JP2001060278A - 紙葉類供給装置 - Google Patents

紙葉類供給装置

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JP2001060278A
JP2001060278A JP11235718A JP23571899A JP2001060278A JP 2001060278 A JP2001060278 A JP 2001060278A JP 11235718 A JP11235718 A JP 11235718A JP 23571899 A JP23571899 A JP 23571899A JP 2001060278 A JP2001060278 A JP 2001060278A
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Hiroyuki Kamiyama
浩之 神山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先処理紙葉類の取出最中においても、次処理紙
葉類をセットできるようにした紙葉類供給装置を提供す
ることを目的とする 【解決手段】 積層券Kを載置する第1のトレイ16を
有し、この第1のトレイ16を移動させることにより、
積層券Kを取出位置Bに送り込み、この積層券Kが取出
ロータ12により全て取出されると、第1のトレイ16
を取出位置Bから退避させる第1のバックアップユニッ
ト13と、積層券Kを載置する第2のトレイ17を有
し、取出ロータ12による第1のトレイ16からの券の
取出動作中においては、第2のトレイ17を第1のトレ
イ16の下方部に待機させ、第1のトレイ16が取出位
置Bから退避されたとき、第2のトレイ17を上昇させ
てその積層券Kを取出位置Bに送り込む第2のバックア
ップユニット14とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、海外向け
有価証券処理機に備えられ、紙葉類としての有価証券を
一枚ずつ取出して供給する紙葉類供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海外向け有価証券処理機は、供給装置に
より一枚ずつ取出されてくる有価証券(以下、券とい
う)を搬送して各種の検知装置にて再流通可能な券(正
券)と、不可能な券(損券)と、排除券(偽券、または
検知判定不可能な券)とに区分するシステムである。
【0003】供給装置は券を一枚ずつ吸引して取出す取
出ロータを備えるとともに、券を多数枚積層載置し取出
ロータに送り込むバックアッププレートを有している。
【0004】バックアッププレートは上下動自在に設け
られ、積層載置した券が取出ロータにより全て取出され
ると、下降して次に処理すべき券を再度積層載置して上
昇し積層券を取出ロータに供給するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、機体毎に1ユニットの供給装置しか実装して
いなかったため、先処理券の処理中においては、次処理
の券をセットすることができず、作業に無駄が生じ、処
理効率が悪かった。
【0006】また、シーケンス上でも先処理券と次処理
券との間の処理間隔が大きく空いてしまいトータルの処
理時間が長くなる不都合があった。
【0007】さらに、バックアッププレート上の積層券
を取り出す前において事前に捌くことができず、券同士
が密着してしまい2枚取りや取出ピッチムラ等を誘発し
ていた。
【0008】また、従来においては、バックアッププレ
ート上の積層券の取出方向と直交する方向、即ち、短手
方向の整位が十分ではなく、搬送ジャムが発生する恐れ
があった。
【0009】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
先処理紙葉類の取出最中においても、次処理紙葉類をセ
ットでき、また、次処理紙葉類を事前に捌くことがで
き、しかも、重合紙葉類の整位を可能とする紙葉類供給
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、取出位置に送り込ま
れた重合紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取出す取出手段
