JP2001058132A - 注入器 - Google Patents

注入器

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JP2001058132A
JP2001058132A JP30309595A JP30309595A JP2001058132A JP 2001058132 A JP2001058132 A JP 2001058132A JP 30309595 A JP30309595 A JP 30309595A JP 30309595 A JP30309595 A JP 30309595A JP 2001058132 A JP2001058132 A JP 2001058132A
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piston
piston rod
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pressure gas
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JP30309595A
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Inventor
Shinji Kato
眞二 加藤
Shintaro Kuramochi
信太郎 倉持
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンの流体押出時にピストンにより区画
される両側の室の圧力差で、流体がシリンジとピストン
との摺動部より漏れることを防止する。 【解決手段】 筒体の内部に一端にピストン22を備え
たピストンロッド25を摺動自在に収容し、ピストンに
より区画される一方の第1室23で流体の給排を行うと
共に、他方の第2室24よりピストンロッドの他端を摺
動自在に突出させ、該ピストンロッドを駆動部30で往
復作動させて、ピストンロッドを第1室側へ移動させる
時に第2室に圧力ガスを流入すると共に第2室側に移動
させる時に流出させる。具体的には、ピストンロッドの
ロッドを中空として圧力ガス通路25aとし、圧力ガス
通路をロッドの先端に開口して圧力ガス管52と接続
し、ロッドに設けた開口部25bより第2室へ圧力ガス
を導入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は注入器に関し、詳し
くは、流体をピストンで筒体内に吸引した後に押し出し
て送給するもので、特に、化学の実験において、カラム
クロマトの試料充填の手段として用い、貴重で微量な試
薬および試料を送給する場合に、注入器の内部で、筒体
内周面とピストン外周面との摺動部より流体が漏れるの
を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシリンジ型注入器は、図9に示す
構成からなり、シリンジ(筒体)1の内部に、ピストン
2を上端に連結したピストンロッド3を昇降自在に収容
し、ピストンロッド3をモータを用いた駆動機構(図示
せず)により昇降作動させて、ピストン2をシリンジ1
の内周面に沿って摺動自在に昇降させている。上記ピス
トン2により上下に区画される筒体1の上部室4aは、
シリンジ1の上端のヘッド部材5に設けた貫通穴5aを
介して、該貫通穴5aを配管6に接続している。該シリ
ンジ型注入器では、ピストンロッド3の下降時に配管6
より所要量の流体を吸引し、上部室4aの内部に貯溜
し、その後、ピストンロッド3を上昇させて配管6より
押し出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシリン
ジ型注入器では、ピストン2の外周面とシリンジ1の内
周面との摺動部分は、ピストン2で区画された上部室4
aから下部室4bへと液漏れが発生しないようにシール
性を保持させる必要がある。しかしながら、ピストンロ
ッド3を上昇させて上部室4aより流体を押し出す時、
上部室4aの圧力がピストン2より下方の下部室4bよ
り高くなると、ピストン2の外周面と筒体1の内周面の
摺動部分より下部室4b側へ流体が漏れやすくなる。
【0004】上記流体の漏れを防ぐために、ピストン外
周面とシリンジ内周面のクリアランスを微小として摺動
部分のシール性を高めると、ピストン外周面とシリンジ
内周面の摩耗が激しく、耐久性の点で問題があると共
に、ピストン2のの昇降作動をスムーズに行うことが困
