JP2001060743A - プリント配線基板及びその分割方法 - Google Patents

プリント配線基板及びその分割方法

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JP2001060743A
JP2001060743A JP11235590A JP23559099A JP2001060743A JP 2001060743 A JP2001060743 A JP 2001060743A JP 11235590 A JP11235590 A JP 11235590A JP 23559099 A JP23559099 A JP 23559099A JP 2001060743 A JP2001060743 A JP 2001060743A
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metal component
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wiring board
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Jun Matsuyama
純 松山
Masami Maezawa
正己 前澤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル時において、貴金属の回収コスト
を低減させると共に、貴金属の回収率を増加させるプリ
ント配線基板を提供する。 【解決手段】 貴金属を含む部品5が実装される回路パ
ターン2aを有する貴金属部品実装部2と、貴金属を含
む部品5が実装されず且つ貴金属を含まない部品6が実
装される回路パターン3aを有する貴金属部品非実装部
3とを、貴金属部品実装部2と貴金属部品非実装部3の
回路パターン間を導通させると共に貴金属部品実装部2
と貴金属部品非実装部3を分離させることができる分割
補助部4を介して接続して成ることを特徴とするプリン
ト配線基板1に関する。リサイクル時には、貴金属部品
実装部2を有する基板のみを貴金属回収工程にまわし、
貴金属単位重量当たりの回収処理量を低減させて、貴金
属の回収率を増加させる。このことによって、リサイク
ル全体を通じてコストメリットを向上させることが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リサイクルされる
プリント配線基板及びその分割方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】貴金属はAu、AgやRu、Rh、P
d、Os、Ir、Ptから成るPt族を含むものであ
り、これらの貴金属は電子・電気機器中に多く用いられ
ている。貴金属としてAuを例に挙げると、電子・電気
機器1台当たりのAu含有量は、オフィスコンピュータ
では12.9g、パソコン・ワープロでは2.4g、T
V・VTRでは0.1g、FAXでは1.0g、オーデ
ィオ機器では1.3gを占めている。
【0003】ここで上記の機器等に使用されている貴金
属の殆どは、プリント配線基板上に存在している。さら
に詳しく述べると、貴金属はプリント配線基板上では電
子部品材料として使用されている。
【0004】電子部品には、半導体IC、半導体LE
D、チップ抵抗、コンデンサ、コイル及び放熱板等があ
り、これらの部品がプリント配線基板上に実装されて、
電子・電気機器等に組み込まれている。
【0005】上記の電子部品のうち、コンデンサ、コイ
ル及び放熱板等には貴金属は含有されていないが、半導
体IC、半導体LED及びチップ抵抗には貴金属が使用
されている。例えば、半導体ICにはAuが、半導体L
EDにはAuが、チップ抵抗にはAg、Ru及びPd等
が使用されている。
【0006】従って、さまざまな産業分野で利用されて
いる電子部品材料としての貴金属の需要性は非常に高
い。
【0007】また、これらの貴金属は希少価値が大いに
ある。例えば、近年の変動相場制に基づくグラム当たり
の貴金属の買値は、Auでは1100〜1300円、A
gでは20〜30円、Pdでは1300円前後である。
従って、買値に応じて適切な回収手段を講じることによ
って、リサイクルの観点からも多くのメリットを引き出
すことができる。
【0008】以上のように貴金属の需要や価値は非常に
高く、特開平7−326834号公報等にも見られるよ
うに、これまで可能な限り回収され再利用することが行
われている。
【0009】具体的には、破砕、焼却、金属回収・精
錬、埋設という工程を経て、プリント配線基板から貴金
属を回収している。
【0010】まず破砕工程においては、プリント配線基
板全体をシュレッダーにより破砕して、金属片と樹脂片
の混合物であるシュレッダーダストとする。得られたシ
ュレッダーダストにおいて、明らかに樹脂片だけで構成
されているものについては、この段階で埋設して廃棄す
る。
【0011】次に焼却工程においては、先のシュレッダ
ーダストを焼却処理して、熱エネルギーを回収すると共
に、金属類を粗回収する。
【0012】さらに金属回収・精錬工程においては、焼
却工程により粗回収された金属類に、精錬処理を施して
所望の金属を精製する。
【0013】最後に埋設工程においては、樹脂片のみで