と、重合紙葉類を載置する第1の載置部を有し、この第
1の載置部を移動させることにより、前記重合紙葉類を
前記取出位置に送り込み、この重合紙葉類が前記取出手
段により全て取出されると、前記第1の載置部を前記取
出位置から退避させる第1の送込手段と、重合紙葉類を
載置する第2の載置部を有し、前記取出手段による前記
第1の載置部からの紙葉類の取出動作中においては、前
記第2の載置部を前記第1の載置部の下方部に待機さ
せ、前記第1の載置部が前記取出位置から退避されたと
き、前記第2の載置部を上昇させてその重合紙葉類を前
記取出位置に送り込む第2の送込手段と、を具備する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
の形態を参照して説明する。
【0012】図1は海外向け有価証券処理機を示す外観
斜視図で、図2はその内部構成図である。
【0013】この海外向け有価証券処理機は、紙葉類と
しての有価証券(以下、券という)を各種の検知装置に
て再流通可能な券(正券)と、不可能な券(損券)と、
排除券(偽券、または検知判定不可能な券)に区分する
システムである。
【0014】図中1は装置本体で、この装置本体1の一
側部には所定枚数の流通券をセットする供給装置2が設
けられている。装置本体1内には供給装置2から1枚ず
つ取出される券を搬送路3aに沿って搬送する搬送機構
3が設けられている。
【0015】また、装置本体1内には搬送路3aに沿っ
て搬送される券の内容を検出する各種の検知部4…及
び、検出結果に基づいて券を100枚ずつ区分集積する
正券集積部5、損券集積部6、排除券集積部7が配設さ
れている。正券集積部5、損券集積部6の前方には集積
部5,6から送られてくる100枚単位の券(1把)に
帯を巻いて施封する施封装置9がそれぞれ設けられてい
る。施封装置9には施封把を機外へ排出するためのプッ
シャー(図示しない)が設けられている。装置本体1の
前面側にはプッシャーにより機外へ排出されてくる施封
把を受ける取出ボックス10…が配設されている。
【0016】図3は上記した供給装置2を概略的に示す
正面図で、図4は供給装置2を券取出方向の後方から見
た図である。
【0017】供給装置2は券を取出す取出手段としての
取出ロータ12と、この取出ロータ12に積層券Kを送
る第1及び第2の送り手段としての第1及び第2のバッ
クアップユニット13,14を備えている。積層券Kは
券を1000枚積層してなる。
【0018】第1及び第2のバックアップユニット1
3,14は、左右鏡面対象に構成され、一方のユニット
の券の取り出し中においては、他方のユニットがオペレ
ータにより積層された積層券Kを次処理のためにある値
上昇して待機できるようになっている。
【0019】第1及び第2のバックアップユニット1
3,14は第1及び第2の載置部としての第1及び第2
のトレイ16,17を昇降自在に備え、第1及び第2の
トレイ16,17は供給装置2の下部側の受取位置Aで
積層券Kを受け取ったのち、上部側の取出位置Bに搬送
するようになっている。
【0020】取出ロータ12の下部側近傍には積層券K
の上限位置を検出するフィードコントローラ20、及び
券の2枚取りを防止する2枚取り防止チャンバー21が
配設されている。
【0021】供給装置2の背面側には整位手段としての
券種ガイド部23が設けられている。券種ガイド部23
は積層券Kの取出方向と直交する方向の後端面、即ち、
短手方向の後端面に対向している。
【0022】券種ガイド部23は図4に示すように、1
5°傾いて設けられ、第1或は第2のトレイ16,17
は券種ガイド部23に対し、直角に配置されている。従
って、第1或は第2のトレイ16,17上に載置された
積層券Kはその自重により滑って後端面を券種ガイド部
23に当接させ、これにより、積層券Kの短手方向を整
位して基準位置を決めることができるようになってい
る。
【0023】券種ガイド部23の上部側には券種ガイド
23の上端部を保持する保持機構25が設けられてい
る。この保持機構25は券種ガイド部23の撓みを防止
するものである。
【0024】供給装置2内の上部側には取出位置Bに送
られてきた積層券Kの取出し方向後端、即ち、長手方向
後端面に対向する規制手段としての後端押さえ機構27
が設けられている。この後端押さえ機構27は券取出時
における券の挙動を規制するものである。
