JP2001057905A - ピアス兼用イヤリング金具 - Google Patents
ピアス兼用イヤリング金具Info
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- JP2001057905A JP2001057905A JP11236108A JP23610899A JP2001057905A JP 2001057905 A JP2001057905 A JP 2001057905A JP 11236108 A JP11236108 A JP 11236108A JP 23610899 A JP23610899 A JP 23610899A JP 2001057905 A JP2001057905 A JP 2001057905A
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- pin
- earring
- earlobe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ピアス式あるいはクリップ式として共用できる
ことはもちろん、ピンが水平位置および垂直位置に確実
に保持される上、中間位置でもぶらぶらすることがない
ので装飾性が損なわれるという不具合の生じない、使い
勝手のよいピアス兼用イヤリング金具を提供しようとす
るものである。 【解決手段】耳たぶ前面に取付けられる装飾部と、装飾
部の背面下部に開閉自在に取付けられ、耳たぶ方向への
付勢力を備えるとともに先端に下記ピンの案内部を設け
た弾性挟着部と、上記装飾部の背面に軸受部を介して軸
着され、かつ起伏自在としたピンとを有し、上記軸受部
の前面から下面にピンを所定の抵抗力を持って首振り可
能とした挟着孔を設け、かつ挟着孔の両端に係止部を形
成したことを特徴とするピアス兼用イヤリング金具。
ことはもちろん、ピンが水平位置および垂直位置に確実
に保持される上、中間位置でもぶらぶらすることがない
ので装飾性が損なわれるという不具合の生じない、使い
勝手のよいピアス兼用イヤリング金具を提供しようとす
るものである。 【解決手段】耳たぶ前面に取付けられる装飾部と、装飾
部の背面下部に開閉自在に取付けられ、耳たぶ方向への
付勢力を備えるとともに先端に下記ピンの案内部を設け
た弾性挟着部と、上記装飾部の背面に軸受部を介して軸
着され、かつ起伏自在としたピンとを有し、上記軸受部
の前面から下面にピンを所定の抵抗力を持って首振り可
能とした挟着孔を設け、かつ挟着孔の両端に係止部を形
成したことを特徴とするピアス兼用イヤリング金具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、耳たぶの穴にピ
ンを差し込むピアス式の耳飾りとして、またはバネで耳
たぶをはさみつけるクリップ式の耳飾りとして、それぞ
れ兼用することができるようにしたピアス兼用イヤリン
グ金具に関するものである。
ンを差し込むピアス式の耳飾りとして、またはバネで耳
たぶをはさみつけるクリップ式の耳飾りとして、それぞ
れ兼用することができるようにしたピアス兼用イヤリン
グ金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耳飾りは、耳たぶの穴にピンを差
し込むピアス式の耳飾りや、またバネで耳たぶをはさみ
つけるクリップ式の耳飾り等が知られている。これらの
耳飾りは通常はそれぞれ単一の機能を有するよう作成さ
れているが、例えば高価な耳飾りなどの場合には複数の
人が着用することも考えられる。そのような場合、片方
の着用者が耳たぶに穴が形成されていてピアス式の耳飾
りとして使用し、もう一方の着用者が耳たぶに穴がな
く、バネで耳たぶをはさみつけるクリップ式の耳飾りと
して使用したいという要請がある。
し込むピアス式の耳飾りや、またバネで耳たぶをはさみ
つけるクリップ式の耳飾り等が知られている。これらの
耳飾りは通常はそれぞれ単一の機能を有するよう作成さ
れているが、例えば高価な耳飾りなどの場合には複数の
人が着用することも考えられる。そのような場合、片方
の着用者が耳たぶに穴が形成されていてピアス式の耳飾
りとして使用し、もう一方の着用者が耳たぶに穴がな