構成されたシュレッダーダスト及び焼却工程後のシュレ
ッダーダストの残渣を埋設して廃棄する。
【0014】一般的には、以上のような工程に基づい
て、プリント配線基板から金属回収が行われている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した貴金属回収の
全工程のうち、破砕及び焼却工程にかかる経費は、処理
すべきプリント配線基板及び実装されている部品の重量
に依存するものであり、部品に含有される貴金属の単位
重量当たりのプリント配線基板及び実装されている部品
の総重量が増加するほど、破砕及び焼却処理コストが嵩
み、延いては貴金属回収のコストが嵩むこととなる。
【0016】しかしながら、プリント配線基板には貴金
属を含む部品と貴金属を含まない部品とが混在して実装
されている。従って、このようなプリント配線基板を破
砕、焼却等して貴金属を回収するにあたっては、貴金属
の単位重量当たりのプリント配線基板及び実装されてい
る部品の総重量が大きくなり、貴金属回収コストが高く
なってコストメリットが低いという問題があった。
【0017】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、部品に含有される貴金属の単位重量当たりの処理
重量を低減して、コストメリット高く貴金属を回収する
ことができるプリント配線基板及びその分割方法を提供
することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリント配線基板は、貴金属部品実装部と、貴金属部品
非実装部とを、貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部
の回路パターン間を導通させると共に貴金属部品実装部
と貴金属部品非実装部を分離させることができる分割補
助部を介して接続して成ることを特徴とするものであ
る。
【0019】また請求項2の発明は、貴金属部品実装部
と貴金属部品非実装部とが、同一基板上に形成されて成
ることを特徴とするものである。
【0020】また請求項3の発明は、分割補助部が直線
状に基板に設けられて成ることを特徴とするものであ
る。
【0021】また請求項4の発明は、分割補助部を複数
設けることによって、貴金属部品実装部と貴金属部品非
実装部の少なくとも一方を複数形成して成ることを特徴
とするものである。
【0022】また請求項5の発明は、基板に多数の貫通
孔を列設して分割補助部を形成して成ることを特徴とす
るものである。
【0023】また請求項6の発明は、基板に設けた分割
補助部の両端において、基板に切り欠きを形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0024】また請求項7の発明は、基板の表面に溝を
設けて分割補助部を形成して成ることを特徴とするもの
である。
【0025】また請求項8の発明は、貴金属部品実装部
と貴金属部品非実装部の少なくとも一方の外側におい
て、基板端部に電子部品が実装されない領域を設けて成
ることを特徴とするものである。
【0026】また請求項9の発明は、基板に両端を残し
たほぼ全長に亘る長孔を設けて分割補助部を形成して成
ることを特徴とするものである。
【0027】また請求項10の発明は、貴金属部品実装
部と貴金属部品非実装部をそれぞれ個別の基板に設けて
成ることを特徴とするものである。
【0028】また請求項11の発明は、貴金属部品実装
部と貴金属部品非実装部をそれぞれ個別の基板に設け、
各基板を対面配置すると共に各基板の回路パターン間を
対面で導通させて成ることを特徴とするものである。
【0029】本発明の請求項12に係る発明は、請求項
9に記載のプリント配線基板において、長孔の端部で基
板を切断することを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0031】図1に、本発明の実施の形態であるプリン
ト配線基板1の一例を示す。
【0032】本発明において貴金属とはAu、Ag及び
Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Ptから成るPt族を
指すものであり、貴金属を含む部品5としては半導体I
C5a、半導体LED5b、チップ抵抗5c等がある。
他方、貴金属を含まない部品6としてはコンデンサ6
a、コイル6b、放熱板6c等がある。例えば、半導体
IC5aにはAuが、半導体LED5bにはAuが、チ
ップ抵抗5cにはAg、Ru、Pdがそれぞれ含まれて
いるが、貴金属を含む部品5はこれらに限定されるもの
ではない。
【0033】プリント配線基板1上に、貴金属を含む部
品5及び貴金属を含まない部品6を実装するにあたって
は、貴金属を含む部品5が実装される回路パターン2a
を有する貴金属部品実装部2と、貴金属を含む部品5が
実装されず且つ貴金属を含まない部品6が実装される回
路パターン3aを有する貴金属部品非実装部3とを、分
割補助部4を介して且つ両者の回路パターン間の導通部
7が形成されるように分割して設けておく。
【0034】ここで、分割補助部4は、貴金属部品実装
部2と貴金属部品非実装部3との境界線4aに設けられ
るものであり、分割補助部4によって上記貴金属部品実
装部2及び貴金属部品非実装部3を各基板に分離するこ
