JP2001059874A - 人感自動運転装置及び空気浄化装置 - Google Patents

人感自動運転装置及び空気浄化装置

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JP2001059874A
JP2001059874A JP11237751A JP23775199A JP2001059874A JP 2001059874 A JP2001059874 A JP 2001059874A JP 11237751 A JP11237751 A JP 11237751A JP 23775199 A JP23775199 A JP 23775199A JP 2001059874 A JP2001059874 A JP 2001059874A
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human sensor
air
blower
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air purifying
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Naoto Ariyoshi
直人 有吉
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検知の必要な検知エリアを絞り込
み誤動作の少ない自動運転装置を備えた空気浄化装置を
得る。 【解決手段】 上部にテーブル11を備え、テー
ブル11上付近の空気を送風機4により吸込み浄化して
吹出すようにした空気浄化装置について、そのテーブル
11上方に赤外線を利用した人感センサー19を設け、
この人感センサー19の検知出力に応じて送風機4を運
転し、或いは停止させるように構成した自動運転装置を
備えるとともに、人感センサー19の検知エリアをテー
ブル11の略平面積内とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人感センサーを用
いて機器を自動運転させる人感自動運転装置及び人感セ
ンサーを備えた空気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人を検知して信号を出力する人感センサ
ーを使って自動運転するようにした換気扇や空気清浄機
が開発されている。例えば、特開平4―270835号
公報には、赤外線センサーを使った換気扇が示されてい
る。赤外線センサーは例えばトイレ等の天井に設けら
れ、人が入室したことを検知し信号を出力する。換気扇
には狭いモードや広いモードに切替えるモード切替えス
イッチ及び換気扇の運転を制御する制御部が設けられて
いる。
【0003】制御部は図9に示すような制御動作を行
う。即ち、図9における♯1において自動運転かどうか
を判定し、自動運転であれば♯2において赤外線センサ
ーの信号の読込みを行い♯3の処理に進む。♯3では赤
外線センサーの信号があるかどうかを判定し、あれば♯
4において換気扇を運転させ、無ければ♯5の処理で停
止状態におく。フローチャートには示してないが、換気
扇を運転させ、赤外線センサーの信号が無くなると、一
定時間残置運転した後換気扇を停止させる。この時、モ
ード切替えスイッチが狭いモードになっていれば、残置
運転時間を短めに演算し、広いモードになっていれば、
残置運転時間を長めに演算し、部屋の広さに応じた長さ
で残置運転を行う。空気清浄機においても特開平2―3
3547号公報に示されているように基本的にはこれと
ほぼ同様な自動運転についての制御技術が採用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の人感セ
ンサーを用いた換気扇や空気清浄機においては、人感セ
ンサーの検知エリアが部屋の全域に設定されていて、部
屋に入っただけでも、あるいは部屋を通過しただけでも
人感センサーが人を検知し、換気や空気浄化の必要がな
いのにも拘らず機器が自動運転されるといった問題点が
ある。煙草に関する分煙意識の高揚する中で、空気清浄
機の上にテーブルを備え、テーブル上付近の喫煙に伴う
煙を吸込み、浄化するキャビネット型の空気浄化装置が
開発されているが、前述した人感センサーによる従来の
自動運転に関する制御技術を採用すると、喫煙には無関
係の人が空気浄化装置の近くを通過しただけでも、近傍
に近づいただけでも装置が運転することになり、不必要
な運転が多くなってランニングコストも高くついてしま
い有効性を欠くことになる。
【0005】本発明は、係る従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その課題とするところは、
検知の必要な検知エリアを絞り込み誤動作の少ない人感
自動運転装置を得ることであり、検知の必要な検知エリ
アを絞り込み誤動作の少ない人感自動運転装置を備えた