難となる。一般には、上記摺動部分のシールを図るため
にゴムリング等からなるシールリングを介設している
が、送液する流体が試薬等の場合、試薬によりゴムリン
グに劣化が生じやすい点等から、ゴムリングを介設する
ことはできない。
【0005】上記摺動部分からの液漏れは、シリンジ型
注入器で送液する流体が試薬等の貴重で且つ微量なもの
である場合、重大な問題となり、この液漏れを確実に防
止する必要があるが、従来、有効な液漏れ対策がなされ
ていなかった。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ピストン外周面とシリンジ内周面の摺動部分から
の液漏れを確実に防止できるシリンジ型注入器を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、筒体の内部に一端にピスト
ンを備えたピストンロッドを摺動自在に収容し、上記ピ
ストンにより区画される一方の第1室で流体の給排を行
うと共に、他方の第2室より上記ピストンロッドの他端
を摺動自在に突出させ、該ピストンロッドを駆動部で往
復作動させて、ピストンロッドを第1室側へ移動させる
時に第2室に圧力ガスを流入すると共に第2室側に移動
させる時に流出させる構成としている注入器を提供して
いる。
【0008】上記請求項1に記載の注入器では、上限位
置(押限位置)のピストンロッドを駆動部により下降さ
せ、流体をシリンジの第1室内に流入する。ピストンロ
ッドが定量位置または下限位置(引限位置)に達して、
流体が第1室に所定量貯溜されると、ピストンロッドを
停止する。ついで、駆動部によりピストンロッドを上昇
させ、第1室の内部に貯溜された流体を押し出す。この
ピストンの上昇時に第1室の圧力が増加するため、第2
室内に圧力ガスを流入させ、第2室内の圧力を第1室内
の圧力と同一として圧力差をなくし、よって、第1室内
の流体がピストンの外周面とシリンジの内周面との摺動
部分から漏れることを防止している。なお、第2室に導
入した圧力ガスは、ピストンロッドを上限位置から下降
させる時に排出している。
【0009】上記第2室への圧力ガスの導入および、第
2室からの圧力ガスの排出はピストンロッドを通して行
っても良いし、あるいは、シリンジに設けた圧力ガス給
排口を通して行ってもよい。
【0010】具体的には、上記ピストンロッドを中空と
して圧力ガス通路とし、該圧力ガス通路をピストンロッ
ドの他端に開口して圧力ガス管と接続し、かつ、ピスト
ンロッドに設けた開口部より第2室へ圧力ガスを供給す
る構成としている。(請求項2) あるいは、上記ピストンロッドの引限位置より引き方向
に位置する筒体に、上記圧力ガスの給排口を設け、該給
排口を圧力ガス管と接続している。(請求項3)
【0011】上記第2室への圧力ガスの給排の制御をす
るために、流路切替弁を介して上記圧力ガス管を圧縮ガ
ス溜め容器に接続し、上記流路切替弁をピストンロッド
に負荷される圧力に応じて切り替える構成としている。
(請求項4)
【0012】具体的には、上記ピストンロッドに圧力セ
ンサーを取り付け、該圧力センサーでピストンロッドに
かかる圧力が一定値(例えば1kg/cm2)に達する
ことを検出すると、流路切替弁を切り替えて、圧縮ガス
溜め容器からシリンジの第2室に圧力ガスを導入してい
る。また、ピストンロッドを駆動部で下降(引き作動)
する時には、該駆動部の下降と同時に流路切替弁を切り
替えて、第2室より圧力ガスを排気している。
【0013】上記圧縮ガス溜め容器から流路切替弁とを
接続する配管には圧力調整器を介設し、上記圧力センサ
ーで検出した圧力と同一圧力に圧縮ガスを調圧して第2
室に導入することが好ましい。(請求項5) 即ち、第2室に導入する圧力ガスは第1室の圧力と第2
室の圧力とを同一にして、摺動部からの液漏れを防止す
るために用いているだけであり、圧力ガスによりピスト
ンを押圧して上昇させないようにしている。ピストンの
昇降作動はあくまでも駆動部により制御して行ってい
る。
【0014】上記ピストンの駆動部としてはパルスモー
タを用い、例えば、シリンジより突出したピストンロッ
ドの下端部にネジ孔を穿設した昇降部材を連結し、該ネ
ジ孔にモータで回転駆動されるネジロッドを通してい
る。よって、モータによりネジロッドが回転されると、
該ネジロッドと螺合したネジ孔を有する昇降部材が昇降
し、該昇降部材と連結したピストンロッドを昇降させて
いる。上記パルスモータの回転数でシリンジ内に定量の