とを可能とするものである。また導通部7は、分割補助
部4を通して貴金属部品実装部2の回路パターン2aと
貴金属部品非実装部3の回路パターン3aを電気的に接
続させるようにしたものであり、プリント配線基板1に
設けた回路で形成してある。
【0035】分割補助部4は、以下のような形状を取る
ことが可能である。
【0036】図2に、分割補助部4の一例を示す。但
し、プリント配線基板1上の貴金属を含む部品5及び貴
金属を含まない部品6は図示省略するものとする。ここ
においては、分割補助部4として、図2(b)に示すよ
うな貫通孔8を採用する。図2(b)は、図2(a)に
おける分割補助部4上のA部分を拡大したものである。
即ち、この分割補助部4は、図2(b)に示すような貫
通孔8をプリント配線基板1の全長に亘って、多数直線
状に列設してミシン目状に形成したものである。ここ
で、貫通孔8の形状は図2(b)に示すような矩形状に
限定されるものではなく、円形や多角形等でも構わな
い。また、プリント配線基板1の高密度・高集積化のた
めには、貫通孔8の大きさは小さく、数は少ない方が望
ましい。しかし、貫通孔8の形状、大きさ、数は、貴金
属部品実装部2の回路パターン2a及び貴金属部品非実
装部3の回路パターン3aや、この両者の回路パターン
間の導通部7や、プリント配線基板1の分割し易さ等
を、総合的に考慮して決められるものであり、種々変更
可能である。
【0037】図3(a)に、分割補助部4の他の一例を
示す。但し、プリント配線基板1上の貴金属を含む部品
5及び貴金属を含まない部品6は図示省略するものとす
る。ここにおいては、分割補助部4として、切り欠き9
を採用する。即ち、この分割補助部4は、貴金属部品実
装部2と貴金属部品非実装部3との境界線4aが、プリ
ント配線基板1の端部1aと交差する2箇所において、
切り欠き9を設けるものである。即ち、2つの切り欠き
9のそれぞれの最奥部9aを結ぶ直線が、境界線4aと
なる。図3(a)では、切り欠き9の形状はV字形とな
っているが、これに限られるものではなくU字形等でも
構わない。また、プリント配線基板1の高密度・高集積
化のためには、切り欠き9の大きさは小さいほうが望ま
しい。しかし、切り欠き9の形状及び大きさは、貴金属
部品実装部2の回路パターン2a及び貴金属部品非実装
部3の回路パターン3aや、この両者の回路パターン間
の導通部7や、プリント配線基板1の分割し易さ等を、
総合的に考慮して決められるものであり、種々変更可能
である。
【0038】図3(b)は、分割補助部4として切り欠
き9を採用したプリント配線基板1の好ましい分割方法
を示すものである。但し、プリント配線基板1上の貴金
属を含む部品5及び貴金属を含まない部品6は図示省略
するものとする。プリント配線基板1の分割を補助する
ものとして、図3(b)に示すような三角柱状の分割補
助治具10を用意する。この分割補助治具10には、相
対する三角形面10bが2面あって、両三角形面10b
の対応する2頂点10cを結んだ稜線10aがある。上
記プリント配線基板1の分割に際しては、まず、分割補
助治具10を安定した場所に固定し、プリント配線基板
1の2つの切り欠き9の最奥部9aを結ぶ境界線4a
が、分割補助治具10の稜線10aに重なるように設置
する。次に、図3(b)に示すように、プリント配線基
板1を介して分割補助治具10とは反対の方向から、貴
金属部品実装部2の基板部と貴金属部品非実装部3の基
板部の各々に同程度の力をかけていく。最後には、プリ
ント配線基板1は境界線4aを境に、貴金属部品実装部
2と貴金属部品非実装部3の各々の基板に分割されるこ
ととなる。
【0039】分割補助治具10として、ここでは三角柱
体を使用したが、これに限定されるものではない。即
ち、プリント配線基板1全長程度の稜線を具備するもの
であり、且つ基板分割の際に安定して固定されるもので
あればいずれのものでもよい。分割補助治具10の材質
に関しても、特に制限はないが、プリント配線基板1よ
りも剛性がある方が望ましい。
【0040】尚、上記の分割方法は切り欠き9を設けた
プリント配線基板1だけに適用されるものではなく、先
に述べた貫通孔8、また、後述する溝11及び長孔12
等を設けたプリント配線基板1にも適用されるものであ
る。
【0041】図4(a)に、分割補助部4の他の一例を
示す。但し、プリント配線基板1上の貴金属を含む部品
5及び貴金属を含まない部品6は図示省略するものとす
る。図4(b)は、図4(a)における分割補助部4上
のB部分を拡大したものである。ここにおける分割補助
部4は、図4(b)に示すような溝11を、境界線4a
と重なるようにプリント配線基板1の全長に亘って、直
線状に設けるものである。よって、溝11の最深部11
aが、境界線4aの一部を形成することとなる。ここ
で、溝11の形状は図4(a)及び(b)に示すような
断面V字形に限定されるものではなく、断面U字形等で
も構わない。しかし、溝11の深さに関しては、プリン
ト配線基板1の通常使用時において、割れが生じない程
度の深さであることを必要とする。また、プリント配線
基板1の高密度・高集積化のためには、溝11の幅は狭
い方が望ましい。しかし、溝11の断面形状、深さ、幅
は、貴金属部品実装部2の回路パターン2a及び貴金属
部品非実装部3の回路パターン3aや、この両者の回路
パターン間の導通部7や、プリント配線基板1の分割し
