JP2001059276A - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2001059276A
JP2001059276A JP11235625A JP23562599A JP2001059276A JP 2001059276 A JP2001059276 A JP 2001059276A JP 11235625 A JP11235625 A JP 11235625A JP 23562599 A JP23562599 A JP 23562599A JP 2001059276 A JP2001059276 A JP 2001059276A
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JP
Japan
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inverter
mounting plate
building unit
plate
opening
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Application number
JP11235625A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Sezukuri
一志 勢造
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インバータの放熱効率が高く室内の装飾性も失
うことのない建物ユニットの提案 【解決手段】鉄骨製フレームの天井梁1Aに内装用パネ
ル8を支持する建物ユニット1において、内装用パネル
8にインバータ14の取付板6を取り付ける開口部9を
形成し、開口部9内にインバータ取付板6を位置調整可
能に支持し、天井梁1Aに取付板6を支持する放熱用鉄
板2を開口部9に臨むように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨フレームなど
の金属製フレームにより内装用パネルを直接的又は間接
的に支持して内装を行っている建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨建物ユニットは、例えば直方
体形状に組み上げられた鉄骨フレームの室内側に内装用
パネルを取り付け、鉄骨フレームの室外側に外壁パネル
を取り付けて建物が組み立てられるようになっている。
【0003】ところで、最近では、住宅用の太陽光発電
システムや住宅用の電力貯蔵システムが販売されてお
り、これらのシステムを建物ユニットに組み込むことが
考えられている。これらのシステムでは、太陽光を光電
変換したり、蓄電した直流を交流に変換するインバータ
を備えているが、これらのインバータは、直流を交流に
変えるスイッチング素子が発熱するために、スイッチン
グ素子の発熱を冷却するために、放熱フィンや空冷ファ
ン等の放熱機構が備えられている。
【0004】なお、建物に据え付けるインバータ内蔵電
源装置としては、特開平11−122932号の発明が
ある。この電源装置は、筐体内を中央室とその両側の側
室に区画し、中央室を更に前後2室に分け、中央室の後
室にパワートランジスタ等の電力変換素子と配置し、中
央室の前室にその他のトランジスタ等の電子回路を搭載
した取付板を配置し、中央室の両側側室に鉄心を有する
リアクタとコンデンサやコイルからなるノイズフィルタ
を配置した構成とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−122932号の電源装置にも見られるように、
このようなインバータの放熱機構は占有空間が大きいた
めに、インバータの小型化が困難である。このため、放
熱機構付きのインバータを建物ユニットに組み込もうと
すると、室内側に突起が生じて家具の配置や外観向上の
妨げとなる等の不具合があると共に、放熱ファンを備え
る場合には放熱ファンの音が耳障りになる恐れがある。
【0006】本発明は、最近の太陽光発電システムや電
力貯蔵システムを家庭等に取り入れる場合に、これらの
装置の持つインバータの占有空間を極力小さくしつつ放
熱機能をも維持可能な建物ユニットを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の建物ユニットは、金属製フレー
ムと該金属製フレームに支持される内装用パネルとを備
える建物ユニットにおいて、前記内装用パネルにインバ
ータの取付板を取り付ける開口部を形成し、前記開口部
内に前記取付板を配置し、前記金属製フレームに、前記
取付板からの熱を支持する金属製板材を前記開口部に臨
むように形成したことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2の建物ユニットは、請求
項1の建物ユニットにおいて、前記インバータを前記取
付板に固定し、前記取付板を前記金属製板材に固定した
ことを特徴とする。
【0009】ここで、内装用パネルは直接金属製フレー
