JP2001060067A - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

半導体装置およびその作製方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTを用いて作製されるアクティブマトリ
クス型の反射型液晶表示装置において、入射光が効率よ
く反射及び乱反射する反射電極を安定かつ平易なプロセ
スを用いて形成することを課題とする。 【解決手段】微粒子または有機物の小片147bを含む
有機樹脂膜148aを層間絶縁膜として設け、その上に
反射電極を作製することによって、凹凸を表面に有する
反射電極を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は絶縁表面を有する基
板上に薄膜トランジスタ(以下、TFTと記す)で構成
された回路を有する半導体装置を用いて構成される液晶
表示装置およびその作製方法に関する。特に本発明は、
反射型液晶表示装置を利用した電気光学装置、および電
気光学装置を搭載した電子機器に好適に利用できる技術
を提供する。尚、本明細書において液晶表示装置とは、
液晶表示特性を利用することで機能する装置全般を指
し、上記電気光学装置およびその電気光学装置を搭載し
た電子機器をその範疇に含んでいる。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯ワープロやノートパソコンや
ポケットテレビなどのいわゆるモバイルツールなどへの
液晶表示装置の応用が急速に発展している。
【0003】特に、反射型の液晶表示装置は、外部から
の入射光を装置内で反射することによって表示を行うも
のである。従来の透過型の液晶表示装置においては光源
であるバックライトを必要とするが、反射型の液晶表示
装置では、上記の特性により、光源は原則として不要で
ある。このため、大幅な消費電力の低減がはかられ、し
かも薄形及び軽量化の効果も狙える。このため、屋外の
ような、自然の環境の中に光源があり、電源供給がおの
ずと制限され、重量の小さいことが要求されるような場
での使用を前提とした、これらの表示装置として有効で
あることから、次第に注目を集めてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、反射型液晶表示
装置は、透過型液晶表示装置と比較して、表示が暗いと
いわれている。これは、反射型液晶表示装置はまだ、有
効に入射光を利用するにいたっていないという液晶モー
ド側の問題もある。しかし、バックライトという、使用
できる光があらかじめ適切に用意されている透過型とは
違って、反射型では必ずしも所望の光が表示装置へと供
給されるとは限らない。このため、いかにこの限られた
光を効果的に集めることができるかが、この反射型液晶
表示装置の開発を行う上でのキーポイントのひとつとな
っている。
【0005】このような課題を解決しようとする手段の
ひとつに、ガラス基板に研磨剤などを使って傷をつけ、
さらに薬液を使って、傷を深化させつつ、基板を洗浄す
るという方法がある。薬液に浸す時間を適切に選ぶこと
によって、基板の凹凸を制御し、これに反射膜を形成す
ることで、所望の散乱性が得られるとしている。しか
し、この方法では、凹凸を細かく制御するのが極めて困
難であり、毎回安定して、所望の散乱特性が得られると
は限らない。しかも、きわめてメカニカルで粗い方法で
あり、近年のTFTプロセスなど微細パターン技術を適
用するには不適切である。
【0006】また、もうひとつの方法として、反射機能
をもつ膜として、表示装置内に鏡面画素電極を用い、パ
ネルの外に拡散フィルムと呼ばれる散乱性を持たせた層
を形成する方法がある。従来の透過型表示装置とほとん
ど同じプロセスを用いてパネルが作製でき、さらに拡散
フィルムが外付けであるため、生産性にもすぐれた方法
でもある。しかし、前方散乱のみを起こし、後方散乱を
全く起こさないという理想的な拡散フィルムはいまだ存
在せず、これがコントラストを落とす一因になってい
る。さらに、基板の外に散乱性を持たせるため、基板の
板厚が厚い場合、または画素サイズが非常に小さい場
合、入射光と反射光とでそれぞれ異なった画素を通過す
る現象が無視できないことがあり、この場合はいわゆる
オプティカルクロストークの原因にもなりうる。
【0007】さらに、もうひとつの方法として、パネル
の画素直下の層間膜にフォトリソグラフィー法を用い
て、微細なパターンをつけ、その上に反射電極をつける
ことによって、反射電極自体に散乱性を持たせようとす
る試みもある。この方法なら表示装置の画質の劣化もな
く、散乱性の制御も可能であるため、かなり有効な方法
であると目される。しかし、素子基板に対して、パター
ニング工程が一つ以上増え、工程がそれだけ煩雑にな
り、さらに歩留りの低下も懸念される。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するため
の技術であり、TFTを用いて作製されるアクティブマ
トリクス型の反射型液晶表示装置において、入射光が効
率よく反射及び乱反射する反射電極を形成することを目
的としている。
【0009】また、安定かつ平易なプロセスを用いるこ
とにより、工程数を削減して製造コストの低減および歩
留まりの向上を実現することを目的としている。
【0010】なお、工程数を削減して製造コストの低減
および歩留まりを実現するためには、TFTの製造に要
するフォトマスクの枚数を削減することが必要である。
フォトマスクはフォトリソグラフィーの技術において、
エッチング工程のマスクとするレジストパターンを基板
上に形成するために用いる。従って、フォトマスクを1
枚使用することは、その前後の工程において、被膜の成
膜およびエッチングなどの工程の他に、レジスト剥離、
洗浄や乾燥工程などが付加され、フォトリソグラフィー
の工程においても、レジスト塗布、プレベーク、露光、
現像、ポストベークなどの煩雑な工程が行われることを
意味する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の構成は、微粒子または有機物の小片を含有
する有機樹脂材料から形成された絶縁膜と、前記絶縁膜
上に形成された反射電極とを備えたことを特徴とする半
導体装置である。
【0012】また、他の発明の構成は、画素部に設けた
画素TFTと、該画素部の周辺にpチャネル型TFTと
nチャネル型TFTとを設けた駆動回路とを同一の基板
上に有する半導体装置において、微粒子または有機物の
小片を含む有機樹脂材料からなる絶縁膜と、前記絶縁膜
上に画素電極とを有することを特徴とする半導体装置で
ある。
【0013】また、他の発明の構成は、画素部に設けた
画素TFTと、該画素部の周辺にpチャネル型TFTと
nチャネル型TFTとを設けた駆動回路とを同一の基板
上に有する半導体装置において、前記駆動回路のpチャ
ネル型TFTは、チャネル形成領域と、ソース領域また
はドレイン領域を形成する高濃度p型不純物領域を有
し、前記駆動回路のnチャネル型TFTと前記画素TF
Tとは、チャネル形成領域と、該チャネル形成領域に接
して設けられLDD領域を形成する低濃度n型不純物領
域と、該低濃度n型不純物領域の外側に設けられソース
領域またはドレイン領域を形成する高濃度n型不純物領
域とを有し、前記画素部に設けた画素電極は光反射性表
面を有し、微粒子または有機物の小片を含む有機絶縁物
材料からなる絶縁膜上に形成され、少なくとも、前記画
素TFTのゲート電極の上方に設けた無機絶縁物材料か
ら成る保護膜と、前記保護膜上に密接して形成された前
記絶縁膜とに設けられた開孔を介して、前記画素TFT
に接続していることを特徴とする半導体装置である。
【0014】上記各構成において、前記有機樹脂材料に
含まれる微粒子または有機物の小片の密度は、3000
0個/mm2〜50000個/mm2であることを特徴と
している。30000個/mm2以下である場合には、
ある程度有機樹脂膜の表面が平坦となるため、有機樹脂
膜上に反射電極を形成すると鏡面となる部分が多くなっ
てしまう。また、50000個/mm2以上である場合
には、微粒子または有機物の小片の擬集が問題となって
しまう。
【0015】なお、本明細書中で微粒子とは、粒径0.