流体を貯留するようにしている。
【0015】上記圧縮ガス溜め容器としては、フィルタ
ー付きのコンプレッサーを用い、清浄な圧力空気を用い
ることが好ましい。あるいは、窒素ガス、アルゴンガス
等の不活性ガスを圧縮ガス溜より供給しても良い。
【0016】上記シリンジ型注入器は、筒体の第1室の
閉鎖壁に流体の流入口と流出口とを設ける一方、上記閉
鎖壁の第1室側内面あるいは上記ピストンの第1室側面
に溝を設けて、ピストンの押限位置で、上記溝を介して
流入口と流出口とが連通して流体短絡通路を形成するも
のを用いることが好ましい。(請求項6)
【0017】シリンジ型注入器を上記構成とすると、ピ
ストンロッドの押限位置で流入口と流出口とが短絡通路
を介して1方向の1本の管と同様となり、流体の流入口
と接続した配管側から圧力を作用させると、あるいは流
出口と接続した配管側から負圧を作用させると、管内に
流体を残存させることなく流出側へ送ることができる。
【0018】本発明の注入器は、化学の実験において、
試薬定量供給、カラムクロマトの試料充填の手段として
好適に使用される。すなわち、化学実験において用いる
試薬、試料は微量で且つ貴重であるため、液漏れを確実
に防止することができる本発明の注入器は有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1および図3に示す
ように、本発明の第1実施形態の注入器100は、シリ
ンジポンプ20、ポンプ駆動部30及び圧力ガス給排手
段50からなる。シリンジポンプ20は筒体を構成する
シリンジ21の内部に、上端にピストン22を連結した
ピストンロッド25を収容し、該ピストン22により区
画される一方(上方)の第1室23で流体の給排を行う
と共に、他方(下方)の第2室24よりピストンロッド
25を突出させ、該ピストンロッド25を駆動部30に
より昇降作動させている。
【0020】上記圧力ガス給排手段50は、上記シリン
ジ21の第2室24に圧力ガスを給排するもので、上記
駆動部30によりピストンロッド25が上昇した時に第
1室23内の圧力が増大した時、第2室24の圧力を同
圧として、ピストン22の外周面とシリンジ21の内周
面の摺動部分を通して、第1室23から第2室24へ液
漏れが生じないようにしている。
【0021】上記シリンジ21は、耐酸性のガラスから
なる円筒体で、上側外周部21aをチャック27で把持
し、該チャック27をシリンジ21の側部に設置した駆
動部30のボックス31の外壁に突出したブラケット3
2に連結して固定している。シリンジ21の上端には、
中心に1つの貫通穴28aを上下方向に穿設したヘッド
部材からなる閉鎖壁28を取り付け、該閉鎖壁28の貫
通穴28aに配管6を接続している。シリンジ21の下
端面21bには、ピストンロッド25を摺動自在に突出
させている。上記ピストン22はテフロン製で滑りを良
くし、シリンジ21の内周面との摺動部のクリアランス
を小さくしてシール性を高めて、シリンジ21の内周面
に沿ってスムーズに昇降するようにしている。
【0022】上記ピストン22を上端に固着しているピ
ストンロッド25は、ステンレスパイプからなる中空の
軸で、その中空状内部を圧力ガス通路25aとしてい
る。該ピストンロッド25には、ピストン連結側の上部
側面に開口部25bを設けると共に、シリンジ21の底
壁より突出した端部に上記圧力ガス給排手段50の圧力
ガス管52を接続して、上記第2室24に圧力ガスを給
排できるようにしている。上記開口部25bは、図2に
示すように、ピストン22が下降して引限に達した状態
で、シリンジ21の外部には突出せず、上記第2室24
内に位置する部分に設けている。
【0023】上記ピストンロッド25に連結した圧力ガ
ス管52は耐圧チューブからなり、流路切替弁51、圧
力調整器54を介して圧縮ガス溜め容器53に接続して
いる。流路切替弁51および圧力調整器54は制御器4
5に接続し、後述する圧力センサー43からの検出信号
に応じて、制御器45からの信号で流路切替弁51を動
作して流路を切り替え、第2室24へ圧力ガスを導入
し、あるいは、第2室24から圧力ガスを排出してい
る。また、圧力ガスを圧力調整器54で調整して、圧力
ガスを導入する第2室24の圧力が第1室23の圧力と
同等となるように調整している。
【0024】上記流路切替弁51は3方電磁弁で、上記
圧縮ガス溜め容器53と連通する第1ポート51aは常
閉で、ピストンロッド25に連通する第2ポート51
b、大気開放の配管58と連通する第3ポート51cは
