JP2001058605A - シート体生産システム - Google Patents

シート体生産システム

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JP2001058605A
JP2001058605A JP11236199A JP23619999A JP2001058605A JP 2001058605 A JP2001058605 A JP 2001058605A JP 11236199 A JP11236199 A JP 11236199A JP 23619999 A JP23619999 A JP 23619999A JP 2001058605 A JP2001058605 A JP 2001058605A
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JP
Japan
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book
protective cover
package
cylinder
transport
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Pending
Application number
JP11236199A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Morimoto
秀幸 森元
Koichi Kawai
弘一 川井
Yuji Okabe
雄二 岡部
Yasushi Kikuchi
泰 菊池
Masao Tsuruta
征男 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B25/00Packaging other articles presenting special problems
    • B65B25/14Packaging paper or like sheets, envelopes, or newspapers, in flat, folded, or rolled form

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】生産作業を自動化し、効率的にシート体を生産
する。 【解決手段】保護カバー仮折り装置200において仮折
りされた保護カバー12は、冊製造装置400Aおよび
400Bに供給され、その上にフイルムFが積層された
後、折り込まれて冊26が製造され、次いで、遮光袋に
収納されてフイルム包装体Wとして包装体積込装置80
0より搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のシート体
を積層し袋詰めしてなる包装体を生産するシート体生産
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、X線フイルム等は、ロール状に
巻装された感光材料を所定長毎に切断してシート体とし
た後、そのシート体を複数枚積層して保護カバーを装着
し、次いで、遮光袋に密封し包装体として出荷される。
【0003】ところで、このようなシート体の生産に当
たっては、多数の複雑な作業処理が必要になるため、そ
れらの全てを自動化することは極めて困難であった。し
かも、シート体がフイルムのような感光材料である場合
には、作業の全てを遮光状態で行わなければならないた
め、作業自体も困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の不具
合を解消するためになされたものであって、生産作業を
自動化し、効率的にシート体を生産することのできるシ
ート体生産システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、複数枚のシート体を保護する保護カバ
ー上にシート体を積層した後、前記保護カバーを折曲し
て前記シート体に装着し、次いで、保護カバーの装着さ
れた複数枚の前記シート体からなる冊を包装体製造装置
に供給し、袋詰めすることで包装体とし、その包装体を
包装体積込装置に供給して積み込み処理を行い出荷す
る。
【0006】この場合、相互に係合する係合部を保護カ
バーに設け、冊製造装置における係合機構によりこれら
を係合させることで、シート体を確実に保持させること
ができる。
【0007】また、保護カバーを仮折りする保護カバー
仮折り装置を設け、この保護カバー仮折り装置と冊製造
装置との間に保護カバー分配供給装置を配置し、複数の
冊製造装置に供給することにより、冊の製造処理を効率
的に行うことができる。
【0008】また、冊製造装置と包装体製造装置との間
に冊反転装置を配置することにより、シート体の取り扱
い状況に応じて冊を自動反転することができる。
【0009】さらに、冊反転装置と包装体製造装置との
間に冊搬送装置を配置することにより、冊反転装置に対
する包装体製造装置の配置関係の自由度を向上させるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態のフイルム生
産システム10(図2)によって生産されるフイルム包
装体Wの生産工程の説明図である。なお、このフイルム
生産システム10において製造されるフイルムFは、例
えば、加熱されることで画像情報に応じて発色する熱現
像感光材料を含むものとする。
【0011】このフイルム生産システム10では、先
ず、仮折り工程において、平板状で供給されるフイルム
Fの保護カバー12の底面部14と天面部16との間に
第1折曲ライン18および第2折曲ライン20が形成さ
れるとともに、底面部14の側面部21に第3折曲ライ
ン22、天面部16の側面部23に第4折曲ライン24
が夫々形成される。なお、側面部21には、側面部23
を係合させるためのスリット25が形成されている。
【0012】次に、仮折りされた保護カバー12は、2
つの位置に分配された後、各保護カバー12の天面部1
6上にフイルムFが集積される。複数のフイルムFが集
積されると、最上部のフイルムF上に保護カバー12の
底面部14が折り込まれるとともに、側面部21と側面
部23とが係合されて冊26(少なくとも一部分が保護
カバー12により覆われた複数のフイルムFの積層体
を、以下、「冊」という。)となり、この冊26が18
0゜旋回された後、反転される。この場合、フイルムF
の一部を露出する天面部16が上となり、この状態にお
いて、例えば、当該フイルムFが画像記録装置に供給さ
れた際、フイルム吸着手段により露出部分からフイルム
Fが吸着される。
【0013】一方、反転された冊26は、遮光袋28に
収納され、その遮光袋28の前後に突出する前フィレッ
ト部30および後フィレット部32が折り込まれ、重畳
する部分に製品情報の記録されたラベル34が貼着さ
れ、最終製品であるフイルム包装体Wとして箱詰めされ
出荷される。
【0014】上記のようにしてフイルム包装体Wを生産
するフイルム生産システム10の構成を図2に従って説
明する。なお、このフイルム生産システム10では、図
1に示すフイルム包装体W(これを小サイズのフイルム
包装体Wと称する。)と、大サイズのフイルム包装体と
を切り替えて生産することができる。以下においては、
主として小サイズのフイルム包装体Wを生産する場合に
ついて説明する。
【0015】フイルム生産システム10は、フイルム供
給装置100と、保護カバー仮折り装置200と、保護
カバー分配供給装置300と、冊製造装置400Aおよ
び400Bと、冊反転装置500と、冊搬送装置600
と、包装体製造装置700と、包装体積込装置800と
から基本的に構成される。
【0016】フイルム供給装置100は、ロールフイル
ム36を所定長さのフイルムFに切断して冊製造装置4
00Aおよび400Bに供給する。保護カバー仮折り装
置200は、保護カバー12を第1折曲ライン18、第
2折曲ライン20、第3折曲ライン22および第4折曲
ライン24で仮折りして保護カバー分配供給装置300
に供給する。なお、保護カバー仮折り装置200と保護
カバー分配供給装置300との間には、保護カバー12
を吸着して保護カバー分配供給装置300に搬送する保
護カバー吸着搬送装置900が配置される。
【0017】保護カバー分配供給装置300は、保護カ
バー12を分配して冊製造装置400Aおよび400B
に供給する。保護カバー分配供給装置300と冊製造装
置400Aおよび400Bとの間には、保護カバー12
を吸着して冊製造装置400Aおよび400Bに搬送す
る上部保護カバー吸着搬送装置950Aおよび下部保護
カバー吸着搬送装置950Bが配置される。
【0018】冊製造装置400Aおよび400Bは、保
護カバー12上に複数のフイルムFを集積した後、保護
カバー12を折り込むことにより冊26を製造する。冊
反転装置500は、冊26の上下の反転を行う。冊搬送
装置600は、冊26を冊反転装置500から包装体製
造装置700に供給するもので、冊26を冊反転装置5
00から取り出して搬送する冊搬送台車610と、冊2
6を冊搬送台車610から包装体製造装置700に対し
て搬出する冊搬出機620とを備える。
【0019】包装体製造装置700は、冊26を遮光袋
28に収納してフイルム包装体Wを形成するもので、包
装前の冊26を搬送する冊搬送部710と、冊26を遮
光袋28に収納する冊収納部720と、遮光袋28の前
フィレット部30および後フィレット部32を折ってラ
ベル34を貼着することでフイルム包装体Wを形成する
包装体形成部730とを備える。
【0020】包装体積込装置800は、包装体製造装置
700からフイルム包装体Wを搬出する包装体搬出機8
10と、包装体搬出機810によって搬出されたフイル
ム包装体Wをマガジン854に積み込み、次いで、マガ
ジン854をパレット855に積み込む処理を行う包装
体積込部820とを備える。
【0021】次に、フイルム生産システム10を構成す
る各装置について詳細に説明する。
【0022】フイルム供給装置100(図2参照) フイルム供給装置100は、フイルム搬送ライン102
と、フイルム搬送ライン102において搬送されるロー
ルフイルム36を所定長毎に切断し、フイルムFとする
フイルム切断部104と、フイルム搬送ライン102か
ら分岐され、切断されたフイルムFを冊製造装置400
Aおよび400Bに搬送する上部フイルム搬送ライン1
06Aおよび下部フイルム搬送ライン106Bとを備え
る。フイルム搬送ライン102には、2台の台車108
にセットされたロールフイルム36が交互に切り替えら
れることで連続的に供給される。なお、このフイルム供
給装置100では、小サイズの保護カバー12に積層さ
れるフイルムFと、大サイズの保護カバーに積層される
横幅の広いフイルムとを切り替えて供給することができ
る。
【0023】保護カバー仮折り装置200(図3〜図9参照) 保護カバー仮折り装置200は、図3に示すように、第
1仮折り機構202と、第2仮折り機構204と、昇降
機構206とから基本的に構成される。第1仮折り機構
202は、矢印方向より搬入される保護カバー12の第
1折曲ライン18および第2折曲ライン20の仮折り処
理を行う。第2仮折り機構204は、保護カバー12の
第3折曲ライン22および第4折曲ライン24の仮折り
処理を行う。昇降機構206は、仮折り処理された保護
カバー12を上方向に搬送して保護カバー吸着搬送装置
900に供給する。
【0024】第1仮折り機構202には、図4および図
5に示すように、基台208上に3本の搬送ベルト21
0a〜210cが配置される。搬送ベルト210aおよ
び210bは、小サイズの保護カバー12を支持搬送す
るためのもので、搬送ベルト210cは、搬送ベルト2
10a、210bとともに大サイズの保護カバーを支持
搬送するためのものである。搬送ベルト210a〜21
0cは、駆動軸212によって連結されている。この駆
動軸212は、基台208の下部に配設された搬送ベル
ト駆動モータ214によりベルト216を介して回転駆
動される。
【0025】搬送ベルト210aの側部には、ローラ変
位シリンダ218が配設されており、このローラ変位シ
リンダ218には、ブラケット222が連結される。ブ
ラケット222には、リンク部材224を介してローラ
226が連結される。ローラ226は、ローラ変位シリ
ンダ218により搬送ベルト210aに沿って変位可能
であり、保護カバー12の天面部16の搬入側を搬送ベ
ルト210aと協同して挟持する。
【0026】また、搬送ベルト210aの側部には、ロ
ーラ旋回シリンダ228が配設されており、このローラ
旋回シリンダ228には、ブラケット232の中間部分
が軸支される。ブラケット232は、一端部がブラケッ
ト234を介して基台208側に軸支され、他端部に
は、リンク部材236を介してローラ238が連結され
る。ローラ238は、ローラ旋回シリンダ228により
搬送ベルト210aに対して近接離間可能であり、保護
カバー12の天面部16の搬出側を搬送ベルト210a
と協同して挟持する。
【0027】ローラ変位シリンダ218とローラ旋回シ
リンダ228との間には、天面部16の位置決めを行う
ための位置決め板240が配設される。この位置決め板
240は、保護カバー12のサイズに応じて搬送ベルト
210aと直交する方向に移動可能に構成される。
【0028】搬送ベルト210cの側部には、ブラケッ
ト242が基台208に固定されて配置される。このブ
ラケット242には、大サイズの保護カバー12の底面
部14を搬送ベルト210cと協同して挟持するローラ
244がリンク部材246を介して連結される。また、
搬送ベルト210cの側部には、大サイズの保護カバー
12の底面部14を天面部16側に押圧するための押圧
板248が配置される。押圧板248は、基台208の
下面部に配設された押圧板変位シリンダ250によって
変位可能である。
【0029】さらに、ブラケット242には、ローラ変
位シリンダ252と、押さえ板変位シリンダ254と、
延ばし板変位シリンダ256とが固定される。ローラ変
位シリンダ252には、リンク部材258a、258b
を介してローラ260a、260bが連結される。ロー
ラ260a、260bは、ローラ変位シリンダ252に
より搬送ベルト210bに対して近接離間可能であり、
保護カバー12の底面部14の搬入側を搬送ベルト21
0bと協同して挟持する。押さえ板変位シリンダ254
には、保護カバー12の底面部14における第1折曲ラ
イン18の近傍を、基台208に固定された支持台26
2と協同して挟持する押さえ板264が連結される。押
さえ板264は、押さえ板変位シリンダ254により支
持台262に対して近接離間可能である。延ばし板変位
シリンダ256には、先端部が円弧状に形成された延ば
し板266が連結されており、この延ばし板266によ