ムに支持されなくとも良い。例えば、内装用パネルは金
属製フレームに取り付けられた間柱に支持されていても
良い。また、開口部に取付板を覆うカバーを着脱可能に
形成すると、インバータを取り付けなくとも表面性を損
なうことなく外観の低下がなく、また、後付でインバー
タを取り付けることもできるので好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る建物ユニットを図面を参照にして説明する。
【0011】図4は、実施の形態にかかる建物ユニット
の概略構成を示す。鉄骨フレームはこの実施の形態では
家屋の1室を構成する建物ユニット1の縦の支柱及び横
の梁を構成している。建物ユニット1の室内側の側面に
は木質パネルや石膏ボードなどの内装用パネルが直接若
しくは間接的に取り付けられる。鉄骨フレームの縦横の
柱及び梁の端部はそれぞれ溶接により接合されている。
【0012】建物ユニット1の上部の桁梁の天井梁1A
の下側面には、後述するインバータ取付板6を取り付け
るための放熱用鉄板2(金属製板材)がボルトにより固
定されている。金属製板材としては、鉄板の他にアルミ
板や銅板その他の合金製の板等でもよい。
【0013】この放熱用鉄板2の配置位置は、建物ユニ
ット1の後述するインバータ14の配置位置として定め
られている。インバータ14は、インバータ14自身が
備えるスイッチング素子によって、例えば太陽光発電装
置や電力貯蔵装置から送られる直流電流を交流電流に変
換して所望の電気機器に供給するために、定められた位
置に設けられる。もちろん、交流を直流に変換したり、
双方向に変換したりするものであっても良い。
【0014】放熱用鉄板2は、図1,図2に示すよう
に、ほぼL字形状を有しており、ボルト3により支柱1
Aの下面に締結して結合されている。放熱用鉄板2の上
部フランジ部2Aにはボルト3を締結するネジ孔4が4
本形成され、支柱1Aの下面にはボルト3を締結するネ
ジ孔5が対応して4本形成されている。また、放熱用鉄
板2と天井梁1Aとは溶接で結合しても良い。
【0015】また、放熱用鉄板2の鉛直方向に延びる取
付板部2Bには、インバータ取付板6(取付板)を取り
付けるためのネジ孔7が4本形成されている。
【0016】建物ユニット1の金属製フレームには直接
的に、又は図示しない間柱を介して間接的に石膏ボード
や木質パネル等の内装用パネル8が取り付けられ、内装
用パネル8の放熱用鉄板2に臨む部位には、取付板部2
Bより小さな面積の開口部9が形成されている。
【0017】更に、内装用パネル8の室内側に取り付け
られる例えば壁紙である室内装飾パネル10にも、開口
部11が形成されている。
【0018】開口部11は、インバータを取り付ける前
にカバー12によって閉鎖され、カバー12の四隅は、
ネジ13によって内装用パネル8に固定されている。カ
バー12はインバータ14を取り付ける場合には、図2
に示すように、外すことが出来るようになっている。
【0019】開口部9の取付板部2B側の上下の縁部に
は、一対の木ねじ15がそれぞれねじ込まれており、上
下の各木ねじ15にそれぞれ係止部材としてのコイルス
プリング16が位置を調整する手段として掛け止められ
ている。各コイルスプリング16の自由端部にはインバ
ータ取付板6が掛け止められており、インバータ取付板
6が上下左右前後方向に位置調整が出来るようになって
いる。
【0020】ここで、コイルスプリング16を用いず
に、インバータ取付板6をインバータ14に直接強固に
取り付けておくと、直接放熱用鉄板2でインバータ14
の荷重を支えることができるので、住宅用の内装用パネ
ル8及び装飾用パネル10を傷つけずにインバータ14
を取り付けることが出来る。なお、放熱用鉄板2はイン
バータ14の耐荷重を有することは言うまでもない。
【0021】インバータ取付板6は例えば、アルミニウ
ム・鉄・銅板等の熱伝導率の高い金属により形成されて
いる。図3に示すように、このインバータ取付板6は矩
形の平面形状を有しており、四隅に取付孔17が開口さ
れている。この取付孔17にはボルト18が通され、ボ
ルト18は放熱用鉄板2のネジ孔7に螺着される。ボル
ト18をネジ孔7に螺着すると、放熱用鉄板2とインバ
ータ取付板6とはそれぞれ平滑面であるので、互いに面
接触する。
【0022】インバータ取付板6には、インバータ14
がネジ止めにより面接触して固定される。インバータ1
4の室内側の面には直流入力端子20と交流出力端子2
1とがそれぞれ一対接続されており、直流入力端子20
に例えば太陽光発電装置或いは電力貯蔵装置からの図示
しない直流電流出力端子が接続され、交流出力端子21
には、例えば、図示しない分電盤或いは配電盤若しくは
コンセント等の交流端子が接続される。
【0023】この建物ユニット1の放熱用鉄板2の取付
位置は、戸外に配置される太陽光発電装置或いは電力貯
蔵装置からの蓄電電流を屋内に取り入れて各部屋に配電
する都合上、分電盤や配電盤を設置する部屋の鉄骨フレ
ームに設けても良い。これによって、それぞれの配線の
手間が省ける。