1μm〜5μmの大きさで粒状のものを指しており、微
粒子の材料としては、シリカ微粒子等の無機材料であっ
ても、有機材料であってもよい。
【0016】また、本明細書中で有機物の小片とは、1
μm〜5μmの大きさのものを指しており、その形状は
特に限定されない。代表的な有機物の小片の主成分とし
ては、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリイミドアミ
ド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ
る。
【0017】また、本明細書中で微粒子または有機物の
小片を含む含有する有機樹脂膜とは、アクリル樹脂、ポ
リイミド樹脂、ポリイミドアミド樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂等を指す。また、該有機樹脂膜を塗布
する方法としては、スピンコート法、ディップコート
法、スプレーコート法、バーコート法またはカーテンコ
ート法等が挙げられる。
【0018】また、上記各構成において、前記有機樹脂
材料に含まれる微粒子または有機物の小片により前記絶
縁膜の表面は凹凸を有していることを特徴としている。
【0019】また、上記各構成において、前記反射電極
の表面は凹凸を有していることを特徴としている。な
お、反射電極の表面に高低差が、最大で5μmの凹凸を
形成することができる。
【0020】また、上記各構成において、前記有機物の
小片の材料は、前記有機樹脂材料と同一であることを特
徴としている。こうすることによって、エッチングの
際、有機樹脂材料と有機物の小片とを同時に除去するこ
とができる。
【0021】また、上記各構成において、前記半導体装
置は、反射型の液晶表示装置であることを特徴としてい
る。
【0022】また、上記構成を実現するための発明の構
成は、有機樹脂材料中に微粒子または有機物の小片を混
合した後、微粒子または有機物の小片を含む有機樹脂材
料を塗布することを特徴とする半導体装置の作製方法で
ある。
【0023】また、他の発明の構成は、画素部に設けた
画素TFTと、該画素部の周辺にpチャネル型TFTと
nチャネル型TFTとを設けた駆動回路とを同一の基板
上に有する半導体装置の作製方法において、前記基板上
に、下地膜を形成する工程と、前記下地膜上に複数の島
状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層の選択
された領域に、前記駆動回路のnチャネル型TFTと前
記画素TFTとのLDD領域を形成する低濃度n型不純
物領域を形成する工程と、該低濃度n型不純物領域の外
側にソース領域またはドレイン領域を形成する高濃度n
型不純物領域を形成する工程と、前記島状半導体層の選
択された領域に、前記駆動回路のpチャネル型TFTの
ソース領域またはドレイン領域を形成する高濃度p型不
純物領域を形成する工程と、前記駆動回路のnチャネル
型TFTと前記画素TFTとpチャネル型TFTとのゲ
ート電極の上方に、無機絶縁物材料から成る保護膜を形
成する工程と、該保護膜に密接して微粒子または有機物
の小片を含む有機絶縁物材料からなる層間絶縁膜を形成
する工程と、前記画素TFTに接続する光反射性表面を
有する画素電極を、前記層間絶縁膜上に形成する工程
と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法で
ある。
【0024】上記構成において、微粒子または有機物の
小片を含む有機絶縁物材料からなる層間絶縁膜を形成す
る前記工程は、微粒子または有機物の小片を含む有機樹
脂材料を塗布する工程であることを特徴としている。
【0025】また、他の発明の構成は、微粒子または有
機物の小片を散布した後、前記微粒子または前記有機物
の小片を覆って有機樹脂材料を塗布することを特徴とす
る半導体装置の作製方法である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下に示す実施例により詳細な説明を行う。
【0027】[実施例1]図1〜図3を用いて本発明の実
施例を説明する。ここでは、画素部の画素TFTおよび
保持容量と、表示領域の周辺に設けられる駆動回路のT
FTを同時に作製する方法について工程に従って詳細に
説明する。
【0028】図1(A)において、基板101にはコー
ニング社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに
代表されるバリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウケ
イ酸ガラスなどのガラス基板の他に、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(P
EN)、ポリエーテルサルフォン(PES)など光学的
異方性を有しないプラスティック基板を用いることがで
きる。ガラス基板を用いる場合には、ガラス歪み点より
も10〜20℃程度低い温度であらかじめ熱処理してお
いても良い。そして、基板101のTFTを形成する表
面に、基板101からの不純物拡散を防ぐために、酸化
シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜
などの下地膜102を形成する。例えば、プラズマCV
D法でSiH4、NH3、N2Oから作製される酸化窒化
シリコン膜102aを10〜200nm(好ましくは50
〜100nm)、同様にSiH4、N2Oから作製される酸
化窒化水素化シリコン膜102bを50〜200nm
(好ましくは100〜150nm)の厚さに積層形成す
る。
【0029】酸化窒化シリコン膜は従来の平行平板型の
プラズマCVD法を用いて形成する。酸化窒化シリコン
膜102aは、SiH4を10SCCM、NH3を100SCC
M、N 2Oを20SCCMとして反応室に導入し、基板温度3
25℃、反応圧力40Pa、放電電力密度0.41W/c
m2、放電周波数60MHzとした。一方、酸化窒化水素化
シリコン膜102bは、SiH4を5SCCM、N2Oを12
0SCCM、H2を125SCCMとして反応室に導入し、基板
温度400℃、反応圧力20Pa、放電電力密度0.41
W/cm2、放電周波数60MHzとした。これらの膜は、基板
温度を変化させ、反応ガスの切り替えのみで連続して形
成することもできる。
【0030】このようにして作製した酸化窒化シリコン
膜102aは、密度が9.28×1022/cm3であり、フ
ッ化水素アンモニウム(NH4HF2)を7.13%とフ
ッ化アンモニウム(NH4F)を15.4%含む混合溶
液(ステラケミファ社製、商品名LAL500)の20
℃におけるエッチング速度が約63nm/minと遅く、緻密
で硬い膜である。このような膜を下地膜に用いると、こ
の上に形成する半導体層にガラス基板からのアルカリ金
属元素が拡散するのを防ぐのに有効である。
【0031】次に、25〜80nm(好ましくは30〜
60nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体層103
aを、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の方法
で形成する。例えば、プラズマCVD法で非晶質シリコ
ン膜を55nmの厚さに形成する。非晶質構造を有する
半導体膜には、非晶質半導体膜や微結晶半導体膜があ
り、非晶質シリコンゲルマニウム膜などの非晶質構造を
有する化合物半導体膜を適用しても良い。また、下地膜
102と非晶質半導体層103aとは両者を連続形成す
ることも可能である。例えば、前述のように酸化窒化シ
リコン膜102aと酸化窒化水素化シリコン膜102b
をプラズマCVD法で連続して成膜後、反応ガスをSi
4、N2O、H2からSiH4とH2或いはSiH4のみに
切り替えれば、一旦大気雰囲気に晒すことなく連続形成
できる。その結果、酸化窒化水素化シリコン膜102b
の表面の汚染を防ぐことが可能となり、作製するTFT
の特性バラツキやしきい値電圧の変動を低減させること
ができる。
【0032】そして、結晶化の工程を行い非晶質半導体
層103aから結晶質半導体層103bを作製する。そ
の方法としてレーザーアニール法や熱アニール法(固相
成長法)、またはラピットサーマルアニール法(RTA
法)を適用することができる。前述のようなガラス基板
や耐熱性の劣るプラスチック基板を用いる場合には、特
にレーザーアニール法を適用することが好ましい。RT
A法では、赤外線ランプ、ハロゲンランプ、メタルハラ
イドランプ、キセノンランプなどを光源に用いる。或い
は特開平7−130652号公報で開示された技術に従
って、触媒元素を用いる結晶化法で結晶質半導体層10
3bを形成することもできる。結晶化の工程ではまず、
非晶質半導体層が含有する水素を放出させておくことが
好ましく、400〜500℃、1時間程度の熱処理を行
い含有する水素量を5atom%以下にしてから結晶化させ
ると膜表面の荒れを防ぐことができるので良い。
【0033】結晶化をレーザーアニール法にて行う場合