って、折曲された保護カバー12の天面部16の延ばし
作業を行う。延ばし板266は、延ばし板変位シリンダ
256により保護カバー12に沿って変位可能である。
【0030】さらにまた、ブラケット242には、押さ
え板264に向かって傾斜する天面部支持板268が配
設される。この天面部支持板268は、折曲された天面
部16を支持する。
【0031】搬送ベルト210bと搬送ベルト210c
との間には、小サイズの保護カバー12の底面部14を
天面部16側に押圧するための押圧板270が配置され
る。押圧板270は、基台208の下面部に配設された
押圧板変位シリンダ272によって変位可能である。
【0032】基台208の下面部には、搬送ベルト21
0bによる搬送方向と直交する方向に延在するガイドレ
ール274が配設され、このガイドレール274にブラ
ケット276が係合する。ブラケット276は、基台2
08に固定されたブラケット変位シリンダ278により
ガイドレール274に沿って変位可能である。ブラケッ
ト276には、垂直方向に延在するガイドレール277
に沿って変位可能な取付ブラケット279を介して昇降
シリンダ280が配設される。なお、取付ブラケット2
79は、上端部が昇降シリンダ280の上部に突出す
る。昇降シリンダ280には、折曲部材282が連結さ
れる。折曲部材282は、上面部に傾斜面を有し、昇降
シリンダ280によって上下方向に変位可能であるとと
もに、ブラケット変位シリンダ278によってブラケッ
ト276とともに搬送ベルト210b方向に変位可能で
ある。
【0033】なお、基台208上には、保護カバー12
における搬出方向の側部の位置決めを行う位置決め板2
84a、284bが配設される。これらの位置決め板2
84a、284bは、基台208に設けた図示しない昇
降シリンダによって上下方向に変位可能である。
【0034】第2仮折り機構204には、図6および図
7に示すように、基台286上に3本の搬送ベルト28
8a〜288cが配置される。搬送ベルト288aおよ
び288bは、小サイズの保護カバー12を支持搬送す
るためのもので、搬送ベルト288cは、搬送ベルト2
88a、288bとともに大サイズの保護カバーを支持
搬送するためのものである。搬送ベルト288a〜28
8cは、駆動軸290によって連結されており、基台2
86の下部に配設された図示しない搬送ベルト駆動モー
タにより回転駆動される。
【0035】搬送ベルト288aの側部には、ブラケッ
ト291が配設され、このブラケット291には、リン
ク部材292を介してローラ294が連結される。ロー
ラ294は、保護カバー12の天面部16の搬入側を搬
送ベルト288aと協同して挟持する。
【0036】また、搬送ベルト288aの側部には、ブ
ラケット296が配設され、このブラケット296に
は、ローラ変位シリンダ298およびリンク部材201
を介してローラ203が連結される。ローラ203は、
ローラ変位シリンダ298により搬送ベルト288aに
対して近接離間可能であり、保護カバー12の天面部1
6の搬出側を搬送ベルト288aと協同して挟持する。
【0037】ブラケット291とブラケット296との
間には、保護カバー12の天面部16の位置決めを行う
位置決め板205が配設される。この位置決め板205
は、保護カバー12のサイズに応じて搬送ベルト288
aと直交する方向に移動可能に構成される。
【0038】搬送ベルト288a〜288c間には、ブ
ラケット207が橋架されており、このブラケット20
7には、搬送ベルト288b、288c間に配置される
ブラケット209が連結される。このブラケット209
には、リンク部材211a〜211dを介してローラ2
13a〜213dが連結される。ローラ213a、21
3bは、保護カバー12の底面部14を搬送ベルト28
8bと協同して挟持し、ローラ213c、213dは、
大サイズの保護カバーのみを搬送ベルト288cと協同
して挟持する。なお、ローラ213b、213dは、ロ
ーラ変位シリンダ215により搬送ベルト288b、2
88cに対して近接離間可能である。
【0039】ブラケット207には、押さえ板変位シリ
ンダ217a、217bが固定される。押さえ板変位シ
リンダ217a、217bには、保護カバー12の第3
折曲ライン22、第4折曲ライン24の近傍を、基台2
86に固定された支持台219と協同して挟持する押さ
え板221a、221bが連結される。また、押さえ板
221a、221bには、延ばし板変位シリンダ223
a、223bが固定されており、各延ばし板変位シリン
ダ223a、223bには、折曲された保護カバー12
の側面部21、23の延ばし作業を行う延ばし板225
a、225bが連結される。
【0040】さらに、ブラケット207には、位置決め
板変位シリンダ227a、227bが固定されており、
各位置決め板変位シリンダ227a、227bには、側
面部21、23の位置決めを行う位置決め板229a、
229bが連結される。
【0041】基台286の下面部には、搬送ベルト28
8a〜288cによる保護カバー12の搬送方向に延在
するガイドレール231が配設され、このガイドレール
231にブラケット233が係合する。ブラケット23
3は、基台286に固定されたブラケット変位シリンダ
235によりガイドレール231に沿って変位可能であ
る。ブラケット233には、昇降シリンダ237が配設
され、この昇降シリンダ237には、折曲部材239が
連結される。折曲部材239は、上面部に傾斜面を有
し、昇降シリンダ237によって上下方向に変位可能で
あるとともに、ブラケット変位シリンダ235によって
ブラケット233とともに搬送ベルト288a〜288
cの搬送方向に変位可能である。
【0042】昇降機構206は、図8および図9に示す
ように、4本のガイドロッド241a〜241dにより
支持され、昇降シリンダ243によって昇降する昇降テ
ーブル245を有し、この昇降テーブル245の上に配
設される基台247上には、3本の搬送ベルト249a
〜249cが配置される。搬送ベルト249aおよび2
49bは、小サイズの保護カバー12を支持搬送するた
めのもので、搬送ベルト249cは、搬送ベルト249
a、249bとともに大サイズの保護カバーを支持搬送
するためのものである。
【0043】保護カバー12の搬入側には、ブラケット
251が配設されており、このブラケット251には、
ローラ変位シリンダ253およびリンク部材255a、
255bを介してローラ257a、257bが連結され
る。各ローラ257a、257bは、搬送ベルト249
a〜249cと協同して保護カバー12を挟持するもの
で、ローラ変位シリンダ253により搬送ベルト249
a〜249cに沿って変位可能に構成される。
【0044】また、搬送ベルト249aおよび249c
の側部には、先端部に保護カバー12を押さえるための
略L字形状の押さえ板263a、263bが固定された
押さえ機構259a、259bが配設される。これらの
押さえ機構259a、259bは、シリンダ265a、
265bによって搬送ベルト249a〜249cと直交
する方向に移動可能に構成される。さらに、基台247
上には、保護カバー12の側面部21、23側の位置決
めを行う位置決め板261a、261bが配設される。
【0045】保護カバー吸着搬送装置900(図9、図10参照) 保護カバー吸着搬送装置900は、図9に示すように、
保護カバー仮折り装置200を構成する昇降機構206
と保護カバー分配供給装置300との間に配設される。
すなわち、保護カバー吸着搬送装置900は、支柱90
2a、902bおよび904a、904b間に橋架され
るガイドレール906a、906bを有し、ガイドレー
ル906a、906bには、保護カバー12を吸着搬送
する吸着搬送機構908が配設される。吸着搬送機構9
08は、ガイドレール906a、906bの端部に配設
された駆動モータ910によって駆動変位されるベルト
部材912により、ガイドレール906a、906bに
沿って変位可能に構成される。
【0046】吸着搬送機構908は、図10に示すよう
に、ガイドレール906a、906bに橋架される支持
板914と、支持板914に連結されるブラケット91
6と、ブラケット916に固定された昇降シリンダ91
8と、昇降シリンダ918に連結される昇降板920と
を備え、昇降板920には、保護カバー12を吸着する
複数の吸着盤922が配設される。なお、ブラケット9
16には、支持板914に挿通される4本のガイドバー
924a〜924dが設けられる。
【0047】保護カバー分配供給装置300(図9〜図11参照) 保護カバー分配供給装置300は、図10に示すよう
に、保護カバー仮折り装置200から離間する保護カバ
ー吸着搬送装置900の端部側に配置されており、2本
の立設されたガイドレール302a、302bと、ガイ
ドレール302a、302b間に配設される昇降シリン
ダ304と、昇降シリンダ304に連結され、ガイドレ
ール302a、302bにガイドされて昇降する昇降テ
ーブル306と、昇降テーブル306に固定された第1
ブラケット308と、第1ブラケット308に連結され
た保護カバー受け渡しテーブル310とを備える。保護
カバー受け渡しテーブル310は、支軸312によって
第1ブラケット308に軸支される。昇降テーブル30
6には、第2ブラケット314が固定されており、この
第2ブラケット314と保護カバー受け渡しテーブル3
10との間に連結された偏位シリンダ316により、保
護カバー受け渡しテーブル310が回動可能に構成され
る。
【0048】保護カバー受け渡しテーブル310の保護
カバー12が載置される面には、多数の吸着孔318が
形成されており、この吸着孔318による吸引作用によ
り保護カバー12が吸着保持される。なお、吸着孔31
8の形成された保護カバー受け渡し面320の中央部に
は、保護カバー12の有無を検出するためのピット32
2が形成されている。昇降テーブル306には、前記ピ
ット322に対して光を照射し、その反射光の有無に基
づいて保護カバー12の有無を検知するための保護カバ
ー検知センサ324が設けられる。
【0049】上部保護カバー吸着搬送装置950A、下
部保護カバー吸着搬送装置950B(図11、図12参
照) 上部保護カバー吸着搬送装置950Aおよび下部保護カ
バー吸着搬送装置950Bは、図11に示すように、保
護カバー分配供給装置300と冊製造装置400Aおよ
び400Bとの間に配置される。
【0050】上部保護カバー吸着搬送装置950Aは、
保護カバー分配供給装置300を構成するガイドレール
302a、302bの上部に固定されたブラケット95
2a、952bに一端部が固定される一対のガイドレー
ル954a、954bと、ガイドレール954a、95
4bに沿って移動する吸着搬送機構956Aとを備え
る。ガイドレール954a、954bの他端部は、冊製
造装置400Aおよび400Bの近傍に立設されたフレ
ーム958a、958bに固定される。
【0051】下部保護カバー吸着搬送装置950Bは、
保護カバー分配供給装置300を構成するガイドレール
302a、302bの下部に固定されたブラケット96
0a、960bに一端部が固定される一対のガイドレー
ル962a、962bと、ガイドレール962a、96
2bに沿って移動する吸着搬送機構956Bとを備え
る。ガイドレール962a、962bの他端部は、冊製
造装置400Aおよび400Bの近傍に立設されたフレ
ーム958a、958bに固定される。
【0052】なお、ガイドレール954aおよび962
aは、ガイドレール954b、962bよりも上部に配
置されており、従って、これらによって支持される吸着
搬送機構956A、956Bは、保護カバー分配供給装
置300を構成する保護カバー受け渡しテーブル310
の回動方向に傾斜して設定される。
【0053】吸着搬送機構956Aは、ガイドレール9
54aの端部に固定された駆動モータ964によって駆
動変位されるベルト部材966により、ガイドレール9
54a、954bに沿って変位可能に構成される。この
吸着搬送機構956Aは、図12に示すように、ガイド
レール954a、954bに橋架される支持板968
と、支持板968に固定された昇降シリンダ970と、
昇降シリンダ970に連結される昇降板972とを備え
る。昇降板972には、保護カバー12を吸着する複数
の吸着盤974が配設される。なお、昇降板972に
は、支持板968に挿通される4本のガイドバー976
a〜976dが設けられる。昇降板972は、昇降シリ
ンダ970によって上下方向に変位可能である。
【0054】また、保護カバー12の天面部16側に対
応する昇降板972の側部と、保護カバー12の側面部
23側に対応する昇降板972の側部とには、位置決め
用爪部材978、980が装着される。位置決め用爪部
材978は、中央部が昇降板972に軸支され、その上
部には昇降板972に固定された回動シリンダ982が
連結される。位置決め用爪部材980は、昇降板972
に固定された昇降シリンダ984に連結される。
【0055】吸着搬送機構956Bは、吸着搬送機構9
56Aと同一の構成からなるため、その説明は省略す
る。
【0056】冊製造装置400A、400B(図13〜図22参照) 冊製造装置400Aおよび400Bは、図13および図
14に示すように、基台402上に支軸404を介して
旋回可能に軸支される旋回テーブル406を有する。基
台402は、旋回テーブル駆動モータ408を備え、こ
の旋回テーブル駆動モータ408の駆動軸に装着された
ギア410が支軸404の外周部に形成されたギア41
2に噛合する。また、基台402は、フイルムFの集積
性を向上させるため、図15に示すように、上面部が下
流側の冊反転装置500に対して傾斜して設定されてい
る。さらに、旋回テーブル406は、保護カバー12の
搬入側がやや上となるように、上面部がわずかに傾斜し
て設定されている。
【0057】旋回テーブル406の上部には、ロッドレ
スシリンダ414の両端部がブラケット416a、41
6bによって支持される。ロッドレスシリンダ414
は、図示しないピストンを収納するチューブ418と、
前記ピストンに連結されチューブ418に沿って変位す
る変位部材420とからなる。ロッドレスシリンダ41
4の両側部には、支持台422a〜422cが配置さ
れ、各支持台422a〜422c上には、ガイド溝42
4a〜424cを有するガイド部材426a〜426c
が配設される。ガイド部材426a〜426cのガイド
溝424a〜424cには、ガイドレール428a〜4
28cが摺動自在に係合する。そして、これらのガイド
レール428a〜428cおよびロッドレスシリンダ4
14の変位部材420上には、第1スライドテーブル4
30が固定される。
【0058】第1スライドテーブル430は、図16に
示すように、4本のアーム部432a〜432dを有し