く、バネで耳たぶをはさみつけるクリップ式の耳飾りと
して使用したいという要請がある。
【0003】そのために、実公平4−14025号公報
の発明においては、バネで耳たぶをはさみつけるクリッ
プ式の耳飾りでありながら、ピンを装飾部の背面に回動
可能に取り付けている。すなわち、ピンを水平位置に保
持した状態でピアス式の耳飾りとして使用することがで
き、またピン先端を持ち上げて装飾部の背面に沿って上
向きに収納したときには、通常のバネで耳たぶをはさみ
つけるクリップ式の耳飾りとして使用できるようにして
ある。
の発明においては、バネで耳たぶをはさみつけるクリッ
プ式の耳飾りでありながら、ピンを装飾部の背面に回動
可能に取り付けている。すなわち、ピンを水平位置に保
持した状態でピアス式の耳飾りとして使用することがで
き、またピン先端を持ち上げて装飾部の背面に沿って上
向きに収納したときには、通常のバネで耳たぶをはさみ
つけるクリップ式の耳飾りとして使用できるようにして
ある。
【0004】しかしながら、上記従来例においては、ピ
ンを持ち上げて装飾部の背面に沿って収納するのでピン
が倒れやすく、取扱いに不便である上、危険であるとい
う問題があった。そこで、実公平7−89号のように、
装飾部の背面に沿って耳当て板を取り付け、耳当て板の
背後に軸着したピンを、クリップ式耳飾りとして使用す
る場合に、耳当て板に設けたスリットを通って下向きに
収納するようにした耳飾りが提案されている。
ンを持ち上げて装飾部の背面に沿って収納するのでピン
が倒れやすく、取扱いに不便である上、危険であるとい
う問題があった。そこで、実公平7−89号のように、
装飾部の背面に沿って耳当て板を取り付け、耳当て板の
背後に軸着したピンを、クリップ式耳飾りとして使用す
る場合に、耳当て板に設けたスリットを通って下向きに
収納するようにした耳飾りが提案されている。
【0005】また実開平6−46514号公報の発明に
おいては、装飾部の背面に耳当て板を垂設し、耳当て板
の背後に軸着したピンを、クリップ式耳飾りとして使用
する場合に、耳当て板に設けた下向きの挟着溝にピンを
はめ込んで保持し、下向きに収納する場合には、装飾部
の背面に設けたストッパの挟着溝にピンをはめ込んで保
持するようにした耳飾りが提案されている。
おいては、装飾部の背面に耳当て板を垂設し、耳当て板
の背後に軸着したピンを、クリップ式耳飾りとして使用
する場合に、耳当て板に設けた下向きの挟着溝にピンを
はめ込んで保持し、下向きに収納する場合には、装飾部
の背面に設けたストッパの挟着溝にピンをはめ込んで保
持するようにした耳飾りが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ピ
アス式あるいはクリップ式として兼用できる耳飾りのう
ち、ピンを下向きに収納するようにした耳飾りは次のよ
うな欠点を有している。すなわち実公平7−89号公報
のものは、クリップ式の耳飾りとして使用する場合に
は、ピンを装飾部の背面に沿って収納すると、ピン先端
がスリットの裏側で横方向に振れてしまい、スリットの
裏側で引っ掛かってスリットから出てこなくなってしま
うという欠点があった。
アス式あるいはクリップ式として兼用できる耳飾りのう
ち、ピンを下向きに収納するようにした耳飾りは次のよ
うな欠点を有している。すなわち実公平7−89号公報
のものは、クリップ式の耳飾りとして使用する場合に
は、ピンを装飾部の背面に沿って収納すると、ピン先端
がスリットの裏側で横方向に振れてしまい、スリットの
裏側で引っ掛かってスリットから出てこなくなってしま
うという欠点があった。
【0007】また実開平6−46514号公報のもの
は、ピンの軸着部分と耳当て板の挟着溝およびストッパ
の挟着溝との間に距離があるため、使用中にピンの軸着
部分に狂いが生じた場合にスムーズにそれらの挟着溝に
はめ込むことができない上、例えば使用中に外れてその
中間位置にある場合にはぶらぶらして見苦しく、またそ
の際ピンに負荷がかかるとピンの軸着部分に狂いが生じ
やすいという欠点があった。
は、ピンの軸着部分と耳当て板の挟着溝およびストッパ
の挟着溝との間に距離があるため、使用中にピンの軸着
部分に狂いが生じた場合にスムーズにそれらの挟着溝に