【0025】また、供給装置2内の上部側には取出ロー
タ12の下方部に位置し、取出位置Bに送られてきた積
層券Kの取出し方向と直交する方向の前端面、即ち、短
手方向前端面に対向する短手整位機構29が設けられて
いる。短手整位機構29は積層券Kの短手方向を整位す
るとともに積層券Kにエアーを吹き付けて捌くものであ
る。
【0026】また、供給装置2内の下部側には受取位置
Aでトレイ16(17)上に載置された積層券Kの取出
し方向後端面、即ち、長手方向後端面に対向する券後端
整位機構31が設けられている。この券後端整位機構3
1はリザーブスイッチが押される事により、自動的にト
レイ16(17)上に載置された積層券Kを強制的に整
位するものである。
【0027】また、供給装置2内の下部側には受取位置
Aでトレイ16(17)上に載置される積層券Kの長手
方向前端面に対向する前捌き機構33が設けられてい
る。前捌き機構33はトレイ16(17)の上昇ととも
に積層券Kを事前に捌くものである。
【0028】図5は上記した取出ロータ12を示す斜視
図で、図6はその正面図である。
【0029】取出ロータ12は回転体であるロータ部3
5と、エア引込チャンバ36とからなる。エア引込チャ
ンバ36には吸引孔(図示しない)が穿設され、ロータ
部35には吸着孔37が穿設されている。エア引込チャ
ンバ36には吸引管38を介してエアーポンプが接続さ
れている。
【0030】取出ロータ12はモータにより回転運動を
与えられ、内部機構のカムによりロータ部35の回転を
間欠運動に変換している。なお、ロータ部35は吸着孔
37が最下端に来たときに回転速度が最低速度になるよ
うに設計されている。
【0031】ロータ部35が回転され、そのロータ吸着
孔37がエア引込チャンバ36の吸引孔に合致すると、
負圧が発生されて券が吸着され、1枚ずつ分離されて搬
送路3aに送り込まれる。
【0032】図7は上記した2枚取り防止チャンバ21
を示す斜視図で、図8はその側面図である。
【0033】2枚取り防止チャンバ21は、取出ロータ
12の券吸着位置より券の送り出し方向前方に位置して
設けられ、ロータ吸着孔37に対向する位置に券のズレ
取りを防止するための吸引孔40が設けてある。
【0034】2枚取り防止チャンバ21は、吸引管41
を介して取出ロータ12と同様に真空ポンプに接続さ
れ、券と券の摩擦力、或は外乱の影響により、2枚以上
取出ロータ12により取り出された券を吸引孔40の負
圧により吸着して2枚取りを防止する。
【0035】なお、2枚取り防止用の負圧は取出ロータ
12の負圧よりも著しく小さくされ、券の取出しに対
し、悪影響を与えることのないようになっている。
【0036】図9は上記したフィードコントローラ20
を示す斜視図である。
【0037】フィードコントローラ20は、棒状の検知
レバー42を有し、この検知レバー42は角度センサ4
3に接続されている。
【0038】検知レバー42は積層券Kの上昇に伴って
押し上げれ、これにより、角度センサ43のセンサ部に
回転力が与えられて角度が検出される。そして、この角
度が積層券Kの上端面の垂直(上昇)方向の値に換算さ
れ、常に、積層券Kの上端面が一定の位置に保てるよう
にコントロール用のデータを検出している。
【0039】図10は第1のバックアップユニット13
の駆動系を示す正面図で、図11はその平面図、図12
はその斜視図である。
【0040】第1のバックアップユニット13は積層券
Kを載置する第1のトレイ16及びこの第1のトレイ1
6を前後方向に移動させる移動機構45さらに、これら
第1のトレイ16及び移動機構45を昇降させる昇降機
構46を備える。
【0041】昇降機構46はACサーボモータ48、タ
イミンブベルト49、ボールスプライン50、スライド
レール51により構成される。
【0042】タイミングベルト49はACサーボモータ
48の駆動プーリ53と、上方に設けられた従動プーリ
54との間に掛渡されている。タイミングベルト49に
は連結具56を介してトレイ16及び移動機構45が連
結されている。トレイ16及び移動機構45はスライド
レール51及びボールスプライン50により昇降がガイ
ドされる。
【0043】移動機構45は引込パルスモータ59、こ
の引込パルスモータ59の駆動軸59aに接続される第
1乃至第3のアーム60,61,62からなるリンク機