た櫛形状を呈し、各アーム部432a〜432dがガイ
ドレール428a、変位部材420、ガイドレール42
8bおよび428cに固定される(図14参照)。
【0059】第1スライドテーブル430の各アーム部
432a〜432d上には、ガイド溝434a〜434
dを有するガイド部材436a〜436dが配設され
る。ガイド部材436a〜436dのガイド溝434a
〜434dには、ガイドレール438a〜438dが摺
動自在に係合する。そして、これらのガイドレール43
8a〜438d上には、第2スライドテーブル440が
固定される。
【0060】第2スライドテーブル440は、図16に
示すように、4本のアーム部442a〜442dを有し
た櫛形状を呈し、各アーム部442a〜442dがガイ
ドレール438a〜438dに固定される。
【0061】一方、第1スライドテーブル430のアー
ム部432bの側部には、プーリ444a、444bが
軸支される。プーリ444a、444bには、スライド
テーブル駆動ベルト446が掛けられる。このスライド
テーブル駆動ベルト446は、旋回テーブル406の支
持台422aとロッドレスシリンダ414との間に配置
されたベルト固定台448に連結される。また、スライ
ドテーブル駆動ベルト446には、第2スライドテーブ
ル440が連結される。従って、図17に示すように、
第1スライドテーブル430は、ロッドレスシリンダ4
14によって旋回テーブル406に対してスライドし、
第2スライドテーブル440は、第1スライドテーブル
430のスライドに伴うスライドテーブル駆動ベルト4
46の移動によって第1スライドテーブル430に対し
てスライドする。
【0062】旋回テーブル406の上面の中、ロッドレ
スシリンダ414と支持台422bとの間、および、支
持台422bと支持台422cとの間には、図14に示
すように、昇降シリンダ450および452が配置され
る。昇降シリンダ450は、第2スライドテーブル44
0のアーム部442b、442c間に対して、フイルム
Fを支持するための固定テーブル454を出入させ、昇
降シリンダ452は、第2スライドテーブル440のア
ーム部442c、442d間に対して、保護カバー12
の天面部16および側面部23を吸着支持するための吸
着テーブル456を出入させる。
【0063】第2スライドテーブル440の上面の中、
アーム部442aには、大サイズのフイルムをガイドす
るガイド板458aおよび458bが立設され、アーム
部442bには、小サイズのフイルムFをガイドするガ
イド板458cが立設され、さらに、アーム部442c
および442dを連結する部位には、大サイズおよび小
サイズのフイルムFをガイドするガイド板458dが立
設される。なお、大サイズのフイルムFの積層処理を行
う場合には、ガイド板458cが取り外される。
【0064】さらに、冊製造装置400Aおよび400
Bは、第2スライドテーブル440と同一面となるよう
に、アーム部442d側に2枚のガイド板460aおよ
び460bが配置される。ガイド板460aおよび46
0bの側部と、ガイド板460aおよび460b間とに
は、位置決めピン462a〜462fが配設される。こ
の中、位置決めピン462a〜462dは、小サイズの
保護カバー12の底面部14側の側部の位置決めを行
う。また、位置決めピン462a、462b、462
e、462fは、大サイズの保護カバーの位置決めを行
う。なお、位置決めピン462cおよび462dは、大
サイズの保護カバーに対する処理を行う場合に下降退避
するように構成されている。ガイド板460aおよび4
60b間には、大サイズの保護カバーを用いた処理を行
う際、前記保護カバーの下面を支持するための円弧状に
形成された2本のガイドレール464a、464bが配
設される。
【0065】第2スライドテーブル440のアーム部4
42cの先端部近傍には、保護カバー12の側面部23
の端部を保持する側面部保持ガイド466が配設され
る。側面部保持ガイド466は、一端部に側面部23に
係合する係合部468を有し、中間部が支持板470に
軸支される。また、側面部保持ガイド466の他端部に
は、支持板470に装着されたガイド駆動シリンダ47
2が連結される。側面部保持ガイド466は、ガイド駆
動シリンダ472の駆動作用下に支持板470を中心と
して旋回し、係合部468を側面部23に対して近接離
間可能である。
【0066】第2スライドテーブル440のアーム部4
42dおよび吸着テーブル456の先端部近傍には、保
護カバー12の側面部23を起こす起こしガイド474
が配設される。起こしガイド474は、図18に示すよ
うに、旋回テーブル406に装着されたガイド駆動シリ
ンダ476に一端部が連結され、中央部がブラケット4
78に軸支されており、その他端部側が第2スライドテ
ーブル440の側部から上方に突出するように構成され
る。
【0067】側面部保持ガイド466を駆動するガイド
駆動シリンダ472の側部には、保護カバー12の底面
部14を吸着保持する吸着テーブル480を旋回させる
吸着テーブル旋回シリンダ482が配設される。この吸
着テーブル旋回シリンダ482には、ラック484が連
結されており、ラック484には、アーム部材486に
設けられたピニオン488が噛合する。アーム部材48
6は、支持板470に装着された軸受490によって一
端部が軸支され、他端部に吸着テーブル480が配設さ
れる。吸着テーブル480は、ガイド板460aの側部
に配設されており、吸着テーブル旋回シリンダ482の
駆動作用下に軸受490を中心として旋回し、保護カバ
ー12の底面部14の折り込みを行う。
【0068】吸着テーブル480の側部には、保護カバ
ー12の側面部21を起こす起こしガイド492が配設
される。起こしガイド492は、図19に示すように、
支持板470に装着されたガイド駆動シリンダ494に
一端部が当接し、中央部がアーム部材486に軸支され
る。また、起こしガイド492の一端部とアーム部材4
86の先端部との間には、起こしガイド492を上方に
突出付勢するスプリング496が配設される。この場
合、吸着テーブル480が横臥状態にあるとき、ガイド
駆動シリンダ494を上方向に変位させることにより、
起こしガイド492の他端部が第2スライドテーブル4
40の下方向に収納状態となる。
【0069】第2スライドテーブル440のアーム部4
42bおよび442cの先端部近傍には、図20に示す
ように、底面部14の折り込まれた冊26の側面部21
および23を押さえる冊押さえ498aおよび498b
が配設される。なお、冊押さえ498aは、大小両サイ
ズの冊26を押さえ、冊押さえ498bは、大サイズの
冊を押さえる。冊押さえ498aおよび498bは、一
端部が旋回テーブル406に固定される押さえ駆動シリ
ンダ401により変位するリンク部材403の他端部に
連結される。リンク部材403は、中央部が第2スライ
ドテーブル440に軸支される。また、第2スライドテ
ーブル440のアーム部442bおよび442cと冊押
さえ498aおよび498bとは、スプリング405に
よって連結される。押さえ駆動シリンダ401を上方向
に変位させることにより、リンク部材403が回転し、
冊押さえ498aおよび498bがスプリング405の
弾発力に抗して旋回し、第2スライドテーブル440の
下方に変位する。
【0070】第2スライドテーブル440のアーム部4
42dの側部には、吸着テーブル480によって折り込
まれた保護カバー12の側面を押さえる折り込みガイド
407が配設される。折り込みガイド407は、図21
に示すように、アーム部442dの側部にブラケット4
09を介して軸支されており、アーム部442dに連結
されたスプリング411によって立設方向に付勢され
る。ブラケット409に軸支された折り込みガイド40
7には、リンク部材413の一端部が連結され、リンク
部材413の他端部には、旋回テーブル406に固定さ
れたガイド駆動シリンダ415が連結される。この場
合、ガイド駆動シリンダ415を水平方向に変位させる
ことにより、リンク部材413を介して折り込みガイド
407が旋回する。
【0071】第2スライドテーブル440を挟んで冊押
さえ498aおよび498bに対向する部位には、保護
カバー押さえ417が配設される。保護カバー押さえ4
17は、図22に示すように、旋回テーブル406に固
定されたロータリアクチュエータ419のリンク部材4
21に一端部が連結された連結ロッド423の他端部に
リンク部材425を介して連結される。なお、リンク部
材425は、ロータリアクチュエータ419の上部に配
設されたブラケット427に軸支される。保護カバー押
さえ417は、ガイド板458dの中央部に形成した溝
部429を介して保護カバー12の底面部14を押さえ
るべく、折曲形成されている。保護カバー押さえ417
は、ロータリアクチュエータ419が回転駆動されるこ
とにより、リンク部材421、連結ロッド423および
リンク部材425を介して旋回し、先端部が保護カバー
12の底面部14に当接する。
【0072】冊反転装置500(図23〜図25参照) 冊製造装置400Aおよび400Bと、冊搬送装置60
0との間には、図23に示すように、冊反転装置500
が配置される。冊反転装置500は、図24に示すよう
に、支柱502a、502bと、支柱502a、502
bに対向する側板504と、支柱502a、502bお
よび側板504の上端部間に橋架される梁部材506
a、506bとを備え、支柱502a、502bおよび
側板504の対向する面には、上下方向に延在するガイ
ドレール508a〜508dが配設される。
【0073】ガイドレール508a〜508dには、テ
ーブル510a、510bが上下方向に変位可能に係合
し、これらのテーブル510a、510b間に反転機構
512が配設される。反転機構512は、図25に示す
ように、上部フレーム514と下部フレーム516とを
有し、上部フレーム514および下部フレーム516に
は、冊26を挟持するための支持バー518a〜518
cおよび520a〜520cが配設される。支持バー5
18a〜518cおよび520a〜520cは、冊製造
装置400Aおよび400Bを構成する第2スライドテ
ーブル440のアーム部442a〜442dの間隙に対
応し、所定距離ずつ離間して配置されている。従って、
第2スライドテーブル440のアーム部442a〜44
2dは、冊26の受け渡しを行う際、支持バー518a
〜518cおよび520a〜520cの間に挿入される
ことになる。
【0074】上部フレーム514および下部フレーム5
16の両側部は、ガイドレール522a〜522dを介
して円盤524a、524bに上下方向に変位可能に係
合する。上部フレーム514および下部フレーム516
は、端部にフレーム開閉シリンダ526a、526bを
有する2本の平行に配置されたラック528a、528
bにより連結される。上部フレーム514および下部フ
レーム516は、フレーム開閉シリンダ526a、52
6bの駆動作用下に近接離間可能である。なお、ラック
528a、528b間には、上部フレーム514および
下部フレーム516の変位の同期をとるための同期用ギ
ア530が噛合する。
【0075】円盤524a、524bは、テーブル51
0a、510bに対して回転可能に軸支される。円盤5
24aとテーブル510aとの間には、大ギア532が
配設され、この大ギア532に対して小ギア534が噛
合する。小ギア534は、テーブル510aに配設され
たフレーム反転モータ536に連結される。フレーム反
転モータ536が駆動されることにより、小ギア534
および大ギア532を介して上部フレーム514および
下部フレーム516が回転する。
【0076】一方、支柱502a、502b間には、ボ
ールねじ538が配設されており、このボールねじ53
8の上端部には、反転機構変位モータ540が配設され
る。ボールねじ538には、ナット部材542が螺合さ
れており、このナット部材542がテーブル510aに
固定される。従って、反転機構変位モータ540が駆動
されることにより、反転機構512が上下変位可能であ
る。
【0077】冊搬送装置600(図23、図26参照) 図26に示すように、冊搬送装置600は、冊搬送台車
610と冊搬出機620とによって構成される。冊搬送
台車610は、冊26を冊反転装置500から冊搬出機
620の位置に搬送するもので、冊搬出機620は、冊
搬送台車610に載置された冊26を包装体製造装置7
00の冊搬送部710に対して搬出する。
【0078】冊反転装置500と包装体製造装置700
との間には、ガイドレール602a、602bが敷設さ
れ、冊搬送台車610は、このガイドレール602a、
602bに沿って移動する。冊搬送台車610は、ガイ
ドレール602a、602b上に配設される第1基台6
04と、第1基台604上にガイドレール606a、6
06bを介して配設される第2基台608と、第2基台
608にブラケット612を介して固定される昇降シリ
ンダ614と、昇降シリンダ614によって昇降する昇
降テーブル616と、昇降テーブル616に固定された
変位シリンダ618と、変位シリンダ618によって水
平方向に変位する冊掻き出し部材622とを備える。冊
掻き出し部材622は、冊反転装置500の反転機構5
12に保持された冊26に係合する爪部624a、62
4bを有する。冊掻き出し部材622は、昇降シリンダ
614によって昇降するとともに、変位シリンダ618
によって水平方向に変位する。
【0079】冊掻き出し部材622の上部には、第2基
台608に固定されるブラケット626を介して冊引き
込みアーム628が配設される。冊引き込みアーム62
8は、冊26の上面部を保持する冊押さえ板630a、
630bを有し、この冊引き込みアーム628と、冊押
さえ板630a、630bとの間に冊26が保持され
る。また、ブラケット612の側部には、ゲート開閉シ
リンダ632が配設される。このゲート開閉シリンダ6
32には、リンク部材634を介してゲート板636が
連結される。冊26は、冊引き込みアーム628上に載
置され、冊掻き出し部材622の爪部624a、624
bおよびゲート板636によって前後方向が固定され
る。
【0080】冊搬出機620は、支柱638と、支柱6
38上に配設される本体部640とを備え、包装体製造
装置700を構成する冊搬送部710の側部に配置され
る。本体部640は、側部にガイドレール642a、6
42bを有し、このガイドレール642a、642bに
は、自走部644が変位可能に係合する。自走部644
は、下方向に突出し、変位シリンダ645により上下動
可能な冊掻き出し部材646を備える。この冊掻き出し
部材646は、冊搬送台車610の冊押さえ板630
a、630b間に臨入し、爪部624a、624b間を
介して冊26を掻き出し、冊搬送部710に搬出する。