はめ込むことができない上、例えば使用中に外れてその
中間位置にある場合にはぶらぶらして見苦しく、またそ
の際ピンに負荷がかかるとピンの軸着部分に狂いが生じ
やすいという欠点があった。
【0008】この発明のピアス兼用イヤリング金具は従
来例の上記欠点を解消しようとするもので、ピアス式あ
るいはクリップ式として共用できることはもちろん、ピ
ンが水平位置および垂直位置に確実に保持される上、中
間位置でもぶらぶらすることがないので装飾性が損なわ
れるという不具合の生じない、使い勝手のよいピアス兼
用イヤリング金具を提供しようとするものである。
来例の上記欠点を解消しようとするもので、ピアス式あ
るいはクリップ式として共用できることはもちろん、ピ
ンが水平位置および垂直位置に確実に保持される上、中
間位置でもぶらぶらすることがないので装飾性が損なわ
れるという不具合の生じない、使い勝手のよいピアス兼
用イヤリング金具を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のピアス兼用イ
ヤリング金具は、耳たぶ前面に取付けられる装飾部と、
装飾部の背面下部に開閉自在に取付けられ、耳たぶ方向
への付勢力を備えるとともに先端に下記ピンの案内部を
設けた弾性挟着部と、上記装飾部の背面に軸受部を介し
て軸着され、かつ起伏自在としたピンとを有し、上記軸
受部の前面から下面にピンを所定の抵抗力を持って首振
り可能とした挟着孔を設け、かつ挟着孔の両端に係止部
を形成したことを特徴とするものである。
ヤリング金具は、耳たぶ前面に取付けられる装飾部と、
装飾部の背面下部に開閉自在に取付けられ、耳たぶ方向
への付勢力を備えるとともに先端に下記ピンの案内部を
設けた弾性挟着部と、上記装飾部の背面に軸受部を介し
て軸着され、かつ起伏自在としたピンとを有し、上記軸
受部の前面から下面にピンを所定の抵抗力を持って首振
り可能とした挟着孔を設け、かつ挟着孔の両端に係止部
を形成したことを特徴とするものである。
【0010】この発明のピアス兼用イヤリング金具は、
上記ピンが、一端を平板状に加工して軸着部を設けると
ともに、軸着部に挿通孔を形成され、この挿通孔に支軸
を通して軸受部に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
上記ピンが、一端を平板状に加工して軸着部を設けると
ともに、軸着部に挿通孔を形成され、この挿通孔に支軸
を通して軸受部に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】この発明のピアス兼用イヤリング金具は、
上記ピンの軸着部が、支軸に挿通した管状スペーサによ
ってその両側を保持されていることを特徴とするもので
ある。
上記ピンの軸着部が、支軸に挿通した管状スペーサによ
ってその両側を保持されていることを特徴とするもので
ある。
【0012】この発明のピアス兼用イヤリング金具によ
れば、ピアス式あるいはクリップ式として共用できるこ
とはもちろん、ピンが装飾部の背面に隠れるので装飾性
が損なわれることもなく、ピンの首振り動作がスムーズ
でしかも所定の位置に確実に保持することが可能であ
り、また製造時の組み付けが簡単で使い勝手のよい耳飾
りを提供することができるようになった。
れば、ピアス式あるいはクリップ式として共用できるこ
とはもちろん、ピンが装飾部の背面に隠れるので装飾性
が損なわれることもなく、ピンの首振り動作がスムーズ
でしかも所定の位置に確実に保持することが可能であ
り、また製造時の組み付けが簡単で使い勝手のよい耳飾
りを提供することができるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明のピアス兼用イヤ
リング金具の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明す
る。図1はこの発明のピアス兼用イヤリング金具の1実
施例を示す側面図、図2は弾性挟着部を開いた状態の側
面図、図3はその背面図、図4はピンの軸受部の概要を
示す分解斜視図、図5(a)はその正面図、(b)はそ
の背面図、また図6(a)はその底面図、(b)はその
上面図である。
