加
熱動作を中断させる。従って、装置トラブルによる異常
加熱が生じた場合は従来どおり直ちに再加熱が中断され
て安全性が確保される。
【0014】このような場合に前記炊飯加熱器制御部に
従った再加熱を行うと釜底温度がリミット温度に達して
再加熱動作を中断することがある。そのため、前記同様
に釜縁周辺における米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を
抑えることが困難となり、ひいては釜底の米飯中にも多
くの好熱性バチルス菌を増殖させることとなる。
【0015】尚、『前記釜底温度センサにより検知した
釜底温度を160℃とする』ものでも前記同様の作用を
奏する。
【0016】また、他の技術的手段として、『前記再加
熱時に釜縁温度センサにより検知した釜縁温度が90℃
に達しても、釜底温度センサにより検知した釜底温度が
160℃未満であれば前記再加熱を続行させ、釜底温度
が160℃に達すると前記再加熱を停止させ、釜底温度
が220℃に達すると前記再加熱動作を中断させるよう
に前記炊飯加熱器制御部の動作制御をする制御装置を設
けたことを特徴とする。』そして、『前記釜底温度セン
サは、160℃の温度を検知する低温側検知部と220
℃の温度を検知する高温側検知部の2個の検知部を具備
し、前記釜縁温度センサは、90℃の温度を検知する1
個の検知部を具備する』ものでも良い。
【0017】これによると、保温時の米量が大量である
場合に、米飯の上に熱い食品を追加すると、追加した熱
い食品は釜底よりも釜縁の近くに配置されるから、熱い
食品が追加されていない場合と比較して釜底温度の上昇
に比して釜縁温度が大きく上昇するが、この場合、釜縁
温度が90℃に達しても、釜底温度が160℃未満であ
れば前記再加熱を続行するから、釜底周辺の米飯に対す
る再加熱を十分に行うことができ、米飯全体の好熱性バ
チルス菌の増殖を十分に抑制することができる。そし
て、再加熱を続行していると、熱い食品の熱が釜縁周辺
の米飯へ徐々に加えられている間に釜底温度が160℃
に達すると、前記再加熱を停止するから、米飯が過剰に
再加熱されることがないため、米飯の乾燥を進行させる
こともない。
【0018】一方、このように釜底温度が160℃に達
し再加熱が停止されているにもかかわらず、釜底温度が
上昇するような場合は、装置トラブルが発生していると
考えられるから、釜底温度が220℃に達すると前記再
加熱動作を中断させる。従って、この場合も、装置トラ
ブルによる異常加熱が生じた場合は従来どおり直ちに再
加熱が中断されて安全性が確保される。
【0019】さらに、他の技術的手段として、『炊飯時
の加熱時間から米量を検出する米量検出部を具備し、前
記米量検出部により米量が少量であると検出された場
合、前記再加熱時に釜底温度センサにより検知した釜底
温度が160℃に達しても、釜縁温度センサにより検知
した釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続行さ
せ、釜縁温度が90℃に達すると前記再加熱を停止さ
せ、釜縁温度が160℃に達すると前記再加熱動作を中
断させ、前記米量検出部により米量が大量であると検出
された場合、前記再加熱時に釜縁温度センサにより検知
した釜縁温度が90℃に達しても、釜底温度センサによ
り検知した釜底温度が160℃未満であれば前記再加熱
を続行させ、釜底温度が160℃に達すると前記再加熱
を停止させ、釜底温度が220℃に達すると前記再加熱
動作を中断させるように前記炊飯加熱器制御部の動作制
御をする制御装置を設けたことを特徴とする。』そし
て、『前記釜底温度センサは、160℃の温度を検知す
る低温側検知部と220℃の温度を検知する高温側検知
部の2個の検知部を具備し、前記釜縁温度センサは、9
0℃の温度を検知する低温側検知部と160℃の温度を
検知する高温側検知部の2個の検知部を具備する』もの
でも良い。
【0020】これによると、保温時の米量が少量である
場合に米飯の上に熱い食品を追加すると、既述のように
釜底温度が大きく上昇するが、この際、釜底温度が16
0℃に達しても、釜縁温度が90℃未満であれば前記再
加熱を続行するから、釜縁周辺の米飯に対する再加熱を
十分に行うことができる。従って、釜縁周辺の米飯にお
いても好熱性バチルス菌の増殖を十分に抑制することが
できるから、米飯全体の好熱性バチルス菌の増殖を抑制
することができる。そして、再加熱を続行していると、
熱い食品の熱が釜底周辺の米飯へ徐々に加えられている
間に釜縁温度が90℃に達すると、前記再加熱を停止す
るから、米飯が過剰に再加熱されることがないため、米
飯の乾燥を進行させることもない。一方、このように釜
縁温度が90℃に達し再加熱が停止されているにもかか
わらず、釜縁温度が上昇するような場合は、装置トラブ
ルが発生していると考えられるから、釜縁温度が160
℃に達すると前記再加熱動作を中断させる。従って、装
置トラブルによる異常加熱が生じた場合は従来どおり直
ちに再加熱が中断されて安全性が確保される。
【0021】また、保温時の米量が大量である場合に米
飯の上に熱い食品を追加すると、既述のように釜縁温度
が大きく上昇するが、この場合、釜縁温度が90℃に達
しても、釜底温度が160℃未満であれば前記再加熱を
続行するから、釜底周辺の米飯に対する再加熱を十分に
行うことができ、米飯全体の好熱性バチルス菌の増殖を
十分に抑制することができる。そして、再加熱を続行し
ていると、熱い食品の熱が釜縁周辺の米飯へ徐々に加え
られている間に釜底温度が160℃に達すると、前記再
加熱を停止するから、米飯が過剰に再加熱されることが
ないため、米飯の乾燥を進行させることもない。一方、
このように釜底温度が160℃に達し再加熱が停止され
ているにもかかわらず、釜底温度が上昇するような場合
は、装置トラブルが発生していると考えられるから、釜