【0081】包装体製造装置700(図27〜図35参照) 図27において、包装体製造装置700は、冊搬送部7
10と冊収納部720と包装体形成部730とから構成
される。なお、包装体製造装置700の上部には、遮光
袋28を供給する遮光袋供給機構702が配設される。
【0082】冊搬送部710は、冊搬送装置600によ
って供給された冊26を冊収納部720に対して搬送す
るための2本のチェーンベルト704a、704bを有
する。チェーンベルト704a、704bは、図28お
よび図29に示すように、スプロケット706a〜70
6dに橋架されており、チェーン駆動モータ708によ
って駆動される。スプロケット706a〜706dは、
側板712a、712bによって軸支されており、側板
712a、712b上には、冊26の搬送方向と直交す
る方向に対する位置決めを行うガイド板714a、71
4bが配設される。また、ガイド板714a、714b
間には、冊26を支持する支持板716が配設される。
さらに、支持板716の両側部であってガイド板714
a、714bの下部には、冊26の搬送方向に対して徐
々に先細りとなる形状の遮光袋ガイド板718a、71
8bが配設される。この場合、包装体製造装置700の
上部から遮光袋供給機構702によって供給された遮光
袋28は、図示しない製袋器により形状が整えられ、冊
26を包囲するようにして遮光袋ガイド板718a、7
18bの下部に引き込まれる(図32参照)。ガイド板
714a、714bの上部には、冊26を上部から押さ
えるための複数のローラ722を備えた冊押さえ機構7
24a、724bが配設される。
【0083】支持板716は、所定間隔で形成された複
数の孔部726を有し、各孔部726からは、側板71
2a、712b間に配設された位置決め板728が突出
する。位置決め板728は、冊26を冊搬送部710の
所定位置に位置決めする。位置決め板728は、チェー
ンベルト704a、704bの動作に同期し、リンク部
材732を介して位置決め板駆動シリンダ734により
孔部726から出入可能に構成される。
【0084】チェーンベルト704a、704bは、図
29および図30に示すように、所定間隔離間して交互
に配設される複数の固定爪736および可動爪738を
有する。チェーンベルト704a、704bの下部に
は、ガイド板740a、740bが配設されており、一
方のガイド板740aには、所定範囲が切り欠かれた切
欠部742が形成される。
【0085】固定爪736は、支軸761を介してチェ
ーンベルト704a、704bに軸支され、その両側部
には、ガイド板740a、740bの上面部に沿って転
動するローラ744a、744bを有し、ガイド板74
0bが配設されている範囲において、支持板716と遮
光袋ガイド板718a、718bとの間隙から上方に突
出する。固定爪736同士の間隔は、フイルム包装体W
を構成する遮光袋28の長さに一致した距離L3に設定
される。
【0086】可動爪738は、支軸761を介してチェ
ーンベルト704a、704bに軸支され、ガイド板7
40a側にのみローラ744aが設けられる。従って、
ローラ744aがガイド板740aの上面部を転動する
所定の移動範囲、すなわち、冊搬送装置600から投入
された直後の冊26の後端部から距離L1の範囲におい
てのみ、支持板716と遮光袋ガイド板718a、71
8bとの間隙から上方に突出し、切欠部742に達した
時点で下方に変位する。
【0087】図31において、冊収納部720は、基台
746上に配置され、冊26の搬送方向に配列される3
つの搬送ベルト748a〜748cを有する。搬送ベル
ト748a〜748cは、前段の冊搬送部710におけ
るチェーンベルト704a、704bに同期し、冊26
を遮光袋28の長さに対応する距離L3ずつ間欠的に搬
送する。搬送ベルト748a上には、ゴムベルト750
が配設されており、冊26は、搬送ベルト748aとゴ
ムベルト750とで挟持して搬送される。また、搬送ベ
ルト748aと冊26との間には、冊26の搬送方向に
延在し、遮光袋28内のエアーを除去するエアー抜きパ
イプ752が配設される。エアー抜きパイプ752は、
冊26が搬送される下流側にエアー抜き用の開口部75
4を有する。さらに、エアー抜きパイプ752の下部に
は、遮光袋28の合わせ面29(図32参照)を加熱溶
着してシールする合わせ面シーラ756が配設される。
【0088】搬送ベルト748aと搬送ベルト748b
との間には、遮光袋28の先端部および後端部を切断す
るとともに、遮光袋28の前フィレット部30近傍を加
熱溶着してシールする前フィレット切断シーラ758が
配設される。また、搬送ベルト748bと搬送ベルト7
48cとの間には、遮光袋28の後フィレット部32近
傍を加熱溶着してシールする後フィレットシーラ760
が配設される。なお、搬送ベルト748cは、基台74
6に装着された切換シリンダ762に連結される支持台
764によって支持されている。この場合、支持台76
4は、切換シリンダ762によって昇降可能に構成され
ており、例えば、NG品や検査品となる冊26を包装体
形成部730に設けられた収納部766(図27参照)
に収納することができる。
【0089】包装体形成部730は、後フィレット折り
込み部770と、前フィレット折り込み部780とを備
える。後フィレット折り込み部770は、図33に示す
ように、遮光袋28に収納された冊26を搬送する搬送
ベルト768と、前フィレット部30を押さえる前フィ
レット押さえ772と、前フィレット部30側の冊26
の角決めを行う前角決め板774と、冊26を後フィレ
ット部32側に寄せる底寄せローラ776と、大サイズ
のフイルム包装体において後フィレット部32側の冊の
角決めを行う後角決め板778と、後フィレット部32
の折り込みを行う後フィレット折り込みローラ782と
を備える。
【0090】搬送ベルト768は、ベルト784を介し
て連結される駆動モータ786によって駆動される。前
フィレット押さえ772は、搬送ベルト768の上部に
配設され、ガイド788aに案内された前フィレット押
さえ昇降シリンダ790により搬送ベルト768に対し
て変位可能に構成される。前角決め板774は、搬送ベ
ルト768の上部に配設され、前角決め板昇降シリンダ
792により前フィレット部30側の冊26の前端部に
対して変位可能に構成される。底寄せローラ776は、
前フィレット押さえ772と前角決め板774との間で
あって前フィレット部30の下部に配設され、ガイド7
88bに案内された底寄せローラ昇降シリンダ794に
より前角決め板774の直前に対して変位可能に構成さ
れる。後角決め板778は、搬送ベルト768の上部に
配設され、後角決め板昇降シリンダ796により大サイ
ズの冊の後端部に対して変位可能に構成される。後フィ
レット折り込みローラ782は、後フィレット部32の
下部に配設され、ガイド788c、788dに案内され
た折り込みローラ昇降シリンダ798a、798bによ
り後角決め板778の直後に対して変位可能に構成され
るとともに、ガイドレール701に沿って変位するロッ
ドレスシリンダ703により遮光袋28の上面に沿って
前フィレット部30側に変位可能に構成される。
【0091】前フィレット折り込み部780は、図34
および図35に示すように、遮光袋28に収納された冊
26を搬送する搬送ベルト705と、前フィレット部3
0を押さえる袋前端押さえ707と、前フィレット部3
0側の冊26の角決めを行う前角決め板709と、前フ
ィレット部30の折り込みを行う前フィレット折り込み
ローラ711と、後フィレット折り込み部770におい
て折り込まれた後フィレット部32の仮押さえを行う後
フィレット仮押さえ713と、後フィレット部32の本
押さえを行う後フィレット押さえ715a、715b
と、折り込まれた前フィレット部30を押さえる前フィ
レット押さえ717a、717bと、前フィレット部3
0および後フィレット部32間にラベル34を貼着する
ラベル貼り機構719とを備える。
【0092】搬送ベルト705は、ベルト721を介し
て連結される駆動モータ723によって駆動される。袋
前端押さえ707は、搬送ベルト705の上部に配設さ
れ、中央部が軸支されたリンク部材725を介して前フ
ィレット押さえ旋回シリンダ727により搬送ベルト7
05に対して変位可能に構成される。前角決め板709
は、搬送ベルト705の上部に配設され、ガイド729
aに案内された前角決め板昇降シリンダ731により前
フィレット部30側の冊26の前端部に対して変位可能
に構成される。前フィレット折り込みローラ711は、
前フィレット部30の下部に配設され、ガイド729b
および729cに案内された折り込みローラ昇降シリン
ダ733a、733bにより前角決め板709の直前に
対して変位可能に構成されるとともに、ガイドレール7
35に沿って変位するロッドレスシリンダ737により
遮光袋28の上面に沿って後フィレット部32側に変位
可能に構成される。後フィレット仮押さえ713は、冊
26の上部に配設され、後フィレット仮押さえ昇降シリ
ンダ739により後フィレット部32に対して変位可能
に構成される。後フィレット押さえ715a、715b
は、後フィレット仮押さえ713よりも上流側に配設さ
れ、ブラケット741および743を介して後フィレッ
ト押さえ昇降シリンダ745により後フィレット部32
に対して変位可能に構成される。ブラケット743に
は、後フィレット押さえ変位シリンダ747およびガイ
ドレール749が配設され、後フィレット押さえ変位シ
リンダ747によりガイドレール749を介してブラケ
ット741を変位させることで、後フィレット押さえ7
15a、715bが後フィレット部32に沿って変位可
能に構成される。前フィレット押さえ717a、717
bは、前角決め板709近傍の冊26の上部に配設さ
れ、ブラケット751および753を介して前フィレッ
ト押さえ昇降シリンダ755により冊26に対して変位
可能に構成される。ブラケット753には、前フィレッ
ト押さえ変位シリンダ757およびガイドレール759
が配設され、前フィレット押さえ変位シリンダ757に
よりガイドレール759を介してブラケット751を変
位させることで、前フィレット押さえ717a、717
bが前フィレット部30に沿って変位可能に構成され
る。なお、前フィレット押さえ717a、717bは、
図35に示すように、冊26の両側部側に離間して配設
されており、ラベル貼り機構719は、ガイドレール7
59を介し前フィレット押さえ717a、717b間か
ら前フィレット部30および後フィレット部32に対し
て変位可能に構成される。
【0093】包装体積込装置800(図36〜図41参照) 包装体製造装置700には、搬送ベルト763を介して
包装体積込装置800が連結される。包装体積込装置8
00は、フイルム包装体Wの積み込み処理を行うもの
で、図36に示すように、搬送ベルト763に近接して
包装体搬出機810が配置される。
【0094】包装体搬出機810は、図37および図3
8に示すように、基台802上に支軸804を介して旋
回テーブル806が配設される。支軸804の外周部に
は、ギア808が配設され、このギア808にギア81
2を介して旋回テーブル駆動モータ814が連結され
る。旋回テーブル806上には、ガイドレール816
a、816bが配設されており、このガイドレール81
6a、816bには、スライドテーブル818が係合す
る。スライドテーブル818は、ガイドレール816
a、816b間に配設したロッドレスシリンダ822に
よりガイドレール816a、816bに沿って変位す
る。
【0095】スライドテーブル818上には、ブラケッ
ト824a、824bを介して包装体保持機構826が
配設される。包装体保持機構826は、ブラケット82
4a、824bの上端部に中間部が軸支されたフレーム
828を有し、このフレーム828に3本の搬送ベルト
830a〜830cが橋架される。搬送ベルト830a
〜830cを支持する支軸832には、ベルト834を
介して搬送ベルト駆動モータ836が連結される。ま
た、フレーム828の後部とスライドテーブル818と
は、包装体保持機構826を傾動させる包装体保持機構
傾動シリンダ838によって連結される。
【0096】フレーム828の上面部には、フイルム包
装体Wを位置決めするガイド板840a〜840dが配
設される。この場合、ガイド板840a、840bおよ
び840dは、小サイズのフイルム包装体Wを位置決め
するもので、ガイド板840a、840cおよび840
dは、大サイズのフイルム包装体を位置決めする。大サ
イズのフイルム包装体を使用する場合には、ガイド板8
40bは取り外すことになる。なお、フレーム828の
先端部の中、ガイド板840bの近傍には、切り欠き溝
842が形成されている。また、フレーム828の先端
部の中、搬送ベルト830aと830bとの間には、ロ
ーラ844が配設される。
【0097】包装体搬出機810に近接して、包装体積
込部820が構成される。包装体積込部820は、包装
体搬出機810から搬出されたフイルム包装体Wが移動
可能な複数のステーションSa〜Swを有する。ステー
ションSs、Stと、ステーションSaと、ステーショ
ンSb、Scとには、搬送チェーン846a〜846c
が配設される。中央に配設される搬送チェーン846b
は、昇降可能に構成される。また、ステーションSv
は、90゜旋回可能であるとともに、昇降可能に構成さ
れる。ステーションSc〜Sf、Sf、Sp〜Ss、S
uおよびSvの各側部には、ガイドレール848a〜8
48eが配設されており、各ガイドレール848a〜8
48eには、フイルム包装体Wを移動させるための移動
ロボット850a〜850eが配設される。移動ロボッ
ト850a〜850eは、ガイドレール848a〜84
8eに対して直交する方向に延在するアーム852a〜
852eを有し、ガイドレール848a〜848eに沿
って移動可能である。
【0098】各ステーションSa〜Svには、必要に応
じてフイルム包装体Wを積層収納するマガジン854が
配設される。マガジン854は、図39に示すように、
包装体搬出機810から離間する方向に対して下方向に
傾斜する底面部856と、底面部856の側部に固定さ
れた第1側壁858と、第1側壁858に対して近接離
間可能な第2側壁860とを有する。底面部856のコ
ーナ部には、支持柱862が立設されており、この支持
柱862と第1側壁858との間には、ガイドバー86
4が橋架される。ガイドバー864には、第2側壁86
0の背面部に設けられたブラケット866a、866b
が係合しており、第2側壁860は、このガイドバー8
64に沿って変位可能である。
【0099】底面部856は、図40および図41に示
すように、第2側壁860の位置を固定するための固定
穴868a、868bを有する。一方、第2側壁860