易さ等を、総合的に考慮して決められるものであり、種
々変更可能である。
【0042】図5(a)に、分割補助部4の他の一例を
示す。但し、プリント配線基板1上の貴金属を含む部品
5及び貴金属を含まない部品6は図示省略するものとす
る。図5(b)は、図5(a)における分割補助部4上
のC部分を拡大したものである。ここにおける分割補助
部4は、境界線4aがプリント配線基板1の端部1aと
交差する2箇所において、図5(b)に示すように基板
接続部12aを残して、長孔12をプリント配線基板1
のほぼ全長に亘って、直線状に設けるものである。ここ
で、長孔12の形状は図5(a)及び(b)に示すよう
な矩形状に限定されるものではなく、長孔端部12bが
丸みを帯びていても構わない。しかし、基板接続部12
aの幅、即ち、プリント配線基板1の端部1aと長孔端
部12bとの距離は、プリント配線基板1の通常使用時
において、割れが生じない程度の長さを有することを必
要とする。また、プリント配線基板1の高密度・高集積
化のためには、長孔12の幅は狭い方が望ましい。しか
し、長孔12の形状、長さ及び幅は、貴金属部品実装部
2の回路パターン2a及び貴金属部品非実装部3の回路
パターン3aや、この両者の回路パターン間の導通部7
や、プリント配線基板1の分割し易さ等を、総合的に考
慮して決められるものであり、種々変更可能である。
【0043】図5(c)は、分割補助部4として長孔1
2を採用したプリント配線基板1の好ましい分割方法を
示すものである。但し、プリント配線基板1上の貴金属
を含む部品5及び貴金属を含まない部品6は図示省略す
るものとする。プリント配線基板1の分割に際しては、
まず、プリント配線基板1を手などで保持し、プリント
配線基板1の2つの基板接続部12aのうちいずれか一
方を、図5(c)に示すペンチ等の切断工具13で切断
する。次に、他方の基板接続部12aを切断するもので
あるが、このときは切断工具13等を使用せずに手で切
断してもよい。その結果、プリント配線基板1から、貴
金属部品実装部2と貴金属部品非実装部3の各々の基板
が分割されて得られることとなる。
【0044】貴金属部品実装部2及び貴金属部品非実装
部3は、同一プリント配線基板1上に、いずれか一方
を、若しくは両方を、複数設けることも可能である。図
6は、その一例を示すものであり、プリント配線基板1
の中央部には貴金属部品実装部2が、左右両部には貴金
属部品非実装部3がそれぞれ配置している。貴金属部品
実装部2と貴金属部品非実装部3は、分割補助部4で区
切られているが、貴金属部品実装部2の回路パターン2
aと、貴金属部品非実装部3の回路パターン3aは導通
部7で電気的に接続されているものである。
【0045】図6における例以外に、同一プリント配線
基板1上に、貴金属部品実装部2又は貴金属部品非実装
部3を複数設けようとするならば、分割に適切な位置に
あって且つ分割時に必要とされる数だけの分割補助部4
を必要とするのは言うまでもない。
【0046】尚、ここにおいて適用される分割補助部4
は、先に述べたような貫通孔8、切り欠き9、溝11、
長孔12のいずれでもよいが、貴金属を含む部品5や貴
金属を含まない部品6等のプリント配線基板1上への搭
載量、又は貴金属部品実装部2の回路パターン2aと、
貴金属部品非実装部3の回路パターン3aとの間の導通
部7による導通の程度等を考慮して選択するのが好まし
い。
【0047】プリント配線基板1の端部1a近傍には、
部品が一切搭載されない部品非実装部1bを設けること
も可能である。図7は、その一例を示すものである。プ
リント配線基板1上の境界線4aを境として、右側には
貴金属部品実装部2が、左側には貴金属部品非実装部3
が設けられている。さらに貴金属部品実装部2の右側
と、貴金属部品非実装部3の左側には、部品非実装部1
bが設けられている。ここで、境界線4bは、貴金属部
品実装部2と部品非実装部1bとの境界、また、貴金属
部品非実装部3と部品非実装部1bとの境界、を示すも
のであって、ここには分割補助部4は形成されていな
い。また、境界線4aに分割補助部4を設けるにあたっ
ては、上述の貫通孔8、切り欠き9、溝11、長孔12
のいずれを適用してもよいことは既述の通りである。こ
のように部品非実装部1bを設けておけば、プリント配
線基板1を分割補助部4で分割するにあたって、部品非
実装部1bを手で掴むなどして確実に保持することがで
き、分割作業を容易且つ迅速に行うことが可能となる。
【0048】尚、図7の例では、同一プリント配線基板
1上に、貴金属部品実装部2及び貴金属部品非実装部3
はいずれも一つしかないが、一方が複数又は両者が複数
あっても、部品非実装部1bを設けることは可能であ
る。
【0049】上記の各例では、貴金属部品実装部2と貴
金属部品非実装部3を同一のプリント配線基板1上に設
け、分割補助部4を貴金属部品実装部2と貴金属部品非
実装部3の間の境界線4aに設けると共に、導通部7
は、分割補助部4を通して貴金属部品実装部2の回路パ
ターン2aと貴金属部品非実装部3の回路パターン3a
を、電気的に接続させるように、プリント配線基板1に
設けた回路で形成している。
【0050】一方、図8は、貴金属部品実装部2と貴金
属部品非実装部3とを、それぞれ個別の基板である個別
基板1cに設けた例を示している。但し、各個別基板1