【0024】この実施の形態の建物ユニット1は、鉄骨
製フレームに内装用パネル8を支持する建物ユニット1
において、内装用パネル8にインバータ14のインバー
タ取付板6を取り付ける開口部9を形成し、開口部9内
にインバータ取付板6を位置調整可能に支持し、内装用
パネル8の開口部9の縁部にインバータ取付板6を覆う
カバー12を着脱可能に形成し、フレーム1に、インバ
ータ取付板6からの熱を面接触により支持する放熱用鉄
板2を開口部9に臨むように一体に形成したことを特徴
とする。
【0025】この実施の形態の建物ユニット1によれ
ば、太陽光発電システムや電力貯蔵システム等から供給
される直流を交流に変換したりするためのインバータ1
4を建物ユニット1に備え付ける前には、カバー12で
室内側を覆っているので、家具などの配置上邪魔になら
ず、外観の低下もない。
【0026】インバータ14を取り付ける場合には、カ
バー12を取り外すと、開口部9にインバータ取付板6
を容易に見つけることができる。
【0027】インバータ14をインバータ取付板6に取
り付け、インバータ取付板6を放熱用鉄板2に固定する
場合には、インバータ取付板6がコイルスプリング16
により位置調整可能であるので、微調整することがで
き、面接触させることができる。
【0028】インバータ取付板6は放熱用鉄板2に面接
触により支持されるので、インバータ14から放熱され
た熱はインバータ取付板6に通して放熱用鉄板2及び鉄
骨フレームに広い面積で効率よく伝達される。
【0029】鉄骨フレームは建物ユニット1の柱や梁を
構成するために長さや厚さも十分であり、熱容量が大き
いので、放熱効果も大きく、出力の大きなインバータ1
4を設置可能となる。また、空冷ファンを用いなくても
十分な放熱が可能であり、音の発生の心配もない。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の建物ユニットによれ
ば、太陽光発電システムや電力貯蔵システム等のインバ
ータを建物ユニットに備え付ける場合、インバータの取
付板は金属製板材に支持されるので、インバータから放
熱された熱はインバータの取付板を通して金属製板材に
効率よく伝達されると共に、インバータは開口部内の取
付板に支持されるために、家具などの配置上邪魔になら
ず外観の低下もない。
【0031】金属製板材は金属製フレームに形成されて
おり、金属フレームは建物ユニットの支柱を構成するた
めに長さや厚さも十分であり、熱容量が大きいので、放
熱効果も大きく、出力の大きなインバータを設置可能と
なる。
【0032】また、空冷ファンを用いなくても十分な放
熱が可能であり、音の発生の心配もない。
【0033】本発明の請求項2の建物ユニットによれ
ば、インバータの取付板をインバータに直接強固に取り
付け、直接金属製板材でインバータの荷重を支えること
ができるので、住宅用の内装用パネル等の内装材を傷つ
けずにインバータを取り付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる建物ユニットの部
分断面図。
【図2】図1の建物ユニットの鉄骨フレームにインバー
タを取り付ける状態の部分断面図。
【図3】内装用パネル側から見たインバータの取付状態
の部分平面図。
【図4】本発明の実施の形態にかかる鉄骨フレームの概
略斜視図。
【符号の説明】
1 鉄骨製フレーム 1A 支柱 6 インバータ取付板 8 内装用パネル 9 開口部 12 カバー 14 インバータ 16 コイルスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製フレームと該金属製フレームに支持
    される内装用パネルとを備える建物ユニットにおいて、 前記内装用パネルにインバータの取付板を取り付ける開
    口部を形成し、前記開口部内に前記取付板を配置し、前
    記金属製フレームに、前記取付板からの熱を支持する金
    属製板材を前記開口部に臨むように形成したことを特徴
    とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1の建物ユニットにおいて、前記イ
    ンバータを前記取付板に固定し、前記取付板を前記金属
    製板材に固定したことを特徴とする建物ユニット。
JP11235625A 1999-08-23 1999-08-23 建物ユニット Pending JP2001059276A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282987A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Aisin Seiki Co Ltd 熱電モジュールおよび光送信装置
KR101063208B1 (ko) * 2011-06-09 2011-09-07 이앤에이치(주) 마이크로 인버터를 갖춘 건물 일체형 태양광 발전 장치

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