JP2001059961A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2001059961A
JP2001059961A JP11235797A JP23579799A JP2001059961A JP 2001059961 A JP2001059961 A JP 2001059961A JP 11235797 A JP11235797 A JP 11235797A JP 23579799 A JP23579799 A JP 23579799A JP 2001059961 A JP2001059961 A JP 2001059961A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面内での表示ムラを改善できる表示装
置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル11と、この液晶表示パ
ネル11の背面に配置されたバックライト装置51と、
このバックライト装置51の背面に配置され前記液晶表
示パネル11の制御回路やバックライト装置51の駆動
回路を有する制御基板71とを備える。バックライト装
置51の反射板53と液晶表示パネル11の下部との間
に熱伝導路65(導熱板61,外装シールドフレーム2
1およびパネルシールドフレーム31)を設ける。バッ
クライト装置51の熱が、熱伝導路65を伝わって液晶
表示パネル11の下部へ導かれるため、液晶表示パネル
11の温度分布を常に均一化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関す
る。詳しくは、表示画面内での表示ムラを少なくできる
表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】光源と、この光源からの光束を変調する画
像表示パネルと、光源や画像表示パネルを駆動制御する
制御基板とを備えた表示装置として、たとえば、液晶表
示装置が知られている。
【0003】液晶表示装置は、液晶表示パネルの背面に
光源としてのバックライトが配置され、さらに、このバ
ックライトの背面にバックライト駆動用インバータ回路
やパネル駆動用コントロール回路などの制御基板が配置
されて構成される。
【0004】通常、液晶表示装置は、表示面が略垂直に
なるように取り付け、あるいは、設置して使用されるの
が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した液
晶表示装置の場合、液晶表示パネルの背面にあるバック
ライトや制御基板上の回路素子からの発熱の影響によっ
て、液晶表示パネルの温度が上昇する。このとき、液晶
表示装置は略垂直に設置されているため、液晶表示装置
内部で暖められた空気は、浮上して液晶表示装置上部を
集中的に暖める。やがて、時間経過とともに、液晶表示
装置のこのような自己発熱等による温度上昇に伴って、
液晶表示パネル面内の温度分布にバラツキが生じ、その
結果、表示画面内で表示ムラが生じる。
【0006】本発明の目的は、このような課題を解消
し、表示画面全体の温度分布を均一化して、表示画面内
での表示ムラを改善した表示装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、上
記目的を達成するため、光源と、この光源からの光束を
変調する画像表示パネルと、前記光源および前記画像表
示パネルの少なくともいずれか一方を駆動制御する制御
基板とを備え、前記画像表示パネルが略垂直に配置され
た表示装置であって、前記光源および制御基板の少なく
とも一方からの熱を前記画像表示パネルの下部へ供給す
る熱伝導路が設けられていることを特徴とする。
【0008】ここにおいて、画像表示パネルが略垂直と
は、たとえば、光源からの発熱によって表示装置内部で
暖められた空気が画像表示パネルの上部に浮上する構成
であれば、傾斜した状態をも含む。
【0009】この構成によれば、光源および制御基板の
少なくとも一方からの発熱によって、画像表示パネルの
上部が暖められても、光源および制御基板の少なくとも
一方からの熱が、熱伝導路を伝わって画像表示パネルの
下部へ導かれて、それによって画像表示パネルの下部を
暖めるので、画像表示パネルの温度分布を均一化させる
ことができる。このため、画像表示パネルの表示画面内
での表示ムラを改善できる。
【0010】以上において、前記画像表示パネルは液晶