構63及びこのリンク機構63を第1のトレイ16に連
結する連結具64とからなる。
【0044】ACサーボモータ48が回転すると、タイ
ミングベルト49が走行され、トレイ16及び移動機構
45がスライドレール51及びボールスプライン50に
沿って上昇する。
【0045】トレイ16の上昇により積層券Kが取出ロ
ータ12に送られると、取出ロータ12の回転により一
枚ずつ吸着されて取出される。この取出時には、積層券
Kの最上位面が常時一定の圧力で取出ロータ12に圧接
するようにフィードコントローラ値ヲフィードバックし
てACサーボモータ48の回転が制御される。
【0046】積層券Kの取出しが全て終了すると、引込
パルスモータ59が回転され、リンク機構63を介して
トレイ16が後方へ移動されて券種ガイド部23の後方
に退避されるようになっている。
【0047】図13は第2のバックアップユニット14
の駆動系を示す正面図で、図14はその平面図、図15
はその斜視図である。
【0048】この駆動系も上記した第1のバックアップ
トレイ13の駆動系と同様に構成されている。従って、
同一部分について同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0049】図16は上記した券種ガイド部23を示す
正面図で、図17はその側面図である。
【0050】券種ガイド部23は11本のガイドバー6
6…からなるガイド部67を有している。11本のガイ
ドバー66…は前後方向に所定間隔を存して平行に配設
され、15°傾斜されている。ガイド部67の下端部に
は転造ボールネジ68及びカップリング70を介してパ
ルスモータ69が接続されている。また、ガイド部67
の上端部にはエア捌き部72が設けられ、積層券Kの短
手方向の後端面を捌くことができるようになっている。
【0051】パルスモータ69が回転されると、転造ボ
ールネジ68に回転力が与えられ、この回転力が推力に
変換されてガイド部67が前後方向に平行に移動され
る。
【0052】受取位置Aでトレイ16(17)上に積層
券Kが載置されると、積層券Kはその自重によりトレイ
16(17)上を滑りガイドバー66…に当接すること
により短手方向の基準位置が決められるため、ガイド部
67を積層券Kの短手方向の券サイズに合わせて移動す
ることにより、各種サイズの券の短手方向の基準位置を
決めることができる。
【0053】また、上記したトレイ16,17は前後方
向に所定間隔を存して平行に配設される複数本の載置バ
ー16a…,17a…を備えてなり、これら載置バー1
6a…,17a…は券種ガイド部23のガイドバー66
…と入れ子をなし、券種ガイド部23の前後方向に移動
することが可能となっている。
【0054】図18は券種ガイド部23の保持装置25
を示す平面図で、図19はその正面図である。
【0055】保持装置25は電磁ブレーキギヤ76を備
え、この電磁ブレーキギヤ76に接続ギヤ77を介して
券種ガイド部23の上端部が接続されている。
【0056】電磁ブレーキギヤ76は券種ガイド部23
の移動時にはフリーの状態となって回転し、ガイド部2
3の移動が停止すと、励磁されて接続ギヤ77を固定し
ガイド部23の上端側を固定保持する。
【0057】券種ガイド部23は、その構造上駆動機構
がユニットの下端部にあり、片持ち支持された状態とな
っている。このため、積層券Kがガイド部23の上部側
に移動すると、その重みでガイド部23が撓んで積層券
Kを位置決めできなくなる恐れがある。従って、ガイド
部23の上端部側を電磁ブレーキギヤ76で固定保持す
ることにより、ガイド部23の撓みを防止し、積層券K
を良好に位置決めできようにする。
【0058】図20は短手整位機構29を示す平面図
で、図21はその正面図である。
【0059】短手整位機構29は、積層券Kを介して券
種ガイド部23の上部側に離間対向する状態で設けられ
ている。
【0060】短手整位機構78はチャンバ80及びエア
ーノズル81を備え、チャンバ80及びエアーノズル8
1は支持ブラケット82に取り付けられている。支持ブ
ラケット82は転造ボールネジ83及びカップリング8
4を介してパルスモータ85に接続されている。
【0061】パルスモータ86が回転されると、カップ
リング84を介して転造ボールネジ83が回転される。
これにより、支持ブラケット82を介してチャンバー8
