JP2001058389A - 刷版装着方法 - Google Patents

刷版装着方法

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JP2001058389A
JP2001058389A JP11234835A JP23483599A JP2001058389A JP 2001058389 A JP2001058389 A JP 2001058389A JP 11234835 A JP11234835 A JP 11234835A JP 23483599 A JP23483599 A JP 23483599A JP 2001058389 A JP2001058389 A JP 2001058389A
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plate
printing plate
printing
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flexible
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JP11234835A
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Tsutomu Tenma
勉 天摩
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】菊全サイズ等の大版のフレキシブル版で高精細
なカラー印刷が可能な刷版装着方法を提供する。 【解決手段】幅が1000mm以上のフレキシブルな印
刷版のピン孔を印刷機のクランプ上刃上に突出した基準
ピンに嵌入する刷版装着方法において、前記基準ピンと
ピン孔の組合わせを4以上設け、前記ピン孔の内、印刷
版の両端に設けられた2つのピン孔の位置はそれぞれ印
刷版の端縁から100mm以内であり、かつ隣接する基
準ピン同士の間隔が400mm以内とすることを特徴と
する刷版装着方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルな大
判の印刷版を直接版胴に装着せずに、印刷版と版胴の間
にアルミ板等を介在させて版掛けする刷版装着方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】印刷用の刷版として、PS版のようなア
ルミ板を用いたメタル印刷版、紙やプラスチックフィル
ムを用いたフレキシブル印刷版等があり、印刷の目的に
応じて各々使い分けられている。
【0003】PS版はフレキシブル印刷版に比べて10
倍近くの印刷枚数を印刷することができるが、高価であ
るため、近年印刷部数が少ない軽印刷の分野では、フレ
キシブル印刷版が広く用いられている。
【0004】フレキシブル印刷版はPS版に比べて腰や
強度が弱く、PS版のように直接版胴に装着することが
できない。また、仮に直接版胴に装着したとしても、版
胴装着後の刷版位置調整等でフレキシブル版はしわが発
生しやすく実用的ではなかった。
【0005】そこで、これらの問題を解決するために、
フレキシブル版を直接版胴に装着せず、あらかじめPS
版等のアルミ板を版胴に装着しておき、その上にフレキ
シブル版を装着し、アルミ板を移動させることによって
刷版の位置調整を行う方法が用いられている。
【0006】この方法として、アルミ板が装着されたく
わえ側クランプの上刃にフレキシブル印刷版の位置決め
ピンと、フレキシブル印刷版の浮き上がりを防止するた
めの刷版押え部材とを設けた印刷機が知られており、例
えば実開平1−175819号、同3−19037号公
報、特開平8−39779号、同平8−150700
号、同平10−24555号公報等に詳細に開示されて
いる。
【0007】一方、近年、CTP(コンピュータ・ツー
・プレート)システムが開発されており、走査型露光用
(レーザー露光用)の銀塩印刷版(例えば、三菱製紙株
式会社製のシルバーデジプレート、アグファ社製のセッ
トプリント等)を用いたカラー印刷(多色印刷)が可能
になった。上記走査型露光用の銀塩印刷版は、フレキシ
ブル版が主流であり、カラー印刷するには上述した刷版
装着方法が必要である。しかしながら、上記したような
従来の装着方法では、満足に適用されるのは菊半サイズ
程度までであり、菊全サイズ等の大版に適用した場合、
満足できる高精細なカラー印刷が得られなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、菊全サイズ等の大版のフレキシブル印刷版で高精細
なカラー印刷が可能な刷版装着方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、幅
が1000mm以上のフレキシブルな印刷版のピン孔を
印刷機のクランプ上刃上に突出した基準ピンに嵌入する
刷版装着方法において、前記基準ピンとピン孔の組合わ
せを4以上設け、前記ピン孔の内、印刷版の両端に設け