表示パネルとされ、前記光源は、前記液晶表示パネルの
背面側に配置されていてもよい。
【0011】このような構成とすれば、バックライト
型、つまり、透過型の液晶表示装置において、液晶表示
パネルの表示画面内での表示ムラを改善できる。
【0012】また、前記光源は、前記液晶表示パネルの
背面に配置された発光体と、この発光体からの光束を前
記液晶表示パネルへ反射させる反射板とを含んで構成さ
れ、前記熱伝導路は、前記反射板と前記画像表示パネル
の下部とを接続する熱伝導部材によって構成されていて
もよい。
【0013】このような構成とすれば、熱伝導部材を反
射板と前記画像表示パネルの下部に跨って設ければよい
から、比較的簡単にかつ経済的に構成できる。
【0014】この場合、前記熱伝導部材としては、前記
液晶表示パネルの外周を覆う金属製フレームと、この金
属製フレームの下部と前記反射板とに接触して設けられ
た導熱板とを含んで構成されていてもよい。ここで、液
晶表示パネルの外周を覆う金属製フレームとしては、液
晶表示パネルの外周を覆う金属製の外装シールドフレー
ム、あるいは、この外装シールドフレームと液晶表示パ
ネルとの間に介在された金属製のパネルシールドフレー
ムなどいう。
【0015】このような構成とすれば、液晶表示パネル
の外周を覆う金属製フレーム、つまり、外装シールドフ
レームやパネルシールドフレームなどを利用して熱伝導
路を構成することができるから、追加する熱伝導部材を
極力少なくできる。
【0016】この場合、前記導熱板は、金属製材料によ
り形成されていることが望ましい。
【0017】このような構成とすれば、金属製材料の熱
伝導率が高いので、反射板から導熱板へ伝わった熱を速
やかに金属製フレームに伝えることができる。
【0018】この際、前記導熱板の下端が、前記金属製
フレームの下部に面接触されていることが望ましい。
【0019】このような構成とすれば、導熱板の下端が
金属製フレームの下部に面接触されているから、反射板
からの熱を確実にかつ効率的に金属製フレームに伝える
ことができ、液晶表示パネルの温度分布を常に均一化で
きる。
【0020】また、前記導熱板は、前記反射板の背面と
面接触されていることが望ましい。
【0021】このような構成とすれば、反射板と導熱板
とが面接触するので、反射板からの熱が導熱板に伝わり
易く、反射板からの熱を効率よく速やかに導熱板へ導く
とこができる。
【0022】また、前記光源は、前記液晶表示パネルの
背面側でかつ前記液晶表示パネルの側方に配置された発
光体と、前記液晶表示パネルの背面に配置され前記発光
体からの光束を導光して前記液晶表示パネルへ照射する
導光板とを含んで構成され、前記熱伝導路は、前記発光
体および導光板の少なくとも一方と前記液晶表示パネル
の下部とを接続する熱伝導部材によって構成されていて
もよい。
【0023】このような構成によれば、エッジ型バック
ライトを搭載した液晶表示装置において、発光体および
導光板の少なくとも一方からの熱が、熱伝導部材を介し
て液晶表示パネルの下部に供給されるから、同様に、エ
ッジ型バックライトを搭載した液晶表示装置においても
表示画面内での表示ムラを改善できる。
【0024】ここで、前記熱伝導部材は、前記導光板の
背面に配置されたシールドフレームと、前記液晶表示パ
ネルの外周を覆う金属製フレームとを含んで構成されて
いることが望ましい。
【0025】このような構成とすれば、導光板の背面に
配置されたシールドフレームと、液晶表示パネルの外周
を覆う外装シールドフレームやパネルシールドフレーム
などといった金属製フレームとを利用して熱伝導路を構
成することができるので、追加する熱伝導部材を極力少
なくできる。
【0026】この場合、前記シールドフレームは、金属
製材料により形成されていることが望ましい。
【0027】このような構成とすれば、金属製材料の熱
伝導率が高いので、発光体や導光板からシールドフレー
ムへ伝わった熱を速やかに金属製フレームに伝えること
ができる。
【0028】また、前記シールドフレームの下部が、前
記金属製フレームの下部に面接触されていることが望ま
しい。
【0029】このような構成とすれば、発光体や導光板
からの熱を確実にかつ効率的に金属製フレームに伝える
ことができ、液晶表示パネルの温度分布を常に均一化で
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表示装置をカーナ
ビゲーションなどの表示部として用いられる液晶表示装