0及びエアーノズル81が移動される。この移動により
チャンバー80が積層券Kの短手方向の前端面に当接す
るとともに、エアーノズル81からエアーが吹き出され
て積層券Kが捌かれる。
【0062】図22及び図23は券後端抑え機構27を
異なる角度から示す斜視図である。
【0063】券後端抑え機構27は取出ロータ12によ
る券取出の際に、券の長手方向の挙動を規制するもので
ある。
【0064】券後端抑え機構27は押さえガイド89を
備え、この押さえガイド89は支持ブラケット90に支
持されている。支持ブラケット90はギヤボックス91
内に収納されるウォームギヤを介してパルスモータ92
に接続されている。
【0065】パルスモータ92が回転されると、ウォー
ムギヤが回転され、ウォームギヤの軸方向の推力により
押さえガイド89が前進されて積層券Kの後端面を押さ
える。
【0066】図24は上記した前捌き機構33を示す正
面図である。
【0067】この前捌き機構33は、オペレータにより
セットされた積層券Kをトレイ16(17)の上昇とと
もに事前捌きを行なうものである。
【0068】この前捌き機構33は捌きローラ95と、
エアーノズル96を備える。捌きローラ95はゴムロー
ラで、その周面には回転方向に亘って凸部95a…が突
設されている。捌きローラ95の凸部95a及びエアー
ノズル96の吹出口96aは側板97に穿設された開口
部97aに対向されている。捌きローラ95にはタイミ
ングベルト99を介してACモータ100が接続されて
いる。
【0069】ACモータ100が回転されると、タイミ
ングベルト99を介して捌きローラ95が回転され、そ
の周面の凸部95aが積層券Kの前端面に摺接されて捌
かれるとともに、エアーノズル96からエアーが吹き付
けられて積層券Kが捌かれる。
【0070】この積層券Kの捌きは受取位置Aで積層券
Kを載置したトレイ16(17)の上昇に伴って行われ
る。
【0071】なお、このトレイ16(17)の上昇は、
取出位置Bにあるトレイ17(16)上の積層券Kが完
全に取出されるのを待つ事なく、積層券Kがある一定枚
数取出された時点で、開始されるようになっている。
【0072】図25は上記した券後端整位機構31を示
すものである。
【0073】この券後端整位機構31は、受取位置Aで
トレイ16(17)上に載置された積層券Kの長手方向
の後端面に対向する整位ガイド103を備えている。
【0074】整位ガイド103はスライドレール104
にスライド自在に取付けられ、整位ガイド103にはラ
ック105が接続されている。ラック105にはピニオ
ン106が噛合され、ピニオン106にはパルスモータ
107が接続されている。
【0075】パルスモータ107が回転すると、ピニオ
ン106が回転されてラック105が前進される。これ
により、整位ガイド103がスライドレール104に沿
って前進され、積層券Kの後端に当接して積層券Kを整
位する。
【0076】この整位ガイド103の動作により、リザ
ーブスイッチが押されることにより、自動的にトレイ1
6(17)上に載置された積層券Kを強制的に整位し、
また、事前捌き時における積層券Kの券長手方向のズレ
を規制する。
【0077】図45は上記した供給装置2の駆動制御系
を示すブロック図である。
【0078】図中109は取出位置Bに送り込まれた積
層券Kから取出ロータ12により券が所定枚数取出され
たとき、これを検知する検知センサで、110は受取位
置Aで第2のトレイ17上に積層券Kが載置されたと
き、オペレータによってオンされるリザーブスイッチで
ある。検知センサ109及びリザーブスイッチ110は
信号回路を介して制御手段111に接続されている。
【0079】制御手段111は検知センサ109からの
検知信号を受けると、第2のバックアップユニット14
を動作させて受取位置Aにある第2のトレイ17を上昇
させ、取出位置Bにある第1のトレイ16に衝突しない
位置で停止させる。また、この第2のトレイ17の上昇
時には、リザーブスイッチ110のオンにより、前捌き
機構33を動作させて捌きローラ95を回転させるとと
もに、エアーノズル96からエアーを吹き出させる。
【0080】さらに、制御手段111は取出位置Bに送
り込まれた積層券Kが全て取出されると、第1のバック
アップユニット13を動作させて第1のトレイ16を取
出位置Bから後方へ退避させるとともに、受取位置Aに