には、パルス発振型または連続発光型のエキシマレーザ
ーやアルゴンレーザーをその光源とする。パルス発振型
のエキシマレーザーを用いる場合には、レーザー光を線
状に加工してレーザーアニールを行う。レーザーアニー
ル条件は実施者が適宣選択するものであるが、例えば、
レーザーパルス発振周波数30Hzとし、レーザーエネ
ルギー密度を100〜500mJ/cm2(代表的には300
〜400mJ/cm2)とする。そして線状ビームを基板全面
に渡って照射し、この時の線状ビームの重ね合わせ率
(オーバーラップ率)を80〜98%として行う。この
ようにして図1(B)に示すように結晶質半導体層10
3bを得ることができる。
【0034】そして、結晶質半導体層103b上にフォ
トマスク1(PM1)を用い、フォトリソグラフィーの
技術を用いてレジストパターンを形成し、ドライエッチ
ングによって結晶質半導体層を島状に分割し、島状半導
体層104〜108を形成しする。ドライエッチングに
はCF4とO2の混合ガスを用いる。
【0035】このような島状半導体層に対し、TFTの
しきい値電圧(Vth)を制御する目的でp型を付与する
不純物元素を1×1016〜5×1017atoms/cm3程度の
濃度で島状半導体層の全面に添加しても良い。半導体に
対してp型を付与する不純物元素には、ホウ素(B)、
アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)など周期律表
第13族の元素が知られている。その方法として、イオ
ン注入法やイオンドープ法を用いることができるが、大
面積基板を処理するにはイオンドープ法が適している。
イオンドープ法ではジボラン(B26)をソースガスと
して用いホウ素(B)を添加する。このような不純物元
素の注入は必ずしも必要でなく省略しても差し支えない
が、特にnチャネル型TFTのしきい値電圧を所定の範
囲内に収めるために好適に用いる手法である。
【0036】ゲート絶縁膜109はプラズマCVD法ま
たはスパッタ法を用い、膜厚を40〜150nmとして
シリコンを含む絶縁膜で形成する。例えば、120nm
の厚さで酸化窒化シリコン膜から形成すると良い。ま
た、SiH4とN2OにO2を添加させて作製された酸化
窒化シリコン膜は、膜中の固定電荷密度が低減されてい
るのでこの用途に対して好ましい材料となる。勿論、ゲ
ート絶縁膜はこのような酸化窒化シリコン膜に限定され
るものでなく、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または
積層構造として用いても良い(図1(C))。
【0037】図1(D)に示すように、ゲート絶縁膜1
09上にゲート電極を形成するための耐熱性導電層を形
成する。耐熱性導電層は単層で形成しても良いが、必要
に応じて二層あるいは三層といった複数の層から成る積
層構造としても良い。このような耐熱性導電性材料を用
い、例えば、導電性の窒化物金属膜から成る導電層
(A)110と金属膜から成る導電層(B)111とを
積層した構造とすると良い。導電層(B)111はタン
タル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、
タングステン(W)から選ばれた元素、または前記元素
を主成分とする合金か、前記元素を組み合わせた合金膜
(代表的にはMo−W合金膜、Mo−Ta合金膜)で形
成すれば良く、導電層(A)110は窒化タンタル(T
aN)、窒化タングステン(WN)、窒化チタン(Ti
N)膜、窒化モリブデン(MoN)などで形成する。ま
た、導電層(A)110はタングステンシリサイド、チ
タンシリサイド、モリブデンシリサイドを適用しても良
い。導電層(B)111は低抵抗化を図るために含有す
る不純物濃度を低減させることが好ましく、特に酸素濃
度に関しては30ppm以下とすると良かった。例え
ば、タングステン(W)は酸素濃度を30ppm以下と
することで20μΩcm以下の比抵抗値を実現すること
ができた。
【0038】導電層(A)110は10〜50nm(好
ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)111は
200〜400nm(好ましくは250〜350nm)
とすれば良い。Wをゲート電極とする場合には、Wをタ
ーゲットとしたスパッタ法で、アルゴン(Ar)ガスと
窒素(N2)ガスを導入して導電層(A)111を窒化
タングステン(WN)で50nmの厚さに形成し、導電層
(B)110をWで250nmの厚さに形成する。その他
の方法として、W膜は6フッ化タングステン(WF6
を用いて熱CVD法で形成することもできる。いずれに
してもゲート電極として使用するためには低抵抗化を図
る必要があり、W膜の抵抗率は20μΩcm以下にする
ことが望ましい。W膜は結晶粒を大きくすることで低抵
抗率化を図ることができるが、W中に酸素などの不純物
元素が多い場合には結晶化が阻害され高抵抗化する。こ
のことより、スパッタ法による場合、純度99.999
9%のWターゲットを用い、さらに成膜時に気相中から
の不純物の混入がないように十分配慮してW膜を形成す
ることにより、抵抗率9〜20μΩcmを実現すること
ができる。
【0039】一方、導電層(A)110にTaN膜を、
導電層(B)111にTa膜を用いる場合には、同様に
スパッタ法で形成することが可能である。TaN膜はT
aをターゲットとしてスパッタガスにArと窒素との混
合ガスを用いて形成し、Ta膜はスパッタガスにArを
用いる。また、これらのスパッタガス中に適量のXeや
Krを加えておくと、形成する膜の内部応力を緩和して
膜の剥離を防止することができる。α相のTa膜の抵抗
率は20μΩcm程度でありゲート電極に使用することが
できるが、β相のTa膜の抵抗率は180μΩcm程度で
ありゲート電極とするには不向きであった。TaN膜は
α相に近い結晶構造を持つので、この上にTa膜を形成
すればα相のTa膜が容易に得られた。尚、図示しない
が、導電層(A)110の下に2〜20nm程度の厚さ
でリン(P)をドープしたシリコン膜を形成しておくこ
とは有効である。これにより、その上に形成される導電
膜の密着性向上と酸化防止を図ると同時に、導電層
(A)110または導電層(B)111が微量に含有す
るアルカリ金属元素がゲート絶縁膜109に拡散するの
を防ぐことができる。いずれにしても、導電層(B)1
11は抵抗率を10〜50μΩcmの範囲ですることが好
ましい。
【0040】次に、フォトマスク2(PM2)を用い、
フォトリソグラフィーの技術を使用してレジストマスク
112〜117を形成し、導電層(A)110と導電層
(B)111とを一括でエッチングしてゲート電極11
8〜122と容量配線123を形成する。ゲート電極1
18〜122と容量配線123は、導電層(A)から成
る118a〜122aと、導電層(B)から成る118
b〜122bとが一体として形成されている(図2
(A))。
【0041】導電層(A)および導電層(B)をエッチ
ングする方法は実施者が適宣選択すれば良いが、前述の
ようにWを主成分とする材料で形成されている場合に
は、高速でかつ精度良くエッチングを実施するために高
密度プラズマを用いたドライエッチング法を適用するこ
とが望ましい。高密度プラズマを得る手法の一つとし
て、誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma:
ICP)エッチング装置を用いると良い。ICPエッチ
ング装置を用いたWのエッチング法は、エッチングガス
にCF4とCl2の2種のガスを反応室に導入し、圧力
0.5〜1.5Pa(好ましくは1Pa)とし、誘導結
合部に200〜1000Wの高周波(13.56MH
z)電力を印加する。この時、基板が置かれたステージ
には20Wの高周波電力が印加され、自己バイアスで負
電位に帯電することにより、正イオンが加速されて異方
性のエッチングを行うことができる。ICPエッチング
装置を使用することにより、Wなどの硬い金属膜も2〜
5nm/秒のエッチング速度を得ることができる。また、
残渣を残すことなくエッチングするためには、10〜2
0%程度の割合でエッチング時間を増しオーバーエッチ
ングをすると良い。しかし、この時に下地とのエッチン
グの選択比に注意する必要がある。例えば、W膜に対す
る酸化窒化シリコン膜(ゲート絶縁膜109)の選択比
は2.5〜3であるので、このようなオーバーエッチン
グ処理により、酸化窒化シリコン膜が露出した面は20
〜50nm程度エッチングされて実質的に薄くなった。
【0042】そして、nチャネル型TFTにLDD領域
を形成するために、n型を付与する不純物元素添加の工
程(n-ドープ工程)を行った。ここではゲート電極1
18〜122をマスクとして自己整合的にn型を付与す
る不純物元素をイオンドープ法で添加した。n型を付与
する不純物元素として添加するリン(P)の濃度は1×
1016〜5×1019atoms/cm3の濃度範囲で添加する。
このようにして、図2(B)に示すように島状半導体層
に低濃度n型不純物領域124〜129を形成する。