底温度が220℃に達すると前記再加熱動作を中断させ
る。従って、この場合も、装置トラブルによる異常加熱
が生じた場合は従来どおり直ちに再加熱が中断されて安
全性が確保される。
【0022】このように、保温時の米量が少量であるか
大量であるかを問わず、米飯の上に熱い食品が追加され
ても、装置トラブルが発生しない限り、再加熱動作自体
は中断されないから、米飯中の好熱性バチルス菌の増殖
を抑えることができる。
【0023】なお、前記各技術的手段において、『前記
炊飯加熱器による再加熱動作は、1回目が保温を開始し
てから6〜8時間後、2回目以後が1回目の再加熱から
約4時間毎に行う』ものによると、更に保温を開始して
から好熱性バチルス菌の増殖が最も盛んになる時間帯が
6〜8時間後であること、また、1回目の再加熱をして
から好熱性バチルス菌の増殖が最も盛んになる時間帯が
その約4時間後であることに対応して再加熱が行われる
から、24時間の長時間にわたり米飯中の好熱性バチル
ス菌の増殖を抑制することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、保温時
に熱い食品が米飯の上に追加されて米量を狂わす要因が
発生した場合でも、装置トラブルによる異常加熱が生じ
た場合と区別して再加熱動作自体は中断されないように
したから、米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑えて、
長時間にわたり美味しい米飯が食べられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.本実施の形態1による炊飯器は、保温す
る米量が炊飯釜容量の2分の1未満の少量である場合に
米飯の上に熱い食品が追加された場合でも、保温時の再
加熱動作として、装置トラブルによる温度上昇と区別し
て再加熱動作自体を中断することなくその処理を続行す
るようにしたものである。
【0026】図1は、本発明の実施の形態1によるガス
炊飯器の構成を示す断面図である。図1に示すように、
実施の形態1によるガス炊飯器1は、米等を収容して加
熱調理する炊飯釜2と、この炊飯釜2を収容する外容器
3と、前記外容器3に開閉可能に取付けられた蓋体4
と、前記炊飯釜2の底部下方に設けられる炊飯加熱器と
してのガス加熱器5と、このガス加熱器5を構成するガ
スバーナ6を囲むようにして設けられる電気ヒータ7
と、炊飯釜2の底部に接触させて設けられた釜底温度セ
ンサ81と、炊飯釜2の縁部に接触させて設けられた釜
縁温度センサ82とを備える。前記釜底温度センサ81
は、図示しないが180℃の温度を検知する検知部を1
個具備する。また、前記釜縁温度センサ82は、図示し
ないが90℃の温度を検知する低温側検知部と160℃
の温度を検知する高温側検知部の2個の検知部を具備す
る。
【0027】また、前記ガスバーナ6の近傍には、点火
装置9が配置されており、さらにこの炊飯器1の上部に
は炊飯を実行させる炊飯スイッチ16と、炊飯終了後に
前記ガス加熱器5による再加熱動作を行わせるための長
時間保温スイッチ17とが配置されている。また、この
ガス炊飯器1は、保温時間を計測するためのタイマーを
備えている(図示せず)。
【0028】前記ガス加熱器5及び前記電気ヒータ7
は、マイクロコンピュータを備える制御装置10によっ
て作動が制御される。この制御装置10は、炊飯制御部
11と、保温加熱器制御部12と、ガス加熱器制御部1
3と、このガス加熱器制御部13の作動制御をする保温
制御部14と、米量検出部15とを備える。
【0029】炊飯時は、前記炊飯制御部11によって、
設定された炊飯パターンに従って前記ガス加熱器5の作
動を制御して、点火時期、消火時期、火力等をコントロ
ールしながら炊飯動作を行う。
【0030】保温時は、前記保温加熱器制御部12によ
って、炊飯動作終了後、前記電気ヒータ7を作動制御し
て、炊飯釜2内を一定温度に保温制御する。本実施の形
態においては、保温温度を約70℃に設定している。
【0031】保温中の再加熱時は、前記ガス加熱器制御
部13によって、前記ガス加熱器5を前記電気ヒータ7
による保温を開始してから所定時間後の再加熱時刻に一
時的に作動させ、米飯を80℃〜110℃の温度範囲内
で再加熱するように作動制御する。本実施の形態1にお
いては、前記ガス加熱器5による再加熱動作を3回行わ
せ、その1回目が保温を開始してから7時間後、2回目
と3回目は前回の再加熱から4時間後に行うように設定
している。
【0032】そして、この再加熱時に前記保温制御部1
4によって、釜底温度センサ81の検知部により検知し
た釜底温度が180℃に達しても、釜縁温度センサ82
内の低温側検知部により検知した釜縁温度が90℃未満
であれば前記再加熱を続行させ、低温側検知部により検
知した釜縁温度が90℃に達すると前記再加熱を停止さ
せ、一方、釜縁温度センサ82内の高温側検知部により
検知した釜縁温度が160℃に達すると前記再加熱動作
を中断させるように前記ガス加熱器制御部13の動作制
御を行うように設定している。すなわち、前記保温制御
部14は、少量の米飯上に熱い食品が追加された場合で
も、装置トラブルによる米飯の異常加熱と区別して再加
熱動作自体を中断しないように制御するものである。こ
れが、いわゆる本炊飯器のハイカットシステムに相当す
る。
【0033】前記米量検出部15は、炊飯時に炊飯釜2
内が所定の温度に達する加熱時間から米量を検出し、前
記加熱時間が短ければ米量「小」と判定し、長ければ米
量「大」と判定する。例えば、炊飯を開始してから炊飯
釜2内が100℃に達するのが10分間以内であれば米
量「小」と判定し、10分間を超えれば米量「大」と判
定する。
【0034】なお、本実施の形態1では、保温加熱器と
して、前記電気ヒータ7を用いるが、ハロゲンランプ等
他熱源を採用しても良い。