リング金具の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明す
る。図1はこの発明のピアス兼用イヤリング金具の1実
施例を示す側面図、図2は弾性挟着部を開いた状態の側
面図、図3はその背面図、図4はピンの軸受部の概要を
示す分解斜視図、図5(a)はその正面図、(b)はそ
の背面図、また図6(a)はその底面図、(b)はその
上面図である。
【0014】図1および図2において、1は耳飾り前面
に取り付けられる装飾部で、全体が金や銀、プラチナ等
の貴金属で形成され、背面には垂下した状態のピン3が
収納できるように中空部分2が形成されている。
に取り付けられる装飾部で、全体が金や銀、プラチナ等
の貴金属で形成され、背面には垂下した状態のピン3が
収納できるように中空部分2が形成されている。
【0015】装飾部1の背面下部には弾性挟着部4が開
閉自在に取付けられており、この弾性挟着部4は耳たぶ
方向への付勢力を備えるとともに、先端にピン3の案内
部5が設けてある。
閉自在に取付けられており、この弾性挟着部4は耳たぶ
方向への付勢力を備えるとともに、先端にピン3の案内
部5が設けてある。
【0016】すなわち、上記弾性挟着部4は両端の脚部
6を所定の間隔として、開く方向に付勢された材質の線
材で構成され、中間にループ状の案内部5が形成されて
いる。そして弾性挟着部4は、装飾部1に設けた下部軸
受部7に、脚部6先端をその長さ方向に対して直角に折
り曲げて軸ピン8を形成するとともに、この軸ピン8を
下部軸受部7の軸穴9にはめ込むことによって、上記装
飾部1に取り付けられている。
6を所定の間隔として、開く方向に付勢された材質の線
材で構成され、中間にループ状の案内部5が形成されて
いる。そして弾性挟着部4は、装飾部1に設けた下部軸
受部7に、脚部6先端をその長さ方向に対して直角に折
り曲げて軸ピン8を形成するとともに、この軸ピン8を
下部軸受部7の軸穴9にはめ込むことによって、上記装
飾部1に取り付けられている。
【0017】この下部軸受部7には、図3のように軸穴
9からハ字状に装飾部の方向に向かう前溝11と、軸穴
9から後方に向かう後溝12が形成されており、弾性挟
着部4はその両端を開く方向に付勢されているので、上
記いずれかの前溝11、後溝12にはまり合おうとする
力が作用するのが自然である。そして例えば、前溝11
と後溝12との間において、所定の角度を分岐点として
各溝11,12に収納される方向に力が作用し、その力
により例えば装飾部1側に付勢力が働く。このときの力
は、耳飾りを耳たぶから脱落させないためには充分であ
るが、長時間耳飾りを耳たぶへ装着してもあまり痛みを
感じない程度のものであり、非常に好都合である。後溝
12に係合しているときは、弾性挟着部4は開いた状態
のままである。
9からハ字状に装飾部の方向に向かう前溝11と、軸穴
9から後方に向かう後溝12が形成されており、弾性挟
着部4はその両端を開く方向に付勢されているので、上
記いずれかの前溝11、後溝12にはまり合おうとする
力が作用するのが自然である。そして例えば、前溝11
と後溝12との間において、所定の角度を分岐点として
各溝11,12に収納される方向に力が作用し、その力
により例えば装飾部1側に付勢力が働く。このときの力
は、耳飾りを耳たぶから脱落させないためには充分であ
るが、長時間耳飾りを耳たぶへ装着してもあまり痛みを
感じない程度のものであり、非常に好都合である。後溝
12に係合しているときは、弾性挟着部4は開いた状態
のままである。
【0018】13は耳たぶへ装着したときの痛み解消の
ためのクッション材で、弾性挟着部4の上記ループ状の
案内部5に、このクッション材13の外周に形成したリ
ング状の周溝14をはめ込んで取り付けてある。
ためのクッション材で、弾性挟着部4の上記ループ状の
案内部5に、このクッション材13の外周に形成したリ
ング状の周溝14をはめ込んで取り付けてある。
【0019】上記装飾部1の中空部分2にはピン3が収
納されている。このピン3は一端を上記中空部分2内の
上部において装飾部1にロー付け等によって取り付けた
上部軸受部21内に軸着され、他端を垂下させて首振り