【0043】次に、nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する高濃度n型不
純物領域の形成を行った(n+ドープ工程)。まず、フ
ォトマスク3(PM3)を用い、レジストのマスク13
0〜134を形成し、n型を付与する不純物元素を添加
して高濃度n型不純物領域135〜140を形成した。
n型を付与する不純物元素にはリン(P)を用い、その
濃度が1×1020〜1×1021atoms/cm3の濃度範囲と
なるようにフォスフィン(PH3)を用いたイオンドー
プ法で行った(図2(C))。
【0044】そして、pチャネル型TFTを形成する島
状半導体層104、106にソース領域およびドレイン
領域とする高濃度p型不純物領域144、145を形成
する。ここでは、ゲート電極118、120をマスクと
してp型を付与する不純物元素を添加し、自己整合的に
高濃度p型不純物領域を形成する。このとき、nチャネ
ル型TFTを形成する島状半導体膜105、107、1
08は、フォトマスク4(PM4)を用いてレジストマ
スク141〜143を形成し全面を被覆しておく。高濃
度p型不純物領域144、145はジボラン(B26
を用いたイオンドープ法で形成する。この領域のボロン
(B)濃度は3×1020〜3×1021atoms/cm3となる
ようにする(図2(D))。この高濃度p型不純物領域
144、145には、前工程においてリン(P)が添加
されていて、高濃度p型不純物領域144a、145a
には1×1020〜1×1021atoms/cm3の濃度で、高濃
度p型不純物領域144b、145bには1×1016
5×1019atoms/cm3の濃度で含有しているが、この工
程で添加するボロン(B)の濃度を1.5から3倍とな
るようにすることにより、pチャネル型TFTのソース
領域およびドレイン領域として機能する上で何ら問題は
なかった。
【0045】その後、図3(A)に示すように、ゲート
電極およびゲート絶縁膜上から保護絶縁膜146を形成
する。保護絶縁膜は酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン
膜、窒化シリコン膜、またはこれらを組み合わせた積層
膜で形成すれば良い。いずれにしても保護絶縁膜146
は無機絶縁物材料から形成する。保護絶縁膜146の膜
厚は100〜200nmとする。ここで、酸化シリコン
膜を用いる場合には、プラズマCVD法で、オルトケイ
酸テトラエチル(Tetraethyl Orthosilicate:TEO
S)とO2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度30
0〜400℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度
0.5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができ
る。酸化窒化シリコン膜を用いる場合には、プラズマC
VD法でSiH4、N2O、NH3から作製される酸化窒
化シリコン膜、またはSiH4、N2Oから作製される酸
化窒化シリコン膜で形成すれば良い。この場合の作製条
件は反応圧力20〜200Pa、基板温度300〜400
℃とし、高周波(60MHz)電力密度0.1〜1.0W/c
m2で形成することができる。また、SiH4、N2O、H
2から作製される酸化窒化水素化シリコン膜を適用して
も良い。窒化シリコン膜も同様にプラズマCVD法でS
iH4、NH3から作製することが可能である。
【0046】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化する工程を行
う。この工程はファーネスアニール炉を用いる熱アニー
ル法で行う。その他に、レーザーアニール法、またはラ
ピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用すること
ができる。熱アニール法では酸素濃度が1ppm以下、
好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で400〜
700℃、代表的には500〜600℃で行うものであ
り、本実施例では550℃、4時間の熱処理を行った。
また、基板101に耐熱温度が低いプラスチック基板を
用いる場合にはレーザーアニール法を適用することが好
ましい(図3(B))。
【0047】活性化の工程の後、さらに、3〜100%
の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃、1〜12
時間の熱処理を行い、島状半導体膜を水素化する工程を
行った。この工程は熱的に励起された水素により島状半
導体膜にある1016〜1018/cm3のダングリングボンド
を終端する工程である。水素化の他の手段として、プラ
ズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)
を行っても良い。
【0048】活性化および水素化の工程が終了したら、
有機絶縁物材料からなる層間絶縁膜147aを塗布す
る。有機樹脂材料としては、ポリイミド、アクリル、ポ
リアミド、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブ
テン)等を使用することができる。この層間絶縁膜の直
上に乗るべき反射電極に散乱特性を持たせるためには、
層間絶縁膜は凹凸のついた形状でなければならない。有
機絶縁膜物質を含む塗布液に2〜5ミクロン程度の大き
さを持つ有機物の小片147bを加える。なお有機物の
小片147bの形状は、小片の積み重なりを防止するた
め、球状のものを使用するのが好ましい。そして、超音
波発生装置にてこの混合液を攪拌する。このとき、小片
同士が凝集して、大きな塊ができるのを防止するため
に、混合液の粘度が10cp程度になるように溶剤によ
る希釈を行った。この混合液を基板に塗布する。その
後、ホットプレートで80℃、60秒の予備加熱を行
い、さらにクリーンオーブンで250℃、60分焼成し
た。
【0049】このようにして、有機絶縁膜の表面に凹凸
部を形成することができた。ところで、有機樹脂材料は
一般に誘電率が低いので、寄生容量を低減するできる。
しかし、吸湿性があり保護膜としては適さないので、本
実施例のように、保護絶縁膜146として形成した酸化
シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、窒化シリコン膜など
と組み合わせて用いる必要がある。
【0050】その後、フォトマスク5(PM5)を用
い、所定のパターンのレジストマスクを形成し、それぞ
れの島状半導体膜に形成されたソース領域またはドレイ
ン領域に達するコンタクトホールを形成する。コンタク
トホールの形成はドライエッチング法により行う。この
場合、エッチングガスにCF4、O2、Heの混合ガスを
用い有機樹脂材料から成る層間絶縁膜をまずエッチング
し、その後、続いてエッチングガスをCF4、O2として
保護絶縁膜146をエッチングする。さらに、島状半導
体層との選択比を高めるために、エッチングガスをCH
3に切り替えてゲート絶縁膜をエッチングすることに
より、良好にコンタクトホールを形成することができ
る。
【0051】そして、導電性の金属膜をスパッタ法や真
空蒸着法で形成し、フォトマスク6(PM6)によりレ
ジストマスクパターンを形成し、エッチングによってソ
ース配線148〜152とドレイン配線153〜158
を形成する。ここで、ドレイン配線157は画素電極と
して機能するものである。図示していないが、本実施例
ではこの電極を、Ti膜を50〜150nmの厚さで形成
し、島状半導体層のソースまたはドレイン領域を形成す
る半導体膜とコンタクトを形成し、そのTi膜上に重ね
てアルミニウム(Al)を300〜400nmの厚さで形
成して配線とした。
【0052】この状態で水素化処理を行うとTFTの特
性向上に対して好ましい結果が得られた。例えば、3〜
100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃、
1〜12時間の熱処理を行うと良く、あるいはプラズマ
水素化法を用いても同様の効果が得られた。また、この
ような熱処理により保護絶縁膜146や、下地膜102
にに存在する水素を島状半導体膜104〜108に拡散
させ水素化をすることもできる。いずれにしても、島状
半導体膜104〜108中の欠陥密度を1016/cm3以下
とすることが望ましく、そのために水素を0.01〜
0.1atomic%程度付与すれば良かった(図3
(C))。
【0053】こうして6枚のフォトマスクにより、同一
の基板上に、駆動回路のTFTと画素部の画素TFTと
を有した基板を完成させることができる。駆動回路には
第1のpチャネル型TFT200、第1のnチャネル型
TFT201、第2のpチャネル型TFT202、第2
のnチャネル型TFT203、画素部には画素TFT2
04、保持容量205が形成されている。本明細書では
便宜上このような基板をアクティブマトリクス基板と呼
ぶ。