c上の貴金属を含む部品5及び貴金属を含まない部品6
は図示省略するものとする。このものでは、両個別基板
1c間を接続コネクタで接続して貴金属部品実装部2と
貴金属部品非実装部3の導通を取るようにしている。即
ち、導通用の接続部14aを各個別基板1cにパターン
形成し、そして、電子機器等へ上記の個別基板1cを組
み込む際に、両者の接続部14aをケーブル14bを用
いて結線することによって、貴金属実装部2と貴金属非
実装部3を導通することができるものである。貴金属部
品実装部2と貴金属部品非実装部3とは、それぞれ個別
基板1cであるため、分割する際には、各個別基板1c
の接続部14aからケーブル14bを取り外すか、或い
はケーブル14bを切断しさえすればよく、分離作業は
容易且つ迅速に行うことが可能となる。従って、この図
8の例では、ケーブル14bで分割補助部4及び導通部
7が形成されるものである。ここで、貴金属部品実装部
2と貴金属部品非実装部3とが、それぞれ個別に設けら
れた個別基板1cは、図8の例のように各1枚ずつに制
限されるものではなく、いずれか一方若しくは両方が複
数であっても構わない。但し、各個別基板1cには導通
用の接続部14aを、各個別基板1c間にはケーブル1
4bを、それぞれ必要数具備しておくのはいうまでもな
いことである。
【0051】図9は、貴金属部品実装部2と貴金属部品
非実装部3とを、それぞれ個別基板1cに設けると共
に、両個別基板1cの相互の貴金属部品実装部2や貴金
属部品非実装部3を設けていない裏面同士を向き合わせ
るようにした例を示す。但し、各個別基板1c上の貴金
属を含む部品5及び貴金属を含まない部品6は図示省略
するものとする。両個別基板1cの接合にはAgペース
ト等の導電ペーストを使用して一体化するようにしても
よいが、この際には各個別基板1cの接合面には、導電
ペーストで接続されるように対応する回路パターンを形
成しておかなければならない。従って、この図9の例で
は、Agペースト等の導電ペーストで分割補助部4及び
導通部7が形成されるものである。電子・電気機器等の
製品へ上記の基板を組み込む際には、基板が一体化され
ているために、省スペース化を図ることが可能となる。
また、基板を分割する際には、貴金属部品実装部2と貴
金属部品非実装部3とが、それぞれ個別基板1cである
ため、接合部から引き剥がすようにすればよいだけで、
分割作業を容易且つ迅速に行うことが可能となる。
【0052】しかして、電子・電気機器等の製品から貴
金属を回収するにあたっては、まず、製品中からプリン
ト配線基板1を取り出す。次に、このプリント配線基板
1に設けられた分割補助部4で、プリント配線基板1を
分割して、貴金属部品実装部2を有する基板と貴金属部
品非実装部3を有する基板を分別して収集する。分割補
助部4の切断作業は手作業のみで行ってもよいが、分割
補助治具10やペンチ等の切断工具13を使用してもよ
い。
【0053】尚、貴金属部品実装部2と貴金属部品非実
装部3とが、それぞれ個別基板1cに設けられている場
合には、基板の切断作業は省略して各基板を分別収集す
ることが可能となる。
【0054】各基板の分別収集に引き続き、貴金属部品
実装部2を有する基板は、貴金属回収工程にまわされ
る。即ち、破砕・焼却後に、貴金属の回収・精錬工程を
経て、残渣は埋め立てられる。他方、貴金属部品非実装
部3を有する基板は、直接埋め立てられる。
【0055】プリント配線基板1上に貴金属部品実装部
2と貴金属部品非実装部3が、分割補助部4を介して、
或いは貴金属部品実装部2と貴金属部品非実装部3と
が、それぞれ個別基板1cに設けられているために、各
基板の分別収集を容易且つ迅速に行うことが可能とな
る。さらに、貴金属部品実装部2を有する基板だけを貴
金属回収にまわすことによって、貴金属回収コストを低
減させると共に、貴金属の回収率を増加させることが可
能となる。
【0056】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0057】(実施例1)図10に示すように、板厚5
mmのプリント配線基板1の中央部に、長さ5mm×幅
3mmの貫通孔8を5mmおきに列設してミシン目状に
設けた。その境界線4aの右側には、貴金属を含む部品
5、即ち、Auを含む半導体IC5a、Auを含む半導
体LED5b、Au、Ag、Pdを含むチップ抵抗5c
が実装できる貴金属部品実装部2の回路パターン2aが
形成してある。境界線4aの左側には、貴金属を含まな
い部品6、即ち、コンデンサ6a、コイル6bが実装で
きる貴金属非実装部3の回路パターン3aが形成してあ
る。そして、このものは各部品を所定の位置に実装した
後、電子機器内へ組み込んで使用することができる。
【0058】このような構造をすることにより、商品回
収後に取り出されたプリント配線基板1は、基板片端を
手で押さえ、力を加えることにより、中央のミシン目状
の境界線4aから容易に2分割できる。また、貴金属部
品実装部2を有する基板部(右側半分)は、リサイクル
工程において、破砕・焼却後に、Au、Ag、Pdの回
収・精錬工程を経てリサイクルすることができ、残渣は
埋め立てられるものである。さらに、貴金属部品非実装
部3を有する基板部(左側半分)は直接、埋め立てへま
わされ、リサイクル処理全般が完了する。
【0059】このとき例えば、基板総重量を300g、