置に適用した一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】図1、図2および図3は、本実施形態に係
る液晶表示装置2を示している。
【0032】液晶表示装置2は、図1、図2および図3
に示すように、光源からの光束を変調する画像表示パネ
ルとしての液晶表示パネル11と、この液晶表示パネル
11の外周部分をパネルシールドフレーム31を介して
覆う外装シールドフレーム21と、液晶表示パネル11
の背面に配置された拡散板41と、この拡散板41の背
面に配置された光源としてのバックライト装置51と、
このバックライト装置51の背面に配置された導熱板6
1と、電装部品が装着されてバックライト装置51や画
像表示パネル11を駆動制御する制御基板71と、この
制御基板71の背面に配置され外装シールドフレーム2
1とでこれらの間の部材を覆う裏面ケース81とから構
成されている。
【0033】液晶表示パネル11は、ガラスなどからな
る一対の基板と、この基板の間にシール部材を介して封
入された液晶とから構成されており、通常、液晶表示パ
ネル11の画像表示面が略垂直になるように設置されて
使用される。
【0034】外装シールドフレーム21は、金属板を折
り曲げ加工や打ち抜き加工することによって枠状に形成
され、内部に液晶表示パネル11の画像表示面を露出さ
せる開口部22を有する。
【0035】パネルシールドフレーム31は、液晶表示
パネル11への電磁波などの影響を防止するためのもの
で、金属板を折り曲げ加工や打ち抜き加工することによ
って枠状に形成され、かつ、内部に液晶表示パネル11
の画像表示面を露出させる開口32を有する。パネルシ
ールドフレーム31は、液晶表示パネル11と外装シー
ルドフレーム21との間に挟まれかつこれらと接した状
態で組み込まれ、取り付け側もしくは組み込まれる側の
本体(図示せず)を介して接地されている。
【0036】拡散板41は、バックライト装置51から
の光束を拡散して液晶表示パネル11に照射、つまり、
バックライト装置51の内部に設けられた線光源(W字
状の放電灯52)から出射された光束を均一な面光源化
するもので、拡散剤を添加した乳白色のプラスチック材
料により液晶表示パネル11の表示面形状に対応した矩
形板状に形成されている。
【0037】バックライト装置51は、液晶表示パネル
11の背面の略全面に跨るようにW字状に屈曲した発光
体としての放電灯52と、この放電灯52の背面に設置
され放電灯52から液晶表示パネル11とは反対側に出
射された光束を反射させて液晶表示パネル11に向ける
反射板53とから構成されている。反射板53は、高い
光反射特性をもった白色のプラスチック材料を用いて、
光束を最適に反射できる面形状をもって形成されてい
る。なお、反射板53は、金属板の表面に高い光反射特
性をもった材料を積層させ、金属板に折曲加工を施すこ
とによって形成されていてもよい。
【0038】導熱板61は、熱伝導率の高い金属製材
料、たとえば、銅やアルミニウムなどの金属板の折曲加
工によって形成されている。具体的には、反射板53の
背面に密着される矩形状の伝熱部62と、この伝熱部6
2の下端に屈曲部63を介して接続された接触部64と
を備えている。接触部64は、外装シールドフレーム2
1の下片21Aの内面に面接触されている。これによ
り、反射板53と液晶表示パネル11の下部とが接続さ
れ、バックライト装置51からの熱を液晶表示パネル1
1の下部へ供給する熱伝導路65が形成されている。つ
まり、この熱伝導路65は、導熱板61、外装シールド
フレーム21およびパネルシールドフレーム31の熱伝
導部材によって形成されている。
【0039】制御基板71の背面(バックライト装置5
1とは反対側面)には、バックライト駆動用インバータ
回路やパネル駆動用コントロール回路などの回路素子7
2が装着されている。つまり、導熱板61を挟んで、バ
ックライト装置51とは反対側にバックライト駆動用イ
ンバータ回路やパネル駆動用コントロール回路などの回
路素子72を有する制御基板71が配置されている。
【0040】裏面ケース81は、プラスチックの射出成
形によって箱状に形成され、外装シールドフレーム21
の外側に嵌合、装着される。
【0041】このような構成において、バックライト装
置51を駆動させると、そのバックライト装置51から
発熱によって液晶表示装置2内部の空気が暖められる。
すると、液晶表示装置2内部で暖められた空気は、浮上
して液晶表示パネル11の上部を集中的に暖める。