向かって下降させるようになっている。そして、このと
きには、第2のバックアップユニット14を再度動作さ
せて第2のトレイ17を取出位置Aへ向かって移動させ
積層券Kを送り込ませる。
【0081】次に、券の供給動作について図26から図
41さらに、図42及び図43のフローチャートを参照
して説明する。
【0082】まず、供給装置2を初期化し(図42のス
テップ1)、ついで、各券種ガイド部23,27,2
9,31を券サイズに応じて移動させるとともに、第1
及び第2のトレイ16,17上の残留券のチェックを行
なう(図42のステップ2)。しかるのち、搬送系及び
取出ローラ12を回転させてフィードオンする(図42
のステップ3)。この状態から図26(及び図34)に
示すように、受取位置Aにある第1のバックアップユニ
ット13の第1のトレイ16上に図27(及び図35)
に示すように積層券Kを載置し(図42のステップ
4)、積み込みを終了すると(図42のステップ5)、
捌き機構33が動作され(図42のステップ6)、つい
で、第1のバックアップユニット13が動作されて第1
のトレイ16が上昇される。この上昇により積層券Kが
捌かれて図28(及び図36)に示すように積層券Kの
最上面部が取出ロータ12に接触すると、取出ロータ1
2の回転により積層券Kから券が一枚ずつ吸着されて取
出される(図42のステップ7)。
【0083】一方、この券の取出時には、第2のバック
アップユニット14が動作され、第2のトレイ17が前
方へ移動されて受入位置Aに送られる。オペレータはこ
の受入位置Aに送られてきた第2のトレイ17上に図2
9(及び図37)に示すように積層券Kを載置する(図
43のステップ1)。そして、積層券Kの積み込みが終
了すると(図43のステップ2)、リザーブスイッチ1
10をオンする(図43のステップ3)。この状態か
ら、上記した第1のトレイ16上の積層券Kから図30
(及び図38)に示すようにある一定枚数券が取出され
ると(図43のステップ4)、第2のバックアップユニ
ット14が動作されて、第2のトレイ17が上昇される
とともに捌き機構33が駆動されて積層券Kが事前に捌
かれ(図43のステップ5)、第1のトレイ16に衝突
しない位置で停止される。
【0084】第1のトレイ16上の積層券Kが図31及
び図39に示すように全て取出されると(図43のステ
ップ6)、第1のバックアップユニット13が動作され
て第1のトレイ16が後方へ移動されて退避されるとと
もに(図43のステップ7)、第2のバックアップユニ
ット14が動作されて図32(及び図40)に示すよう
に第2のトレイ17が取出位置Bへ上昇されてその積層
券Kの最上面が取出ロータ12に接触され(図44のス
テップ1)、上記したと同様に取出ロータ12の回転に
より券が取出される(図44のステップ2)。
【0085】一方、このときには、第1のバックアップ
ユニット13の動作により第1のトレイ16が下降さ
れ、最下部に至ると、図33(及び図41)に示すよう
に第1のトレイ16が前方へ移動されて受取位置Aに送
られる。オペレータは第1のトレイ16が受取位置Aに
移動される前に、待たずに次処理の積層券Kを供給する
ことが可能である(図44のステップ3)。
【0086】以後、同様にして第1及び第2のトレイ1
6,17が循環されて積層券Kの供給及び取出しが継続
される。
【0087】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、第1及び
第2の送込手段を備えるため、紙葉類の処理最中におい
ても次処理の紙葉類のセットが可能となり、オペレーシ
ョンの効率化が図れる。
【0088】また、シーケンス上でも次処理紙葉類が次
処理位置で待機しているために処理紙葉類と次処理紙葉
類の処理間隔を短縮できる。
【0089】さらに、取出手段により取出され紙葉類が
一定枚数取出されたときには、次処理紙葉類を取出位置
に向かって所定距離移動させて待機させるため、次処理
紙葉類の取出位置への送り込み時間を短縮化でき、より
一層処理効率を向上できる。
【0090】また、次処理紙葉類を取出位置に送り込む
前に事前に捌き手段により捌くため、紙葉類同士の貼り
付き等を事前に解消することができ、2枚取り・ピッチ
ムラを低減でき取出し性能を向上できる。
【0091】また、紙葉類を載置する載置部及び整位手