自在としてある。そしてこの垂下させた位置と、装飾部
1の裏面から突き出して保持される水平位置との間で9
0度回転することができる。
納されている。このピン3は一端を上記中空部分2内の
上部において装飾部1にロー付け等によって取り付けた
上部軸受部21内に軸着され、他端を垂下させて首振り
自在としてある。そしてこの垂下させた位置と、装飾部
1の裏面から突き出して保持される水平位置との間で9
0度回転することができる。
【0020】すなわち、この上部軸受部21は、図4な
いし図6に示すようにL字状断面を備え、その両側の側
壁22には軸孔23が形成されている。そしてピン3
は、軸孔23の支軸24に回転自在に保持されている。
なお上記ピン3は、一端を平板状に加工して軸着部25
を設けるとともに、軸着部25に挿通孔26を形成さ
れ、この挿通孔26に支軸24を通して軸受部21に取
り付けている。そして上記ピン3の軸着部25は、支軸
24に挿通した管状スペーサ27によってその両側を保
持されている。この管状スペーサ27としては、樹脂パ
イプその他のプラスチック素材類、貴金属パイプその他
の金属素材類が使用できる。もちろん、ピン3の軸着部
25の位置は、ピン3のスムーズな首振りのために非常
に重要であり、一対のの管状スペーサ27の長さを相対
的に変えることにより、簡単に調整することが可能であ
る。
いし図6に示すようにL字状断面を備え、その両側の側
壁22には軸孔23が形成されている。そしてピン3
は、軸孔23の支軸24に回転自在に保持されている。
なお上記ピン3は、一端を平板状に加工して軸着部25
を設けるとともに、軸着部25に挿通孔26を形成さ
れ、この挿通孔26に支軸24を通して軸受部21に取
り付けている。そして上記ピン3の軸着部25は、支軸
24に挿通した管状スペーサ27によってその両側を保
持されている。この管状スペーサ27としては、樹脂パ
イプその他のプラスチック素材類、貴金属パイプその他
の金属素材類が使用できる。もちろん、ピン3の軸着部
25の位置は、ピン3のスムーズな首振りのために非常
に重要であり、一対のの管状スペーサ27の長さを相対
的に変えることにより、簡単に調整することが可能であ
る。
【0021】また、上部軸受部21には、そのL字状断
面に沿ってスリット状の挟着孔28を設け、かつその挟
着孔28の両端にはピン3を係止する係止部29,30
が形成されている。したがって、ピン3は挟着孔28を
通って水平に振り上げ、もしくは垂直に振り下げること
ができるとともに、挟着孔28の両端の係止部29,3
0にピン3を係止するようになっている。したがって、
装飾体1の裏面から突出したピン3を図5(a)、
(b)に示す係止部29に、また裏面に収納されたピン
3を図6(a)、(b)に示す係止部30において保持
することができるようになっている。その際、スリット
状の挟着孔28の幅をピン3の径よりもやや小さくする
ことにより(図6(a)の矢印参照)、ピン3を確実に
各係止部29,30に保持することができる。しかもピ
ン3を一定の抵抗力を受けながら挟着孔28に沿ってス
ライドさせることになるので、操作に安心感があり、な
おかつ高級感を持たせることができる。
面に沿ってスリット状の挟着孔28を設け、かつその挟
着孔28の両端にはピン3を係止する係止部29,30
が形成されている。したがって、ピン3は挟着孔28を
通って水平に振り上げ、もしくは垂直に振り下げること
ができるとともに、挟着孔28の両端の係止部29,3
0にピン3を係止するようになっている。したがって、
装飾体1の裏面から突出したピン3を図5(a)、
(b)に示す係止部29に、また裏面に収納されたピン
3を図6(a)、(b)に示す係止部30において保持
することができるようになっている。その際、スリット
状の挟着孔28の幅をピン3の径よりもやや小さくする
ことにより(図6(a)の矢印参照)、ピン3を確実に
各係止部29,30に保持することができる。しかもピ
ン3を一定の抵抗力を受けながら挟着孔28に沿ってス
ライドさせることになるので、操作に安心感があり、な
おかつ高級感を持たせることができる。
【0022】この上部軸受部21は、装飾体1等を構成
する貴金属板と同様に、プレス等の手段でプレス加工や