空気浄化装置を得ることであり、その装置の構成の簡素
化や使い勝手の向上を推進することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、赤外線を利用した人感センサーの
検知出力に応じて機器を運転し、或いは停止する自動運
転を行う自動運転装置について、人感センサーの受光部
に当該機器の運転に拘るエリアである要検知範囲を機械
的に限定する検知範囲限定手段を設ける手段を採用す
る。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、上部にテーブルを備え、テーブル上付近の空気を送
風機により吸込み浄化して吹出すようにした空気浄化装
置について、そのテーブル上方に赤外線を利用した人感
センサーを設け、この人感センサーの検知出力に応じて
送風機を運転し、或いは停止させるように構成した自動
運転装置を備えるとともに、人感センサーの検知エリア
をテーブルの略平面積内とする手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、上部にテーブルを備え、テーブル上付近の空気を送
風機により吸込み浄化して吹出すようにした空気浄化装
置について、そのテーブル上方に赤外線を利用した人感
センサーを設け、この人感センサーの検知出力に応じて
送風機を運転し、或いは停止させるように構成した自動
運転装置を備えるとともに、人感センサーの受光部にテ
ーブルの略平面積内を検知エリアとするための検知範囲
限定手段を設ける手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項3に係る前記手段における検知範囲限定手段
を人感センサーの受光部に対して接離可能に構成する手
段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項3に係る前記手段における検知範囲限定手段
を限定範囲の異なる複数で構成し、人感センサーの受光
部に臨んで交換可能に装着する手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項2〜請求項5までのいずれかに係る前記手段
における人感センサーの出力信号を、最初に検知した時
点から所定時間の間の検知出力を計数し、所定値に達し
たら送風機を運転し、所定値に満たなければ送風機を停
止状態におくようにする手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項2〜請求項6までのいずれかに係る前記手段
における自動運転装置をマイクロコンピューターで構成
するとともに、人感センサーの動作を示す表示手段を設
け、この表示手段を自動運転解除時及び送風機停止時に
点灯しないようにマイクロコンピューターの一つのポー
トを使って制御するようにする手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項8の発明
は、請求項2〜請求項7までのいずれかに係る前記手段
における自動運転装置をマイクロコンピューターで構成
するとともに、運転状態を記憶する記憶手段を設け、外
部スイッチによる電源の投入によりマイクロコンピュー
ターによって記憶手段の記憶した運転状態で運転を行う
ようにする手段を採用する。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4によっ
て示す本実施の形態は、台構造の箱体1に、箱体1の周
囲の空気を連続的に吸込んで浄化処理する機構を組込ん
で空気清浄機2を構成し、この空気清浄機2に喫煙に拘
る種々の事柄に対応できる工夫を講じた空気浄化装置に
関するものであり、喫煙室に設置したり、駅のプラット
ホームの一部や社屋の一部に設定された喫煙場所に設置
し、その限られた空間に発生する汚濁空気の浄化を図る
ものである。
【0015】空気清浄機2の基本的な構成は、被処理空
気を取込み再び外部に送り出す一連の通風路3に、一方
向の空気流を形成する送風機4と、取込んだ被処理空気
を浄化処理する浄化処理機能の主体としてのフィルター
5を組込んだものである。通風路3は箱体1内に構成さ
れ、その被処理空気を取込む吸込口6は、矩形に形成さ
れ箱体1の天面の中央に上向きに開設されている。通風
路3の出口である吹出口7は、箱体1の底面や側面の下
部などに開設されている。送風機4は、通風路3の吹出
口7側に組込まれ、吸込口6から吹出口7に向う空気流
を通風路3に形成する。
【0016】箱体1は、空気清浄機2の外殻としての構
造であるが、天面上にテーブル11が設けられ、キャビ
ネット型に構成されている。即ち、箱体1のテーブル1
1の上面のテーブル面12までの床面からの高さ及びテ
ーブル11の幅と長さは、人が椅子に座った着座位で違
和感なく手を動かしたり肘をついたり、書籍、書類等を
読んだりすることのできる高さに形成されている。テー