段を傾斜させ、前記第1及び第2の載置部に載置される
重合紙葉類をその自重により滑らせてその端面を前記整
位手段に当接させるため、重合紙葉類の整位を自動的に
行なうことができ、搬送ジャム等の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙葉類処理装置を示す外観斜視図。
【図2】紙葉類処理装置を示す内部構成図。
【図3】紙葉類供給装置を示す正面図。
【図4】紙葉類供給装置を紙葉類の取出し方向から見た
状態を示す図。
【図5】取出しロータを示す斜視図。
【図6】取出しロータを示す正面図。。
【図7】2枚取り防止機構を示す斜視図。
【図8】2枚取り防止機構を示す正面図。
【図9】フィードコントローラを示す斜視図。
【図10】第1のバックアップユニットを示す正面図。
【図11】第1のバックアップユニットを示す平面図。
【図12】第1のバックアップユニットを示す斜視図。
【図13】第2のバックアップユニットを示す正面図。
【図14】第2のバックアップユニットを示す平面図。
【図15】第2のバックアップユニットを示す斜視図。
【図16】券種ガイドを示す正面図。
【図17】券種ガイドを示す側面図。
【図18】券種ガイド保持装置を示す平面図。
【図19】券種ガイド保持装置を示す正面図。
【図20】券短手整位機構を示す平面図。
【図21】券短手整位機構を示す正面図。
【図22】券後端抑え機構を示す斜視図。
【図23】券後端抑え機構を異なる方向から示す斜視
図。
【図24】券前捌き機構を示す正面図。
【図25】券後端整位機構を示す正面図。
【図26】券の処理動作を示すもので、券の受取位置に
第1のトレイが移動された状態を示す正面図。
【図27】第1のトレイ上に積層券がセットされた状態
を示す正面図。
【図28】第1のトレイ上にセットされた積層券が取出
位置に送り込まれた状態を示す正面図。
【図29】券の受取位置に移動された第2のトレイ上に
積層券がセットされた状態を示す正面図。
【図30】取出位置に送り込まれた積層券から券が所定
枚数取出され、次処理積層券が捌かれた状態を示す正面
図。
【図31】取出位置に送り込まれた積層券が全て取出さ
れた状態を示す正面図。
【図32】第1のトレイが退避されて次処理積層券が取
出位置に送り込まれた状態を示す正面図。
【図33】受取位置に移動された第1のトレイ上に次処
理積層券がセットされた状態を示す正面図。
【図34】券の処理動作を示すもので、券の受取位置に
第1のトレイが移動された状態を示す側面図。
【図35】第1のトレイ上に積層券がセットされた状態
を示す側面図。
【図36】第1のトレイ上にセットされた積層券が取出
位置に送り込まれた状態を示す側面図。
【図37】券の受取位置に移動された第2のトレイ上に
積層券がセットされた状態を示す側面図。
【図38】取出位置に送り込まれた積層券から券が所定
枚数取出され、次処理積層券が捌かれた状態を示す側面
図。
【図39】取出位置に送り込まれた積層券が全て取出さ
れた状態を示す側面図。
【図40】第1のトレイが退避されて次処理積層券が取
出位置に送り込まれた状態を示す側面図。
【図41】受取位置に移動された第1のトレイ上に次処
理積層券がセットされた状態を示す側面図。
【図42】券の処理動作を示すフローチャート図。
【図43】券の処理動作を示すフローチャート図。
【図44】券の処理動作を示すフローチャート図。
【図45】供給装置の駆動制御系を示すブロック図。
【符号の説明】
B…取出位置 K…積層券(重合紙葉類) 12…取出しロータ(取出手段) 13…第1のバックアップユニット(第1の送込手段) 14…第1のバックアップユニット(第2の送込手段) 16…第1のトレイ(第1の載置部) 17…第2のトレイ(第2の載置部) 23…券種ガイド部(整位手段) 27…券後端押さえ機構(規制手段) 29…短手整位機構(整位手段) 33…前捌き機構(捌き手段) 81…エァーノズル(捌き手段) 111…制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取出位置に送り込まれた重合紙葉類から紙
    葉類を一枚ずつ取出す取出手段と、 重合紙葉類を載置する第1の載置部を有し、この第1の
    載置部を移動させることにより、前記重合紙葉類を前記
    取出位置に送り込み、この重合紙葉類が前記取出手段に