【0054】駆動回路の第1のpチャネル型TFT20
0には、島状半導体膜104にチャネル形成領域20
6、高濃度p型不純物領域から成るソース領域207
a、207b、ドレイン領域208a,208bを有し
たシングルドレインの構造を有している。第1のnチャ
ネル型TFT201には、島状半導体膜105にチャネ
ル形成領域209、ゲート電極119と重ならないLD
D領域210、ソース領域212、ドレイン領域211
を有している。このLDD領域のチャネル長方向の長さ
は1.0〜4.0μm、好ましくは2.0〜3.0μm
とした。nチャネル型TFTにおけるLDD領域の長さ
をこのようにすることにより、ドレイン領域近傍に発生
する高電界を緩和して、ホットキャリアの発生を防ぎ、
TFTの劣化を防止することができる。駆動回路の第2
のpチャネル型TFT202は同様に、島状半導体膜1
06にチャネル形成領域213、高濃度p型不純物領域
から成るソース領域214a、214b、ドレイン領域
215a,215bを有したシングルドレインの構造を
有している。第2のnチャネル型TFT203には、島
状半導体膜107にチャネル形成領域216、LDD領
域217、218、ソース領域220、ドレイン領域2
19が形成されている。このTFTのLDDの長さも
1.0〜4.0μmとして形成した。画素TFT204
には、島状半導体膜108にチャネル形成領域221、
222、LDD領域223〜225、ソースまたはドレ
イン領域226〜228を有している。LDD領域のチ
ャネル長方向の長さは0.5〜4.0μm、好ましくは
1.5〜2.5μmである。さらに、容量配線123
と、ゲート絶縁膜と同じ材料から成る絶縁膜と、画素T
FT204のドレイン領域228に接続する半導体層2
29とから保持容量205が形成されている。図3
(C)では画素TFT204をダブルゲート構造とした
が、シングルゲート構造でも良いし、複数のゲート電極
を設けたマルチゲート構造としても差し支えない。ま
た、本実施例ではトップゲート型TFTとしたが、特に
限定されず、例えばボトムゲート型TFTに適用しても
よい。
【0055】図7は画素部のほぼ一画素分を示す上面図
である。図中に示すA−A'断面が図3(C)に示す画
素部の断面図に対応している。画素TFT204は、ゲ
ート配線を兼ねるゲート電極122は、図示されていな
いゲート絶縁膜を介してその下の島状半導体層108と
交差している。図示はしていないが、島状半導体層に
は、ソース領域、ドレイン領域、LDD領域が形成され
ている。また、256はソース配線152とソース領域
226とのコンタクト部、257はドレイン配線157
とドレイン領域228とのコンタクト部である。保持容
量205は、画素TFT204のドレイン領域228か
ら延在する半導体層229とゲート絶縁膜を介して容量
配線123が重なる領域で形成されている。この構成に
おて半導体層229には、価電子制御を目的とした不純
物元素は添加されていない。
【0056】以上の様な構成は、画素TFTおよび駆動
回路が要求する仕様に応じて各回路を構成するTFTの
構造を最適化し、半導体装置の動作性能と信頼性を向上
させることを可能としている。さらに耐熱性を有する導
電性材料でゲート電極を形成することによりLDD領域
やソース領域およびドレイン領域の活性化を容易として
いる。
【0057】[実施例2]本実施例では実施例1で作製
したアクティブマトリクス基板から、図4に示したアク
ティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工程を説明
する。
【0058】まず、配向膜174を形成する。通常液晶
表示素子の配向膜にはポリイミド樹脂またはポリアミッ
ク酸系樹脂を用いる。配向膜を形成した後、ラビング処
理を施して液晶分子がある一定のプレチルト角を持って
配向するようにした。
【0059】対向側の対向基板175には、遮光膜17
6、カラーフィルタ173、透明導電膜177および配
向膜178を形成する。画素電極として機能するドレイ
ン配線157に対向する位置には赤または緑または青の
カラーフィルタ173が配置される。一方、ドレイン配
線157には対向しない位置に遮光膜176が形成され
ているが、その遮光膜176はTi、Cr、Alなどを
150〜300nmの厚さで形成されている。このような
対向基板に対して、球状のスペーサ(図示せず)を散布
する。また、球状のスペーサを散布するかわりに、柱状
スペーサを配向膜174形成前、または配向膜174形
成後に形成しても良い。
【0060】そして、画素部と駆動回路が形成されたア
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール剤180
で貼り合わせる。シール剤180にはフィラー179が
混入されていて、このフィラー179とスペーサによっ
て均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。
その後、両基板の間に液晶材料181を注入し、封止剤
(図示せず)によって完全に封止する。液晶材料には公
知の液晶材料を用いれば良い。このようにして図4に示
すアクティブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
【0061】図5はアクティブマトリクス基板の上面図
を示し、画素部および駆動回路部とシール剤の位置関係
を示す上面図である。画素部188の周辺に駆動回路と
して走査信号駆動回路185と画像信号駆動回路186
が設けられている。さらに、その他CPUやメモリなど
の信号処理回路187も付加されていても良い。そし
て、これらの駆動回路は接続配線183によって外部入
出力端子182と接続されている。画素部188では走
査信号駆動回路185から延在するゲート配線群189
と画像信号駆動回路186から延在するソース配線群1
90がマトリクス状に交差して画素を形成し、各画素に
はそれぞれ画素TFT204と保持容量205が設けら
れている。
【0062】シール剤180は、基板101上の画素部
188および走査信号制御回路185、画像信号制御回
路186、その他の信号処理回路187の外側であっ
て、外部入出力端子182よりも内側に形成する。
【0063】このようなアクティブマトリクス型液晶表
示装置の構成を図6の斜視図を用いて説明する。図6に
おいてアクティブマトリクス基板は、ガラス基板101
上に形成された、画素部188と、走査信号駆動回路1
85と、画像信号駆動回路186とその他の信号処理回
路187とで構成される。画素部188には画素TFT
204と保持容量205が設けられ、画素部の周辺に設
けられる駆動回路はCMOS回路を基本として構成され
ている。走査信号駆動回路185と、画像信号駆動回路
186はそれぞれゲート配線122とソース配線152
で画素TFT204に接続している。また、フレキシブ
ルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FP
C)191が外部入力端子182に接続していて画像信
号などを入力するのに用いる。そして接続配線183で
それぞれの駆動回路に接続している。また、対向基板1
75には図示していないが、遮光膜や透明電極が設けら
れている。
【0064】外部入出力端子182はソース配線または
ドレイン配線と同じ構成で導電性金属膜から形成され、
凹凸を有する層間絶縁膜147aが除去された基板10
1上に形成される。FPC191はポリイミドなどの有
機樹脂フィルムに銅配線が形成されていて、異方性導電
性接着剤で外部入出力端子182と接続する。異方性導
電性接着剤は接着剤と、その中に混入され金などがメッ
キされた数十〜数百μm径の導電性表面を有する粒子に
より構成され、この粒子が外部入出力端子182と銅配
線とに接触することによりこの部分で電気的な接触が形
成される。FPC191は基板101との接着強度を高
めるために、外部入出力端子182の外側にはみだして
接着されると共に、端部には樹脂層192が設けられこ
の部分における機械的強度を高めている。
【0065】また、外部入出力端子182とFPC19
1との接続構造を同一なものとして、シール剤の外側に
もスペーサを設け、アクティブマトリクス基板と対向基
板とで挟持させるとこの部分の機械的強度を高めること
ができる。このような構成は、特に、外部入出力端子1
82を露出させるために、対向基板の一部を切断すると
きに有効に作用する。
【0066】このような構成の液晶表示装置は、実施例
1に示したアクティブマトリクス基板を用いて形成する
ことができ、実施例2に示す方法を用いれば反射型の液
晶表示装置を得ることができる。
【0067】[実施例3]図8は実施例1で示したアク
ティブマトリクス基板の回路構成の一例であり、反射型
の表示装置の回路構成を示す図である。このアクティブ
マトリクス基板は、画像信号駆動回路186、走査信号
駆動回路(A)(B)185、画素部188を有してい
る。尚、本明細書中において記した駆動回路とは、画像
信号駆動回路186、走査信号駆動回路185を含めた
総称である。