【0035】次に、本実施の形態1によるガス炊飯器1
の保温動作を説明する。
【0036】図2は、実施の形態1のガス炊飯器におけ
る保温動作開始後の制御の流れを示したフローチャート
である。
【0037】本実施の形態1においては、炊飯動作を行
う際に、前記米量検出部15により炊飯釜2内が所定の
温度に達する加熱時間から米量を検出し、これを保温動
作時の情報として利用する。具体的には、この米量によ
って再加熱時におけるガス加熱器5の作動時間を決定す
る。本例では、米量「小」の場合であり、ガス加熱器5
の作動時間を1分間に設定する。
【0038】まず、炊飯動作を終了した後、保温動作に
入る。この保温は、前記保温加熱器制御部12において
釜底温度センサ81によって炊飯釜2の底部の温度を検
出しながら電気ヒータ7に間欠的に通電して、炊飯釜2
内を約70℃に保持する。なお、この電気ヒータ7によ
る保温は、以下に説明するガス加熱器5の再加熱動作中
においても有効に働いている。
【0039】図2に示すように、保温動作に入ると同時
にタイマーを作動させ(S101)、これから行う再加
熱が1回目であるか否か判別する(S102)。1回目
の再加熱である場合は、保温を開始してから7時間が経
過したか否かを監視し(S103)、2回目以後の再加
熱である場合は、前回の再加熱をしてから4時間が経過
したか否かを監視する(S104)。このように1回目
を7時間後とするのは、保温を開始してから好熱性バチ
ルス菌の増殖が最も盛んになる時間帯が約7時間後であ
ること、また、2回目以後を4時間後とするのは、1度
再加熱をしてから好熱性バチルス菌の増殖が最も盛んに
なる時間帯がその約4時間後であることに対応して再加
熱を行うようにしたものである。
【0040】そして、前記時間が経過すると(S10
3,S104)ガス加熱器5を1秒〜5分間作動させて
炊飯釜2の温度を急激に上昇させ、米飯を80℃〜11
0℃の温度範囲内で再加熱する(S105)。再加熱時
の米飯の温度を80℃〜110℃の範囲内とするのは、
110℃を超えると、炊飯釜2内の米飯の下部の方では
ぱりぱりに乾燥し、一方、米飯からの異臭や黄変を防止
するには、栄養型にある好熱性バチルス菌の生菌数を少
なくとも106個/g以下に減少させれば足りるが、8
0℃未満であれば、米飯中に混入し異臭や黄変の原因と
なる栄養型の好熱性バチルス菌を減少させることができ
ないからである。また、再加熱の時間も1秒〜5分間行
えば好熱性バチルス菌の生菌数を減少させることが期待
でき、特に本実施の形態の如くガス加熱器5によると、
電気加熱に対するガス加熱の特性として、ガス火による
と短時間で設定温度に昇温することができるので、米飯
中から異臭や黄変をもたらす好熱性バチルス菌の増殖を
抑制することができると共に、米飯が乾燥する程の余分
な熱が加わらずに好熱性バチルス菌へのダメージに必要
な加熱ができる。なお、本例では、ガス加熱器5の作動
時間として、米量「小」の場合であるため、1分間とす
る。
【0041】そして、前記再加熱を行っている最中に、
釜底温度がそのリミット温度の180℃以上にならなけ
れば前記ガス加熱器5の作動時間が経過するまで再加熱
動作が行われる(S106,S111)。ガス加熱器5
の作動時間が経過すると(S111)、ガスバーナ6を
消火してガス加熱器5の作動を終了させ(S112)、
タイマーをオフにした後(S113)、前記再加熱が3
回行われたか否か判別し(S114)、まだ3回行って
いなければ前記ステップS101の前に戻して再びタイ
マーを作動させて(S101)次の再加熱動作に備え、
一方、既に3回再加熱を行った場合は、前記ガス加熱器
5での再加熱を終了し通常の保温動作に戻る。
【0042】しかしながら、前記再加熱時に釜底温度セ
ンサ81の検知部によって釜底温度がリミット温度の1
80℃に達したと検知されると(S106)、続いて釜
縁温度センサ82の低温側検知部による釜縁温度が90
℃に達しているか否か判別される(S107)。これ
は、本例のように米量が炊飯釜2容量の2分の1未満の
少量である場合に米飯の上に熱い食品(例えば、別炊飯
器による炊き立ての熱いご飯、熱い中華まんじゅうやシ
ュウマイ等)が追加されたか否かを判別している。すな
わち、追加した熱い食品は釜底近くに配置されるから熱
い食品が追加されていない場合と比較して釜縁温度の上
昇に比して釜底温度が大きく上昇することに対応させて
いる。このとき、釜縁温度が90℃に達していなけれ
ば、ガス加熱器5の作動時間が経過するまで再加熱を続
行するが(S111)、釜縁温度が90℃に達している
と前記保温制御部14が前記ガス加熱器制御部13の動
作を制御し直ちに前記ガス加熱器5の作動を停止させ、
再加熱を中止する(S108)。これにより、米飯が過
剰に加熱されることがない。なお、今回の再加熱は、こ
の時点で中止されることとなるが、前記ガス加熱器制御
部13による再加熱動作の処理は有効に働いているの
で、前記ガス加熱器5の作動時間が経過するまで待機さ
れ(S111)、今回が3回目の再加熱でなければ次の
再加熱に備えられる(S112,S113,S11
4)。
【0043】このように釜底温度が180℃に達して
も、釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続行す
るから、釜縁周辺の米飯に対する再加熱を十分に行うこ
とができる。従って、釜縁周辺の米飯においても好熱性
バチルス菌の増殖を抑制することができるから、米飯全
体の好熱性バチルス菌の増殖を抑制することができる。
そして、再加熱を続行していると、熱い食品の熱が釜底
周辺の米飯へ徐々に加えられている間に釜縁温度が90
℃に達すると、前記再加熱を停止するから、これ以上に
米飯が過剰に再加熱されることがないため米飯の乾燥を
進行させることもない。
【0044】ところが、前記再加熱を中止しても(S1
08)未だ釜縁温度が上昇し、釜縁温度センサ82の高