分割後の基板右側の重量を120g、基板左側の重量を
180gとして、破砕・焼却処理費を150円/kgと
すると、リサイクル処理コストは、分割せずに基板全体
で行った場合には、45円/枚である。一方、本実施例
により分割後の必要部のみを処理した場合には、18円
/枚となり、2倍以上のリサイクルコストメリットが出
る。
【0060】(実施例2)図11に示すように、板厚5
mm、幅300mm、長さ200mmのプリント配線基
板1上の幅100mmおきに2個所、各上下で計4個所
に、幅30mm、高さ26mmのV字状の切り欠き9が
設けてある。V字状の切り欠き9の最奥部9aを結んだ
直線を境界線4aとすると、2本の境界線4aにより3
つの領域に分解できる。
【0061】中央部の領域には、貴金属を含む部品5、
即ち、Auを含む半導体IC5a、Auを含む半導体L
ED5b、Au、Ag、Pdを含むチップ抵抗5cが実
装できる回路パターン2aが形成してある。左右2つの
領域には貴金属を含む部品5は実装されない。そして、
このものでは各部品を所定の位置に実装した後、電子機
器内へ組み込んで使用される。
【0062】このような構造にすることにより、商品回
収後に取り出されたプリント配線基板1は、図3(b)
に示すような分割補助治具10の稜線10aに境界線4
aを押し当て、力を加えることにより、容易に分割でき
る。この操作を2回行うことにより、基板を3分割でき
る。基板の中央部の領域は、リサイクル工程において、
破砕・焼却後に、Au、Ag、Pdの回収・精錬工程を
経てリサイクルされ、残渣は埋め立てられる。基板の両
端領域は直接、埋め立てへまわされ、リサイクル処理全
般が完了する。
【0063】(実施例3)図12に示すように、板厚5
mm、幅300mm、長さ200mmのプリント配線基
板1の中央部表面に、幅5mm、深さ2mmの断面V字
状の溝11が設けてある。その溝11の右側には、貴金
属を含む部品5が実装できる回路パターン2aが形成し
てあり、溝11の左側には、貴金属を含まない部品6が
実装できる回路パターン3aが形成してあり、左右両端
から30mmの幅の部分である部品非実装部1bには回
路パターンは形成していない。そして、このものでは各
部品を所定の位置に実装した後、電子機器内へ組み込ん
で使用することができる。但し、部品非実装部1bには
電子部品を実装しない。
【0064】このような構造にすることにより、商品回
収後に取り出されたプリント配線基板1は、基板両端の
部品非実装部1bを手で押さえ、力を加えることによ
り、中央の溝11から2分割できる。基板右側は、リサ
イクル工程において、破砕・焼却後に、Au、Ag、P
dの回収・精錬工程を経てリサイクルされ、残渣は埋め
立てられる。基板左側は直接、埋め立てへまわされ、リ
サイクル処理全般が完了する。
【0065】(実施例4)図13に示すように、板厚5
mm、幅300mm、長さ200mmのプリント配線基
板1上の中央部に、幅5mm、長さ180mmの長方形
の孔である長孔12が設けてある。その長孔12の右側
には、貴金属を含む部品5が実装できる回路パターン2
aが形成してあり、長孔12の左側には、貴金属を含ま
ない部品6が実装できる回路パターン3aが形成してあ
る。そして、このものでは各部品を所定の位置に実装し
た後、電子機器内へ組み込んで使用することができる。
【0066】このような構造にすることにより、商品回
収後に取り出された基板は、図5(c)に示すように、
長孔12の上下いずれか一方の基板部、即ち、基板の左
右をつないでいる長さ約10mmの部分である基板接続
部12aの一方を、ペンチ等の切断工具13を用いて切
断することにより、長孔12で2分割できる。基板右側
は、リサイクル工程において、破砕・焼却後に、Au、
Ag、Pdの回収・精錬工程を経てリサイクルできる。
【0067】(実施例5)図14に示すように、板厚5
mm、幅150mm、長さ100mmのプリント配線基
板片面板を2枚用い、1枚には貴金属を含む部品5が実
装できる回路パターン2aを形成し、もう1枚には貴金
属を含まない部品6が実装できる回路パターン3aを形
成してある。2枚の個別基板1cには各々ケーブル14
bの接続部14aが予めパターン形成してある。そし
て、このものでは各部品を所定の位置に実装した後、2
枚の個別基板1c間の導通を取るためにケーブル14b
により一体化し、電子機器内へ組み込んで使用される。
【0068】このとき、図15に示すように、両個別基
板1cの貴金属部品実装部2や貴金属部品非実装部3を
設けていない裏面同士を水平にし、Agペースト等によ
り接合・一体化してもよい。但し、この場合、各個別基
板1cの接合面には、Agペースト等の導電ペーストで
電気的に接続されるように、対応する回路パターンを形
成しておかなければならない。
【0069】このような構造にすることにより、商品回
収後に取り出された個別基板1cは、導線の切断によ
り、1枚ずつに分離できる。リサイクル工程において、
貴金属を含む部品5が実装された方の個別基板1cは、
破砕・焼却後に、Au、Ag、Pdの回収・精錬工程を
経てリサイクルできる。
【0070】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係るプ
リント配線基板は、貴金属部品実装部と、貴金属部品非