常開としている。このように、ピストンロッド25の圧
力ガス通路25aが大気に開放され、第2室24には圧
力ガスが導入されない状態が常態である。ピストンロッ
ド25の上昇時に第1室23内の圧力が上昇した時の
み、流路切替弁51が切り替わり、圧縮ガス溜め容器5
3からピストンロッド25を通してシリンジ21の第2
室24に圧力ガスを供給している。
【0025】上記圧縮ガス溜め容器53は、本実施形態
では空気清浄用のフィルター付きのコンプレッサーを用
い、シリンジ21の第2室24内に清浄空気を供給する
ようにしている。該コンプレッサーは、エア抜き用のド
レインを備えている。
【0026】また、本実施形態の注入器100では、ピ
ストンロッド25の下端に連結した基板35に圧力セン
サー43を付設し、上昇時に所定の圧力(本実施形態で
は1kg/cm)がピストンロッド24に負荷された
ことを圧力センサー43で検出すると、パルスモータ3
3の回転速度を制御し、かつ、上記制御器45に検出信
号を送って、流路切替弁51を切替動作させ、シリンジ
21の第2室24内に圧力ガスを供給するようにしてい
る。
【0027】さらに、上記シリンジ21の上端と下端と
にピストン位置センサー38と39とを付設し、下端の
位置センサー39がピストン22を検出した時に、パル
スモータ33を停止して、定量の流体をシリンジ21内
に貯留するようにしている。また、上端の位置センサー
38がピストン22を検出した時、モータ33を停止し
てピストン22による流体の押し出しを停止している。
【0028】上記ピストンロッド25の下端部に連結す
る基板35は駆動部30の昇降部材34より突出してい
る。駆動部30は、ボックス31の内部に、パルスモー
タ33と、該パルスモータ33により回転駆動するネジ
ロッド36と、該ネジロッド36に螺嵌して昇降する昇
降部材34と、該昇降部材34の昇降をガイドするガイ
ドレール37とを備えている。なお、駆動部30は、こ
れに限定されず、たとえば、ジャバラあるいはリフト方
式を採用することも可能である。
【0029】上記パルスモータ33は、ボックス31の
側壁内部上方に固定した基台40上に搭載し、その出力
軸33aを上記ネジロッド36と連結している。本実施
形態では、パルスモータ33によりネジロッド36の回
転速度を調整し、該ネジロッド36を介して昇降部材3
4の昇降スピードを制御している。
【0030】ネジロッド36は、ボックス31の内部下
方に設けた基台41に回転自在に立設すると共に、その
上部を軸受部材42により回転自在に保持している。ま
た、該ネジロッド36には、下端より所要範囲で外周面
に雄ネジ36aを形成し、該雄ネジ36aに上記昇降部
材34の雌ネジ穴34aを螺嵌している。
【0031】昇降部材34は、図3に示すように、一側
より上記ピストンロッド25の下部と連結する基板35
を突設すると共に、上記ネジロッド36を螺嵌する雌ネ
ジ穴34aの両側に、上記ガイドレール37を摺動自在
に挿通する貫通穴34b,34bを設けている。ガイド
レール37は、昇降部材34を水平状態を保持しながら
安定して昇降すると共に、送液時に圧力が必要なために
耐圧強度を高めるもので、上記昇降部材34の貫通穴3
4b,34bを通して上記基台41と保持部材42との
間に2本軸架している。
【0032】次に、上記構成の注入器100の作動を説
明する。流体をシリンジ21内に流入させる時、パルス
モータ33を回転駆動させて、押限(上限)位置のピス
トン22を下降させ、配管6を通して流体をシリンジ2
1の第1室23内に貯溜する。この時、シリンジ21の
第2室24内に圧力空気が残存している場合は、ピスト
ンロッド25の開口部25bから圧力ガス通路25a、
圧力ガス管52、流路切替弁51、および、圧力ガス管
58を通って大気に放出される。
【0033】上記パルスモータ33で設定した回転数が
終了または、下端の位置センサー39がピストン22を
検出すると、パルスモータ33が停止し、第1室23内
に定量の流体を貯溜した状態でピストン22の下降は停
止する。
【0034】定量の流体がシリンジ21の第1室23の
内部に充填されると、パルスモータ33を逆回転させ
て、ピストン22を上昇させる。ピストン22の上昇
で、シリンジ21の第1室23の内部に貯溜された流体
は配管6より送出される。このピストン22の上昇時
に、ピストン22を境界として第1室23と第2室24
とに大きな圧力の差が生じる場合がある。其の際、ピス
トン22およびピストンロッド25に負荷される圧力が