温側検知部による釜縁温度が160℃に達したと判別さ
れると(S109)前記保温制御部14が前記ガス加熱
器制御部13による処理を直ちに中断させ、以後の再加
熱が行われないように再加熱動作そのものを終了させる
(S110)。これは、釜縁温度が90℃に達し再加熱
が停止されているにもかかわらず、釜縁温度が上昇する
ような場合は、装置トラブルによる異常加熱が生じたと
考えられるから、釜縁温度が160℃に達すると従来ど
おり前記再加熱動作自体を直ちに中断させて安全性を確
保している。
【0045】以上のように、本実施の形態1によれば、
保温時において特に少量の米飯上に熱い食品が追加され
て米量を狂わす要因が発生した場合でも、装置トラブル
による異常加熱が生じた場合と区別して再加熱動作自体
を中断しないようにしたから、米飯中の好熱性バチルス
菌の増殖を抑えて、長時間にわたり美味しい米飯が食べ
られるようになる。
【0046】すなわち、装置トラブルによって異常加熱
が発生しない限り、米飯は保温開始後7時間目に1回、
その4時間毎に2回の合計3回再加熱され、これによ
り、米飯中における好熱性バチルス菌の生菌数は、図3
に示すように、1回目の再加熱(7時間目)では再加熱
直前に約104個/gであったものが再加熱後に100
個/g以下に減少し、2回目の再加熱(11時間目)で
は再加熱直前に約103個/gであったものが再加熱後
に10個/g以下に減少し、さらに3回目の再加熱(1
5時間目)では再加熱直前に約102個/gであったも
のが再加熱後に10個/g以下に減少させることができ
る。なお、図3より、最後の再加熱である3回目の加熱
時点から24時間目までは2回目、3回目の時間間隔で
ある4時間以上の間隔があるが、3回の再加熱によって
米飯中における全好熱性バチルス菌の個数が効果的に減
少するから、24時間目の時点においても好熱性バチル
ス菌が異臭等を放つ程の個数に増殖していないことが判
る。従って、24時間の長時間にわたり米飯中の好熱性
バチルス菌の増殖を抑えて異臭や黄変を防止し、24時
間にわたり美味しい米飯が食べられるようになる。
【0047】なお、前記実施の形態1では、釜底温度セ
ンサ81により検知する釜底のリミット温度を180℃
とするが、このリミット温度を160℃に設定しても前
記と同様の効果が得られる。
【0048】また、図示しない再加熱実行スイッチを備
え、この再加熱実行スイッチを入れることにより使用者
の都合で任意に前記ガス加熱器5を作動させ再加熱を行
える炊飯器において、使用者が何度も続けて前記再加熱
スイッチを入れて連続して再加熱を行わせた場合、ガス
加熱器5が炊飯釜2の底部に配置されているから、釜底
温度が高く保持されることとなる。このような場合も装
置トラブルが発生した訳ではないが、米飯の上に熱い食
品を追加しなくても、前記ガス加熱器制御部13の作動
制御に従う再加熱時においては釜縁温度に比して釜底温
度の上昇が大きくなるから、本実施の形態1による前記
動作処理を行うことにより、装置トラブルによる異常加
熱が生じた場合と区別して再加熱動作自体を中断しない
ようにするため、米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑
えて、長時間にわたり美味しい米飯が食べられるように
なる。実施の形態2.本実施の形態2による炊飯器は、
保温する米量が炊飯釜容量の2分の1以上の大量である
場合に米飯の上に熱い食品が追加された場合でも、保温
時の再加熱動作として、装置トラブルによる温度上昇と
区別して再加熱動作自体を中断することなくその処理を
続行するようにしたものである。なお、本例では、再加
熱時におけるガス加熱器5の作動時間として、米量が
「大」であるため、3分間とする。
【0049】実施の形態2の炊飯器は、図1に示すもの
において、釜底温度センサ81は、160℃の温度を検
知する低温側検知部と220℃の温度を検知する高温側
検知部の2個の検知部を具備し、また、釜縁温度センサ
82は、90℃の温度を検知する検知部を1個具備す
る。また、前記制御装置10内の保温制御部14は、再
加熱時に釜縁温度センサ82の検知部により検知した釜
縁温度が90℃に達しても、釜底温度センサ81内の低
温側検知部により検知した釜底温度が160℃未満であ
れば前記再加熱を続行させ、低温側検知部により検知し
た釜底温度が160℃に達すると前記再加熱を停止さ
せ、一方、釜底温度センサ81内の高温側検知部により
検知した釜底温度が220℃に達すると前記再加熱動作
を中断させるように前記ガス加熱器制御部13の動作制
御を行うように設定している。すなわち、前記保温制御
部14は、大量の米飯上に熱い食品が追加された場合で
も、装置トラブルによる米飯の異常加熱と区別して再加
熱動作自体を中断しないように制御するものである。こ
れが、いわゆる本炊飯器のハイカットシステムに相当す
る。なお、その他の部分については、図1に示す前記実
施の形態1のガス炊飯器と同様に構成されている。
【0050】次に、本実施の形態2によるガス炊飯器1
の保温動作を説明する。
【0051】図4は、実施の形態2のガス炊飯器におけ
る保温動作開始後の制御の流れを示したフローチャート
である。
【0052】図4に示すように、炊飯動作が終了して保
温を開始してから所定時間後にガス加熱器5を作動させ
て再加熱動作を行うまでの処理は(S201〜S20
5)、図2に示す前記実施の形態1による場合(S10
1〜S105)と同様である。
【0053】そして、前記再加熱を行っている最中に、
釜縁温度がそのリミット温度の90℃以上にならなけれ
ば前記ガス加熱器5の作動時間が経過するまで再加熱動
作が行われる(S206,S211)。ガス加熱器5の
作動時間が経過すると(S211)、ガスバーナ6を消
火してガス加熱器5の作動を終了させ(S212)、タ
イマーをオフにした後(S213)、前記再加熱が3回