ブル11は箱体1の天面において箱体1の外方へフラン
ジ状に張り出し、そのテーブル面12は灰皿や飲物を置
いたり書籍や書類あるいは手荷物を置いたりすることが
できるようになっている。箱体1の高さは利用者の体格
にもよるが、平均的な机の高さである700mm〜80
0mm程度に設定されている。箱体1の底部四隅にはス
トッパー付きの車輪13が取付けられていて、装置全体
を必要な場所に自由に移動しストッパーにより所定位置
に留め置くことができるようになっている。
【0017】なお、箱体1の高さを日本人の平均的な大
人の身長に基づき、800mm〜1000mm程度に設
定すれば、テーブル11は利用者が立位で違和感なく手
を動かしたり肘をついたり、書籍、書類等を読んだりす
ることのできる高さになり、立位での使用に適したもの
となり、テーブル11の高さを300mm〜450mm
程度に設定すれば座位での使用に適したものとなる。
【0018】箱体1の天面上には、吸込口6の外周を囲
み吸込口6より高い位置において概ね上向きに開口する
高さの異なる複数の主吸込口14を備えたステップ状吸
込部15が吸込口6を被冠する形態に設けられている。
ステップ状吸込部15は、図2に示すように裁頭角錐型
の段差付きピラミッド状の風洞として構成され、頂部と
長手方向のステップの平面部がそれぞれ主吸込口14と
して矩形に開口されている。ステップ状吸込部15の各
主吸込口14には異物の侵入を防止するためにパンチン
グメタルやメッシュにより構成された保護蓋16が装着
されている。ステップ状吸込部15の高さは、100m
m〜500mmをめどに箱体1の高さに応じて適宜に設
定すればよい。
【0019】ステップ状吸込部15の頂部の主吸込口1
4の上方には、主吸込口14に向う吹降し気流を生成
し、スリット吹出口から吹き出す吹降し気流生成部17
が設けられている。吹降し気流生成部17は、中空の支
柱によってステップ状吸込部15の上方に横架状態に支
持されていて、主吸込口14に向ってシート状の吹降し
気流を生成する。
【0020】この空気浄化装置は、喫煙室や喫煙場所に
設置して送風機4を運転させれば、ステップ状吸込部1
5の上方及びテーブル面12まわりに吸込作用が働く。
そして、二段の主吸込口14から吸込まれた周囲の空気
は、ステップ状吸込部15内の通風路を通過して箱体1
の吸込口6から空気清浄機2に入る。吸込口6から吸込
まれた空気は、フィルター5を通過して送風機4に吸込
まれ、送風機4の吐出口に連絡した吹出口7から外部に
吹出される。空気清浄機2に吸込まれた空気は、フィル
ター5を通過する際に、まずプレフィルター8により比
較的大きな粒子が捕集され、次に電気集塵機9により比
較的微細な粒子が捕集され、さらに脱臭フィルター10
により気体状態の臭気成分が吸着され、浄化処理され
る。これに併行して吹降し気流生成部17からは、吹降
し気流が形成され空気浄化装置を囲む喫煙者が、吹降し
気流に向って吹出した煙草の煙は、吹降し気流に衝突
し、主吸込口14側へ強制的に押し曲げられ、誘引され
て確実に主吸込口14から吸引され箱体1内で浄化処理
され吹出口7から外部に吹出される。
【0021】この空気浄化装置にはマイクロコンピュー
ター18を中核として構成された人感自動運転装置が装
備され、人感自動運転装置には、人の出す赤外線を検知
し、検知信号を出力する焦電型の人感センサー19が設
けられている。この人感センサー19は、図1に示すよ
うに吹降し気流生成部17等、テーブル11の上方に対
して設けられ、その検知エリアはテーブル11の略平面
積内に設定されている。人感センサー19の出力信号
は、検知エリア内で人の動きを検知したときにパルス信
号として出力される。従って、人の動きが多いと短時間
に多数のパルス信号が出力され、動きが少ないと少数の
パルス信号しか出力されない。そして、検知エリア内で
あっても人の動きが無ければ検知信号は出力しない。
【0022】人感センサー19の出力信号はマイクロコ
ンピューター18等による制御回路に入力され、マイク
ロコンピューター18により予め設定された制御フロー
により処理され、空気浄化装置への通電を制御する。マ
イクロコンピューター18には、図3に示すように入力
信号処理部20と、処理信号が変化してからの経過時間
を認識できるタイマカウント部21と、検知出力のパル
ス数をカウントするカウンター22と、出力処理部23
とが構成され、図4に示すような制御フローに基づいて
空気浄化装置を自動運転する。
【0023】即ち、図4において初期設定の後、マイク
ロコンピューター18は♯1において、自動運転モード
か否かの判定を行い、自動運転モードであれば、♯2に
おいて人感センサー19の出力信号を取り込み入力信号
処理部20において処理し、♯3に進む。自動運転モー
ドでなければ♯11に進み送風機4を停止する処理を行
う。♯3では人感センサー19が人を検知したかどうか