【0042】しかしながら、同時にバックライト装置5
1からの熱が、熱伝導路65を伝わって液晶表示パネル
11の下部へ導かれるため、つまり、反射板53、導熱
板61、外装シールドフレーム21およびパネルシール
ドフレーム31を伝わって液晶表示パネル11の下部へ
導かれ、液晶表示パネル11を下部から暖める作用が働
くので、液晶表示パネル11の温度分布が常に均一化さ
れる。このため、液晶表示パネル11の表示画面内にお
いて、液晶表示パネル11周辺の不均一な温度分布に起
因する表示ムラを改善できる。
【0043】従って、本実施形態によれば、バックライ
ト装置51の反射板53と外装シールドフレーム21と
の間に導熱板61が設けられているから、バックライト
装置51の放電灯52からの熱を、反射板53、導熱板
61、外装シールドフレーム21およびパネルシールド
フレーム31からなる熱伝導路65を介して液晶表示パ
ネル11の下部に導くことができる。
【0044】よって、液晶表示パネル11の上部のみが
局部的に暖められることがなく、液晶表示パネル11を
下部からも暖めることができるので、液晶表示パネル1
1の温度分布を均一化させることができ、液晶表示パネ
ル11の表示画面内での表示ムラを改善できる。このこ
とは、低温時での液晶表示パネル11の表示応答性の改
善にも寄与できる。
【0045】また、熱伝導路65は、液晶表示パネル1
1の外周を覆う金属製フレーム、ここでは、金属製の外
装シールドフレーム21およびパネルシールドフレーム
31を利用して構成されているから、追加する熱伝導部
材を極力少なくできる。つまり、導熱板61を設けるだ
けでよいので、極めて安価に構成できる。
【0046】その際、熱伝導路65を構成する導熱板6
1は、反射板53の背面と面接触されているので、反射
板53からの熱を効率よく速やかに導熱板61へ導くこ
とができる。また、導熱板61の下端を折り曲げて接触
部64を形成し、この接触部64を外装シールドフレー
ム21の下片21Aの内面に面接触させてあるから、導
熱板61の熱を速やかに外装シールドフレーム21に導
くことができ、その結果、反射板53からの熱を確実に
外装シールドフレーム21に伝えることができる。さら
に導熱板61は金属製材料により形成されているので、
金属製材料のもつ高い熱伝導率によって反射板53から
導熱板61へ伝わった熱を速やかに外装シールドフレー
ム21に伝えることができる。よって、液晶表示パネル
11の表示画面内の温度分布を常に均一化できる。
【0047】このような構成によれば、液晶表示装置2
の自己発熱を利用することによって、ヒータなどを用い
ることなく液晶表示パネル11を下部から暖めることが
できるので、電力消費がなく、電気的に極めて効率的で
ある。
【0048】また、バックライト装置51の反射板53
の背面に面接触された導熱板61が、外装シールドフレ
ーム21を介してパネルシールドフレーム31に接続さ
れているから、バックライト装置51のノイズに関して
も、シールド効果が期待できる。
【0049】さらに、バックライト装置51を構成する
反射板53の背面に面接触された導熱板61は、外装シ
ールドフレーム21などを介して最終的には取り付け側
もしくは組み込まれる側の本体に接地される。このた
め、導熱板61は、放電灯52の始動を補助する近接導
体としての役割も果たすことができ、低温時においても
容易に放電灯52を始動させることができる。
【0050】なお、前記実施形態では、導熱板61の接
触部64を外装シールドフレーム21の下片21A内面
に接触させるようにしたが、バックライト装置51から
の熱を液晶表示パネル11の下部に供給できる熱伝導路
65を形成できれば、他の構成でもよい。
【0051】たとえば、図4に示すように、パネルシー
ルドフレーム31の下片31Aを延長して導熱板61の
接触部64の下面側に臨ませ、その延長部分31A’を
導熱板61の接触部64に面接触させるようにしてもよ
い。
【0052】このようにすれば、バックライト装置51
からの熱が反射板53から導熱板61およびパネルシー
ルドフレーム31に直接伝わるので、つまり、外装シー
ルドフレーム21を中間に介在することなくパネルシー
ルドフレーム31に直接伝わるので、前記実施形態の構
造より、液晶表示パネル11の下部を暖める効果を高く
できる。
【0053】また、導熱板61は、反射板51と制御基
板71との間に配置されているので、バックライト装置
51からの熱に加えて、制御基板71からの熱も熱伝導