【0068】画像信号駆動回路186は、シフトレジス
タ回路501a、レベルシフタ回路502a、バッファ
回路503a、サンプリング回路504を備えている。
また、走査信号駆動回路(A)(B)185は、シフト
レジスタ回路501b、レベルシフタ回路502b、バ
ッファ回路503bを備えている。
【0069】シフトレジスタ回路501a、501bは
駆動電圧が5〜16V(代表的には10V)であり、こ
の回路を形成するCMOS回路はのTFTは、図3
(C)の第1のpチャネル型TFT200と第1のnチ
ャネル型TFT201で形成する。また、レベルシフタ
回路502a、502bやバッファ回路503a、50
3bは駆動電圧が14〜16Vと高くなるがシフトレジ
スタ回路と同様なTFTを用いれば良い。また、これら
の回路において、ゲートをマルチゲート構造で形成する
と耐圧が高まり、回路の信頼性を向上させる上で有効で
ある。
【0070】サンプリング回路504はアナログスイッ
チから成り、駆動電圧が14〜16Vであるが、極性が
交互に反転して駆動される上、オフ電流値を低減させる
必要があるため、図3(C)で示す第2のpチャネル型
TFT202と第2のnチャネル型TFT203で形成
することが望ましい。
【0071】また、画素部は駆動電圧が14〜16Vで
あり、低消費電力化の観点からサンプリング回路よりも
さらにオフ電流値を低減することが要求され、図3
(C)で示す画素TFT204のようにマルチゲート構
造とし、さらにLDD領域を設けた構造とするのが望ま
しい。
【0072】尚、本実例の構成は、実施例1に示した工
程に従ってTFTを作製することによって容易に実現す
ることができる。本実施例では、画素部と駆動回路の構
成のみを示しているが、実施例1の工程に従えば、その
他にも信号分割回路、分周波回路、D/Aコンバータ、
γ補正回路、オペアンプ回路、さらにメモリ回路や演算
処理回路などの信号処理回路、あるいは論理回路を同一
基板上に形成することが可能である。このように、本発
明は同一基板上に画素部とその駆動回路とを含む半導体
装置、例えば信号制御回路および画素部を具備した液晶
表示装置を実現することができる。
【0073】[実施例4]本実施例では、実施例1と異
なる層間絶縁膜(表面に凹凸部を有する)の作製方法の
一例を示す。まず、実施例1に従って図3(B)の状態
を得る。次いで、実施例1に示した混合液を用いて、印
刷装置によって基板にオフセット印刷を行った。
【0074】このとき混合液の粘度が30cp程度にな
るように混合液の調製をした。その後、ホットプレート
で80℃、60秒の予備加熱を行い、さらにクリーンオ
ーブンで250℃、60分焼成した。このようにして、
図3(C)に示した状態が得られ、有機絶縁膜の表面に
凹凸部を形成することができた。
【0075】以降の工程は、実施例1に従えば、実施例
1に示したアクティブマトリクス基板を用いて形成する
ことができ、実施例2に示す方法を用いれば反射型の液
晶表示装置を得ることができる。
【0076】[実施例5]本実施例では、実施例1と異
なる層間絶縁膜(表面に凹凸部を有する)の作製方法の
一例を示す。まず、実施例1に従って図3(B)の状態
を得る。
【0077】次いで、2〜5μm程度の大きさを持つ有
機物の小片をアセトンに懸濁させたものを基板に対して
スピン塗布する。良好な散乱特性を実現するためには、
小片の分布密度が重要である。本実施例では、1mm平
方あたり、30000〜50000個程度の分布密度に
なるように散布を行った。なお小片の形状は、小片の積
み重なりを防止するため、球状のものを使用するのが好
ましい。その上から、小片と同じ材質からなる層間絶縁
膜の塗布液を塗り、小片の固定をする。その後、ホット
プレートで80℃、60秒の予備加熱を行い、さらにク
リーンオーブンで250℃、60分焼成した。このよう
にして、有機絶縁膜の表面に凹凸部を形成することがで
きた。
【0078】以降の工程は、実施例1に従えば、実施例
1に示したアクティブマトリクス基板を形成することが
でき、実施例2に示す方法を用いれば反射型の液晶表示
装置を得ることができる。
【0079】[実施例6]本実施例では、実施例1と異
なる層間絶縁膜(表面に凹凸部を有する)の作製方法の
一例を示す。まず、実施例1に従って図3(B)の状態
を得る。
【0080】ここでは、パネル組み工程に使用されるシ
ール材を用いる。シール材の主材である、ペースト状に
なった樹脂粉をそのシール材の溶剤で希釈して、その上
澄み液のみを取り出した。このとき、樹脂粉の大きさを
制限するために、上澄み液をさらにフィルタに通して、
その濾液を取り出してもよい。このようにして取り出し
た液を用いて、基板に対してスピン塗布を行った。その
後、ホットプレートで90℃、120秒の予備加熱を行
い、さらにクリーンオーブンで160℃、90分焼成し
た。 このようにして、有機樹脂材料からなる層間絶縁
膜の表面に凹凸部を形成することができた。
【0081】以降の工程は、実施例1に従えば、実施例
1に示したアクティブマトリクス基板を用いて形成する
ことができ、実施例2に示す方法を用いれば反射型の液
晶表示装置を得ることができる。
【0082】[実施例7]本実施例では、実施例1とは
異なるTFTを用いてアクティブマトリクスを形成する
例を示す。
【0083】まず、実施例1に従い、図1(D)の状態
を得る。次いで、ゲート電極の端部にテーパ―部が形成
されるようにエッチングする。テーパ―部の角度は5〜
45度、好ましくは10〜30度である。テーパ―部を
形成する工程は特に限定されないが、本実施例ではIC
Pエッチング装置を用いてエッチングを行った。また、
オーバーエッチングを行なったため、ゲート絶縁膜が露
出している領域は、20〜50nm程度エッチングされ
た。
【0084】次いで、画素TFT及び駆動回路のnチャ
ネル型TFTのLDD領域を形成するために、ゲート電
極の形成に用いたマスクをそのまま残し、端部にテーパ
ー部を有するゲート電極をマスクとして自己整合的にn
型を付与する不純物元素をイオンドープ法で添加する。
ここでは、n型を付与する不純物元素(ここではリン)
をゲート電極の端部におけるテーパー部とゲート絶縁膜
とを通して、その下に位置する半導体層に達するように
添加するためにドーズ量を1×1013〜5×1014atom
s/cm2とし、加速電圧を80〜160keVとして行
う。
【0085】次に、nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する高濃度n型不
純物領域の形成を行う(n+ドープ工程)。ゲート電極
の形成に用いたマスクを残し、さらに第3のフォトマス
クを用い、マスクに重ねて新たなレジストマスクを形成
する。これは、ゲート電極と島状半導体層の一部を覆う
ように形成する。そして、イオンドープ法において10
〜30keVの低加速電圧の条件で添加する。
【0086】このようにして図9に示した低濃度n型不
純物領域(911、915、919、923a、923
b、929、961、962、963a、963b)
と、ソース領域およびドレイン領域となる高濃度n型不
純物領域(913、912、921、920、925〜
929)を形成する。
【0087】そして、第4のマスクを用い、p型を付与
する不純物元素(ここではボロン)を添加して、pチャ
ネル型TFTを形成する島状半導体層にソース領域およ
びドレイン領域となる高濃度p型不純物領域908、9
09、916、917を形成する。
【0088】また、906、910、914、918、
922a、922bはチャネル形成領域である。また、
【0089】その後、ゲート電極およびゲート絶縁膜上
から保護膜842を形成する。
【0090】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化する工程を行
う。
【0091】活性化の工程が終了したら、微粒子または
有機物の小片を含む有機樹脂膜843を1.0〜2.0
μmの平均厚を有して形成する。有機樹脂材料として
は、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドア
ミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を使用すること
ができる。
【0092】その後、第5のフォトマスクを用い、所定
のパターンのレジストマスクを形成し、それぞれの島状
半導体層に形成されたソース領域またはドレイン領域に
達するコンタクトホールを形成する。
【0093】そして、導電性の金属膜をスパッタ法や真
空蒸着法で形成し、第6のフォトマスクによりレジスト
マスクパターンを形成し、エッチングによってソース配
線844〜848とドレイン配線849〜853を形成
する。ここで、ドレイン配線853は画素電極として機
能するものである。
【0094】こうして6枚のフォトマスクにより、同一
の基板上に、駆動回路のTFTと画素部の画素TFTと
を有した基板を完成させることができる。駆動回路には
第1のpチャネル型TFT(A)900a、第1のnチ