行われたか否か判別し(S214)、まだ3回行ってい
なければ前記ステップS201の前に戻して再びタイマ
ーを作動させて(S201)次の再加熱動作に備え、一
方、既に3回再加熱を行った場合は、前記ガス加熱器5
での再加熱を終了し通常の保温動作に戻る。
【0054】しかしながら、前記再加熱時に釜縁温度セ
ンサ82の検知部によって釜縁温度がリミット温度の9
0℃に達したと検知されると(S206)、続いて釜底
温度センサ81の低温側検知部による釜縁温度が160
℃に達しているか否か判別される(S207)。これ
は、本例のように米量が炊飯釜2容量の2分の1以上の
大量である場合に米飯の上に熱い食品(例えば、別炊飯
器による炊き立ての熱いご飯、熱い中華まんじゅうやシ
ュウマイ等)が追加されたか否かを判別している。すな
わち、追加した熱い食品は釜底よりも釜縁近くに配置さ
れるから熱い食品が追加されていない場合と比較して釜
底温度の上昇に比して釜縁温度が大きく上昇することに
対応させている。このとき、釜底温度が160℃に達し
ていなければ、ガス加熱器5の作動時間が経過するまで
再加熱を続行するが(S211)、釜底温度が160℃
に達していると前記保温制御部14が前記ガス加熱器制
御部13の動作を制御し直ちに前記ガス加熱器5の作動
を停止させ、再加熱を中止する(S208)。これによ
り、米飯が過剰に加熱されることがない。なお、今回の
再加熱は、この時点で中止されることとなるが、前記ガ
ス加熱器制御部13による再加熱動作の処理は有効に働
いているので、前記ガス加熱器5の作動時間が経過する
まで待機され(S211)、今回が3回目の再加熱でな
ければ次の再加熱に備えられる(S212,S213,
S214)。
【0055】このように釜縁温度が90℃に達しても、
釜底温度が160℃未満であれば前記再加熱を続行する
から、釜底周辺の米飯に対する再加熱を十分に行うこと
ができる。従って、釜底周辺の米飯においても好熱性バ
チルス菌の増殖を抑制することができるから、米飯全体
の好熱性バチルス菌の増殖を抑制することができる。そ
して、再加熱を続行していると、熱い食品の熱が釜縁周
辺の米飯へ徐々に加えられている間に釜底温度が160
℃に達すると、前記再加熱を停止するから、これ以上に
米飯が過剰に再加熱されることがないため米飯の乾燥を
進行させることもない。
【0056】ところが、前記再加熱を中止しても(S2
08)未だ釜底温度が上昇し、釜底温度センサ81の高
温側検知部による釜底温度が220℃に達したと判別さ
れると(S209)前記保温制御部14が前記ガス加熱
器制御部13による処理を直ちに中断させ、以後の再加
熱が行われないように再加熱動作そのものを終了させる
(S210)。これは、釜底温度が160℃に達し再加
熱が停止されているにもかかわらず、釜底温度が上昇す
るような場合は、装置トラブルによる異常加熱が生じた
と考えられるから、釜底温度が220℃に達すると従来
どおり前記再加熱動作自体を直ちに中断させて安全性を
確保している。
【0057】以上のように、本実施の形態2によれば、
保温時において特に大量の米飯上に熱い食品が追加され
て米量を狂わす要因が発生した場合でも、装置トラブル
による異常加熱が生じた場合と区別して再加熱動作自体
を中断しないようにしたから、米飯中の好熱性バチルス
菌の増殖を抑えて、長時間にわたり美味しい米飯が食べ
られるようになる。すなわち、装置トラブルによって異
常加熱が発生しない限り、米飯は保温開始後7時間目に
1回、その4時間毎に2回の合計3回再加熱され、24
時間の長時間にわたり米飯中の好熱性バチルス菌の増殖
を抑えて異臭や黄変を防止し、24時間にわたり美味し
い米飯が食べられるようになる(図3参照)。 実施の形態3.本実施の形態3による炊飯器は、保温す
る米量が炊飯釜容量の2分の1未満の少量である場合も
炊飯釜容量の2分の1以上の大量である場合において
も、米飯の上に熱い食品が追加された場合、保温時の再
加熱動作として、装置トラブルによる温度上昇と区別し
て再加熱動作自体を中断することなくその処理を続行す
るようにしたものである。なお、本例では、再加熱時に
おけるガス加熱器5の作動時間として、米量が「小」で
ある場合は1分間とし、米量が「大」である場合は3分
間とする。
【0058】実施の形態3の炊飯器は、図1に示すもの
において、釜底温度センサ81は、160℃の温度を検
知する低温側検知部と220℃の温度を検知する高温側
検知部の2個の検知部を具備し、また、釜縁温度センサ
82は、90℃の温度を検知する低温側検知部と160
℃の温度を検知する高温側検知部の2個の検知部を具備
する。また、前記制御装置10内の保温制御部14は、
米量が少量である場合、前記再加熱時に釜底温度センサ
81の低温側検知部により検知した釜底温度が160℃
に達しても、釜縁温度センサ82の低温側検知部により
検知した釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続
行させ、この低温側検知部により検知した釜縁温度が9
0℃に達すると前記再加熱を停止させ、釜縁温度センサ
82の高温側検知部により検知した釜縁温度が160℃
に達すると前記再加熱動作を中断させ、一方、米量が大
量である場合、前記再加熱時に釜縁温度センサ82の低
温側検知部により検知した釜縁温度が90℃に達して
も、釜底温度センサ81の低温側検知部により検知した
釜底温度が160℃未満であれば前記再加熱を続行さ
せ、この低温側検知部により検知した釜底温度が160
℃に達すると前記再加熱を停止させ、釜底温度センサ8
1の高温側検知部により検知した釜底温度が220℃に
達すると前記再加熱動作を中断させるように前記ガス加
熱器制御部13の動作制御をするように設定している。
すなわち、前記保温制御部14は、米量が少量であって
も大量であっても米飯上に熱い食品が追加された場合、
