JP2001059202A - レールの加温装置 - Google Patents

レールの加温装置

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JP2001059202A
JP2001059202A JP11235961A JP23596199A JP2001059202A JP 2001059202 A JP2001059202 A JP 2001059202A JP 11235961 A JP11235961 A JP 11235961A JP 23596199 A JP23596199 A JP 23596199A JP 2001059202 A JP2001059202 A JP 2001059202A
Authority
JP
Japan
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rail
heater
head
hole
temperature sensor
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Pending
Application number
JP11235961A
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English (en)
Inventor
Kazue Yamashita
和重 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/30Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒーターの熱を結露の防止や融雪等に有効に
使えて消費電力が少なくてすみ、かつ構造が簡単で低コ
ストで利用できるレールの加温装置を提供する。 【解決手段】 レール1の頭部1aに軸方向の孔2を形
成し、孔2に線状のヒーター3を挿入した。レール1の
頭部1aにおける踏面1dを除く外表面に温度センサ4
を取付け、温度センサ4の検知信号に基づいて温度制御
装置5がヒーター電源6を制御する。このため、過加熱
防止や通電時間の設定が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レールの加温装置
に関する。さらに詳しくは、野外に敷設したレールの降
雪時における冠雪やレールポイントの凍結を防止した
り、自動倉庫等の屋内に設置したスタッカクレーン用の
レールにおける梅雨期に発生する結露を防止するレール
の加温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、自動倉庫のような屋内に敷設し
たレールに結露が発生した場合は、車輪がスリップしや
すいので、加減速時の加速度を小さくするか、露を人手
によってきれいに拭き取るようにしていた。しかし拭き
取ってもすぐに結露することがあり、このような場合に
は有効な対策がなかった。野外に敷設したレールの加温
装置に関しては、特開平8−253903号公報記載の
従来例Iや特開平4−309602号公報記載の従来例
IIなどの融雪技術がある。前記従来例Iは、レールポイ
ントの凍結防止を目的としたもので、図4に示すよう
に、レール103 の頭部と底部をつなぐ腹部の側面に加熱
体102 を当てて、固定した構造である。前記従来例IIも
レールポイントの凍結防止を目的としたもので、図5に
示すように、レール203 の側面あるいは底面に配置した
ヒーター201 の背面に反射板兼用のフード202 を配置
し、さらにそれらを取り囲むカバー217 を設けたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来例
Iはつぎのような問題がある。 (1) レール103 上面の露等を取り除くのに、レールの側
面からヒーター102 で加熱しているので、熱効率が悪
い。 (2) ヒーター102 はレール103 の側面にむき出しである
ため、加熱エネルギーがレール側面以外の表面から逃げ
てしまう。このため消費電力が大きくなる。 (3) ヒーター102 をレール103 に取付けるための押え具
を必要とすると共に、レール103 下面にも押え具が挿入
されており構造が複雑である。 また、上記従来例IIでは、ヒーター201 に対してフード
202 とカバー217 を設けて熱効率を上げているが、これ
でも熱は逃げて消費電力が大きくなり、構造がかなり複
雑である。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、ヒーターの熱
を結露の防止や融雪等に有効に使えて消費電力が少なく
てすみ、かつ構造が簡単で低コストで利用できるレール
の加温装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のレールの加温
装置は、レールの頭部に軸方向の孔を形成し、該孔に線
状のヒーターを挿入したことを特徴とする。請求項2の
レールの加温装置は、請求項1記載の発明において、前
記レールの頭部における踏面を除く少なくとも一つの外
表面に温度センサを取付け、該温度センサにより前記ヒ
ーターへの通電を制御するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】請求項1の発明によれば、ヒーターは頭部
に形成した孔内に入っているので、レールの頭部を直接
加熱でき、しかも熱が直接外へ逃げないので、熱エネル
ギーを有効に使え、消費電力が少なくなる。また、基本
構造が、孔内にヒーターを挿入しただけであるので、構
成が簡単であり、低コストで設置でき保守が容易であ
る。請求項2の発明によれば、温度センサでレールの頭
部の温度を検出できるので、結露の発生が予想される時
期に通電させたり、凍結防止や結露解消に必要な温度以
上の加温を防止できるので、電力エネルギーを有効に利