実装部とを、貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部の
回路パターン間を導通させると共に貴金属部品実装部と
貴金属部品非実装部を分離させることができる分割補助
部を介して接続して成ることを特徴とするものであり、
貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部が分割補助部を
介して区分されているため、リサイクル時においては、
貴金属部品実装部を有する基板のみを貴金属回収工程に
まわせばよく、同時に貴金属の回収率を増加させること
ができ、リサイクル全体を通じてコストメリットを向上
させることができるものである。
【0071】また請求項2の発明は、貴金属部品実装部
と貴金属部品非実装部とが、同一基板上に形成されて成
ることを特徴とするものであり、基板が1枚であること
から、製品内への組み込み時に省スペース化を図ること
ができるものである。
【0072】また請求項3の発明は、分割補助部が直線
状に基板に設けられて成ることを特徴とするものであ
り、貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部との境界が
直線状であるために、分割し易くなるものである。
【0073】また請求項4の発明は、分割補助部を複数
設けることによって、貴金属部品実装部と貴金属部品非
実装部の少なくとも一方を複数形成して成ることを特徴
とするものであり、独立した複数の回路を有するとき、
複数の分割補助部を設けて基板を1枚にすることで、分
割補助部を介して一体化することができ、製品内への組
み込み時に省スペース化を図ることができるものであ
る。
【0074】また請求項5の発明は、基板に多数の貫通
孔を列設して分割補助部を形成して成ることを特徴とす
るものであり、貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部
を分割補助部で分割するにあたって、貫通孔に沿って基
板を折ることができ、斜め折れや斜め割れ等の折り損じ
を少なくすることができるものである。
【0075】また請求項6の発明は、基板に設けた分割
補助部の両端において、基板に切り欠きを形成して成る
ことを特徴とするものであり、分割補助部を簡単に構成
でき、さらに配線パターン設計においても制限を少なく
することができるものである。
【0076】また請求項7の発明は、基板の表面に溝を
設けて分割補助部を形成して成ることを特徴とするもの
であり、貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部を分割
補助部で分割するにあたって、溝に沿って基板を折るこ
とができ、斜め折れや斜め割れ等の折り損じを少なくす
ることができるものである。
【0077】また請求項8の発明は、貴金属部品実装部
と貴金属部品非実装部の少なくとも一方の外側におい
て、基板端部に電子部品が実装されない領域を設けて成
ることを特徴とするものであり、基板の分割処理時に、
部品が実装されない箇所を保持部として使用することに
よって、分割作業を容易に行うことができるものであ
る。
【0078】また請求項9の発明は、基板に両端を残し
たほぼ全長に亘る長孔を設けて分割補助部を形成して成
ることを特徴とするものであり、貴金属部品実装部と貴
金属部品非実装部との境界線の殆ど全てが切断されてい
ることより、斜め折れや斜め割れ等の折り損じを皆無に
することができるものである。
【0079】また請求項10の発明は、貴金属部品実装
部と貴金属部品非実装部をそれぞれ個別の基板に設けて
成ることを特徴とするものであり、製品分解時に、貴金
属部品実装部及び貴金属部品非実装部の基板が、それぞ
れ単体として回収されるため、基板切断作業を省略する
ことができるものである。
【0080】また請求項11の発明は、貴金属部品実装
部と貴金属部品非実装部をそれぞれ個別の基板に設け、
各基板を対面配置すると共に各基板の回路パターン間を
対面で導通させて成ることを特徴とするものであり、貴
金属部品実装部と貴金属部品非実装部を設けた各基板を
重ねた状態で、製品に組み込むことができるものであ
り、省スペース化を図ることができるものである。
【0081】また請求項12の発明は、請求項9に記載
のプリント配線基板において、長孔の端部で基板を切断
することを特徴とするものであり、基板切断作業を簡便
に且つ確実に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のプリント配線基板
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は
(a)のA部分の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は本発
明の実施の形態の他の一例のプリント配線基板の分割方
法の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は
(a)のB部分の拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は
(a)のC部分の拡大図であり、(c)本発明の実施の
形態の他の一例のプリント配線基板の分割方法の他の一