を判定する。♯3で人を検知したら♯4の処理でタイマ
カウント部21を起動させる処理を行い♯5に進む。♯
3において人を検知しなかったら♯11において送風機
4を停止させる処理を行う。♯5では人感センサー19
の出力信号の取り込みを行い、♯6において人感センサ
ー19が人を検知しているかどうかを判定する。検知し
ていれば、♯7においてカウンター22をインクリメン
トする処理をして♯8に進む。
【0024】♯6で人感センサー19が人を検知してい
なければ♯8の処理に移行する。♯8ではタイマカウン
ト部21がカウントを終了したか否かを判定する。終了
していれば♯9においてカウンター22が人感センサー
19の出力パルスが所定数以上か否かを判定し、タイマ
カウント部21がカウントを終了していなければ♯5の
処理に戻る。♯9においてカウンター22が所定数以上
のパルス数であれば、送風機4に通電し空気浄化装置を
運転させ、所定数未満であれば♯11で送風機4を停止
させる処理を行う。
【0025】人感センサー19は、その検知エリアがテ
ーブル上に設定されているものの、テーブル11の極近
傍を通過したり、喫煙目的でなく手荷物等をテーブル1
1上に置くだけの人も検知することになる。自動運転す
る場合には喫煙者とそうでない人とをより的確に判別す
る必要がある。喫煙者の喫煙動作は、煙草を取り出した
り、口に咥えたり、火を点けたり、灰をはたいたり、煙
草をもみ消したりといった具合にかなり頻繁な動きとな
り、人感センサー19は短時間に多数のパルス信号を出
力することになる。これに対して、近傍を通過しただけ
の人や、手荷物を置いて休憩しているような人は、喫煙
者のような短時間に頻繁な動きをしないため、人感セン
サー19は短時間に少数のパルス信号しか出力しない。
【0026】従って、人感センサー19の検知エリアを
絞り込み、その検知信号を最初に検知した時点から所定
時間の間の検知出力を計数し、所定値に達したら送風機
4を運転し、所定値に満たなければ送風機4を停止状態
におくようにすることにより、誤動作の少ない的確な自
動運転を行うことができ、ランニングコストも低減させ
ることができる。なお、人感自動運転装置としては、空
気浄化装置以外の機器に対しても適用することができ
る。
【0027】実施の形態2.図5,6によって示す本実
施の形態は、実施の形態1で示した空気浄化装置の人感
センサー19に関する検知エリアをより的確に設定でき
るようにする工夫を講じたものであり、これに係る構成
以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施
の形態1と同じ部分については実施の形態1のものと同
じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0028】本実施の形態は、人感センサー19の検知
エリアを必要とする要検知範囲に機械的に限定する検知
範囲限定手段を人感センサー19の受光部24に臨んで
設けたものである。検知範囲限定手段は図5に示すよう
に中央に赤外線透過孔25を開けた遮光板26として構
成され、人感センサー19の受光部24の前方に保持部
材27により横架されている。赤外線透過孔25は、人
感センサー19の受光部24に臨み、基本的にはテーブ
ル11の平面形状に相似した形状に形成されている。保
持部材27には複数段の保持部28が設けられ、遮光板
26を人感センサー19の受光部24に接離可能に保持
することができる。遮光板26を受光部24の近くで保
持させるほど、人感センサー19の検知エリアは広が
り、遠ざけて保持させるほど検知エリアは狭まることに
なる。テーブル11の平面積に検知エリアが略一致する
ように遮光板26の保持位置を調整する。これにより、
要検知範囲を的確に規定することができ、近傍を通過す
る人等による外乱要件が低減し検知精度を高くすること
ができる。
【0029】検知範囲限定手段は、図6に示すように開
口面積の異なる赤外線透過孔25を開けた複数枚の遮光
板26を交換可能に構成することによっても、上述の機
能を果たさせることが可能である。これ以外の機能は実
施の形態1のものと同じである。
【0030】実施の形態3.図7によって示す本実施の
形態は、実施の形態1で示した空気浄化装置の人感自動
運転装置における検知部回路に関するものであり、これ
に係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従
って、実施の形態1と同じ部分については実施の形態1
のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略
する。
【0031】本実施の形態の人感自動運転装置の検知部
回路は、図7に示すようにコンパレーター29の非反転
側入力端子に抵抗30と抵抗31で分圧された基準電圧
が印加され、反転側入力端子に人感センサー19の出力
電圧が印加されるように構成されている。コンパレータ