路65を通して液晶表示パネル11の下部に供給するこ
とができ、液晶表示パネル11の下部を暖める効果をさ
らに高めることができる。
【0054】また、前記実施形態では、液晶表示パネル
11の背面にバックライト装置51を配置した、所謂直
下型のバックライト搭載型液晶表示装置について説明し
たが、これに限らず、所謂エッジ型のバックライト搭載
型液晶表示装置にも本発明を適用できる。
【0055】これは、図5に示すように、バックライト
装置51が、液晶表示パネル11の背面側でかつ液晶表
示パネル11の側方(ここでは、下部位置)に配置され
た発光体としての放電灯56と、放電灯56から出射さ
れた光束を略一定の方向に向けるための反射シート58
と、液晶表示パネル11の背面の略全面に配置され放電
灯56から内部に入射した光束を導光して液晶表示パネ
ル11の背面に照射する導光板57とから構成されてい
る。また、熱伝導路65が、導光板57および放電灯5
6の背面から、液晶表示パネル11の下部、つまり、パ
ネルシールドフレーム31の下片31Aに跨ってかつこ
れらに面接触して設けられた銅やアルミニウムなどの金
属製材料で形成された下シールドフレーム66によって
構成されている。すなわち、熱伝導路65は、熱伝導部
材としてのパネルシールドフレーム31と下シールドフ
レーム66とにより構成される。この場合、下シールド
フレーム66は、放電灯56あるいは反射シート58あ
るいは導光板57のいずれか一方と接するように構成し
てもよい。なお、パネルシールドフレーム31の上部側
面部と下シールドフレーム66の上部側面部との間は離
れて配置されている。つまり、下シールドフレーム66
の熱がパネルシールドフレーム31の上部へは直接伝わ
らないように構成されている。
【0056】従って、この構成によっても、バックライ
ト装置51からの熱を、下シールドフレーム66および
パネルシールドフレーム31からなる熱伝導路65を介
して液晶表示パネル11の下部に導くことができ、液晶
表示パネル11を下部から暖めることができるので、液
晶表示パネル11の上部のみが局部的に熱くなることが
なく、また、下シールドフレーム66は金属製材料によ
り形成されているので、金属製材料のもつ高い熱伝導率
によって、放電灯56や導光板57から下シールドフレ
ーム66へ伝わった熱を速やかにパネルシールドフレー
ム31に伝えることができ、液晶表示パネル11の温度
分布を常に均一化させることができる。そのため、液晶
表示パネル11の表示画面内での表示ムラを改善でき
る。
【0057】また、前記実施形態では、バックライト装
置51からの熱を熱伝導路65を介して液晶表示パネル
11の下部に供給するようにしたが、制御基板71から
の熱を熱伝導路を介して液晶表示パネル11の下部に供
給するようにしてもよく、あるいは、バックライト装置
51および制御基板71の双方からの熱を熱伝導路を介
して液晶表示パネル11の下部に供給するようにしても
よい。
【0058】また、前記実施形態では、バックライト装
置51の背面側に制御基板71を配置するようにした
が、制御基板71の配置位置は、バックライト装置51
の背面に限らず、他の位置でもよい。
【0059】また、本発明の表示装置は、前記実施形態
で説明した液晶表示装置2に限らず、他の機器、たとえ
ば、パソコンや携帯用電子機器などに設けられる液晶表
示装置にも適用できることは勿論である。
【0060】さらに、液晶表示装置に限らず、光源と、
この光源からの光束を変調する画像表示パネルと、画像
表示パネルを駆動制御する制御手段とを備えた表示装置
一般に適用できる。
【0061】
【発明の効果】本発明の表示装置によれば、光源および
制御基板の少なくとも一方からの熱を画像表示パネルの
下部へ供給する熱伝導路が設けられているから、光源ま
たは制御基板からの熱が、熱伝導路を伝わって画像表示
パネルの下部へ導かれるため、画像表示パネルを下部か
ら暖めることができるので、画像表示パネルの上部のみ
が局部的に高温になることがなく、画像表示パネルの温
度分布を常に均一化させることができる。このため、画
像表示パネルの表示画面内での表示ムラを改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の液晶表示装置を示す正面図
である。
【図2】同上実施形態の液晶表示装置を示す分解斜視図
である。
【図3】同上実施形態の液晶表示装置を示す断面図であ
る。
【図4】液晶表示装置の他の例を示す断面図である。