られた2つのピン孔の位置はそれぞれ印刷版の端縁から
100mm以内であり、かつ隣接する基準ピン同士の間
隔が400mm以内とすることを特徴とする刷版装着方
法によって達成された。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の刷版装着方法は、フレキ
シブルな印刷版を直接版胴に装着せず、該印刷版と版胴
の間にあらかじめアルミ板を介在させて印刷機に版掛け
するものであり、前述したように実開平1−17581
9号、特開平8−39779号、同平8−150700
号等に記載された印刷機が用いられる。これらの印刷機
は、くわえ側クランプの上刃上面に突出するように専用
の位置決めピンが設けられている。該位置決めピンにフ
レキシブル印刷版のピン孔を嵌入して版掛けする。
【0011】従来、上記刷版装着方法で菊半サイズ(幅
670mm)程度であれば、カラー印刷が可能であった
が、菊全サイズ(幅1030mm)では充分高精細なカ
ラー印刷ができなかった。そこで、本発明者は鋭意研究
した結果、上記のような刷版装着方法を見いだした。即
ち、基準ピンと刷版のピン孔の組み合わせを4以上設
け、前記ピン孔の内、刷版の両端にある2つのピン孔は
それぞれ刷版の端縁から100mm以内であり、かつ隣
接する基準ピン同士の間隔が400mm以内とする刷版
装着方法である。
【0012】本発明において、基準ピンとピン孔の組み
合わせは4以上であるが、好ましくは4〜8であり、よ
り好ましくは5〜8である。8より多くすると刷版の装
着作業性が低下する。刷版の両端のピン孔の位置は刷版
の端縁から100mm以内であるが、好ましくは、80
〜40mmの範囲がよい。隣接する基準ピン同士の間隔
は400mm以内であるが、好ましくは350mm以内
である。
【0013】以下、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。図1は、菊全サイズ(幅1030mm)のフレキシ
ブル印刷版(厚み175μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを支持体とした銀塩印刷版)のくわえ側の
平面図である。印刷版1のくわえ側端に、6つのピン孔
2a、2b、2c、2d、2e及び2fが設けられてい
る(以降、符号2a〜2eは基準ピンの符号として併用
する)。この6つのピン孔は、それぞれ基準ピンに嵌入
するように設けられている。印刷版1の両端にある2つ
のピン孔2a及び2fの位置、即ち印刷版1の端縁から
の距離A及びGはそれぞれ100mm以内である。好ま
しくは、80〜40mmの範囲である。隣接する基準ピ
ン同士の間隔は400mm以内である。即ち、印刷版1
のピン孔同士の間隔B、C、D、E及びFがそれぞれ4
00mm以内となる。好ましくは350mm以内であ
る。前記距離(間隔)A〜Gは、基準ピンもしくはピン
孔の中心までの距離である。
【0014】図1において、ピン孔(基準ピン)の配置
は中央部に2個(2c、2d)、両端部にそれぞれ2個
(2aと2b、2eと2f)の合計6個設けるのが好ま
しい。この場合、ピン孔(基準ピン)の2個の間隔B、
D及びFは、それぞれ50〜150mm程度が好まし
く、更にピン孔2bと2cの間隔C、及びピン孔2dと
2eの間隔Eはそれぞれ250〜350mmの範囲が好
ましい。
【0015】本発明の好ましい態様は前記図1に示すも
のであるが、他の態様として、中央部に2個と端部にそ
れぞれ1個の合計4個の基準ピンとピン孔の組み合わせ
(図1において、2a、2c、2d及び2fの4個)、
あるいは中央部に1個と端部にそれぞれ2個の合計5個
の組み合わせ(図1において2a、2b、2c、2e及
び2fの5個)が挙げられる。
【0016】基準ピンは、クランプ上刃の上面に突出す
るように設けられる。基準ピンは、上刃に固定されて
も、下刃に固定されてもよいが、好ましくは特開平8−
39779号公報に記載されているように下刃に固定さ
れることである。基準ピンの形状は、実開平1−175
819号公報及び特開平10−24555号公報に記載
されたものの組み合わせが好ましい。即ち、基準ピンの
頭部は実開平1−175819号公報のように印刷版の
くわえ側へ向かって低くなるように傾斜したものであ
り、またピン孔との関係においては特開平10−245
55号公報に記載のように、1以上の組み合わせは基準
ピンとピン孔が実質同一の形状で接触しており、残りの
2以上の組み合わせについては基準ピンとピン孔は版胴
流れ方向にて版頭の上部円弧部が接触し版胴幅方向には
非接触の状態で嵌合する。
【0017】図2は、基準ピンとピン孔の関係について
示したものであり、基準ピンに印刷版のピン孔を嵌入し
たときの平面図である。基本的には基準ピンもピン孔も
円形である。黒く塗りつぶした部分が基準ピンである。
図2において、6個の基準ピンとピン孔の組み合わせの
内、中央部の2cが同一形状であり、残りは図2に示す
ように幅方向に非接触の状態で嵌合している。基準ピン
をピン孔に対して幅方向に非接触の状態で嵌合させるに