所定圧力(1kg/cm)以下である場合、圧力ガス
給排手段50では、圧縮ガス溜め容器53からの空気の
供給を遮断して、上記シリンジ21の第2室24には圧
縮ガス溜め容器53から空気は供給しない。
【0035】一方、ピストン22の上昇時に、第1室2
3の圧力が増大し、ピストン22およびピストンロッド
25に負荷される圧力が所要圧力(1kg/cm)以
上であることを圧力センサー43が検知した場合、該圧
力センサー43の検出信号により、制御器45が流路切
替弁51を切り替え動作させると共に、圧力調整器54
を作動させる。即ち、流路切替弁51は、第1ポート5
1aが開くと共に第3ポート51cが閉じて、圧力ガス
管52へ圧力調整器54を介して圧縮ガス溜め容器53
からの圧力空気をシリンジ21の第2室24に流入させ
る。圧力調整器54では圧力センサー43で検知した圧
力と同一の圧力となるように圧縮ガス溜め容器53から
の空気の圧力を調整する。
【0036】上記のように、圧力ガス給排手段50によ
り、シリンジ21内のピストン22の下方の第2室24
の内部圧力を第1室23の圧力と同一になるように調整
して、圧力差をなくすことにより、第1室23の内部に
貯溜した流体がピストン22の外周面とシリンジ21の
内周面の間の摺動部から第2室24側に漏れること防止
できる。特に、注入器100を長期間使用して、ピスト
ン22の外周面とシリンジ21の内周面の間のシール性
が低下した場合でも、流体が漏れることはない。よっ
て、常に定量の流体をロスなく押し出すことができる。
このように、第2室24への圧力空気の供給は、第1室
23と同圧として液漏れを防止するためであって、ピス
トン22の移動用としては用いていない。ピストンの移
動及び定量はあくまでもモータ33で行い、ピストンの
移動速度を制御している。
【0037】ピストン22が上限位置に達して、流体の
押し出しが終了すると、上端の位置センサー38がピス
トン22を検出し、モータ33を停止する。流体を押し
出して、ピストンロッド25が負荷される圧力が設定値
(1kg/cm2)以下になると、圧力センサー43か
らの信号により制御器45を介して流路切替弁51を動
作し、第1ポート51aを閉じる共に第3ポート51c
を開き、第2室24内の圧力空気を放出する。ピストン
ロッド25の上限に達した後、連続してモータが逆回転
して、ピストンロッド25を下降する場合には、第2室
24内の圧力空気は、前記したように、ピストンロッド
25を通して大気に放出しながら下降する。
【0038】図4は上記注入器100を試薬の定量供給
装置に用いた適用例を示す。該定量供給装置は、図中右
側の試薬貯留容器7A、7B、7Dから任意の試薬を選
択して図中左側の受け容器8又は廃液溜め容器9への送
液を本発明の注入器100を介設して行うものである。
図中、7Cは洗浄液容器である。
【0039】上記試薬貯溜容器7A、7B、7Dは光セ
ンサーPS1、PS2,PS3、および、電磁弁V1、
V2、V3を介して共通管13に接続すると共に、洗浄
液容器7Cは電磁弁V4を介して共通管13に接続して
いる。該共通管13の先端には電磁弁V5を介して送液
用の圧空ポンプ10を接続している。また、該共通管1
3の他側には、電磁弁V6を介設して注入器100の配
管6と接続し、さらに、他端先端側には電磁弁V7、V
8を介して、受け容器8側の配管11Aと廃液溜め容器
9側の配管11Bとに接続し、配管11Bの先端にバキ
ュームポンプ12を接続している。
【0040】上記装置において、試薬貯溜容器7A、7
B、7Dの内から所要の試薬を注入器100で定量流入
した後、受け容器8へと送液する場合、バルブV6を通
して、まず、定量注入器100の試薬を圧空ポンプ10
により供給する。この時、注入器100では、ピストン
ロッド25を下降させて、定量の試薬を第1室23に導
入する。ついで、モータ33を逆回転して、ピストン2
2を上昇させる。ピストン22の上昇で、シリンジ21
の第1室23の内部に貯溜されていた試薬を、配管6よ
り共通管13を通し、受け容器8へと充填している。
【0041】上記装置では、注入器100で吸排する流
体が貴重で且つ微量な試薬であるとき、シリンジポンプ
20内において第2室24に液漏れさせることなく、シ
リンジポンプ20に貯溜した試薬の全量を受け容器8へ
と押し出すことができるのは、非常に重要で有効なこと
である。
【0042】図5は上記第1実施形態の注入器100の
シリンジポンプ20の変形例を示し、該シリンジポンプ