ャネル型TFT(A)901a、第2のpチャネル型T
FT(A)902a、第2のnチャネル型TFT(A)
903a、画素部には画素TFT904、保持容量90
5が形成されている。
【0095】ゲート電極をテーパ―形状とすることによ
って、図9に示したアクティブマトリクス基板を得るこ
とができ、実施例2に示す方法を用いれば反射型の液晶
表示装置を得ることができる。また、実施例3〜6のい
ずれの構成とも自由に組み合わせることが可能である。
【0096】[実施例8]本実施例では、実施例1とは
異なるTFTを用いてアクティブマトリクスを形成する
例を示す。
【0097】まず、実施例1に従い、図1(C)の状態
を得る。次いで、nチャネル型TFTにゲート電極と重
なるLDD領域を形成するために、マスクを用いてn型
を付与する不純物元素添加の工程(n--ドープ工程)を
行った。n型を付与する不純物元素として添加するリン
(P)の濃度は1×1016〜5×1019atoms/cm3の濃
度範囲で添加する。次いで、実施例1と同様にしてゲー
ト電極118〜122を形成する。
【0098】こうして、第1のnチャネル型TFT10
01にはゲート電極と重なるLDD領域1010が形成
され、第2のnチャネル型TFT1003にはゲート電
極と重なるLDD領域1017、1018が形成され
た。
【0099】このLDD領域において、ゲート電極11
9、121と重なるLDD領域をLovとしてそのチャネ
ル長方向の長さは0.5〜3.0μm、好ましくは1.
0〜2.0μmとした。nチャネル型TFTにおけるL
DD領域の長さをこのようにすることにより、ドレイン
領域近傍に発生する高電界を緩和して、ホットキャリア
の発生を防ぎ、TFTの劣化を防止することができる。
また、保持容量部1005において、保持容量線と重な
る半導体層1029にも不純物元素を添加した。
【0100】また、第1のnチャネル型TFTのソース
領域1012、ドレイン領域1011は、ゲート電極を
マスクに用いて形成されている。また、第2のnチャネ
ル型TFTのソース領域1020、ドレイン領域101
9は、マスクを用いて形成されている。図10中におい
て、1009、1016はチャネル形成領域、1047
aは凹凸を有する有機樹脂膜、1047bは微粒子また
は有機物の小片である。
【0101】なお、本実施例では、n型を付与する不純
物元素添加の工程(n--ドープ工程)の工程順序が実施
例1と異なるだけで他の工程は同一であるため、詳細な
説明は省略する。
【0102】このように、n型を付与する不純物元素添
加の工程(n--ドープ工程)の工程順序を変更すること
によって、図10に示したアクティブマトリクス基板を
得ることができ、実施例2に示す方法を用いれば反射型
の液晶表示装置を得ることができる。また、実施例3〜
6のいずれの構成とも自由に組み合わせることが可能で
ある。
【0103】[実施例9]本実施例では、本発明をシリ
コン基板上に作製した反射型液晶表示装置に適用した場
合について説明する。本実施例は、実施例1において、
結晶質シリコン膜でなる活性層の代わりに、シリコン基
板(シリコンウェハ)に直接的にn型またはp型を付与
する不純物元素を添加し、TFT構造を実現すれば良
い。また、反射型であるので、画素電極として反射率の
高い金属膜(例えばアルミニウム、銀、またはこれらの
合金(Al−Ag合金)等を用いれば良い。
【0104】即ち、同一基板上に画素マトリクス回路と
ドライバー回路とを少なくとも含み、ドライバー回路を
形成するnチャネル型TFTのLDD領域は、少なくと
も一部または全部がゲート配線と重なるように配置さ
れ、画素マトリクス回路を形成する画素TFTのLDD
領域はゲート配線と重ならないように配置され、ドライ
バー回路を形成するnチャネル型TFTのLDD領域に
は、画素TFTのLDD領域よりも高い濃度でn型を付
与する不純物元素が含まれる、という構成を有する構造
であれば良い。
【0105】なお、本実施例の構成は、実施例1〜8の
いずれの構成とも自由に組み合わせることが可能であ
る。
【0106】[実施例10]本発明は従来のMOSFE
T上に層間絶縁膜を形成し、その上にTFTを形成する
際に用いることも可能である。即ち、三次元構造の半導
体装置を実現することも可能である。また、基板として
SIMOX、Smart−Cut(SOITEC社の登録商
標)、ELTRAN(キャノン株式会社の登録商標)な
どのSOI基板を用いることも可能である。
【0107】なお、本実施例の構成は、実施例1〜9の
いずれの構成とも自由に組み合わせることが可能であ
る。
【0108】[実施例11]本発明を実施して作製され
たアクティブマトリクス基板および液晶表示装置は様々
な電気光学装置に用いることができる。そして、そのよ
うな電気光学装置を表示媒体として組み込んだ電子機器
全てに本発明を適用することがでできる。電子機器とし
ては、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、ビデ
オカメラ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯
電話、電子書籍など)、ナビゲーションシステムなどが
挙げられる。それらの一例を図11に示す。
【0109】図11(A)はパーソナルコンピュータで
あり、マイクロプロセッサやメモリーなどを備えた本体
2001、画像入力部2002、表示装置2003、キ
ーボード2004で構成される。本発明は表示装置20
03やその他の信号処理回路を形成することができる。
【0110】図11(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示装置2102、音声入力部2103、操
作スイッチ2104、バッテリー2105、受像部21
06で構成される。本発明は表示装置2102やその他
の信号制御回路に適用することができる。
【0111】図11(C)は携帯情報端末であり、本体
2201、画像入力部2202、受像部2203、操作
スイッチ2204、表示装置2205で構成される。本
発明は表示装置2205やその他の信号制御回路に適用
することができる。
【0112】図11(D)はテレビゲームまたはビデオ
ゲームなどの電子遊技機器であり、CPU等の電子回路
2308、記録媒体2304などが搭載された本体23
01、コントローラ2305、表示装置2303、本体
2301に組み込まれた表示装置2302で構成され
る。表示装置2303と本体2301に組み込まれた表
示装置2302とは、同じ情報を表示しても良いし、前
者を主表示装置とし、後者を副表示装置として記録媒体
2304の情報を表示したり、機器の動作状態を表示し
たり、或いはタッチセンサーの機能を付加して操作盤と
することもできる。また、本体2301とコントローラ
2305と表示装置2303とは、相互に信号を伝達す
るために有線通信としても良いし、センサ部2306、
2307を設けて無線通信または光通信としても良い。
本発明は、表示装置2302、2303に適用すること
ができる。表示装置2303は従来のCRTを用いるこ
ともできる。
【0113】図11(D)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体2401、表示装置2402、スピーカー部2
403、記録媒体2404、操作スイッチ2405で構
成される。尚、記録媒体にはDVD(Digital Versati
le Disc)やコンパクトディスク(CD)などを用い、
音楽プログラムの再生や映像表示、ビデオゲーム(また
はテレビゲーム)やインターネットを介した情報表示な
どを行うことができる。本発明は表示装置2402やそ
の他の信号制御回路に好適に利用することができる。
【0114】図11(E)はデジタルカメラであり、本
体2501、表示装置2502、接眼部2503、操作
スイッチ2504、受像部(図示しない)で構成され
る。本発明は表示装置2502やその他の信号制御回路
に適用することができる。
【0115】なお、本実施例の構成は、実施例1〜10
のいずれの構成とも自由に組み合わせることが可能であ
る。
【0116】また、ここでは図示しなかったが、本発明
はその他にも、反射型プロジェクターやナビゲーション
システムやイメージセンサの読み取り回路などに適用す
ることも可能である。このように本願発明の適用範囲は
きわめて広く、あらゆる分野の電子機器に適用すること
が可能である。
【0117】
【発明の効果】このような方法を用いれば、高密度でラ
ンダム性の高い凹凸を簡単に作ることができる。様々な
大きさを持つ小片の粉末を用いるため、結果としてきわ
めて一様な散乱特性を有する反射電極ができる。また、
小片の配置は散布やスピン塗布などによって無作為的に
決められるので、きわめてランダムな配置にすることが
でき、光の回折などによる反射電極の色付きがない。さ
らに、凹凸作製の過程では、パターニング工程を一切必
要としないため、工程数の削減による製造コストの低減
や、歩留りの向上などにも効果がある。たとえば、本願
に記載している実施例では、散乱反射機能を備えたアク