    より全て取出されると、前記第1の載置部を前記取出位
    置から退避させる第1の送込手段と、 重合紙葉類を載置する第2の載置部を有し、前記取出手
    段による前記第1の載置部からの紙葉類の取出動作中に
    おいては、前記第2の載置部を前記第1の載置部の下方
    部に待機させ、前記第1の載置部が前記取出位置から退
    避されたとき、前記第2の載置部を上昇させてその重合
    紙葉類を前記取出位置に送り込む第2の送込手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類供給装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の載置部に載置される重
    合紙葉類の取出方向と直交する方向の後端面を整位する
    整位手段を備え、前記第1及び第2の載置部は載置され
    た重合紙葉類がその自重により前記整位手段に向かって
    滑るように傾斜され、前記整位手段は前記第1及び第2
    の載置部と直交するように傾斜されたことを特徴とする
    請求項1記載の紙葉類供給装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の載置部に載置される重
    合紙葉類の取出方向と直交する方向の後端面を整位する
    整位手段と、 この整位手段を前記重合紙葉類のサイズに応じて移動さ
    せる移動手段と、 を備え、 前記第1及び第2の載置部は載置された重合紙葉類がそ
    の自重により前記整位手段に向かって滑るように傾斜さ
    れ、前記整位手段は前記第1及び第2の載置部と直交す
    るように傾斜されたことを特徴とする請求項1記載の紙
    葉類供給装置。
  4. 【請求項4】前記第2の載置部上に載置されて待機状態
    にある重合紙葉類を事前に捌く捌き手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の紙葉類供給装置。
  5. 【請求項5】前記取出手段により前記第1の載置部上の
    重合紙葉類が所定枚数取出されたとき、前記第2の載置
    部を所定距離上昇させる制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の紙葉類供給装置。
  6. 【請求項6】前記取出手段により前記第1の載置部上の
    重合紙葉類が所定枚数取出されたとき、前記第2の載置
    部を所定距離上昇させる制御手段と、 前記第2の載置部の上昇時にその重合紙葉類を事前に捌
    く捌き手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給
    装置。
  7. 【請求項7】前記取出位置に送り込まれた重合紙葉類の
    取出時における取出方向後端側の挙動を規制する規制手
    段を具備したことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供
    給装置。
  8. 【請求項8】前記受取位置で第1或は第2の載置部に載
    置された重合紙葉類の取出方向後端側を整位する整位手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給
    装置。
  9. 【請求項9】前記取出位置に送り込まれた重合紙葉類の
    取出方向と直交する方向の前端面側を整位する整位手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給装
    置。
  10. 【請求項10】前記取出位置に送り込まれた重合紙葉類
    の取出方向と直交する方向の前端面側を整位する整位手
    段と、 この整位手段に設けられ、前記重合紙葉類にエアーを吹
    き付けて捌く捌き手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8186670B2 (en) 2008-12-11 2012-05-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheet supply apparatus

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