20は、ピストン22の内部を中空状とし、該中空状の
内部22aをピストンロッド25の圧力ガス通路25a
と連通させている。このピストン22の第2室側に面す
る下端面22bに第2室24への圧力ガス給排用の開口
部22cを設けている。
【0043】図6は第2実施形態の注入器100のシリ
ンジポンプ20を示し、該シリンジポンプ20は、駆動
部30と連結するピストンロッド25’を中空とせず
に、中実としている。一方、シリンジ21の外周部21
aの下部で、上記ピストン22の引限(下限)位置より
下方に位置する部分に給排孔21dを設け、該給排孔2
1dを上記第1実施形態に示す圧力ガス給排手段50の
圧力ガス管52と接続している。
【0044】図7は第3実施形態の注入器100のシリ
ンジポンプ20を示し、該シリンジポンプ20は、上記
第2実施形態と同様にピストンロッド25’は中実とし
ているが、圧力ガス給排手段50の給気側のラインと、
排気側のラインとを分離している。即ち、シリンジ21
の下部で上記ピストン22の引限位置より下方に位置す
る部分に給気孔21eを設け、該給気孔21eに流路開
閉弁60と接続した圧力ガス管52’を接続している。
また、シリンジ21の下端面21bに排気孔21fを設
け、該排気孔21fに流路開閉弁61と接続した圧力ガ
ス管63を接続している。
【0045】上記第3実施形態の注入器100は、通常
時には、流路切替弁61を閉じ位置として、圧力調整器
54を介して圧縮ガス溜め容器53と接続した圧力ガス
管57と52’とを非連通状態とする。一方、流路切替
弁61を開き状態として、圧力ガス管63と58’を連
通状態として、第2室24内の空気を大気に放出するよ
うにしている。
【0046】第2室24内に圧力ガスを流入させる時に
は、流路切替弁60を作動させて圧力ガス管57と5
2’を連通させる一方、流路切替弁61を作動させて圧
力ガス管63と58’を非連通状態として、圧縮ガス溜
め容器からの圧力ガスを第2室24の内部に供給するよ
うにしている。
【0047】図8(A)(B)は第4実施形態の注入器
100のシリンジポンプ20を示し、該シリンジポンプ
20は、シリンジ21の上端に取り付けたヘッド部材か
ら構成する閉鎖壁28に2個の貫通孔を穿設して流入口
28bと流出口28cとを設けている。また、上記閉鎖
壁28の第1室23側の内面に溝28dを設け、ピスト
ン22の押限位置でピストン22の上面が閉鎖壁28の
下面に当接すると、上記溝28dを介して流入口28b
と流出口28cとが連通して流体短絡通路65を形成す
るようにしている。
【0048】上記第4実施形態の注入器100のシリン
ジポンプ20では、図8(A)に示すように、ピストン
22の下降時には、流入口28bと流出口28cとがシ
リンジ21の第1室23と連通して、流入口28bから
流入する流体をシリンジ21の第1室23の内部に貯溜
する。また、ピストン22の上昇時には、流入口28b
側に圧力空気を作用させて、第1室23の内部に貯溜し
た流体を流出口28cより押し出している。
【0049】一方、図8(B)に示すように、ピストン
22の押限位置に達すると、流入口28bと流出口28
cとがシリンジ21の内部と遮断され、これらの間には
溝28dを介して直接連通する流体短絡通路65が形成
され、流入口28bから導入した流体は流体短絡通路6
4、即ち、溝28dを通って流出口28cへ送液され
る。このように、流入口28bと流出口28cとは1本
の流通路となるため、流入口側に作用させる圧力空気に
より配管内に流体を残存させることなく送液できる。な
お、流体短絡通路はピストンの上端面に流入口28bと
流出口28cとを連通する溝を形成しておいても設ける
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の注入器では、ピストンで区画される第1室内に貯溜し
た流体を押し出す時に、該第1室より圧力が低くなる第
2室に圧力ガスを導入して、第1室と第2室の圧力を同
圧としているため、第1室側か第2室へピストンとシリ
ンジの摺動部を通して、第1室から第2室に流体が漏れ
ることを言わばエアーシールで防止することができる。
【0051】よって、ピストンの外周面とシリンジの内
周面との間の摺動部のシール性が低い場合でも、第1室
内に貯溜した流体が第2室内に漏れることを確実に防止
することができる。これにより、該注入器を化学の実験
において、試薬の定量供給、カラムクロマトの試料充填
の手段として用い、貴重で微量な試薬および試料を送る