は、円柱状の基準ピンの両サイドを基準ピンの直径の5
〜20%、好ましくは5〜10%削り取るによって加工
できる。上記態様は、2cのみが同一形状であるが、2
dのみであってもよいし、また2cと2dの両者が同一
形状であってもよい。
【0018】本発明において、印刷版を印刷機に装着
後、該印刷版の浮き上がりを防止するための刷版押さえ
部材をクランプ上刃上面に設けるのが好ましい。図3は
クランプ上刃の部分平面図である。クランプ上刃3の上
面に基準ピン(2a〜2f、一部省略)と刷版押さえ部
材(以降ロールガイドと称す)4が配置されている。ロ
ールガイド4は、特開平8−150700号公報に記載
の回転自在なころを用いたものである。このロールガイ
ド4は幅が約40mmであり、基準ピンと基準ピンの間
に、40〜60mmの間隔で配置されている。
【0019】本発明において、印刷機のくわえ尻側の印
刷版の浮き上がりを防止するためにガイドプレートを設
けるのが好ましい。ガイドプレートは特開平9−239
957公報に開示されているものが適用できる。幅16
mmのガイドプレートが版胴幅方向に140mm以下の
間隔で配置される。このガイドプレートは、使用時のみ
5mmくわえ側へ移動し、印刷版のくわえ尻を覆うよう
になっている。
【0020】本発明において、フレキシブルな印刷版
は、支持体として紙もしくはプラスチック樹脂フィルム
を用いたもので、紙支持体としては、紙の両面にポリオ
レフィン樹脂をラミネートした樹脂被覆紙が一般的であ
り、またプラスチック樹脂フィルムとしては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポ
リエステルフィルムが一般的である。更に印刷版のタイ
プとしては、銀錯塩拡散転写法(DTR法)を利用した
銀塩印刷版が高感度でダイレクト製版できる点で好まし
く用いられる。
【0021】本発明におけるフレキシブルな印刷版の装
着作業を説明する。先ずクランプにアルミ板を固定して
版胴に装着する。次に、くわえ側クランプの上刃上面の
基準ピンにフレキシブル印刷版のピン孔を挿入し、該印
刷版の版尻を引っ張りながら予め版胴に装着されている
アルミ板に設けられた接着層に貼り付ける様に装着す
る。前記アルミ板には予め版胴仕立てに相当する接着層
(糊や粘着テープ等)が設けられている。
【0022】刷版の版尻はふき流しの方式により版胴く
わえ尻クランプの上で止まりガイドプレートとアルミ板
との間に差し込まれる。
【0023】
【実施例】フレキシブル印刷版として、厚み175μm
のポリエチレンテレフタレートを支持体とする銀塩印刷
版(三菱製紙株式会社製シルバーデジプレート)の菊全
サイズを用いてカラー印刷(4色刷り)を行った。本発
明は、印刷機の4胴とも図1及び図2に示すよう基準ピ
ンとピン孔の配置にした。具体的には、図1において、
距離AとGはそれぞれ70mm、基準ピンの間隔BとF
はそれぞれ95mm、間隔CとEはそれぞれ300m
m、間隔Dは100mmである。
【0024】一方、比較として、基準ピンとピン孔の組
み合わせを3個にした以外は前記と同様にして印刷機に
刷版を装着した。3個の基準ピンは、印刷版の幅方向の
中心に1個、印刷版の端縁から70mmのところの両端
部にそれぞれ2個設けた。
【0025】上記本発明と比較について、4色印刷を行
い印刷版の4隅に設けたトンボ(見当)のずれを評価し
た。その結果、本発明は4色とも50μm以内であった
が、比較は、最大200μmのずれがあった。
【0026】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように、本発明
によれば、紙版やフィルム版のようなフレキシブル印刷
版でも枚葉印刷機に於ける印刷版の位置合わせがより簡
便で高精度になりPS版と遜色のないカラー印刷が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷版のピン孔の配置をしめす平面
図。
【図2】本発明の基準ピンとピン孔の関係を示す平面
図。
【図3】本発明のクランプ上刃上面の部分平面図。
【符号の説明】
1 印刷版 2 ピン孔(基準ピン) 3 クランプ上刃 4 ロールガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅が1000mm以上のフレキシブルな
    印刷版のピン孔を印刷機のクランプ上刃上に突出した基
    準ピンに嵌入する刷版装着方法において、前記基準ピン
    とピン孔の組合わせを4以上設け、前記ピン孔の内、印
    刷版の両端に設けられた2つのピン孔の位置はそれぞれ
    印刷版の端縁から100mm以内であり、かつ隣接する
    基準ピン同士の間隔が400mm以内とすることを特徴
    とする刷版装着方法。
JP11234835A 1999-08-23 1999-08-23 刷版装着方法 Pending JP2001058389A (ja)

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