ー29の出力端子には表示手段としてのLED32が接
続され、人感センサー19の出力端子はハイレベル、ロ
ウレベルの二値の信号を出力できるマイクロコンピュー
ター18の入出力ポート33に接続されている。空気浄
化装置が自動運転のモードに設定されている場合、マイ
クロコンピューター18は入出力ポート33をハイレベ
ルにし、連続運転のモードではロウレベルにする。入出
力ポート33がハイレベルでは直接、人感センサー19
の出力信号をマイクロコンピューター18に取り込むこ
とができ、コンパレーター29の基準電圧を例えば3ボ
ルトに設定しておけば、人感センサー19の出力が5ボ
ルトでコンパレーター29の出力がロウレベルになり、
LED32が点灯し人感センサー19が働いていること
を報知する。
【0032】人感センサー19の出力信号が不要な場合
には、入出力ポート33をロウレベルにすることによ
り、人感センサー19の出力が5ボルトであってもコン
パレーター29の反転側入力端子は3ボルトを超えない
のでコンパレーター29の出力はハイレベルのままで、
LED32は点灯しない。こうした回路構成を採ること
により二端子を使うことなくLED32を働かせたり、
停止状態におくことができ回路構成を簡素化することが
でき、人感動作を使用しない時にLED32を容易に消
燈できる。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じ
である。
【0033】実施の形態4.図8によって示す本実施の
形態は、実施の形態1で示した空気浄化装置に外部スイ
ッチ34によっても運転制御できる機能を付与したもの
であり、これに係る構成以外は実施の形態1のものと同
じである。従って、実施の形態1と同じ部分については
実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについて
の説明は省略する。
【0034】本実施の形態の空気浄化装置は、人感自動
運転装置のマイクロコンピューター18に運転状態を記
憶する記憶手段35を設け、電源の投入によりマイクロ
コンピューター18によって記憶手段35の記憶した運
転状態で運転を行うようにしたものである。この種の空
気浄化装置は、駅とか社屋とかに設置され不特定多数の
人が利用することが多くなる。このような場合、管理者
がいて特定な時間帯だけ運転するような管理が行われる
ことが多い。しかしながらこれまでの装置では電源を投
入し、運転開始スイッチ36を操作しないと運転は行わ
れないようになっている。タイマー等の外部スイッチ3
4を用いて特定な時間だけ運転させる場合でも、外部ス
イッチ34の操作とともに運転開始スイッチ36を操作
しなくてはならず、使い勝手が悪い。
【0035】本実施の形態では、記憶手段35に運転状
態が記憶され、外部スイッチ34のオンにより電源が投
入されると、記憶手段35に記憶されている運転状態で
マイクロコンピューター18が空気浄化装置を運転する
ことになり、使い勝手が良いものとなる。記憶手段35
は、外部スイッチ34により電源が遮断されてもマイク
ロコンピューター18から取得した運転状態を記憶して
いるため、次に電源が投入されれば、マイクロコンピュ
ーター18は記憶手段35から運転情報を読み込み、電
源が遮断されたときの状態で運転を再開することができ
る。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じであ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検知の必要な
検知エリアを絞り込み誤動作の少ない人感自動運転装置
がえられる。
【0037】請求項2の発明によれば、検知の必要な検
知エリアを絞り込み誤動作の少ない自動運転装置を備え
た空気浄化装置が得られる。
【0038】請求項3の発明によれば、検知の必要な検
知エリアを容易に絞り込むことができる誤動作の少ない
自動運転装置を備えた空気浄化装置が得られる。
【0039】請求項4の発明によれば、請求項3に係る
前記効果とともに人感センサーの検知エリアを簡素な構
成により調整することが可能になる。
【0040】請求項5の発明によれば、請求項3に係る
前記効果とともに人感センサーの検知エリアを簡素な構
成により調整することが可能になる。
【0041】請求項6の発明によれば、請求項2〜請求
項5までのいずれかに係る前記効果とともに誤動作を一
層少なくでき、ランニングコストも低減する。
【0042】請求項7の発明によれば、請求項2〜請求
項6までのいずれかに係る前記効果とともに構成の簡素
化を推進できる。
【0043】請求項8の発明によれば、請求項2〜請求
項7までのいずれかに係る前記効果とともに外部スイッ
チによる電源の投入によりマイクロコンピューターによ
って記憶手段の記憶した運転状態で運転を行わせること
ができ、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の空気浄化装置を一部を破断し