絞り加工等を施すことによって形成することができる。
もちろんその際、上記挟着孔28および係止部29,3
0も同時に形成することができる。
する貴金属板と同様に、プレス等の手段でプレス加工や
絞り加工等を施すことによって形成することができる。
もちろんその際、上記挟着孔28および係止部29,3
0も同時に形成することができる。
【0023】なお上述のように、上部軸受部21にピン
3を位置決めする機構をも一体的に形成することによ
り、ピアス兼用イヤリング金具の主要な構成部材が一体
化され、装飾部1への組み付けが容易であり、しかも組
み付け精度を高めて品質の良好な耳飾りを提供すること
ができる。
3を位置決めする機構をも一体的に形成することによ
り、ピアス兼用イヤリング金具の主要な構成部材が一体
化され、装飾部1への組み付けが容易であり、しかも組
み付け精度を高めて品質の良好な耳飾りを提供すること
ができる。
【0024】この発明のピアス兼用イヤリング金具は以
上のように構成されており、これをクリップ式の耳飾り
として使用する場合には、予めピン3を垂下させた状態
とし、上部軸受部21の係止部30内に保持しておく。
この状態で弾性挟着部4を装飾体1上端側に倒すと、弾
性挟着部4の脚部6は後溝12から外れて前溝11側に
はまり合おうとする力を受け、装飾体1上端側に付勢さ
れて、耳たぶを上部軸受部21との間で挟着することに
より、耳飾りは耳たぶに取り付けられる。したがって、
上部軸受部21は従来の耳当て板の機能をも備えてい
る。
上のように構成されており、これをクリップ式の耳飾り
として使用する場合には、予めピン3を垂下させた状態
とし、上部軸受部21の係止部30内に保持しておく。
この状態で弾性挟着部4を装飾体1上端側に倒すと、弾
性挟着部4の脚部6は後溝12から外れて前溝11側に
はまり合おうとする力を受け、装飾体1上端側に付勢さ
れて、耳たぶを上部軸受部21との間で挟着することに
より、耳飾りは耳たぶに取り付けられる。したがって、
上部軸受部21は従来の耳当て板の機能をも備えてい
る。
【0025】次にピアス式の耳飾りとして使用する場合
には、ピン3を上部軸受部21の係止部30から挟着孔
28を通って水平に振り上げ、係止部29にはめ込む。
その水平に持ち上げた状態で、ピン3を耳たぶの孔には
め込んだ上、上述のように弾性挟着部4を装飾体1上端
側に倒すと、耳たぶの孔から突き出たピン3の先端に、
弾性挟着部4の案内部5がはめ込まれて抜け止めされ
る。このとき、弾性挟着部4が装飾体1上端側に付勢す
る力を受けるのは上記と同様である。いずれにしても外
す際はこれと逆の操作を行なえばよい。
には、ピン3を上部軸受部21の係止部30から挟着孔
28を通って水平に振り上げ、係止部29にはめ込む。
その水平に持ち上げた状態で、ピン3を耳たぶの孔には
め込んだ上、上述のように弾性挟着部4を装飾体1上端
側に倒すと、耳たぶの孔から突き出たピン3の先端に、
弾性挟着部4の案内部5がはめ込まれて抜け止めされ
る。このとき、弾性挟着部4が装飾体1上端側に付勢す
る力を受けるのは上記と同様である。いずれにしても外
す際はこれと逆の操作を行なえばよい。
【0026】
【発明の効果】この発明のピアス兼用イヤリング金具に
よれば、ピアス式あるいはクリップ式として共用できる
ことはもちろん、ピンが装飾部の背面に隠れるので装飾
性が損なわれることもなく、ピンの首振り動作がスムー
ズでしかも所定の位置に確実に保持することが可能であ
り、また製造時の組み付けが簡単で使い勝手のよい耳飾
りを提供することができるようになった。
よれば、ピアス式あるいはクリップ式として共用できる
ことはもちろん、ピンが装飾部の背面に隠れるので装飾
性が損なわれることもなく、ピンの首振り動作がスムー
ズでしかも所定の位置に確実に保持することが可能であ
り、また製造時の組み付けが簡単で使い勝手のよい耳飾
りを提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のピアス兼用イヤリング金具の1実施
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図2】弾性挟着部を開いた状態の側面図である。