装置トラブルによる米飯の異常加熱と区別して再加熱動
作自体を中断しないように制御するものである。これ
が、いわゆる本炊飯器のハイカットシステムに相当す
る。なお、その他の部分については、図1に示す前記実
施の形態1のガス炊飯器と同様に構成されている。
【0059】次に、本実施の形態3によるガス炊飯器1
の保温動作を説明する。
【0060】図5は、実施の形態3のガス炊飯器におけ
る保温動作開始後の制御の流れを示したフローチャート
である。
【0061】図5に示すように、炊飯動作が終了して保
温を開始してから所定時間が経過したか否かの判断を行
うまでの処理は(S301〜S304)、図2に示す前
記実施の形態1による場合(S101〜S104)と同
様であるが、本例では、ガス加熱器5を作動する前に米
量を判別して米量が少量である場合と大量である場合と
で再加熱の処理を異ならしめている(S305,S30
6,S313)。この米量判定は、炊飯動作を行う際に
前記米量検出部15により炊飯釜2内が所定の温度に達
する加熱時間から米量を検出した情報を利用する。
【0062】そして、米量が少量である場合は、次の処
理に従う。
【0063】前記時間が経過すると(S303,S30
4)ガス加熱器5を1分間作動させて炊飯釜2の温度を
急激に上昇させ、米飯を80℃〜110℃の温度範囲内
で再加熱する(S306)。そして、前記再加熱を行っ
ている最中に、釜底温度がそのリミット温度の160℃
以上にならなければ前記ガス加熱器5の作動時間として
1分が経過するまで再加熱動作が行われる(S307,
S312)。ガス加熱器5の作動時間が経過すると(S
312)、ガスバーナ6を消火してガス加熱器5の作動
を終了させ(S320)、タイマーをオフにした後(S
321)、前記再加熱が3回行われたか否か判別し(S
322)、まだ3回行っていなければ前記ステップS3
01の前に戻して再びタイマーを作動させて(S30
1)次の再加熱動作に備え、一方、既に3回再加熱を行
った場合は、前記ガス加熱器5での再加熱を終了し通常
の保温動作に戻る。
【0064】しかしながら、前記再加熱時に釜底温度セ
ンサ81の低温側検知部によって釜底温度がリミット温
度の160℃に達したと検知されると(S307)、続
いて釜縁温度センサ82の低温側検知部による釜縁温度
が90℃に達しているか否か判別される(S308)。
これは、米量が炊飯釜2容量の2分の1未満の少量であ
る場合に米飯の上に熱い食品(例えば、別炊飯器による
炊き立ての熱いご飯、熱い中華まんじゅうやシュウマイ
等)が追加されたか否かを判別している。すなわち、追
加した熱い食品は釜底近くに配置されるから熱い食品が
追加されていない場合と比較して釜縁温度の上昇に比し
て釜底温度が大きく上昇することに対応させている。こ
のとき、釜縁温度が90℃に達していなければ、ガス加
熱器5の作動時間が経過するまで再加熱を続行するが
(S312)、釜縁温度が90℃に達していると前記保
温制御部14が前記ガス加熱器制御部13の動作を制御
し直ちに前記ガス加熱器5の作動を停止させ、再加熱を
中止する(S309)。これにより、米飯が過剰に加熱
されることがない。なお、今回の再加熱は、この時点で
中止されることとなるが、前記ガス加熱器制御部13に
よる再加熱動作の処理は有効に働いているので、前記ガ
ス加熱器5の作動時間が経過するまで待機され(S31
2)、今回が3回目の再加熱でなければ次の再加熱に備
えられる(S320,S321,S322)。
【0065】このように釜底温度が160℃に達して
も、釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続行す
るから、釜縁周辺の米飯に対する再加熱を十分に行うこ
とができる。従って、釜縁周辺の米飯においても好熱性
バチルス菌の増殖を抑制することができるから、米飯全
体の好熱性バチルス菌の増殖を抑制することができる。
そして、再加熱を続行していると、熱い食品の熱が釜底
周辺の米飯へ徐々に加えられている間に釜縁温度が90
℃に達すると、前記再加熱を停止するから、これ以上に
米飯が過剰に再加熱されることがないため米飯の乾燥を
進行させることもない。
【0066】ところが、前記再加熱を中止しても(S3
09)未だ釜縁温度が上昇し、釜縁温度センサ82の高
温側検知部による釜縁温度が160℃に達したと判別さ
れると(S310)前記保温制御部14が前記ガス加熱
器制御部13による処理を直ちに中断させ、以後の再加
熱が行われないように再加熱動作そのものを終了させる
(S311)。これは、釜縁温度が90℃に達し再加熱
が停止されているにもかかわらず、釜縁温度が上昇する
ような場合は、装置トラブルによる異常加熱が生じたと
考えられるから、釜縁温度が160℃に達すると従来ど
おり前記再加熱動作自体を直ちに中断させて安全性を確
保している。
【0067】また、米量が大量である場合は、次の処理
に従う。
【0068】前記再加熱を行っている最中に、釜縁温度
がそのリミット温度の90℃以上にならなければ前記ガ
ス加熱器5の作動時間として3分が経過するまで再加熱
動作が行われる(S313,S319)。ガス加熱器5
の作動時間が経過すると(S319)、ガスバーナ6を
消火してガス加熱器5の作動を終了させ(S320)、
タイマーをオフにした後(S321)、前記再加熱が3
回行われたか否か判別し(S322)、まだ3回行って
いなければ前記ステップS301の前に戻して再びタイ
マーを作動させて(S301)次の再加熱動作に備え、
一方、既に3回再加熱を行った場合は、前記ガス加熱器
5での再加熱を終了し通常の保温動作に戻る。
【0069】しかしながら、前記再加熱時に釜縁温度セ
ンサ82の低温側検知部によって釜縁温度がリミット温
度の90℃に達したと検知されると(S314)、続い
て釜底温度センサ81の低温側検知部による釜縁温度が