て示す側面図である。
【図2】 実施の形態1の空気浄化装置の人感自動運転
装置の構成図である。
【図3】 実施の形態1の空気浄化装置の人感自動運転
装置のブロック構成図である。
【図4】 実施の形態1の空気浄化装置の人感自動運転
装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態2の空気浄化装置の検知範囲限定
手段の構成である。
【図6】 実施の形態2の空気浄化装置の他の検知範囲
限定手段の構成図である。
【図7】 実施の形態3の空気浄化装置の人感自動運転
装置の回路構成図である。
【図8】 実施の形態4の空気浄化装置の人感自動運転
装置のブロック構成図である。
【図9】 従来の人感自動運転装置の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
4 送風機、 14 主吸込口、 18 マイクロコン
ピューター、 19人感センサー、 21 タイマカウ
ント部、 22 カウンター、 24 受光部、 26
遮光板、 27 保持部材、 29 コンパレータ
ー、 32 LED、 33 入出力ポート、 34
外部スイッチ、 35 記憶手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を利用した人感センサーの検知出
    力に応じて機器を運転し、或いは停止する自動運転を行
    う自動運転装置であって、人感センサーの受光部に当該
    機器の運転に拘わるエリアである要検知範囲を機械的に
    限定する検知範囲限定手段を設けた人感自動運転装置。
  2. 【請求項2】 上部にテーブルを備え、テーブル上付近
    の空気を送風機により吸込み浄化して吹出すようにした
    空気浄化装置であって、前記テーブル上方に赤外線を利
    用した人感センサーを設け、この人感センサーの検知出
    力に応じて前記送風機を運転し、或いは停止させるよう
    に構成した自動運転装置を備えるとともに、前記人感セ
    ンサーの検知エリアを前記テーブルの略平面積内とした
    空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 上部にテーブルを備え、テーブル上付近
    の空気を送風機により吸込み浄化して吹出すようにした
    空気浄化装置であって、前記テーブル上方に赤外線を利
    用した人感センサーを設け、この人感センサーの検知出
    力に応じて前記送風機を運転し、或いは停止させるよう
    に構成した自動運転装置を備えるとともに、前記人感セ
    ンサーの受光部に前記テーブルの略平面積内を検知エリ
    アとするための検知範囲限定手段を設けた空気浄化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の空気浄化装置であっ
    て、検知範囲限定手段を人感センサーの受光部に対して
    接離可能に構成した空気浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の空気浄化装置であっ
    て、限定範囲の異なる検知範囲限定手段を複数構成し、
    人感センサーの受光部に臨んで交換可能に装着した空気
    浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜請求項5までのいずれかに記
    載の空気浄化装置であって、人感センサーの出力信号を
    最初に検知した時点から所定時間の間の検知出力を計数
    し、所定値に達したら送風機を運転し、所定値に満たな
    ければ送風機を停止状態におくようにした空気浄化装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6までのいずれかに記
    載の空気浄化装置であって、自動運転装置をマイクロコ
    ンピューターで構成するとともに、人感センサーの動作
    を示す表示手段を設け、この表示手段を自動運転解除時
    及び送風機停止時に点灯しないように前記マイクロコン
    ピューターの一つのポートを使って制御するようにした
    空気浄化装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜請求項7までのいずれかに記
    載の空気浄化装置であって、自動運転装置をマイクロコ
    ンピューターで構成するとともに、運転状態を記憶する
    記憶手段を設け、外部スイッチによる電源の投入により
    前記マイクロコンピューターによって前記記憶手段の記
    憶した運転状態で運転を行うようにした空気浄化装置。
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