場合でも、これらのロスをなくすことができる。
【0052】また、シリンジとピストンとの間のクリア
ランスをシール性の点から微小にする必要はなく、これ
らの間の摺動摩耗を低減して、耐久性を向上させること
ができ、かつ、ピストンをスムーズに昇降させることが
できる。
【0053】上記第2室への圧力ガスの導入は、請求項
2あるいは請求項3に記載するように、ピストンロッド
を通して、あるいは、シリンジに設けた開口を通して簡
単に行うことができる。さらに、請求項4に記載してい
るように、ピストンロッドに取り付けた圧力センサーに
より、ピストンおよびピストンロッドに負荷される圧力
が一定値に達すると圧力ガスを第2室に導入し、かつ、
請求項5に記載のように導入する圧力ガスを第1室の圧
力と同一に調整しているため、第2室の圧力を第1室の
圧力と正確に同圧とすることができる。また、導入する
圧力ガスはピストンの昇降作動源とせずに、ピストンの
昇降はモータにより行っているため、昇降速度を自由に
制御することができ、しかも、ピストンの停止も所定位
置で精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の注入器を示す要部断
面図である。
【図2】 図1の注入器のピストンが引限位置にある状
態を示す要部断面図である。
【図3】 注入器の駆動部の要部斜視図である。
【図4】 本発明の注入器の適用例を示す概略図であ
る。
【図5】 第1実施形態の注入器の変形例を示す要部断
面図である。
【図6】 第2実施形態の注入器を示す要部断面図であ
る。
【図7】 第3実施形態の注入器を示す要部断面図であ
る。
【図8】 (A)(B)は第4実施形態の注入器を示す
要部断面図である。
【図9】 従来のシリンジ型注入器の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
20 シリンジポンプ 21 シリンジ(筒体) 22 ピストン 23 第1室 24 第2室 25 ピストンロッド 30 駆動部 33 パルスモータ 34 昇降部材 36 ネジロッド 50 圧力ガス給排手段 51 流路切替弁 52 圧力ガス管 53 圧縮ガス溜め容器 54 圧力調整器 100 注入器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の内部に一端にピストンを備えたピ
    ストンロッドを摺動自在に収容し、上記ピストンにより
    区画される一方の第1室で流体の給排を行うと共に、他
    方の第2室より上記ピストンロッドの他端を摺動自在に
    突出させ、該ピストンロッドを駆動部で往復作動させ
    て、ピストンロッドを第1室側へ移動させる時に第2室
    に圧力ガスを流入すると共に第2室側に移動させる時に
    流出させる構成としている注入器。
  2. 【請求項2】 上記ピストンロッドを中空として圧力ガ
    ス通路とし、該圧力ガス通路をピストンロッドの他端に
    開口して圧力ガス管と接続し、ピストンロッドに設けた
    開口部より第2室へ圧力ガスを供給する構成としている
    請求項1に記載の注入器。
  3. 【請求項3】 上記ピストンロッドの引限位置より引き
    方向に位置する筒体に、上記圧力ガスの給排口を設け、
    該給排口を圧力ガス管と接続している請求項1に記載の
    注入器。
  4. 【請求項4】 上記圧力ガス管は流路切替弁を介して圧
    縮ガス溜め容器に接続し、上記流路切替弁をピストンロ
    ッドに負荷される圧力に応じて切り替える構成としてい
    る請求項2または請求項3に記載の注入器。
  5. 【請求項5】 上記圧縮ガス溜め容器と流路切替弁との
    間に圧力調整器を介設し、圧力ガスを、上記ピストンロ
    ッドに負荷される圧力と同一に設定する構成としている
    請求項4に記載の注入器。
  6. 【請求項6】 上記筒体の第1室の閉鎖壁に流体の流入
    口と流出口とを設ける一方、上記閉鎖壁の第1室側内面
    あるいは上記ピストンの第1室側面に溝を設けて、ピス
    トンの押限位置で、上記溝を介して流入口と流出口とが
    連通して流体短絡通路を形成する構成としている請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項に記載の注入器。
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