用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るレ
ール加温装置の断面図、図2は同レールの加温装置の側
面図、図3は同レールの加温装置の制御回路図である。
【0008】図1において、1はレールであり、公知の
レールと同様に、頭部1aと底部1bとそれらをつなぐ
腹部1cを有している。すなわち、その断面形状はエ字
形である。そして、頭部1aの上面は車輪が接触する踏
面1dである。レール1は、鋼製やアルミニウム製など
任意の材料のものを用いられる。
【0009】前記頭部1aにはレール1の軸方向(長手
方向)に沿って、孔2が形成されている。この孔2は後
述するヒーター3が挿入可能な径であればよい。またこ
の孔2は穿孔して形成してもよく、レール1の押出成形
時に同時に成形してもよい。ヒーター3は線状のものが
用いられる。なお、本明細書でいう「線状」の概念に
は、曲がりやすい紐状のものや、少し太い棒状のものも
含まれる。このようなヒーター3の好適な一例として坂
口電熱株式会社製の商品名「シリコンゴムヒーター」が
ある。このヒーターは、ガラスウール製の芯のまわりに
ヒーター線を巻き付け、シリコンゴムで被覆したもので
ある。そして、漏電等の心配がなく、容易に任意の形状
をとれるフレキシブル性に富むという利点がある。
【0010】上記のように、ヒーター3をレール1の頭
部1aにおける孔2内へ挿入すると、ヒーター3の発生
する熱はほとんど外部(外気)へ逃げることなく、頭部
1aの加温に利用される。また、その熱は頭部1aの外
表面以外の表面から逃げることも少ない。よって、少な
い熱エネルギーでレール1を加温あるいは保温し、結露
を防止したり、雪を融かし凍結等を防止できる。
【0011】図1〜2において、4は温度センサであ
る。この温度センサ4は、レール1の頭部1aの側部下
面また側部横面など、レール頭部1aの温度を正確に検
出できる所に取付けられる。また、レール1の内部に埋
めこむことも可能である。このように取付けることによ
り、レール1上の車輪の走行の邪魔にならず、しかもレ
ール踏面1dの温度をかなり正確に把握することができ
る。
【0012】図3に示すように、レールは多数本のレー
ル1が直列に接続されるが、1本1本のレール1に温度
センサ4が1個ずつ取付けられる。5は温度制御装置で
あり、6はヒーター電源である。温度センサ4の検知信
号は制御装置5に導かれ、この制御装置5によりヒータ
ー電源6をコントロールし、ヒーター3の発熱量を適正
に維持したり、所望の時刻にON、OFF させることがで
きる。例えば、温度制御装置5にサーモスタットを組込
んでおくか、ヒーター3の熱容量を適正値に選択してお
くとレール1の踏面1dの温度が過度に上昇しないよう
にできる。また、温度制御装置5にタイマーを組込んで
おけば、結露が発生する前に加熱を開始するとか、結露
が発生する時間帯である夕方から朝までの間で加熱する
ようなタイムコントロールが可能となる。
【0013】したがって、本実施形態によれば、屋内に
敷設したレール1の結露を防止できるので、スタッカク
レーン等の車輪のスリップが生じなくなり、加減速度も
低下させる必要がないので、作業能率が落ちないという
効果を奏する。また、レール1上の水を人手で拭き取る
という手間も不要となる。そして、野外に敷設したレー
ル1では、降雪時における冠雪を除き、レールポイント
等の凍結も防止できるので、冬期の利用性が向上する。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レールの頭部
を直接加熱でき、熱エネルギーを有効に使えるので、消
費電力が少なくなる。また、基本構造が、構成が簡単で
あり、低コストで設置でき保守が容易である。請求項2
の発明によれば、結露の発生が予想される時期に通電さ
せたり、凍結防止や結露解消に必要な温度以上の加温を
防止できるので、電力エネルギーを有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレール加温装置の断
面図である。
【図2】同レールの加温装置の側面図である。
【図3】同レールの加温装置の制御回路図である。
【図4】従来例Iの断面図である。
【図5】従来例IIの断面図である。
【符号の説明】
1 レール 2 孔 3 ヒーター 4 温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールの頭部に軸方向の孔を形成し、該孔
    に線状のヒーターを挿入したことを特徴とするレールの
    加温装置。
  2. 【請求項2】前記レールの頭部における踏面を除く少な
    くとも一つの外表面に温度センサを取付け、該温度セン
    サにより前記ヒーターへの通電を制御するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のレールの加温装置。
JP11235961A 1999-08-23 1999-08-23 レールの加温装置 Pending JP2001059202A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356286A (ja) * 2001-05-29 2002-12-10 Kenichi Kawaji モノレール型階段昇降装置
KR20060075808A (ko) * 2004-12-29 2006-07-04 주식회사 알티비코리아 궤도 빔의 제설ㆍ제빙 방법

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JP2002356286A (ja) * 2001-05-29 2002-12-10 Kenichi Kawaji モノレール型階段昇降装置
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