の背面部には、第2側壁860を固定するための固定手
段870が配設される。固定手段870は、第2側壁8
60の背面部に固定された筒状部材872にスプリング
874を介して保持されたピン部材876を有する。ピ
ン部材876は、上端部に第1フランジ部878を有
し、下端部が下方向に突出して固定穴868a、868
bに挿入される。なお、筒状部材872に収納されるス
プリング874は、ピン部材876の下端部側に設けら
れた第2フランジ部880と筒状部材872の上部内壁
との間に配設されることで、ピン部材876を下方向に
付勢する。
【0100】一方、包装体積込部820のステーション
Ssの上部には、マガジンサイズ変更ロボット882が
配設される。マガジンサイズ変更ロボット882は、本
体部884と、水平方向に延在し、本体部884に形成
されたガイドレール886a、886bに係合するアー
ム部材888と、アーム部材888に沿って変位するピ
ン部材把持ユニット890とを有する。
【0101】図41に示すように、本体部884のガイ
ドレール886a、886b間には、アーム部材888
を上下させるエアシリンダ894のロッド892が配設
される。ピン部材把持ユニット890は、固定手段87
0の筒状部材872をチャックする第1チャック部89
6と、ピン部材876をチャックする第2チャック部8
98とを有し、変位シリンダ809によりアーム部材8
88に沿って変位可能に構成される。第1チャック部8
96は、筒状部材872を側方向からチャックするもの
で、開閉する一対のチャックアーム801a、801b
を備える。第2チャック部898は、ピン部材876の
第1フランジ部878に係合する固定された一対のチャ
ックアーム803a、803bを備える。チャックアー
ム803a、803bは、変位シリンダ805および8
07によって変位可能に構成され、ピン部材876の第
1フランジ部878への係合およびピン部材876の上
下動作を行う。また、ピン部材把持ユニット890は、
ピン部材876を引き上げた状態で、変位シリンダ80
9によりアーム部材888に沿って変位することで、マ
ガジン854のサイズ変更を行う。
【0102】本実施形態のフイルム生産システム10
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、それを用いたフイルム包装体Wの生産方法について
説明する。
【0103】先ず、保護カバー仮折り装置200におけ
る保護カバー12の仮折り処理につき、図42〜図50
に基づいて説明する。
【0104】平面状に形成されている保護カバー12
は、第1仮折り機構202に供給され、位置決めされ
る。この場合、保護カバー12は、平面状であるため、
保護カバー仮折り装置200に供給される前段におい
て、多数の保護カバー12を容易に積層した状態で供給
することができる。
【0105】第1仮折り機構202に供給された保護カ
バー12は、搬送ベルト駆動モータ214によって駆動
される搬送ベルト210aおよび210bと、ローラ2
26、238、260a、260bとの間に挟持されて
搬送され、側面部21および23が位置決め板284
a、284bに当接することで位置決めされる(図4参
照)。なお、大サイズの保護カバーの場合は、搬送ベル
ト210cおよびローラ244がその搬送に寄与する。
【0106】保護カバー12が位置決めされると、押さ
え板変位シリンダ254が駆動されて押さえ板264が
下降し、押さえ板264と支持台262とによって保護
カバー12が挟持される(図42参照)。このとき、押
さえ板264の直線状の先端部264a(図4参照)
は、保護カバー12の第1折曲ライン18に沿って配置
される。
【0107】次に、ローラ変位シリンダ218が駆動さ
れ、ローラ226が保護カバー12の搬入方向に移動す
るとともに、ローラ旋回シリンダ228が駆動され、ロ
ーラ238が上方向に旋回することにより、保護カバー
12の天面部16の挟持が解除される。この後、昇降シ
リンダ280(図5参照)が駆動され、折曲部材282
が上昇することにより、天面部16が第1折曲ライン1
8において折り曲げられる(図43参照)。
【0108】折曲部材282が所定量上昇した後、ブラ
ケット変位シリンダ278(図5参照)が駆動され、折
曲部材282は、ブラケット276とともに保護カバー
12の底面部14側に移動する。その後、折曲部材28
2が下降して天面部16を底面部14側に押し下げる。
このとき、昇降シリンダ280の上部に突出する取付ブ
ラケット279が反作用によりガイドレール277に沿
って上昇する(図44参照)。これにより、底面部14
および天面部16が支持台262を介して折曲部材28
2と取付ブラケット279とにより挟持され、第1折曲
ライン18における折曲動作が完了する。
【0109】第1折曲ライン18が形成された後、ブラ
ケット変位シリンダ278および昇降シリンダ280が
駆動され、折曲部材282が基台208の下方向に退避
する。次いで、延ばし板変位シリンダ256(図4参
照)が駆動され、延ばし板266が搬送ベルト210a
側に移動することにより、折曲された天面部16が元の
状態に戻される(図45参照)。
【0110】天面部16が元の状態に戻されると、ロー
ラ変位シリンダ252および押さえ板変位シリンダ25
4が駆動され、ローラ260a、260bおよび押さえ
板264が上昇し、保護カバー12から離間する。この
後、押圧板変位シリンダ272(図5参照)が駆動さ
れ、第1折曲ライン18および第2折曲ライン20のラ
イン間の距離だけ押圧板270が天面部16側に移動す
る(図46参照)。
【0111】次いで、第1折曲ライン18を形成する場
合と同様に、押さえ板264によって保護カバー12の
底面部14を押さえた状態で折曲部材282によって天
面部16側が折り込まれ、第2折曲ライン20が形成さ
れる。この場合、折曲部材282の上部には、天面部支
持板268が傾斜して配設されており、折曲された天面
部16がこの天面部支持板268によって支持される。
【0112】なお、大サイズの保護カバーの折曲処理
は、押圧板変位シリンダ250により駆動される押圧板
248によって保護カバーの天板側への移動処理が行わ
れる以外、小サイズの保護カバー12と略同様にして行
われる。
【0113】第1折曲ライン18および第2折曲ライン
20が形成されると、ローラ変位シリンダ218および
ローラ旋回シリンダ228が駆動され、保護カバー12
の天面部16が搬送ベルト210aとローラ226、2
38とによって再び挟持されるとともに、図示しない昇
降シリンダが駆動され、位置決め板284a、284b
が下降する。この後、搬送ベルト210a〜210cが
駆動され、保護カバー12が第2仮折り機構204に搬
送される。
【0114】第2仮折り機構204に供給された保護カ
バー12は、搬送ベルト288aおよび288bと、ロ
ーラ203、294、213a、213bとの間に挟持
されて搬送され、側面部21および23が位置決め板2
29a、229bに当接することで位置決めされる(図
47参照)。なお、大サイズの保護カバーの場合は、搬
送ベルト288cおよびローラ213c、213dがそ
の搬送に寄与する(図6参照)。
【0115】保護カバー12が位置決めされると、押さ
え板変位シリンダ217a、217bが駆動されて押さ
え板221a、221bが下降し、押さえ板221a、
221bと支持台219とによって保護カバー12が挟
持される(図48参照)。このとき、押さえ板221
a、221bの直線状の先端部は、保護カバー12の第
3折曲ライン22および第4折曲ライン24に沿って配
置される。次いで、位置決め板変位シリンダ227a、
227bが駆動されることで位置決め板229a、22
9bが上昇するとともに、昇降シリンダ237が駆動さ
れることで折曲部材239が上昇し、側面部21および
23が第3折曲ライン22および第4折曲ライン24に
おいて折り曲げられる。
【0116】折曲部材239が所定量上昇した後、ブラ
ケット変位シリンダ235(図7参照)が駆動され、折
曲部材239は、ブラケット233とともに保護カバー
12の底面部14および天面部16側に移動する(図4
9参照)。この後、折曲部材239が下降し、天面部1
6の折り曲げ動作と同様にして、側面部21および23
が確実に折曲される。
【0117】第3折曲ライン22および第4折曲ライン
24が形成された後、ブラケット変位シリンダ235お
よび昇降シリンダ237が駆動され、折曲部材239が
基台286の下方向に退避する。次いで、延ばし板変位
シリンダ223a、223b(図7参照)が駆動され、
延ばし板225a、225bが側面部21、23側に移
動することにより、側面部21および23が元の状態に
戻される(図50参照)。
【0118】第3折曲ライン22および第4折曲ライン
24が形成されると、搬送ベルト288a〜288cが
駆動され、保護カバー12が図8に示す昇降機構206
に搬送される。
【0119】昇降機構206に供給された保護カバー1
2は、搬送ベルト249a〜249cとローラ257
a、257bとによって挟持されて搬送された後、押さ
え機構259a、259bを構成する押さえ板263
a、263bにより底面部14および天面部16が保持
され、位置決め板261a、261bにより側面部21
および23の方向の位置決めがなされる。保護カバー1
2が位置決め保持されると、図9に示す昇降シリンダ2
43が駆動され、保護カバー12の載置された昇降テー
ブル245が上方向に移動する。
【0120】昇降機構206の上部には、保護カバー吸
着搬送装置900を構成する吸着搬送機構908が待機
している。昇降テーブル245が上限位置まで上昇する
と、吸着搬送機構908を構成する吸着盤922(図1
0参照)が保護カバー12の底面部14および天面部1
6を吸着する。次いで、昇降機構206を構成するロー
ラ変位シリンダ253が駆動され、ローラ257a、2
57bが保護カバー12の搬入側に移動するとともに、
押さえ機構259a、259bを構成するシリンダ26
5a、265bが駆動され、押さえ板263a、263
bが退避することにより、保護カバー12が解放状態と
なる。
【0121】保護カバー12が解放状態となった後、吸
着搬送機構908の昇降シリンダ918が駆動され、吸
着盤922が保護カバー12を吸着した状態で所定量上
昇する。この結果、保護カバー12が保護カバー仮折り
装置200から保護カバー吸着搬送装置900に渡され
ることになる。保護カバー12を吸着した吸着搬送機構
908は、駆動モータ910の駆動に従い、ベルト部材
912によりガイドレール906a、906bに沿って
保護カバー分配供給装置300まで移動する。
【0122】保護カバー分配供給装置300まで搬送さ
れた保護カバー12は、その下部に待機している保護カ
バー受け渡しテーブル310に移載される。保護カバー
受け渡しテーブル310は、その保護カバー受け渡し面
320に複数の吸着孔318を有している。吸着搬送機
構908に吸着されている保護カバー12が昇降シリン
ダ918の作用下に下降し、保護カバー受け渡しテーブ
ル310の保護カバー受け渡し面320に載置される
と、吸着孔318よりエアーが吸引され、保護カバー1
2が吸着支持される。
【0123】なお、保護カバー吸着搬送装置900から
保護カバー分配供給装置300への保護カバー12の受
け渡しが確実に行われたか否かは、保護カバー受け渡し
テーブル310に設けられたピット322からの反射光
の有無を保護カバー検知センサ324で検知することで
確認される。
【0124】保護カバー受け渡しテーブル310は、保
護カバー12を吸着支持した後、偏位シリンダ316が
駆動され、保護カバー12の側面部21および23の反
対側を下方向として傾斜させるように、支軸312を中
心に回動する。次いで、昇降シリンダ304が駆動さ
れ、保護カバー受け渡しテーブル310がガイドレール
302a、302bに沿って上部または下部の所定位置
まで移動する。
【0125】ここで、上部の所定位置には、上部保護カ
バー吸着搬送装置950Aを構成する吸着搬送機構95
6Aが待機しており、下部の所定位置には、下部保護カ
バー吸着搬送装置950Bを構成する吸着搬送機構95
6Bが待機している(図11参照)。上部保護カバー吸
着搬送装置950Aは、保護カバー12を上部の冊製造
装置400Aに対して搬送する。下部保護カバー吸着搬
送装置950Bは、保護カバー12を下部の冊製造装置
400Bに対して搬送する。
【0126】吸着搬送機構956Aは、保護カバー受け
渡しテーブル310の傾斜角度に対応し傾斜して設定さ
れており、駆動モータ964の駆動作用下に保護カバー
受け渡しテーブル310の上部に移動した後、昇降シリ
ンダ970が駆動されることで昇降板972が下降する
(図12参照)。次いで、回動シリンダ982が駆動さ
れて位置決め用爪部材978が保護カバー12の天面部
16に係合し、昇降シリンダ984が駆動されて位置決
め用爪部材980が保護カバー12の側面部21および
23を押さえる。その後、吸着盤974が保護カバー1
2を吸着する一方、保護カバー受け渡しテーブル310
による吸引作用が解除されることにより、保護カバー1
2が上部保護カバー吸着搬送装置950A側に受け渡さ
れる。
【0127】同様にして、保護カバー受け渡しテーブル
310が下部の所定位置に配置されている場合には、下
部保護カバー吸着搬送装置950Bに対する保護カバー
12の受け渡し処理が行われる。
【0128】保護カバー12を吸着保持した吸着搬送機
構956Aおよび吸着搬送機構956Bは、駆動モータ
964の駆動作用下にベルト部材966によってガイド
レール954a、954bおよびガイドレール962
a、962bに沿って移動した後、保護カバー12を冊
製造装置400Aおよび400Bに供給する。
【0129】冊製造装置400Aおよび400Bの上部
に移動した吸着搬送機構956Aおよび956Bは、昇
降シリンダ970を駆動することで昇降板972を下降
させ、保護カバー12をガイド板460aから吸着テー
ブル456に至る部位に載置する(図13参照)。この
場合、保護カバー12は、位置決めピン462a〜46
2dに側部が当接することにより位置決めされる。な
お、大サイズの保護カバーの場合は、位置決めピン46
2cおよび462dが下方向に退避され、当該保護カバ
ーがガイド板460bから固定テーブル454に至る部
位に載置され、位置決めピン462a、462bおよび
462e、462fにより位置決めされる。
【0130】なお、冊製造装置400Aおよび400B
は、吸着搬送機構956Aおよび956Bと同様に、保
護カバー12の側面部21および23の反対側と、天面
部16側とが下となるように傾斜して設定されている。
従って、保護カバー12は、この方向に傾斜した状態で
冊製造装置400Aおよび400Bに位置決めされる。