160℃に達しているか否か判別される(S315)。
これは、米量が炊飯釜2容量の2分の1以上の大量であ
る場合に米飯の上に熱い食品(例えば、別炊飯器による
炊き立ての熱いご飯、熱い中華まんじゅうやシュウマイ
等)が追加されたか否かを判別している。すなわち、追
加した熱い食品は釜底よりも釜縁近くに配置されるから
熱い食品が追加されていない場合と比較して釜底温度の
上昇に比して釜縁温度が大きく上昇することに対応させ
ている。このとき、釜底温度が160℃に達していなけ
れば、ガス加熱器5の作動時間が経過するまで再加熱を
続行するが(S319)、釜底温度が160℃に達して
いると前記保温制御部14が前記ガス加熱器制御部13
の動作を制御し直ちに前記ガス加熱器5の作動を停止さ
せ、再加熱を中止する(S316)。これにより、米飯
が過剰に加熱されることがない。なお、今回の再加熱
は、この時点で中止されることとなるが、前記ガス加熱
器制御部13による再加熱動作の処理は有効に働いてい
るので、前記ガス加熱器5の作動時間が経過するまで待
機され(S319)、今回が3回目の再加熱でなければ
次の再加熱に備えられる(S320,S321,S32
2)。
【0070】このように釜縁温度が90℃に達しても、
釜底温度が160℃未満であれば前記再加熱を続行する
から、釜底周辺の米飯に対する再加熱を十分に行うこと
ができる。従って、釜底周辺の米飯においても好熱性バ
チルス菌の増殖を抑制することができるから、米飯全体
の好熱性バチルス菌の増殖を抑制することができる。そ
して、再加熱を続行していると、熱い食品の熱が釜縁周
辺の米飯へ徐々に加えられている間に釜底温度が160
℃に達すると、前記再加熱を停止するから、これ以上に
米飯が過剰に再加熱されることがないため米飯の乾燥を
進行させることもない。
【0071】ところが、前記再加熱を中止しても(S3
16)未だ釜底温度が上昇し、釜底温度センサ81の高
温側検知部による釜底温度が220℃に達したと判別さ
れると(S317)前記保温制御部14が前記ガス加熱
器制御部13による処理を直ちに中断させ、以後の再加
熱が行われないように再加熱動作そのものを終了させる
(S318)。これは、釜底温度が160℃に達し再加
熱が停止されているにもかかわらず、釜底温度が上昇す
るような場合は、装置トラブルによる異常加熱が生じた
と考えられるから、釜底温度が220℃に達すると従来
どおり前記再加熱動作自体を直ちに中断させて安全性を
確保している。
【0072】以上のように、本実施の形態3によれば、
米量が少量であるか大量であるかを問わず、保温時にお
いて米飯上に熱い食品が追加されて米量を狂わす要因が
発生した場合でも、装置トラブルによる異常加熱が生じ
た場合と区別して再加熱動作自体を中断しないようにし
たから、米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑えて、長
時間にわたり美味しい米飯が食べられるようになる。す
なわち、装置トラブルによって異常加熱が発生しない限
り、米飯は保温開始後7時間目に1回、その4時間毎に
2回の合計3回再加熱され、24時間の長時間にわたり
米飯中の好熱性バチルス菌の増殖を抑えて異臭や黄変を
防止し、24時間にわたり美味しい米飯が食べられるよ
うになる(図3参照)。
【0073】なお、前記各実施の形態1〜3では、再加
熱を3回行うものとするが、1回だけ行うもの、2回行
うもの、あるいは、4回以上行うものでも良い。また、
再加熱を行う時間帯として、1回目を保温を開始してか
ら7時間後とするが、6〜8時間後の任意の時刻に行う
ようにしても良い。さらに、保温を開始してから7時間
後と、その後4時間毎に行うようにするが、保温を開始
してから5時間毎に行うようにしても良い。また、炊飯
加熱器としてガス加熱器5を例示したが、電気炊飯器に
おける電気式炊飯加熱器による場合でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1によるガス炊飯器の構成を示す断
面図である。
【図2】実施の形態1のガス炊飯器における保温動作開
始後の制御の流れを示したフローチャートである。
【図3】再加熱による好熱性バチルス菌の生菌数(個/
g)の変化を示している。
【図4】実施の形態2のガス炊飯器における保温動作開
始後の制御の流れを示したフローチャートである。
【図5】実施の形態3のガス炊飯器における保温動作開
始後の制御の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】 1 炊飯器 2 炊飯釜 3 外容器 4 蓋体 5 ガス加熱器 6 ガスバーナ 7 電気ヒータ 8 温度センサ 9 点火装置 10 制御装置 11 炊飯制御部 12 保温加熱器制御部 13 ガス加熱器制御部 14 保温制御部 15 米量検出部 16 炊飯スイッチ 17 長時間保温スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大宅 崇史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 小室 篤史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 河内 孝博 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA02 BA23 BA61 CA01 CA71 CB27 CD02 DA02 DB02 DB08 GA13 GB07 GB12 GB18 GB48 GC05 GC14 GC25 GC26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯時に炊飯釜を加熱する炊飯加熱器
    と、保温時に前記炊飯釜を加熱する保温加熱器と、炊飯
    終了後前記保温加熱器を作動させ米飯を約70℃に保温