【図5】エッジ型のバックライト搭載型液晶表示装置を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 液晶表示装置 11 液晶表示パネル 21 外装シールドフレーム(熱伝導部材) 31 パネルシールドフレーム(熱伝導部材) 51 バックライト装置(光源) 52 放電灯(発光体) 53 反射板 55 拡散板 56 放電灯(発光体) 57 導光板 58 反射シート 61 導熱板(熱伝導部材) 64 接触部 65 熱伝導路 66 下シールドフレーム(熱伝導部材) 71 制御基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光束を変調する
    画像表示パネルと、前記光源および前記画像表示パネル
    の少なくともいずれか一方を駆動制御する制御基板とを
    備え、前記画像表示パネルが略垂直に配置された表示装
    置であって、 前記光源および制御基板の少なくとも一方からの熱を前
    記画像表示パネルの下部へ供給する熱伝導路が設けられ
    ていることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置において、 前記画像表示パネルは液晶表示パネルとされ、 前記光源は、前記液晶表示パネルの背面側に配置されて
    いることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の表示装置において、 前記光源は、前記液晶表示パネルの背面に配置された発
    光体と、この発光体からの光束を前記液晶表示パネルへ
    反射させる反射板とを含んで構成され、 前記熱伝導路は、前記反射板と前記画像表示パネルの下
    部とを接続する熱伝導部材によって構成されていること
    を特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表示装置において、 前記熱伝導部材は、前記液晶表示パネルの外周を覆う金
    属製フレームと、この金属製フレームの下部と前記反射
    板とに接触して設けられた導熱板とを含んで構成されて
    いることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の表示装置において、 前記導熱板は、金属製材料により形成されていることを
    特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の表示装置にお
    いて、 前記導熱板の下端が、前記金属製フレームの下部に面接
    触されていることを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかに記載の表示
    装置において、 前記導熱板は、前記反射板の背面と面接触されているこ
    とを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の表示装置において、 前記光源は、前記液晶表示パネルの背面側でかつ前記液
    晶表示パネルの側方に配置された発光体と、前記液晶表
    示パネルの背面に配置され前記発光体からの光束を導光
    して前記液晶表示パネルへ照射する導光板とを含んで構
    成され、 前記熱伝導路は、前記発光体および導光板の少なくとも
    一方と前記液晶表示パネルの下部とを接続する熱伝導部
    材によって構成されていることを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の表示装置において、 前記熱伝導部材は、前記導光板の背面に配置されたシー
    ルドフレームと、前記液晶表示パネルの外周を覆う金属
    製フレームとを含んで構成されていることを特徴とする
    表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の表示装置において、 前記シールドフレームは、金属製材料により形成されて
    いることを特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の表示装置
    において、 前記シールドフレームの下部が、前記金属製フレームの
    下部に面接触されていることを特徴とする表示装置。
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