【0131】保護カバー12が前記のようにして位置決
めされた後、図51に示すように、天面部16および側
面部23が吸着テーブル456によって吸着固定され、
底面部14が吸着テーブル480によって吸着固定され
る。なお、保護カバー12の第1折曲ライン18は、図
13に示すアーム部442dと折り込みガイド407と
の境界部分に設定されている。
【0132】次に、冊製造装置400Aおよび400B
に位置決めされた保護カバー12上には、フイルム供給
装置100よりフイルムFが供給される。すなわち、図
2において、台車108から供給されるロールフイルム
36は、フイルム切断部104によって所定長毎に切断
されてフイルムFとされた後、上部フイルム搬送ライン
106Aおよび下部フイルム搬送ライン106Bに分配
され、図52および図53に示すようにして保護カバー
12上に積層される。この場合、第2スライドテーブル
440は、図15に示すように、下流側に傾斜している
ため、フイルムFは、ガイド板458cおよび458d
に当接するようにして積層される。この場合、冊製造装
置400Aおよび400Bが保護カバー12の側面部2
1および23の反対側で、且つ、天面部16側に傾斜し
て設定されているため、フイルムFは、底面部14側に
積層されることなく、天面部16側の所定位置に正確に
積層される。
【0133】なお、大サイズの保護カバーに対して大サ
イズのフイルムを積層する場合には、ガイド板458c
が除去された状態において、当該保護カバーの固定され
た第2スライドテーブル440が、旋回テーブル駆動モ
ータ408(図15参照)の駆動作用によって底板側を
上流側とするように90゜回転された後、第2スライド
テーブル440のアーム部442a〜442dの上にフ
イルムが積層される。
【0134】所定枚数のフイルムFが積層された後、冊
製造装置400Aおよび400Bにおいて保護カバー1
2の折り込み処理が行われる。この処理につき、図54
〜図60に基づいて説明する。
【0135】保護カバー12の天面部16上に所定枚数
のフイルムFが積層された後、ガイド駆動シリンダ47
2が駆動されると、支持板470に軸支された側面部保
持ガイド466が回動し、係合部468が側面部23の
上部に臨入する(図54参照)。その状態において、ガ
イド駆動シリンダ476(図18参照)が駆動される
と、ブラケット478に軸支された起こしガイド474
が回動し、第2スライドテーブル440の上部に突出す
る(図55参照)。このとき、側面部23は、起こしガ
イド474によって起こされるが、端部が係合部468
に係合するため、捻れた状態に設定される。
【0136】次に、図19に示すように、ガイド駆動シ
リンダ494が下降すると、起こしガイド492が旋回
して吸着テーブル480の側部に突出する。これによ
り、保護カバー12の側面部21が起こされる(図56
参照)。次いで、この状態から吸着テーブル旋回シリン
ダ482が駆動され、ラック484が変位すると(図1
3参照)、それに噛合するピニオン488が回転し、ア
ーム部材486が軸受490を中心として旋回する。従
って、アーム部材486に連結された吸着テーブル48
0に吸着されている底面部14が起こされる(図57参
照)。
【0137】アーム部材486が略180゜旋回される
と、図58に示すようにして側面部21と23とが係合
する。すなわち、側面部21のスリット25よりも天面
部16側の部分が起こしガイド474によって起こされ
ている側面部23の外側に係合し、残り部分が係合部4
68によって捻られている側面部23の内側に係合す
る。
【0138】以上のようにして、保護カバー12の折り
曲げ処理が完了し、冊26が完成する。
【0139】次に、図20に示す押さえ駆動シリンダ4
01が駆動されることにより、第2スライドテーブル4
40のアーム部442b、442cに連結されたスプリ
ング405によって冊押さえ498aおよび498bが
起き、側面部21および23を外側より押さえる。ま
た、図21に示すガイド駆動シリンダ415が駆動され
ることにより、第2スライドテーブル440のアーム部
442dに連結されたスプリング411によって折り込
みガイド407が起き、底面部14と天面部16との連
結部分である冊26の背面を押さえる。さらに、図22
に示すロータリアクチュエータ419が駆動されること
により、リンク部材421、連結ロッド423、リンク
部材425を介して保護カバー押さえ417が回動し、
その先端部が保護カバー12の底面部14を押さえる
(図59参照)。このようにして冊26が冊製造装置4
00Aおよび400Bに固定される。
【0140】冊26が固定されると、吸着テーブル48
0による底面部14の吸着が解除され、側面部保持ガイ
ド466、起こしガイド474、吸着テーブル480お
よび起こしガイド492が原位置に復帰する。次いで、
旋回テーブル駆動モータ408が駆動され、ギア41
0、412を介して第1スライドテーブル430および
第2スライドテーブル440が180゜旋回する(図6
0参照)。この場合、保護カバー12の側面部21およ
び23側が冊反転装置500側に配置される。
【0141】次に、ロッドレスシリンダ414(図1
6、17参照)が駆動されると、変位部材420の変位
に伴い、第1スライドテーブル430が冊反転装置50
0(図23参照)側に移動する。また、第1スライドテ
ーブル430の移動に伴い、スライドテーブル駆動ベル
ト446が動作し、冊26を載置した第2スライドテー
ブル440が第1スライドテーブル430よりもさらに
冊反転装置500側に移動する(図61参照)。
【0142】冊製造装置400Aおよび400Bの下流
側には、図25および図62に示すように、冊反転装置
500を構成する反転機構512が待機しており、冊2
6は、この反転機構512に供給される。なお、反転機
構512は、図23に示すように、冊製造装置400A
から冊26の供給を受けるときには、上部の所定位置に
待機しており、冊製造装置400Bから冊26の供給を
受けるときには、下部の所定位置に待機している。
【0143】冊製造装置400Aおよび400Bを構成
する第2スライドテーブル440は、アーム部442b
〜442dが反転機構512の支持バー518a〜51
8cおよび支持バー520a〜520cの間に挿入され
る(図63参照)。
【0144】冊26が第2スライドテーブル440とと
もに反転機構512に挿入されると、フレーム開閉シリ
ンダ526a、526b(図25参照)が駆動され、ラ
ック528a、528bを介して支持バー518a〜5
18cおよび支持バー520a〜520cがガイドレー
ル522a〜522dに沿って接近することにより、冊
26が挟持される。
【0145】冊26が挟持された後、冊製造装置400
Aおよび400Bを構成する第1スライドテーブル43
0および第2スライドテーブル440は、原位置に復帰
する(図64参照)。なお、第2スライドテーブル44
0の原位置復帰に際し、反転機構512を所定量だけ上
昇させることにより、冊押さえ498aおよび498b
を冊26より離間させ、第2スライドテーブル440と
冊26との干渉を回避することができる。
【0146】次に、フレーム反転モータ536が駆動さ
れ、小ギア534および大ギア532(図25参照)を
介して冊26を挟持する反転機構512が反転し、保護
カバー12の天面部16が上となるようにして冊26が
水平状態に設定される(図65参照)。
【0147】冊26を反転させた後、反転機構512
は、反転機構変位モータ540(図24参照)の駆動作
用下にボールねじ538を回転させ、テーブル510
a、510bを介して、下流側に待機する冊搬送装置6
00を構成する冊搬送台車610に対応する位置まで上
昇し、あるいは、下降する。
【0148】この場合、比較的重量物からなる冊26
は、上部フレーム514および下部フレーム516によ
って挟持された状態で反転されるため、ばらけることが
なく、容易且つ確実に反転される。また、保護カバー1
2の折り込み処理を冊製造装置400Aおよび400B
において行う一方、冊26の反転処理を冊反転装置50
0で行うことにより、これらの処理を1つの装置で実現
する場合に比較して、装置の小型化を容易に達成するこ
とができる。
【0149】次に、冊26は、冊反転装置500から冊
搬送装置600によって包装体製造装置700を構成す
る冊搬送部710に搬送される。この動作について、図
66〜図69に従って説明する。
【0150】冊反転装置500の反転機構512が冊2
6を保持した状態で所定位置に配置された後、フレーム
開閉シリンダ526a、526bが駆動され、上部フレ
ーム514および下部フレーム516が離間する(図6
6参照)。次いで、冊搬送装置600を構成する冊搬送
台車610の冊引き込みアーム628が変位シリンダ6
18(図26参照)の駆動作用下に反転機構512の下
部に進入する。
【0151】次に、昇降シリンダ614が駆動されるこ
とにより、冊引き込みアーム628が上昇し、反転機構
512を構成する支持バー518a〜518c間より冊
26の底面部14に当接する。また、上流側に位置する
冊26の側部に対して冊引き込みアーム628に固定さ
れた爪部624a、624bが係合する(図67参
照)。
【0152】爪部624a、624bが係合した後、変
位シリンダ618が駆動され、冊引き込みアーム628
が変位すると、冊26は、爪部624a、624bによ
って反転機構512から掻き出され、冊搬送台車610
上に移載されることになる。この場合、図26に示すよ
うに、冊搬送台車610の下流側には、ゲート板636
が配置されており、冊26は、このゲート板636と爪
部624a、624bと上部に配置された冊押さえ板6
30a、630bとによって冊搬送台車610に保持さ
れる。
【0153】冊26を保持した冊搬送台車610は、ガ
イドレール602a、602bに沿って冊搬出機620
の下部まで移動した後、ゲート開閉シリンダ632を駆
動し、ゲート板636を倒すことで、冊26の取り出し
を可能な状態とする。次に、冊搬出機620は、変位シ
リンダ645を駆動して冊掻き出し部材646を下降さ
せ、冊押さえ板630a、630b間より冊掻き出し部
材646を臨入させた後(図68参照)、自走部644
を駆動してガイドレール642a、642bに沿って冊
搬送部710側に移動する。これにより、冊26は、冊
搬送台車610から掻き出され、冊搬送部710を構成
する支持板716(図28参照)上に載置される(図6
9参照)。
【0154】次に、包装体製造装置700を構成する冊
搬送部710における冊26の搬送処理につき、図70
〜図75に基づいて説明する。
【0155】冊搬出機620が冊26を冊搬送部710
の下流方向に移動させると、支持板716の孔部726
から上方向に突出する位置決め板728に冊26の先端
部が当接し、冊26が位置決めされる(図70参照)。
この場合、冊搬送部710のチェーンベルト704a、
704bは、停止状態となっている。次いで、チェーン
ベルト704a、704bが駆動を開始すると同時に、
位置決め板駆動シリンダ734が駆動され、位置決め板
728が支持板716の下方に退避する(図71参
照)。
【0156】チェーンベルト704a、704bが駆動
され、可動爪738のローラ744aがガイド板740
a上において転動を開始すると、前記可動爪738が上
方に突出状態となる(図29、図30参照)。チェーン
ベルト704a、704bは、その速度が徐々に上昇
し、遅い速度v1に到達した後、一旦一定速度となる。
この速度v1となっている間の時刻t1において、チェ
ーンベルト704a、704bに連結された可動爪73
8が冊26の後端部に当接し、冊26の搬送が開始され
る(図72参照)。この場合、冊26には、遅い速度v
1で可動爪738が当接するため、保護カバー12に積
層されたフイルムFが搬送方向に突出するような事態の
生じることはない。なお、図75の実線は、チェーンベ
ルト704a、704bの移動速度を示し、一点鎖線
は、冊26の搬送速度を示す。
【0157】可動爪738による冊26の搬送が開始さ
れた後、チェーンベルト704a、704bは速度を上
昇させ、速度v1よりも速い速度v2に到達した後、一
定速度となる。なお、冊26に収納されているフイルム
Fは、加速度が小さいため、速度が上昇しても冊26か
ら飛び出すことがない。
【0158】次いで、チェーンベルト704a、704
bの移動が減速され、遅い速度v1となった状態で、冊
26を搬送している可動爪738が下方に退避する。す
なわち、チェーンベルト704a、704bの下面部に
は、図29および図30に示すように、所定範囲に切欠
部742が形成されたガイド板740aが配設されてお
り、冊26が可動爪738によって距離L1だけ搬送さ
れ、切欠部742に可動爪738のローラ744aが到
達したとき、ローラ744aがガイド板740aから外
れて可動爪738が下方に退避する。この結果、冊26
の搬送が時刻t2において一旦停止される(図73参
照)。
【0159】一方、固定爪736は、両側部にローラ7
44a、744bを備えているため、ガイド板740a
の切欠部742を通過しても上部に突出した状態を維持
している。この場合、チェーンベルト704a、704
bは、移動を継続しており、時刻t3において固定爪7
36が冊26の後端部に当接することにより、冊26が
遅い速度v1で距離L2だけ再び搬送され(図29、図
74参照)、時刻t4において、チェーンベルト704
a、704bの停止とともに冊26の搬送が停止され
る。この場合においても、固定爪736が遅い速度v1
で冊26に当接するため、フイルムFが飛び出す事態が
生じることはない。
【0160】ここで、冊26は、その後端部に固定爪7
36が当接した状態で、図29に示すように、冊搬出機
620による最初の冊26の投入位置から一定の距離
(L1+L2)だけ搬送された位置に一旦停止する。従
って、チェーンベルト704a、704bが再び駆動さ
れると、位置決め板728が下方に退避するとともに、
冊26が遅い速度v1以下で一定の位置から固定爪73
6によって距離L3だけ搬送された後、停止する動作が
繰り返され、フイルムFが飛び出すことなく冊26が次
段の冊収納部720に供給される。なお、この距離L3
は、遮光袋28の長さに対応して設定されている。ま
た、冊26の搬送速度および停止位置は、可動爪738
の後ろに配置された固定爪736によって決定されるた
め、冊26の搬送速度を低下させずにサイクルタイムを
長くすることなく冊26を効率的に搬送することができ
る。
【0161】一方、冊収納部720では、搬送ベルト7
48a〜748cが冊搬送部710のチェーンベルト7
04a、704bと同期して駆動されており、上部から
供給される遮光袋28に対して冊26が収納される。す