    する保温動作を行わせる保温加熱器制御部と、前記保温
    動作を開始してから所定時間後に前記炊飯加熱器を一時
    的に作動させ米飯を80℃〜110℃の温度範囲内で再
    加熱する再加熱動作を行わせる炊飯加熱器制御部と、前
    記再加熱時に前記炊飯釜の釜底温度を検知する釜底温度
    センサと、前記再加熱時に前記炊飯釜の釜縁温度を検知
    する釜縁温度センサとを具備する炊飯器において、 前記再加熱時に釜底温度センサにより検知した釜底温度
    が180℃に達しても、釜縁温度センサにより検知した
    釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続行させ、
    釜縁温度が90℃に達すると前記再加熱を停止させ、釜
    縁温度が160℃に達すると前記再加熱動作を中断させ
    るように前記炊飯加熱器制御部の動作制御をする制御装
    置を設けたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の炊飯器において、 前記釜底温度センサは、180℃の温度を検知する1個
    の検知部を具備し、 前記釜縁温度センサは、90℃の温度を検知する低温側
    検知部と160℃の温度を検知する高温側検知部の2個
    の検知部を具備することを特徴とする炊飯器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の炊飯器におい
    て、 前記釜底温度センサにより検知した釜底温度を160℃
    とすることを特徴とする炊飯器。
  4. 【請求項4】 炊飯時に炊飯釜を加熱する炊飯加熱器
    と、保温時に前記炊飯釜を加熱する保温加熱器と、炊飯
    終了後前記保温加熱器を作動させ米飯を約70℃に保温
    する保温動作を行わせる保温加熱器制御部と、前記保温
    動作を開始してから所定時間後に前記炊飯加熱器を一時
    的に作動させ米飯を80℃〜110℃の温度範囲内で再
    加熱する再加熱動作を行わせる炊飯加熱器制御部と、前
    記再加熱時に前記炊飯釜の釜底温度を検知する釜底温度
    センサと、前記再加熱時に前記炊飯釜の釜縁温度を検知
    する釜縁温度センサとを具備する炊飯器において、 前記再加熱時に釜縁温度センサにより検知した釜縁温度
    が90℃に達しても、釜底温度センサにより検知した釜
    底温度が160℃未満であれば前記再加熱を続行させ、
    釜底温度が160℃に達すると前記再加熱を停止させ、
    釜底温度が220℃に達すると前記再加熱動作を中断さ
    せるように前記炊飯加熱器制御部の動作制御をする制御
    装置を設けたことを特徴とする炊飯器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の炊飯器において、 前記釜底温度センサは、160℃の温度を検知する低温
    側検知部と220℃の温度を検知する高温側検知部の2
    個の検知部を具備し、 前記釜縁温度センサは、90℃の温度を検知する1個の
    検知部を具備することを特徴とする炊飯器。
  6. 【請求項6】 炊飯時に炊飯釜を加熱する炊飯加熱器
    と、保温時に前記炊飯釜を加熱する保温加熱器と、炊飯
    終了後前記保温加熱器を作動させ米飯を約70℃に保温
    する保温動作を行わせる保温加熱器制御部と、前記保温
    動作を開始してから所定時間後に前記炊飯加熱器を一時
    的に作動させ米飯を80℃〜110℃の温度範囲内で再
    加熱する再加熱動作を行わせる炊飯加熱器制御部と、前
    記再加熱時に前記炊飯釜の釜底温度を検知する釜底温度
    センサと、前記再加熱時に前記炊飯釜の釜縁温度を検知
    する釜縁温度センサとを具備する炊飯器において、 炊飯時の加熱時間から米量を検出する米量検出部を具備
    し、 前記米量検出部により米量が少量であると検出された場
    合、前記再加熱時に釜底温度センサにより検知した釜底
    温度が160℃に達しても、釜縁温度センサにより検知
    した釜縁温度が90℃未満であれば前記再加熱を続行さ
    せ、釜縁温度が90℃に達すると前記再加熱を停止さ
    せ、釜縁温度が160℃に達すると前記再加熱動作を中
    断させ、 前記米量検出部により米量が大量であると検出された場
    合、前記再加熱時に釜縁温度センサにより検知した釜縁
    温度が90℃に達しても、釜底温度センサにより検知し
    た釜底温度が160℃未満であれば前記再加熱を続行さ
    せ、釜底温度が160℃に達すると前記再加熱を停止さ
    せ、釜底温度が220℃に達すると前記再加熱動作を中
    断させるように前記炊飯加熱器制御部の動作制御をする
    制御装置を設けたことを特徴とする炊飯器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の炊飯器において、 前記釜底温度センサは、160℃の温度を検知する低温
    側検知部と220℃の温度を検知する高温側検知部の2
    個の検知部を具備し、 前記釜縁温度センサは、90℃の温度を検知する低温側
    検知部と160℃の温度を検知する高温側検知部の2個
    の検知部を具備することを特徴とする炊飯器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の炊
    飯器において、 前記炊飯加熱器による再加熱動作を、1回目が保温を開
    始してから6〜8時間後、2回目以後が1回目の再加熱
    から約4時間毎に行うことを特徴とする炊飯器。
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