例を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態の他の一例のプリント配線
基板を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例のプリント配線基板を示す斜
視図である。
【図11】本発明の他の実施例のプリント配線基板を示
す斜視図である。
【図12】本発明の他の実施例のプリント配線基板を示
す斜視図である。
【図13】本発明の他の実施例のプリント配線基板を示
す斜視図である。
【図14】本発明の他の実施例のプリント配線基板を示
す斜視図である。
【図15】本発明の他の実施例のプリント配線基板を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント配線基板 1a プリント配線基板端部 1b 部品非実装部 1c 個別基板 2 貴金属部品実装部 2a 貴金属部品実装部回路パターン 3 貴金属部品非実装部 3a 貴金属部品非実装部回路パターン 4 分割補助部 5 貴金属を含む部品 6 貴金属を含まない部品 7 導通部 8 貫通孔 9 切り欠き 11 溝 12 長孔 12a 基板接続部 12b 長孔端部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属を含む部品が実装される回路パタ
    ーンを有する貴金属部品実装部と、貴金属を含む部品が
    実装されず且つ貴金属を含まない部品が実装される回路
    パターンを有する貴金属部品非実装部とを、貴金属部品
    実装部と貴金属部品非実装部の回路パターン間を導通さ
    せると共に貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部を分
    離させることができる分割補助部を介して接続して成る
    ことを特徴とするプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部
    とが、同一基板上に形成されて成ることを特徴とする請
    求項1に記載のプリント配線基板。
  3. 【請求項3】 分割補助部が直線状に基板に設けられて
    成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント
    配線基板。
  4. 【請求項4】 分割補助部を複数設けることによって、
    貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部の少なくとも一
    方を複数形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載のプリント配線基板。
  5. 【請求項5】 基板に多数の貫通孔を列設して分割補助
    部を形成して成ることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のプリント配線基板。
  6. 【請求項6】 基板に設けた分割補助部の両端におい
    て、基板に切り欠きを形成して成ることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載のプリント配線基板。
  7. 【請求項7】 基板の表面に溝を設けて分割補助部を形
    成して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載のプリント配線基板。
  8. 【請求項8】 貴金属部品実装部と貴金属部品非実装部
    の少なくとも一方の外側において、基板端部に電子部品
    が実装されない領域を設けて成ることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載のプリント配線基板。
  9. 【請求項9】 基板に両端を残したほぼ全長に亘る長孔
    を設けて分割補助部を形成して成ることを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載のプリント配線基板。
  10. 【請求項10】 貴金属部品実装部と貴金属部品非実装
    部をそれぞれ個別の基板に設けて成ることを特徴とする
    請求項1又は4に記載のプリント配線基板。
  11. 【請求項11】 貴金属部品実装部と貴金属部品非実装
    部をそれぞれ個別の基板に設け、各基板を対面配置する
    と共に各基板の回路パターン間を対面で導通させて成る
    ことを特徴とする請求項1、4、10のいずれかに記載
    のプリント配線基板。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載のプリント配線基板に
    おいて、長孔の端部で基板を切断することを特徴とする
    プリント配線基板の分割方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007317914A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Asuka Electron Kk 空芯コイル及びこれを用いた電気回路ユニット

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