なわち、図31に示すように、冊26は、搬送ベルト7
48aとゴムベルト750とによって挟持された状態で
搬送されており、その搬送中において、図32に示すよ
うに、上部から供給される遮光袋28に徐々に収納され
ていく。この場合、搬送ベルト748aの下部には、合
わせ面シーラ756が配置されており、下面部において
重畳された遮光袋28が加熱溶着される。また、遮光袋
28の先端部は、前フィレット部30の部分を残して前
フィレット切断シーラ758により切断されるととも
に、冊26の先端部近傍が加熱溶着される。
【0162】ここで、冊26と搬送ベルト748aとの
間には、エアー抜きパイプ752が挿入されており、冊
26の搬送中において、先端部および下面部の合わせ面
が加熱溶着された遮光袋28内のエアーが開口部754
から吸引される。この場合、エアーの吸引開始当初(図
76参照)においては、図78に示すように、エアー抜
きパイプ752に連通される2つのバルブAおよびBを
同時にオンとすることで高速にエアー抜きを行う。次い
で、冊26が所定量搬送され(図77参照)、その搬送
速度が遅い速度v1となった時点において、バルブBの
みをオフとすることにより、低速でエアー抜きを行う。
このようにしてエアー抜きを行うことにより、遮光袋2
8が冊26に適度に密着してフイルムFが固定され、最
終的に得られるフイルム包装体Wの輸送時における荷崩
れ等の不具合の発生を回避することができる。また、エ
アーの抜き過ぎを回避できることにより、遮光袋28の
収縮による後段でのシール位置のずれの発生を回避する
ことができる。
【0163】エアー抜きの完了した冊26および遮光袋
28は、冊26の前端部側が後フィレットシーラ760
によって加熱溶着されるとともに、後端部側が後フィレ
ット部32の部分を残して前フィレット切断シーラ75
8により切断される。
【0164】以上のようにして光密に形成された冊26
および遮光袋28は、搬送ベルト748cによって包装
体形成部730に搬送され、あるいは、NG品や検査品
等の場合には、切換シリンダ762によって下降する支
持台764を介して収納部766に排出される。
【0165】包装体形成部730に搬送された冊26お
よび遮光袋28は、先ず、後フィレット折り込み部77
0において後フィレット部32の折り込み処理が行われ
る。この処理について、図33、図79のフローチャー
トおよび図80〜図85に基づいて説明する。
【0166】駆動モータ786が駆動されて搬送ベルト
768により冊26が搬送され、遮光袋28の前端が検
出されると(ステップS1)、前フィレット押さえ昇降
シリンダ790が駆動され、前フィレット押さえ772
が下降する(ステップS2)。従って、前フィレット部
30が前フィレット押さえ772と搬送ベルト768と
によって挟持される(図80参照)。
【0167】次に、前角決め板昇降シリンダ792が駆
動され、前角決め板774が下降することにより、遮光
袋28に収納されている冊26の前端部が位置決めされ
る(ステップS3、図80参照)。次いで、底寄せロー
ラ昇降シリンダ794が駆動され、底寄せローラ776
が上昇することにより、冊26の前端近傍の前フィレッ
ト部30が持ち上げられ、これによって遮光袋28内の
冊26が前角決め板774を基準として後フィレット部
32側に寄せられる(ステップS4、図81参照)。
【0168】前フィレット部30側において冊26が位
置決めされた後、折り込みローラ昇降シリンダ798a
が駆動され、ガイドレール701とともに後フィレット
折り込みローラ782が上昇する(ステップS5、図8
2参照)。なお、大サイズのフイルム包装体に対する折
り込み処理を行う場合には、後フィレット折り込みロー
ラ782の上昇に先だって、後角決め板昇降シリンダ7
96が駆動されて後角決め板778が下降し、冊の後端
部の位置決めを行う。
【0169】次いで、底寄せローラ776が下降した後
(ステップS6)、ロッドレスシリンダ703が駆動さ
れ、後フィレット折り込みローラ782が前フィレット
部30側に前進する(ステップS7)。この結果、後フ
ィレット部32が遮光袋28の上面に沿って前フィレッ
ト部30側に折り込まれる(図83参照)。また、前フ
ィレット押さえ772および前角決め板774が上昇
し、前フィレット部30が解放される。
【0170】後フィレット部32が折り込まれると、折
り込みローラ昇降シリンダ798bが駆動され、後フィ
レット折り込みローラ782が少量だけ上昇することに
より、後フィレット部32から離間する(ステップS
8、図84参照)。
【0171】この後、搬送ベルト768が駆動され、後
フィレット部32の折り込まれた冊26および遮光袋2
8が前フィレット折り込み部780へと搬送されるとと
もに、後フィレット折り込みローラ782が後退、下降
して原位置に復帰する(ステップS9、図85参照)。
【0172】冊26および遮光袋28は、次に、前フィ
レット折り込み部780に供給され、前フィレット部3
0の折り込み処理が行われる。この処理について、図3
4、図35、図86のフローチャートおよび図87〜図
94に基づいて説明する。
【0173】駆動モータ723が駆動されて搬送ベルト
705により冊26が搬送され、遮光袋28の前端が検
出されると(ステップS11)、前フィレット押さえ旋
回シリンダ727が駆動され、リンク部材725を介し
て袋前端押さえ707が下降する(ステップS12)。
従って、前フィレット部30が袋前端押さえ707と搬
送ベルト705とによって挟持される。次に、前角決め
板昇降シリンダ731が駆動され、前角決め板709が
下降することにより、遮光袋28に収納されている冊2
6の前端部が位置決めされる(ステップS13、図87
参照)。
【0174】次いで、折り込みローラ昇降シリンダ73
3aが駆動され、ガイドレール735とともに前フィレ
ット折り込みローラ711が前フィレット部30を遮光
袋28の上面に持ち上げる位置まで上昇する(ステップ
S14)。この状態において、後フィレット仮押さえ昇
降シリンダ739が駆動され、後フィレット仮押さえ7
13が下降して後フィレット部32の先端部の仮押さえ
を行う(ステップS15、図88参照)。
【0175】次に、袋前端押さえ707および前角決め
板709が上昇し、前フィレット部30が解放される
(ステップS16)。この後、後フィレット押さえ昇降
シリンダ745が駆動され、後フィレット押さえ715
a、715bが下降して後フィレット部32を押さえ
(ステップS17)、続いて、後フィレット仮押さえ7
13が上昇する(ステップS18、図89参照)。
【0176】後フィレット仮押さえ713が後フィレッ
ト部32から解放された後、後フィレット押さえ変位シ
リンダ747が駆動され、ブラケット741がガイドレ
ール749に沿って移動することにより、後フィレット
押さえ715a、715bが前フィレット部30側に前
進する(ステップS19)。この結果、後フィレット部
32が前フィレット部30側に寄せられる。
【0177】次に、ロッドレスシリンダ737が駆動さ
れ、前フィレット折り込みローラ711がガイドレール
735に沿って移動し、後フィレット部32側に前進す
る(ステップS20、図90参照)。この結果、前フィ
レット部30の端部が後フィレット部32の端部の上に
重畳される。
【0178】前フィレット部30および後フィレット部
32が重畳された後、前フィレット押さえ昇降シリンダ
755が駆動され、ブラケット753および751を介
して前フィレット押さえ717a、717bが下降し、
前フィレット部30を押さえる(ステップS21)。こ
の後、折り込みローラ昇降シリンダ733bが駆動され
ることにより、前フィレット折り込みローラ711が少
量上昇して前フィレット部30から逃げる(ステップS
22)。次いで、ロッドレスシリンダ737が駆動さ
れ、前フィレット折り込みローラ711が後退した後、
折り込みローラ昇降シリンダ733aによって下降して
原位置に復帰する(ステップS23、図91参照)。
【0179】次に、前フィレット押さえ変位シリンダ7
57が駆動され、前フィレット押さえ717a、717
bがガイドレール759に沿って後フィレット部32側
に移動することにより、後フィレット部32および前フ
ィレット部30が緊張状態で重畳される(ステップS2
4、図92参照)。
【0180】前記の状態において、前フィレット押さえ
717a、717b間よりラベル貼り機構719が臨入
し、重畳された前フィレット部30、後フィレット部3
2間にラベル34が貼着される(ステップS25、図9
3参照)。このようにして、フイルム包装体Wが完成す
る。
【0181】ラベルが貼着された後、ラベル貼り機構7
19が上昇し(ステップS26)、また、前フィレット
押さえ717a、717bおよび後フィレット押さえ7
15a、715bが上昇し(ステップS27)、搬送ベ
ルト705が駆動されることにより、フイルム包装体W
が次段の包装体積込装置800に搬送される(ステップ
S28、図94参照)。
【0182】前記のようにして製造されたフイルム包装
体Wは、搬送ベルト763(図27参照)を介して包装
体積込装置800に供給される。そこで、図36〜図4
1および図95〜図98に基づき、包装体積込装置80
0における処理について説明する。
【0183】搬送ベルト763から供給されたフイルム
包装体Wは、包装体搬出機810(図37参照)の搬送
ベルト830a、830b上に載置され、ガイド板84
0a、840bおよび840dによって位置決めされる
(図95参照)。なお、大サイズのフイルム包装体の場
合は、ガイド板840bが取り外されて搬送ベルト83
0a〜830c上に載置され、ガイド板840a、84
0cおよび840dによって位置決めされる。
【0184】フイルム包装体Wが載置された包装体保持
機構826は、旋回テーブル駆動モータ814が駆動さ
れることで、ギア812および808を介して180゜
旋回された後、ロッドレスシリンダ822の駆動作用下
にガイドレール816a、816bに沿って移動し、包
装体積込部820のステーションSaに配設されたマガ
ジン854に接近する(図96参照)。
【0185】次に、包装体保持機構826の先端部がス
テーションSaのマガジン854に臨入した後、包装体
保持機構傾動シリンダ838が駆動されて包装体保持機
構826が傾斜する。次いで、搬送ベルト駆動モータ8
36が駆動され、ベルト834を介して搬送ベルト83
0a〜830cが移動することにより、包装体保持機構
826上に載置されているフイルム包装体Wがマガジン
854側に移動する(図97参照)。フイルム包装体W
がマガジン854側に所定量移動した時点で、搬送ベル
ト駆動モータ836の駆動を継続させながら、ロッドレ
スシリンダ822を駆動して包装体保持機構826を後
退させると、フイルム包装体Wは、マガジン854側に
好適に移載される(図98参照)。
【0186】なお、ステーションSaのマガジン854
は、搬送チェーン846b上に載置されている。この搬
送チェーン846bは、上下移動可能に構成されてお
り、例えば、フイルム包装体Wが1つ積み込まれる毎に
1段ずつ降下し、複数のフイルム包装体Wが積層され
る。また、このようにして複数のフイルム包装体Wが積
層されるマガジン854は、図39に示すように、底面
部856が第2側壁860の背面側に向かって低くなる
ように傾斜しているため、複数のフイルム包装体Wを荷
崩れすることなく好適に積層することができる。
【0187】フイルム包装体Wの積層されたステーショ
ンSaのマガジン854は、搬送チェーン846bのス
テーションSaから搬送チェーン846cのステーショ
ンSb、Scへと順次搬送される。ステーションScに
搬送されたマガジン854は、その側部に配置された移
動ロボット850aを構成するアーム852aによって
ステーションSd、Se、Sfへと順次押し出される。
ステーションSd、Se、Sfに押し出されたマガジン
854は、ステーションSfの側部に配置された移動ロ
ボット850bを構成するアーム852bによって、パ
レット855上のステーションSg〜Siに押し出され
る。
【0188】ステーションSg〜Soに9個のマガジン
854が搬送されると、それらがパレット855ととも
にフォークリフト等によって搬出される。
【0189】次いで、ステーションSg〜Soには、空
のマガジン854が配置される。これらの空のマガジン
854は、ステーションSp〜Srに押し出された後、
移動ロボット850cによって搬送チェーン846aの
ステーションSsに押し出された後、ステーションSt
を介して再びステーションSaに供給される。
【0190】なお、ステーションSwには、例えば、N
G品であるフイルム包装体Wが包装体搬出機810によ
って排出される。また、ステーションSvには、例え
ば、包装体搬出機810によって、あるいは、ステーシ
ョンSuを経由して検査品であるフイルム包装体Wが排
出される。また、検査の完了したフイルム包装体Wは、
移動ロボット850eによって再びステーションStに
復帰させることができる。
【0191】ここで、ステーションSsの近傍には、マ
ガジン854のサイズをフイルム包装体Wのサイズに応
じて変更するためのマガジンサイズ変更ロボット882
が配置されている。このマガジンサイズ変更ロボット8
82の動作について、図39〜図41に基づいて説明す
る。
【0192】マガジン854は、図39に示すように、
第2側壁860がガイドバー864に沿って移動可能に
構成されている。そこで、小サイズのフイルム包装体W
に対応するマガジン854を大サイズのフイルム包装体
に対応するマガジン854に変更する場合について説明
する。
【0193】マガジン854がステーションSsに配置
されると、図41において、ピン部材把持ユニット89
0がマガジン854の背面部にある固定手段870の上
部に移動した後、エアシリンダ894が駆動され、アー
ム部材888が下降する。次いで、第1チャック部89
6が駆動され、チャックアーム801a、801bが固
定手段870の筒状部材872を把持する。また、第2
チャック部898を構成する変位シリンダ805が駆動
され、チャックアーム803a、803bが変位してピ
ン部材876の第1フランジ部878を把持する。この
後、変位シリンダ807が駆動され、チャックアーム8
03a、803bが上昇すると、ピン部材876がマガ
ジン854の底面部856に設けた固定穴868bから
抜き取られる。次に、変位シリンダ809が駆動され、
ピン部材把持ユニット890をアーム部材888に沿っ
て移動させることにより、第2側壁860が固定手段8
70とともに移動する。この結果、大サイズのフイルム
包装体に対応するマガジン854が形成される。この
後、第1チャック部896および第2チャック部898
による固定手段870の把持動作を解除することによ
り、ピン部材876が固定穴868aに係合する。