ティブマトリクス基板を作製するのに、マスク枚数は6
枚とかなり抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を
示す断面図。
【図2】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を
示す断面図。
【図3】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を
示す断面図。
【図4】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の作製
工程を示す断面図。
【図5】 液晶表示装置の入出力端子、配線、回路配
置、スペーサ、シール剤の配置を説明する上面図。
【図6】 液晶表示装置の構造を示す斜視図。
【図7】 画素部の画素を示す上面図。
【図8】 液晶表示装置の回路構成を説明するブロック
図。
【図9】 アクティブマトリクス基板の断面図の一例。
【図10】 アクティブマトリクス基板の断面図の一
例。
【図11】 半導体装置の一例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/336 H01L 29/78 613A 619A Fターム(参考) 2H090 HA04 HB03X HB08X HC05 HC12 HD02 HD05 LA01 LA04 LA20 2H092 GA48 GA50 GA59 HA25 HA28 JA24 JA39 JA40 JB07 JB51 JB57 JB69 KA05 KA10 KA18 KA19 KB25 MA05 MA08 MA10 MA19 MA27 MA29 MA30 MA37 NA03 PA01 PA06 PA09 PA12 RA05 5C094 AA42 AA43 AA60 BA03 BA43 CA19 DA09 EB02 ED02 5F058 AF06 AH02 BA05 BB06 BB07 BC02 BC11 BD04 BD15 BF07 BF23 BF25 BF30 BF31 BH02 BH07 BH12 BJ01 5F110 AA03 AA08 AA13 AA16 AA19 BB01 BB04 BB05 BB10 CC02 DD01 DD02 DD05 DD07 DD13 DD14 DD15 DD24 DD25 EE01 EE04 EE05 EE06 EE11 EE15 EE28 EE44 EE45 FF04 FF09 FF10 FF28 FF30 GG01 GG02 GG13 GG25 GG28 GG32 GG34 GG43 GG45 GG51 GG52 HJ01 HJ04 HJ12 HJ23 HL03 HL04 HL12 HL22 HL23 HM05 HM15 NN03 NN04 NN22 NN23 NN24 NN27 NN35 NN36 NN72 NN80 PP01 PP02 PP03 PP05 PP10 PP35 QQ04 QQ09 QQ11 QQ24 QQ25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粒子または有機物の小片を含有する有機
    樹脂材料から形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成
    された反射電極とを備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】画素部に設けた画素TFTと、該画素部の
    周辺にpチャネル型TFTとnチャネル型TFTとを設
    けた駆動回路とを同一の基板上に有する半導体装置にお
    いて、微粒子または有機物の小片を含む有機樹脂材料か
    らなる絶縁膜と、前記絶縁膜上に画素電極とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】画素部に設けた画素TFTと、該画素部の
    周辺にpチャネル型TFTとnチャネル型TFTとを設
    けた駆動回路とを同一の基板上に有する半導体装置にお
    いて、 前記駆動回路のpチャネル型TFTは、チャネル形成領
    域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する高濃度
    p型不純物領域を有し、 前記駆動回路のnチャネル型TFTと前記画素TFTと
    は、チャネル形成領域と、該チャネル形成領域に接して
    設けられLDD領域を形成する低濃度n型不純物領域
    と、該低濃度n型不純物領域の外側に設けられソース領
    域またはドレイン領域を形成する高濃度n型不純物領域
    とを有し、 前記画素部に設けた画素電極は光反射性表面を有し、微
    粒子または有機物の小片を含む有機絶縁物材料からなる
    絶縁膜上に形成され、少なくとも、前記画素TFTのゲ
    ート電極の上方に設けた無機絶縁物材料から成る保護膜
    と、前記保護膜上に密接して形成された前記絶縁膜とに
    設けられた開孔を介して、前記画素TFTに接続してい
    ることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか一において、前
    記有機樹脂材料に含まれる微粒子または有機物の小片の
    密度は、30000個/mm2〜50000個/mm2
    あることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一において、前
    記有機樹脂材料に含まれる微粒子または有機物の小片に
    より前記絶縁膜の表面は凹凸を有していることを特徴と
    する半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一において、前
    記反射電極の表面は凹凸を有していることを特徴とする
    半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれか一に前記有機物
    の小片の材料は、前記有機樹脂材料と同一であることを
    特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一項において、
    前記半導体装置は、反射型の液晶表示装置であることを
    特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれか一項において、
    前記半導体装置は、パーソナルコンピュータ、ビデオカ
    メラ、携帯型情報端末、デジタルカメラ、デジタルビデ
    オディスクプレーヤー、電子遊技機器、プロジェクター
    であることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】有機樹脂材料中に微粒子または有機物の
    小片を混合した後、微粒子または有機物の小片を含む有
    機樹脂材料を塗布することを特徴とする半導体装置の作
    製方法。
  11. 【請求項11】画素部に設けた画素TFTと、該画素部
    の周辺にpチャネル型TFTとnチャネル型TFTとを
    設けた駆動回路とを同一の基板上に有する半導体装置の
    作製方法において、 前記基板上に、下地膜を形成する工程と、 前記下地膜上に複数の島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層の選択された領域に、前記駆動回路の
    nチャネル型TFTと前記画素TFTとのLDD領域を
    形成する低濃度n型不純物領域を形成する工程と、 該低濃度n型不純物領域の外側にソース領域またはドレ
    イン領域を形成する高濃度n型不純物領域を形成する工
    程と、 前記島状半導体層の選択された領域に、前記駆動回路の
    pチャネル型TFTのソース領域またはドレイン領域を
    形成する高濃度p型不純物領域を形成する工程と、 前記駆動回路のnチャネル型TFTと前記画素TFTと
    pチャネル型TFTとのゲート電極の上方に、無機絶縁
    物材料から成る保護膜を形成する工程と、 該保護膜に密接して微粒子または有機物の小片を含む有
    機絶縁物材料からなる層間絶縁膜を形成する工程と、 前記画素TFTに接続する光反射性表面を有する画素電
    極を、前記層間絶縁膜上に形成する工程と、を有するこ
    とを特徴とする半導体装置の作製方法。
  12. 【請求項12】請求項11において、微粒子または有機
    物の小片を含む有機絶縁物材料からなる層間絶縁膜を形
    成する前記工程は、微粒子または有機物の小片を含む有
    機樹脂材料を塗布する工程であることを特徴とする半導
    体装置の作製方法。
  13. 【請求項13】微粒子または有機物の小片を散布した
    後、前記微粒子または前記有機物の小片を覆って有機樹
    脂材料を塗布することを特徴とする半導体装置の作製方
    法。
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