【図3】その背面図である。
【図4】ピンの軸受部の概要を示す分解斜視図である。
【図5】(a)はその正面図、(b)はその背面図であ
る。
る。
【図6】(a)はその底面図、(b)はその上面図であ
る。
る。
1 装飾部 2 中空部分 3 ピン 4 弾性挟着部 5 案内部 6 脚部 7 下部軸受部 8 軸ピン 9 軸穴 11 前溝 12 後溝 13 クッション材 14 周溝 21 上部軸受部 22 側壁 23 軸孔 24 支軸 25 軸着部 26 挿通孔 27 管状スペーサ 28 挟着孔 29,30 係止部
Claims (3)
- 【請求項1】 耳たぶ前面に取付けられる装飾部と、装
飾部の背面下部に開閉自在に取付けられ、耳たぶ方向へ
の付勢力を備えるとともに先端に下記ピンの案内部を設
けた弾性挟着部と、上記装飾部の背面に軸受部を介して
軸着され、かつ起伏自在としたピンとを有し、上記軸受
部の前面から下面にピンを所定の抵抗力を持って首振り
可能とした挟着孔を設け、かつ挟着孔の両端に係止部を
形成したことを特徴とするピアス兼用イヤリング金具。 - 【請求項2】 ピンが、一端を平板状に加工して軸着部
を設けるとともに、軸着部に挿通孔を形成され、この挿
通孔に支軸を通して軸受部に取り付けてある請求項1に
記載のピアス兼用イヤリング金具。 - 【請求項3】 ピンの軸着部が、支軸に挿通した管状ス
ペーサによってその両側を保持されている請求項2に記
載のピアス兼用イヤリング金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11236108A JP2001057905A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | ピアス兼用イヤリング金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11236108A JP2001057905A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | ピアス兼用イヤリング金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001057905A true JP2001057905A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16995864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11236108A Pending JP2001057905A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | ピアス兼用イヤリング金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001057905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002125725A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-08 | Puroje Kk | ピアス |
-
1999
- 1999-08-23 JP JP11236108A patent/JP2001057905A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002125725A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-08 | Puroje Kk | ピアス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060822 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081022 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090812 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091106 |