【0194】以上のようにして、マガジンサイズ変更ロ
ボット882によるマガジン854のサイズ変更作業が
完了する。
【0195】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シート
体を保護する保護カバーに対するシート体の積層処理、
保護カバーの装着されたシート体の袋詰め処理、包装体
の積み込み処理に至る一連の処理を全て自動的に行うこ
とができ、これによって作業性を向上させ、効率的にシ
ート体を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フイルム包装体の製造工程の説明図である。
【図2】フイルム生産システムの全体構成図である。
【図3】保護カバー仮折り装置の平面構成図である。
【図4】保護カバー仮折り装置における第1仮折り機構
の斜視図である。
【図5】保護カバー仮折り装置における第1仮折り機構
の正面図である。
【図6】保護カバー仮折り装置における第2仮折り機構
の斜視図である。
【図7】保護カバー仮折り装置における第2仮折り機構
の側面図である。
【図8】保護カバー仮折り装置における昇降機構の斜視
図である。
【図9】保護カバー仮折り装置、保護カバー分配供給装
置、および、これらを接続する保護カバー吸着搬送装置
の配置構成図である。
【図10】保護カバー吸着搬送装置を含む保護カバー分
配供給装置の斜視図である。
【図11】保護カバー吸着搬送装置、冊製造装置、およ
び、これらを接続する上部保護カバー吸着搬送装置、下
部保護カバー吸着搬送装置の配置構成図である。
【図12】上部保護カバー吸着搬送装置および下部保護
カバー吸着搬送装置を構成する吸着搬送機構の斜視図で
ある。
【図13】冊製造装置の斜視図である。
【図14】冊製造装置の一部省略正面図である。
【図15】冊製造装置の一部省略側面図である。
【図16】冊製造装置のテーブル構成の要部分解斜視図
である。
【図17】冊製造装置のテーブルを変位させた状態にお
ける一部省略側面図である。
【図18】冊製造装置を構成する起こしガイドの構成説
明図である。
【図19】冊製造装置を構成する起こしガイドの構成説
明図である。
【図20】冊製造装置を構成する冊押さえの構成説明図
である。
【図21】冊製造装置を構成する折り込みガイドの構成
説明図である。
【図22】冊製造装置を構成する保護カバー押さえの構
成説明図である。
【図23】冊製造装置、冊反転装置および冊搬送装置の
配置構成図である。
【図24】冊反転装置の斜視図である。
【図25】冊反転装置を構成する反転機構の斜視図であ
る。
【図26】冊搬送装置を構成する冊搬送台車および冊搬
出機の側面図である。
【図27】包装体製造装置の全体構成図である。
【図28】包装体製造装置を構成する冊搬送部の斜視図
である。
【図29】包装体製造装置を構成する冊搬送部の側面説
明図である。
【図30】包装体製造装置を構成する冊搬送部の要部説
明図である。
【図31】包装体製造装置を構成する冊収納部の側面図
である。
【図32】包装体製造装置を構成する冊収納部の下面説
明図である。
【図33】包装体製造装置を構成する後フィレット折り
込み部の側面図である。
【図34】包装体製造装置を構成する前フィレット折り
込み部の側面図である。
【図35】包装体製造装置を構成する前フィレット折り
込み部の正面図である。
【図36】包装体積込装置の平面図である。
【図37】包装体積込装置を構成する包装体搬出機の斜
視図である。
【図38】包装体積込装置を構成する包装体搬出機の側
面図である。
【図39】包装体積込装置に配置されるマガジンの斜視
図である。
【図40】包装体積込装置に配置されるマガジンにおけ
る固定手段の断面図である。
【図41】包装体積込装置を構成するマガジンサイズ変
更ロボットの斜視図である。
【図42】保護カバー仮折り装置の第1仮折り機構にお
ける保護カバーの押さえ動作説明図である。
【図43】保護カバー仮折り装置の第1仮折り機構にお
ける保護カバーの第1折曲ラインの折曲動作説明図であ
る。
【図44】保護カバー仮折り装置の第1仮折り機構にお
ける保護カバーの第1折曲ラインの折曲動作説明図であ
る。
【図45】保護カバー仮折り装置の第1仮折り機構にお
ける保護カバーの第1折曲ラインの延ばし動作説明図で
ある。
【図46】保護カバー仮折り装置の第1仮折り機構にお
ける保護カバーのずらし動作説明図である。
【図47】保護カバー仮折り装置の第2仮折り機構にお
ける保護カバーの位置決め動作説明図である。
【図48】保護カバー仮折り装置の第2仮折り機構にお
ける保護カバーの第3折曲ライン、第4折曲ラインの折
曲動作説明図である。
【図49】保護カバー仮折り装置の第2仮折り機構にお
ける保護カバーの第3折曲ライン、第4折曲ラインの折
曲動作説明図である。
【図50】保護カバー仮折り装置の第2仮折り機構にお
ける保護カバーの第3折曲ライン、第4折曲ラインの延
ばし動作説明図である。
【図51】冊製造装置における保護カバーの吸着状態説
明図である。
【図52】冊製造装置における保護カバーに対するフイ
ルムの積層動作説明図である。
【図53】冊製造装置における保護カバーに対するフイ
ルムの積層状態説明図である。
【図54】冊製造装置における側面部保持ガイドの動作
説明図である。
【図55】冊製造装置における起こしガイドの動作説明
図である。
【図56】冊製造装置における起こしガイドの動作説明
図である。
【図57】冊製造装置における吸着テーブルおよび起こ
しガイドの動作説明図である。
【図58】冊製造装置において製造された冊の説明図で
ある。
【図59】冊製造装置における冊押さえ、折り込みガイ
ドおよび保護カバー押さえの動作説明図である。
【図60】冊製造装置におけるスライドテーブルの旋回
動作説明図である。
【図61】冊製造装置におけるスライドテーブルの移動
動作説明図である。
【図62】冊製造装置の第2スライドテーブルを冊反転
装置の反転機構に対して移動させる場合の動作説明図で
ある。
【図63】冊反転装置の反転機構に対して冊製造装置の
第2スライドテーブルを挿入した状態の説明図である。
【図64】冊反転装置における反転機構により冊を挟持
した状態の説明図である。
【図65】冊反転装置における反転機構により冊を反転
する動作説明図である。
【図66】冊搬送装置における冊搬送台車により冊反転
装置から冊を取り出す動作説明図である。
【図67】冊搬送装置における冊搬送台車により冊反転
装置から冊を取り出す動作説明図である。
【図68】冊搬送装置における冊搬出機により冊搬送台
車から冊を取り出す動作説明図である。
【図69】冊搬送装置における冊搬出機により冊を冊搬
送部に移載する動作説明図である。
【図70】包装体製造装置における冊搬送部に冊が移載
された状態の説明図である。
【図71】包装体製造装置の冊搬送部において、チェー
ンベルトが駆動開始した状態の説明図である。
【図72】包装体製造装置の冊搬送部において、可動爪
によって冊を搬送する動作説明図である。
【図73】包装体製造装置の冊搬送部において、可動爪
が退避した状態の説明図である。
【図74】包装体製造装置の冊搬送部において、固定爪
によって冊を搬送する動作説明図である。
【図75】包装体製造装置における冊搬送部の動作タイ
ミングチャートである。
【図76】包装体製造装置における冊収納部の動作説明
図である。
【図77】包装体製造装置における冊収納部の動作説明
図である。
【図78】包装体製造装置における冊収納部の動作タイ
ミングチャートである。
【図79】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット部折り込み処理のフローチャートである。
【図80】包装体製造装置における包装体形成部での前
フィレット部押さえ動作説明図である。
【図81】包装体製造装置における包装体形成部での冊
位置決め動作説明図である。
【図82】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット部折り込み動作説明図である。
【図83】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット部折り込み動作説明図である。
【図84】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット折り込みローラの逃げ動作説明図である。
【図85】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット折り込みローラの逃げ動作説明図である。
【図86】包装体製造装置における包装体形成部での前
フィレット部折り込み処理のフローチャートである。
【図87】包装体製造装置における包装体形成部での前
フィレット部押さえ動作説明図である。
【図88】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット部仮押さえ動作説明図である。
【図89】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット部本押さえ動作説明図である。
【図90】包装体製造装置における包装体形成部での後
フィレット部寄せ動作説明図である。
【図91】包装体製造装置における包装体形成部での前
フィレット部押さえ動作説明図である。
【図92】包装体製造装置における包装体形成部での前
フィレット部寄せ動作説明図である。
【図93】包装体製造装置における包装体形成部でのラ
ベル貼着動作説明図である。
【図94】包装体製造装置における包装体形成部での前
フィレット押さえ、後フィレット押さえおよびラベル貼
り機構の逃げ動作説明図である。
【図95】包装体積込装置における包装体搬出機による
フイルム包装体の受け取り動作説明図である。
【図96】包装体積込装置における包装体搬出機による
フイルム包装体のマガジンに対する供給動作説明図であ
る。
【図97】包装体積込装置における包装体搬出機による
フイルム包装体のマガジンに対する供給動作説明図であ
る。
【図98】包装体積込装置における包装体搬出機の退出
動作説明図である。
【符号の説明】
10…フイルム生産システム 12…保護カバー 26…冊 28…遮光袋 30…前フィレット部 32…後フィレット
部 36…ロールフイルム 100…フイルム供
給装置 200…保護カバー仮折り装置 202…第1仮折り
機構 204…第2仮折り機構 206…昇降機構 300…保護カバー分配供給装置 400A、400B
…冊製造装置 406…旋回テーブル 407…折り込みガ
イド 417…保護カバー押さえ 430…第1スライ
ドテーブル 440…第2スライドテーブル 456…吸着テーブ
ル 466…側面部保持ガイド 474…起こしガイ
ド 480…吸着テーブル 492…起こしガイ
ド 498a、498b…冊押さえ 500…冊反転装置 512…反転機構 514…上部フレー
ム 516…下部フレーム 600…冊搬送装置 610…冊搬送台車 620…冊搬出機 700…包装体製造装置 702…遮光袋供給
機構 710…冊搬送部 719…ラベル貼り
機構 720…冊収納部 730…包装体形成
部 736…固定爪 738…可動爪 770…後フィレット折り込み部 780…前フィレッ
ト折り込み部 800…包装体積込装置 810…包装体搬出
機 820…包装体積込部 826…包装体保持
機構 850a〜850e…移動ロボット 854…マガジン 870…固定手段 882…マガジンサイズ変更ロボット 900…保護カバー吸着搬送装置 908…吸着搬送機
構 950A…上部保護カバー吸着搬送装置 950B…下部保護カバー吸着搬送装置 956A、956B…吸着搬送機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 雄二 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 菊池 泰 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 鶴田 征男 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 3E051 AA03 AB05 BA02 CA08 DB07 EA03 EB03 FB02 FD02 HA02 HA08 HC03 HE01 JA02 KA03 KA07 KB01 LA04 LA09 LA10 LB03 3E054 AA01 BA06 CA06 EA02 FA07 FB01 FE03 GA01 GB01 GC03 HA03 HA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のシート体を積層し袋詰めしてなる
    包装体を生産するシステムにおいて、 複数枚の前記シート体を保護する保護カバー上にシート
    体を積層した後、前記保護カバーを折曲して前記シート
    体に装着することで冊を製造する冊製造装置と、 前記冊を袋詰めして包装体を製造する包装体製造装置
    と、 複数の前記包装体の積み込み処理を行う包装体積込装置
    と、 を備えることを特徴とするシート体生産システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシステムにおいて、 前記保護カバーは、相互に係合する係合部を有し、前記
    冊製造装置は、前記保護カバーを折曲し、前記係合部同
    士を係合させる係合機構を備えることを特徴とするシー
    ト体生産システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のシステムにおいて、前記保
    護カバーを所定形状に仮折りする保護カバー仮折り装置
    を備え、 前記保護カバー仮折り装置と、前記冊製造装置との間に
    は、仮折りされた前記保護カバーを分配して複数の前記
    冊製造装置に供給する保護カバー分配供給装置が配置さ
    れることを特徴とするシート体生産システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載のシステムにおいて、前記冊
    製造装置と前記包装体製造装置との間には、前記冊を反
    転する冊反転装置が配置されることを特徴とするシート
    体生産システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のシステムにおいて、前記冊
    反転装置と前記包装体製造装置との間には、反転された
    前記冊を前記包装体製造装置に搬送する冊搬送装置が配
    置されることを特徴とするシート体生産システム。
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